2025年8月21日木曜日

Let's Meet LiVS (2025-07-31)

最後の定期公演って何度も言うけど、最後なの? 今回のクールが、ということだよね? また9月か10月頃には次のクールが始まるんだよね? これを書いている8月21日(木)時点では分かっていない。ALL-INCの公式ホームページにあるカレンダーを見ると、詳細の情報はない段階でも日程だけは確認できる場合がある。たとえば8月31日(日)は前から「主催ライブ予定」と記載されていた。昨日、MAPAとのツー・マン(和製英語)公演が行われることが発表された。同じ曜日に毎週の予定が入っていれば、ははーんさてはここで定期公演をやるンだナという推理が成り立つのだが、まだ先の予定はスカスカである。9月の予定が今のところ四件しかない。8月18日(月)に控えていた大一番、LIQUIDROOM公演の準備で手一杯でカレンダーの更新まで手が回っていないのかもしれない。あるいは本当に今のところ定期公演というものをやる予定がないのかもしれない。『俺たちに明日はない』のかもしれない。いや、やるでしょ。きっと。やるって。これは予想であり、希望でもある。定期公演の灯を絶やしてはいけない。毎週の同じ曜日、同じ場所、同じ時間。一定のリズム。現場に来る面子も「大体 毎回 同じメンバーと再会」(RIZE, “Why I'm Me”)状態かもしれない(今日に関してはいつもより多くの既存客が駆けつけた一方でご新規さんがゼロだった模様)が、それは決して悪いことではない。同じだからこそ生まれる安心感、ホーム感。この積み重ねと繰り返しが生み出す練度とクオリティが、千穐楽だとか、節目の大きな公演だとかに繋がっていく。私はLiVSを観るまでは基本的に、自分の席や立ち位置から動いてはいけないタイプの興行にしか行ったことがなかった。Hello! Project然り、フットボール然り、ミュージカル(舞台)然り。そういう現場は他人と一切の交流をせずに一人で行って一人で楽しんで一人で帰ることが可能。それで何の問題もない。ただ、そういう興行であっても付近の席にいる紳士淑女のヴァイブスには影響を受ける。陽気な人たちが近くにいれば自分も熱くなりやすいし、ブツブツ文句を言う人が近くにいればイヤな気持ちになりやすい。単騎で参加したとしても、その公演なり試合なりの雰囲気を周囲の人たちと一緒に作り上げているという事実からは逃れることが出来ない。LiVSの場合、私はあくまでアイドルを観に来ました。オタクには興味がありません。メンバー以外の他人といっさい関わりたくありませんという一匹狼的なスタンスをとることにまず無理がある。フロアの立ち位置が固定ではなく状況に応じてどんどん動き回ることが大きな要因である。各メンバーさんのソロ・ラインでそのコの支持者たちが一斉に最前中央付近に押し寄せる、ケチャと呼ばれる動きがLiVSのフロアの大きな特徴だ。後ろにいる他の人が前に進めるように空間を作ったり、最前の人が後退して場所を一時的に譲ったりといったことが公演の最中、常に行われている。この激しさに私は最初、面食らった。慣れていくにつれ、この激しさを成り立たせているのがフロアにいる人たち同士の配慮や気遣いであることに気付いた。みんなが前に行けるように、みんなが楽しめるように。そのための協力、連携。何なら近くにいる人が誰の支持者なのかを把握し、そのコのソロ・ラインが始まりそうになったらその人を押して最前中央に動くのを促すということまで行われる。こういうことが成立するには、フロアにいる人たち同士の信頼関係が必須。別に全員が全員とお友達である必要はないし実際そんなことはないのだが、ある程度は他の人たちと見知った仲になった方が絶対にいい。いや、そういうのはいいんで(苦笑)。別に前に行けなくてもいいですから。なんて考えじゃここではすぐに限界が来る。私が先輩諸氏の信じられないくらい親切な導きを受けて生まれて初めてのケチャをさせてもらったのもこの定期公演だった。この定期公演は、私が目撃者(LiVS支持者)として練度を高めていくためのこの上なく大切な場だった。こうやって毎週、安心して戻ってこられる場所があることのありがたさ。定期公演があるから私はここまでLiVSを好きになった。LiVS中心の生活を手に入れてから、生きていて悩むということがなくなった。生きる意味がここにあるから。