2026年4月7日火曜日

BLUEGOATS『さらば青春の光』リリースイベント (2025-12-29)

スケジュール帳(左ききの手帳2025)を見れば明らかなように現場を詰め込み過ぎている。いくら連休で予定がないからといって行けるだけ行けばいいというものではない。ただ休む日も必要。軽い気持ちだけで行くとこうやってブログを書かないといけなくなり自分の首を絞めることになる。今日は回避するつもりだった。やっぱ行くか、と前日の気分で決めた。JPY2,250でアルバムをゲトれて、短いコンサートを観られて、その上チェキまで一枚撮れる。サクッと観て、撮って、帰る。すべてをサクッと済ませる。本当に帰る。飲み会には行かない。もし知人に会ったとしてもそういう雰囲気になる前に姿をくらます。

渋谷タワ・レコ。ドリンク代がかからない。本当にアルバム代のJPY2,250ポッキリで楽しめる。助かる。しかもメンバーさん直筆の、歌詞の一部が書かれたカードまで貰えた(私が引いたのはほんま・かいなさん作のSEVENTEENと書かれたカード。歌詞の引用元は“SEVENTEEN”)。11時半販売開始、12時半入場開始、13時開演。昼メシの時間に干渉しない。これも助かる。軽い気持ちで来ることが出来るかどうにかはこういう要素も関係する。ドリンク代を取られるとかJPY4,000-5,000かかるとかだったら今日はやめておこうとなった可能性が高い。アルバムを予約して整理券をゲトる。79番。遭遇したLiVS仲間に交換してもらって59番に繰り上がる。地下一階。近い。この番号でも二列目の右端に行けた。もっと混むかと思っていたが思いのほか来場者は少なかった。後ろには空間があったが、かといって後ろで観るのには向かない会場だった。ステージが低いので前の方に行けないと見えない。

新大久保、サビハ・ハラル・レストラン。ビーフ・ビリヤニJPY1,320。ランチ・タイムだとドリンクが付属する。メニュウにはいくつかから選べることになっているのに店員氏はonly Colaの一点張り。ちょっといらつかされる。メニュウにはこう書いてあるじゃないかと言ってもonly Colaとしか言わない。じゃあそれ以外のドリンクを頼む場合はどうなるんだと聞いたら追加で単品料金がかかるという。滅茶苦茶。ただビリヤニはめちゃうまだった。(後日、別の店員氏はCola以外も選ばせてくれた。)

アルバムの発売日は4月28日(火)。実に四ヶ月先! でも曲の大半は既にストリーミングで聴ける。本当に忘れた頃にブツを手にすることになりそうである。私は根が生粋の現代っ子に出来てるのでコンパクト・ディスクを再生する機材を持ち合わせていない。今の家に引っ越す前(2022年6月まで)はコンピュータ経由でmp3に変換してiPhoneに入れていたのだが、引っ越してからコンピュータ自体を起動させていない。最初は荷物が多すぎてそのコンピュータが入った段ボール箱を開けるところまでたどり着けなかったのが最大の要因だが、今では存在さえほぼ忘れている。YouTubeやAbema(DAZN)ならタブレットで観ているし、ちょっとした作業なら後から購入したThinkPadでやっている。

普段は禁じられている動画を撮れる貴重な機会とあって前方にはスマ・フォを構える紳士たちが目立つ。それを睨みつけるや(そのときは私も撮っていた)「写真撮ってないでさ!!」と言ってからフロアに身体ごと投げ出して突っ込んでくるほんま・かいなさん。彼女は基本的に我々が撮影しながら観るのをあまり面白くは思っていないのが普段の発言から汲み取れる。レコード店でのリリース・パーティにおけるミニ・コンサート。もうちょっと緩いスタンスでもいいはずである。ほんま・かいなさんは場所やイヴェントに関係なくいつでも本気で我々にぶつかってくれる。こっち側も気を抜いていられない。今日の彼女は声がかすれていた。ハスキーで味があったとか言っていられないくらい歌うのが苦しそうで、痛々しかった。それでも言い訳をせずにそのときの自分が出せるすべてを出し切る彼女のプロフェッショナルな姿勢が印象的だった。

2026年4月5日日曜日

Weekly LiVE at LiVS (2026-01-06)

連休明けの勤務、二日目。昨日の午後からだるい。22時から6時半くらいまで寝たけど、寝ている最中から疲労感。重たい感じ。『おつポム』( #KTCHAN )を聴きたくなる朝。日中も眠くてたまらない。

12月24日(水)12月28日(日)12月30日(火)1月2日(金)1月4日(日)、1月6日(火)。あり得ない頻度でマルコchanに会えている年末年始。本当にありがたいこと。これまでの私の人生で最も異常性の高いクリスマス~年末年始だったと思う。もう少しまとまった休みをメンバーさんに与えてほしいとファン視点では願うけど、運営視点では理にかなっているとも思う。彼氏サンに会いづらくさせることが出来るからだ。よく言われるように先々の予定もメンバーさんに出し過ぎない方がいい。彼氏サンと会う予定を入れやすくなってしまうからだ。それはさておき、マルコchanの喉は心配である。これだけ現場を詰め込まれると回復させる暇がないだろう。もうちょっと日程の組み方を配慮してやれないものだろうかというモヤモヤはずっとある。1月も怒涛の日程が待ち受けている。私は絞っても9現場は行く予定である。マルコchanには2月5日(木)の代官山UNITのステージに出来るだけ最高に近い状態で立ってほしい。どうか彼女がうまく喉への負担を軽減させながらこの日程を乗り越えていけますように。

会社から新大久保に向かう電車。座ることが出来た。“Fight Club” (Chuck Palahniuk)を読む。この作家の文章が私は苦手である。独特の文体。独特のリズム。癖のあるセンテンス。小分けのパラグラフ。おおまかに意味を掴みながら読むのが難しい。これまで私は“Invisible Monsters,” “Survivor,” “The Invention of Sound”の三冊に目を通してきたが、いずれも読み切ったと胸を張ることが出来ない。ただこの“Fight Club” に関してはある時点からなんか急に読めるようになってきた。

新大久保のサビハ・ハラル・レストランでハリム&ロティ・セットJPY1,540をいただいて、歌舞伎町方面に歩く。新宿SAMURAI。私は初めて行く会場。たぶんLiVSとしても初めて? この立地。渋谷より断然いい。新大久保でメシを食ってから行けるので。コンサートが渋谷で開催されることがあまりにも多すぎる。飲食店不毛の地、渋谷。このエリアで数十年暮らしているF君も駅付近にまとも飲食店はないとおっしゃっている。再開発の繰り返しで従来あった良質な個人店が消えていったらしい。

18時半開場、19時開演。目撃者の数。18時40分で7人。18時59分で15人。最終的には20人くらい。新宿SAMURAI。なかなかいい。どういう由来なのか分からないが会場名にちなんで刀(本物ではない)が飾ってある。(コンニチハクリニックさんがサムライ風のヘア・アレンジをしていた。)ドリンクが凝っている。日本酒(澪のスパークリング)まである。この規模で段差があって後ろでも観やすそう。

開演するまでずっとだるくて眠くて、楽しめるのか不安だった。ところが公演が始まるや否や、私を苦しめていた諸症状がすべて消え去り、心身ともに快調になった。その快調さを味わうのが気持ちよかった。元気な状態というのは、何をしていなくてもそれ自体が心地良い。それでさらにLiVSを、ミニ・マルコchanを目の前で観ることが出来るのだからこんなに幸せなことはない。(前にもこういうことがあったな。花粉症もあって体調が微妙だったけど公演が始まった瞬間から100%元気になった。)特典会でマルコchanにこの旨を伝えると、氏も演者側として同じようなこと(気分や体調がいまいちでもステージに出ると元気になる)があるのだという。なんでだろうね。アドレナリン? なぞと私が言うと、ステージからみんなと目が合って嬉しいからかもね、的なことを彼女は言った。今日のマルコchanはたくさん目を合わせてくれた。咄嗟に言葉を返せずマルコchanを見つめる私。なに~?(笑)と反応するマルコchan。 

LiVS oneman LiVE -“Talk and MUSIC”- (2026-01-04)

朝。池袋のストリートを歩いていたら道端の植え込みにビアード・パパの箱が捨ててあった。このブランド名はブラジル人が聞いたら爆笑するらしい。おかまのパパに聞こえるから。Veado(ヴィアード)がおかまの俗語。大学生の頃にアルバイトで働いていた携帯の有料サッカー・サイトの編集長だった紳士から聞いた。気になって検索してみたらその会社は今でも存続していた。サッカー情報の事業からは撤退済。2001年に創業した小さなヴェンチャー企業がこれだけ長く生き延びるとは大したものである。

どういうわけか抜け番が多い。JPY10,000するS(最高)チケットの10番まではほぼ全員いたと思うけど、その三人後が26番。私はJPY3,000のA(人間)チケットの1番。入場した時点で最前しか埋まっていない。右寄りの二列目に入る。Sチケットは囲みチェキ(写メ)とサイン&コメント入りチェキ券が付くとはいえJPY10,000とJPY3,000の差としては割に合うとは言いがたい。それでも文句を言わず黙って高額チケットを購入する紳士たち。チケットの売上額で見ればSチケット10枚はAチケット33枚に相当する。フロアが空いていてもLiVSが活動を続けられるのはJPY31,500とかJPY3,000とか、大箱だとJPY120,000とかJPY100,000とかのチケットを購入する紳士たちが一定数いるからだろう。さらにSチケットを買うような紳士たちは特典券も人一倍買うわけで。毎回がちょっとした風俗(大箱だと高級風俗)くらいの出費。

抜け番が多い理由は分からない。人が少ないのは説明がつく。第一に、まともな人は正月からアイドルを観に来ない。(ただ、これだけでは二日前よりも今日が少ない説明できない。)第二に、この年末年始にLiVSの現場が頻繁に開催されすぎている。第三に、企画内容。コンサートが短い。ミニ・コンサートとオシャベリブス(最近LiVSが始めたYouTubeのトーク番組)の公開収録。取捨選択をするにあたって今日は捨てようと多くの紳士淑女が判断したとしても不思議ではない。大体、オシャベリブスはいずれYouTubeに上がるのだからわざわざ今日ここに足を運んで観なければならない理由がそんなにない。脊髄反射的にチケットを購入したものの、今日は別に来なくてもよかったのではないかという思いが私の頭をよぎる。しかし、人の少ない謎現場ほど高揚して楽しくなる傾向がある。たぶんこれって、来ている人たちの気持ちの純度が高いからだと思う。たとえば大きな会場でやる分かりやすい晴れ舞台だとか、新メンバーがお披露目されるとか、そういう誰から見ても行った方がいい公演はある。行けば何かの証人になれる。あのときに自分はいたと後から言える。今日はそういう要素がゼロ。おまけにコンサートが短いと来た。オシャベリブスの収録が目当てて来た人なんて一人もいないはずだ(失礼)。どういう形であったとしてもとにかくLiVSを観たいという熱い気持ちを持ったクレイジーな方たちだけが集まっている。フットボールでも同じで、平日のカップ戦などは観客数が少ない分、ガチ勢しか来ない。スタンドの雰囲気は熱い。数字上の動員数だけでははかれない熱狂がある。

結局、コンサートは40分くらいだったかな。たしか。思ったよりはやってくれた。先にコンサートで、後にオシャベリブス(二話収録)。終わってから番組の収録をやることがありきのコンサートだったので、いつもの出し尽くす感じとはちょっと違う。通常に比べると雰囲気は緩め、インテンシティは低めだった。ステージ側も、フロア側も。オシャベリブスは目撃者がみんなフロアに座り込んでまったり眺めていた。これはこれでよかった。こういうのもたまにあっていい。異常な頻度で現場がある中、毎回毎回、命を燃やし尽くすような公演をやられるとフロアにいる方もちょっとしんどいときがあるのが本音(お前が行く頻度を調整しろよという話ではあるのだが)。LiVSの活動の幅を広げる意味でよい試みだったと思う。活動の幅を広げることは、客層を広げることにも繋がり得る。特にLiVSやこういうライブハウス(和製英語)で熱く盛り上がる系のアイドルに馴染みがない人にとっては今日のような緩めの催しの方がむしろ行ってみようと思いやすい可能性はある。“He Meets”で指差しをしながら両腕を交互に動かす振りで珍しく左右の順番を連続して間違えてグダッてしまいなんとも言えない表情のマルコchan。うー、ダメダメだ…って感じの。目を閉じて、口を一文字に閉じて、目と口が線になっている感じ。とてつもなく愛らしかった。彼女が普段ステージで見せる顔ではない。この場面を心に刻めただけでも今日、ここに来た甲斐があった。

特手会でマルコchanに、私がオシャベリブスという番組名について前から思っていたことを思い切ってぶつけてみた(開演前にメッセージ・ボックスに投稿したものの、採用されなかった)。あのさ、オシャベリブスって、お喋り・ブスみたいじゃない? マルコchanは笑って、みんな(メンバー)みんな同じことを言ってた。あと欲張リブスというのもあって…と言っていた。

2026年4月3日金曜日

LiVS 2026 FiRST (2026-01-02)

ありがたいことに東池袋のエーラージが12月30日(火)から1月4日(日)の間、休まずランチもディナーも営業してくれている。12月31日(水)、1月1日(木)、1月3日(土)の三回、訪問した。1月1日(木)は特別メニュウのタミルナードゥのおせちJPY1,980をいただいた。ポンガル、メドゥポンダ、ヤツガシラのコロッケ、サンバル、ココナッツチャトニ、スイートポンガル。ラージさんが言うにはインドでは新米でポンガルを作り、野外に釜を出し、湯気の元に皆で集まって太陽などに感謝の祈りを捧げるのだという。

