2026年2月22日日曜日

Chemistry LiVE with LiVS ~unknown~ vol. 5 (2025-11-29)

TwitterにもiPhoneのNotesアプリにも記録らしい記録を何も残していない公演のひとつである。今これを書いているのが2026年2月22日(日)。この約三ヶ月のあいだにも物凄い数の現場に足を運んでいる。どれがどうだったか、その当時に自分がどういう感想を抱いたのか、細かく覚えているわけがない。メモもなければ細かくどころかほとんど覚えていない。写真も動画もまったく撮っていないから記憶を蘇らせるフックが何もない。記憶を手繰り寄せているとうっすらと思い出してきた。だがここに感想として残せるほどの具体性がない。今でも分かることとして、この日にはある重要性があった。私が初めてLiVSを観て、ミニ・マルコに出会って、ほぼ一周年であったという点である。2024年11月30日(土)。下北沢。Flowers Loft。BLUEGOATS目当てで観に行ったツー・マン(和製英語)の対バン。相手がLiVS。実際に観るまで若い女の集団という以外の知識はほとんどなかった。そこで見つけてしまった。ミニ・マルコ。あの時に味わった、ゾワっと来るような感覚。これは只事ではないかもしれないという直感。このまま何もせずに帰ることは出来ない。物販受付でスズキさんにもらった新規無料写メを手にして会いに行ったミニ・マルコ。それがすべてのはじまりだった。あれから明日でちょうど一周年。明日もLiVSの公演はある。だが私は根がアイドル・オタクではなくフットボール好きの健全な一般人に出来ているため日産スタジアムに横浜F・マリノス対セレッソ大阪を観に行く。なので私にとっては今日がミニ・マルコと出会ってからの実質的な一周年の記念日だった。たしかにあのときの私はまだアイドルというカテゴリに属する集団(BLUEGOATS)を観てはいた。しかしそこには節度があった。行くのはせいぜい月に2回くらい。公演毎に撮るチェキも1-2枚。行くのは単独公演だけで対バンには行かないというルールも守っていた(あのときたまたまLiVSとの対バンを観に行くまでは)。狂うことがオタクをオタクたらしめる条件だとすると、あのときの私はオタクではなくなりつつあった。アイドルというものに対して醒めていた。再び夢中になることはないだろうと思っていた。だがミニ・マルコが私を再び狂わせてしまった。私にとって2024年11月30日(土)はただの日付ではない。単にLiVSとミニ・マルコを初めて観た日というだけでもない。理性と節度を取り戻しつつあった私がアイドル・オタクという狂気に向かうようになったはじまりの記念日なのである。明日でちょうど一年になる旨を特典会でミニ・マルコに言うと手を差し出してくれた。これからも末永くよろしくね、と握手をしながら言ってくれた。末永く続けてくれるの? という疑問が頭に浮かんだが言葉を呑み込み、私は頷いた。マルコが続けてくれるなら、私はいのちを懸けて追いかけたい。出来ることならそのままマルコと一緒に地獄に堕ちたい。

限界突破!~全オリ曲ノンストップ!緊急ワンマンライブ~ (2025-11-22)

いわゆる地下アイドルのご多分に漏れずきゃらめるもんすたーずの活動は対バンが主である。対バンというのは規模にもよるが一般的に一組の出演時間は20-30分程度。お目当ての集団のコンサートを観られる時間はワン・マン(和製英語)の半分から三分の一程度、それでいてチケット代は変わらない。公演の全体からすると自分にとっては興味のない集団が出ている時間の方が多い。もちろんステージに出ているのがどのアイドルだろうが変わりなく盛り上がれるようなDD(誰でも大好き)的アイドル・オタク・スタンスなら存分に楽しめるだろう。しかし、そうではなく特定の集団や個人に心酔するスタンスの場合、対バンは無駄が多い。時間的にも金銭的にも割に合わない。それを分かった上でわざわざ足を運ぶのだから対バンに来る層というのはその集団の支持者たちの中でも精鋭である。だから、私がきゃらめるもんすたーずを目当てに対バンを観に行くのはちょっと違う。行くならいわゆるワン・マン(和製英語)である。それで10月の公演を観に行った。次に彼女たちを観るのはいつになるのだろうかと思っていたら思いがけずこのタイミングで再びワン・マン(和製英語)が開催されることに。LiVSと被っていなかったので観に行くことにした。

Yokohama Mint Hall。横浜駅西口。相鉄ムービルが入っているビルヂング。私にとっては馴染みの場所。熱心な読者はご存知のように私は横浜出身。毎日のようにこの辺をウロウロしていた。ちなみにYouTubeで観た配信アーカイヴで知ったのだが、きゃらもん(きゃらめるもんすたーず)における小生のオキニであるららもん(佐藤ららchan)が横浜出身らしい。この建物には私が大学生時代によく行っていたことで知られる松屋とモス・バーガーがある。当時は当たり前のように三食に加え牛丼を食っていた。もちろんそれ以外に間食もしていた。モス・バーガーではセットにさらにバーガーを追加していた。見る見る太っていった。

11時半開場、12時開演。我々に昼メシを食わせてたまるものかという運営側からの断固たる意志が伝わってくる。知り合いがいないのでちょっと離れた場所でおとなしく開場を待つ。特に運営からのお願いもないのに客の大多数がマスクをしている。運営からマスク推奨のお達しが出てもなし崩し的に無視し始めているLiVSとは客のキャラクターが異なる。私はチケットを販売開始直後に購入したので最前に行ける番号を得たが、あえて二列目の端っこ付近を選ぶことにした。私のような新参者に最前はまだ早い。私はまだこの現場における立ち振る舞い方が分かっていない。文字通り、一歩引いて様子を見る必要がある。

前方にフロアがあって後方には傾斜つきで座席がついている珍しい作りの会場。前の二列はフルに埋まるけどそれ以外はまばらと言っていいレヴェルの集客。前にも書いたようにこの集団のフロアはインテンシティが高くない。女性にも高齢者にも優しい現場。リフト、サークル、モッシュもない。床にカバンを置いている人もいるが、それが問題にならないくらい人が動かないしフロアは混雑していない。見方によっては緩くて熱量の高くないフロアかもしれないがストレスなく快適に観ることが出来るのは確かである。このステージで燃え尽きる覚悟ですべてを出し尽くすというよりはしっかりと表現の要点は押さえつつも個々の客にレスをしっかりと送っていくスタンス。これにはこれの良さがある。気を張らなくて済む。平和。LiVSやBLUEGOATSは人を選ぶがここであれば老若男女だれでも安心して連れてくることが出来る。それはメンバーも支持者たちも胸を張って誇るべき、きゃらめるもんすたーずの長所のひとつである。

演目名からも明らかなようにすべてのオリジナル曲を休憩なしで一気にやるというのが今日のコンセプト。とはいえそれだけでフル・サイズの公演をやれるほど持ち曲多くない。最後の方は箱からくじを引いて出た曲をやっていた。そこで『僕を流るる』が5回連続で出て、一曲目と合わせて計6回やっていた。私はこの曲がとても好きなので単純にこれでもかというくらい聴けて嬉しかった。同じ曲を何回もやることで生まれる謎の高揚感があって、フロアに一体感が生まれた。紛れもなく今日のハイライトだった。前のワンマン(和製英語)で買って余らせていた特典券二枚を使って、本日もせんせーことももはらみのりchanと佐藤ららchanに面会した。1時間強休みみなしで曲をやるのは普段の彼女らの活動からするとかなりハードだったらしい。燃え尽きたか的なことを特典会でで聞かれたのだが、私がふだん観ているLiVSやBLUEGOATSの方がステージ側もフロア側ももっともっとハードである。LiVSはオリジナル曲が2時間分くらいあるんだけど次のツアーで全曲やるよと言ったらせんせーもららもんもちょっと引いていた。(あとこれは言わなかったけどLiVSもBLUEGOATSも24時間LiVEをやっている。)ももはらみのりchanは特徴のある声で繰り出すパンチのある歌声が魅力なのだが、配信で自身の声をドラえもんヴォイスと言っている。それが面白かったとお伝えしたら、あードラヴォね、と言っていた。ららchanは横浜出身ということでハングリー・タイガーを知っているかと聞いたら知っている。でもお値段が高い。ランチなら私でも食べられると言っていた。

終演後、ハングリー・タイガーでメシを食おうと思ったものの、14時くらいにもかかわらずとんでもない待ち時間。あんたらこぞって何メシを食いに来てるんだ。プランBの磯丸水産 横浜鶴屋町店。ホッケ焼き定食 JPY1,209。ギリで定食が頼める時間だった。

なお、後から気付いたのだが、私は過去にブチギレ氏原さんの動画できゃらめるもんすたーずを観ていた。完全に忘れた状態で池袋のストリートで再会していた。これらの動画は面白いのでお勧めである。

2026年2月21日土曜日

yumegiwa last girl pre. ポストモダニズム Vol. 20 (2025-11-20)

これと今の私の労働生活は、見事なまでの補完関係にある。隣り合ったパズルのピースのようにばっちりはまっている。平日の遅い時間に会議や緊急の連絡がほとんど入らず、自分の判断で一日を閉められる自由さ。高頻度で観に来ても(貯金は出来なくとも)破産をしないだけの収入。これを続けられるようにすること。それが当面の目標。たとえば仮に転職したら年収がJPY2,000,000増えるとしても代償として平日に自由に現場に来られなくなったら無意味。ミニ・マルコに会える回数が減ったら無意味。人生の優先事項ははっきりしている。私はミニ・マルコとLiVSに出会ってから人生における漠然とした不安や不満が消え去った。絶対に守りたい現在を見つけたからだ。現在を信じることが出来れば、現在に夢中になれれば、過去にも未来にも逃避する必要はない。LiVSの出番が終わって、フロア後方のカウンターでオーダーしたジン・ライムをちびちびやりながらそんなことを考えた。

