2026年4月26日日曜日

チケット販売会 (2026-02-02)

いつだって忘れない 渋谷の飲食店事情が壊滅的すぎて渋谷に用事があってもわざわざ恵比寿でメシを食う必要がある そんなの常識(ミニ・マルコchanの自己紹介、ではなく渋谷のチケット販売会に駆けつける前の私)

なかよしと双璧を為す恵比寿駅付近の飲食店ことどんく。唐揚げ定食(6個)JPY1,200。エビス・ビールJPY750。

チケット販売会の開催が発表されたときの私は眉をひそめていた。第一に、直前すぎる。2月5日(木)の公演チケットを売るのを目的としたイヴェントを1月23日(土)に突如発表し、1月24日(日)から2月2日(月)にかけて開催されても困るというのが率直な感想だった。チケットを売るからにはそれを集客に繋げたいはずだ。単にチケットを売っただけで人が来なければ意味がないはずである。我々がこの販促イヴェントでチケットを買ったとしてこの短期間でどうやって捌けというのか。いくらチケットを無料で進呈したとしても誰かに知らないアイドルのコンサートに来てもらう、それも平日に。並大抵のことではない。特に私のように人望がない場合は困難を極める。第二に、既にチケットを購入済みの既存客からさらに搾り取るための施策であるのが見え見えである。イヴェントの内容や場所等の告知も宣伝も少なく、興味本位でふらっと来るには障壁が高い。厳しい言い方をしてしまうと我々にチケットを買わせた上に集客も丸投げしているような状態である。そういった思考が頭を巡ったため、最初は気が乗らなかった。不参加も視野に入れていた。しぶしぶ初回に顔を出し、その後もずるずると参加し続け、気付けばすべての回に顔を出すことになった。今となってはこんなに素敵なイヴェントを企画・実行してくれたことに感謝の念すらわいている。チケットを購入済みの我々にさらにチケットを買わせることに対する私の批判的な考えは軟化した。たしかに我々が購入したチケットをどうやって実際の集客に繋げるかは知らんぷりなやり方には閉口する。実際に私の家には紙屑と化した公演チケットが残っている。ただ、まあ、よくよく考えてみると、特典券と引き換えにコンパクト・ディスクを何枚も何枚も買わされるのと何が違うというのか。コンパクト・ディスクだって同じ人の家に何十枚、何百枚と置いてあっても意味がない。(そもそもストリーミングで曲が聴けるのだから一枚でさえ必要ではない。)コンパクト・ディスクがどれだけの資源を無駄にするかと比べたら紙屑の方がマシかもしれない。だからまあ、そうお堅いことを言わずに。過去の私にはそう言いたい。四回のチケット販売会を通して、当初に抱いていた疑念や不満を軽く一掃できるほどに幸せで忘れられない体験をさせてもらったからである。

最終回の今日は特に目玉と言える内容だった。公演チケットを買うとメンバーが自分ひとりのために歌ってくれるというのだ。詳細は当日になるまで分からなかった。なんとなく想像していたのはJuice=Juiceがかつてやっていた(今もやっているかは分からない)Juice=Juke Boxという特典会である。ひとりのメンバーが曲の一節をアカペラで歌ってくれるというものだった。私は参加したことがないが(Juice=Juiceの特典会には行ったことがない。私はつばきファクトリーの某メンバーに堕ちるまではハロプロの特典会自体に行ったことがなかった)。当日、会場に行ってから判明した実際の内容はもっと豪華だった。あらかじめ用意された選択肢の中からこちらが選んだ曲のワン・コーラスくらいの分量をメンバー全員が自分ひとりのためにやってくれる。自分は最前0番の位置でそれを堪能できる。いわゆるレスをこれでもかというくらい自分だけにくれる。こんな贅沢があっていいのだろうか。自分の番が来る前に既に耐えられなくなって棄権しそうなくらいだった。私は『業TO HEAVEN』を選んだ。細胞に潜む……でメンバーさんがこちらにお尻を向けてネットリと回す箇所から始まるという私にとっては神がかった展開となった。この曲が私にとって特別な曲となった。

LiVS's Historical Costume Live (2026-02-01)

歴代衣装公演シリーズの開催が発表されたとき、私が一番首を傾げたのが今日の公演である。最終回。四代目衣装。つまり現行衣装。普段と一緒じゃん。やる意味なくない? それに公演の順番として四代目から始めて三代目、二代目、初代と遡っていくほうがまだ盛り上がったのではないだろうか。前の衣装であればあるほど稀少性が増すからである。初代から順番に披露していく今回のやり方だと公演を重ねるたびに観に行く価値が下がっていくように思える。初代衣装でもあれだけ来場者が少なかったのは私も意外ではあったが、このシリーズを通して集客面での盛り上がりには欠けていた。私自身は四公演すべてに参加したものの、これは絶対に行かなくてはと思わせる魅力を感じる企画ではなかった。もちろん初代衣装は別である。あれを間近で観るために最高チケット(JPY10,000)を購入した。二代目もまだ分かる。三代目衣装はそもそもそこまで好きではなかった。現行の四代目に至ってはいつも観ている(そしてこれもそこまで好きではない)。

どのタイミングだったかは忘れたが、この歴代衣装公演の意味が明らかになった。2月5日(木)の代官山UNIT公演で衣装が刷新されるらしい。それに向けてこれまでの衣装の歴史を辿るという狙いがあったのだ。たしかにこれを切り替わっていく一連の映像(あるいは写真)として考えると気分が高まる。代官山UNITで大型ヴィジョンに初代衣装から順番にメンバーさんが歌って踊る様子がちょっとずつ映し出されて、その後に新衣装に身を包んだメンバーさんがステージに姿を現わしたらフロアはうわーって盛り上がると思う。ただ、それぞれを別々の日に行われる独立した公演としてとらえると、そのような高揚感を得るのは難しい。とはいえ蓋を開けてみると歴代衣装シリーズの中でも印象に残る特別な公演となった。

LiVSの歴史を総括し、次の一歩を踏み出していくんだいうメンバーさんの強い思いを感じた。特にミニ・マルコchanがMCで放った赤裸々な言葉に胸を打たれた。そのときのマルコchanを動画で撮ってTwitterに上げてくださった方がいる。私はそれをあえて見ずに記憶で書くのだが、この人類の長い歴史の中でこうやって同時代に生きていること、この広い地球と何十億人もいる人間の中でこうやって出会って同じ空間にいられることは奇跡。私はLiVSで観た景色、得た思い出と共に私は死んでいく。というようなことを言っていた。氏の世界観や人生観の片鱗に触れる貴重な場面に立ち会うことが出来た。彼女がLiVSに人生を懸けていること、彼女にとってLiVSが何かを手に入れるための踏み台や腰掛けではなくそれ自体が人生のすべてであることが伝わってきた(彼女が直接そう言ったわけではなく私の解釈)。LiVSとミニ・マルコchanに出会ってから狂ったようにこの集団と人物を追いかけてきた私の目に間違いはなかった。心からそう思った。単にミニ・マルコchanが可愛いとか、特典会で優しくしてくれたとか、それだけなら私は数回で来なくなっていたと思う。ミニ・マルコchanの根っこにある精神、魂に共鳴するからこそ、今でも私はLiVSの現場に足を運び続けているのだと思う。

私アイドルじゃないです』を歌うメンバーさんの表現力が増していたように感じた。1月21日(水)に楽曲提供者の大森靖子さんと一緒に歌った経験から何かを掴んだのかもしれない。鬼気迫る雰囲気が出ていて、引き付けられた。特にコンニチハクリニックさんに変化を感じた。

PRETTY WOMAN The Musical (2026-01-31)

社会のことを何も知らないで、おじさんのオタクと握手ばっかりしていると、すっごいストレスが溜まると思うんですよね。小・中学生からずっと……、キモいおじさん漬けじゃないですか。本当に狂っちゃうと思うんですよ。(加山竜司、『「推し」という病』)

『「推し」という病』が面白い。男女地上・地下アイドル、ホスト、二次元キャラ、2.5次元、声優、AV女優、バンドなどを対象にした「推し活」の現状を、どっぷりはまった当事者たちへの取材で解き明かす。生々しく具体的。「推し活」=「神なき時代の宗教」という筆者の分析は芯を食っている。この本にはアンジュルムのメンバーだった佐々木莉佳子さんを支持する女性を追った章がある。同じ集団に田村芽実さんもいた。在籍時期も重なっていた。“キモいおじさん漬け”の世界に、彼女も生きていた。今の彼女はもはや元アンジュルム、元アイドル、元Hello! Projectではない。一流ミュージカル女優としての地位を確立している。誰もが名前を聞いたことのあるような作品で主要な役を射止めている。今回もPRETTY WOMANにおけるいわばプリティ・ウーマンの役。主演である。“キモいおじさん漬け”の世界ことHello! Projectから遠くまで来たものである。

渋谷。東急シアター・オーブ。主演女優のファンクラブ先行だけあってかなりいい席をあてがってくれた。7列のど真ん中。何を求めるかにもよる(あと会場や作品にもよる)がミュージカルの席は前であればあるほど良席という単純なものではない。演者に近ければ近いほどたしかに臨場感と迫力はあるだろうけど、作品を味わうという観点だと(自分が左右に頭を動かさなくても)ステージを見渡せる距離はあったほうがいい。映画館の最前列だと映画は観やすくないのに少し似ている。

今回のミュージカルはめいめいに何度もキスシーンがあった。娼婦役なだけあってキスだけじゃなくしょっちゅう男性と腕を組んだり抱き合ったり社交ダンスをしたり。ちょっと私にはカルチャー・ショックだったのが仲が良くもない男が女(めいめい)に腕を組むように促し、女がすぐに腕を組む。どういう了見なんだ。男女が腕を組むことの文化的な意味。西洋におけるスキンシップが私はよく理解できていない。日本で生活している感覚だとちょっと面食らう距離感。とにかくスキンシップが多かったので、私もミニ・マルコchanとチューくらいしていいんじゃないかと思ってしまった。