12月30日(火)の飲酒スクワット公演の翌日は身体にダメージが残っていてジョギングを20分で切り上げた(30分やるのがルーティン)。1月1日(木)はトレッドミルで第一歩を踏み出した瞬間から30分イケる感触があり回復を実感した。脚の筋肉痛はあるけど生活に支障をきたさない程度。

本日、1月2日(木)。横浜の実家で開かれる家族の集まりに呼び出されている。もちろんそれを理由にLiVSの公演を欠席するという選択肢はない。むしろ予定があるからと実家に帰るのを断ることさえ視野に入れていた。幸か不幸かLiVSが終わってから向かっても参加できることが分かった。今日の会場はCHIC HALL SHIBUYA。始まるのが早い。10時45分開場、11時15分開演。これなら終わってから横浜に行っても変な時間にはならない。

私は“Fight Club” (Chuck Palahniuk) を、アイドル・オタクの世界と重ね合わせながら読んでいる。ファイト・クラブにはルールがある。一つ目のルールがファイト・クラブについて口外しないこと。二つ目のルールはファイト・クラブについて口外しないこと。アイドル・オタクに限らずオタクというのは本来はこういうものである。一般社会から見ればオタクとは不気味で陰気な社会不適合の犯罪者予備軍。社会の多数派から強烈な差別を受ける社会集団だった。だからオタクは自分の趣味を秘密にする必要があった。旧来のオタクは自分たちが迫害される立場なのを重々分かっていた。いわゆる“推し活”の流行に見られるように近年では何かや誰かに熱中して追いかけることが日陰者だけの特権ではなくなってきた。またオタクをする(あるいはオタクである)ことがあるジャンルや対象に深くのめり込むことよりもそれを好きな人たちのコミュニティに参加することを指すようになってきた。

目撃者には職場でアイドル・オタクであるのを公言している紳士たちが何人もいる。時代は変わったようだ。私は絶対に言わない。親にも今日アイドルを観てから家に向かうとは決して言えない。口を割らない。

いつだって忘れない あけましておめでとうございますってちょっと長い(本日のミニ・マルコchanの自己紹介)

正月などの特別な公演だけで販売されるおみくじ。二枚買ったらコンニチハクリニックSPECIAL TICKETとタイキック券が当たった。あとは普通にチェキ券と写メ券二枚を買った。私物サイン券を持て余していた紳士(N氏)が写メ券と交換してくれた。私物サイン券を引くのを想定して着てきたhoodieのhoodにミニ・マルコchanのサインを書いてもらった。券を出すときにどういう順番でいくかと希望を聞いてもらえたので、じゃあ写メ、タイキック、チェキ、私物サイン…と言うと係員の紳士がこらえきれず笑っていた。笑わないでください。こっちは真剣なんですよ。これに人生懸けてるんですよ。

実家の母親からのLINE:大体何時に帰ってくる?
一方の私:痛ッ!!(特典会でミニ•マルコchanのタイ・キックを左ケツに受けて悶絶する)

「痛い?」「痛いよ! 今まで2-3回受けたことあるけど、一番痛かった。でも、嬉しい」「やっぱ変態だ…(笑)」「やっぱ?」「失言だった(笑)」
左尻に残る痛みがマルコchanからの愛のしるしに感じられた。

コンニチハクリニックSPECIAL TICKETは、用意されたいくつかの選択肢(その映画を観てどういう気分になりたいか)からひとつを選ぶとお勧めの映画を教えてくれるという内容だった。私が選んだのは「ちょっとおちこみたいとき」。渡してくれたカード:

リリイ・シュシュのすべて U-NEXT
心にのこる
エーテルは今、殺された
ずーんとするけど、みてよかった

たしか30秒かけて説明してくれたのだが正直ほとんど何も伝わらなかった。それも彼女らしくてよかった。私から聞いて日本の映画であるというのがかろうじて分かった。

特典会では普段と異なる特別な体験が出来たけど、肝心の公演に関しては、私は今日はあんまりしっくり来なかった。気分の問題だと思う。上がり切らない。これからすぐに実家に帰らないといけないというのが頭の片隅にいらつきや焦りとして存在していたかもしれない。あとなんというか、年末年始の休みでリラックスに偏った生活をしていたことで日頃のリズムが崩れ、却って疲れていたというか、調子が狂っていたような気がする。

実家の最寄り駅。ちなみにミニ・マルコchanはこの駅を知っていて、降りたことがあるらしい(去年、横浜で公演をやったときに特典会でその話をした)。駅前にマクドがあるのを知っていた。まあマクドがあるのはこの駅に特有なことではないが。池袋に慣れていると時間が止まったような感覚。静かな町。さびれているように感じる。16時半くらいに実家着。私が会場に残してしまった忘れ物を取りに戻ったせいで予定よりも遅れてしまった。新大久保のナショナル・マートで調達したLahori Chargha(パキスタン風ロースト・チキン)とフルーツ・ケーキ、最寄り駅のKFCで買ったチキン8pcが手土産。

集まりに遅れて合流したどさくさに紛れて弟の子どもにお年玉をあげなかった(来るまでにバタバタしてしまい準備もしていなかった)。我ながらひどい親戚(叔父さん)である。裏でお年玉という慣習に文句を言うならまだしも本当に渡さないなんてことがあるか。社会性に問題がある。でも今となっては仕方がなかったと思う。なにせ今年は私が勤める会社の全社員の賞与がゼロになることが後日、発表されたからである。これは大打撃。頭が痛い。お年玉をあげるどころかポンとJPY1,000,000くらいを渡されるべき立場。

2026年3月28日土曜日

BLUEGOATS 2025-リクエストアワー-/LiVS 2025 FiNAL (2025-12-30)

12時半から新宿でBLUEGOATS→新大久保のネパール料理店で会食→渋谷で大規模な飲み会に参加→19時からLiVS。盛りだくさんな一日。私にとってこの年末年始の連休における最大の目玉。前々から楽しみにしていた。昼からずっと社交をしっぱなしになるので充電するかのようにタカセに駆け込む朝(内向型人間には一人で過ごす時間が必要)。モーニング・コーヒーJPY270。ツナ・ポテトのサンドウィッチJPY340。今年で258回目のサテン。サテンは私にとって家の一部のようなもの。たとえばゆっくり本を読んだりブログを書いたりするのに適した空間が私が居住する約30平米の1Kの中にはない。その意味では銭湯も家の延長のようなものだ。風呂は一応あるけどユニット・バス。池袋で家賃JPY65,000。中野区で独り暮らしをしている江頭2:50が家賃がJPY130,000であるのをあたかも貧乏暮らしであるかのように語るのが私は嫌いだ。笑わせんな。Moment Joonの1stアルバムを聴け。彼が住むグリーン・ハウスの家賃はJPY20,000だ。

新宿Marble。私が初めてBLUEGOATSを観た場所。投げ銭方式の公演だった。私はそのときは何も分かっていなかった。私はお金(JPY2,000)を払ってまっすぐ帰った。その後に特典会をやっていたのを後から知った。そんな予定はどこにも書いていなかった。いわゆる地下アイドルを普段から観ている側、やっている側からするとわざわざ告知するまでもないことなのである。商売的にも客のニーズ的にも特典会ありきで成り立っているのが地下アイドル。私はまだそのシステムに慣れていなかった。正直に言うとやや気味の悪さも感じていた。公演が終わって特典会が始まるまでに待たされる時間が苦手だった。チケット代を払って公演を観たらそこで完結していいはずなのに、特典会をやること、参加することが前提となっている。そこまでやらないとフルで体験したことにならない。しかも多くの人がチケット代より高いお金をそこで当たり前のように使う。チェキを一、二枚買うお金でうまいメシを食った方がいいのではないか。その疑問を私はずっと抱き続けてきた。BLUEGOATSを継続的に観るようになってからは特典会に行くようにはなった。それでもチェキは一枚。たまに二枚。LiVSを観るようになってミニ・マルコchanに陥落してからは毎回JPY6,000を使うのが普通になってしまった。そんな今でもこの商慣習への疑問は完全には拭えていない。
The first rule about fight club is you don't talk about fight club.
(Chuck Palahniuk, “Fight Club”)

地下アイドルというシステム。やっていることは怪しい。一枚あたりJPY1,000からJPY2,500を払って女のコと写真を撮って、数十秒から一分程度の交流をする。どっぷり浸かっていると分からなくなるが、これは奇異である。何も知らない人が興味本位で気軽に一人で観に行くようには出来ていない。敷居が高い。これは秘密クラブである。ライブハウス(和製英語)の密室に留めておくに相応しい。小規模の、勝手を分かっている人たちだからこそ成り立つ。一旦クラブの一員になればぞくぞくするような魅惑の世界がそこには待っている。あまり陽の光に当てすぎるものではない。特定少数の信頼関係の上に成り立っている。したがって地下アイドルというシステムは「売れる」ことを構造的に拒んでいる。「売れた」状態ではこれが成り立たない。
The second rule about fight club is you don't talk about fight club.
(Chuck Palahniuk, “Fight Club”)

1曲目の“GOOD LUCK!!”が始まるのを合図に前へ前へと圧縮していくのがいつもの(いつもと断じることが出来るほど通っていないが)BLUEGOATSだが、今日は違った。今日はリクエスト曲を演るのが趣旨。事前にGoogleフォームで受け付けていた投票。一番の問題は初期の曲が省かれていたこと。アンケートで投票の選択肢に入っていなかった。BLUEGOATSは音楽性を途中で大きく変えている。いわゆる青春ロックと呼ばれる今のスタイルになる前は、聴かせる感じの曲が多かった。正確な分岐点がどこかは分からないけど、どうも『東京タワー』以降を“本当の”BLUEGOATSとしてメンバーや運営はみなしているようである。(この公演のアンケートで投票可能だった曲を確認できればその区切りが分かるのだがもう確認が出来ない。)リクエストと銘打っておきながら対象を絞ってあるので、投票結果が我々の真の民意をどこまで反映しているのかが不明。そのモヤモヤが最後まで解消されず。だったらはなからそっちのやりたい曲をやってくれればいいのに。結局、どの曲が何位だったかを公演中に言わなかったし、後から順位表も発表されなかった気がする。盛り上がりに欠ける。企画として中途半端。公演中にそれぞれの曲に対するメンバーの思いや、その曲が〇位になったことへの反応などもなかった。特別感がなかった。

いや、「普通に」熱い、BLUEGOATSならではのコンサートではあった。喉を傷めて歌唱が出来ないほんま・かいなさんが表情、目線、身体全体を使ったフロアへの煽りで懸命にコンサートを作り上げようとしている姿が印象的だった。また、ほんま・かいなさんの歌割の多くがダイナマイト・マリンさんにあてがわれたので、氏の支持者にとっては特別な日になったであろう。ただ、これに関しては自分の精神状態とか、色んなことが関係していると思うんだけど、BLUEGOATSのコンサートを観に行くと壮大なカタルシスを感じるときと、そうでもないときがある。今日は後者だった。楽しくはあったけど、突き抜ける感じはなかった。

BLUEGOATSに関しては、私はメンバー個々の歌割をそこまで把握していない。単純に場数が足りていないから覚えていないというのもあるけど、変な話、歌を聴きに行っていない。自分も歌いに行っている。個人崇拝よりもフロアにいる自分たちも含めた集合体としてのBLUEGOATSを一緒にやりに行っている感覚。それが「あなたと私でBLUEGOATS」のスピリットだと理解している。メンバーへのコールもケチャもないのでいつ誰が歌っているかをそれほど強く意識していない。

最後の短い曲(なんて曲だっけ。いつも最後にやるやつ)。恒例の圧縮。フロアとステージの間の柵が倒れて最前にいた人がステージ上にはみ出してしまったようだ。BLUEGOATSは客が悪ノリでちょっと圧縮をやり過ぎていると感じるときがある。全然他の人のことを考えていないというか。

特典会は回避。JPY2,500という価格は私を冷静にさせてくれる。BLUEGOATSのチェキは高い上に撮るのが下手。

BLUEGOATSを同じフロアで観ていた、DD化に歯止めが効かない目撃者の紳士(LiVSでは某Rメンバー支持)を含む五名で新大久保ソル・マリ。サモサ、サモサ・チャット、マトン・セクワ、チキン・セクワ、モモ。各人が二杯飲んで一人あたりJPY2,390。

渋谷。とりいちず。目撃者の飲み会に好んで使われる店。今日の会場CLUB CRAWLに近い。ハイボール一杯と日本酒3合。

CLUB CRAWL。公演中に全員で108回スクワットをして煩悩を克服するという企画モノ。これが思っていたよりも過酷だった。公演中にオイ! オイ! と言う場面では毎回スクワットをしなければならない。これだけで108回をおそらく超えている。それで終わりかと思ったらなぜか締めでさらに追いスクワットをさせられる。株式会社アトリーベ(LiVSの事務所)の伊藤代表も含めた全員で『業TO HEAVEN』中にスクワット。だから計216回以上はスクワットをしている。ククリ・ラム、ハイ・ボール、日本酒3合を飲んだ後だったのであり得ないほど息が上がって汗だくになった。与えられた企画に対して斜に構えることなくノリノリで応えるフロア。普段のLiVSのフロアとはまた違う一体感が生まれた。過酷だけど笑顔に満ちていて、楽しく平和な空間だった。こういう変わり種でなおかつ我々のコンサートへの参加方法を規定するタイプの企画は今後もどんどんやってほしい。いつもの決まったノリによるマンネリズムを打破するヒントがそこに転がっているかもしれない。フロアのノリ方を増やしていくこと。ケチャという個人崇拝だけではなくもっと音楽で全体がひとつになるようなノリ方を見つけていくこと。それがLiVSに必要なことだと私は思っている。

いつだって忘れない おせちは栗きんとんしか食べれない そんなの常識
(本日のミニ・マルコchanの自己紹介。私がこれまで聞いてきた中では一番おもしろかった。そんなの常識のところでコンニチハクリニックさんが「めっちゃ偏食〜」と被せてきた)