18:30- じゅじゅ
19:00- TOKYOてふてふ
19:30- LiVS
20:00- LADYBABY
20:30- yumegiwa last girl

yumegiwa last girlとLiVS以外の3組は名前を聞いたこともなかった。整理番号A3(3番目)で入って最前の右側をとった。最初の二組の支持者たちで譲ってほしそうな人も見当たらなかったのでLiVSまで居座った。対バンの5組中3組を最前で観るという贅沢な経験が出来た。状況によってはがめつい行為かもしれない。ただ繰り返すが替わってほしそうな人は確認してもいなかったし、端っこのほうなので許してほしい(ちなみになんと最前0番で最初から最後まで居座る肝の据わった紳士もいた)。じゅじゅ。ややとっつきづらさはあった。音楽にポップさがないので。後から知ったが集団の名前は呪(じゅ)から来ていて、呪いをテーマにした集団らしい。セットリストの前半はその世界観を前面に出した曲が多く、後半にはもう少し乗りやすい曲もあった。TOKYOてふてふ(てふてふは蝶々かと思ったらそのままてふてふと読むようだ)はとにかくメンバーさん全員がに恥じらいがまったくない。とりつかれたかのよう。やり切っている。最前にいると近すぎてこちらが戸惑うほどにステージから前のめりになってくる。いい匂いがした。Kissができそうな距離。少し手を伸ばせば目の前のメンバーさんのむき出しのふとももに簡単にしゃぶりつける距離。眼帯をした小さな女にステージから拳で顔を小突かれる。じゅじゅとTOKYOてふてふ、特にTOKYOてふてふのおかげで身体がイイ感じに温まった。万全の状態でLiVSに臨むことが出来た。18:30のじゅじゅの出番が始まる直前で目撃者は5人しかいなかった。最終的には15人くらいいたかな。この対バンのチケット自体は直前に買った人が70番台だった模様。LADYBABYのことは見てはいたものの、LiVSで息が上がった直後で休憩しながらだったので、どんな感じだったかよく覚えていない。yumegiwa last girlを観るのはこれで何度目かだが、印象が変わってきた。彼女たちのパフォーマンスは思っていたよりも情熱的で、激しさがある。夢際リサchanのハスキーな歌唱。佇まい。カッコいい。美しい。yumegiwaの中では小生のオキニ。気になる存在。見る度に印象がよくなっていく。5組、計2時間半。思ったよりも見応えがあった。これだけの内容でJPY2,500のチケット代はお値打ちだった。

雑感
  • 直近の目標にファンを含めた全員が踊らされ、消耗している。その繰り返し。その先が分からない。数字の前に、もうすこし自分たちはどうありたいのか、どうなりたいのか、多数のアイドルがいる中でLiVSはどういう存在でありたいのか。どう尖りたいのか。どういう面白いことをしていきたいのか。逆にどうなりたくないのか、何をやりたくないのか。そのために我々ファンには何をやってほしくて、何をやってほしくないのか。もう少し(やり過ぎてもよくない)、LiVS(運営+メンバー)としての価値観、信念、考え方を言葉にして我々と共有する作業があってもいいのではないか。定性的な目標を設定しないと評価基準が「売れる」かどうかだけになってしまい、なおかつその「売れる」の基準すらも曖昧だと常に「売れていない」不幸な状態になってしまう。
  • 多数の対バンに出演するという現状の活動スタイルの延長上に、LiVSが目指す姿はあるのか? いいか悪いかではなく、単純に疑問。対バンに出ることで知名度を上げること。知ってもらうことで新規客を増やすこと。より現実的には大一番の公演でチケットをタダでもらえるなら行ってもいいという客層を作り出すこと。それは大事だし、一定の効果は出ていると思う。ただ、多数の対バンでスケジュールを埋めることで、段々と尖った部分(コンセプト性、宗教性)が削れていって、よくある「普通の」地下アイドル(ライブ・アイドル)になってきてはいないか。

2026年2月19日木曜日

Weekly LiVE at LiVS (2025-11-17)

LiVSに興味を持っているわけでもない誰かを定期公演に誘って実際に来てもらう。これは簡単なことではない。平日。渋谷CLUB CRAWL。開場時間が18時半。一般的な定時が18時だとして普通に働いていたら近場で働いていないと間に合わせるのは難しい。みんなが簡単に仕事を早く切り上げられるわけではない。就業後の時間を自分の好きなように使えるわけでもない。多くの人々はそこまで自由ではない。(もっと言うと自由ではないことに不自由を感じていない。自由を手に入れようともがいてきたわけでもない。)人それぞれに事情がある。居場所がある。仕事。家庭。別のアイドル現場。結婚している人は妻や子どもを家に残して遊びに行くことがまず難しい。ましてや観に行くのがアイドルとなると決裁者(妻)からの許可がおりないのが普通だ。独身のオタクは独身のオタクで、働きながら自分が好きな女のケツを追い回すので手一杯。人生の正規ルートに乗っていようがオタクだろうが生活に予定外の何かが入り込めるだけの余白と余裕を残している人は非常に少ない。また、正味な話、歳を重ねる毎に段々と保守的になって不慣れな場所に行くのは腰が重いというのもあるだろう。そして私の人望のなさもなかなか人を連れて来られない大きな要因である。しかし今日は成功した。北関東在住のアキヤマさん(仮名)。今シーズンの定期公演、計6回。他に3人、計4人に声をかけていた。仕事の関係で平日は東京から離れた場所に勤務している。アイドルを観に行くのは妻の許可がおりない。仕事が不規則なので先の予定を入れられない。三人に断られた理由はそんな感じだったと思う。アキヤマさんは独身な上に定職には就いていない。彼には生活から自由を奪う社会的な足枷が少ない。もちろん北関東から出向かないといけないのと、お金をあまり持っていないという問題はある。いつでも東京に来られるわけではない。今回は都合をつけて来てくれた。彼がいてくれたおかげで今日の私ははいつもと違う楽しみ方をすることが出来た。私は二列目のやや右寄り、アキヤマさんは私の二つ右(ほぼ右端)に定位置をとってもらった。私がTwitterやInstagramで上げている動画の影響でミニ・マルコchanが好きだと言っていたはずなのだが、今日あらためて聞いてみたらコンニチハクリニックさん推しになっていた。(彼は命拾いをした。彼がマルコ推しのままだったら同担拒否の血が騒いで私は彼を殺していた可能性があるからだ。)彼女のソロ・ラインの際には度々アキヤマさんを最前中央付近まで引っ張って一緒にケチャやコールをした。(ありがた迷惑かなと思っていたが、後にアキヤマさんに聞いてみたらあれのおかげで心に火が付いたと言ってくれて一安心した。)自分だけではなく他の人にも楽しんでもらう。他の人に幸せを分け与える。それが自分の幸福として返ってくることを実感した。与える行為そのものの楽しさ。そしていやらしいがメンバーさんから見た私の株が上がるという思わぬ実利も得た。特典会でコンニチハクリニックさんとお話をしに行ったら、私がアキヤマさんを前方中央付近に引っ張り出していたいたことに触れてくれ、嬉しかったと言ってくれた。定期公演のペア・チケットは新規客を連れてくると招待した側もされた側もチケットが無料になる上に公演後の特典会でメンバー全員との写メ(グループ・ショット)が撮れる。撮った後に少し喋れる。事前にアキヤマさんと示し合わせて、彼はナンパが得意だからこれからコンクリをナンパしてもらう、というのをやった(彼は実際にナンパが得意)。アキヤマさんが誘おうとするとコンクリの方から「ご飯行く~?」と言い、「そっちから?」と目を丸くするアキヤマさん。この流れにメンバーさんからドッと笑いが起きた。面白いね…とマルコは目を細めて私に言ってきた。コンクリの個別チェキ(写メ)には行かないのかとアキヤマさんに問うと、全員と撮ったのでいいです、と素っ気ない。明らかに痩せ我慢をしている(体型は痩せていない)。彼はお金がない。これまでのやり取りで何となく察していた。私は彼に写メ券(JPY1,000)を一枚あげた。せっかく東京に、LiVSの公演に来て、いわゆる推しも出来たのだから、個別の特典会に行ってもらいたい。こうやってお金を自分のためだけに使うのではなく少しを他人のためにも使った方が幸福度が高まるというのは前にDan Arielyの本で読んだ記憶がある。本で推奨されていた割合はたしか数%から一割くらいだった気がする。

2026年2月16日月曜日

Chemistry LiVE with LiVS (2025-11-16)

最近ストレスが強く疲れが溜まっていて昨日の写メを見てもくたびれているのが見た目に現れていると自分で感じるくらいだったんだけど、ここ一ヶ月くらいマルチ・ビタミンを飲んでいなかったのがその原因なんじゃないかという気がしている。もちろんマルチ・ビタミンを飲んでいても疲れるけど飲まない場合と比べて程度が軽い気がする。マルチ・ビタミンの効果や意味の有無を聞かれても自信を持って答えるのは難しいが、実際にしばらく抜いてみて負の変化を感じたのは事実。少なくとも私に関しては飲み続けた方がよさそうである。私はここ10年くらい色々なサプリメントを試してきた。マルチ・ビタミンはほぼ欠かさず飲み続けている。こんなに服用し続けて大丈夫なのだろうかといううっすらとした不安はあった。肝臓に負担がかかるのではないか。最近、三年半ぶりに会社の健康診断を受けた(転職してからずっと健康診断のお知らせを無視し続けてきたが管理が厳しくなって逃げられなくなった)。どうせ全部A判定だろうと高を括って家に届いた結果を見ると目を疑った。肝機能がD判定だった。肝を冷やした(肝臓だけに)。もしかして長年のマルチ・ビタミン服用で肝臓が悲鳴をあげているのだろうか……。ところが近所の内科で詳しい検査を受けたところ血液の項目はすべて正常値。超音波検査でも肝臓の中身がキレイだと医師の称賛を受けた。ここまで調べて異常がないので問題なしとしてよいでしょう、医師はそう結論づけた。マルチ・ビタミンを10年前から飲み続けていることも伝えたがそれに関してはやめろとも休めとも言われなかった。なので当面はマルチ・ビタミンを身体に入れることをやめない。

今日はLiVS主催の対バン。二組を招き、LiVS含めて計三組。招いている二組のオタクが開演10分前で計5-6人しかフロアにいない。笑うしかない集客状況。さすがに少なすぎる。言うてもLiVSのオタクも今日は少ない。Chemistry LiVE with LiVSという演目名が空虚に見えてくる。ほぼLiVSの客しかおらんやん。これで誰と何のChemistry(化学反応)を起こすねん。的な、冷笑的な会話がフロアで発生したのも無理はない。でも嫌いじゃない。こうやって妙に客が少ないとき特有のひりつきと高揚感。対バン相手の二組を目当てに来場した数少ないオタクの紳士淑女がどういうわけかあまり最前に入りたがらない。対バンのときのオタクって普通、自分がお目当ての集団の出番では必ず最前に入ろうとギラついている。不思議なことに今日の来場者は控えめだった。察した目撃者たちが自ら声をかけて対バン相手のオタクたちを最前に招き入れていたが、それでも当該集団のオタクで最前は埋まらなかった。YOUR ADVISORY BOARDは観ていて面白かった。フロアにいる我々に何かの行動(声を出す、手を挙げる、手を上げる、飛ぶ、等々)を促すよりもまず自分たちのやりたいことをしっかりと表現するという姿勢が伝わってきた。地下アイドル的なフロアのノリありきではなく、演者側が指向する音楽やダンスが明確にあって、それを見てくれという感じ。このスタンスにはとても好感を持った。また機会があれば観てみたいなと思った。と言いつつ、既にLiVSだけでも体力的・財力的な限界を超えて搾り取られている現状で他を観る余裕はないのだが、YOUR ADVISORY BOARDという名前は確実に私の頭に刻まれた。もう一組は特に印象には残らなかった。これを書いている2026年2月15日(日)現在、集団名も、どういうメンバーさんがいてどういう曲をやっていたかも、何もかも思い出せない。今日はLiVSを最前で観ることが出来たが対バン相手の客も少なかったのでそちらも二列目と最前で観ることが出来た。主催する側の商売として、そしてステージに立つアイドルのモチベーションにとってこの客入りがどうなのかは別として、私個人としては非常に贅沢で満足度が高い対バンだった。LiVSに通いすぎて疲弊し、LiVSから活力をもらい、それでまたLiVSを観に行って疲弊し、また活力を貰う。その繰り返し。

