BLUEGOATSの楽曲とフロアの熱さをよく知っているだけに、自分の気持ちの置きどころに難しさを感じていた。この集団を観に行く(いや「あなたと私でBLUEGOATS」なので正確にはBLUEGOATSになりに行く)のが二ヶ月ぶり。私にとっては、ただ二ヶ月の間隔が空いたという以上の意味がある期間だった。この間に物事が大きく変わった。こうなるはずではなかった。1月11日(土)の対バン。1月19日(日)のワン・マン(和製英語)。2月22日(土)のリリース・パーティ。いずれもチケットを購入済みだった。それぞれ体調不良、海外出張、LiVSとの日程重複により参加を見送った。体調不良と出張は仕方ないとして、2月22日(土)にBLUEGOATSを観に行く上での障壁は何もないはずだった。LiVSの公演よりも先にチケットを買っていたので、当然BLUEGOATSを優先するはずだった。しかしその頃にはもう明白に私の中でLiVSの序列がBLUEGOATSより上になっていた。2024年11月30日(土)にBLUEGOATS目当てで行った対バンでLiVSに出会って以来、本当にBLUEGOATSをほとんど聴かなくなってしまった。この数ヶ月はLiVSそして #KTCHAN ばっかり聴いている。Apple Musicと違って私が利用するSpotifyは年末になるまでどのアーティストを何分聴いているというデータが出ないカス仕様なのだが、あの日以来の私が最も長く聴いているアーティストはLiVS、その次が #KTCHAN なのだけは間違いない。BLUEGOATSはこの三ヶ月でせいぜい1-2時間しか聴いていないんじゃないかな? それくらい極端に、自分の中の勢力地図が塗り替わった。最後にBLUEGOATSを観た2024年12月29日(日)から今日に至るまで、私はLiVSを8回(9公演)観ている。この間の定期公演では常連中の常連のような某紳士からほぼ毎回いますよねと言われるまでになった。その間にBLUEGOATSは8曲もの新曲をドロップした。私はそれらをまともにチェックしていない。一、二回だけ聴いて放置してある。なんというかもう耳がLiVSと #KTCHAN じゃないと受け付けなくなっている。アクセルを踏み込んだBLUEGOATSに取り残されつつある。かといってそんなに追いつきたいとも思わない。BLUEGOATS支持者としての身の振り方をどうするのかという問いが頭にちらつき始めている。完全に撤退することはないにせよ、優先すべきがLiVSなのははっきりしている。BLUEGOATSの何かが気に入らなくなったというわけではない。2024年12月29日(日)のコンサートは2024年で一番熱い現場だった。あの日から今日までの間に私の中でとにかくLiVSが急上昇し、ハマり込み、いくつかの偶然が重なってBLUEGOATSに行く機会も潰れた。LiVSの現場に居心地の良さも感じている。それで今日に至る。
コンサートが18時半から。後から同日に別のイヴェントが追加された。14時から。ほんま・かいなさんがファンから集めたお金を競馬に賭ける様子を見守る会。予算は三本立てで、一つ目がほんま・かいなさんのツイートのRT数に応じた金額(1RT毎にJPY100を会社がかいなさんに貸す)。二つ目がYouTubeでの配信で視聴者が送ったスーパー・チャットの金額からYouTube社のマージンを引いた金額。三つめが、会社からの追加融資JPY50,000。それらの合計約280,000が軍資金。行こうと思えば行けたが、こちらを現地で観るのは遠慮しておいた。私はどうしても競馬を含むギャンブルに興味が持てない。BLUEGOATSのギャンブル動画は好きだ。YouTubeで観る分には楽しめる。だが彼女たちが目の前でギャンブルしているイヴェントに行って自分が楽しいかというと、ちょっと違う気がする。あれは自分もやる側にならないと入れ込むことが難しいと思う。私の誠実で実直な性格が災いし、どうしてもギャンブルにハマることが出来ない。越えられない壁がある。(後日、配信アーカイヴを覗かせてもらう。)ギャンブルに関してみんな(BLUEGOATS及びその支持者たち)が熱狂しているノリに、私はちょっと乗り切れない。一歩引いて、醒めて見ている部分がある。ただ、フロアのノリに関しては大好きである。左右とも知らない紳士たちと笑顔で目配せをして、肩を組んで左右に揺れたり、公演を通してメンバーさんたちと一緒に歌ったり、拳を突き上げたり、フロア前方に圧縮して行ったり。二ヶ月ぶりにこれを体験して、やっぱり最高だなって思った。新曲のチェックをサボっていた分、ややついていけなかった部分もあるにはあったが、これまでの経験で大方は乗り切れた。十分に楽しめた。『君の唄で生きていたい』での感情の高ぶりよ。“IWGP”の一体感よ。新曲の中では『DAYS』が印象に残った。最近の路線とは違う感じ。いいグルーヴ。欲を言えば『戦う日々』も歌いたかったが、今日のセット・リストにはなかった。BLUEGOATSはカッコいい部分もカッコ悪い部分もすべてをさらけ出している。取り繕わない。本気で音楽と向き合い、本気でフロアの私たちと向き合っている。だから私たちの胸に響く。魂がこもっているよ。この音楽には。このフロアには。泣く二歩手前まではいった。BLUEGOATSは特別な集団だ。BLUEGOATSのフロアは特別な空間だ。胸を張っておすすめできる。是非、一度は来てみるべき。今のうちに来い。物凄いスピードで前に進んでいるよ、奴らは。数ヶ月もすると今とは変わっているかもしれない。ファンを増やし、動員を増やし、曲も増やし、という拡大、発展路線という点では明らかにLiVSの一歩、二歩先を行っている。私としてはまたLiVSとBLUEGOATSの対バンを観たい(その日が来たら私はLiVSの公式teeで、目撃者として参加するであろう)。だが、もはや今のBLUEGOATSにはLiVSと対バンする利点がないかもしれない。三川さんの高笑いが聞こえてくる。あいつらじゃ勝負になんねえよって思ってそう。(もし見当はずれだったらごめんなさい。私の勝手な想像です。)特典会。青チェキ(JPY2,500)を二枚。BLUEGOATSでは一枚しか買わないことが多いんだけど、久しぶりだし、次にBLUEGOATSを観に来る予定は今のところ5月2日(日)までないし。チャンチーさんとチェキと写メの両方を撮ることにした(青チェキ一枚で、チェキ一枚か写メ三枚を選べる)。久しぶりにチャンチーさんと対面してお話が出来て嬉しかった。写メの一枚でギャルピを指定すると、え、ギャルピ? と笑っていた。チェキでチャンチーさんのポーズを真似ながら、これ何? と聞いたら、撮影後に、お金だよ! みんなこれ何って聞いてくるんだけど。私がお金ポーズを理解できなかったのを不思議がる。服を褒めてくれる。古着にさらにダメージを施してある旨を説明する。いつもお洒落だねと言ってくれる。髪、明るいの似合うね。え、ウチ? 嬉しい。でも明るいの見るの初めてじゃないよね。初めてではないかな。単純に見るのが久しぶりだからかもしれない。そうだよ。/眼鏡もいいね(チャンチーさんは今日の特典会で黒ぶちのメガネをお召しになっている)というと、花粉症で顔がパンパンだからとのこと。ブルーベリーを薦める。えー? それは初耳学。色々試したんだけど効かなくて、でもブルーベリーだけは本当に聞いた。完全に? いや、100%じゃないんだけど、80-90%は。薬と違って副作用ないし。たしかに! 試してみる。目にもいいしね。的な反応。