囲み写メでメンバーさんに片足スクワットのポーズをしてもらったら(あれだけスクワットをした後なのに)何させんだよ!と叱責された。

伊藤代表はスクワット108回によるダメージで帰宅後、ソファから動けず、痛みで眠ることも出来なかったらしい。後日、パーソナル・トレーナーの青年にこのことを話すと、普段まったく鍛えていない人は20代でもスクワットですぐに生まれたての小鹿状態になる。鍛えている人でも上半身ばかりやっている人はスクワット耐性の低い人は多いとのことだった。

2026年3月24日火曜日

ドグマエッジ (2025-12-28)

LiVSに通いすぎて、もはや行くことよりも行かないことがリフレッシュになっている感がある。労働生活において働かなくていい土日がリフレッシュになるように、私にとってはLiVSに行かなくていい日の方が気が楽に感じることがある。これは倒錯している。私にとって仕事とは対極の存在であるはずのLiVSが仕事のような存在になってきているのかもしれない。自分でそのつもりはなくてもどこか義務感で通うようになってきている部分があるのは否めない。これは決して好ましい状態ではない。東京に住んでいるとなまじ行こうと思えばほとんどの現場に行けてしまう。それは破滅への道である。もう少しコントロールしないといけない。図らずしていい機会が訪れた。今日の対バンに行く前に新宿シネマートで映画『ボディビルダー』を観た。上映時間が15時50分~18時頃。1月18日(日)にある対バンのチケットが17時に発売するのを完全に忘れていた。やっちまった。チケットを叩くために映画を途中で抜け出すという考えも頭をよぎった。でも決めた。いっそのこと行くのを止めよう。

筋トレをしている奴は弱い、と私が敬愛するYouTuberのステハゲさんは言う。なぜなら身体を鍛えないと自分に自信が持てないから。他人にどう見られるかを自己評価のものさしにしているから。本当に強いのはデブで洗っていないベタベタの髪の毛でも他人の目をいっさい気にすることなくカード・ゲームをやっているような奴ら。『ボディビルダー』はステハゲさんの言う弱い筋トレ傾倒者を極限まで突き詰めたような悲しき野獣の物語だった。狭い世界の中で他人の審査やそれを通して得る地位、名声への異常な執着。ボディ・ビルディング当事者にはかなり刺さる内容だろう。私はいつもお世話になっているパーソナル・トレーナーがボディ・ビルダーなのだが、彼から聞いていた話を何度も思い出した。

昨日は整体に行って、銭湯に行って(整体の後は行かない方がいいという説もあるが)、三度寝して(しない方がいいという説もあるが)、計11時間ほど寝た(長く寝すぎるのは良くないという説もあるが)。そのためか体調がとてもよい。だが、LiVSを観るモチベーションは回復していない。自分の中に渇きはない。無理もない。六日連続でアイドル(六日中四日はLiVS)を観に行ってそこから三日空けただけである。今日は多数のアイドルが出演する対バンなのだがもちろんLiVS以外を観る意欲もなく。映画を観て、新大久保でメシを食ってからギリギリに現地着。ナングロでロティ・セットを頼むと20分くらいかかると言われる。サマエバジ(昔はサマエボウジ表記だった)なら早く出来るかと問うと出来るというので変更。結局、手元にサマエバジが来るまでに20分以上かかった。この店はこれくらい時間がかかるのがデフォルトだと認識しておく必要がある。日本酒の冷を頼むといわゆるロックと呼ばれる形式で提供され、目を丸くする。想定外に時間を要したため会場着がちょっと焦るくらいギリギリになった。LiVSの出番が20時10分~20時35分。私が渋谷に着いたのが19時40分頃。SPACE ODD。初めて行く会場。Google mapを見て大体の場所は把握していた。橋が曲者。たどり着き方が分かりづらく苦戦した。20時頃には会場着。受付で言わされるお目当て。LiVS。たぶん7人目。(最終的には特典会の時点で12人くらいいた)。

爆音。重低音。耳栓つける。フロア、人で埋まっている。前方エリア(JPY3,500)と一般エリア(JPY1,500)が柵で仕切られている。前方エリアはスカスカ。楽しそう。この価格差があるのだから環境に差があるのは当然。彼らにはあの快適さを享受する権利がある。今から差額を払って前に行きたい気持ちがちょっとあった。(一方、実際に前で観ていた某紳士は一般エリアでもよかったと言っていた。)あのエリアで早い時間から色んな集団を見物するのも悪くなさそうだった。ただ総合的に見ておそらく映画『ボディビルダー』のほうが面白かったと思う。各集団の支持者たちが各々の集団にしか興味のない空間。そう言うとネガティヴに聞こえるが自分の贔屓集団が終わったら一般エリアの最前を都度譲る雰囲気があって、平和な棲み分けが出来ていた。それでLiVSは一般エリアの一番前で目撃者たちと連番で観ることが出来た。目撃者が少ない上に物理的に前後で分断されているので一体感は出せず。時間も25分しかないし。消化試合感。こういう日もあるよねっていう。特典会。ミニ・マルコchan曰く、今日も食べ過ぎた。オート・ミール。分かる? ダイエットにいいやつ。お湯と、キャベツの千切りと、出汁と、梅干しで食べた。それだけにするつもりだったのにお父さんがミスター・ドーナツを買ってきた。嬉しいけどなんでこのタイミングと思った。でも二つ食べた。今日ここ(会場)に来たらコンクリがシロヤのサニー・パンっていう練乳の入ったパンをくれて、ランルウも??(聞き逃した)をくれて、ぜんぶ食べた。

2026年3月22日日曜日

ONLY ONE CHRISTMAS 2025 (2025-12-24)

来る度にあの日々を思い出す。私にとっては長年の思い出が染みついて離れない街、中野。あのままHello! Project村の中で生き続けていればこんな会場まで来ることはなかっただろう。こんな会場とは酷い言い草だが、足繫く通っていたHello! Projectの聖地、中野サンプラザと今日の会場である中野heavysick ZEROとでは雲泥の差がある。収容人数がかたや2,222人、かたや120-150人(とされているが実際にはその半分も入れば混雑する)。世界が違う。LiVSがデビュー公演を行ったのが今日の中野heavysick ZERO。開催地が中野だと知ったメンバーさんが中野サンプラザでやるものと早とちりして興奮していたという初々しいエピソードがある(COUNTDOWN 2nd Anniversary interview:コンニチハクリニック)。

中野ブロードウェイを通り抜け、右折、直進。右側の地下。地下と言えばどうやら地下アイドルという呼称の由来は地下のライブ・ハウス(和製英語)が主な活動現場だからというところから来ているらしい。私はてっきりアンダーグランド・ヒップホップにおけるアンダーグラウンドのような意味が込められているのかと思っていた。商業主義に走らず、マス受けよりも自分たちの考える本物を目指してやってまっせ的な。私がここに来るのは二回目。Revenge Shangrilaツアー千穐楽前のトーク・ショウ以来。二度目でも新鮮な戸惑いを覚える狭さ。ステージは狭い以前に形がイレギュラー。柱が邪魔して四角い空間がまともに確保されていない。これで曲中のメンバーさんの移動が成立するのだろうかと疑問に思う。ステージとフロアの物理的な境目がほとんど存在しない。柵がない。ちょっとした段差があるのみ。たじろぐほどの異常な近さ。LiVSを何度も最前やその付近で観る機会に恵まれて近さに慣れているはずだが今日は近さのレヴェルが違う。たとえばクラブ・クロールの最前は非常に近いけど柵がある。誇張抜きで普通に観ているだけでメンバーさんと触れそうになってしまうくらい。メンバーさんがあまりにも目の前に来たときは身体を縮ませてぶつかってしまわないように気を付けた。LiVSのフロアは盛り上がってくればくるほどケチャで最前がぐちゃぐちゃに入れ替わっていくのが特徴ではあるけど今日の会場ではそれをやるのにはやや無理があった。少しでも勢いを持って最前に突っ込もうものならすぐにメンバーさんとぶつかってしまう危険があった。私は最前にいたのだが、今日は突っ込んでくる人はいなかった。ただ普段のフロアでは最前に張り付いて退かないのはフロアの楽しさを台無しにするクソ野郎であるというのが不文律。本当にこれでいいのだろうか、私の振る舞いで後ろの人たちの楽しみを制限していないだろうかという心配から来る落ち着かなさが付きまとった。気まずいほどの近さによる居心地の悪さは、身に余るほどの幸福でもあった。この間やっていたイマーシヴなんちゃらというVRを、この現実が凌駕している。イマーシヴなんちゃらには行っていないけどそう断言できるくらいに突き抜けた、非現実的なまでの体験だった。本当に映像作品を観ているような感覚。メンバーさんは各々が衣装の上に耳のついたフードを被っていた。元の衣装のシルエットを崩さない、やり過ぎない装飾。ちょうどよかった。(たとえば頭から全身に被るでっかいクリスマスの木の仮装とかをしちゃうとシルエットがもっさりしてしまうし安っぽくなってしまう。)コンニチハクリニックさんから特典会で聞いたところによるとドンキで買ったらしい。

中野ブロードウェイでうどんを食べてから行った。嵐という店。日替わり(タラ天、とり天、梅干し、わかめ)温かけうどん JPY850。朝から小雨。やたらと寒い。温かい出汁を身体に入れたい。天ぷら揚げたて。アツアツ。サクサク。なかなかよい。三代目茂蔵豆腐で干し芋、かりんとう饅頭、スコーン、くるみ餅を調達。近所に欲しい店。三代目茂蔵豆腐といえば、2022年6月に今の家に引っ越してくるとき、成増駅の店舗で健康弁当みたいなのと干し芋を買って、家で食べた思い出。

2026年3月15日日曜日

BADKNee X'mas TOKYO (2025-12-23)

池袋admでLiVSが出演する対バンは回避。LiVSの立ち位置は前座。おそらくLiVSに与えられる時間は短い。その上、対バン相手が私の嗜好に合わない。なぜ分かるかというと前に別の対バンで観ているから。しょっぱなにLiVSを観てからずっと『マジ興味ねぇ』(DJ OASIS feat. K DUB SHINE)状態で長い時間を過ごさなければならない。苦痛が喜びを上回ることが予想できる。今日は何も予定を入れないつもりだったけどBADKneeに所属する集団が揃い踏みする公演が開催されることを知る。いわばHello! Projectでいうところのハロ・コンのようなものだろうか。私が曲にはまって聴きまくっているGirls be badも出演する。彼女たちはほぼ福岡でしか活動していない。今回を逃すと次に観られるのがいつになるかは分からない。観ておきたい。ということでチケットを購入。

LiVSの場合はフロア後方や隅っこにカバンをまとめて置く風習があるがBADKNeeではその辺がどうなっているのかを知らない。念のため駅前のコイン・ロッカー(前に使ったときはJPY200だったがJPY300に値上げしていた)にカバンとスーツのジャケットを預ける(シャツ一枚でも寒くない気温)。かかるお金はドリンク代だけのはずだが千円札を念のため四枚、ポケットに入れる。会場は池袋リヴォイス。そう、LiVSがやっている会場から徒歩圏内。背信行為感。入場時に係員に千円札を一枚出したらJPY3,200を払うように言われる。何言ってんだコイツと思ったが今日のチケットは前払いではなく現地払いらしい。チケット代JPY2,500+ドリンク代JPY700。無数の現場、無数のチケット、いくつもある販売サイト、稀にある現地払い。どれがどれだかいちいち把握していない。てか何なんだよ現地払いって。めんどくせえな。これはコイン・ロッカーに戻ってお金を取ってくるしかないか…せっかく荷物を軽くして来たのにそれが仇となったと思ったがポケットにJPY4,000というちょうどいま必要なだけのお金を入れてきたことを思い出す。実のところチェキを撮りたくなったときのための予備として考えていた。手持ちの現金が切れた(JPY800になった)ため私が今日の特典会に行くことはなくなった。フロアに入ってみると後方右側にカバンをまとめて置いてあったので、この界隈でも無理してコイン・ロッカーやクロークに預ける必要はなさそうである。

基本的に私がアイドルのコンサートで前に入る理由があるとすると、ひとつは好きなコがいること。そのコを近くで観たい、そのコに近くで名前を叫びたい、ケチャをしたい。それが一番。もうひとつが、そのアイドルを愛好するコア層の一部になること。フロアを作り上げること。私の場合、BADKNeeに対してはそのいずれの欲求も持ち合わせていない。そもそもよく知らない。なのでおとなしく後方彼氏面で観た。いや、BADKneeでは彼氏面をするオキニがいないので、彼氏面をせずに後方で観た。要はただ後ろで観たというだけである。

KIRA:MINA、SUPER REPLiCA、POPPiNG EMO、Girls be badの順番。各組の持ち時間は20分。思っていたよりも短かった。ひとつひとつの集団がサラッと終わってサクサク進んでいく感じだった。興味本位でちょっと覗きに来た私にはちょうどよかったがハーコーな支持層には物足りないかもしれない。KIRA:MINAとSUPER REPLiCAは初めて観た。KIRA:MINAは好印象。Rycoチャンがカワイイ。曲もいい感じ。SUPER REPLiCAは失礼ながら今日の四組の中ではちょっとクオリティが落ちるかな…という感じ(個人の感想です)。POPPiNG EMOはたぶん観るのがこれで三回目だけど相変わらず私にはなんか刺さらない。トリのGirls be badが私は圧倒的に好き。これよこれ! やっぱいい。曲が妙にはまる。SUPER REPLiCAとPOPPiNG EMOで止まっていた私の感情が一気に動き出した。昨日よりも小さな会場で、近い距離でGirls be bad観ることが出来て嬉しかった。新曲『運行沈降ロケンロー ~ススンダリシズンダリ~』が昨日につづき今日も披露された。我々の合唱を指導するくだりであやかchan(JK)の口からまたアカペラでちんこという単語が連発され、ハレンチだった。実のところ今日のLiVSの対バン相手はちんちんとかおっぱいとかを連呼するタイプのバンドで、私はそのノリがあまり好きではない。だからBADKNeeに避難してきたのに結局こっちでも「うんこーちんこうんこちんこベイベー」と歌わされる。ちんちんから逃げることの出来ない人生。

