2025年7月11日金曜日

Bearing!! (2025-07-04)

今日の会場は池袋。harevutai。家から徒歩15分。すぐ近くの福しんはたまに利用する。一時期、週に3-4回は来ていた。今なら冷やしつけ麺JPY600がおすすめ。期間限定メニュウ。並盛で麺が1.5玉ある。ゴマダレとピリ辛ゴマダレがあるが後者は薬品ぽい変な味がする。ゴマダレを頼んでラー油を入れるのが正解。定番だと味噌野菜タンメンと豚キムチ定食が良い。この辺は毎日のようにうろうろしている。harevutaiには入ったことがなかった。隣の東京ブリリア・ホールはめいめいが出演するミュージカルで何度か入ったことがある。『ヘアスプレー』とかね。

対バン。LiVSは6組中の4組目。いつから入るかちょっと迷った。18時開場。一組目が18時30分から。LiVSの出番が19時35分から。各組の持ち時間が25分。6組目が終わるのが20時50分。特典会が21時から。最初から入ると3時間くらい拘束されることになる。ちょっとだるい。タイム・テーブルを見てパッと目についたのがFinally(Aoiチャンがいることでお馴染み)。LiVSのひとつ前。先日のツー・マン(和製英語)で観て好印象。だから遅くともFinallyに間に合う時間には入りたかった。そしてもう一組気になるのがyumegiwa last girl。一組目。E氏が毎月オキニのメンバーさんから手紙が届くJPY10,000/月のサーヴィスを利用するほど熱心に追っていた集団。(それをE氏から聞いたとき私は軽く引いたが、もし今LiVSが同様のサーヴィスを開始したら私は秒で申し込むであろう。)実はある時期からE氏はTwitterの更新が途絶え、消息が不明である。DMを送っても返事が来ない。どうされてしまったんだろう。お元気だといいのだが…。これを書いている時点ではなんとyumegiwa last girlとLiVSのツー・マン公演が決定している。もしE氏がご存命だったらこんなに熱い展開はなかったのだが…。

結局、E氏の幻影を追って最初から観ることにした。サンシャインのわくわく広場で半額の玄米むすびを二つ買いその辺で食い、ファミリー・マートでモカ・ブレンド(S)を買って飲んでいたらギリギリになった。18時半ちょうどくらいに入場。受付で入場処理とドリンク代の支払いを済ませたすぐ先でFinallyがチラシを配っている。そしてその奥にLiVSがいる。おうお前来たか~という感じで歓待してくれるメンバーさんたち。右奥にいるミニ・マルコchanが、ニコッとしながら目を細め、チラシを手渡ししてくれる。8月18日(月)のLIQUIDROOM公演の宣伝。(既に超最高チケットJPY31,500を購入済みなので私にチラシを配っても販促効果はゼロなのだが。)なんだか妙に嬉しかった。心がときめいた。ときめきメモリアル。LiVSがいつからいつまでチラシを配っていたかは知らないが、間に合う時間に入場できてよかった。JPY2,000の元は取ったようなもの。そう、チケットがJPY2,000だった。お手頃。前方エリアがJPY4,000。後方エリアがJPY2,000。たまにはがっつかず、まったり観たいなと。そこまでモチベはなかったし。それに同じ金額を出すならチケット代でJPY2,000(前方チケットとの差額)を浮かせてチェキ券を一枚買い足した方がええんとちゃいますかという自分の中のリトル接触厨のささやきを無視できなかった。

今日の出演集団はそれぞれがコンセプト、個性、クオリティを一定以上の水準で兼ね備えていた。先日シャングリラで観たカス対バンとは訳が違う。あっという間に過ぎていくそれぞれの25分。LiVSとFinally以外は初見だったが、それぞれの集団に好感を持った。インディー・アイドルの醍醐味を味わえる面白いショー・ケースだった。もっとも(ちゃんと聴けば印象が変わる可能性があるとはいえ)LiVS以外で音楽的に刺さる集団はひとつもなかった。その点においてLiVSは特別であると再認識させられた。こうやって、他の集団と同列に並べて観ることで普段観ている集団の特性や良さが分かるのは対バンの良さである。自分の場合はフロアがどうとか現場がどうという以前にまず音源だけで曲を聴いていいと思えないとはまるのは難しい。ちなみにyumegiwa last girlのフロアにE氏のお姿は確認できなかった。

横に広く、段差があって、非常に観やすい会場だった。私は段差のある柵のすぐ後ろですべての集団を観ることが出来た。中途半端に前に行くより満足度は高かったと思う。ステージと高さが近く、出演者と目が合いやすかった。Finallyで一番カワイイAoiチャンがタオルを私に向けて投げてくれて好きになった。(それを後でLiVS支持者の某紳士に話したところ、そうなっちゃいますよね、我々が普段女性から優しくされることなんてないですからねと言われ、そうですねと答えながら私の心が傷付いた。)最初は別のメンバーさんが明らかに私めがけて投げてくれたのだが、なぜか隣の陰キャが手を出して横取りしようとしてきて、しかもそいつがキャッチし損ねてタオルを床に落としていた。それを見たAoiチャンがわざわざ私のために投げ直してくれた。やはりFinallyではAoiチャンを目で追ってしまう。全体を通してフロアの一体感という点ではFinallyが一番だったと思う。お祭り的な楽しさを作るのがうまい。ただ彼らの行動様式においてサークル(オタクたちの集団が輪になって回るやつ)は私とは相容れない。サークルが盛んに起きるという一点だけでも私がFinallyの現場に熱心に足を運ぶようにはならない理由として十分である。

最初から最後までほぼ同じ位置で観たことで、LiVSを他の集団と比較しながら客観的に観ることが出来た。いくつか感じることがあった。まずステージに登場してからしばらくのあいだは緊張している感じが伝わってきた。本領を発揮できていない感じ。普段よりも規模が大きめの会場(収容人数が500人)、自分たちを知らない人が多い環境。そういったものにまだ不慣れなのが出ているように感じた。それでも徐々にペースを掴んで、最終的にはフロア全体を自分たちの音楽で巻き込んでいた。最後の曲だったかな、“ONE”ではLiVS支持者以外もみんなが両手を上げては下げる動きをやっていた。これはLiVS支持者の贔屓目も入っているかもしれないが、曲の魅力、そしてそれを表現するメンバーさんたちの技量において、今日の出演陣の中でLiVSは一番だったのではないか。あと、正直な印象として、パッと見の印象が地味。原因は、衣装。これはアイドルに限らず人が何かを初めて見るときって最初の数秒で印象をだいぶ決めてしまうと思う。今の衣装では掴みが弱い。パッと見で目を引く要素があまりない。もちろん私は今の衣装を嫌いではない。定期公演とかならこれで全然いいと思う。ただ、もしこういった対バンにLiVSが出演する大きな目的が初見の客を自分たちのファンにすること、短期的には8月18日(月)のLIQUIDROOMの集客だとすると、衣装でもっとインパクトを与える必要があるように感じた。普段着的な衣装とアウェイで気合を入れるときの衣装の二種類があってもいいのではないだろうか。