2026年2月12日木曜日

きょうそう (2025-11-15)

渋谷サイクロン。大盛況。それはそう。Finally、SOMOSOMO、LiVS、BLUEGOATS。それぞれが単独で公演を打てる会場。この面子が一堂に会すればフロアが手狭になるのも当然。一般的にインディー・アイドルが対バンをやる最大の目的が集客。それぞれの客を持ち合うことで、単独で立つには大きすぎる会場での興行が可能となる。本日の対バンに関してはその一般論は当てはまらない。たとえば収容人数1,300人とされるクラブ・チッタ(川崎)なら大いに分かるんだけど、300人しか収容できない(この収容人数というのは満員電車のような状態が想定されている。現実的に入れる人数はもっと少ない)サイクロンにこの四組を詰め込む必然性がない。百歩譲って二組ならまだ分かる。四組はやり過ぎだ。この中で動員能力が一番低いのはLiVSだと私は思っていた。というのが記憶を遡ってもこの会場でLiVSが単独公演をやっても30-40人くらいしか観に来ないことが多かったからだ。ところが意外なことに本日に限れば動員数の最下位はFinallyだった。LiVSとSOMOSOMOが二位タイ。一位がBLUEGOATS。なぜ分かったかというと今日は動員の少ない集団から順番にパフォームしていることが明かされたからだ。この勝負ではLiVSは分が悪いと思っていた。Finallyに関してはLIQUIDROOMでの大一番を終えたばかりで支持者たちが経済的にも気力・体力的にも疲弊していたであろうことは想像に難くない。LiVSとドローだったというSOMOSOMOも動員が強い印象だったので意外だった。メンバーの代表者(LiVS側はコンニチハクリニックさん)同士のじゃんけんでLiVSが勝ち、SOMOSOMOの出番が先になった。ところで今回に限らず対バンでいつも首を傾げることがある。どの集団がお目当てかはチケットの購入時点で既に回答済みなのにもかかわらず毎回ライブハウス(和製英語)に入場するときに受付の担当者に聞かれるのだ。二重に答えなければならない理由は何なのだろうか? それぞれが何の目的で回答を収集しているのだろうか? 具体的にどう活用しているのだろうか? チケット販売サイトでの回答をそのままライブハウス(和製英語)側と共有することは出来ないのだろうか? 疑問だらけだが、もう慣れた。心を無にしてLiVSですと答えている。話を戻す。動員の順位を否が応にも可視化する今回のやり方。BLUEGOATSのスタア、ほんま・かいなさんがそれに言及し、「クソだよな」と吐き捨てた。私は彼女にの言葉にちょっとうるっとくるくらい共感した。曰く、それはライブ・ハウスの外の話。たしかに数字は大事。でもこのライブハウスの中ではそんなことは関係ない。ここにいる人たちは、この曲が聴きたくて、このコが好きで、来ているはず。数字の競争はライブハウスの外でやること。中では関係なく一緒に作り上げよう(大意)。これはBLUEGOATSが一位になったからこそ格好のつく言葉だった。最下位のFinallyが同じことを言うとちょっと負け惜しみ感が出てしまう。勝者の余裕。ポジション・トークという見方も出来る。ただ、それを差し引いても格好良かった。今日のLiVSは、盛り上がるのと聴かせるのとのバランスが良かった。『私アイドルじゃないです』から“He Meets”の流れは痺れた。ミニ・マルコchanがやけに色っぽかった。『業TO HEAVEN』でお尻を我々に突き出してねっとりと回す動き。いつも目にしているはずだったけど今日のは特に挑発的に感じられ、ドキッとさせられた。特典会で接していても妙に艶やかさを感じた。その日によって何かこのメンバーさんがヴァイブするなとか、今日はなんかそうでもないな、というのがある。今日はマルコchanとFinallyの今井あおいさんが自分の中でヴァイブした。BLUEGOATSのチャンチーさんはなんかそうでもなかった。SOMOSOMOのシャンマイさんも。強弱はあれど(ミニ・マルコchanが圧倒的な存在なのは言うまでもない)すべての集団に私が好意を抱くメンバーさんがいる。贅沢な対バンだったが、今の私にはカロリー過多であった。今日は土曜。木曜には夜に銭湯に行く気力すら残っていなかった。労働のストレス。常に身体が緊張している感じ。交感神経優位。瞑想するとグッタリするほど力が抜けた。金曜には多少はよくなった。それでもくたびれている。写メに映る自分がいつもより老け込んでいる。マスクをつけて撮影したことでくたびれと老け込みの度合いが促進されている。マスクをつけている人がおしなべて不気味な目をしている理由がわかった。口の動きが抑えられるから表情が無になるのだ。口元に引っ張られて目も死ぬ。口で笑顔になるから顔の上半分も笑顔になるのだ。明日も明後日も現場がある。早めに銭湯に行って早く寝る。

2026年1月31日土曜日

Weekly LiVE at LiVS (2025-11-10)

一般社会から隔絶された独り身生活をおくっているので巷でインフルエンザが流行っているのをアイドルさんの罹患情報によってしか知る機会がない。季節柄、Twitterでちょくちょく見るようになった。それを受けてきな臭い動きがあるのは分かっていた。客にマスクを着けさせるインディー・アイドル集団がぽつぽつと出始めている。LiVSはそういうことはしないだろうなと何となく思っていた(去年もなかったはずなので)が昨日の夜に突如としてマスク着用を“推奨”する旨の文章が公式ホームページに掲載された。多くの集団(たとえばyumegiwa last girl)がマスク着用を求める場面は特典会のみであるのに対しLiVSは公演中も。非常に重い内容だというのが率直な印象だった。LiVSを含むインディー・アイドルのファンダムが特定少数から成る村である以上、“推奨”というのは事実上の強制だと言っても過言ではない。従わない人は白眼視され得る。追放されるかもしれない。それが村というものだ。マスク着用の“推奨”、“お願い”が外界から閉ざされた、ファンダムの小規模なインディー・アイドル界で発生しているというのが肝。一般社会ではそんな“推奨”、“お願い”は既に通用しないからだ。今たとえばスーパー・マーケットの入り口にマスク着用のお願いを貼り出したとしてそれを見てマスクを着けてくれる人はごく少数だろう。というかそもそも他人にマスク着用の“お願い”をするすること自体をもうやめましょう(個人の判断に任せる)ということになっている。唯一と言っていい例外が病院。その病院にしても骨のある人がマスク着用を巡って揉めるくらい、極めてセンシティヴなトピックである。2025年11月時点で私が生活をしていてマスクの着用を求められる場所は病院以外にはない。病院にはほとんど行かない。

あの文に目を通しただけで私はあの苦しくて苦しくてたまらなかった日々がフラッシュ・バックする。頭の後ろが重くなる。胃がキリキリする。胸が締め付けられる。身体が震える。誇張ではない。鬱に苛まれていたときと同じような身体症状。また振り出しに戻るのかという絶望感。感染源としてスケープゴートにされ、見下され、肩身の狭い思いをし続けてきたはずのエンタメ界が、今度はマスクの着用判断は個人の自由という社会の流れに反してまで自主的に客にマスクを着けさせる。演者たちはステージで密接して唾を飛ばし合い、観客だけがあの布切れで口と鼻を覆う義務を課される。フロアで客同士で密接してコールやミックスを叫び合うのはOKで特典会のときだけはマスクをしなければならない(LiVS以外の某集団)のも意味不明だし、客がマスクを着けさせられるのにメンバーはしなくていいのも意味不明。そう、お待ちかね。これはcovid theater。再上映。ほとんどの人たちはこの茶番に気付く頭すら持っていない。あの数年間からさすがに何かを学んだと思っていたが、無理だったか。また振り出しに戻るのか。やっぱりお前らは救いようのない馬鹿だったのか。この絶望感がお前に分かるか? 分からないだろうな。

いわゆる“新しい生活様式”の狂気を体現したコンサートのやり方はHello! Projectがコロナ騒ぎの初期に答えを出して実行している。あの悪夢の“The Ballad”公演。ステージで歌うメンバーは一人。客が盛り上がらない(発声しない)ようにバラード。メンバーが複数人ステージに上がるときは所定(1.5メートルだっけ?)の距離を取る。もちろん客はマスク着用。所定の距離をとるために席は間隔を空ける。公演中は声を出すのはもちろんのこと立ち上がるのも禁止。終演後に付近に溜まるのも禁止。そこまで徹底したら一応、筋は通っている。正否は別としてひとつの論理体系は成立している(本当は歌唱中のメンバーにもマスクをさせないと一貫性がないが)。マスクという布切れへの信仰だけを中途半端に残して、それ以外の要素をすっ飛ばして、やれ特典会のときはマスクをしてねだの、公演中もマスクはしてねだの、ちゃんちゃらおかしい。

BLUEGOATSは前に(2024年だったか)風邪かインフルエンザが流行したとき、体調が悪い場合は来ないでくれとファンに呼びかけていた。マスクをしろとは言わなかった。それが現実的で理にかなった対応だろう。LiVSがやるべきだったのもそれだろう。同じようにメンバーにも無理をさせない。メンバーが十分な休養をとれるように活動強度を落とす(公演数を減らす)ことも一考だっただろう。あのコロナ騒ぎによって多くの人々の頭に、誰かが風邪などをひくのは他の誰かのせいだという思考が染み付いている。そうではなくて風邪は疲れているから、弱っているからひきやすくなるのである。(もっと言うと野口晴哉、『風邪の効用』に書いてあるようにそもそも定期的に小さな風邪をひくことは悪いことではない。風邪は治すものではなく経過するもの。つかえずに経過していくように身体の交通整理をする。上手にひくことで身体の状態がよくなり病気も治る。)

