7月31日(木)に感動の最終回を迎えた前シーズンから二ヶ月強。みんなが大好きな定期公演が帰ってきた。10月と11月の各三回。10月が火曜日、11月が月曜日。今だから書くが定期公演を再開するようスズキさんに直談判中だというのは8月末の段階でランルウさんから聞いていた。開催が発表されたのが9月24日(水)。直後の現場で遭遇したランルウさんが定期公演決まってよかったねと言ってくれた。チケット全部買ったよと私が言うとマルコchanがクネクネしながらイエーイと言っていた。対バン入場時のビラ配りでLiVSメンバーさんと遭遇するとランルウさんが積極的に話しかけてくれてマルコchanが横でクネクネしながらイエーイと言うパターンが多い気がする。もしメンバーさんが黙っていればこの定期公演が開催されていなかったかもしれないとするとランルウさんらには頭が下がる。ただでさえ過剰なまでに公演が詰め込まれている中、さらに自分たちの労働負荷を増やし、彼氏サンと会えるチャンスを減らしてしまうわけだから。実際にはクネクネしてイエーイと言えるほど呑気な話ではないのかもしれない。ランルウさんと接する度に思うのだが、氏は自分のファンだけではなく他のコのファンに対しても一人一人に関心を抱いてくださっている。人間愛に溢れた方だと思う。対応がいいとかの技術の話ではなく、心から人間を愛しているから、たくさんの人から愛されるんだと思う。
月曜と火曜というのは私にとっては決して理想的ではない。基本的にこの二日間に出社し、残りの曜日を家で働くのが私の労働サイクルだ。一週間のリズムとして月と火はインテンシティ高め、残りをやや流すという感じである。ちょうどアンジェ・ポステコグルー監督時代の横浜F・マリノスが前半からガンガン飛ばして早めに1-2点取ってしまうことで試合の残り時間を楽に進めていたのと同じである。だから出来れば水曜日から金曜日の方が自分としては行きやすい。もちろん今回の日程でも全部行くつもりでチケットを抑えたし、おそらく行けるとは思うけど。
世の中には良いマンネリと悪いマンネリがあると思う。悪いマンネリは断ち切るべきだが良いマンネリはむしろ守っていく必要がある。LiVSの定期公演は間違いなく良いマンネリ。開場時間の18時半ちょい前に渋谷CLUB CRAWLに行くと「大体 毎回 いつも同じメンバーと再会」(RIZE, “Why I'm Me”)。階段を下りて提示するチケットの画面。JPY600を払ってドリンク・チケット。フロアに通ずる扉を開ける。入って右側の壁沿い、テーブルが設置され椅子に座っているスズキさん。たまに伊藤さんも近くにいる。こんにちはと挨拶を交わす。そのときの状況に応じて自分のポジションを確保する。後ろに荷物を置く。チェキ券、写メ券は前物販で買うときもあれば終演後物販で買うときもある。フロアの人数はたぶん大体いつも25-30人くらい。多少の変動はある。地方都市ツアーの直後とか、オタクが疲弊しきって休む暇もないタイミングでは明らかに少ない。あと印象的だったのが5月の24時間LiVE直後の回。入場時間の時点で5-6人しかいなかったような記憶。最終的な人数も15人くらいだったんじゃないかな。(今日は人が少ないと聞いて駆けつけた人が何人かいてその人数。)たしか。そもそも24時間LiVEという企画自体が無茶だったのにその三日後にまたフル・サイズの公演をやるのは常軌を逸していた。ユニセックスさんは負傷していたし、来ていたオタクの大半も何かしらの体調不良を抱えていた。今思うと本当に壮絶だった。上振れで言うと、前シーズンの最終回だった7月31日(木)は多かったね。たぶん三十数名はいたでしょう。告知で定期公演の最終回というのを強調していた。単にそのシーズンの最終回ではなくて定期公演はもう二度とやらないような雰囲気があった。それで人が集まったという面はあったと思う。(定期公演の再開に向けてランルウさんからスズキさんに働きかけたという話を聞くに、どうやら本当に一旦は完全に最終回のつもりだったのかもしれない。)
今日の公演がどうだったかというと、恐ろしいことに私は一切のメモ書きを残していない。(撮った動画を観ると『始まりの歌』をやっていた。定期公演の新シーズンが始まったことにかけていたのだろう。)7週間前の公演を記憶だけで書くのは相当きつい。いや、それ以来LiVSの現場に行っていないのなら別だが、この頻度で行っているとひとつひとつの公演がどうだったかとかどう思ったとかいちいち思い出せるわけがないのだ。それでもこの時点で既に2,000文字近くは文章をこさえているのがプロの所業である。私が敬愛するYouTuberであるステハゲさんの“尺稼ぎ”トークに通ずる部分がある。(YouTube動画は8分以上あると途中で広告が入る=投稿者の収入増に繋がる。よって同じことを話すにしても簡潔に短時間で済ませるよりは繰り返したり脱線したりしながら引き伸ばした方が投稿者にとっては得である。もちろん私はこのブログに広告はつけていないしJPY1たりとも受け取ったことはない。)実際のところトークであれ文章であれ、尺稼ぎをするにもそれなりの腕が必要なのである。