ちなみに後で合流した目撃者に聞いたところLiVSは前座にしては扱いがよくて30分くらいやっていたらしい。その半分くらいかと思っていた。もし前座ではあるけどたっぷり30分やりますのでぜひ来てください!と最初から宣伝していればもしかすると私はそっちに行っていたかもしれない。LiVSは告知(いつもの常連がチケットを買うための公演日時やチケット情報)の数は多いけど宣伝(言い換えると来るつもりがない人を来させようとするための働きかけ)はしているようでしていない感じがする。

2026年3月13日金曜日

Girls be bad ONE MAN LIVE 2025 -突・然・変・異- 東京編 (2025-12-22)

急げば昨日のうちにとんぼ帰りすることも可能だったがそれでは趣がない。せっかく来た仙台。ゆっくり過ごしたい。今日は月曜日。休みを取って一泊。とぽす。仙台における小生のオキニ宿。露店風呂。エア・ウィーヴのマットレスを搭載したカプセル。安価。JPY3,400。朝風呂を堪能。9時頃にチェック・アウト。仙台駅前にあるそばの神田(何年も前から存在を認識していて気になっていた。宮城ローカル)で朝そばJPY400。新幹線で東京へ。東十条に立ち寄る。プリンス・フード・コーナー。コルマ入りビーフ・カロブナ JPY1,350。前はビーフ・テハリばかり食べていたけど今はこれ。家で洗濯をしたり休んだりまったり。夕食は自作プッタネスカ・スパゲッティ。渋谷へ。

密かにずっと楽しみにして来たこの日。たとえ過密日程になってでもどうしても観たかった。これは外せない。たまたまSpotifyのお勧めに出てきて聴いてみたのがきっかけだったと記憶。9月頃。聴いてみたらはまった。しばらくは連日この集団のアルバムだけを繰り返し聴いていた。彼女らの名前、それはGirls be bad。私が購入したのはJPY1,000のおためし後方チケット。今日はGirls be badを生で体験できる稀な機会。なぜなら彼女らの活動拠点は福岡。東京には滅多に来ない。だったらケチケチせずに通常チケットにすりゃいいじゃないかと思うかもしれない。私も少し迷った。だが冷静に考えると純粋に音楽を聴きたいという動機なら別に前で観る必要はない。初めて行く現場ならなおさら。知り合いもいなくてノリが分かっていないフロアに単騎で乗り込んでいくのはしんどい。結果として後方チケットで十分に満足できた。ステージとの距離はそこまで近くはないけど段の上なので全体が見渡せた。

Girls be badはBADKNeeに属している。このクルーだと私は過去にPOPPiNG EMOを何度か対バンで拝見しているがさほど興味を持てない。Girls be badにはやたらと惹かれる。プロデューサーが同じ(松隈ケンタ氏)なはずなのにこれだけ私の中で好みが分かれるということは、金太郎飴のような状態に陥らず、集団ごとの特徴づけと差別化をしっかりと出来ているということだろう。

今日の会場、渋谷WWW。私が前に来たのは #KTCHAN の二十歳の誕生日かな。その前はDOTAMAかな(その間に1-2回、来ているかもしれない)。入場前にBADKNee所属のPOPPiNG EMOとKIRA:MINAのメンバーさんがチラシを配っている。KIRA:MINAは最近LiVSと対バンをしているので名前に聞き覚えがあった。私は行かなかったが。あ、KIRA:MINAですか。僕、LiVSのファンですとチラシをくれた淑女に私が言うとLiVSさんとはまたご一緒する機会があると思います的なことを言ってくれた。POPPiNG EMOもKIRA:MINAも配っているチラシに直筆でメッセージとサインが書いてあって気合の違いを感じた。

18時開場、19時開演。開場時間ぴったりに行っても開演まで手持無沙汰だろうし、別に位置にはこだわらない(そもそも後方チケットだし)ので18時半くらいに入った。その時点では後方エリアには人がさほどおらず、柵の前(前に柵がある位置)を確保できた。前方の熱狂エリアもまだまだ人はまばら。最終的にはある程度は埋まった。数字で表すのは難しい。空いているといえば空いている。けど空いているにしてはまあまあ入っているという感じ。ガラガラとまではいかない。やる側はもっと埋めたかっただろうけど、観る方としてはストレスがなくてちょうどよかった。ほとんどの時間を福岡で過ごしている集団がここまで集められれば悪くないのではないかという感じはする。彼女たちの場合、いざというときにBADKNeeファミリーの動員があるのだろうと思う。普段は別の集団を観ているがこういう晴れ舞台には駆けつけてくれる人たちが一定数いるはずだ。それはでかい。前に書いたHello! Projectという箱をサポートするファンの存在と同じ話。

今日はStraight Angeliという集団が前座を務めた。BADKNeeではなくあのスター・ダストからデビューした新集団らしい。見るからに毛色が異なる。なぜこの淑女たちがGirl be badの前座なのかと思ったらデビュー曲を松隈ケンタ氏がプロデュースしている縁で来ているらしい。さすがスター・ダスト。さすが大手。洗練されている。失礼ながら容姿的な水準はGirls be badよりも高い(個人の感想です)。前座に出しちゃっていいのだろうかというレヴェル。中でも吉田有梨沙chan。カワイイ。目が釘付けになった。私がずっと性的な視線を送っていると途中でそれに気付いたらしく何度か目を合わせてくれた。いくらアイドルとはいえ容姿についてこういうことを言うのははばかられるのだが私がかつて好きだった某淑女の上位互換と思えるほどに可愛かった。もしこの後に彼女たちの特典会があって新規無料チェキ(写メ)が撮れます!というアナウンスがあったら危なかったかもしれない。

その後に登場したGirls be badは登場するや否やすぐにフロアを掌握した。Straight Angeliとは違う、自分たちのやり方で。自信がみなぎっていた。音楽で持って行った。私はこの音楽を生で聴くのを本当に待ち望んでいた。音源で聴いていた歌声と実際のメンバーさんの姿を一致させていく過程が新鮮だった。思い出したのが上原ひろみさんのクインテットをブルーノート東京に聴きに行ったとき。この楽器からこの音が出ていたのかという新鮮な発見。Girls be badのメンバーがステージで歌って踊る姿を観ることで私の中で彼女たちの楽曲がより立体的になった感じがする。人柄などもよく知らなかったけど、あやかメンバーがひたすら元気で、見ていると思わず笑顔になる魅力があった 。タオルを回す曲で、タオルがなければ何でもいいから回せやこらー!! と叫んでいた。トークの中でスポンサーと言うべきところをさぽんさーと言っていて、それをメンバーに指摘されるとガハハって感じに豪快に笑っていた。この天真爛漫さ。愛嬌。(他人の名前を出してたとえるのは失礼かもしれないけどちょっと須藤茉麻さん感。あくまで部分的にエッセンスを感じるというだけで。総合的に似ているかというとちょっと違うけど。ちなみに私はBerryzでのオキニは嗣永プロだった。)新曲が(たしか)初披露された。ステージに置かれた「運行沈降」という文字が光るボードを見て察した。『運行沈降ロケンロー ~ススンダリシズンダリ~』。フックで我々に一緒にしてほしい動きを説明するための練習で、何のためらいもなくうんこーちんこーうんこちんこベイベーとアカペラで会場に声を響かせるあやかchan(まだ高校生だったと後から知った。この春に卒業するらしい)。生きていれば進んだり(運行)沈んだり(沈降)するよねという意味であって、変な意味ではないとのことである。私はGirls be badのすべての曲が好きなのでどの曲も生で聴けてとても嬉しかった。特に『アブダビGO』。私のオキニ曲のひとつ。ゴリゴリな曲調。ひとつも意味の分からないリリック。最高。セットリストから漏れた曲で、聴きたかった曲もいくつかあった。たとえば『孤独はなぜ襲いかかってくるのか』。終盤にプロデューサーの松隈ケンタ氏が登場。アニキを自称。昔ながらのプロデューサー感。絶対的権力者。家父長的。むちゃぶりをしてくるけどメンバーからめっちゃ信頼されている感じ。この人の言うことなら従いますというか逆らえない雰囲気。昔のつんくさん的な。今どきこんなコテコテの昔ながらのプロデューサーは珍しいのでは。あやかchanと面会したい気持ちも少しだけあったが特典会は回避してそのまま帰る。また明日もあさっても現場がある。少しでも早く帰って休むべき。出費も抑えるべき。冷静な判断。

2026年3月5日木曜日

LiVS全力ツアー (2025-12-21)

AM6前に起床。ファミリー・マート サンシャイン南店。モカ・ブレンド(S)。たんぱく質16.7gグリル・チキン ゆず七味。持参してきたナッツとシュトーレン少々。朝にリアル・フードでたんぱく質を摂ることの重要性。7時50分、サンシャイン発。8時55分、佐野サービス・エリア。ホット・コーヒー(S)JPY330。10時38分、那須高原サービス・エリア。料理の楽園(調味料)購入。JPY772。(その後、卵かけご飯に使っている。)12時21分、国見サービス・エリア。13時41分、仙台駅前。久々。D氏の生誕祭以来かな。2022年4月9日(土)。ロフト。今日はシャンプーとコンディショナーのトライアル・パックを買う。エスカレーターで乗客が左右に立ち止まって乗っているのを見て驚く。東京では一向に根付く兆しのないこの習慣が仙台では(少なくとも駅前のロフトでは)定着している。思わぬところで感じる土地柄。右を向けと上から言われたらピシッと揃って右を向く、言葉は悪いが従順さが、(ジャップ全体がそうだとは言え)地方民は東京民に比べて強いのだろう。コヴィッド騒ぎのときもそうだったでしょ。何か号令がかかったときの統率の取れ方よ。マスクとかさ。県外から来るなだとかさ(県外ナンバーの車に嫌がらせをしたりとか。覚えてる?)。私は子どもの頃から、エスカレーターに乗るときは左に立って、急いでいる人のために右を空けるように教え込まれてきた。それがなぜ今になって全然違うことを言い出すのか、納得できるだけの論理と周知努力がなければ行動を変える理由はないと私は思っている。それはこの慣習を変えたい人たちの責任であって私の責任ではない。駅と会場(仙台enn 3rd)の間にあるぼんてん漁港 中央2丁目店にて数名の目撃者先輩諸氏と合流(こうやって公演の前に集まることをこの界隈では「ラ前」と称する)。日本酒を3合飲む。日本酒は私の身体に合う。変な酔い方をしない。残らない。いい感じに仕上がる。16時半開場、17時開演。今日はSSは8人だったかな。私はその後のS-1。最前の端っこにも行けたけど真ん中付近の2列目を選ぶ。今日はそこまで人数がいなさそうなので真ん中でもゴチャッとしすぎないだろうと踏んだ。この選択は正解だった。日本酒による覚醒と相まって私としては過去最高なくらいにぶち上がることが出来た。

この全力ツアーで私が嬉しいことのひとつは“Shall Weeeee Dance???”を確実に観られることである。LiVSの曲を聴き始めた当初からこの曲は私のオキニのひとつ。最初に行った単独公演(渋谷WWWX)でミニ・マルコchanにどの曲が好きかを聴かれて咄嗟に私の口から出たのが“Shall Weeeee Dance???”だというエピソードはあまりにも有名である。この曲でスズカス・テラさんがご担当されている「アヴリル・ラヴィーンみたいな歌姫から殺戮マシーンになって」というラインをちゃんと言えていない。昨日もそうだった。光井愛佳さんに「練習してきたん?」と詰められそうである(Hello! Projectが好きなスズカス・テラさんなら分かってくれるはず)。そしてミニ・マルコchanがリリックを書いた唯一の曲、“End Blue”。普段は披露されることが稀なこの曲を二日連続で聴けたのも嬉しかった。

メンバーさんとフロアが全力でぶつかり合ったと胸を張って言える公演だった。純粋に曲をパフォームしている時間だけで正味約2時間。強度、クオリティ、熱量を最初から最後まで落とさずに走り抜けたメンバーさんに心から拍手を送りたい。それも今日だけではない。先週末には大阪と名古屋。今週末は東京と仙台。遠征をしながら、そして合間にさまざまな現場を挟みながら。全力ツアーという名を真に体現する、千穐楽に相応しい公演だった。たしかにフロアがパンパンに埋まっていた方が絵にはなったかもしれないが、見せかけの「映える」盛況よりも大切なものが今日の仙台enn 3rdにはあった。昨日、今日と、この全力ツアーに入って私はLiVSのことが本当に誇らしくなった。フロアの我々も全力を出し切ったことの証左が、終演してから特典会までの待ち時間におけるフロアの光景である。多くの人たちが放心したような状態でフロアに座り込んでいた。

昨日の東京公演で負傷退場(?)したコンニチハクリニックさんが、今日は抜けることなく完走した。どうなることかと心配していたがとりあえずホッとした。喉の不調を抱えるミニ・マルコchanもなんとかやりきってくれた。歌えなくなるなどの大事には至らなかったことが幸い。

特典会。どういう流れでその話になったかは忘れたが(私が氏の耳が好きだと言ったからかもしれない)、ミニ・マルコchanが猿耳と呼ばれる形状的特徴を持つ自身の耳について話してくれた。曰く、最初は好きじゃなかった。好きだとファンに言われるようになって自分でも好きになれた。ペラペラ。軟骨が少ない。薄い。よく自分で触っている。生まれたときはもっと耳が立っていてしわしわだった。スター・ウォーズのヨーダのようだった。お爺ちゃんが生まれたかと思ったと親には言われた。(ベンジャミン・バトンみたいに若返ったんだねと私はコメントしたが、マルコchanに伝わったかは不明である。)