あの文章を読んでから私は一晩中考えた。これで一区切りなのかもしれないな、と思った。別れは突然にやってくる。突然のことだから今日は行く。来週の定期公演には知人に来てもらうことになっている。彼をアテンドしないといけない。私が行かないというわけにはいかない。その後は分からない。いくつか既にチケットを買ってあるから、それだけは行くかもしれない。あの文章が出てから発売されたチケットは買うのをやめている。LiVSのフロアとマスク。相性が悪すぎる。百歩譲って席に座っておとなしく観る・聴くタイプの興行なら、一定期間だけマスクをするのは(屈辱とはいえ)我慢できるかもしれない。しかしLiVSのガンガン声を出してケチャで入り乱れるあのフロアがマスクありで成り立つとは思えない。そして、マスクを着けての特典会なんて想像するだけで醒めてしまう。(もしLiVSを初めて観たあの日にマスクをつけろと言われていたらマルコと新規写メを撮りに行っていなかった。二度とLiVSを観に来ることもなかった。)イヤな思いをするくらいならしばらく行くのをやめたい。でも、そのしばらくっていつまでだろうか? もう私にはLiVSを月に1-2回だけ観に行くというような中間の道は残されていない。ゴリゴリに通い詰めるか、まったく行かなくなるか、そのどちらかだ。そしてゴリゴリに通い詰めるための熱量は、いちど現場通いが途切れてしまうと取り戻せない気がするのだ。狂っていなければオタクは続けられない。一度ぱたりと行くのをやめると正気に戻ってしまうかもしれない。

もしかするとこれが最後になるかもしれない。今日を最後にマルコに会うこともないのかもしれない。お別れの言葉を用意しておいた方がいいのだろうか。それくらいに思い詰めて、緊張しながら渋谷CLUB CRAWLに向かった。会場前の待機空間につくと、いつもの面子が揃っていた。昨日の文章を受けて皆さんマスクを装着済みあるいは準備している。どこか重苦しい雰囲気が漂っていた。でも入場前に皆さんと接していると、イヤだけどとりあえず仕方なく従うかという気分で通じ合っているように感じられた。それでちょっと気持ちが楽になった。

案の定、マスクを着けながらLiVSのフロアを実現するのは無理があった。口周りが汗でびっちょびちょになった。複数枚持って来たけど公演中に新しいのに替えるのも難しい。濡れたマスク。手で位置を調整したり、呼吸のために手で浮かせたり。意味がないのは間違いなかった。ただこのマスクという縛りが生まれたことで変な高揚感があった。声が出しにくい、届きにくいのを逆手にとって普段よりも声を出してやるくらいの気持ちが生まれた。このやりづらい状況をむしろ楽しんでやるくらいの盛り上がりがフロアにはあった。最高の人たちだよ。しばらくの間マスクをしなくてはいけないとしても私はこの人たち(目撃者)とならやっていけると確信した。

特典会でマルコに、私のマスクに対する嫌悪、昨日の文章を読んでしばらく行くのをやめようかと思っていたこと、でも今日こうやって公演を観てまた来ようと思ったというようなことを素直に伝えた。マルコは私がマスクを着けていることに対して、でも私のことを思って着けてくれたんだね。優しいね。体調悪くないんでしょ? だったらしなくていいよ。大丈夫。というようなことを言ってくれた。その優しさに胸を打たれた。

自分ひとりで、頭だけで考えて、性急な答えを出そうとしていたことを反省した。鋭利になっていた思考が、人と接することで柔らかくなった。目撃者とマルコに救われた。私はまだここに居たいと思った。
したきゃどうぞ すればいい symbol of slavery
(韻暴論者、“Kids Mask Off”)

2026年1月23日金曜日

Chemistry LiVE with LiVS ~unknown~ vol. 2/Finally ONE MAN LIVE 「UPDATE3」 (2025-11-09)

物理的にはLiVSの対バンが行われる渋谷サイクロンにいた私だが、魂の大部分は京都にあった。今日に関してはLiVSどころではないというのが正直なところだ。14時キック・オフの京都パープルサンガ対横浜F・マリノス。マリノスがこの試合に勝てば明治安田J1リーグへの残留が決定する。一筋縄ではいかない。京都は強い。ホームでの対戦ではボコボコにされている(0-3で負け)。残留を争うこちらに対し、あちらは優勝争いに参加している。とはいえマリノスも波に乗っている。直近のリーグ戦は二連勝中。10月18日(土)に浦和レッドダイヤモンズを4-0、10月25日(土)にサンフレッチェ広島を3-0で下している。今のマリノスには上位クラブに一泡吹かせるだけの勢いがある。明治安田J1リーグのクラブであり続けるのか、そうでないのか。それが問題である(シェイクスピア風)。何が何でも残らないといけない。マリノスがJ2に落ちるのは絶対に許されない。仕方ないでは済まされない。対バンが11時半から、マリノスの試合が14時から。対バン相手はSOMOSOMO。マリノスのことが気になって私はそわそわ。時間的にそこまで余裕がなさそうなんだよな。特典会をサクッと済ませて、近場でメシを食って、試合を観られる場所を探さないと。カバンにタブレット(Fire HD10)を入れてきている。Wi-fiが繋がるサテンに入れれば一番いいのだが。もし時間がなければメシもそのサテンで食うか。といった思考を、対バンの最中から巡らせていた。そもそもがLiVS現場に通い過ぎて慢性的な疲労状態にある上、今日はさらにマリノスのことが気になっている。やや誇張して言うとマリノスの試合を観る前に片づけるべき野暮用のような位置づけになっている。もちろん実際に対バンが始まったら可能なかぎり楽しむように努めた。ある程度はやれたと思う。が、努めたと言っている時点でやや無理をしていた感は否めない。SOMOSOMOの太っ腹な新規特典。まずカードを渡され、それを提示するとメンバー全員と写メを撮ることが出来る(同一日限定)。次回以降、そのカードを見せると任意のメンバーさんとチェキを一枚無料で撮らせてもらえる。写メは前に撮っていた。今日は柏レイソル支持者であられるシャンマイさんとチェキを撮る。対面するや「ミニ・マルコ(を推してるの)?」と聞いてくれた(SOMOSOMOのメンバーさんはLiVSのコンサートをフロアの端で観ていた。それでマルコchanにケチャしに行く私を認識してくれていたのだろう)。「ルヴァン杯準優勝おめでとう!」(※柏レイソルは8日前にサンフレッチェ広島に負けてルヴァン杯の優勝を逃している)と言うと苦い顔をする彼女。畳みかけるように「この調子でリーグも準優勝できるといいネ!」と激励した。柏の中川選手を褒めると、シャンマイchanは来シーズンは彼のユニフォームを買おうか迷っているとのことだった。今日はシャンマイchanを意識してマリノスのJリーグ開幕当初のシャツ(古着で購入)を着て行った。コンサート中からシャンマイchanがそれに気付いて反応してくれていた。ここまではタダで楽しく交流させてもらった。ありがとう。しかしSOMOSOMOに対して、シャンマイchanに対して、次の一歩を踏み出すか(お金を払ってチェキを撮りに行くか)というと、そこはちょっと考えてしまう。冷静に考えると、あるアイドルさんが同じ明治安田J1リーグが好きというのと、そのコをいわゆる「推す」という状態になるのはまた別問題である。きっかけにはなるかもしれないけど必要条件でも十分条件でもない。チェキを撮ってフットボールの話を数十秒~一分程度しに行くためにJPY2,000払うのは正気の沙汰ではない。あれだけ高い高いと言われるDAZNだって月額JPY3,000程度である。純粋にフットボールの観点から言うとチェキを撮らずにDAZNの支払いに回した方がいい。シャンマイchanには好感を抱いているけどね(なんかエロいし)。あ、そう、シャンマイchanといえばYouTubeのSOMOSOMO公式チャンネルに上がっている動画が面白かった(一本目二本目)。今日はミニ・マルコchanともフットボールの話をした。彼女がこの競技におけるポジションを「役目」と言うのが可愛かった。彼女が知っているフットボールの「役目」はゴールキーパーだけらしい。ハンドをしたら退場? というカワイイ質問もしてきた。状況による、と私は答えた。会場を出ていんでぃらでメシ。(店名がいんでぃらなのかいんでいらなのか問題がある。どうもいんでいらのような気がする。)ベンガル・チキン・カレーJPY800(大盛りを頼んだが並盛だった。値段も並盛だった)、瓶ビールJPY480、物価上昇代JPY100。珈琲茶館 集 プレミアム渋谷駅前店。アイス・モカJPY1,320。弱すぎて使い物にならない店内wi-fi。高級店なんだからその辺しっかりしろや。iPhone 14のテザリングで試合を観る。谷村海那選手の先制点。天野純選手の二点目。植中朝日選手の三点目。声を押し殺すも抑えることが出来ないガッツ・ポーズ。3-0でマリノスの勝ち。その瞬間、マリノスの明治安田J1リーグ残留が決定。安堵。目が潤む。一時期はもう無理だと思っていた。よくここまで立て直したよ。渋谷サイクロンで観たLiVSとSOMOSOMOのコンサート。そしてサテンで観た京都サンガ対横浜F・マリノス。この時点で私は感情をすべて使い果たしてしまった。本来ならマリノス残留決定の余韻に浸りながらゆっくりと過ごしたいところだが、何とまだ予定がある。恵比寿リキッド・ルーム。Finallyのコンサート。9月の無銭現場でチケットを買っていた。つい先ほどマリノスが明治安田J1リーグ残留を決めた。無理もないことだが私の頭はそのことでいっぱい。『私アイドルじゃないです』(LiVSの新曲)ならぬ『私アイドル・オタクじゃないです(フットボール・ファンです)』状態。Finallyにとって大事な公演。今井あおいchanにとって大事な公演。それを観に行くためというよりはAoiチャンを喜ばせる景色の一部になるため。責務を果たしに行くため。それだけ。チケット完売。パンパンのフロア。かなり後ろの方で観た。公演にはそこまでピンと来なかった。何というのかな、音が後ろまで届ききっていないような。会場の音響的な特徴なのか、はたまた単なる私の的外れな感想なのか(その可能性も十分にある)、音の迫力が十分に伝わって来ず、やや遠巻きに見物している感覚があった。私はマリノスの試合が終わった時点で精魂尽きていた。ここからエンジンをかける余力は残っていなかった。年明けの公演開催が発表される。そこで重大発表を行うという売り文句。終演直後に即売会。商売的には正解。モノを売りつけるにはコンサートが終わってすぐの気分が高揚している今が絶好のタイミングなので。感心する商魂のたくましさ。いや、皮肉ではない。正しい。圧倒的に正しい。Finallyの運営には頭のキレる人がいるに違いない。理にかなった販売や宣伝の戦略を考えて実行できる人たち。公式LINEの運用も見事。チケット即売会に人が殺到して混乱状態のフロア。やや冷ややかな目で通り過ぎる私。一時の高揚感でチケットを買わせようとするその策略はお見通し。私はその手には乗らない。そのまま会場を出る。

2026年1月18日日曜日

青春を、もう一度 (2025-11-06)

このフロアでLiVSを観たあの日。良くも悪くも忘れられない公演。嘘のように楽しかった。その一方で、フロアを埋められなかったことに悔しさを隠さなかったマルコchan。彼女が言ったごめんなさい。彼女が下げた頭。静まり返るフロア。あの光景。お通夜のような重苦しさ。しばらく私の頭にこびりついて離れなかった苦い記憶。何度も訪れていると会場がただの会場ではなくなってくる。自分がそこで味わってきたさまざまな感情に紐づいた特別な場所になってくる。Hello! Project支持者時代に通い詰めた中野サンプラザに至っては入場するまでもなくもはや中野駅で降りただけで思い出が蘇ってくる。