舞台女優、ミュージカル女優はアイドルさんが次に目指す道としてひとつの定番である。めいめいのように一流のミュージカル女優になれれば超絶的イケ・メンとのキス・シーン、同じ舞台の仕事でも階層がいくつか落ちる世界に行くと二流、三流男優や訳のわからない老紳士との過剰スキンシップが待っている。これは女優に転身するアイドルさんにとってもその支持者にとっても茨の道である。アイドルさんにとってはめいめい級の成功を収めるのはほとんど不可能と言っていいくらい狭き門だし、支持者側にとっても自分たちがあれだけたくさんのお金を払って限られた時間(Hello! ProjectはJPY1,300で7秒とされる)で、厳格に監視・管理されながらやっとお話が出来ていた相手が、異性と(仕事や作品上とはいえ)ベタベタと抱き合ったりキスしたりしているのを、これまた高いお金を払って見せられることになる。めいめいのように一流の共演者、一流のスタッフ陣に囲まれて一流の作品で主演を張る正真正銘のミュージカル女優になれればそれでも支持者は十分に報われるだろうが、そうでなければお金を払って色々なものを犠牲にして応援する対象としては収支が合わないだろう。自傷行為にも程がある。

私は子どもの頃にPRETTY WOMANの映画を観たことがある。ただうっすらと記憶している程度。それに当時の私では話の内容を理解できていなかったと思う。予習もしていなかったので無の状態から物語を楽しむことが出来た。これが日本で観られるミュージカルの最高峰なんだろうなと思いながら、めいめいの歌、演技、作品そのものに浸っていた。素晴らしいものを観させてもらった。めいめいが本当にカッコ良かった。

劇中に「草間彌生みたいじゃない?」とか「バカおもろそう」といったローカライズや今風の言葉遣いが見られた。原作に100%忠実に翻訳するよりはこういうのがあった方が笑いは起きる。雰囲気が和む。作品や出演者に親しみがわく。もちろんやり過ぎてはいけないけど。

私にとっていいリフレッシュになった。また新たな気持ちでLiVSに臨めそう。こうやって違う興行を観ることで、その中でも意外と共通点だったりとか、気づく点があったりする。

時間が遅かったので手早く済ませようと会場すぐ近くの町中華に入店。非常に微妙だった。半皿の単品料理も(半皿とはいえ)量がかなり少なかった。フライドポテトを頼もうとしが他の客に出そうとしていたやつを見てあまりにしょぼくてオーダーするのをやめた。F君によるとこの店は唐揚げだけ量が多くてがおいしいらしい。この街はドープそうなヴァイブスを出しながら蓋を開けると拍子抜けするクオリティの飲食店が多い。賑わっているエリアはどこも無駄に混んでいる。メシを食うのに適していない。見掛け倒しの老舗店、学生が大勢で入るような安居酒屋、インバウンド向けの変な店。そんなのばっか。私は出来ることなら来たくないのだがとにかく会場という会場がこの街に密集していてイヤでも頻繁に来ざるを得ない。

2026年4月22日水曜日

チケット販売会 (2026-01-30)

The neurological addictiveness of smartphones is real; but our addiction to the desires of others, which smartphones give unfettered access to, is the metaphysical threat. (Luke Burgis, “Wanting”)

たとえばアイドルがこれおいしいだの最近これにはまっているだのと言って何らかの飲食物の画像をソーシャル・メディアに投稿する。待ってましたとばかりにそのアイドルを支持する者たちがその商品を最寄りのコンヴィニエンス・ストアなどで探し出し、自らも口にする。私はその流れを一歩引いて見ている。安易に呑み込まれてはいけない。警戒している。自分の欲求と他人の欲求の区別がつかなくなっている状態だからだ。誰かの欲求がそのまま自分の欲求になっている。それには模倣的欲求(mimetic desire)という名前がついている。アイドルの消費活動を真似するくらいならまだ可愛いものだが、震災時にトイレット・ペーパーに殺到するなどの社会的混乱を招く。本当は自らが望んでいないことを(そうだと自覚できずに)人生の目標にすることにまで波及する。上に引用した“Wanting”は『欲望の見つけ方』という題名で日本語訳が出版されている。読んでみてください。

私はマルコchanのことが好きだが、だかといってマルコchanが好きな何かを私も好きであるとは限らない。そして私が好きな何かをマルコchanが好きであるとも限らない。たとえば音楽の趣味はだいぶ異なる。それでいい。スズカス・テラさんがHello! Projectを好きだからといってそれは私が彼女をオキニにする理由にはならない。SOMSOMOのシャンマイさんが柏レイソルのファンで明治安田Jリーグの話が通じるからと言ってそれを理由に彼女目当てにSOMOSOMOに行くようになるわけではない。マルコchanがヒップホップやジャズを聴かなくても、フットボールに疎くても、それは私が氏を愛するかどうかとは関係がない。そこを無理に合わせようとする必要はない。自分が好きな人が好きな人やモノを好きになろうとしなくていい。自分が好きな人が欲しいものを欲しがらなくていい。

と言いつつ、私も模倣的欲求(mimetic desire)の影響からは逃れられない。昨日のチケット販売会のお見送りで前にいた誰かがファミリー・マートのグリル・チキンの話をメンバーさんとしていた。そこでマルコchanがゆず七味がお好きだと言っているのが聞こえた。私もゆず七味が好きなのでそれを伝えると、ブラック・ペッパーもオススメだと彼女は私に言った。その結果、私のファミリー・マートのモカ・ブレンドとグリル・チキンのブラック・ペッパーが今日の私の朝食となった。昨日マルコchanに勧められていなければグリル・チキンではなく黒豚まんにしていた可能性が高い。

今日もチケット販売会。在宅勤務を切り上げ、渋谷。IKEAでプラント・ベース・ソフト・クリームJPY50。渋谷名物(これすげー普通 こっち賢いから出てこないブツ by K DUB SHINE)。

NEW
17時からスタート!
平日夜限定ディナーメニュー
7階スウェーデンレストラン
New
チキンカツ丼
¥690(税込)
キーマカレー丼
¥390(税込)
(ちょっと気になったIKEAのディナー。食欲をそそらない看板の写真)

コンニチハクリニックさんが遅刻(衣装の上下どちらかを忘れたらしい。下だったかな)。彼女が到着して準備が整うまで我々は部屋の外(建物内)で待たされた。エレヴェーターから出てくる彼女を我々はガード・オヴ・オナーで迎え入れた。

私はチケットを二枚買ってコンニチハクリニックさんとミニ・マルコchanの特典を受け取った。ここでポンとJPY6,000を出したくはなかったのだが、コンニチハクリニックさんの特典はどうしても受け取りたかった。そしてもちろんマルコchanは外せない。ということで二枚買わざるを得なかった。

コンニチハクリニックさんは自身の一眼レフで購入者の写真を撮ってくれる。いつもこちらが一方的に写真や動画を撮る立場のアイドルさんに写真を撮っていただくという貴重な経験。撮っている間、マルコchanが近くで付き添ってくれた。ほらもっとマルコへの愛を表現して、みたいなことをコンニチハクリニックさんが言ってくる。あ、マルコへの愛でいいんだ。自分(コンニチハクリニックさん)への愛は諦めたんだ……と私は内心思ったが、口には出さなかった。今だから言うが、LiVSを観始めた初期にちょっとだけコンニチハクリニックさんに流れそうな時期があった。少しの間、マルコchanと彼女が私の中で拮抗していた。危なかった。

ミニ・マルコchanはお勧めのアニメかホラー映画を教えてくれる。ふだん映画は観るの? とマルコchanに聞かれ、LiVS(を観るの)で忙いからほとんど観てないと答えたにもかかわらず、どういうわけか彼女は三部作を勧めてくれた。『パール』、『X』、『マキシーン』。せっかくお勧めしてくれたのだから観なくてはと思いつつこれを書いている今でもまだ観ていない。というかこの日から今に至るまで映画を一本も観ていない。上にも書いたように、私がマルコchanを好きであるのと、マルコchanが好きなモノや人を私も好きになるのはまた別問題だと思っている。たぶん観たら面白いのだろうとは思う。でも今の私は生活の中に映画を観る時間がない。フル・タイムで働きながら月に10回くらいアイドルを観に行って2-3回フットボールを観に行っていたら映画にあてる時間はもう残らない。

他の二人は、スズカス・テラさんがさいきん学んだ難しい熟語で褒めてくれる。ランルウさんがお勧めのレシピを教えてくれる。という特典だった。コンニチハクリニックさん以外の三人はその場で文字を書いたカードを渡してくれる。

いんでいら臨時休業。兆楽で焼肉ライス(生玉子付き)JPY930、餃子JPY300。本来は焼肉にかけることを意図されたであろう卵でTKGにしたもののコメがまったくTKGに合わない。一体なんだこのコメは。出している料理に合うわけでもない。

いつだって忘れない ダウン・ヴェスト 腕が寒い そんなの常識(マルコchanの自己紹介…ではなく、薄手のスウェット・フーディの上にダウン・ヴェストという出で立ちだった今日の私が思ったこと)

さすがに連日オタクのしすぎで頭がおかしくなりそうだ。明日はオタクをお休みして健全な興行(めいめいのミュージカル)に足を運ぶ。

2026年4月20日月曜日

#ニキプレ『シキサイ。』 (2026-01-29)

