体力の限界を感じる。フル・タイムで働きながら平日、土日を問わず多くの現場に駆り出される日々。この数週間、朝寝坊をすることが多い。日中も居眠りをしてしまう。ギリギリの状態。原因はいくつかあるだろうけど、LiVSがそのひとつなのは疑う余地がない。やばいでしょ。なんでこんなに行ってるの。めいめいやBLUEGOATSを緩く観ながらアイドル・オタクから引退しようと思っていた。順調なはずだった。ミニ・マルコchanにすべてを狂わされた。まさかここにきて人生最大の強度でオタクをすることになるとは思わなかった。かつては働いていたリミッターが外れている。リミッターのひとつがこのブログだった。たくさん行き過ぎるとブログの執筆が追い付かない。現場に行く頻度と回数はブログ書ける程度に抑える。そうしていた。今ではLiVSのチケットが発売されると条件反射的に買うようになった。今月は計12公演に行く予定。6月16日(月)のトーク・ショウを除きすべてのLiVS現場に行くことになる。これだけ行って毎回数千文字のブログを書けるわけがないのだが、自分でも信じられないことに今のところ書けている。見てみろよ、今月のブログ記事数を。文字数を。他にこんなことをやっている奴がいるか? Twitterに書くのとは違うんだぜ。書くことは私の天職だと確信している。それで今の社会でお金を稼げるかどうかは別として、他のどんな行為よりも愛している。そして向いている。
『疲労と回復の科学』(渡辺恭良・水野敬)によると子供、孫、恋人、配偶者といった愛する人と過ごすことには大きな疲労回復効果がある。そこが私を含む多くのアイドル・オタクの人生における大きな欠落であり、それを埋めるためにアイドル現場に行っている。代替行為。ちなみに、識者に伺ったところによるとLiVSの支持層は離婚経験者や離婚寸前者が多いのだという。生涯未婚者(50歳までに結婚経験がない人)がボリュウム・ゾーンを占めるであろうHello! Project支持層との違いは興味深い。私はマルコchanの笑顔を見ると疲れが吹き飛ぶ。目が合うと生きていてよかったと思う。熱く盛り上がるLiVSのフロア。生きている意味はこれだと感じられる。疲れを癒してくれる一方で、ここまで現場を詰め込んでいると疲労の原因にもなる。LiVSで疲れて、LiVSに癒される。マッチ・ポンプ。
この約三ヶ月ほど、私が生きていて会っている回数が一番多い人間がミニ・マルコchanである。会社の同僚含め、私がミニ・マルコchan以上に会っている人物はいない。常軌を逸しているが、本当に幸せなこと。こんなにたくさん会える機会を作ってくれてありがたい。(ここでいう会うの定義とは一対一で対面して言葉を交わすことである。)
新大久保ラト・バレ。エニタイム・セット(チキン)JPY750。生ビール・セットJPY500。以前は生ビール・セットのおつまみがエニタイム・セットの中身と重複していてイケてなかったのだが、最近は違うものを出してくれるようになった。
脳内限界 脳内限界 脳内限界
ほんっと キャパいわ
脳内限界 脳内限界 脳内限界
ほんっと キャパいわ
(#KTCHAN、『きゃp@い』)
蓄積した疲労。多すぎる現場。ままならない細かいスケジュールの把握。18時開場だと思い込んで急いで会場に向かったら18時半開場だった。ファミリー・マートでモカ・ブレンド(S)を飲む。『きゃp@い』を聴く。キャパいときにたくさん聴いてね、と前に #KTCHAN に言われた。まさに今、キャパいです。 #KTCHAN 、助けて。
新宿Red Cloth。忘れてモーテルズという三人組紳士のロック・バンドとのツー・マン(和製英語)。整理番号3番。とりあえず最前を確保。隣の目撃者(LiVS支持者)に今日ってどっちが先なんですかねと聞く。LiVSです。曰く、この時点でステージにバンド・セットが用意されていないからLiVSが先だと分かるのだという。流石。今日は目撃者の数が少なかった。15人くらい? 人が少ないとき特有の盛り上がり方というのがあって、それが今日だった。抜群に楽しかった。半袖teeなのに汗が垂れてきた。人が少なければ少ないほど、その場にいる個人にノリが依存する。いつもとちょっと違う部分もあった。たとえば通常であればミックスが発生する場所でしなかったり。それはそれで私には心地良かった。別にミックスはなくてもいい(あってもいい)と思っているし、その場で生まれるノリが大切なので。
忘れてモーテルズの支持者は女性率が高かった。LiVSの出番でニコニコしながら音に乗ってくれる方がいたり、前方中央に来て「めっちゃ可愛い~」「この曲いい(“He Meets”だった)」なぞと話し合いながら楽しんでくれる方もいた。皆さん友好的な雰囲気で、アイドルという異文化を毛嫌いせず楽しんでくれていた。多くの方々が新規無料写メにも興味を示し、LiVSメンバーと撮ってくれていた。一方、われわれ目撃者も忘れてモーテルズの時間を休憩時間にせず、存分に楽しんでいた。LiVSとその支持者、忘れてモーテルズとその支持者。お互いがお互いを尊重し、対バンとはいえ一緒にいいヴァイブスを生み出していた。下手なアイドル対バンよりもケミストリーがあったように思う。個人的にも消化試合の時間がなく、最初から最後まで楽しむことが出来た。この素晴らしい雰囲気は、ドラムとヴォーカルを兼任していた紳士(283さん)によるところが大きい。彼は折に触れてLiVSのメンバーの名前を読み上げてフック・アップしてくれていた。LiVSのメンバーさん(スズカス・テラさん以外)はフロア左端でずっと忘れてモーテルズさんのショウを観ていた。ロック・バンドのフロアって激しいんじゃないかと私はやや構えていたが、実際にはモッシュなど一切なく、平和で安全だった。