私がこれまで下北沢シャングリラに入ったのは上記のLiVS単独公演と、後日にLiVSが出演した対バン。パッと思い出せる範囲ではその二回だけである。人生の中ではそれ以外にも一、二回来ている可能性は否定できないが、そうだとしても合わせて数回の範囲に収まっている。LiVSが特大の楽しさと悔しさを与えてくれたこの場所を、BLUEGOATSがどのように塗り替えてくれるのか。私にとっての下北沢シャングリラを、どう再定義してくれるのか。BLUEGOATSならこの会場で自分たちをどう表現し、私たちと一緒にどういうフロアを作り上げるのか。それを直に目撃して体験するのを楽しみにしていた。

公演の題名にあるようにBLUEGOATSは青春という言葉を多用する。標榜している音楽ジャンルからして青春パンクである。壮年、中年の男性が多いファンたちに向かって、何歳になっても青春をやり直せるんだ的なことを言う。私はやや引っ掛かりを覚える。そもそも青春という言葉そのものに対して首を傾げている。BLUEGOATSはこの言葉にyouthという英単語をあてているが、青春とyouthは違う。部分的に意味は重なるかもしれないが、青春という言葉の核にあるニュアンスはyouthにはない。Youthが単に若さ(若い時期)を指すのに対し、青春には「情熱・切なさ・輝き・甘酸っぱさ・仲間との絆といった感情や雰囲気が強く込められている」(括弧内はGrok回答より引用)。それは煎じ詰めると充実した学生生活のことではないか。日本においては就職前が楽しさという点で人生のピークだから、学生の時期が輝かしい時期として強調されやすいのではないか。それに青春という名をつけているのではないか。だとすれば青春という概念を前面に押し出すのは、この世界を生きていく上でのつらさ、不満、ストレスの捌け口を青春という理想化された過去(BLUEGOATS支持者の大半にとっては遠い過去である)に求める行為である。何かに逃避するのではなく現実の敵と正面切って戦って、未来を作っていくのがBLUEGOATSのカッコよさだと私は前から思ってきた。青春というノスタルジアに訴えかけるとそのカッコよさから少しずれてしまうように感じる。

とはいえそれはあくまで大上段の概念的な話であって、それを実際に公演中に感じるわけではない。公演中のBLUEGOATSは細かい理屈抜きに熱く、楽しく、心を打つ。シャングリラのフロアを当たり前に掌握するBLUEGOATS。いい意味で特別感がない。新宿Marbleでやっているかのよう。いつものBLUEGOATSだった。一曲目でお約束のように(お約束と言えるほど私がたくさん行っているわけではないが)“GOOD LUCK!!”が流れて、みんなで歌いながらグワッと前に圧縮する。開演前よりもステージが数メートル近くなる。周りの紳士たちと密集するのが不思議と心地よい。その瞬間から一人で来ているのも関係なくなる。周りの紳士たちとひとつの塊になって、話したことがなくとも同じ目的で同じ場所にいる仲間のような感覚になってくる(実際そうなのだが)。人口密度の割には意外と安全で、フロア内には配慮と節度がある。拳を上げて一緒に歌うのが定番の乗り方だけど、誰かの肘が頭に入ってメガネが壊れるような危険を感じない。右端(その右に女限)の前から3-4列目(状況によって少し変わる)の位置をとる。端なのでモッシュに巻き込まれ過ぎない。チャンチーを近くで観ることができる。自分がBLUEGOATSを観るときはこの位置が合っている。盛り上がるのと近くで観るのとのバランスが取れる。ほんま・かなさんがさらっと発表するアルバムのリリース。「そういえばウチらアルバム出すじゃん?」みたいな感じで。12曲、それも全部新曲。

BLUEGOATSの心地よい余韻に包まれる帰り道。身体が軽くなったような。日常生活でため込んでいたモヤモヤが抜けてスッキリしたような。この感覚を味わえているひとつの要因は、私がBLUEGOATSから一定の距離を取っていることだと思う。私の中でBLUEGOATS熱、チャンチー熱が再燃してきている。それでも(単体での知り合いやその場でたまたま近くにいた初対面の紳士と話すことはあるが)支持者たちのコミュニティには入らず、グッズやオンライン・チェキなどをほとんど買わず(チャンチーさんのデコ・チェキはたまに買う)、高望み(整理番号とか、接触対応とか)をせず、自分の気が向いたときだけにふらっと、ほどほどの頻度で観に来る。チェキは1-2枚だけ、時には撮らずに帰る。無理なく、ゆるく。無責任に、深入りしすぎない。息抜き程度に追っているからこそ得られる恩恵がある。フットボールでいうとチームの調子がよくて好カードのときだけ年に数試合を観に行くような。投下する時間とお金に対する見返りはそれくらいがいちばん高い。チームや自分自身の状態に関係なく「どんなときでも俺たちがそばにいる」(マリノスのチャントより)というスタンスで目を血走らせながら現場に通っていると、チームの好不調や試合の結果に連動して自分の心身状態が影響を受ける。対象に入れ込み過ぎず、寄り添い過ぎず、無責任に追うのが、精神衛生上は圧倒的に正しい。そもそも趣味にせよ仕事にせよ何かを本気でやることは何かを犠牲にすることでもある。健康的ではない。それを分かった上でなお、自分の人生を削ってても情熱を注ぎたい対象が今の私にとってはミニ・マルコchanでありLiVSである。ことBLUEGOATSに関してはこれからも適度な冷静さを保ちながら付き合っていけそうである。

2026年1月16日金曜日

Weekly LiVE at LiVS (2025-11-03)

いつだって忘れない 祝日はどこも混む そんなの常識
(本日のミニ・マルコchanの自己紹介より)

定期公演には珍しく、祝日。定期公演(通称「定期」)は最高。皆が口を揃えてそう言う。俺もBOY KENとは同意見。定期公演の何がそんなに最高なのか。雑に言ってしまうと対バンはもちろん他の主催公演と比べてもとりわけホーム感がある。良くも悪くも「大体 毎回 いつも同じメンバーと再会」(Rize, “Why I'm Me”)状態のフロア。ここに来るといつもの人たちといつもの楽しい時間を過ごせるという安心感。平日の夜に行われることも実はひとつのミソなのではないかと思う。労働がある日の特別な楽しみ。日常のストレスや忙しさの中に紛れ込んだ一服の清涼剤。だからこうやって祝日に開催されるとなんか調子が狂うというか、いや、定期公演は平日にやってこそでしょという思いがちょっとある。ありがたみが減るというか。

通常の平日開催だと19時に開演するのが通例。今日は11時半。公演中にコンニチハクリニックさんが言っていたところによると定期公演を祝日にやるのも昼にやるのも初めてらしい。起きられるかが不安だったと言っていた。11時半というと飲食店でランチが始まる時間だが、この時間はLiVSに限らず多くのアイドルさんにとっては朝なのだ。いやもう昼だろという時間になってようやくおはようとTwitterに投稿しているアイドルさんは多い。いつも夜のコンサートで、早起きして一日の労働を終えてくたびれている我々が昼に起きたアイドルたちにお前らもっと盛り上がれよ的に煽られるのは理不尽だというtweetを前に見たことがある。

特典会で今日寝坊せずに起きられたかをミニ・マルコchanに聞かれる。起きれたよ(ら抜き言葉)。いつも早起きしてる。酷いときは朝6時から会議があると言ったら、会議で何を話しているの? と好奇心に満ちた目で聞かれる。パッと答えられなかった。ふと頭をよぎる考え。早く起きているからなんだというんだ。ただ給料を貰い続けなければならないからその時間に起きているだけで、胸を張れるほど意味のあることをやっているとは言いがたいじゃないか。少し空しくなった。

ステージで輝くミニ・マルコchanを観るのが本当に幸せ。今の自分の人生はこのためにある。公演中、心からそう思っていた。最近の私はメンタルがバッドに入り気味だが、今日に関しては公演に、ミニ・マルコchanに没頭できた。しっくり来る公演だった。昨日、代官山でメルテンさんのピアノ演奏を聴いていたときに似た感覚。満ち足りている。マインドフルネス。実際、昨日の夜に心身状態が回復してきた実感がある。まだ本調子ではないが60-70点にはなっている。ソロのジャズ・ピアノという、LiVSとはまったく毛色の異なる音楽に没頭することで気分転換が出来たのだろう。逆説的だがLiVSを楽しみ続けるためにもLiVS以外の娯楽に足を運ぶ必要があるのかもしれない。

今日はやけに“BiRTHDAY!!”が沁みた。「大好き」の部分の振りが印象に残った。チェキではマルコchanにソロでそのポーズをしてもらった。写メにしてもチェキにしてもメンバーのソロで撮るのならポーズをお任せにするのは勿体ない。他の人がお任せで撮ってもらった場合と基本的にはそこまで変わりようがない。せっかく自分がお金を払って撮ってもらうのだから、何かしら自分の意思を介在させたほうがいい。 

2026年1月15日木曜日

緊急開催!岸本亮 Solo Piano (2025-11-01)

LiVSの何かが入るというのは事前に公式サイトのカレンダーで分かっていたのだが詳細は一向に発表されず。結局は対バンが決まったのだがチケット販売開始が10月26日(日)21時。急すぎる。まあ急であるかどうかに関係なく、私は行かないと決めていた。LiVSの過剰摂取で心身ともに衰弱している。いくらミニ・マルコchanとLiVSのことが好きでも最近の通い方は自分のキャパシティを超えている。もう限界に来ている。休む必要がある。まさに「ドクターストップがかかる程『恋落ち』してるわ 大好きが止まらない Oh Love Me Love Me Love Me Love Me Love Me Do!」(スマイレージ、『有頂天LOVE』)という状況である。今日は単にLiVSに行かないだけではなく活動そのものを控えめにして静養に努めるつもりだった。ところが昨日Instagramを眺めていたらメルテンさんこと岸本亮さん(fox capture plan, POLYPLUS, JABBERLOOPのピアノ担当者)が今日ソロ・ピアノ公演を開催するという報せが飛び込んできた。前の日になって急に決まったらしい。無料。場所は代官山。こんな機会はそうそうやってこない。逃すわけにはいかない。久し振りにメルテンさんのピアノを聴きたい。10月31日(金)15時23分に申し込み完了。せっかく休むためにLiVSの予定を入れなかったのに結局は音楽の現場に行くのかよ…とは思うけど、これも何かの縁である。

