2025年3月22日土曜日

Let's Meet LiVS (2025-03-18)

渋谷駅の中央改札を抜けてからCLUB CRAWLに行く途中にあるKEBAB CHEFS。スペシャル・ケバブ・ラップJPY900。エフェスJPY650。これは本物のケバブ・ラップだ。その辺のストリートで手に入るブツとは質が違う。本場トルコとほぼ本場のドイツでケバブ・ラップを食べてきた私が言うのだから間違いない。残念ながら日本で売っているケバブ・ラップはほとんどがフェイクだ。ありがちな特徴を挙げると、
  • オープン・サンドウィッチかと思うほどゆるゆる。本場ではきつく巻かれている。それに伴い具もギッシリ詰まっている
  • 入っている野菜がキャベツだけ。本場は何種類も入っている。トルコで食べたとき芋まで入っていることがあってびっくりした
トルコやドイツに比肩し得るケバブに日本で出会うのは極めて稀である。というか、今回が初めてかもしれない。支払いを済ませ、店主らしき紳士に絶賛のコメントを伝えた。

憶測だが日本でフード・トラックの中でケバブを作っている紳士たちの大半は、素人に毛が生えたようなものなのではないだろうか? 本国であれを出してもいい評判は得られないのではないだろうか? トルコ人だからリアルっぽく見えるだけで。そうでないと説明がつかない。彼らが提供するケバブ・ラップはトルコやドイツに比べ、明らかに劣るのだ。たとえば私がろくに修行もせずどこかの国に移住して寿司を握っているような。もちろんそれは極端なたとえだが、彼らは必ずしも本場で通用する技能を身につけた上で来日しているわけではなさそうである。トルコ料理店を修養なしでやっていくのは無理だろうが、ケバブ・ラップだけなら道具さえ揃えれば誤魔化しが効くのではないか? 少なくとも日本では。

この定期公演は18時半開場、19時開演。顔馴染みになった紳士によると先週は18時45分の時点で2-3人しかフロアにいなかったらしい。熱すぎる。その場にいたかった。あいにくその日はAFCチャンピオンズ・リーグ・エリートのラウンド16、上海海港戦と被っていた。私はアイドル・オタクではなくフットボール好きな一般人である。日産スタジアムでマリノスのベスト8進出を見届けた。翻って今日はしっかりと人が入っている。とある別の集団の支持者たちが大勢で(10人くらい? もうちょっと少なかったか)新規無料チケットで来ていたようである。そもそもの客入りが30人とか40人とかなので、その集団がいるといないとではフロアの人口密度がだいぶ違う。なぜか全員?がマルコ推しだった。マルコのソロ・パートで一斉に前に押し寄せていた。会場の半分くらいが今日はマルコ推しだった。血気盛んな彼らと違い、私はまだ体調が回復途上。荒くれ者たちの群れを搔き分けて前方中央に割って入っていく気力はない。今日はおとなしく、端っこでまったりと観ることにした。ケチャは一回もしなかった。これはなかなかいい判断だった。メンバーさん一人一人の表情、ダンスなどをじっくりと味わうことが出来た。端だからメンバーさんたちが気を配ってくれているのか、よく目を合わせてくれた。私はインテンシティ高く前方に突っ込んでいくLiVSのフロアも好きだけど、ステージをちゃんと観る方がどちらかというと性には合っているかもしれない。こう文字にすると当たり前なんだけど、見方を変えると見え方が変わる。メンバーさんたちを見ていると全然飽きないというか、見れば見るほど見所が見つかる。今日はLiVSのひとりひとりがステージで放つ魅力を存分に目に焼き付けることが出来た。これまであまり着目していなかった点として、ユニセックスさんの身のこなしには引き付けられるものがあった。何回かに一回はあえて今日みたいにゆっくりと観たいなと思った。今日はずっとステージを見ていたわけだが、特典会で対面したコンニチハクリニックさんに、(私のことを)見てたでしょ? と言われた。そして畳み掛けるように、見たらいつもニコッとしてくれるけん、嬉しいんよ、と博多弁で殺しにかかってきた(氏は福岡のご出身)。

コンニチハクリニックさんの特典会に参加するのはおすすめできない。なぜなら軽い気持ちで一度行ってしまうと好きになってしまい、抜け出せなくなるからだ。私も2024年12月28日(土)に初めて氏の列に並んだときは、冷やかし程度のつもりだった。別にリピートするつもりはなかった。今ではもう、特典会で氏をスキップできない身体になってしまった。いつもチェキを1枚だけとはいえ(あとはチェキ2枚と写メ1枚をマルコと撮る)、必ず氏と対面するのが終演後のルーティンになっている。完全に調教されてしまった。BLUEGOATSとの対バンで彼女を初めて観たときは、やたらと一生懸命で必死な人がいるなという程度の認識だった(2ちゃんねる風に言えば「必死だなwww」)。こんなことになるのは想定外である。思い出すのが、F君が言っていた理論である。曰く、接触するアイドルさんをその集団で一人に絞るのではなく、推しメン+逃げ場メン(スケベ担当)というように二人に分散させる方が精神衛生上、いいのだという。私にとって誰がどっちとはあえて言わないが(メンバーさんにも失礼だし)、理にかなっている。ここまで露骨に言語化していないだけで、実際には多くの人がやっていることである。