プロ・レスとの対バン?コラボレイション?は去年もあった。たしかにアイドルとプロ・レスは親和性が高いというのは聞いたことがある。ファンが求めるもの、演者が提供しているのものが共通していると森川さん(仮名)が言っていた。しかし面白そうだとは思いつつもまだ自分には早いと思って回避していた。まだLiVSを観始めて数ヶ月(数回)の初心者には荷が重い。プロ・レスのことも殆ど何も知らない。勝手が分からなさすぎる。面白い変わり種の企画であればあるほど初心者は足を運びづらいというパラドックスがある。全員がそうではないかもしれないが、私はそう感じる。まず普段の現場をよく分かっていない上に、さらに変則的な内容という、二重の慣れなさがあるからだ。自分が行ったらちょっと場違いなんじゃないかと思ってしまう。何の変哲もない、特別なことの起きない平場の公演の方が気軽にふらっと行きやすい。LiVSでいうと定期公演がそれにあたる。だから新規客を呼び込むのは定期公演が向いているのだと思う。
吉祥寺。バインミー★サンドイッチ。スペシャル・バインミーJPY880。トッピングの鳥レバー・ペースト JPY100、甘辛チリ・ソース JPY0。ローソン吉祥寺本町一丁目店。僕ビール君ビール。
入場するとフロアの中心にリングが設置されている。リングというものを間近で目にするのが初めて。どこに立てばいいものか迷う。ステージ側の前方は私が入った時点である程度、埋まっている。どうやら大半がPIGGSの支持者のようである。今日は開演が18時で、PIGGSの出番は21時5分から。まだ先は長い。LiVSは18時25分から。言えばぜんぜん譲ってもらえる感じではあった(いわゆる最前管理的なキモい感じではなかった)が、今日はあえてステージ側には行かずリングの近くにいることにした。LiVSはおそらくリングもステージとして使うことになる。が、どれくらいの頻度で来るのかは不明。どこに立てばいいかの正解が分からいが、せっかく変則的なステージ構成なのでいつもとは違う場所を取ることにした。(入場時にフライヤーを配っていたランルウさんに同メンバー支持者の某紳士が「どこで見ればいいの?」と聞いたところ彼女は「ついてきて!」と答えていた。)
一組目のCANTOYが曲中に缶ビール(アサヒ・スーパー・ドライ)を配布していた。ステージとリングをつなぐ花道の近くにいたので、受け取った。何秒以内に飲め的なノリだったと思う。一気飲みしようとしたものの少し残ってしまい、二口目に口をつける私を、出来てねえじゃねえかという感じでヴォーカル担当の女性がポンと叩いた。入場前に入れていた僕ビール君ビールとCANTOYにいただいたアサヒ・スーパー・ドライでちょっと気持ち良くなった。それで畳み掛けるようにLiVSを食らったことで最高に仕上がった。ビール→ビール→LiVS。LiVSのステージの使い方がとても効果的だった。思っていたよりもリングを活用していた。メインのステージと同じくらいの時間、リングにいたんじゃないかな。フロアの中央に長時間いることで、前方の熱心な信者たちと後方の見物客(他の出演者が目当て)という対バンのフロアにおける通常のヒエラルキーが崩れた。全体が平等になったというか。今日のLiVSは後ろの方で見物していた人も笑顔にして、フロア全体を巻き込んで盛り上げていたように思う。真後ろなどふだん味わうことのないアングルからLiVSを観るのが新鮮だった。(マルコchanは終演後の特典会で、リング乗ったことある? 凄い跳ねるの。トランポランドに行ってみたかったけど、それが叶った。と嬉しそうにリング体験を話してくれた。)
プロ・レスを初めて生で観た。鍛え上げられた肉体と肉体がぶつかり合う大迫力。実況担当者の煽りも含めて、ショウとして楽しめるように作り上げられている。後ろでLiVSメンバーが観ていた。たまにちらっと目をやると、派手な技が決まった際にマルコchanが口をあんぐりさせているのが見えて可笑しかった。
初めて観たPIGGS。強烈なインパクト。ビジュアルもパフォーマンスもレベルが高く、ピシッと統制が取れている。ステージ上のインテンシティが高く、緩さがない。団子ヘアのコが目に止まった。可愛い。後の話にはなるが私は4月1日(水)にリリースされたアルバム『ピグス・レベリオン』をよく聴いている。一ヶ月以上経つのにこの曲はあのときに演っていたよなと今日のことを思い出す。それほどに印象に残ったということである。でも、じゃあ私がこれからPIGGSの現場に足を運ぶようになるかと言うと、その確率は非常に低い。身も心もミニ・マルコchanに、LiVSにズブズブに取り込まれ、囲い込まれている。他に手を出している余裕はない。視点を変えると他の集団の支持者が対バンでLiVSのことをいいと思ってくれたとして、そこからLiVSの固定客になる可能性はほとんどゼロに近い。そういうものなのである。ただ、PIGGSは本当に素晴らしかった。
一番手のCANTOYが18時から、トリのPIGGSが21時40分まで。計4時間近く。すべての演目が楽しかった。バンドの中では特にthe twentiesがカッコよかった。これまでのLiVS現場でもトップ級の満足度。ただ、ずっとフロアにいるには長すぎた。フロアを出て休憩している目撃者の紳士に話を聞くと、(大きな音で)耳がきついと言っていた。私はその点では消耗していなかった。耳栓(KsGearのEvo2)をしていてよかった。今日のような長時間の現場だと耳の保護は必須である。
プロ・レスは試合だけではなくミュージカルのような茶番劇も披露された。そこでレスラーたちが一人ずつカラオケを歌う場面があった。不意にかかる。『恋愛レボリューション21』のイントロ。私は隣にいた元Hello! Project支持者のNさんと思わず顔を見合わせた。