17時半開場、18時半開演。恵比寿駅前のルノアールで時間を調整していたら近くの席に見覚えのある紳士が。F君じゃないか。お仕事の打ち合わせだったりすると気まずいなと思って少し様子を伺う。いや、対面にいらっしゃるのはD氏じゃねえか。D氏がfkmrの写真集お渡し会か何かの帰りだったのかな。ブツ(写真集)の取引のためにここに入ったようである。私も『瑠璃藍』を一冊いただく。D氏によると今日は謎のレギュレーションでチェキのポーズ指定が出来なかったらしい。インディー・アイドルの特典会に慣れてしまうとHello! Projectの接触にまつわるすべてが馬鹿馬鹿しくなる。もうあっちの世界に戻ることは出来ない。アイドルさんとオタクの間に入る人員やルールがとにかく多すぎる。そして単純に高すぎる。シングル一枚(JPY1,300くらい)毎に7秒。LiVSがJPY1,000の写メ券一枚で20秒(JPY2,000のチェキ券で40秒)と言われているので、三倍。しかもHello! Projectの7秒は純然たる交流時間であって写メやチェキはついてこない。しかもその交流に物理的な近さはない。無駄な(どうせ有事には何も出来ないしそのようなトレーニングも受けていない)係員も多数配置されている。ストレッサーが多すぎる。オタクを理不尽なまでにガチガチに縛り付けるHello! Projectのやり方は、オタクが何をしでかすか分からない、信頼できない異常者であることを前提としている。相手が異常者である以上、警戒が必要。万一の事態を想定して運営しなければならない。規模が大きいとそうなってしまうのは仕方のないことではある。インディー・アイドルの特典会は特定少数のオタクとメンバー、運営の相互信頼の上に成り立っている。

話がそれたが、それは私がこの記事を事前の計画なしでフリースタイルで書いているからだ。この文字を打っている今は1月15日(水)。二ヶ月半ビハインドである。書く記事があまりにも多すぎて一個一個を丁寧に作り込んでいられない。しかし私くらいのプロになるとこうやってチャチャッと作った文にもそれなりの味が出てくるのである。

晴れたら空に豆まいて。10月11日(土)に田村芽実さん(めいめい)の歌を聴きに来たのが初めて。この短期間で二度目の来訪。今日は公演チケットが無料である代わりに入場時に強制でドリンク二杯の料金を徴収される。JPY1,400。めいめいのときはフロアに隙間なくスツールが敷き詰められていたが、今日はゆとりのある席の配置。ドリンクを置けるテーブルもある。テーブル毎に2-3人分のスツールが置いてある。こだわりを感じさせるドリンク・メニュウ。焼酎のお茶割(クマ笹茶)と阿波挽茶ハイ・ボールを開演前に飲む。

直前告知も会場満員。ドリンク代がJPY1,400、そして任意の投げ銭(たしか千円札を二枚入れた)もあった。無料ではないとはいえ、この値段でここまでやるかという贅沢極まりない3セット。各30分程度の正味90分。メルテンさんがやりたい曲をひたすら詰め込んだセット・リスト。宇多田ヒカルの“Automatic”のカヴァーが聴けるとは思わなんだ。fox capture planの“Jazz Me Tender”が米津幻師氏の『感電』にinspireされているという裏話が明かされた。『感電』を聴いてみると、言われてみるとたしかに分かる感じ。演奏はもちろんのこと、メルテンさんの飄々とした語り口から繰り出されるトークとジョークもこれ以上ない箸休めになっていた。温かい空間。チケット代がJPY8,000-10,000してもおかしくはないくらいの内容だった。(だったら投げ銭をもっと入れろよという声が聞こえてくるが、日々LiVSに搾取され続けている私のお財布事情を考えてみてほしい。)最後の二曲は撮影とソーシャル・メディアへの投稿が自由というメルテンさんの素晴らしいサーヴィス精神。最後はちょうど来日中のOasisの“Don't Look Back in Anger”。大満足。あらゆる音楽の様式でもやっぱり自分はジャズ、特にソロ・ピアノが心から大好きなんだなとしみじみ実感しながら、メルテンさんの演奏に浸った。無理せず、背伸びせず、緊張せず、自然体の自分にしっくりくる音楽。自分の中に沁み込んでくる音。自分の魂の居場所。幸せだった。今年に入って人生のリソースをほぼすべてLiVSに懸けてきたが、たまにはふらっとジャズを聴きに行きたい。

2026年1月12日月曜日

INFINITY LIVE presents ASTROTRONIC (2025-10-30)

ここ何日か外出から帰宅すると手から酸っぱい臭いがする。出所を探っていくとどうやら家のドア・ノブのようだ。誰かが嫌がらせで何かの液体を塗布したのか? これは何らかの攻撃だろうか? しばらく観察していると、たまに上から雫が落ちてドア・ノブに当たっているのに気付く。これだ。上の階の玄関前の通路にあたる部分の塗装が剥がれて何かが垂れてきている。前から気になっていたのだが、このアパートメントではうちのドア前にだけ鳥のフンのような白い汚れがある。居住者が払っている管理費でやってくれている定期的な洗浄を経ても残っている。これで分かった。これは上から垂れてきた白いペンキだ。どおりで取れないわけだ。家賃はJPY65,000。私が一人暮らしを始めてから一番年季の入った物件。築40年以上。窓の網戸は正しい位置で固定できない。風呂場の換気レジスターはダクト・テープで無理に繋ぎ止めている(アメリカ人の知恵)。ユニット・バスにも慣れた(ただし家では入浴せず銭湯に通っている)。住めば都。問題ない。家賃には極力お金を使いたくない。困ったときに自分の首を絞めるのは固定費だ。私は年収が突然100万、200万と落ちるのを実際に経験してきた。無職になったこともある。我慢さえすれば減らせる出費をそこまで気にする必要はない。たとえばLiVSなら行く頻度を落とすなり行かなくするなりすれば出費はすぐに減らせる。洋服なら既に持っているのを着回していけばいい。しかし家賃に関しては今月はお金がないから払うのをやめておこうということは出来ない。贅沢をするなら変動費で。固定費(特に家賃)は質素に。それが私の考えである。

池袋に最近出来た蒙古焼肉という店がある。そこのランチ麻辣湯 JPY980が素晴らしい。普通にオーダーしたらJPY2,000を超えるのではないかと思えるほどに具沢山。大満足。(これを書いている2026年1月時点でも週に2-3回行っている。)いつ行っても客が少ない。既視感がある。高品質、低価格、空いた店。三拍子揃った店が潰れるのを何度か見てきた。読者諸兄もこの店にランチ麻辣湯を食べに行ってほしい。ランチは土日でもやっている。単品の豚ハラミ串も絶品。昼にしか利用したことがないけど夜に複数人で行っても良さそうである。

過密日程による慢性的な疲弊。高くないモチベーション。このブログの記事題名の末尾にある日付を見てくれよ。異常だろ。LiVSを観に行っている頻度。国内リーグ戦、国内カップ戦、アジア・チャンピオンズ・リーグを並行して戦っていた時期の横浜F・マリノスに匹敵するくらいの負荷。体力的にも、経済的にもきつい。それでもチケットが発売される度に何らかの脳内物質が分泌され、目をバキバキにして購入している。普通に考えれば疲れたら休めばいい。LiVSに行く回数を減らせばいい。なぜそうしない? 自分で薄々は勘付いている。LiVSに通う生活を“しばらく”休んだとして、戻って来られるのだろうか? 夢から醒めてしまうのではないか。私の世界からミニ・マルコchanが消えてしまうのではないか。心の奥底にあるその恐怖心から逃れるためにひたすらLiVSを観に行く予定を入れているのではないか。

今日は新宿ロフト。この会場でLiVSを観てみたい、観る機会を逃したくないという思い。対バンやフェスに関してはそれが主要なモチベーションとなる。二日前のクラブ・チッタがそうだったように。私はそこまでどっぷりアイドル・オタクというわけではない(横浜F・マリノスを愛する一般人である)ので、ほとんどの場合は他の出演者たちにそこまで興味がない。そもそも知らないことも多い。優先入場でJPY3,300。普通の前売り券がJPY2,800。わずかJPY500の差を惜しんでJPY2,800のチケットを選ぶほどにチケット購入時点で私の意欲は減退していた。スーツ・ケースを持ったコンニチハクリニックさんが急いでいる様子で入場列を追い越して受付に行っていた。出演者です。LiVSです。的なことを言って楽屋の場所を案内されていた。雰囲気的に遅刻したのかもしれない。入場時、LiVSのビラ配りに出くわす(そこにはコンニチハクリニックさんは不在だった)。こういうのって自分たちを知らない人に顔を売るのが主目的だと思うけど、LiVSは優しいからおまいつにも手厚く対応してくれる。このときにランルウさんが私が着ていたスウェット・シャツを見てかけてくれた言葉で、とても嬉しいことが判明した。ありがとう、ランルウさん。気分はあまり上がらず。消化試合感は否めなかった。一応言っておくがLiVSがどうだったという話ではなくあくまで私にとって(この日の私が置かれた心身状態において)そうだったというだけである。あんまり前に突っ込んでいく気力もわいてこなかった。アイルという集団の前座で16:50に開演。17:10~18:00にLucy。17:35~18:00がLiVS。他の集団の出番が続く中、18時20分からLiVSの特典会。これは多数の出演者がいる対バンでよくある並行物販と呼ばれる慣習。他の演者がステージでパフォーマンスをしている最中に会場内の別場所で特典会が行われる。贔屓集団の特典会を干さないかぎりすべての集団のステージを観ることは出来ない。Lucyが新規無料写メをやっていたのでマリリンchanと撮らせてもらった。LiVSのファンなんですけど何度か対バンで観て、カワイイと思っていました。マリリンchanはいやいや謙遜をしつつ、敬語でちゃんとした大人の受け答えだった。LiVSさんはいつも礼儀正しくて、楽屋に行くといつも立ち上がって挨拶してくださるんです。見習わなくてはいけないと思っています。とLiVSを褒めた後、あるエピソードを教えてくれた。今日ランルウさんが衣装の下に履く短パンを忘れていたので、貸しましょうかとマリリンchanが申し出たのだという。結局はLiVSの運営側で対応したとのこと。フロアに戻ると最近ハハノシキュウさんがリリックを提供したFinger Runsのステージが始まっていた。さらにその後にはSOMOSOMOやMAPAなどが控えていた。後ろ髪を引かれる思いだったが、早く帰ってメシを食って銭湯でゆっくり身体を休めて寝るのを優先することにした。(帰ってからマリンchanのInstagramをフォローしたのだが、予備知識がなかったので、おっぱいを積極的に見せに行く投稿が多く、びっくりした。)

2026年1月10日土曜日

CHOTTO FES (2025-10-27)