どの曲だったかは忘れたが拳を上げていると最前の柵を挟んですぐ前に近づいてくるコンニチハクリニックさん。支えてほしいのかなと思ってそのつもりでいたら様子が異なる。屈んで顔を近づけ、何かを話しかけてくる。耳を向けると、「肩車できる?」。頷く。背中を向ける。乗っかってくる。脚を支え、フロアの後ろまで練り歩く。(このとき後方にFinallyのメンバーがいた。笑っているAoiチャンと目が合った。)ありがとうという声が上から聞こえる。そろそろステージに戻りたいのだろうと判断。反転してステージ前まで送り届ける。先日のチケット販売会でのマルコchanとのバーピー・ジャンプ対決を見て私のフィジカルを信頼してくれたのかもしれない。おんぶをさせていただいたときもそうだったけどまったく重さを感じなかった。彼女を乗せたままスクワットが出来ると思うくらいには余裕があった。私がフロアで肩車をする日が来るとは思っていなかった(ちなみにLiVSでは禁止されている)。それも相手がメンバーさんというまさかのデビューとなった。/コンニチハクリニックさんの髪色が変わっていたのでお尋ねしてみたらミルク・ティー色にお染めになったとのこと。大層お似合いになっている。/最初に入った数名が白々しく身体を広げたり荷物を置いたりして絶妙に入りづらくして、その隙をついて後の番号のお仲間を次々に入れることで最前を自分たちの牙城にしていた。お目当ての集団の出番中に最前に来たい奴がいるなら俺たちの許可を得たら譲ってやってもいいぞというスタンスを取っていた。私は本来であれば余裕で最前に入れるはずの番号だったにもかかわらず、いいんですか? すみませんとわざわざペコペコして“許可をいただいて”、LiVSのときに最前に“入らせてもらった”。このいわゆる最前管理と呼ばれる行為をしていた人たちの大半はおそらく私が名前も聞いたことのなかった集団の支持者たちだった。一口に対バンと言っても色々あるが、たまにあるバンドとのツー・マンのような、客層が完全に棲み分けられている畑違いの相手との対バンが一番いい。暗黙の了解で相手の出番のときにはお互いにフロアの前後を入れ替わる。平和、多様性というのは棲み分けのことである。

BLUEGOATS 6thワンマンライブ『さらば青春の光』 (2026-01-28)

空いていたら入りたい恵比寿の飲食店一位ことなかよし。さばのみりん干し定食、納豆(ネギあり)、生玉子、唐揚げ(2個)。私は焼き魚の定食のために行列に並ぶ気にはならない。というか料理が何であれ飲食店に並びたくはない。たまたま並んでいないタイミングで入れた。こんなに贅沢な食事(追加料金なしでご飯をおかわりできる)がJPY1,770。一方、BLUEGOATSのチェキはJPY2,500。冷静に考えると軽い気持ちでポンポン出していい金額ではない。それはJPY2,000でもJPY1,500でも同じなのだが、このJPY500、JPY1,000の差はデカい。そしてJPY2,500なら一枚も買わない人がJPY1,500なら二枚、三枚と買うことは大いにあり得る。複雑な消費者心理。冷静になれる場面では冷静になっておいたほうがいい。収入が急に減ったとき。職を失ったとき。この数千円があるかないかに苦しめられることになる。今日は新作のteeシャツが欲しい。だから特典会には行かないことにする。今日は混んで時間がかかるだろうし。前面に指ハートのような形をした手、その下にRoyalty 558と書いてある。YouTube配信でほんま・かいなさんが説明したところによると氏に振り込まれた一年分の印税がJPY558だったのだという。そしてこの手は指ハートではなくラッパーがよくやるお金のサインだそうだ。

LIQUIDROOM。LiVSが去年8月に立ったステージに、約五ヶ月の間を置いてBLUEGOATSが立つのはちょっと意外。LiVSは集客能力においてBLUEGOATSを追いかける立場だからだ。BLUEGOATSはLiVSが越えていない壁をひとつ、二つと越えた存在である。運営的な視点からLiVSが学べる点は多いと私は思っている。

コイン・ロッカーにカバンを預ける。ドリンク代として確保しておくべきお金もそのまま入れたまま鍵を閉めてしまうという初歩的なミス。Kさんに貸してもらって難を逃れる。

韓国 500ウォン
使用できません!
故意に、あるいは誤って500ウォン硬貨を500円として支払う行為は詐欺に当たります。
即通報致します。ご注意ください。 LIQUIDROOM

ドリンク(ジン・トニックだったかな)を飲んでからフロアに入る。行こうと思えば3-4列目、端っこならもっと前に行ける状態ではあった。気分的に真ん中の柵のすぐ後ろで観ることに。思っていたよりも人が少ない。このままでは動員がかなり厳しいのではないかと思ったが、なんやかんやで開演時には格好がつくくらいには埋まった。それでもLiVSのときより少なかったと思う。こういう大箱での公演では見かけ上のフロアに人がいっぱいいる景色を作り出すために招待チケットや格安チケットで近しいアイドル集団の支持者を呼び込む(はっきり言うと半ばサクラである)のが通例だが、BLUEGOATSの場合はそのブーストがそこまで効いていないように見える。そもそもかけようともしていないのかもしれない。そもそもBLUEGOATSのカラーとして(社長の三川さんを筆頭に)他のアイドルを下に見てきた節がある。大事な公演があった際に一人でも多くの方に来てもらえるよう他のアイドル集団との関係を作っておこうという打算は働いていなさそうである。

ほんま・かいなさんがステージに登場するなりフロアを見渡し、すげー…と思わず声に出していた。これまでのBLUEGOATSで一番大きな会場。見たことのないフロアの景色に感動しているのが伝わってきた。彼女だけでなく他のメンバーさんからもLIQUIDROOMのステージで自分を表現できる喜びを噛み締めている様子が伝わってきた。来たかった場所、立ちたかったステージ。見たかった光景。メンバーさんの目標が叶う場面に居合わせることの幸せを感じた。終始、幸福感に満ちた空間だった。

腹の底から声を出して歌う“YOLO”。私は今BLUEGOATSの曲でこれがいちばん好きかもしれない。「僕らさえ忘れた 歌をそっと歌って」「言葉にはできない 声が歌になるように」。隣接したこの二箇所。曲の中で歌えるチャンスは二回ずつしかない。すべての神経を集中させる。BLUEGOATS以外ではなかなか味わえない爽快感。歌うことで自分もこの日の音楽の一部になる。

ほんま・かいなさんは印象に残る言葉をいくつも吐いていた。なんでライブで泣かないのかよく聞かれると前置きした上で、人を泣かせるのが私の仕事だから自分は泣かないんだよ的なことを言っていた。これを聞いた瞬間、元Hello! Projectのももちこと嗣永桃子さんとまったく同じことを言っている、と私は思った。「人を感動させたいのなら泣いたらダメです!!」(嗣永桃子)。おそらくかいなさんは嗣永さんの発言を知らないであろう。全然違うように思えるこの二人が同じスタンスに帰着するのが面白かった。

ルールなんてないんだから自由に楽しめ的なことを彼女が言っていたのにはやや引っ掛かりを感じた。BLUEGOATSはフロアから自由を奪うことで発展してきた集団だからである。じゃあミックスをおっぱじめてもいいんですかと意地悪なことを言いたくなる。コール、ミックス、サークル等々、典型的な地下アイドルのノリを徹底的に排除した上にBLUEGOATSのフロアは成立しているはずだ。

特典会があるからコンサートの時間を延ばせなかったのだと思うけど、ほんま・かいなさんはアンコールの要求に応じなかった。本編を短めに設定して予定調和的なアンコールをやるのではなく、コンサートをやり切ってアンコールをきっぱり断るのが清々しくてカッコよかった。私は終演後にお目当てのteeシャツを買い、そのままいい気分で帰途についた。

LiVS's Historical Costume Live/チケット販売会 (2026-01-25)

いつだって忘れない この衣装、ワキ汗やばい~ そんなの常識(本日のミニ・マルコchanの自己紹介)

歴代衣装で行う公演。今日が三代目。ミニ・マルコchanの衣装は2025年4月26日(日)の初披露から約一ヶ月後の5月29日(金)に改良されている。長袖だったのが半袖+通気性のあるレース生地の羽織りものに変わった。その一週間前の特典会でマルコchanは今の衣装ではあまりにも汗をかくのでこれからどうするかを相談中だと言っていた。ワキがやばいというのは初日の段階で言っていた。ワキ見ないでね! と彼女に二度くらい念押しされたことで私が却ってそこに注目するようになってしまったのは秘密である。残念ながら(?)彼女の衣装が半袖に変わってからはワキの汗染みは見えなくなった。

三代目衣装の公演でマルコchanがオリジナルと改良版のどちらで現れるのかは開演前のステージで周囲の目撃者と話題になっていた。正解は、両方だった。オリジナルで現れて数曲をパフォームしたマルコchanは自己紹介をした直後に袖に捌け改良版に着替えてステージに戻ってきた。

『RとC』でメンバーさんがフロアに下りてきたそのままの流れで始まる『業TO HEAVEN』。ばら撒かれる色とりどりの風船。LIQUIDROOMの演出の再現。お祭り気分。宙に舞う大量の風船を前にすると人々は童心に帰る。おもちゃを与えられた幼児のように夢中になる。前に℃-uteのコンサートで同様の演出があった際、MC中に風船を叩いてばかりいる我々に業を煮やした中島早貴さんが「ちょっとみんな風船で遊ぶのやめて話を聞いて」と言ったのを思い出す。風船は平和をもたらす。

昨日に続いて今日も別会場でチケット販売会がある。その前にメシ。今日の販売会では何やら筋トレをやるらしいのでアルコールは避ける。KEBAB CHEFSに入店。値上げしている。ケバブ・ラップは断念。ビーフ・サンドイッチ JPY1,100。元から値段設定は高めではあったけどクオリティが高い分、納得できた。ここまで来ちゃうと許容範囲を超えている。量が多いわけでもないからね。私はこの日を最後にこの店には行っていない。ちなみにF君が最近この通りにある鮨とラーメンの店(うおがしや)に行っていた。当たりらしい。機会があれば行ってみようと思う。氏は一時期ごち豚(KEBAB CHEFのすぐ向かいにある)をリピートしていた。なぜあの豚汁チェインをそこまで持ち上げるのかと私は不思議に思っていたが、渋谷の飲食店事情への理解が深まるとともに腑に落ちた。

チケット販売会の筋トレはもっと遊びのような感じかと思っていたら思いのほか本格的だった。チケットを買うと1分間、好きな筋トレ(いくつかから選べる。腹筋、プランク、バーピー・ジャンプ、スクワットだったかな)をメンバーにやらせるもしくは一緒にやれるのだが、購入者が一緒にやる方を選ぶとメンバーとその人だけではなくなぜか来場者全員でやる流れになった。

