『にかいめのキラミナ』。主催の単独公演として二回目という意味だが、私にとっては文字通り二回目のキラミナである。前回が1月21日(水)に行われた『はじめてのキラミナ』。そのときと同じ紳士から招待券をいただき、下北沢シャングリラに足を運んだ。前に観たときは好印象を受けていたKIRA:MINAだが、今回はしっくり来なかった。あまり心に響かなかった。会場の規模は関係していたかもしれない。Google検索によると前の高円寺HIGHは収容人数が250-300人。今回の下北沢シャングリラが500-600人。キレイに倍。この5ヶ月半で会場の大きさを倍にするだけの積み上げがKIRA:MINAにあったのかというと、あるようには思えなかった。むしろフロアを含め全体としての熱量や勢いは落ちているように感じられた。二回だけ観て適当なことを抜かすなと言われればそれまでだし、チケットを無償で譲っていただいておきながらこんなことを言うのは失礼ではあるのだが。下北沢シャングリラをロックするほどの実力は、現時点のKIRA:MINAにはないように見えた。メンバーの5人中3人が2週間後に抜けるらしい。脱退するうちの一人であるShimizさんが新曲の歌い出しを担っていた。それでいいのか?
曲もストリーミングに公開していない集団が大きな箱でやろうとするのは無謀。順序がおかしい。普段は下北沢MOSAiCで対バンをやっている活動規模。外部の対バンに出向くファンは毎回数名だと聞く。そこに来ている特定少数の人たちしか曲を知らないわけだ。知る手段、聴く手段、好きになる手段を自ら閉ざしている。現場でしか曲を聴けない稀少性によってカルト的な支持を獲得し人気を得ていくなんていう魔法のようなことは起きない。チェキの価格がJPY2,000というのも足元が見えていない。この活動規模と人気でJPY2,000というのは特定少数の既存客から搾り取るための価格設定。LiVSと同じ。自分たちの位置を客観的に見えていない。このレベルのこの感じの集団がこの箱でこういう売り方をしてこれくらいの埋まり方なんだなというひとつの指標としては参考になった。フロア前方では少数のコアな紳士たちがめちゃくちゃ頑張って盛り上げようとしている。演者側が主導権を握れていないのを必死で補うかのように。(W杯開催期間中にW杯ミックスを耳にするという人生初の経験をした。)まあ、LiVSのフロアも対バンではこう見えていることが多いのかもしれないな、と思った。実のところ、冷静な第三者が醒めた目で見れば、KIRA:MINAもLiVSも色んな意味で大差はないのかもしれない。
目撃者の知りいが多数いた。同窓会のようで楽しかった。6月27日(土)の新体制お披露目公演を自分が楽しめなかったことを他の人に話したら少し楽になった。今は現場に来ていない古参の紳士に今のLiVSに対するモヤモヤをぶつけたら以前にあったことを色々教えてくれた。苦しいので、こうやって話せて良かった。神様がこの紳士を私に会わせるために送り込んでくれたのかという感覚になった。