賃金労働者になるための人生を送ってきて、賃金労働者を長いことやっていると、そうではない道に進む人たちのことを否定する悪い癖がつく。登場の瞬間からパッと場が華やぐ。これぞアイドルというか、アイドル以前にステージに立つ演者として重要なこと。女の身体を観ながら音楽を聴く。観ていて苦痛。それはアイドルを観るという行為の、ひとつの本質である。脚がエロい。何曲か面白い曲もあった。フロアのノリもよい。ただ、今時カタギの職に希望があるかというとそういうわけでもない。今から彼女たちがどこかの会社に入ったとして明るい未来が待っているというほど単純ではない。スポーティな衣装。白いベース・ボール・シャツみたいなの。動きやすそう。LiVSには贔屓目が入るのでそれ以外の三組で言うと今日出ていた中で一番ヴァイブスがあった。単に激しいのではなくしっかり音楽にグルーヴしている。いいなと思ったら解散間近らしく、ズッコケる。ちょっと雰囲気が暗い。見た目もなんだかくたびれた感じ。比較的あたらしい集団のはずなのにフレッシュさを感じず。失礼ながら引退してカタギの職に就いた方がいいんじゃないかという考えが頭をよぎる。賃金なんて知れたものだろう。ましてや何十年も先まで勤め上げるヴィジョンを描くのは難しい。でもその否定の半分は憧れで出来ている。彼女たちが自分たちと同じレールに乗れなかった落ちこぼれのように扱うことで自分が彼女たちのように挑戦を出来なかったという事実を覆い隠そうとしているのだ。眼で脚を楽しみながら耳で音楽も楽しめる。一石二鳥。(LiVS以外の三組への印象を書いた上でChatGPTに頼んでセンテンスをランダムに入れ替えた。)
今日はあえて動画も写真も撮らず、自分の感覚だけで楽しんだ。そうしたらすごく楽しかった。コンニチハクリニックさんが喉の不調で歌唱制限。“Colorful”で、あ・あ・あーコンクリ! どるっちぇへいへい! どるっちぇへいへい! おーれーのコンクリ! のコールを入れる例のあの箇所は、ミニ・マルコchanが歌っていた。凄く稀少。その場面をはじめとして、うわあこれ動画に収めたかった…と思う場面はいくつかあったけど、グッと堪えた。撮らないという選択をしたことでより深く記憶には刻まれたと思う。特典会でマルコchanに、今日はiPhoneを出さずにこの眼で観ることに集中したと伝える。凄い見てくれてたよね。なんか緊張しちゃった。いつも見てるじゃん。そうなんだけど…。緊張したってことは、俺のこと意識してるってこと? えー?…(モジモジする。私が着ているトラック・ジャケットのジッパーを上下させる)。緊張したら手遊びちちゃうの。と私のキモいノリに全力で付き合ってくれた。