コンニチハクリニックさんがプランク中に歌うと時間が過ぎるのが早いと言って『民衆の歌』を歌い始めていた。退出時のお見送りの際に伺ったらお好きとのこと。横浜F・マリノスのホーム・ゲームで試合開始直前に流れることでお馴染み。私は年に20回くらいはスタジアムで歌っている。

私の前に手を挙げた某氏がチケットを買って、メンバーとファン全員で1分間のバーピージャンプをやった。今しかない、と思った。すかさずチケットを購入した私はミニ・マルコchanと一対一のバーピー・ジャンプ対決を挑んだ。私の回数はランルウさんが数えてくれた。結果は31回対29回で負けた。私は死ぬ気でやった。自分が出せる力はすべて出せた。その姿勢は見ていた人にも伝わったのではないか。メンバーよりもお兄さん(ツイ・キャスで配信していたので名前をばらさないための配慮から我々のことは全員をお兄さん呼びしていた)の方からひたむきさが伝わって来るんですけど、とスズキさんがメンバーに言っていた。倒れ込む私に手を差し伸べるマルコchan。何とか立ち上がった私を見る他のメンバーさんの表情。めっちゃカッコよかったですと後に某紳士がかけてくれた労いの声。私のオタク生活の中でトップ級に最高の思い出を残すことが出来た。

日頃から運動をしていてよかったと心から思った。もし何もやっていなければまず(勝ち負けや回数は別として)一定の時間で集中して限界まで自分の力を出し尽くすということ自体が出来なかったと思う。他の人も見ている状態であのような勝負を挑めたのは、普段から身体を動かしているから俺はやれるんだという強い気持ちを持てたからだ。バーピー・ジャンプのときも他の筋トレのときも、呼吸の仕方とか、身体の動かし方とか、過去にHIIT(high interval intensity training)専門のジムに通ったり、二年くらい前からパーソナル・トレーニングを受けたりしてきた経験が生きているのを感じた。言うても派手なことはしていないけど、ちょっとずつでも運動をしてきた積み重ねがあってよかった。

マルコchanは計2分間のバーピー・ジャンプの直後でもピンピンしていたが私はしばらくダメージを引きずった。全員写メのとき、帰りにクリスピー・クリーム・ドーナツを食べてね(私はクリスピー・クリーム・ドーナツのteeを着ていた)とメンバーさんが労ってくれた。そんなものは食べないよと私が言うと、なんでと聞いてくるメンバーさん。トランス脂肪酸が入ってるからと私が答えると彼女たちは笑っていた。

2026年4月19日日曜日

VS VS SOMO-Road to Zepp special 3man live-/チケット販売会 (2026-01-24)

この日も感想などを文字で残していない。代官山UNITの大一番に向けて私自身が燃え尽きんばかりに駆け抜けていた時期。働きながら平日も土日もLiVSを観に行くのに精一杯でいちいち何かを書き残しておく余裕がなかった。いま確認出来るかぎりの情報(会場名、開場と開演の時間、iPhoneに残っている写真や動画)を見ていくと徐々にこの日の光景が頭に蘇ってくる。ただ、もう細かいことは覚えていない。同じ集団をこれだけの頻度で観に行っていると、もうどの日がどうだったかなんて分からない。記憶が薄れているのもあるけど、そもそも中毒による脱感(耐性がついて喜びに鈍くなる)状態なのでひとつひとつの現場から得る感動が薄れている。

書くネタがないし、この記事も短めで切り上げるつもりではあるのだが、書く(言う)ことがないときに何を生み出すかは書き手(語り手)の腕の見せ所でもある。何日か前にドロップされたステハゲさんの動画、マリノス=麦茶が格好の教材。2026年4月11日(土)に行われた明治安田J1珀年構想リーグ第10節、横浜F・マリノス対FC東京のレビュー動画なのだが、なんとステハゲさんはこの試合をハイライト動画でしか観ていないようなのだ。それで50分間語っている。動画の後半はずっとシュートの打ち方について延々と持論を述べている。いや、試合をちゃんと観ていないやつの試合評なんて見る価値がないやん。そう思うかもしれない。しかしステハゲさんが教えてくれるように観ていないのであれば観ていないなりの着眼点や切り口というのは作ることが出来るのである。

下北沢ERA。私にとっては初めての会場。開場10時20分、開演10時40分。SOMOSOMO、Finally、LiVSの三組の対バン。LiVSは2月5日(木)に代官山UNIT、SOMOSOMOは2月6日(金)にZepp新宿での大一番を控えている。Finallyは今年夏のメジャー・デビューとZepp新宿での単独公演を発表したばかり。対バン相手の二組の客を自分たちの大切な公演に呼び込みたいという点で三者の利害が一致している。無料の招待チケットを配るから、あるいは格安のチケットを売るからこの日だけは観に来てネというのが現実的なアプローチとなる。そうやって大切な公演の入場者数をブーストさせ、人が埋まっている「景色」を半ば無理やり作り出していく。いわゆる地下アイドルと呼ばれるこのジャンルはアイドルの供給過多である。もっと有名になって、もっと大きな会場でコンサートをしていてもおかしくない集団はたくさんある。LiVSもそうだと思う。しかし問題はその大きな会場を誰が埋めるのか。アイドル側がいいものを作ればファンがどこからか勝手に湧いてくるわけではない。このジャンルのファンになり得るような人たちは基本的に既にどこかの集団に囲い込まれている。市場全体としてファンのパイは限られているのだ。いいものを作れば売れるわけではないし、いいものを作って宣伝しても売れるわけではない。

動員規模(固定客)が20人であれ500人であれ10,000人であれ、その興行が好きな人はその規模も含めて好きなのだ。その規模だからこそ成立する魅力や面白さというのはそれぞれの規模において存在する。なんでもかんでもバズッてみんなに知られればいいわけではない。もちろん活動を継続していけるだけの動員や売上がないと支持者たちも困る。だが、もっとビッグになりたい、売れたい、有名になりたいといった演者側の野望は、ある一線を超えると支持者との利害が一致しない。これを言ってしまうとお仕舞いかもしれないが、たとえばアリーナ規模の会場でコンサートをしたいアイドルはその規模の会場でコンサートを実施してきたノウハウと実績と固定客を持つ事務所に入れなかった時点でほぼ詰んでいる。そしてアリーナ規模のコンサートを観たいファンは最初からそういう集団や事務所を応援すればいい。それぞれの事務所にはマネージできる売上や動員規模の範囲というものがある。

対バンの後、付近の貸しスペースでLiVSのチケット販売会(正式なイヴェント名は分からない。LiVS公式アカウントで検索しても告知のtweetが見つからない)が開催された。2月5日(木)の代官山UNITのチケットをメンバーが売り込む。買うと全員と写メが撮れる。回によって企画が異なるらしく、今日はメンバーそれぞれがプレゼンをするとのこと。さっきの対バンではなぜか告知をしていなかった(もしかするとSOMOSOMOとFinallyの何かと重なっていたのだろうか)。結果、「大体 毎回 いつも同じメンバーと再会」(RIZE, “Why I'm Me”)した会場。正直、行くかどうか迷った。だってさ、行ったらチケットを買わされるわけでしょ。安くはない。JPY3,000。チケットを新しい人に買ってもらう努力をするべきなのに、こうやって同じ既存客から搾り取る方策しかとらないのか。こっちもお金が余っているわけではない。閉口する。ただ、とりあえず今日は行ってみることにした。

チケットを販売するための施策としては疑問が残った。たしかに売上にはなる。でもここに集った人々は全員がチケットを持っているはず(実際には1-2人、まだ買っていない人がいた)。我々に複数枚買わせたところで、ここから他の人の手に渡ってその人たちが来てくれないとフロアの人数は増えない。それをどうするのかまでは考えられていないように感じた。ただ、ある種オフ会のようなイヴェントとしては素晴らしかった。あれだけの近距離で、ステージ衣装ではない服装(私服の上にLiVSの半袖tee)に身を包んだメンバーさんをじっくりと観ることが出来て、マルコchanが数秒間じーっと目を合わせてくれて、好きになった。

はじめてのキラミナ (2026-01-21)

LiVSの現場がある日に別のアイドルを観に行くのは節約になる。LiVSの物販ではほぼ毎度JPY6,000分のチェキ券と写メ券を購入してしまう。他のアイドルであれば冷静な購買活動が出来る。理性がはたらく。その集団におけるオキニとチェキを一枚だけ撮ればいいと思える。なんならコンサートだけを観て特典会には行かずに帰ることも厭わない。LiVS以外のアイドルとのかかわりにおいて私はほとんど狂っていない。LiVSにのめり込む前の私はアイドルというシステムそのものに対して醒めた目を向けつつあった。田村芽実さんが『かえってきたアイドルめいめい』でカヴァーしていた曲で「好きよ」「オレモー!」「好きよ」「オレモー!」という掛け合いを観客とやっていたときに感じた薄気味の悪さ。居心地の悪さ。もう私はアイドルに熱中するのは無理だ。そう思った。アイドル・オタクをやめて人生が正常になっていくかのように見えた。BLUEGOATSを目当てに観に行った対バンでたまたまLiVSを観てしまい、ミニ・マルコchanを見つけてしまったその瞬間まで。新規無料写メ券で彼女とお話をさせてもらって、最後に言われたまた来てねという言葉。あのとき私はミニ・マルコchanに腕を引っ張られ、再びアイドル・オタクという地獄に引きずり込まれた。それも、これまでに体験したことのない、想像したこともない深さまで。いや、なに考えてンの。お前に正常な人生なんて無理だから。そう言われたような気がした。

19時から高円寺HIGHで、KIRA:MINAという集団の単独公演。LiVSの対バンと丸被り。『私アイドルじゃないです』をLiVSに提供してくれた大森靖子さんと同じステージに立つという注目度の高い公演。私はチケットを買い忘れていた。どうしようかなと思っていたタイミングでN氏に誘われ、招待チケットをいただけることに。JPY30,000のVIPチケットを買うと招待チケットが7枚ついてくるらしい。N氏はなぜかそのVIPチケットを3枚買ったのだという。私は昨年の12月23日(火)にもこの集団を観ていたが、そこで良かったから今日来ることにしたわけではない。N氏からチケットをいただいたのはその前である。