2026年3月4日水曜日

LiVS全力ツアー (2025-12-20)

金曜日:LiVS(渋谷)
土曜日(今日):LiVS(渋谷)
日曜日:LiVS(仙台)
月曜日:Girls be bad(渋谷)
火曜日:BADKNee(池袋)
水曜日:LiVS(中野)

昨日のイベントから六日連続で何らかのアイドル現場に行くという、常識では考えづらいスケジュールを組んでいる。今日がその二日目。ただでさえ現場に行き過ぎて慢性的に疲弊状態にあるというのにここまで休みなく立て続けとなるとただ楽しみなだけではなく最初から最後まで体調を崩すことなく乗り切れるのかという不安がよぎる。しかも今日と明日の全力ツアーというのがまた非常にインテンシティが高い。現在Spotifyにある32曲、計114分あるLiVSの楽曲をすべてひとつの公演で披露するというのである。通常だと自己紹介や多少のトークも挟みつつ公演時間が70-80分程度。今回は純粋に曲だけの時間で114分。全力ツアーと銘打たれてはいるもののLiVSのパフォーマンスは普段の尺で既にすべてを出し尽くしている。それがイヤというほどに伝わってくる。メンバーさんも(喉を含め)体力的にやれんのかって思うけどそれ以上に私が最後までついていけんのかってのが気掛かり。

超最高チケット(JPY31,500)、最高チケット(JPY10,000)、人間チケット(JPY3,000)の三種類。公演時間が通常よりも長いがチケット代は変わらない。時間が長い分、1分あたりの値段が安い。お得である。だから超最高チケットを購入する人はいつもより多いかと思っていたがそうではなかった。11番まで。通常20人くらいいた記憶。私は最高チケットの2番。2列目。特典があるとはいえ超最高チケットと最高チケットにJPY31,500とJPY10,000の価値の差を感じない。

18曲が終わった時点でトークが挟まれる。もう18曲か。意外とイケそう。20数曲の時点でちょっとしんどさを感じ始めたけど最後まで無理なく楽しめた。もっとしんどいかと思っていた。いやこれはイケるなという感触を掴んでからはひたすら楽しかった。11時半開演で、終演したのが13時45分くらい。昨年末にBLUEGOATSがほぼ全曲ライブと銘打った3時間くらいの公演をやっていた。息が上がってかなりきつかったのを覚えている。それに比べればだいぶ楽だった。

LiVSが2時間強に渡って小細工なしでしっかりと歌とダンスで我々を魅了し続けることが出来る集団であることを確認出来てちょっとした感慨に浸った。アイドル集団によってはたとえば四人組だったら二人だけでやる曲があって、その間は残りの二人は休んでいて、というのをやるのが普通だと思うんだけど、LiVSは全員が出ずっぱり。これは並大抵のことではない。くさすわけではないが先日観に行ったきゃらめるもんすたーずは45分間、休憩なしで歌って踊る公演を『限界突破』と名付けていた。一般的なインディー・アイドルの水準ではこれが普通である。なぜなら彼女たちの活動のほとんどが20-30分のライブと1時間の特典会で占められているからだ。このツアーにおけるLiVSは時間だけでもその倍以上の負荷がかかっているしパフォーマンスの強度もより高い。フロアの強度もより高い。(繰り返すが私はきゃらめるもんすたーずも好きなのでくさす意図はない。長いから、強度が高いからより優れていると言いたいわけではない。)ただコンニチハクリニックさんに途中からなんらかの故障か不調があったようでちょくちょくステージから姿を消していた。特典会も不参加だった。大丈夫だろうか。心配。超最高チケットと最高チケット特典の全員写メ+10秒動画は、コンニチハクリニックさんがいなくてもOKな人は今日撮って、そうではない人は後日に回すという措置がとられることになった。私はコンニチハクリニックさんあってのLiVSだという思いから撮影を見送った。そういえばこれを書いている今でもまだ撮っていない!

マルコchanがこういうことを言っていた:今までの人生で頑張ってきたことはあるけど失敗ばかり。過去を否定して生きてきた。でもそんなことがどうでもよくなるくらい今が楽しい。いいときも悪いときもあるけど支えてくれる目撃者やメンバーがいれば乗り越えられる。楽しいこと、今見ている景色、今までにもらった気持ちを未来の私は否定できないだろうと思う。

新春 大阪☆春夏秋冬/LiVS合同イベント (2025-12-19)

詳細が分からない。新春 大阪☆春夏秋冬という集団との合同イベントとのことだが何をやるのかがどこにも書いていない。渋谷のHMV&BOOKS SHIBUYA 6Fイベントスペースで19時からやるという以外の情報がほとんど公開されていない。ミニ・ライブ(和製英語)をやりますくらいのことは書いてあるだろうと思いきやそれもない。具体的な内容がどこにも書いていない。これがrelease partyだったら言わなくてもミニ・ライブ(和製英語)をやってくれるだろうと確信が持てるけど、LiVSは直近で何かをリリースをしているわけではない。何がどう合同なのかも分からない。新春 大阪☆春夏秋冬と一緒に何かをやるのだろうか? こういうことをやるから来た方がいいですよ、今日だけの特別な何かがありますよ、といった売り込みがない。本当に人を呼ぶ気があるのか甚だ疑問。集まるのはいつもの少数の常連。「大体 毎回 いつも同じメンバーと再会」(RIZE, “Why I'm Me”)

渋谷 大衆酒場 もつ焼き 次世代

お通し    ¥330外
ホッピーセット(黒)    ¥500外
もも串(2本)    ¥198外
(タレ
ポテトフライ    ¥490外
もも串(2本)    ¥396外
(塩

合計    ¥2,535
内消費税    ¥231

二つの考え方がある。こういう食事にJPY2,000-3,000を出している場合ではない。これからチェキや写メに何千円も払うことになるのだから切り詰めないといけない。それがひとつ。もうひとつは、JPY2,000-3,000には本来これだけの価値がある。これだけ飲み食いが出来る。それなのに同じお金をアイドルさんのチェキや写メに払っても1-2枚撮ってちょっと話すだけで消えてしまう。食事にお金を出せば(店や料理の当たりはずれはあるにせよ)確実に食欲を満たすことが出来る。お腹がいっぱいになればそれ以上は食べられない。一方、アイドルさんには会えば会うほど、もっと会いたくなる。終わりがない。アイドルさんとの関係において我々は欲を満たしきって賢者モードになることが出来ない。
一方で欲望を我慢できなくなるまで煽りながら、実現の道をどんどん険しくしていく。西洋社会はこうした特殊な法則の上に立っている。
(ミシェル・ウエルベック、『ある島の可能性』)

それぞれの集団が販売している何かを買うと整理番号付きの入場券が貰える。私は写メを4枚購入。先ほどのメシでJPY2,535を使ってしまったという罪悪感が頭にちらつくのでやや控えめに。私は普段だとJPY6,000分買うことが多いんだけど節約気分のときはJPY4,000にする(効果は知れているが)。整理番号38番。小分けに購入すれば(会計を分ければ)整理番号を多く貰えたようだが、別にいいや。この番号でも二列目には行けた。

ふたを開けるとミニ・ライブを交互にやるというよくある内容だった。合同要素はなかった。強いて言えばお互いのライブをメンバーさんが後ろから観ていて友好的な雰囲気があったくらいである。それぞれのファンが整理番号順に入場して、そのときに空いている自分にとってのベスト・ポジションを取る形だった。出番は最初がLiVSだったのだが、それは事前には知らされていなかった。目撃者の数がそもそも少ない中、なんとなくフロアに散った状態だったので団結する感じが生まれなかった。あとなんかこう会場の雰囲気自体が何となくやりづらかった。モッシュ(ケチャ)禁止とかジャンプ禁止とかは特にアナウンスされていなかった(されていたかも? 分からない)と思うけど、なんとなくフロアに自粛ムード、様子見の雰囲気があった。それは間違いなくメンバーさんにも伝わっていた。“Believe”の冒頭、歌が始まる前にランルウさんが「もっと声出して楽しんでいこうぜー!」と煽っていた。お前らおとなしすぎるぞというメッセージが込められているのは明白だった。このままではやばいなという危機感がフロアに生まれ、多少エンジンはかかった。だがミニ・ライブの時間が短かったのもあって、ふわっとした感じが残ったまま終わった。正直なところ私としてはそもそも今日このイベントにLiVSが出る意味があったのかが気になっている。最近マルコchanの喉の調子が悪い。素人目に見てスケジュールが過密すぎる。休ませて回復させる時間は足りていないだろう。マルコchanにはうまく手を抜いてほしいと思っている。

新春 大阪☆春夏秋冬を初めて観た印象としては華やかで明るくさわやか。LiVSとは毛色の異なる健康的なエロさのある集団だった。彼女たちが衣装のミニ・スカから惜しげなく見せつけるおみあしを興味深く拝見した。tsuki<月>チャンがとてもカワイイ。新規無料写メ(チェキ)でもあればご対面してみたかったがそういうのはなさそうだった。アルバムを出したらしく、それを買わないと特典会には参加できなかったので初見が興味本位で行くには障壁が高かった。大阪の集団らしい(合間のトークで端々に訛りが出ていた)が今日が記念すべき初めてのrelease partyだったらしい。 

2026年3月1日日曜日

武蔵野音楽祭 (2025-12-17)

  • 朝のコールド・シャワーが冷たいを通り越して痛い。まだ暖かいうちは水道水もそこまで冷たくなかった。キンキンに冷えている今の水でやるのは厳しいって。
  • 週に3-4回、プッタネスカのスパゲッティを作り続けてだいぶ習熟してきた。この動画を観て覚えた。他の動画だったと思うけどトシさんによるとケーパーは酢漬けではなく塩漬けを使うのが重要。これが自分で作れるのなら外でスパゲッティを食べる必要がない。
  • 吉祥寺に来たら食べておきたいのがバインミー★サンドイッチのバインミー。スペシャル・バインミー JPY880、鳥レバー・ペースト JPY100、青唐辛子 JPY60、甘辛チリ・ソース JPY0、キャロット・ケーキ JPY380。
  • 今日の会場はPlanetK。開演時間の19時直前で目撃者が5-6人。その後から来た人を入れても計7-8人。メンバーの数よりも我々が多いので最低限の面子は保てている(保てているのか?)。少なかったのは目撃者だけではない。昨日チケットを買った人が30番くらい、その2日前で25番だったらしい。
  • 当日券もそう何枚も出てはいなかっただろう。仮に売れたチケットが30枚だったとして、LiVSの動員でもちょうど平均くらいということになる。なかなかに厳しい。しかしながら客の少ない対バンはその時点で忘れられないような楽しさになるのが約束されている。これまでの経験で分かっている。
  • なぜそうなるのかを考えるに、人が少ないということはそれだけ他人に気を遣う必要性が低いということ。極端な話、仮にフロアにいるのが自分ひとりだけならステージだけに集中できる。他の要素がないから。ここにいると後ろが見えづらくないかなとか、このタイミングで後ろからケチャに来るから空けた方がいいかなとか、ここでこのコールは間違えていないかなとか、そういった事柄のいっさいを気にする必要がない。もちろん客が自分ひとりというのはあくまで思考実験だが、少数であればあるほどフロア内のストレスが減りやすいというのは言えるだろう。逆を考えてみる。仮に身動きがとれないほどフロアがパンパンだとしたら。周りの客ばかりが目に飛び込んできて、メンバーがほとんど見えない。ふらっとドリンク・カウンターやトイレに行くのも難しい。フロアが混んでいる方が絵としては盛り上がっている風に見えるかもしれないが実際にはストレスが強いだろう。
  • 少ないからこそ当事者意識が生まれやすいのも要因だろう。不特定多数の群衆の中にいれば自分ひとりがサボっていても大勢に影響はない。しかしこのような特定少数の規模感だと匿名的な存在として埋もれるのが難しくなる。目撃者がせめて数十人いるならまだしも7-8人のうちのひとりとなると自分がやることをやらないとLiVSのライブが成り立たないという危機感が芽生える。さらに他の集団とその支持者たちのことも仲間とみなすようなコミュニタリアンな精神になってくる。向こうも客が少ないんだから遠巻きに見物するだけじゃなくてある程度はちゃんと参加してあげないといけないと、という。
  • 前に観たYouTubeの動画でSOMOSOMOのプロデューサーが言っていた:アイドルは(いわゆる地上と地下のヒエラルキーにおいて)階層が上になればなるほど対バンでファンが他の集団に興味を持ってくれない。階層が下だと応援している集団ではなくても一緒に盛り上げようとしてくれる。ここから先は私の考えだが、この違いを生み出しているのは動員能力の差であろう。自前で十分に集客できる集団であればその既存サークル内だけでフロアは成り立つ。他の集団の支持者たちを巻き込む必要はない。助けてもらう必要はないし、わざわざ興味のない集団を助ける義理もない。何なら対バンに出る意味もそこまでない。一方、我々のような規模でやっていると、親和性の高い他の集団およびその支持者たちと「界隈」と呼ばれる緩い繋がりを作って助け合うことがお互いの生存確率を高めるために必要になってくる。
  • この「界隈」というのを、Hello! Projectは自前でつくっている。というかHello! Project自体がひとつの界隈なのである。最近だとOCHA NORMAやロージークロニクルといった後発集団が一定の人気、動員、売上を担保できるのはHello! Project全体が好きな人がたくさんいるからだ。たとえば普段はモーニング娘。を観ているけどOCHA NORMAが武道館で公演をやるなら観に行くような人たち。Hello! Projectには数千人のファンクラブ会員がいる。そこでデビューする時点で一定の知名度は約束されている。LiVSのように誰も知らないような集団をひとつだけ抱えている小さな事務所だと、他の陣営と交流を持つことで支持者たちもお互いの現場にたまに出入りし合う互助会のような関係を作る必要があるのである。
  • 今日の対バン相手はSu凸ko D凹koi、魔訶不思議変革者 -デスデス-、THE NUGGETS。
  • 髪を髪をリーゼントで固めた、一昔前のヤンキー漫画のような見た目のTHE NUGGETS。千葉の幼馴染たちで作ったバンドらしい。出身地のことを日本のリバプールと言っていたがリバプールがどういうイメージを想起させる場所なのかが分からないのでピンと来なかった(聞いた側がそう思うのも織り込み済みなのだろう)。いかつすぎる見た目で最初は身構えたが音楽も合間のトークも優しさとユーモアに満ちていた。Vocalの紳士が缶ビールをたくさん買ってきて我々に配ってくれた。
  • THE NUGGETSが最後にフロアに舞いた紙吹雪。昔のマリノスのゴール裏を思い出した。外国籍選手がアルゼンチン人で占められていたあの頃。(紙吹雪はすぐにファンの方が掃除していた。)
  • 魔訶不思議変革者 -デスデス-の新規無料特典がちょっと変わっていた。チェキでも写メでもなく、チラシにサインを入れて貰って少しお話をする。依杯おをいさん。いっぱい多いと読むとのこと。一人称がぼくなのが印象的だった。ハスキー・ヴォイスが魅力的だったがたまたま今日だけだったらしい。
  • 最近の中でいちばん楽しかった。2025年を通してもトップ5に入るかも。