店名は伏せるが某熱烈中華食堂に入店すると鼻をつくマヨネーズなのか酢なのか客の体臭なのか判別の難しい臭いに川崎を感じる。そのまま席に着いていいものか躊躇し面食らうも、たっぷり野菜タンメンを注文して麺食らう。会場近くのコンヴィニエンス・ストアでビール(有頂天エイリアンズ)とボンタン・アメを購入。冷えのせいかあり得ないくらいの頻尿。尿意を抑えるのにボンタン・アメや大福を食べるといいというTwitterで目にした生活の知恵。識者によるともち米に含まれる何かが有効らしい。ちょっと時間調整。出演者なのか、アイドルとおぼしき淑女がビラを配っている。それを物珍しそうに眺めつつ、色んな人がいるナ~と感嘆の声をあげる、バナナを頬張りながら(それ以外は手ぶら)ふらふらと歩く老紳士。LiVSの出番は20時半から。他の集団も見物するにしてもあんまり早く入っても仕方ない。クラブ・チッタ。川崎を代表する箱。個人的にもHello! Projectの思い出が詰まっている場所。ここで歌って踊るLiVSを観るため、私はわざわざ平日の会社帰りに川崎まで来た。彼女たちがステージに立つのは25分間。チケット代がJPY4,539。高い。入場時にドリンク代もかかる。言うまでもなく特典会はそれとは別にお金がかかる。そうしたらこの対バンの運営が17時25分になって後方エリアを無料開放するとか言い出しやがった(対バン自体は15時45分に開演している)。正規の値段を払ってチケットを購入した私たちをなめすぎている。こみ上げる怒りをTwitterにぶちまけたくなる。なんとか抑える。実際にフロアに入ってみると後方エリアというのが後ろの二割くらいの空間しかなく、遠巻きにしか見られない感じだった。これならまあタダで入る人がいても許せるかという気持ちになった。私が入った時点ではPOPPiNG EMO(18時45分~)がやっている最中だった。その後、LiVS(20時30分~)に到達するまでにENVY PARANOID(19時10分)、闇雲(19時35分)、AIBECK(20時5分)がステージに出てきた。入場前の有頂天エイリアンズと入場後のハイネケンで気持ち良くなってきた。LiVSが出てくるまでにボッタクリ価格を払ってハイネケンを2-3缶、追加で飲んだ。フロアは空いていて、端の真ん中より後ろなら寝そべっていてもまったく差し支えなさそうなくらいだった。でっかい会場でがら空きのフロア。人がたくさんいる状態は熱狂を生む反面、満員電車と同じでストレスでもある。それがない。独特の開放感。ビールをちびちびやりながらよく知らない集団のパフォーマンスを気軽に見物するのはなかなかに趣があった。闇雲が私にとっては思わぬ発見だった。デス・メタルっていうのかな、詳しくないから合っているのか分からないけど、激しくてアヴァンギャルドな音楽とパフォーマンス。面白かった。(この三日後には単独公演のチケットを購入した。)稀にこういう出会いがあるのが対バンの面白さ。

何かの合間にフロアの外に出てハイネケンをやりながら某目撃者と歓談していると、可愛い女の子と写真撮りませんかー?という風俗じみた呼び込みにつかまる。EMPATHYのメンバーさんだった。新規無料写メ。一番カワイイと思ったコを指名。愛須くるみchanという方。
「名前なんていうの?」
「シーテキ」
「シーテキはー、どんなオン××が好きなの?」
「え?(オンナとは言わないよな。音楽?)」
「どんなオンナが好きなの?」
「(本当にオンナって言ってたのかよ)オンナ?」
「うん」
「LiVSのミニ・マルコ」
「え、相互かも?!(※後で確認してみたら実際に相互フォローだった)」
私が元々はHello! Projectを観ていた旨をお話しすると、何か(何だったかは忘れた)を自身の公演でカヴァーしたことがあるとのこと。そして、絶対スキル重視でしょ? 絶対そうだ! と厄介者を見る目で見られた。なんで(写メを撮る相手に)私を選んだのと言うので(EMPATHYの中で)一番カワイイからと言うと、よし! と何かのノルマを達成したかの如く小さくガッツ・ポーズをしていた。別のメンバーさんには「さっきライヴ観てくれてたよね!」と言われ、「いや、観てないよ」と即答すると謝って困惑していた。どういう集団で、どういう音楽やパフォーマンスをするのかも知らずに写メだけを撮るという倒錯。これもまた多数の集団が出演するイヴェントの醍醐味である。EMPATHYはそのうちちゃんと観てみたい。(これを書いている時点では五月にあるEMPATHYの公演チケットを某目撃者からいただいている。LiVSと被らなければ行こうと思っている。)

最前の右端でハイネケンを飲んでまったりしながらステージを観るというスタイルを闇雲あたりから採用していたが、これが快適で。LiVSでもそれを続けた。声は出したけど、ケチャで中央に突っ込んでいくことはしなかった。クラブ・チッタのステージで躍動するミニ・マルコらの集団をほろ酔いで見届けることが出来て、いい気分だった。フロアに人が少なく空間がたくさんあったから快適に自由に楽しめた。そりゃやっている側は興行的にもモチベーション的にもパンパンになっている方がいいだろうけど、観る側からすると空いているからこそ得られる気楽さ、安全さ、ストレスの少なさというのはある。今日は川崎だから私は仕事着のシャツの上からSCARSのteeを被って臨んだ。何のタグ付けもしていないミニ・マルコchanとのチェキ・ツイをA-THUGさんがリツイートしてくれるという奇跡が起きた。おそらくエゴ・サ中にA-THUGの文字が入った私のツイートを見つけて、ついでに私のアカウントを見てみたら上の方にあったSCARS teeを着た私の画像を目にしてくれたのだと思う。

2026年1月4日日曜日

HALLOWEEN OF LiVS (2025-10-25)

ハロウィンとは縁のない人生を送ってきた。と書いてから思い出したが、そういえばニュージーランドに住んでいた子供の頃に現地校の行事で仮装をしたことがあった。桃太郎の格好をした。日本文化に造詣の深い教師からそれはMomo-taroかと尋ねられたのを覚えている。今思うとよく分かったね、そんなの。異国の昔話やで。知らんやろ普通。文化人、知識人やん。日本に帰ってきてからはハロウィンだからといって何かをしたりさせられたりということはなかった。キリスト教が主流のニュージーランドと違い、日本にはハロウィンを祝う文化的、宗教的な根拠がない。いわゆる陽キャが騒ぐための口実であり、企業が何かを販促するための口実でもある。それ以上の何かではない。私は日本でハロウィンに何かをする人たちを一歩引いて見てきた。アイドルさんが仮装したお姿をインターネットに載せるまでは微笑ましく見るとして、オタクの仮装に関しては目立ちたがり屋のオタクが何かやってら(苦笑)くらいの冷笑的な態度をとってきた。当然ながら自分が仮装をするなんてあり得なかった。

2025年10月25日(土)。LiVSのハロウィン公演。下北沢MOSAiCに入場した私はカオナシの仮装をしていた。amazon.co.jpでJPY2,580。この日だけのために購入。頭から足元までを覆う黒い布(目元には穴が開いている)。黒い手袋。顔には白いマスク。なぜ私はこうなってしまったのだろうか? コンニチハクリニックさんが「誰だ?」「分からない」と困惑する中、マルコchanだけが「分かった。c-tekiだ」と言ってくれた。「c-tekiなのー?」と半信半疑のコンニチハクリニックさん。マルコchanから入場特典(キャンディ)を受け取る。実はマルコchanなら当ててくれるんじゃないかという根拠のない自信と期待があった。本当に当ててくれたときはソフト・オン・デマンドの『彼氏のチ〇ポ当ててください』シリーズで彼女さんがチ〇ポを当ててくれたときの彼氏のような気持ちだった(私はそれらの作品を視聴したことがないので想像で言っています)。私にはマルコchanしかいない。そう確信した。(後に特典会で聞いたら手に持っていたカバンからはみ出していた帽子で判断したらしい。)当たり前のことだが、顔を完全に隠すと個人を特定するのは困難を極めるんだな。ニッパツ三ツ沢球技場の外で横浜FCのファンがいる場所に発煙筒を投げ込むなどして威嚇したマリノスのサポーターたちも覆面をしていた。難点としてちょっとでも動いたら頭の生地がすぐにずれる。目元にあった穴がすぐどこかに行ってしまう。視界が真っ黒の布になる。これで公演を観るのは無理がある。黒い布ではなくLiVSを観たい。せっかく買ったJPY10,000のSチケット。最前。公演中は別途ドン・キホーテで買っていたカボチャのような怖い顔の覆面をつけた。前日にジョギング30分、パーソナル・トレーニング45分。チルッて調子が出ないというほどではなかったが、疲れの影響はあったと思う。心の奥がうっすらとしんどい。慢性的なきゃp@さが抜けていない。しかも覆面を被っているせいで頭全体が汗だく状態。視界も通常より狭い。ハード・モード。空気で膨らませるタイプのカボチャ衣装で登場するLiVS。それが何であれとにかくいつもと全然違う格好で歌って踊るLiVSを私は観たかった。かねてから。その願いがかなったのは嬉しかったし、メンバーさんたちの嬉しそうで心なしか照れたような表情が眼福だった。いつもと同じ曲でも衣装がここまで違うとまた違った見え方になる。衣装の味変は今後もたまにやってほしい。季節毎に一度くらい。(夜にTwitterを見たらきゃらめるもんすたーずが今日のLiVSとまったく同じとおぼしき衣装を着ていた。他のアイドルが着ているのもタイム・ラインに流れてきた。よくあるハロウィン衣装のようであった。)公演の後半は通常衣装。

いつだって忘れない カボチャを煮たやつ超好き そんなの常識
(本日のミニ・マルコchanの自己紹介)

LiVSの公演が11時半開演。下北沢。ハロウィンの特別な公演。行かないわけにはいかない。一方、横浜F・マリノス対サンフレッチェ広島が14時キックオフ。新横浜。明治安田J1リーグ、残り四試合。マリノスにとってはすべてが決戦。J1に残れるかどうか。必死の戦い。どうしても現地に行きたい。どちらも捨てることが出来ない。もしLiVSが通常運転の公演だったらマリノスだけに行っていた。日産スタジアムには15時25分すぎ、後半17分頃に入場。(LiVSの特典会に行かなければもっと早く着けたが、凶に関しては干す選択肢はなかった。下北沢MOSAiCを出たのが14時12分頃で既に試合が始まっている時間んだった。)広島の特典→VAR確認の結果、取り消し、マリノスの二点目、三点目という試合の山場をこの目で観ることが出来た。二点目だったか三点目だったかが入った後にゴール裏の皆さんが合唱する「この横浜に優るあらめや 我がマリノスに優るあらめや」を聞くと涙が流れてきた。ジェイソン・キニョーネス選手の三点目が入ったときは周りの人たちと久々にハイタッチをした。柏ではレイソルが横浜FCを2-0で下していた。まだ何も決まってはいないけど、大きな大きな勝ち点3。マリノスが17位、横浜FCが18位。残り三試合で横浜FCとの勝ち点差が5。自分だけの祝勝会を開催。十条。ひかる屋が休み(開店時間がすぎているが準備中のまま)。ナワビ・レストランも休み。東十条まで歩く。初めて入るニュー加賀屋。黒ホッピー、ハラミ、タン、ハツ、つくね(以上塩)、レバー(タレ)、ポテト・サラダ、にこみ。ガッツリ肉。満足度高い。(にこみは別に…。)JPY3,090。