高円寺HIGH。なかなか来ることのない土地。会場近くの祥龍房という中華料理店で牛肉ときのこのカキ油炒め定食JPY900とアサヒ・スーパー・ドライ。18時15分開場、19時開演。18時半くらいに入場。前に観たときにRycoチャンがいいナと思っていた。特典会で彼女と撮ってみたかった。どうやら特典券がJPY1,000/枚で、1枚で写メ、2枚でチェキ。値段はLiVSと同じである。JPY2,000で済ませようと思っていたが、チェキも写メも撮りたいので三枚買う。同じクルー(BADKNee)のSUPER REPLiCAがビラを配っている。もらう。階段の下でもビラを渡そうとしてきた淑女がいたので貰いましたと言ったら別の集団(POPPiNG EMO)だった。

フロアに入る。N氏とサツアイ。別の顔見知りの紳士ともサツアイ。皆さん荷物ってどうしてるんですかねと尋ねると最前は柵前、他は左後ろに固めて置いていると教えてくれた。そちらにカバンを置く。人は結構埋まっている。BADKNeeの他の集団の支持者が駆けつけてくれているのが大きいのだろう。いざというときの動員において、何らかのファミリーに属していることの利点。Hello! Projectでいうと普段は自分が支持しているひとつの集団だけを観に行くけど武道館公演には集団を問わず必ず行くみたいな。そういう人たちがいるのだと思う。

後からTwitterを見て知ったが今日のLiVSは『私アイドルじゃないです』をなんと大森靖子さんと一緒に歌っていた。こんなことは二度とないかもしれない。その場に居合わせたかったという気持ちが私になかったといえば噓になる。だがKIRA:MINAを選んだことに悔いはない。こっちはこっちで楽しかった。うんざりするほどにLiVS漬けになっていた私には一服の清涼剤となった。
  • 私にとって最大のハイライトは、三回連続でやった曲(KIRA:MINAの曲はストリーミングに解放されていないので曲名が分からない)。フロアの全員で肩を組みながら左右に揺れ、頭を振る。一体感。激しい。最初はどう動くのかが分からずすぐにはついていけなかった。ちょっと転びそうになった。三回目になると完全に理解した。これは楽しい。一気にギアが上がった。(後でN氏が言っていたがLiVSでいうところの『RとC』の位置づけである。)フロア後方を巻き込むためにおまいつが後ろに散っていたのが印象的だった。
  • フロアを沸かせることの一辺倒ではなく、魅せる、聴かせることのバランスもよかった。合間に挟まれるダンスも眼福だった。
  • 小生のオキニはやっぱりRycoチャン。Shimizさん(この淑女はチャンではなくさんである)も目に留まったけどオキニとはちょっと違う。
  • フロアのノリにも好感。LiVSにはないタイプの激しさはあるけど、ケチャはそこまででもないので他の人とぶつからないように神経を使う必要はあまりない。
  • どういうわけかフロアがちょっとションベン臭かった。
  • 私はGirls be badの音楽が大好きなので『僕のイノセンス』のカヴァーには上がった。これも複数集団を抱えるクルーに属することの強み。セットリストに出せる深み。

特典会はRycoチャンに行く。後ろにいた紳士に伺ったところ一度に出せる特典券は写真三枚分までというルールがあるらしい。Shimizさんにも行こうかなと考えたけど長蛇の列を見て断念。Rycoチャンとチェキ、写メを一枚ずつ。
あのさ、モッチリするって何なの? いつもTwitter見てるんだけど
え? Rycoでモッチリしてないってこと?
Rycoでモッチリするっていう使い方なんだ
うん
え、それって…下ネタ?
何でだよ!(私にグーでパンチするような動作)
違うの?
帰ったらRycoでモッチリしてね
分かった。Rycoでモッチリする

家に帰ってからRycoチャンのいい匂いを思い出しながらモッチリした。

LiVS's Historical Costume Live (2026-01-17)

下北沢のCLUB251で行われた公演が11時半開演。その後に飲み会1(鳥貴族)→飲み会2(都夏)→飲み会3(ダンダダン)→飲み会4(ケバブ・シェフ)と4軒ハシゴして解散したのが22時半すぎ。ひとりになる時間がほとんどなかった。お酒を飲んでいたのでiPhoneのNotesやTwitterに感想を書き残しておく余裕はなかった。なおかつこれを書いている今では3ヶ月以上が経過している。ミニ・マルコchanの自己紹介は「いつだって忘れない」から始まるが、私はこの日の公演のことをほとんど忘れている。数日以内のまだ記憶が残っているうちにメモを残しておければよかったんだけど、そこまでマメにやるのは困難である。
  • 歴代衣装シリーズの公演。今日は二代目衣装。私がLiVSを、マルコchanを初めて見たときの衣装。私がLiVSに通うようになったのはマルコchanという個人に惹かれたのが最大の理由だが、音楽と衣装も含めた全体的な世界観や雰囲気に引き込まれたのも大きい。初代衣装が一番好きと前回の公演でメンバーさんにも言ったけど甲乙つけがたいかも。
  • 三日前の定期公演で歌ってくれたばかりの“End Blue”をまた聴くことが出来た。通常はこんな短いスパンで聴ける曲ではない。もしかして今日やるための予行演習的な意味もあって定期公演のセットリストに入れたのだろうか?
  • セットリストに“He Meets”が入っていた。2025年4月26日(土)午前0時にYouTubeにドロップされたこの曲のヴィデオ・クリップでメンバーさんは三代目衣装を纏っている。(同日の公演から衣装が切り替わっている。)だから私の中でこの曲といえば三代目衣装の印象が強い。ただその前の2nd EP“WARMiNG”リリース・パーティ巡業の中で曲の披露は始まっていた。だから滑り込みで二代目衣装時代の曲ということになるのだろう。
  • マルコchanと写メを撮るときに後ろの柵を利用してブルガリアン・スクワットをした。1枚は一緒にやって、二枚目でマルコchanがトレーナー役になってくれた。私のスクワットを横で見ながら、姿勢をよくして!と指導してきた。6日後に本当のパーソナル・トレーニングでブルガリアン・スクワットをやっていたらトレーナーの青年から完全に同じことを言われた。それをトレーナーに言うと(マルコchanは)まったく間違ったことは言っていないと言っていた。
いつだって忘れない この衣装『進撃の巨人』みたい そんなの常識(本日のミニ・マルコchanの自己紹介)

2026年4月18日土曜日

Weekly LiVE at LiVS (2026-01-14)

1月12日(月・祝)の対バンは回避した。見境なく東京で行けそうなLiVS現場には全部行くという習慣から抜け出していかないといけない。身が持たない。この日はLiVSのことは気にせず、美容室に行ったりしてゆっくり過ごした。いい休養になった。LiVSに通いすぎて、もはや行くことよりも行かないことがリフレッシュになるという領域に達している。何度も書いてきたように今の通い方は自分のキャパシティを超えている。行くのが義務のような感覚になってきて、その時間を最後まで乗り越えるだけで精一杯になってくる。楽しいだけではない。苦しくなってくる。気持ち的にも、金銭的にも。これは健全ではない。いや、そもそも行く頻度に関係なくアイドルのケツを追いかけていること自体が健全ではない。正常ではない。が、それを言ってはお仕舞いである。いずれにせよ、いい塩梅を探っていく必要がある。一方で、どうせなら自分のやれる限界までやり尽くしたいという気持ちもある。人生でこれだけ夢中になれる対象を見つけられるのは奇跡のようなもの。情熱を中途半端にセーヴしたくない。現場に行く頻度や基準を見直したいとは思っている。かといって月に1-2度行くのが長期的に継続しやすいですしお財布にも優しくていいですねというようなくそつまらない結論には落ち着きたくない。私は“推し活”を末永く続けたいんじゃなくてミニ・マルコchanを全力で愛したいのだ。

Spotifyを開くと花譜の新譜“I SCREAM LIVE4 - Cover Live Album-”が今日ドロップされていた。彼女の歌は一度聴き始めると心地よくてずっと聴いてしまう。なんでこんなに魅力的なんだろう。2026年になって『渚にまつわるエトセトラ』のこんなに素敵なカヴァーを聴ける喜び。彼女のことは #KTCHAN との“BEKI”と『ギミギミ逃避行』で知った。『寓話γ』は私が2025年に五番目に多く聴いたアルバム。Spotifyで聴いているだけで現場に行ったことはないし(彼女は顔を出さずに活動しているので現場というものがそもそもあるのかも知らない)一切の購買活動もしていないが密かに好きである。

定期公演だが新宿。今回は新宿Marble。助かる。新大久保でメシを食ってから歩いて行ける。サビハ・ハラル・レストランでハリームを食べてから歌舞伎町を通過して西武新宿線の新宿駅付近へと歩く。会場近くにあるアフリカ料理の店が気になる。EZINNE CHRISTY RESTAURANT AND BAR。中国、インド、ネパール、バングラデュといった国々の料理は私にとってもはや日常食となった。アフリカ料理こそ次に私が開拓すべき分野であろう。
新宿MarbleにLiVSが立つのは今日が初めてらしい。立地以外に特に何かがいい会場ではないので、私はまたここでやってほしいとは別に思わない。BLUEGOATSで何度か来ているので分かるが観やすくはない。

EGO”と“End Blue”を聴けたのが嬉しかった。こういったはぐれメタル並の遭遇率の曲が何の予告もなく不意に披露されるのが定期公演の良さである。定期公演でもなかなか聴くことは出来ない。この二曲の後に“Don't Look Back”をやってくれたのがまたよかった。この3曲の流れが私の中で今日のハイライトだったと思う。

2月5日(木)の代官山UNIT公演に向けて動体視力を鍛えようという名目でメンバーそれぞれがマシュマロ・キャッチ(投げられたマシュマロを口でキャッチできるか)を出来るかのチャレンジが行われた。ミニ・マルコchanだけが成功した。
特典会でミニ・マルコchanにChuck Palahniuk, “Fight Club”の冒頭を音読してもらったら私の中で新たな扉が開く音が聞こえた。
TYLER GETS ME a job as a waiter after that Tyler's pushing a gun in my throat and saying, the first step to eternal life is you have to die.