COUNTER FES in LINE CUBE SHIBUYA (2025-12-14)

LINE CUBE SHIBUYA。聞いたことのない会場名だと思ったら渋谷公会堂だった。私はHello! Projectで何度か来ているはず。少なくとも一度は来ている。2012年6月16日(土)。真野恵里菜コンサートツアー2012~DATE~東京公演。℃-uteでも来たような気がする。座席付きのいわゆるホールであって、ライブハウスではない。にもかかわらず入り口でドリンク代を徴収される。舐めやがって。LiVSの出演は18時15分~18時40分。特典会が18時55分~19時55分。この対バンというかフェス自体は11時40分開場、終わるのが21時。長丁場。私はアイドル・オタクではないので最初から観る気はさらさらない。知らないアイドル集団を観るよりは昼メシを食う方が大切。池袋の蒙古焼肉で麻辣湯。ベローチェでブレンド・コーヒー(R)。14時40分のAQという集団の途中から入った。会場のこの感じ、懐かしい。Hello! Projectを思い出す。私は知っている。こういう会場では中途半端に前で埋もれるよりは通路を挟んだ後方ブロックの最前にいた方がいい。Hello! Projectだと人気の席。見晴らしがいいのと、メンバーさんがステージから下りてくるのが目当てで。いくつかの集団のパフォーマンスを眺めて感じた。ライブハウスで数十人から100人程度を相手にやるのと、2,000人規模の座席付き会場でやるのとでは別競技。同じことをやっていても輝けるとは限らない。求められるパラメータがちょっと違うというか。この土俵だとHello! Projectに勝つことはできない。いわゆる地下アイドルにとっても地下アイドルの客にとってもこういう会場はアウェイである。某集団の客は目に余った。中央の通路に集まってそこをフロアとして利用して騒いでいる。見るからに酔ってぐったりしうなだれている紳士。後方ブロック最前席の前にある仕切りに座ってステージを観る淑女。なんでもありなのか。リフトまでおっ始める。人力では上げきれず、持ち上げられていた紳士が前ブロックの一番後ろの座席の背もたれの上に立つ始末。あり得ない。座席つき会場でのお作法が身についていない。野放し。やりたい放題。だいぶ後のFinallyの途中からようやく運営が重い腰を上げる。通路に留まっている客に話しかけ、席に座るよう指導する。それで通路はキレイになった。XINXINという集団の名前がちんちんと紛らわしかった(どういうコたちでどういう音楽やパフォーマンスだったかは覚えていない)。Maison de Queenという集団にちょっとももち(嗣永桃子さん)に似たコがいた。声も特徴的で目を引いた。今日観た中でFinallyは格が違った。この会場でも違和感なく持ち味を発揮していた。Aoiチャンの嫌味がない天真爛漫な明るさに無関心層も思わず屈服し、Finally側の要求(手を上げろとかそういう類)を呑んでいた。Finallyは別として概して地下アイドルというカテゴリの集団はこの規模のこのタイプの会場で観るには物足りなさがあるというのが全体的な印象。いわゆるホールと呼ばれる大きな会場でパフォームするLiVSはどう見えるのだろうか。私はそれを知りたくて、今日のチケットを購入した。彼女たちの出番が近づくにつれ少し不安になったが心配は無用だった。ミニ・マルコらの集団のパフォーマンスと立ち振る舞いからは会場の大きさに負けていなかった。安心した。頼もしい。単に大きな声を出すとか動きを大きくするとかの勢い任せだけではなく気持ちが乗りつつも空回りにならない匙加減が出来ているように見えた。もっとも数曲でそれをやるのとフル・サイズのコンサートを見せるのとでは違うけど。今のLiVSの主戦場であるライブハウスとは違う、この規模の会場ならではの感覚を色々と思い出した。自分の声はステージまで届かないけど届かないからこそありったけの声で名前を叫ぶ感じ、ステージから見える自分一人は小さな存在だからこそ必死でジャンプするあの感じ(Hello! Projectではある時期からジャンプ禁止になったが)。愛を伝えたい相手が近くにいないからこそ出せる声とジャンプがある。特典会でミニ・マルコchanがチェキを撮る直前に小さな声でささやくようにアモーレ…って歌っていた。Juice=Juice? と聞く。そう、と頷くマルコchan。

Traces of LiVS_Live (2025-12-13)

理性が働くから万チケには滅多に手を出さないんだけど初代衣装を間近で観たい一心で最高チケットを叩いた。写真や動画でしか見たことがなかった。私がLiVSを初めて観た2024年11月30日(土)には既に二代目衣装だった。独特の雰囲気、世界観があって凄くいいなと思っていた。あれを見たことがないのはLiVS支持者としての負い目と言ってもよかった。だからJPY10,000のチケットを選ぶのに迷いはなかった。私の情報収集不足なのだがランルウさん、スズ・カステラさんの生誕企画を行うと公演の直前まで知らなかった。ちょっとやってしまった感。控えめに端っこに立ったものの最前の枠をひとつ埋めてしまったことにやや罪悪感。もしチケットを申し込む前に分かっていればおとなしく通常のチケットにしていたかもしれない。それでもあの衣装を目に焼き付けたかったという思いは変わらない。初代から四代目(現行)衣装のそれぞれをメンバーの誰かが着用するという変わり種の公演。LiVSがちょうど四人なのでぴったり収まる。蓋を開けてみると初代衣装をスズカス・テラさん、二代目衣装をランルウさん、三代目衣装をコンニチハクリニックさん、四代目衣装をミニ・マルコchanが纏っていた。四代目衣装を着られても普段と一緒だから無意味なのではないかと思っていたがそこにはちゃんと捻りが加えられていた。ミニ・マルコchanが着ているのはコンニチハクリニックさんの衣装だった。コンニチハクリニックさんの三代目衣装もランルウさんのだった。LiVSに限らず多くのインディー・アイドルではひとつの公演で二着以上の衣装が用いられることがほとんどない。活動の多くを対バンが占めるため途中で衣装を替えるほど出演時間が長くない。そして資金的な問題もあるだろう。(ついでに言うとインディー・アイドルは活動歴の割に曲が少ないと感じることがある。曲を作るのはとてもお金がかかるらしい。Hello! Project村に住んでいた時期にSHOCK-EYEの楽曲にブーブー言っていられたのは相当に贅沢だったんだなと今になって思う。その点、LiVSやBLUEGOATSは質と量ともに楽曲に恵まれている。)そして特にLiVSがそうなのだが公演や企画によって衣装を使い分けるということもない。新しい衣装が決まったらずっとそれを着続ける。また次の新しい衣装が出るまでひたすら使い倒す。前のはもうキレイさっぱり着なくなる。LiVSは物凄い頻度で公演をやる。我々は物凄い頻度で観に行く。そうすると視覚的な新鮮味が日に日に薄れていく。もちろんメンバーさんは毎回メイク・アップやヘア・アレンジに工夫を凝らして我々を目で楽しませてくれる。それでも同じ衣装を月に10回とか見ているとどうしても目が慣れていく。たまにでいいから衣装に変化をつけてほしい。私は前からLiVSにそれを望んでいた。今日の企画は私の希望が叶ったと言える。念願の初代衣装を目の前で観ることが出来て嬉しかった。スズカス・テラさんがまた似合うんだ。シンプルだけど身体の線がキレイに出る。正直なところ普段はあまり氏を熱心に見ることはない(失礼)んだけど今日はマルコchanの次くらいに彼女を見てしまった。こうやって私が見るメンバーの序列を変えてしまうほどに衣装は大事。もし衣装の割り振りがいつもこうだったらもっとスズカス・テラさんの特典会に行っていたかもしれない。対バンに出演するときも最初にステージに出てきたときのパッと見の印象で勝負の何割かは決まっていると思う。新規客がどれだけ興味を持って振り向いてくれるかという点において。衣装はその第一印象を左右する大きな要素だと思う。それで言うと四代目衣装は弱いと私は思っている。何も知らない人が見てしばらく目を離せなくなるような華やかさ、独創性に欠ける。三代目衣装との差別化も十分に出来ていない。スズカス・テラさんの前面、腰のあたりに白い跡がいくつかついていた。氏が特典会で言っていたところによるとポスカの跡で、洗っても落ちないらしい。今日の公演で初代衣装をこの目で見たいという願望は部分的に満たされた。ミニ・マルコchanが着ているのも観たかった。メンバー全員が初代衣装を纏って歌い、踊る姿も観てみたい。(その願いは後日、叶うことになる。)公演後に参加させていただいた飲み会で某氏から「ギリギリ理性を保っているサイコパス」「いきなりハムスターを生で食いそう」などの言われなき誹謗を受けた。(後日の特典会でマルコchanがこのトゥイートに触れ「ちょっと笑っちゃった」と言っていた。)

2026年2月26日木曜日

闇雲 5th ONEMAN LIVE 『東京破壊』 (2025-12-08)

月に10回くらい同じ集団を観に行く生活を続けていると次に入る公演を楽しみにして純粋にワクワクする気持ちが消失してしまう。数日おきに現場があるとワクワクしている暇すらない。むしろ次の現場もその次も現場もまたすぐにあるじゃねえかよという呆れに近い感情が生まれてくる。その意味で今日のコンサートに対しては久し振りに新鮮な気持ちで期待を抱き続けてきた。10月27日(月)の対バンで初めて観て面白い音楽をやっているなと思った闇雲という集団。Club asiaで単独公演をやるというので翌日に購入したチケット。Spotifyで曲は何周か聴いたけど、それだけ。メンバーさんのことも知らない。よく分からないけど面白そうな場所にポンと飛び込んでみる。今の私にはそういう気分転換が必要である。会社帰り。渋谷。開場前にサクッとメシを食いたい。こういうメシにいちいちJPY2,000、JPY3,000を出すわけにはいかない。吉野家ではさすがにつまらない。前からちょっと気になっていた兆楽という町中華っぽい店に。ムースーロ定食 JPY920。量があるわけでも特段おいしいわけでもない。思っていたのとちょっと違う。良いとも悪いとも断言できない。どう評価すればよいのかが分からない。近辺のコイン・ロッカーにカバンやスーツのジャケットを預けてclub asiaへ(鍵が刺さったままのロッカーが空いていると思って開けたら中に女物のカバンが入っていて声が出た)。あ長袖シャツ一枚(厳密にはその中に肌着を着ているが)でも寒くない気温。フロアは前からS、暴動A、Bと三つに(柵で物理的に)区分けされている。Sが高額チケット購入者向けのVIPエリア。暴動Aがなんでもありの規制なしエリア。Bがおとなしく観たい人たちのエリア。私はもちろんB。チケット代はJPY1,000。時間通りに会場に行って順番通りに入ったらBエリアの最前に立つことが出来た。前の暴動エリアを埋める、見るからに血気盛んでテストステロンの高そうな紳士たち(一部、淑女たち)。どちらかというとカツアゲをされる側の見た目をした紳士が数名のお仲間にぶっ殺すぞ的な柄にもないことを言いながらフロアを練り歩いていた。何をいきなり言い出すんだと思ったがどうやら闇雲の決まり文句のようなものらしい。公演中にもメンバーさんが殺してくれなぞと絶叫していた。公演が始まると私はその紳士が言っていたぶっ殺すの意味を知ることになる。暴動エリアの激しさには呆気にとられた。その激しさはもはや美しかった。ガンガン動き回るわ、頭を回すわ、公演を通してほぼ常に誰かしらが持ち上げられているわ、サーフしていたオタク同士がぶつかってそのまま二人とも地面に落ちるわ、たまにミックスが入るなど地下アイドルっぽいノリも挟まれるわでとんでもない熱狂の大渋滞だった。それでいて笑顔が溢れていて、思いやりと優しさのある空間だった。海外のフットボールにおけるゴール裏のウルトラズのように、見事な景色で公演を彩っていた。私が入っていくにはあれは激しすぎる。しかし今日のように区分けされたエリアで一歩引いて見る分には感動さえ覚えるほどに仕上がったフロアだった。オタクたちの熱量にメンバーさんも、音楽、演出も、何もかもが負けておらず、すべてがカッコよかった。本当に痺れた。前に対バンで観たときには闇雲のオタクはそこまで来ていなかったのもあって、ここまで強いインパクトは受けなかった。単独公演を観てみて、私が知らないだけで面白くて尖っていてレヴェルの高い集団は(闇雲もそうだし、おそらく他にもたくさん)世の中にあるんだろうなと認識した。コンサートの序盤でメンバーさんの誰かが、私たちは見せかけの数字にこだわらない! チケットが完売するまで会場のキャパを上げない! 的なことを言っていた。今日のclub asiaは完売したという。激アツだった。終盤には次にやる曲についてメンバーさんの誰かが、この曲をやってほしいと言ってくれるファンの方が多くて。でもそれはこの曲が良い曲だからというだけじゃない。この曲が最高な理由、それは私たちが歌うからなんだよ!!! 的なことを叫んで、会場がウワーって盛り上がったときは鳥肌が立ちそうだった。感銘を受けるほどに素晴らしいコンサートだったが、その高揚感で特典会まで残ることはせず、冷静な判断でそのまま帰った。また単独公演があったら後方エリアで観たい。

