『火曜日つらい』という曲がかつてYouTubeに公開されていた。火曜日になると思い出したように聴いていた時期がある。自分のトゥイートを遡ると2017年6月28日(水)から2019年8月6日(火)の間に聴いていた痕跡がある。なので少なくともそのときには聴ける状態だった。今では動画が再生できなくなっている(private設定になっている)。MC松島さんがdoggydoggさんとタッグを組みマーゴス名義でドロップしていた曲のひとつ。私はある時期からちょっと違うなと感じるようになってMC松島さんからは離れている。それでも好きだった時期の曲の価値は変わらない。ふと聴きたくなったときに聴けないのは残念。5年後、10年後にふと思い出して再訪できるのがインターネットに置いてある創作物の素晴らしさ…というのは幻想で、実際にはこうやって作者が消す(観られないようにする)こともあれば、ブログであればサーヴィスごと終了して消えることもある。
出社日。17時過ぎに退勤。下北沢。The Pizza。ペパロニJPY660。アンチョビ&ブラック・オリーヴJPY680。ジン・トニックJPY650。私はアブラや脂肪分の多い食べ物は基本的に避けるようにしているがたまにこの店で食べるピッツァは例外。これだけおいしけりゃ許す。たまには、ね。バカ舌を自任する地元民のD氏が教えてくださった飲食店で唯一リアル。一時期に比べて最近は来る機会が減っていた下北沢。どうやらこの店も最後に来たのが6月28日(土)。LiVSは主催公演を下北沢(主にMOSAiC)でやることが多いのだが、最近は今日のように対バンの出演が増え、主催公演が減っている。(と言いつつ今日は下北沢なのだが。)あとツアーで地方都市に行っていたから、下北沢での公演は自ずと減っていた。実際のところ主催公演だけを同じように続けていても活動規模が拡大していく未来は描きづらい。8月18日(月)にLIQUIDROOMを埋めるという具体的な目標がある以上、対バンを通じて既存のファン以外にも露出していき(肌を見せるという意味ではなく、目に触れるという意味)少しでも新規ファンを増やそうとするのは必要な努力だろう。
動員能力において今日の対バン相手、yumegiwa last girlはLiVSより格上と見受けられる。yumegiwa last girlに限らず、これまで対バンで観てきたすべての集団と比較してもメンバーと楽曲のクオリティ、フロアの熱さにおいてLiVSが引けを取ることはまったくない。私はそう自負している。しかしフロアに何人来ているかは主観の入り込む余地がない。事実として認めざるを得ない。実際にこうやって対バンしたことでyumegiwa last girlの支持者の何人がLIQUIDROOMに来てくれるかは分からない。目先の目標に対する直接的な効果は本当に限られているかもしれない。それでも手は打っていかないと発展していくための出発点に立つことも出来ない。
yumegiwa last girlと言えば、E氏がご愛好されていた集団。前にも書いたようにファンクラブでは月額JPY10,000のコースに加入し、オキニの伶菜から手紙を受け取っていた。もしかすると今日、フロアで氏と再会できるのではないか…胸に1%くらいの希望を抱いていたが、叶わなかった。詳しい事情は存じ上げないが2024年11月3日(日)を最後に氏のトゥイートは途絶え、連絡もつかなくなった。私が氏と最後にお会いしたのが2024年5月4日(土)。その日、私はBLUEGOATSの24時間ライブを部分的に観てからE氏と合流し、新大久保のテジョンデでお食事をご一緒していた。その頃の私はまだLiVSと出会っていなかった。ツー・マン(和製英語)の対バンでそれぞれの集団の支持者としてE氏と邂逅するという激アツな展開は実現しなかった。そこにyumegiwa last girlはいるけど、E氏はいない。伶菜はいるけど、E氏はいない。それが寂しい。E氏の幻影を追って新規無料チェキを伶菜と撮ろうかと思ったけど、実際にこの集団のパフォーマンスを観て一番惹かれたのがリサchanだったので性的衝動に素直に従いリサchanと撮った。少しE氏の話をした。私にとってyumegiwa last girlを観るのは二回目だった。前は池袋harevutaiの対バンだったけどあのときは出演者が多かった。今回はツー・マン(和製英語)だったので前回よりも時間が長く、じっくりと観て聴くことが出来た。ユニゾンが耳に心地よく、いくつか面白い音が入った曲もあった。翌日、アルバムやEPをちゃんと聴いてみた。E氏が認めるだけあってクオリティが高い。私が気に入った曲は『プライバシーポリシー』、『あまやどり』、『愛の衛星』。