時間的に最初のセンテンスしかカヴァー出来なかったんだけど、ミニ・マルコchanはsayingまでは意外と意味をご理解されていた。その後の文意を聞かれ、永遠の生命を手に入れるための第一歩は死ぬことだという意味だよとお伝えすると、難しい! と言っていた。私は、ファイト・クラブはアイドル・オタクに似ていると思うんだよねと言った。なんで? と彼女が聞いてきたので、ファイト・クラブのルール1もルール2もファイト・クラブについて他言しないことで、アイドル・オタクもあまり他の人には言えない秘密クラブだから…と言ったら彼女はちょっと笑っていた。映画好きのコンニチハクリニックさんは映画『ファイト・クラブ』の前に小説があったということを知らなかった。この小説が原作なんだよと言うととても驚いていた。

いつだって忘れない ミニ・マルコ、ネイルした そんなの常識(本日のミニ・マルコchanの自己紹介)

2026年4月17日金曜日

KATACHI COLLECTIVE Vol. 1 (2026-01-11)

渋谷WWW。私は何度か来たことがある。直近だとGirls be bad。その前が2024年の #KTCHAN (当時はまだ #KTちゃん )のお誕生日。 #KTCHAN の登場の仕方は印象的だった。聞き覚えのある声が場内に響く開演直後。 #KTCHAN の姿はステージにない。どこだ? キョロキョロする我々。彼女は左の通路を使い、後ろからフリースタイル・ラップをかましながらステージへと向かうことで我々の意表を突いた。左端が柵で区切られ、通路が確保されている。そこを使って登場したり、フロアに降りて行ったりがしやすい。特徴的なつくり。Girls be badも公演の後半ではこっち側に降りてきた。LiVSの出番が25分しかないこの対バンをわざわざ私が観に来た最大の理由はもう病気なのでLiVSの出演情報が出て行けそうな日時だったら何も考えずにチケットを買うようになっているからだが、もうひとつの理由としてこの会場でパフォームするLiVSを観てみたかった。

13時開演の対バン。LiVSの出番は17時45分~18時10分。もちろん最初から入場してすべての集団を観るほどの気力も体力も興味も私にはない。東池袋のエーラージでノン・ヴェジ・ターリーを食べて、タリーズでホット・コーヒーを飲んでからゆっくり向かう。15時過ぎに会場着。カバンをコイン・ロッカーに預け、お酒を一杯飲んで、MAPAが終わったあたり(15時30分)でフロアに入る。このタイミングで多くの人々がフロアから出てくる。もっと前から会場にいる顔見知りの目撃者たちも混雑を避けるためにMAPAの出番中はフロアの外に出て休んでいた。

過剰なほどに重低音が強い。身体にずしんと来る。何なんだろう。他の公演で来たときはここまでじゃなかったはずだけど。多くの集団はメロディや歌が重低音に負けてあまり届いてこなかった。それもあっていくつかの集団のパフォーマンスは観ていて眠たく感じた。目を使うのが勿体ないと感じ、しばらくのあいだ目を閉じてやり過ごしたほどである。手前味噌かもしれないがLiVSはしっかりと歌を届けられていた方だと思う。LiVS以外では棘-おどろ-に好感を持った。衣装、メンバーさんの容姿、ダンス。いずれにも一味違う個性と世界観がある。中でも天才うゆさま。chanに目を奪われた。プレイ・スタイルが私の好み。憑依系というか。曲も好き。(後日Spotifyで繰り返して聴いた。)ただ、まだメンバーさんの歌唱技量が音楽のクオリティに追いついていない感じがした。ここが向上すればもっと素晴らしい集団になるだろうなと思った。あとはBELLRING少女ハート。圧巻だった。LiVSの特典会が18時30分から始まっていたけど18時45分まで彼女たちの出番を最後まで見届けた。最悪もしこれでLiVSの特典会が締め切られて行けなくなってもいいやと思えるほどに目が離せなかった。また彼女たちは脚をがっつり露出してくれたいたのでその意味でも目が離せなかった。いつかLiVSが単独でこのステージに立つ姿を観てみたい。収容人数400-500人なので箱の規模としては現実的なはずである。 #KTCHAN が左の通路を利用して後ろから登場したときの話をマルコchanに話したらそういう使い方が出来るのか! と感心していた。

なお後日談だが天才うゆさま。chanのデコ・チェキを購入したところ別の人の宛名とメッセージが書かれたチェキが届いた。そして3月13日(金)に彼女が棘-おどろ-を脱退することが発表された。

2026年4月15日水曜日

LiVS's Historical Costume Live (2026-01-10)

万チケを毎回買うのは無理。毎回じゃなくても普通は躊躇する。お金があるかないかだけの問題ではない。一回の公演チケットにJPY10,000、場合によってはJPY31,500を出すということ。それも毎週どころか週に二、三回も観に行っているアイドルの公演に。そのチケット代だけで出費が終わるわけではない。特典会に行かないわけにはいかない。万チケではない通常のチケット(JPY3,000-3,500程度)で入ったとしても相当な出費になる。見かけ上の安さに騙されてはいけない。さっきまでステージにいた女のコと対面しチェキや写メを撮って20秒お話をする毎にJPY1,000が飛んでいく(LiVSの場合。チェキJPY2,000で交流40秒、写メJPY1,000で交流20秒)。一枚、二枚で満足するのは非常に難しい。この世界ではチェキ一枚撮って数十秒お話をするのでJPY1,500-2,000位が相場だが、この金額があればどれだけおいしいものを食べられることか。この金額を稼ぐのにどれだけの労力がかかることか。私がLiVSを観るようになった最初の頃は公演によってJPY10,000やJPY31,500のチケットが存在しているという事実そのものにドン引きしていた。冗談だろと思っていた。それが正常な感覚。そんなたまに万チケを買うようになった。ミニ・マルコchanに狂わされた。ミニ・マルコchanが悪い。ミニ・マルコchanを近くで見たい。ミニ・マルコchanの近くにいたい。ミニ・マルコchanにたくさん会いたい。だからなるべく早い番号で入りたい。そのためにチケットを叩くし、現場にたくさん通う。時には万チケも買う。私の銀行口座の残高を急降下させた張本人、ミニ・マルコchan。責任を取ってほしい。とはいえ後先を考えずに万チケを取っていたら経済的に破綻する。万チケで入る公演は厳選する必要がある。今日こそはまさに私が万チケで入るべき公演だった。LiVSメンバー全員が初代衣装を纏う特別な日だからだ。現衣装を含めるとLiVSはこれまで四つの衣装を纏ってきた。それらを初代から順番に着ていく四回の公演。初回が今日。私が初めてLiVSを見たときに衣装は二代目だった。最初の衣装をこの目で直に見たことがない。それが私の中でずっと心残りだった。正確に言うと初代衣装に袖を通したスズカス・テラさんを目にしたことはある。2025年12月13日(土)。それはそれで嬉しかった。私が普段はあまり見ることのない(失礼)スズカス・テラさんを目で追ってしまうほどに魅力な衣装だった。今日はミニ・マルコchanを含むLiVS全員が着ているのを見ることが出来る。この公演を見逃すわけにはいかなかった。それも前方で目に焼き付けたかった。JPY10,000の最高チケットを購入した。(二代目衣装以降の公演は通常の人間チケットJPY3,000にした。)渋谷サイクロン。初代衣装を目当てに私のようなヘッズが殺到するかと思いきや来場者は少なかった。20-30人。土曜にもかかわらず平日の定期公演と変わらない。最前やその付近にこだわらなければ、普通にコンサートを楽しむだけなら、JPY3,000の人間チケットで一向に支障がない。狂っていなければ、わざわざ値段が3.33333…倍のチケットを買う理由はない。ただ今日の私はこのJPY10,000のチケットに値段分の価値を見出した。最前で、誰も間に挟むことなく(もちろんケチャで人が入れ替わるときに下がることはあれど)念願の初代衣装を身に纏い歌って踊るLiVSを堪能することが出来る幸せ。開演してメンバーさんが登場した瞬間から高揚した。これまでの四衣装においては初代と二代目に圧倒的なオリジナリティと世界観がある。中でも私はこの初代が一番好き。LiVS支持者には目撃者という総称がある。LiVSのさまざまな姿を目撃するのが我々の本文だとするならば、初代衣装をこの目で見られていないのは私にとって大きな負い目だった。私が目撃出来ていなかった光景。欠けていたピース。そこが(リアル・タイムではないとはいえ)埋まったような気がした。これで一人前の目撃者になれたような気がした。この歴代衣装公演ではその衣装を使用していた頃に存在していた曲しかやらないという縛りを設けたセットリストが組まれている。アルバム“NEW ERROR”とEP“Letter”。最近のLiVSとは異なる独特のヴァイブスがある曲たち。初代衣装の時期はまだ曲が少なかったため、同じ曲を複数回やっていた。“Preserved”とか。同じ曲を何度もやるひとつの公演でこちら側の練度が上がっていく感じが好き。曲によっては振りが今と当時では違うものがあるそうだ。今日はかつての振り付けで踊っていた。気付いたかぎりでは“Shooting Star”のフックで人差し指をさして手を上下に動かすところとか、“BiRTHDAY!!”で腕を上に広げて交差させるところとかが、そうではない違う振り付けになっていた。メンバーさんと同じ動きをするつもりがメンバーさんが思ったのと違う動きをしていて意表を突かれた。その我々の驚いた反応を見てメンバーさんは楽しんでいるように見えた。特典会でコンニチハクリニックさんに聞いたところによると衣装は一着しか与えられないのだという。洗うの大変じゃない? アイロンとか。と聞くとアイロンはかけない。シワが出来ない素材だと言っていた。ポリエステルが入ってるのかな、ポリエステルってシワが出来にくいじゃん。と言うと質問が高度すぎて分からないというような反応をされた。(公演そのものと万チケの特典までは最高だったのだが、マルコchanの個別特典会で写メ券4枚とチェキ1枚をまとめて出した際、枚数の割にやけに短く打ち切られたように感じた。だってこれだけ出してチェキのサインを書き終わる前に終わりってあり得ない。後で計算したところ一秒あたりの値段がHello! Projectと同等になっていた。初めて見るチェキ・スタ氏。他の紳士に聞いても同じ感想を抱いていた。おそらくだが複数枚出しても一枚分の時間で終了させていたのではないか。あるいはそれに近い何かしらの大きなミスをしている。当該のチェキ・スタさん個人というよりは業務のやり方を周知、教育出来ていないLiVS運営側の問題。伊藤代表には話した。その本来よりも短い時間の中でマルコchanは、初代衣装は身体のラインがキレイに出るから好きだと言っていた。)