2026年2月25日水曜日

Hiromi’s Sonicwonder JAPAN TOUR 2025“OUT THERE”東京公演 (2025-12-05)

オフィシャル先行に申し込んだのが2025年5月12日(月)。まだ7ヶ月あるというのに今日の公演に申し込む決断をしなければならなかった。来月の予定はもちろん、下手すると二週間後の公演の詳細さえまだ分かっていないインディー・アイドル界とは隔世の感がある。全国ツアー。東京公演は昨日と今日。他には福岡、仙台、白河、栃木、静岡、京都、大阪、金沢、愛知、広島、高松、岡山、岐阜、札幌、浜松を回っている。LiVSにはまる前の私であれば一回くらいは遠征をしていたかもしれない。私は上原ひろみさんのことを世界一のピアニストだと思っているし、彼女が作り出す音楽世界に心酔しているからだ。しかしLiVSとミニ・マルコに身体的、経済的自由の一切を奪われている今の私にそんな余裕は残っていない。こうやって東京公演に一回行くだけでもヒーヒーしている。

公演名   : 上原ひろみ
会場名   : 東京国際フォーラム ホールA
席種枚数
<第1希望>
 抽選結果  当選
 公演日時  : 2025/12/05(金)  17:30開場 18:30開演
 席種・料金 : SS席 \8,800×1枚[チケット料金]+\550×1枚[サービス料]
料金
  料金合計 : \9,680
  内訳
   <第1希望>
   チケット料金 : \8,800
   サービス料 : \550
  --------------------------------------------------------
   システム利用料 : \330

冷静に考えれば私はこれとちょうど同じくらいの金額を毎回LiVSに使っている。ひとつの公演でチケット代JPY3,000(公演によって上下する)、ドリンク代JPY700。チェキ券や写メ券がJPY6,000。しかし私は完全に洗脳されているため、同じ金額(約JPY10,000)でもLiVSだとコンヴィニエンス・ストアでコーヒーを買うくらいの感覚で支払い、LiVS以外だと途端に出費を躊躇する。上原ひろみさんの公演を日本で観られる機会の稀少さを思えば今日だけではなく明日の東京公演にも行ってよかったはずである。過去の私であればそうしていたであろうが、今の私は燃え尽きるか燃え尽きないかの際までLiVSにコミットするのが人生における最優先事項。LiVSとそれ以外のバランスよく楽しむような発想はないのである。正直なところ、最近は消化しきれないほどに予定を詰め込みすぎてややうんざりしている。昔の私は毎日好きな本でも読みながら静かに暮らしたいと思っていたはずである。賑やかな場に顔を出すのを好むタイプではない。自分の人間としての元来の性質に向かないことをやっている。こんなにたくさん何らかの現場に来ていると、毎回、毎回が自分との戦いのようである。ちゃんと楽しめるのか、あるいは気負けしてしまうのか。

東京国際フォーラム ホールA。入場した先にあるカフェのような場所でホット・コーヒー。18時15分くらいに席に着く。だいぶ後ろの方。小さいライブハウス(和製英語)の数十人しかいないフロアに慣れているのでステージが物凄く遠く感じられる。こんなに距離があって入り込めるのだろうか、と少し不安になる。最近は上原ひろみさんの音楽をあまり聴いていない。なので気持ちも高ぶっていない。ちょっと疲れている。席で目を瞑る。拍手で目が覚め、自分が軽く寝ていたことに気付く。演者たちが登壇したようだ。気だるい状態で開演。酷い態度。とても一万円のチケットをわざわざ買って来たとは思えない。にもかかわらず、上原ひろみさん率いるHiromi’s Sonicwonderの奏でる音楽に私は瞬く間に魅了された。感情のマッサージ。凝り固まった脳みそにショックを与えてほぐしてくれる、この感覚。コンサートという単位で見ても一曲という単位で見ても山の天気のようにドラマティックに展開が変わる即興演奏。激しく情熱的なタッチ。その中に繊細さと哀愁さえ同居させる上原ひろみさんの巧みで力強い表現。怒涛の波状攻撃。圧倒された。表情筋が緩んだ。前半にはまだ客席に固さがあった。休憩を挟んでの後半は会場の雰囲気もほぐれてノリノリになってきた。とはいえ、歯痒さもある。もっと自由に、身体を揺らして、声を出して楽しみたい。ライブハウス(和製英語)でやってほしい。グッズには絶対にお金を出さないつもりだったのに、この素晴らしい音楽空間に自分がいたこの日のことをどうしても形に残してくて、終演後にteeシャツを買ってしまった。帰りに赤い袋に入ったそれを手に池袋のストリートを歩いていたらガル・バの淑女にこんばんはー。何持ってるの~? と話しかけられ、ちょっと笑ってしまった。

20時35分から20分の休憩。LiVSが出演するBaDKNEE Fesのチケットが21時から販売開始。叩けない(販売開始と同時に購入して良番を取ることが出来ない)のが確定。まあいいや。(公演後にチケット販売サイトを見たら前方チケットが既に完売していて驚いた。5分で売れたらしい。一般チケットを購入した。)

2026年2月23日月曜日

BLUEGOATS 1stアルバム発売記念ワンコインライブ『さらば青春』 (2025-12-06)

11時半開場、12時半開演という来場者から昼メシを食うタイミングを奪うためにデザインされたようなスケジュールにはもはや文句を言う気もなくなった。数年前の私ならこの非人道的な時間設定を理由にその現場自体を回避していた。私にとって休日の昼メシは一大事だからだ。しかしインディー・アイドルの世界でそれをやっていると行ける現場が極端に減ってしまい、オタクとしての活動が成り立たなくなる。もう諦めるしかない。昼メシを食いっぱぐれるのを想定し、朝は重めにMOM'S TOUCH。韓国資本のファスト・フード店。渋谷駅周辺の絶望的な飲食店事情を鑑みるとこの店の存在は救いでさえある。メニュウは全体的にチーズ・ソースを多用していてキモいのだが、サイ・バーガーはおいしい。朝の時間帯は比較的空いていて、今日くらいの時間に渋谷で現場があるときはモーニング感覚でゆっくりするのに重宝する。サイ・バーガー以外のモーニング・メニュウには例外なくキモいチーズ・ソースが使用されているので要注意。

1st album発売記念のワン・コイン・ライブ(和製英語)。チケット代がJPY500。BLUEGOATSはこういう安価な公演を一定の頻度でやってくれるのが非常に助かる。プロデューサーの三川さんがエンターテインメントはほんらい無料で誰にも開かれているべきだという思想を持っているというのを前にYouTubeの動画でメンバーさんが解説していたと記憶している。

渋谷FOWS。新しい会場らしい。縦長のつくり。先行抽選93。列に並んでいるとすぐ隣にたまたま二日前のAoiチャンのバースデー公演で見かけた紳士がいたので、Finallyにいましたよねと話しかけた。少し雑談をした。BLUEGOATSはチェキが高い(JPY2,500)ですよねと私が言うと、対バンで他のアイドルのチェキ価格の相場を知ったBLUEGOATSのファンがそっちに流れていくというパターンがある。それが最近のBLUEGOATSの動員拡大ペースが落ちている一因であるというようなことをおっしゃっていて面白かった。これまでにメンバーさんが配信などで言っていたことから判断するにBLUEGOATSのファンは元からアイドル・オタクだったというよりはYouTube(アオヤギ・チャンネル)経由で興味を持って現場に来るようになった人が多い。よってチェキ一枚でJPY2,500が高いのか安いのかを判断する相場観を持ち合わせていないのだ。前は単独公演が主だったが最近では多くの対バンに参加するようになって、支持者たちが外の世界を知るようになったというのはあり得ることであろう。あくまでひとつの仮説、想像ではあるが。

チケット代を反映してかコンサートの時間は短めだった。JPY500でこれだけ観られれば大満足ではあるが、私としては普段の公演と比べると入り込めきれなかったのは否めない。12月10日(水)に配信でリリースされることになる『青春初期衝動』を、私は初めて聴いた。フックを歌うメンバーさんたちの気持ち良さそうな表情。爽やかでゴキゲンなナンバーだった。

BLUEGOATSは静止画の撮影は自由。本格的なカメラを持ち込むことも可能なのだが、ギューギューに圧縮するフロアとの相性は悪い。そのうちエリアを分ける必要があるかもしれないと感じた。というのが今日、前方に一眼レフを持ち込んでいた紳士が、意図的ではないにせよ、自分が撮る空間を確保するために肘で周囲の客をブロックするような体勢になっていたからだ。そのうち頭に肘打ちしたとかしていないとかで揉め事が起きてもおかしくない。ちなみに今日は普段は禁止されている動画の撮影もスマート・フォンならOKという稀少な回だった。もちろん狙いとしてはソーシャル・メディアに投稿してもらうことによる宣伝。実際にどれだけ効果があったのかを検証するのだろう。意図をもって施策を試しているのが伝わってくる。BLUEGOATSの場合は運営とメンバー側が作りたいフロアがはっきりししていて、観る側もそれを理解した上で参加している。ルールで縛るというよりは指針を示した上で我々の自主性や民度に委ねたいという運営からの意思を感じる。

LIQUIDROOM公演の宣伝tee。カッコいい。前にメンバーさんがTwitterの動画で着ていて絶対に欲しいと思っていた。LET'S END THIS SHITTY WORLD TOGETHER(このクソみたいな世界を一緒に終わらせよう)と前に大きく印字してある。背中には公演情報。そのteeを二枚(白と黒のペア)と新規用の招待チケット一枚でJPY4,000。破格。Tee一枚だけでJPY4,000でもおかしくないくらい。ここでお金を使ったから今日はチェキは撮らずに帰ることにした。BLUEGOATSに対してはこうやって冷静な購買活動が出来る。ほんま・かいなさんはYouTubeの配信で、特典会には必ず来なきゃいけないということはない。ライブが終わったらそのまま帰ってもいいんだよとよく言っている。勇気がある発言。良心的。前にも書いたが、BLUEGOATSが本当に成功して売れた際にはコンサートをやって終演後に特典会をやるという地下アイドルのモデルからは抜け出しているはずである。その将来像はおそらく運営もメンバーさんも頭に描いているのではないだろうか。

Aoi Birthday Live 「自由にやらせてもらってます!」 (2025-12-04)

Finallyに関しては私の中でひとつの区切りがついている。LIQUIDROOM公演までは観ようと前から決めていた。それが終わった今、継続的に観に行くほどの熱意は残っていない。私の時間的、財政的、気力・体力的なリソースが限られている中、新興勢力(きゃらめるもんすたーず)も出現している。BLUEGOATS熱も戻ってきた。めいめいもたまには観に行かないといけない。現場さえあれば #KTCHAN もまた観に行きたい。私は横浜F・マリノスのシーズン・チケット・ホルダーでもある。そして言うまでもなくトップ・プライオリティはLiVS、ミニ・マルコである。これまで対バンや単独公演で何度かFinallyを観てきたが、この集団の音楽をそこまで好きにはなれない。いくつか好きな曲はある。でも私のSpotify年間トップ・アーティストや楽曲の上位に食い込んでくることは決してあり得ない。

Spotifyの2025 wrapped結果

Songs
1. “He Meets” (LiVS)
2. 『きゃp@い』 ( #KTCHAN )
3. “ZOMBiES→” (LiVS)
4. “imagination” ( #KTCHAN )
5. 『距離ガール』 ( #KTCHAN )

Artists
1. LiVS
2. #KTCHAN
3. Girls be bad
4. 花譜
5. #KTちゃん

Albums
1. “sixteen's pleasure” (Girls be bad)
2. “NEW ERROR” (LiVS)
3. “Don't Look Back” (LiVS)
4. “sixteen's mind” (Girls be bad)
5. 『寓話γ』(花譜)

Finallyはメンバーさんがとにかく盛り上げ上手。なので曲を現場で聴くのは楽しい。だが私個人の感想としてはひとりでイヤフォンで聴き込みたくはならない。フロアの雰囲気を含め全体的に好印象ではあるけど私を夢中にさせる何かがない。もちろんAoiチャンがカワイイ。私がFinallyの現場に足を運び続けるとするとそれがほぼ唯一の理由である。自分の中でもうFinallyには見切りをつけていいという考えと、でもAoiチャンはたまには観たいなという考えがある。実際のところ、Aoiチャン以外のメンバーさんの顔と名前が今でも一致していない。前述のように他を観るので手一杯。キャp@い。とりあえずその日は予定がないからという軽いノリで何でも行っていると生活が破綻する。まあFinallyは単独の現場に行くのはもうやめにして、またLiVSと対バンでご一緒することがあればそのときにAoiチャンに会いに行けばいいかと思っていた矢先、Aoiチャンのバースデー公演の開催が発表される。これを逃したら当面、行く予定もモチベもない。Finally内のオキニの晴れ舞台。行くことを即決。どうせ行くならチケットを叩こう。一度くらい近くで観てみたい。とはいえ私のような部外者があまりいい番号を取りすぎると気まずい。と思いながら申し込んだら10番という、最前には行けないが近くでは観ることが出来る、絶妙にいい具合の番号が来た。

