男なら二枚はイケる(D氏談)でお馴染みのThe Pizza下北沢店。食べログには土日祝日10時半開店と書いてあるが実際の開店時間は平日同様、11時だった。食べログの編集権限を持ってる奴、早く直せや。というか店側で直せや。仮に更新したのが客だったにしてもそれを放置すなや。今日も11時半開場、12時開演という例によって我々の昼食を完全無視した時程。とはいえこっちにも食い意地がある。せっかく下北沢に来たんだし、入場列に並ぶ前にちょっと食っておきたい。10時半の開店直後にThe Pizzaに入れば入場列にも支障なく並べるんじゃないか。と思っていたが確認のため中に入ると11時からですとお店の紳士に言われた。このためにわざわざ10時半前に下北沢駅に着くようにしたんだぞ。ふざけんな食べログ、と思いながら付近を歩いていたら偶然、今日の会場が見つかった。下北沢WAVER。10時半すぎの時点ですでに数十人が列を為している。これを見て少しでも前に行こうという私の思いは砕かれた。今日は彼らに委ねて、後方で観よう。たぶん今から急いで列に加わったところで大して変わらない。開場時間になったらまた来よう。ちょうど体調もさほど良くないし。今日は軽めに流す感じで。いやあなんかはっきりと風邪をひいているとかじゃないんだけど、何となく低調で。蓄積した疲れがある。11時ちょい過ぎにThe Pizzaに入店。ミックス・ピザ二枚を平らげて男であることを証明。あとバドワイザーを飲んだけど小瓶すぎて。11時半ちょうどくらいだったかな。再び会場の前へ。3周年という節目のコンサート。チケットは早い段階で完売。買いそびれたヘッズが続出したようで、一人でも多くヘッズを詰め込むために都合がつかなくなった人からのキャンセルを受け付けていた。事前にBLUEGOATS運営から混むので荷物を軽くするようにしてくれというメール、そしてかなり混むので覚悟してくれというツイートまであった。私が入場した時点では既に満員に近かった。近くにいた三川さん(事務所社長)が、俺が客だったらこんな混んでるのイヤだわなぞと言っているのが聞こえた。そして林田さん(事務所副社長)が、あと10人行けたな。もっと儲けれたなぞと冗談めかして言い、笑っていた。そんな喋りが聞こえるだけあって私が立っていたのはほぼ一番後ろ。ほぼ左端。結果的にはコンサートに乗り切れず、私としては不完全燃焼。だが場所が悪かったせいと一概には言えない。自分の体調の影響が7割くらい。声を出す元気が出てこない。仮に前の方に行っていたとしても熱量についていけていなかったと思う。だから今日は後ろでちょうどよかった。あと驚いたのが、近くにいた紳士が意識を失い、ヘッズ数名と林田さんによって外に運び出された。コンサート中、その紳士が壁際に移動していた。足でも悪くて壁に寄りかかりたいのかなと思っていたが、その後にドサッという音がして。数秒後にそっちを見ると、その紳士が床に倒れている。少し経つと苦しそうに早いテンポの呼吸を何度かしていた。私も氏を運び出すのに協力しようかと思ったが人手は足りているようだった。今日に関しては元からコンサートにあまり入り込めていなかったのに、さらに彼のことが気掛かりになってしばらくコンサートに集中できなかった。ちなみに数ヶ月前に近所の銭湯で気を失った紳士がいて、私はその人を脱衣所まで運ぶのに協力した。ライブ・ハウス(和製英語)にしても銭湯にしても、大勢の人が周りにいるから万一のことがあったときに何らかの処置には繋げてもらえる。その意味でも、我々のように身寄りのない独居中高年男性は人のいる場所で多くの時間を過ごすべきである。
この下北沢WAVERは、BLUEGOATSが3年前にデビュー公演を行ったのと同じ場所らしい。三年間で横浜アリーナを埋めるという結成当初の目標からすると、その約束の時期にまったく同じ会場でコンサートをやっているというのは穏やかな事態ではない。悔しくはないとダイナマイト・マリンさんは言った。曰く、大きな会場でライブをやれるのはもちろん素晴らしいこと。でもそれよりも目の前の一人一人と目を合わせてライブをやることが何よりも大事だとこの三年間で気付くことが出来た。チャンチーさんは、三年を経過しても集団を継続させることが決まってから、一ヶ月くらいは受け入れられなかったと吐露した。三年間という期限を決めてやってきたから。でもみんなの前に立ってライブをしていたら、これは続けないと後悔すると思った。アイドルを9年やってきて、こんなにライブをしていて幸せなのは初めて。朝10時からお客さんゼロのライブをやったこともある。人がパンパンに詰まった今日の景色を見られるのは幸せというようなことを言っていた。コンサート中に差し挟まれる各メンバーさんのコメントから、会場が三年前と同じだったとしても、三年前と同じBLUEGOATSでは決してないというのがひしひしと伝わってきた。
恒例となった、『東京タワー』の冒頭アカペラ合唱。こうやってBLUEGOATSのノリがどんどん積み上がっていく。既存の正解ではなく、地道にひとつひとつ自分たちで作り上げていくから価値がある。
ちょっと前の動画でチャンチーさんは、修学旅行でニュージーランドに行ったことがあると言っていた。ニュージーランドは私が子どもの頃に五年間住んでいた国なので、特典会でその話をした。そのときにモールに行ったとかスキーをしたとか、何かしら私と共通の経験を探ろうとしてくれたが、なかった。時代が違うからね、と私は言った。というかさ、普通、修学旅行でニュージーランドなんか行かないよね。結構、お嬢様学校だよね? そうなの、実は。あんまり言っちゃいけないんだけど…的なことを言っていた。
14時キックオフの、ジュビロ磐田対横浜F・マリノス。ササッとチェキを撮って会場を後にしたものの、サテンに入る前に試合が始まった。Fire HD 10を抱えながら歩いた。そしてサテンに入る前に失点。前半わずか四分。何やっとんねん。珈琲館に入って試合の残りを見届ける。そこからマリノスが四点を返し(含アンデルソン・ロペスさんのハット・トリック)、楽勝かと思いきや終盤にジャーメイン良さんにあっさり二点を決められ一点差まで詰め寄られる。結局、4-3で逃げ切った。エンタメとしてはハラハラして面白かったが、相変わらず守備に大きな問題を抱えているマリノス。この勝利が柏レイソルの明治安田J1リーグ残留に大きく貢献することになる。後で柏レイソル支持者である以前の勤め先の先輩から感謝のLINEメッセージが来た。
試合終了直後にD氏と合流。私と会うために2時間限定で仕事を抜け出してくださった。別のサテンでしばらく歓談。明治安田J1リーグの残留争いと明治安田J2リーグの昇格争いの話。17時になったらケバブ・シェフへ。数年前にKと来て気に入っていたトルコ料理店。ケバブ盛り合わせ、ナスのメゼとパン。久しぶりだが味がよく値段も手頃。あとピデを頼んだが、作れないことが18時間際に判明。時間もないので追加オーダーはせず。実はD氏も私と同様にピザなどの一部例外を除きチーズがお嫌いであることが判明。