2025年11月1日土曜日

緊急開催!! LiVS FREE LiVE SHOW (2025-09-13)

大成功に終わった(と私は確信している)8月18日(月)のLIQUIDROOMぶりとなる単独公演。これまでLiVSはほぼすべての公演チケットをLivePocketで販売してきたが今回は唐突にTicket Dive。慣れない操作方法。発売から1分以内に申し込みは済ませたものの、最初になんか電話番号の認証か何かをさせられ、それで失った20秒くらいが命取りだったのか、整理番号は35番。叩いたとは言えないような番号になった。久々の単独公演を待ちわびていた勢力と、無料だからとりあえずチケットを抑えておこう(行かなかったとしてペナルティがあるわけでもないし)という勢力による相乗効果だと思うけど、通常の単独公演に比べて明らかに申し込みの勢いは強かった。この公演の開催が発表されたのが9月6日(土)で、チケット発売が23時。当日まで一週間を切っている。だから緊急開催ということなのだろうが、この日に何かをやること自体は前から公式サイトのカレンダーに表記されていた。LiVSに限った話ではなく、エンタメ界隈における緊急という言葉の使い方には首を傾げることが多い。単に段取りが悪くて発表が遅くなっただけでも緊急と言えば格好がつくような感じになっている。本来なら急なお知らせになってしまい申し訳ありませんと謝るような話でも緊急!と言っておけば何かの外的要因でそうなってしまったような雰囲気になる。私の言語感覚では緊急という言葉には何か不測の事態が発生して急な対応を迫られている、その対応をしなければ大きな問題が起きる、といったコノテーションがある。ただ一般的に仕事において緊急という言葉で誰かのミスを誤魔化すのはよくあることである。割を食うのはいつでも後工程。

結果として、いい番号をゲトれなかったのはむしろ好都合だった。仮に最前に行けたとしてその喜びを受け止められるキャパシティが自分になかった。不思議なくらい気分が乗らなかった。35番とは言っても実際には空き番号(チケットを取るだけ取って来ない)が多く、ガッつけば前の方には行けた。でも今日に関してはその気になれず、むしろ自分から後方の端っこを選んだ。今日は後方彼氏面をしよう、ケチャもやめておこうと決めた(結局、我慢が出来ず何度かケチャはすることになった)。朝からずっと安らかすぎるくらいに安らかな気分が続いている。理由を考えると、現場で発散するべきストレスや鬱憤が身体から抜けきっているからな気がする。昨日は朝にジョグ30分、夕方に筋トレ(パーソナル・トレーニング)45分。筋トレ直後はテストステロンが増えて人を殴りたい気分だったが、一晩寝ると一転して禅(ZEN)の精神状態となった。まったくイライラしない。攻撃性がゼロ。それだけならいいがこうやって熱くなるべきLiVSの現場でもほとんど感情が高ぶらない。瞑想でキマッたような状態。煩悩を捨て、悟りを開いたような状態。前もそうだった。8月30日(土)の対バン。あの前日にも同様にジョギングと筋トレをやっていた。(後日このことをトレーナーに話したら、筋トレで交感神経優位になった反動で副交感神経優位に振り切れ過ぎているのかもしれない。公演の前にライブで流れるであろう曲を聴きながら口で呼吸をすると心拍数が上がって交感神経が優位になるのでお勧めだと言っていた。)月曜日水曜日にあれだけぶち上がっていたのに。波が大きい。

先日のFinallyの無銭で出会った紳士がお見えになっていた。お話しすると氏が横浜FCのサポーターであることが判明。私がカバンから11 YAN MATHEUSのシャツを取り出して見せると、うわ! という反応。横浜FC? そんなクラブあるんですか? と私が軽口を飛ばすと、それよく言われるんだよ、マリサポから! と言っていた。その場で連絡先を交換(Twitterを相互フォロー)。私にとって氏が初めてフォローする横浜FCサポーターとなった。11 YAN MATHEUSのシャツを持参していたのはこの後に試合を観に行くため。川崎フロンターレとの試合。新横浜。川崎フロンターレを支持する旧友と再会。もうだいぶ会っていなかった。最後はいつだったろうね。少なくとも私が2022年7月に転職してからは会っていない。たまーにLINEで連絡を取り合ってはいたけど。向こうは結婚して子供がいる。試合に奥さんと子どもを連れて来ていた。とにかく友人に子どもが出来るとそれまでと同じ感じで会ったり連絡を取り合ったりというのは難しくなる。他にもそれまで親友だったけど子どもが出来てからはほとんど親交のなくなった奴がいる。子どもが出来るというのは人生における大きな分岐点であり、分かれ道である。彼が子どもを奥さんに預け、手に入れた束の間の自由。スタ・グル。私のお勧め、コルポデラストレーガを案内。彼はポルケッタ(ご飯付き)JPY1,200、私は仔羊うで肉のロースト(ご飯付き)JPY1,500。おいしかったが、肝心の試合は3-0で川崎が勝利。マリノスは酷い負け。一失点目は角田選手のパス・ミス、二失点目は喜田選手がもたついて囲まれてからの目を覆いたくなるボール逸が発端。両方とも痛恨ではあったが、角田選手のミスはチャレンジした結果である一方で喜田選手のミスは試合中にその萌芽がいくつも転がっていた。相手に狙われていたし、そのうちそうなるよね…というミスだった。単なる偶発的な事故というよりは再現性があるというか。喜田選手はここ数年のさまざまな変化(チーム・メイトの入れ替えであったりJリーグ全体のフットボールの潮流であったり)に取り残されて長所よりも短所が目立つ試合が多くなった。試合終盤、マリノスが負けている状態でのGKとDFの煮え切らないパス回しに、マリノスのゴール裏からブーイングが起きた。私はとてもいいブーイングだと思った。帰途、最悪の気分。私を気遣ってか(単純に忙しかったのかもしれないが)試合後の旧友はいっさい連絡をしてこなかった。かつてオタクだった彼も立派になった。これが人生の正規ルートに乗り家庭を支えるようになった男の成熟度である。