2026年4月7日火曜日

BLUEGOATS『さらば青春の光』リリースイベント (2025-12-29)

スケジュール帳(左ききの手帳2025)を見れば明らかなように現場を詰め込み過ぎている。いくら連休で予定がないからといって行けるだけ行けばいいというものではない。ただ休む日も必要。軽い気持ちだけで行くとこうやってブログを書かないといけなくなり自分の首を絞めることになる。今日は回避するつもりだった。やっぱ行くか、と前日の気分で決めた。JPY2,250でアルバムをゲトれて、短いコンサートを観られて、その上チェキまで一枚撮れる。サクッと観て、撮って、帰る。すべてをサクッと済ませる。本当に帰る。飲み会には行かない。もし知人に会ったとしてもそういう雰囲気になる前に姿をくらます。

渋谷タワ・レコ。ドリンク代がかからない。本当にアルバム代のJPY2,250ポッキリで楽しめる。助かる。しかもメンバーさん直筆の、歌詞の一部が書かれたカードまで貰えた(私が引いたのはほんま・かいなさん作のSEVENTEENと書かれたカード。歌詞の引用元は“SEVENTEEN”)。11時半販売開始、12時半入場開始、13時開演。昼メシの時間に干渉しない。これも助かる。軽い気持ちで来ることが出来るかどうにかはこういう要素も関係する。ドリンク代を取られるとかJPY4,000-5,000かかるとかだったら今日はやめておこうとなった可能性が高い。アルバムを予約して整理券をゲトる。79番。遭遇したLiVS仲間に交換してもらって59番に繰り上がる。地下一階。近い。この番号でも二列目の右端に行けた。もっと混むかと思っていたが思いのほか来場者は少なかった。後ろには空間があったが、かといって後ろで観るのには向かない会場だった。ステージが低いので前の方に行けないと見えない。

新大久保、サビハ・ハラル・レストラン。ビーフ・ビリヤニJPY1,320。ランチ・タイムだとドリンクが付属する。メニュウにはいくつかから選べることになっているのに店員氏はonly Colaの一点張り。ちょっといらつかされる。メニュウにはこう書いてあるじゃないかと言ってもonly Colaとしか言わない。じゃあそれ以外のドリンクを頼む場合はどうなるんだと聞いたら追加で単品料金がかかるという。滅茶苦茶。ただビリヤニはめちゃうまだった。(後日、別の店員氏はCola以外も選ばせてくれた。)

アルバムの発売日は4月28日(火)。実に四ヶ月先! でも曲の大半は既にストリーミングで聴ける。本当に忘れた頃にブツを手にすることになりそうである。私は根が生粋の現代っ子に出来てるのでコンパクト・ディスクを再生する機材を持ち合わせていない。今の家に引っ越す前(2022年6月まで)はコンピュータ経由でmp3に変換してiPhoneに入れていたのだが、引っ越してからコンピュータ自体を起動させていない。最初は荷物が多すぎてそのコンピュータが入った段ボール箱を開けるところまでたどり着けなかったのが最大の要因だが、今では存在さえほぼ忘れている。YouTubeやAbema(DAZN)ならタブレットで観ているし、ちょっとした作業なら後から購入したThinkPadでやっている。

普段は禁じられている動画を撮れる貴重な機会とあって前方にはスマ・フォを構える紳士たちが目立つ。それを睨みつけるや(そのときは私も撮っていた)「写真撮ってないでさ!!」と言ってからフロアに身体ごと投げ出して突っ込んでくるほんま・かいなさん。彼女は基本的に我々が撮影しながら観るのをあまり面白くは思っていないのが普段の発言から汲み取れる。レコード店でのリリース・パーティにおけるミニ・コンサート。もうちょっと緩いスタンスでもいいはずである。ほんま・かいなさんは場所やイヴェントに関係なくいつでも本気で我々にぶつかってくれる。こっち側も気を抜いていられない。今日の彼女は声がかすれていた。ハスキーで味があったとか言っていられないくらい歌うのが苦しそうで、痛々しかった。それでも言い訳をせずにそのときの自分が出せるすべてを出し切る彼女のプロフェッショナルな姿勢が印象的だった。

2026年4月5日日曜日

Weekly LiVE at LiVS (2026-01-06)

連休明けの勤務、二日目。昨日の午後からだるい。22時から6時半くらいまで寝たけど、寝ている最中から疲労感。重たい感じ。『おつポム』( #KTCHAN )を聴きたくなる朝。日中も眠くてたまらない。

12月24日(水)12月28日(日)12月30日(火)1月2日(金)1月4日(日)、1月6日(火)。あり得ない頻度でマルコchanに会えている年末年始。本当にありがたいこと。これまでの私の人生で最も異常性の高いクリスマス~年末年始だったと思う。もう少しまとまった休みをメンバーさんに与えてほしいとファン視点では願うけど、運営視点では理にかなっているとも思う。彼氏サンに会いづらくさせることが出来るからだ。よく言われるように先々の予定もメンバーさんに出し過ぎない方がいい。彼氏サンと会う予定を入れやすくなってしまうからだ。それはさておき、マルコchanの喉は心配である。これだけ現場を詰め込まれると回復させる暇がないだろう。もうちょっと日程の組み方を配慮してやれないものだろうかというモヤモヤはずっとある。1月も怒涛の日程が待ち受けている。私は絞っても9現場は行く予定である。マルコchanには2月5日(木)の代官山UNITのステージに出来るだけ最高に近い状態で立ってほしい。どうか彼女がうまく喉への負担を軽減させながらこの日程を乗り越えていけますように。

会社から新大久保に向かう電車。座ることが出来た。“Fight Club” (Chuck Palahniuk)を読む。この作家の文章が私は苦手である。独特の文体。独特のリズム。癖のあるセンテンス。小分けのパラグラフ。おおまかに意味を掴みながら読むのが難しい。これまで私は“Invisible Monsters,” “Survivor,” “The Invention of Sound”の三冊に目を通してきたが、いずれも読み切ったと胸を張ることが出来ない。ただこの“Fight Club” に関してはある時点からなんか急に読めるようになってきた。

新大久保のサビハ・ハラル・レストランでハリム&ロティ・セットJPY1,540をいただいて、歌舞伎町方面に歩く。新宿SAMURAI。私は初めて行く会場。たぶんLiVSとしても初めて? この立地。渋谷より断然いい。新大久保でメシを食ってから行けるので。コンサートが渋谷で開催されることがあまりにも多すぎる。飲食店不毛の地、渋谷。このエリアで数十年暮らしているF君も駅付近にまとも飲食店はないとおっしゃっている。再開発の繰り返しで従来あった良質な個人店が消えていったらしい。

18時半開場、19時開演。目撃者の数。18時40分で7人。18時59分で15人。最終的には20人くらい。新宿SAMURAI。なかなかいい。どういう由来なのか分からないが会場名にちなんで刀(本物ではない)が飾ってある。(コンニチハクリニックさんがサムライ風のヘア・アレンジをしていた。)ドリンクが凝っている。日本酒(澪のスパークリング)まである。この規模で段差があって後ろでも観やすそう。

開演するまでずっとだるくて眠くて、楽しめるのか不安だった。ところが公演が始まるや否や、私を苦しめていた諸症状がすべて消え去り、心身ともに快調になった。その快調さを味わうのが気持ちよかった。元気な状態というのは、何をしていなくてもそれ自体が心地良い。それでさらにLiVSを、ミニ・マルコchanを目の前で観ることが出来るのだからこんなに幸せなことはない。(前にもこういうことがあったな。花粉症もあって体調が微妙だったけど公演が始まった瞬間から100%元気になった。)特典会でマルコchanにこの旨を伝えると、氏も演者側として同じようなこと(気分や体調がいまいちでもステージに出ると元気になる)があるのだという。なんでだろうね。アドレナリン? なぞと私が言うと、ステージからみんなと目が合って嬉しいからかもね、的なことを彼女は言った。今日のマルコchanはたくさん目を合わせてくれた。咄嗟に言葉を返せずマルコchanを見つめる私。なに~?(笑)と反応するマルコchan。 

LiVS oneman LiVE -“Talk and MUSIC”- (2026-01-04)

朝。池袋のストリートを歩いていたら道端の植え込みにビアード・パパの箱が捨ててあった。このブランド名はブラジル人が聞いたら爆笑するらしい。おかまのパパに聞こえるから。Veado(ヴィアード)がおかまの俗語。大学生の頃にアルバイトで働いていた携帯の有料サッカー・サイトの編集長だった紳士から聞いた。気になって検索してみたらその会社は今でも存続していた。サッカー情報の事業からは撤退済。2001年に創業した小さなヴェンチャー企業がこれだけ長く生き延びるとは大したものである。

どういうわけか抜け番が多い。JPY10,000するS(最高)チケットの10番まではほぼ全員いたと思うけど、その三人後が26番。私はJPY3,000のA(人間)チケットの1番。入場した時点で最前しか埋まっていない。右寄りの二列目に入る。Sチケットは囲みチェキ(写メ)とサイン&コメント入りチェキ券が付くとはいえJPY10,000とJPY3,000の差としては割に合うとは言いがたい。それでも文句を言わず黙って高額チケットを購入する紳士たち。チケットの売上額で見ればSチケット10枚はAチケット33枚に相当する。フロアが空いていてもLiVSが活動を続けられるのはJPY31,500とかJPY3,000とか、大箱だとJPY120,000とかJPY100,000とかのチケットを購入する紳士たちが一定数いるからだろう。さらにSチケットを買うような紳士たちは特典券も人一倍買うわけで。毎回がちょっとした風俗(大箱だと高級風俗)くらいの出費。