無銭と銘打っているようにチケット代は無料。なのだが、前方エリアのチケットはJPY2,000で売り出されていた。当然、ガチ勢としてJPY2,000のチケットを購入していた。S13番。単純に番号通りに行けば二列目だったが、yumegiwa last girlの支持者たちがLiVSのターン(先行)では下がってくれたため、最前に行けた。前方エリアには目撃者が2列分もいなかったと思う。前方エリアと一般エリアは柵で仕切られていた。そもそもの人数の少なさに加え、この柵の存在によって、後方から最前中央付近に人がどんどんなだれ込んでくるというLiVSのフロアならではの現象は起きなかった。柵の前にいた少数の紳士たちの間で、空間に余裕のある中、ケチャを回し合っていた。JPY2,000を出す価値が十分にある快適さだった。もちろん快適であっても、柵で仕切られ前方に人が少ない状態であっても、我々のインテンシティの高さは普段と何も変わらず。火曜日の下北沢に無銭でも入れるライブにわざわざJPY2,000を払って入場し前方で絶叫する、怖すぎるオジサンたち。フロアの最前にいると(振り返ってジロジロ見ない限り)後ろがどうなっているのかが分からない。全体の雰囲気に合わせるということが出来ない。高みの見物が出来ない。常に後ろから見られているという意識が生まれる。他人のせいに出来ない。もしLiVSのフロアが誰かにネガティヴな印象を与えたとしたらその責任は第一に我々に帰することになる。メンバーが自分(を含めたフロア)を見て、自分もメンバーを見て、自分の背中を後ろの人たちに見られる。対バンだとさらに相手の演者+支持者というもうひとつの視線に晒されることになる。
『RとC』のフックで前後に動くのと『業TO HEAVEN』で左右に動くのは分かりやすくLiVSのフロアの躍動感、ダイナミズムを第三者にも見せることが出来る。対バン映えすると改めて感じた。『RとC』と言えばイントロでメンバーさんがハイタッチしに行くよ~と言っていたのだが、ふたを開けると最前の面々だけとハイタッチしていた。もしやるならステージから下りて一般エリアまで行った方がよかった気がする。前の曲が終わったときの拍手の流れで“Reverse”の手拍子に繋げていくシームレスさが心地よい。『業TO HEAVEN』と“Reverse”は初披露から3-4ヶ月が経過し、だいぶ仕上がってきた。定番曲になりつつある。
ユニちゃんが体調不良により欠場。これを書いている今はもう氏がLiVSを退団しているのだが、このときはそりゃこのハードな日程じゃ体調も崩すわ…LiVSのライブは毎回全力だし。消耗するよね。無理せずに休んで元気に戻ってきてほしいナ…と額面通りに受け止めていた。彼女の脱退が発表されたのが8月8日(木)。何があったのかこちらには分かる術もないが、この時点でユニちゃんが辞めることは決まっていたのだろう。何も知らない私は、急な歌割変更も難しいだろうし、ユニちゃんのパートは音源が流れる可能性もあるのカナ? なんて呑気に考えていた。実際にはそんなことはなく各メンバーさんがちゃんと歌ってユニちゃんのパートを埋めていた。ユニちゃんの前後のラインを歌っているメンバーさんがそのままユニちゃんの担当箇所も歌うことが多かった気がする。ケチャに行って引き返したらまだオキニが歌い続けている(元々ユニちゃんのライン)という場面が何度もあった。まさかLiVSのユニちゃんを観るのが三日前の武蔵野音楽祭で最後だったなんて、このときの私は想像もしていなかった。