2026年1月3日土曜日

Weekly LiVE at LiVS (2025-10-21)

LiVSの運営が使う英語は基本的にすべて間違っている。今回の定期公演の演目であるWeekly LiVE at LiVSも例外ではない。まずlive(ライヴ)は「生の」という意味。たとえば生配信はlive streamingである。コンサートの意味でライヴと言うのは和製英語。その上、たまに馬鹿が賢ぶってコンサートとライブは違うなぞと言い始めるが、そのような区別はその人が頭の中で勝手に作っているだけであって元の英単語とは関係がない。そしてat LiVSだと、何も知らない英語話者が見たらLiVSという場所(会場)で行うのかと思うだろう。渋谷でやるからat Shibuyaにするなら分かるが。まあ、それはどうでもいいとして、私は急激に新曲『私アイドルじゃないです』を好きになってきた。10月20日(月)の通勤と昼休みにはこの一曲だけを繰り返して聴いた。最初にツアー千穐楽で聴いたときはあまりピンと来ていなかった。今ではもしかしてLiVSの曲で一番好きなのではないかと思うくらいになってきた。LiVSの四人の歌声の楽器性が際立つ曲だと思う。ミニ・マルコchanのいつもと違う歌い方。コンニチハクリニックさんとスズカス・テラさんの低音。ランルウさんの鳴き声のような切なさのある声。大森靖子氏の曲はリリックが刺さる人が多いのだろう。私の場合はリリックがどうというよりは音として好き。私は歌を聴いてもあんまり意味として頭に入ってこない。あくまで音として入ってくる。たとえば「私アイドルじゃないです」というリリックは、「私アイドルじゃないです」という意味ではなく、「私アイドルじゃないです」という音として入ってくる。どういうわけかメロディがなければ(ラップだったら)まだ意味として入ってくる。前に読んだ『ハピネス・トラップ』(ラス・ハリス)にネガティヴな考えを歌に乗せてみるみることでそれがどうでもよくなる的なことが書いてあった。
いつもあなたを捕まえるネガティブな自己評価を遊ぶ。「私は間抜けだ。など。次に、この思考を心に浮かべ、十秒だけ強く信じ込んでみる。[…]その思考をハッピーバースデーのメロディーにのせて心の中で歌ってみる。何が起こるか見てみる(ラス・ハリス、『ハピネス・トラップ』)
何かにメロディをつけて歌にすることは言葉から意味を剥ぎ取る行為なのではないだろうか? 意味を伝えるのが主目的なら歌うのではなく喋るなり書くなりした方がいい。音楽ならラップの方が向いている。私は歌の意味にはさほど興味がない。だからたとえばGirls be badの『アブダビGO!』がめっちゃ好物である。特典会でマルコchanに『私アイドルじゃないです』の感想(概ね上記のような内容)を伝えた上で、マルコchanは歌を聴いたらそれが意味として入ってくるのかを聞いてみた。文節の区切り方によって意味が変わるときがあってそれが分からなくなるときがある。けど、意味は入ってくる方だと思う。というのが氏の回答だった。いつもと異なる歌い方についてはどこまで大森氏をリスペクトするかを迷ったというようなことをおっしゃっていた。

私アイドルじゃないです』はLiVSのファン層を入れ替え得るほどにパワーのある曲だと思う。もちろん実際にはこの一曲だけで何かが変わるわけではない。だがこのようなLiVSを知らない人にも訴求し得る曲を次々に出して行けば、LiVSの運営もメンバーさんも望んでいるであろう所謂「売れる」という状態に少しは近づいていけるのではないか。この曲は大森靖子による提供楽曲という分かりやすい話題性がある。靖chanの曲なら一回聴いてみようかと思う人はそれなりにいるはずである。今LiVSを好きで追っている人たちの外にも届いてほしい。届くべき曲。しかし、いくらLiVSがいいものを作ってもそれを外の世界に広げる・広がる術がないのが現実。それが支持者としては歯がゆい。いくら目撃者がLiVSの写真や動画を撮ってTwitterに投稿したり何かをRTしたり宣伝したりしてもほぼ目撃者のサークル内で回覧しているようなものである。とはいえこれまでの延長ではない方向に集団を発展させたいのであれば新しい音楽を世に提示しなければならない。どういう曲を出して、どういう音をフロアに鳴らせて、どう乗らせるのか。そこが核でなくてはならない。曲の力、音楽の力。(BLUEGOATSの快進撃も青春パンクという方向性を見つけて一気に舵を切ったことに端を発している。)これこそが私がアイドルというカテゴリにはまり、コン・カフェにはまらない理由である。私が仲良くさせていただいている目撃者でコン・カフェに入り浸っている紳士がいる。たまに氏に呼ばれてご一緒させていただくのだが、そこまで楽しいとは思わない。自分で通いたいとはまったく思わない。音楽ありきなのか、女との交流ありきなのか。それが大きな分岐点なのだと思う。

メンバーさんが新衣装を纏っての初の定期公演、新曲『私アイドルじゃないです』が披露された初の定期公演、そして私がLiVSで好きな曲を三つ挙げよと言われれば入ることが確実なことで知られている“Shall Weeeee Dance???”まで披露される(一曲目)という充実の公演となった。LiVSの公演には基本的にアンコールがない。これは公演後に特典会が控えている(から公演を変に引き伸ばせない)というインディー・アイドル界の事情もあるけど、それだけではない。あと二曲です! と公演中にメンバーさんが言ってもエーイングが起きない。物足りなさがない。彼女たちも、我々も、やり切って、出し切っている。安易にwe want moreとは言えない。それがLiVSらしさだと思う。

いつだって 忘れない リポビタンD めっちゃキマる そんなの常識
(本日のミニ・マルコchanの自己紹介)

TAMATAMA FESTIVAL 2025 (2025-10-19)

自然光の下で歌って踊るLiVSを観られる貴重な機会。私が観てきた中では名古屋のrelease partyが野外(屋上)だった。ちょっと前に何か野外フェスのようなものに出ていたけど、時期的に暑すぎる。消耗する。しかも田舎。そもそもああいうのは陽気な人たちが行くものであって、私のような日陰者はお呼びではない。だから行かなかった。今回のTAMATAMA FESTIVALというのにLiVSが出ると発表されたときも、私はまったく気が乗らなかった。行かないつもりだった。過密日程で疲弊している。ダルい。だが考えてみるとこれを逃すと次に太陽の下でLiVSを観られるのがいつになるかが分からない。開催場所も遠すぎない。多摩を東京と言えるのかは微妙だが、千葉や北関東の辺境でやられるよりはだいぶマシ。表参道のアラン・ミクリで眼鏡二本のフレームを調整してもらって、やや割高なハラミの昼食を食ってから現地に向かう。表参道駅から一本。千代田線急行(唐木田行)。小田急多摩センター駅。13時12分着。所要時間50分。

駅を出てすぐの通りに露店がたくさん出ている。祭りの雰囲気。先に進んでいくと大きなステージがあって何やらバンドがパフォームしている。結構な人だかりが出来ている。ここでLiVSもやるのか? だとすると多くの人目につくのはLiVSの知名度向上には好ましい反面、野次馬も多くなるので自分が前方に行くのは難しいかもしれない。と思っていたが、どうやら場所が違うらしい。そのもっと奥の右側を進んだ先にある多摩中央公園。その中にひっそりと設けられたステージ。イヤでも目に入る先ほどの大きなステージとは違って、わざわざ探さないと見つけることが出来ない。奥まった場所。屋外の開放感もあるけど、クローズドな面もある。このクローズド感がないと落ち着かない。

ステージ後方に設けられたベンチに集う目撃者たち。「大体 毎回 いつも同じメンバーと再会」(RIZE, “Why I'm Me”)。私が着いて少し経つとちょうど始まるリハーサル。図らずしてベスト・タイミングだった。イヴェントが中止にならない程度に程よくぱらつく雨。野外+雨の中、観るLiVS。そう滅多に経験できない。

彼女のサーブ&レシーブ:14:00-14:30
LiVS:14:35-15:05
+8 Tasu-hachi:15:10-15:30

昨日のツアー千穐楽で初めて披露された『私アイドルじゃないです』を、間近でじっくり聴くことが出来た。ランルウさんとマルコchanが低いハモりを入れているのに気付いた。フックのアイドルじゃないですの「ないです」の部分の、身体を傾けてバイバイするように手を振る動きがなんかいいなと思った。その動きをしながら低い声でハモるマルコchan。声をぶらさずに、一定の声量であれをやるのは難易度が高そう。こうやって新曲を初期から見届けることの意味。その曲が一番ピュアな状態から観られるということ。もちろんフロアの盛り上がりとか一体感という意味では我々サイドのケチャなりコールなりが入っていった方がいいのだろうが(この曲にケチャやコールが入るかは別として。一般論として)、こうやって我々サイドがこの曲にどう反応していいのかをまだ探っている状態、ジッと聴いている状態というのもまた良きである。

LiVSとそれ以外の二組とでは活動の強度と真剣度、オタクの熱量が異なるのが明らかだった。LiVSはメンバーも我々もこれに人生を懸けているが、彼女のサーブ&レシーブと+8 Tasu-hachiはそういう感じではなかった。彼女のサーブ&レシーブの、観る側にもやる側にも負荷の低そうなダンスと歌。緩めのパフォーマンス。+8 Tasu-hachiに至ってはメンバーさんたちがキッチン・カーの従業員を兼務している。半分趣味と言われても仕方がないというか、実際そうなのだろう。アイドル三組と言ってこれらを一括りにするのはどうなんだよ、とTAMATAMA運営に苦言を呈してくなる。どういう理由と経緯でこの並びにLiVSが入ったのかには興味がある。もっとも彼女のサーブ&レシーブの曲は聴いていて意外と心地よかった。ほぼ客がゼロの+8 Tasu-hachiのステージを後方から眺めつつ、他の目撃者と一緒に大げさに反応しながら盛り上がるのは楽しかった。

特典会の会場は室内。LiVSが借りる時間の前には古着の店がいくつか出ていた。JPY5,000のパタゴニアのフリース・ジャケットなどお値打ちで気になる服がいくつかあった。が、こういうところでいちいち財布の紐を緩めているとキリがないので我慢した。特典会で言っていたんだけどマルコchanもそこで古着を見ていて、実際に買ったらしい。五着買ってJPY5,200だったの。四着でJPY1,200で、それとJPY4,000のスカートを買ったの、と嬉しそうに話す彼女が愛おしくなった。俺がもっといいのを買ってあげるよ、と言って私は彼女を抱きしめた(もちろん嘘です。気分を害した方がいたらすみません)。今日は物販からチェキ(写メ)撮影から何から何までスズキさんが切り盛りしていて、見ていて痛ましいほどに無理があった。