抜け番が多い理由は分からない。人が少ないのは説明がつく。第一に、まともな人は正月からアイドルを観に来ない。(ただ、これだけでは二日前よりも今日が少ない説明できない。)第二に、この年末年始にLiVSの現場が頻繁に開催されすぎている。第三に、企画内容。コンサートが短い。ミニ・コンサートとオシャベリブス(最近LiVSが始めたYouTubeのトーク番組)の公開収録。取捨選択をするにあたって今日は捨てようと多くの紳士淑女が判断したとしても不思議ではない。大体、オシャベリブスはいずれYouTubeに上がるのだからわざわざ今日ここに足を運んで観なければならない理由がそんなにない。脊髄反射的にチケットを購入したものの、今日は別に来なくてもよかったのではないかという思いが私の頭をよぎる。しかし、人の少ない謎現場ほど高揚して楽しくなる傾向がある。たぶんこれって、来ている人たちの気持ちの純度が高いからだと思う。たとえば大きな会場でやる分かりやすい晴れ舞台だとか、新メンバーがお披露目されるとか、そういう誰から見ても行った方がいい公演はある。行けば何かの証人になれる。あのときに自分はいたと後から言える。今日はそういう要素がゼロ。おまけにコンサートが短いと来た。オシャベリブスの収録が目当てて来た人なんて一人もいないはずだ(失礼)。どういう形であったとしてもとにかくLiVSを観たいという熱い気持ちを持ったクレイジーな方たちだけが集まっている。フットボールでも同じで、平日のカップ戦などは観客数が少ない分、ガチ勢しか来ない。スタンドの雰囲気は熱い。数字上の動員数だけでははかれない熱狂がある。

結局、コンサートは40分くらいだったかな。たしか。思ったよりはやってくれた。先にコンサートで、後にオシャベリブス(二話収録)。終わってから番組の収録をやることがありきのコンサートだったので、いつもの出し尽くす感じとはちょっと違う。通常に比べると雰囲気は緩め、インテンシティは低めだった。ステージ側も、フロア側も。オシャベリブスは目撃者がみんなフロアに座り込んでまったり眺めていた。これはこれでよかった。こういうのもたまにあっていい。異常な頻度で現場がある中、毎回毎回、命を燃やし尽くすような公演をやられるとフロアにいる方もちょっとしんどいときがあるのが本音(お前が行く頻度を調整しろよという話ではあるのだが)。LiVSの活動の幅を広げる意味でよい試みだったと思う。活動の幅を広げることは、客層を広げることにも繋がり得る。特にLiVSやこういうライブハウス(和製英語)で熱く盛り上がる系のアイドルに馴染みがない人にとっては今日のような緩めの催しの方がむしろ行ってみようと思いやすい可能性はある。“He Meets”で指差しをしながら両腕を交互に動かす振りで珍しく左右の順番を連続して間違えてグダッてしまいなんとも言えない表情のマルコchan。うー、ダメダメだ…って感じの。目を閉じて、口を一文字に閉じて、目と口が線になっている感じ。とてつもなく愛らしかった。彼女が普段ステージで見せる顔ではない。この場面を心に刻めただけでも今日、ここに来た甲斐があった。

特手会でマルコchanに、私がオシャベリブスという番組名について前から思っていたことを思い切ってぶつけてみた(開演前にメッセージ・ボックスに投稿したものの、採用されなかった)。あのさ、オシャベリブスって、お喋り・ブスみたいじゃない? マルコchanは笑って、みんな(メンバー)みんな同じことを言ってた。あと欲張リブスというのもあって…と言っていた。

2026年4月3日金曜日

LiVS 2026 FiRST (2026-01-02)

ありがたいことに東池袋のエーラージが12月30日(火)から1月4日(日)の間、休まずランチもディナーも営業してくれている。12月31日(水)、1月1日(木)、1月3日(土)の三回、訪問した。1月1日(木)は特別メニュウのタミルナードゥのおせちJPY1,980をいただいた。ポンガル、メドゥポンダ、ヤツガシラのコロッケ、サンバル、ココナッツチャトニ、スイートポンガル。ラージさんが言うにはインドでは新米でポンガルを作り、野外に釜を出し、湯気の元に皆で集まって太陽などに感謝の祈りを捧げるのだという。

12月30日(火)の飲酒スクワット公演の翌日は身体にダメージが残っていてジョギングを20分で切り上げた(30分やるのがルーティン)。1月1日(木)はトレッドミルで第一歩を踏み出した瞬間から30分イケる感触があり回復を実感した。脚の筋肉痛はあるけど生活に支障をきたさない程度。

本日、1月2日(木)。横浜の実家で開かれる家族の集まりに呼び出されている。もちろんそれを理由にLiVSの公演を欠席するという選択肢はない。むしろ予定があるからと実家に帰るのを断ることさえ視野に入れていた。幸か不幸かLiVSが終わってから向かっても参加できることが分かった。今日の会場はCHIC HALL SHIBUYA。始まるのが早い。10時45分開場、11時15分開演。これなら終わってから横浜に行っても変な時間にはならない。

私は“Fight Club” (Chuck Palahniuk) を、アイドル・オタクの世界と重ね合わせながら読んでいる。ファイト・クラブにはルールがある。一つ目のルールがファイト・クラブについて口外しないこと。二つ目のルールはファイト・クラブについて口外しないこと。アイドル・オタクに限らずオタクというのは本来はこういうものである。一般社会から見ればオタクとは不気味で陰気な社会不適合の犯罪者予備軍。社会の多数派から強烈な差別を受ける社会集団だった。だからオタクは自分の趣味を秘密にする必要があった。旧来のオタクは自分たちが迫害される立場なのを重々分かっていた。いわゆる“推し活”の流行に見られるように近年では何かや誰かに熱中して追いかけることが日陰者だけの特権ではなくなってきた。またオタクをする(あるいはオタクである)ことがあるジャンルや対象に深くのめり込むことよりもそれを好きな人たちのコミュニティに参加することを指すようになってきた。

目撃者には職場でアイドル・オタクであるのを公言している紳士たちが何人もいる。時代は変わったようだ。私は絶対に言わない。親にも今日アイドルを観てから家に向かうとは決して言えない。口を割らない。

いつだって忘れない あけましておめでとうございますってちょっと長い(本日のミニ・マルコchanの自己紹介)

正月などの特別な公演だけで販売されるおみくじ。二枚買ったらコンニチハクリニックSPECIAL TICKETとタイキック券が当たった。あとは普通にチェキ券と写メ券二枚を買った。私物サイン券を持て余していた紳士(N氏)が写メ券と交換してくれた。私物サイン券を引くのを想定して着てきたhoodieのhoodにミニ・マルコchanのサインを書いてもらった。券を出すときにどういう順番でいくかと希望を聞いてもらえたので、じゃあ写メ、タイキック、チェキ、私物サイン…と言うと係員の紳士がこらえきれず笑っていた。笑わないでください。こっちは真剣なんですよ。これに人生懸けてるんですよ。

実家の母親からのLINE:大体何時に帰ってくる?
一方の私:痛ッ!!(特典会でミニ•マルコchanのタイ・キックを左ケツに受けて悶絶する)

「痛い?」「痛いよ! 今まで2-3回受けたことあるけど、一番痛かった。でも、嬉しい」「やっぱ変態だ…(笑)」「やっぱ?」「失言だった(笑)」
左尻に残る痛みがマルコchanからの愛のしるしに感じられた。

コンニチハクリニックSPECIAL TICKETは、用意されたいくつかの選択肢(その映画を観てどういう気分になりたいか)からひとつを選ぶとお勧めの映画を教えてくれるという内容だった。私が選んだのは「ちょっとおちこみたいとき」。渡してくれたカード:

リリイ・シュシュのすべて U-NEXT
心にのこる
エーテルは今、殺された
ずーんとするけど、みてよかった

たしか30秒かけて説明してくれたのだが正直ほとんど何も伝わらなかった。それも彼女らしくてよかった。私から聞いて日本の映画であるというのがかろうじて分かった。

特典会では普段と異なる特別な体験が出来たけど、肝心の公演に関しては、私は今日はあんまりしっくり来なかった。気分の問題だと思う。上がり切らない。これからすぐに実家に帰らないといけないというのが頭の片隅にいらつきや焦りとして存在していたかもしれない。あとなんというか、年末年始の休みでリラックスに偏った生活をしていたことで日頃のリズムが崩れ、却って疲れていたというか、調子が狂っていたような気がする。

実家の最寄り駅。ちなみにミニ・マルコchanはこの駅を知っていて、降りたことがあるらしい(去年、横浜で公演をやったときに特典会でその話をした)。駅前にマクドがあるのを知っていた。まあマクドがあるのはこの駅に特有なことではないが。池袋に慣れていると時間が止まったような感覚。静かな町。さびれているように感じる。16時半くらいに実家着。私が会場に残してしまった忘れ物を取りに戻ったせいで予定よりも遅れてしまった。新大久保のナショナル・マートで調達したLahori Chargha(パキスタン風ロースト・チキン)とフルーツ・ケーキ、最寄り駅のKFCで買ったチキン8pcが手土産。

集まりに遅れて合流したどさくさに紛れて弟の子どもにお年玉をあげなかった(来るまでにバタバタしてしまい準備もしていなかった)。我ながらひどい親戚(叔父さん)である。裏でお年玉という慣習に文句を言うならまだしも本当に渡さないなんてことがあるか。社会性に問題がある。でも今となっては仕方がなかったと思う。なにせ今年は私が勤める会社の全社員の賞与がゼロになることが後日、発表されたからである。これは大打撃。頭が痛い。お年玉をあげるどころかポンとJPY1,000,000くらいを渡されるべき立場。