2025年10月11日土曜日

熱烈峻厳Vol.7 -CLUB CRAWL 20TH SP2MANLIVE- (2025-08-26)

久し振りに企画らしい企画っていうか、変わり種の回。6月22日(日)の『雨降って地固まる公演』以来かな。どうやら今回はLiVSというよりはもっと会場ぐるみの企画。CLUB CRAWLが20周年らしく。高山クオリティーという業者によって食べ物が販売されるのが目玉。食べる時間がタイム・テーブルの中に組み込まれている。飲食物は普段から持ち込み禁止である。今日に関しては公式に提供(販売)されることでフロアでの食事が公認される。食べる時間がタイム・テーブルの中に組み込まれている。
18:30-19:00 開場・フードもぐもぐタイム 
19:00-19:40 LiVS
19:40-19:50 転換・フードもぐもぐタイム
19:50-20:30 ゑんら
終演後特典会・フードもぐもぐタイム

ここまで来ると高山クオリティーが提供(販売)する食べ物も公演の一部である。正直、あまり気乗りがしなかった。公演の前にKEBAB CHEFSかいんでぃらで夕食を済ませたい気持ちはあった。たださすがにそれでは無粋だ。ノリが悪い。この公演を完全に体験していないことになる。だが、事前に発表されたメニュウを見て雲行きが怪しいなと思った。オム・ライスJPY500、ワッフルJPY200。以上。値段そのものは良心的ではあるが、JPY500のオム・ライスに多くを期待できるわけがない。クオリティの前に単純に量が少ないであろう。オム・ライスで足りなければワッフルで補うというアイデアも全然セクシーじゃない。相乗効果があるようにも思えない。高揚する要素がほとんどない。どういう考えでこのライン・アップに決めたんだろう。こういうイヴェントに必要なのは肉だよ、肉。たとえばさ、ケバブ。ハンバーグ。ホット・ドッグ。それなりのものを出せば値段はJPY1,000でも、あるいはもっと高くても皆ンな喜んで食べたんじゃないかな。
わかってねえな わかってねえな わかってねえな わかってねえな
わかってねえな わかってねえな わかってねえな わかってねえな
(崇勲、『わかってねえな』)

フロアの端(普段は開演前後に物販が行われる場所)に設置された簡易コンロで、公演と並行してオム・ライスの調理が行われた。バターの香りが漂ってくるライブ。シュールで可笑しかった。通常であればライブは聴覚と視覚がほぼすべて。嗅覚とはほとんど関係ない。(Hello! Projectであればオタクの異臭が鼻をつくこともあるが、LiVSでは今のところそういう経験がない。)嗅覚や味覚までもライブ体験の中に取り入れるのは発想として面白い。(もちろん、LiVSのメンバーさんたちの匂いを嗅げたほうがいいのは言うまでもない。マルコchanの匂いを知りたい。)今後もしかするとバターの香りがすると今日のことを思い出すかもしれない。

そう言えば前から思っていたんだけど、ミニ・マルコchanは“He Meets”の冒頭で「こぼれ落ちる気持ちが」を「こVOれ落ちる気持ちが」という感じに発声している(ように私には聞こえる)。こういうのってあるよね。最近だと #KTCHAN の“our emotions”でラ行をRの音で歌っている(ように聞こえる)。「たぎRU気持ちまた沈み そREでも混ざり変わRUの」のような具合に。それで思い出したけどモーニング娘。の『愛の軍団』ではフックを「ワイの軍団」と歌うように指導されているメンバーさんと「ヤイの軍団」と歌うように指導されているメンバーさんがいたと記憶している。こうやって言葉通りにそのまま発声するんじゃなくてちょっと音をずらして歌うというのがこの世界では技法としてあるんだろうな。おそらく。「こVOれ落ちる」については今度マルコchanに聞いてみるか。

LiVSとゑんらの間にオム・ライスを買ってフロアの一番後ろで食べた。おいしいかおいしくないかの二分法で言えばおいしいけど、トマト・ライスに具が何も入っていないし、これだったら別に卵かけご飯でよくね? と思ってしまった。(もちろんJPY500なんだからゴチャゴチャ言うべきではない。ちなみに私はCLUB CRAWLで食べることになるオム・ライスの質と量を最初から見くびっていたので入場前にファミリー・マートでたんぱく質16.7g グリル・チキン ゆず七味を買って食べていた。正解だった。)ごめん。大目に見てほしい。私は一年に365日、外食している。外で買うメシに関しては自ずとうるさくなってしまうんだ。日本以外ではインド、ドイツ、中国、アメリカ(ハワイ含む)で、独りで飲食店に飛び込んできた。さらに言うと、私が支持ししてる横浜F・マリノスは充実したスタ・グルで有名である。クオリティの高さは折り紙付きで、他クラブの関係者も視察に訪れるという。試合開催日にはフットボールに興味がない近隣住民も祭り感覚で遊びに来ると聞く。もちろん中には大したことがない店もある。(スタ・グルの宿命ではあるが全体として割高なのも間違いない。安く済ませたいなら瀬戸うどんかサイゼリヤに行くべきだ。)ただ中には一般的な祭り屋台では考えられないほどにクオリティの高い店もある。私が食べてきた中ではコルポデラストレーガと吉清は自信を持ってお勧め出来る。そのままゑんらを観ているとテーブルを挟んで後ろにランルウさんとミニ・マルコchanが来るのが見えた。やや気まずかったが退避できる空間もなく、後ろを振り向かないようにしてそのまま過ごした。

ゑんらの滝口ひかりさんがやたらと美形だった。あとで検索して30歳だと知って声が出た(この執筆時点では31歳になられている)。23-25歳くらいかなと思っていた。新規無料特典を利用して氏と写メを撮らせてもらった。普通アイドルってさ、えー、はじめましてー! 来てくれたのー? ありがとー。名前なんていうの? 的な感じじゃないですか。滝口ひかりさんは全然違っててさ。すげーちゃんとしてるの。あ、すみません。わざわざ来ていただいて。ありがとうございますって感じで。礼儀正しいの。カタギの世界での就労経験がそれなりにあるのかな? 私は基本的に初対面のアイドルさんには敬語で話すんだけど、向こうもずっと敬語で。ゑんらは着物をアレンジしたような衣装で、曲もそういう雰囲気だったので、和風な感じなんですね、と私が言うと、そうなんです。琴の音を入れたりして。もっと可愛い曲もあるんですけどね、今日はLiVSさんに合わせてカッコ良くしてみました的なことを言っていた。私が元々はHello! Projectのオタクである旨をお話しすると、前のグループでこぶしファクトリーと同じ対バンに出たことがあるとのことだった。