2026年7月18日土曜日

LiVS LOG #02 (2026-05-21)

序盤から畳みかけるアンジェ・ボール(※アンジェ・ポステコグルー監督の標榜するフットボール・スタイル)的なセット・リストだった。いきなり『RとC』。通常、コンサートというのは(フットボールの試合がそうであるように)開演直後はちょっとした緊張感と様子見っぽい雰囲気がフロアにある。何曲かやっていくにつれ温まっていき、ステージとフロアが融合していく感触があるものだ。今日に関してはそれをLiVS側が許さない。最初から全力で行くからそっちも全力で来いやというメッセージを受け取った。一曲目からコンニチハクリニックさんが柵に上って、支えるよう私に求めてきた。セットリストを組む上での考え方として割と対バン寄りだったような気がする。ゆっくりボールを回す時間を作るのではなく、勢いで最後まで押し切る。みんなが乗りやすい定番曲を多く採用する。新曲と言えるのはたしか“CRUSH”だけだったと思う。今回の定期公演に関してはそれがひとつの(唯一の、ではなく)正解なのかもしれない。コンサートの時間が45分と短めに設定されているからだ。これはやや長めの対バンの長さである。主催の単独公演としては短い。どのメンバーさんがどういう思想で組んだセットリストなのかは分からないが、私はそう読み取った。実際、私はそれで火がついた。だいぶ楽しむことが出来た。最近はこう見えてLiVS現場に行く回数をある程度はコントロールしている。消耗しすぎないように気を付けている。そうすることで徐々に気力が回復してきているのを実感している。それも今日これだけ楽しむことが出来た一因。
たとえば薬を一錠飲ませたらとても調子が良くなった。二錠飲んだらさらに良くなった。三錠飲んだらちょっと変だな、四錠飲んだら副作用で死にました。こういう領域が医学です。(丁宗鐡、南伸坊、『丁先生、漢方って、おもしろいです。』)
量を間違えれば薬も毒になる。何事もそうだ。好きだからと言って自分のキャパシティを超えた苦痛になって自分を苦しめることになる。とはいえアイドルを追いかけるというのはそもそもが正常ではないので、狂うことが前提にはなってくる。破綻しない適度に狂うこと、狂い過ぎない程度に狂うことが大事になってくる。我々に必要なのは『安全に狂う方法』(赤坂真理)である。

最近の定期公演では最近来始めた人の顔をフロアで多く見るようになった。新規客は間違いなく増えている。実際、『脱Masquerade』(今日の目玉曲として披露された)を初めて聴く人? というメンバーさんからの問いかけに対し、それなりの割合が挙手していた。ただ、客の総数は変わっていない。その分、これまで来ていた人が来なくなっているからだ。全体として見ると増えているのではなく、入れ替わっていると言った方が正確。どうやら一般的にこういうものらしい。ある程度のペースで既存客は去っていく。つまり新規客を増やさないと現状維持もできないのだ。活動規模を維持するだけでも新規客が必要になってくる。国の人口のようなもので。

この定期公演シリーズではコンサートを短くしている分、企画が用意されている。今日は新自己紹介ドッキリ。これは非常に面白かった。後に公開されたYouTube動画も含めて、LiVSもやればここまで出来るんだと感心した。マルコchanが仕掛け人側。他の三人は今日を最後に新しい自己紹介に切り替わるものだと思わされている。後から今日の(現行の)自己紹介を動画で見返すと、コンニチハクリニックさんが我々に自己紹介を撮影するように促してきたのも、ランルウさんの「オー」の回数が多かったのも、最後の披露となる(と思わされていた)現行の自己紹介を噛み締めながらやっていたからなんだと気付いた。マルコchanが妙にニヤニヤしていたのも納得。「クリニックだけど~中毒にさせちゃうぞ~(YES!)コンニチハクリニック!(高須クリニック風)」というコンニチハクリニックさんの自己紹介は普通に良かったと思う。たまにでいいからまたやってほしいと特典会で言うと、イヤだと言って笑っていた。