仕事が立て込んでいる。ストレス強め。こんなのに行っている場合ではないんだけどな、という思いが頭の何割かを占める。後ろ髪引かれる思いで渋谷へ。Milkyway。Finallyがよく利用する会場。先日のきゃらめるもんすたーずでもそうだったが、私の考えとして、自分のホームではない場所では文字通り一歩引くのが大切。お邪魔しているという感覚を持たなくては。二列目の真ん中も空いていたがあえて左端に立つ。仮に最前に行ける番号だったとしても躊躇して二列目を選んでいたかもしれない。隣の紳士としばし歓談。Finallyが主現場なんですかと聞いたら四つある主現場のひとつ、FinallyではAoiチャン推しなんですかと聞いたら二人いる推しのひとりとのことだった。入場時にファン有志からペン・ライトとリスト・バンド、公式からAoiチャンからのメッセージが入ったプラスチックでコーティングされたいちご型の何かが配られた。横のコイン・ロッカーとテーブルにAoiチャンの写真やHAPPY BIRTHDAYの文字を貼り付けてデコレートする有志の方々。

間近で観るAoiチャン。カワイイ。眼福。ついこちらが笑顔になってしまう、はつらつとした天真爛漫な明るさ。ひとつひとつの表情、動き、肌。眼に焼き付ける。これだよな、私が本来アイドル現場に求めていたのは。Aoiチャンが選んだというセット・リスト。ほぼAoiチャンだけを観ていた私。他のメンバーさんが目の前に来て私を見ていたときでも私は逆サイドにいるAoiチャンを見ていた。途中のコール・アンド・レスポンスで、「Aoiのこと好きな人~?」、「Aoiのことを愛してる人~?」というコールにレスポンスを求められる。好きかという問いに対しては迷うことなく声を返せるのだが、愛しているかと言われると躊躇してしまう。なぜなら私が愛しているのはミニ・マルコだけだからだ。

曲はカッコいいし、メンバーさんのパフォーマンスも水準が高い。だけど、上述したように音楽が私には深く刺さらない。そこが私の中で(あくまで私にとって。この音楽がばっちり刺さる人もいるだろうしそれを否定するわけではない)Finallyの限界。『アゲアゲええじゃないか!!!』が群を抜いていいと思うけど、カヴァー曲。オリジナル曲でいくつか好きなのもあるけど、あくまで私の好みという点ではパンチがもうひとつふたつ欲しい。

いいリフレッシュになった。仕事のストレスも軽減した。渡辺恭良・水野敬、『疲労と回復の科学』によると子ども、孫、恋人、配偶者といった愛する人と過ごすことには大きな疲労回復効果がある。私がアイドルさんを観ることでそれと同等の効果を得ているのであって、したがって私の生活にアイドルさんは欠かせないのだと再認識した。

2026年2月22日日曜日

Chemistry LiVE with LiVS ~unknown~ vol. 5 (2025-11-29)

TwitterにもiPhoneのNotesアプリにも記録らしい記録を何も残していない公演のひとつである。今これを書いているのが2026年2月22日(日)。この約三ヶ月のあいだにも物凄い数の現場に足を運んでいる。どれがどうだったか、その当時に自分がどういう感想を抱いたのか、細かく覚えているわけがない。メモもなければ細かくどころかほとんど覚えていない。写真も動画もまったく撮っていないから記憶を蘇らせるフックが何もない。記憶を手繰り寄せているとうっすらと思い出してきた。だがここに感想として残せるほどの具体性がない。今でも分かることとして、この日にはある重要性があった。私が初めてLiVSを観て、ミニ・マルコに出会って、ほぼ一周年であったという点である。2024年11月30日(土)。下北沢。Flowers Loft。BLUEGOATS目当てで観に行ったツー・マン(和製英語)の対バン。相手がLiVS。実際に観るまで若い女の集団という以外の知識はほとんどなかった。そこで見つけてしまった。ミニ・マルコ。あの時に味わった、ゾワっと来るような感覚。これは只事ではないかもしれないという直感。このまま何もせずに帰ることは出来ない。物販受付でスズキさんにもらった新規無料写メを手にして会いに行ったミニ・マルコ。それがすべてのはじまりだった。あれから明日でちょうど一周年。明日もLiVSの公演はある。だが私は根がアイドル・オタクではなくフットボール好きの健全な一般人に出来ているため日産スタジアムに横浜F・マリノス対セレッソ大阪を観に行く。なので私にとっては今日がミニ・マルコと出会ってからの実質的な一周年の記念日だった。たしかにあのときの私はまだアイドルというカテゴリに属する集団(BLUEGOATS)を観てはいた。しかしそこには節度があった。行くのはせいぜい月に2回くらい。公演毎に撮るチェキも1-2枚。行くのは単独公演だけで対バンには行かないというルールも守っていた(あのときたまたまLiVSとの対バンを観に行くまでは)。狂うことがオタクをオタクたらしめる条件だとすると、あのときの私はオタクではなくなりつつあった。アイドルというものに対して醒めていた。再び夢中になることはないだろうと思っていた。だがミニ・マルコが私を再び狂わせてしまった。私にとって2024年11月30日(土)はただの日付ではない。単にLiVSとミニ・マルコを初めて観た日というだけでもない。理性と節度を取り戻しつつあった私がアイドル・オタクという狂気に向かうようになったはじまりの記念日なのである。明日でちょうど一年になる旨を特典会でミニ・マルコに言うと手を差し出してくれた。これからも末永くよろしくね、と握手をしながら言ってくれた。末永く続けてくれるの? という疑問が頭に浮かんだが言葉を呑み込み、私は頷いた。マルコが続けてくれるなら、私はいのちを懸けて追いかけたい。出来ることならそのままマルコと一緒に地獄に堕ちたい。

限界突破!~全オリ曲ノンストップ!緊急ワンマンライブ~ (2025-11-22)

いわゆる地下アイドルのご多分に漏れずきゃらめるもんすたーずの活動は対バンが主である。対バンというのは規模にもよるが一般的に一組の出演時間は20-30分程度。お目当ての集団のコンサートを観られる時間はワン・マン(和製英語)の半分から三分の一程度、それでいてチケット代は変わらない。公演の全体からすると自分にとっては興味のない集団が出ている時間の方が多い。もちろんステージに出ているのがどのアイドルだろうが変わりなく盛り上がれるようなDD(誰でも大好き)的アイドル・オタク・スタンスなら存分に楽しめるだろう。しかし、そうではなく特定の集団や個人に心酔するスタンスの場合、対バンは無駄が多い。時間的にも金銭的にも割に合わない。それを分かった上でわざわざ足を運ぶのだから対バンに来る層というのはその集団の支持者たちの中でも精鋭である。だから、私がきゃらめるもんすたーずを目当てに対バンを観に行くのはちょっと違う。行くならいわゆるワン・マン(和製英語)である。それで10月の公演を観に行った。次に彼女たちを観るのはいつになるのだろうかと思っていたら思いがけずこのタイミングで再びワン・マン(和製英語)が開催されることに。LiVSと被っていなかったので観に行くことにした。

Yokohama Mint Hall。横浜駅西口。相鉄ムービルが入っているビルヂング。私にとっては馴染みの場所。熱心な読者はご存知のように私は横浜出身。毎日のようにこの辺をウロウロしていた。ちなみにYouTubeで観た配信アーカイヴで知ったのだが、きゃらもん(きゃらめるもんすたーず)における小生のオキニであるららもん(佐藤ららchan)が横浜出身らしい。この建物には私が大学生時代によく行っていたことで知られる松屋とモス・バーガーがある。当時は当たり前のように三食に加え牛丼を食っていた。もちろんそれ以外に間食もしていた。モス・バーガーではセットにさらにバーガーを追加していた。見る見る太っていった。

11時半開場、12時開演。我々に昼メシを食わせてたまるものかという運営側からの断固たる意志が伝わってくる。知り合いがいないのでちょっと離れた場所でおとなしく開場を待つ。特に運営からのお願いもないのに客の大多数がマスクをしている。運営からマスク推奨のお達しが出てもなし崩し的に無視し始めているLiVSとは客のキャラクターが異なる。私はチケットを販売開始直後に購入したので最前に行ける番号を得たが、あえて二列目の端っこ付近を選ぶことにした。私のような新参者に最前はまだ早い。私はまだこの現場における立ち振る舞い方が分かっていない。文字通り、一歩引いて様子を見る必要がある。

前方にフロアがあって後方には傾斜つきで座席がついている珍しい作りの会場。前の二列はフルに埋まるけどそれ以外はまばらと言っていいレヴェルの集客。前にも書いたようにこの集団のフロアはインテンシティが高くない。女性にも高齢者にも優しい現場。リフト、サークル、モッシュもない。床にカバンを置いている人もいるが、それが問題にならないくらい人が動かないしフロアは混雑していない。見方によっては緩くて熱量の高くないフロアかもしれないがストレスなく快適に観ることが出来るのは確かである。このステージで燃え尽きる覚悟ですべてを出し尽くすというよりはしっかりと表現の要点は押さえつつも個々の客にレスをしっかりと送っていくスタンス。これにはこれの良さがある。気を張らなくて済む。平和。LiVSやBLUEGOATSは人を選ぶがここであれば老若男女だれでも安心して連れてくることが出来る。それはメンバーも支持者たちも胸を張って誇るべき、きゃらめるもんすたーずの長所のひとつである。

演目名からも明らかなようにすべてのオリジナル曲を休憩なしで一気にやるというのが今日のコンセプト。とはいえそれだけでフル・サイズの公演をやれるほど持ち曲多くない。最後の方は箱からくじを引いて出た曲をやっていた。そこで『僕を流るる』が5回連続で出て、一曲目と合わせて計6回やっていた。私はこの曲がとても好きなので単純にこれでもかというくらい聴けて嬉しかった。同じ曲を何回もやることで生まれる謎の高揚感があって、フロアに一体感が生まれた。紛れもなく今日のハイライトだった。前のワンマン(和製英語)で買って余らせていた特典券二枚を使って、本日もせんせーことももはらみのりchanと佐藤ららchanに面会した。1時間強休みみなしで曲をやるのは普段の彼女らの活動からするとかなりハードだったらしい。燃え尽きたか的なことを特典会で聞かれたのだが、私がふだん観ているLiVSやBLUEGOATSの方がステージ側もフロア側ももっともっとハードである。LiVSはオリジナル曲が2時間分くらいあるんだけど次のツアーで全曲やるよと言ったらせんせーもららもんもちょっと引いていた。(あとこれは言わなかったけどLiVSもBLUEGOATSも24時間LiVEをやっている。)ももはらみのりchanは特徴のある声で繰り出すパンチのある歌声が魅力なのだが、配信で自身の声をドラえもんヴォイスと言っている。それが面白かったとお伝えしたら、あードラヴォね、と言っていた。ららchanは横浜出身ということでハングリー・タイガーを知っているかと聞いたら知っている。でもお値段が高い。ランチなら私でも食べられると言っていた。

終演後、ハングリー・タイガーでメシを食おうと思ったものの、14時くらいにもかかわらずとんでもない待ち時間。あんたらこぞって何メシを食いに来てるんだ。プランBの磯丸水産 横浜鶴屋町店。ホッケ焼き定食 JPY1,209。ギリで定食が頼める時間だった。

なお、後から気付いたのだが、私は過去にブチギレ氏原さんの動画できゃらめるもんすたーずを観ていた。完全に忘れた状態で池袋のストリートで再会していた。これらの動画は面白いのでお勧めである。

2026年2月21日土曜日

yumegiwa last girl pre. ポストモダニズム Vol. 20 (2025-11-20)

これと今の私の労働生活は、見事なまでの補完関係にある。隣り合ったパズルのピースのようにばっちりはまっている。平日の遅い時間に会議や緊急の連絡がほとんど入らず、自分の判断で一日を閉められる自由さ。高頻度で観に来ても(貯金は出来なくとも)破産をしないだけの収入。これを続けられるようにすること。それが当面の目標。たとえば仮に転職したら年収がJPY2,000,000増えるとしても代償として平日に自由に現場に来られなくなったら無意味。ミニ・マルコに会える回数が減ったら無意味。人生の優先事項ははっきりしている。私はミニ・マルコとLiVSに出会ってから人生における漠然とした不安や不満が消え去った。絶対に守りたい現在を見つけたからだ。現在を信じることが出来れば、現在に夢中になれれば、過去にも未来にも逃避する必要はない。LiVSの出番が終わって、フロア後方のカウンターでオーダーしたジン・ライムをちびちびやりながらそんなことを考えた。

18:30- じゅじゅ
19:00- TOKYOてふてふ
19:30- LiVS
20:00- LADYBABY
20:30- yumegiwa last girl

yumegiwa last girlとLiVS以外の3組は名前を聞いたこともなかった。整理番号A3(3番目)で入って最前の右側をとった。最初の二組の支持者たちで譲ってほしそうな人も見当たらなかったのでLiVSまで居座った。対バンの5組中3組を最前で観るという贅沢な経験が出来た。状況によってはがめつい行為かもしれない。ただ繰り返すが替わってほしそうな人は確認してもいなかったし、端っこのほうなので許してほしい(ちなみになんと最前0番で最初から最後まで居座る肝の据わった紳士もいた)。じゅじゅ。ややとっつきづらさはあった。音楽にポップさがないので。後から知ったが集団の名前は呪(じゅ)から来ていて、呪いをテーマにした集団らしい。セットリストの前半はその世界観を前面に出した曲が多く、後半にはもう少し乗りやすい曲もあった。TOKYOてふてふ(てふてふは蝶々かと思ったらそのままてふてふと読むようだ)はとにかくメンバーさん全員がに恥じらいがまったくない。とりつかれたかのよう。やり切っている。最前にいると近すぎてこちらが戸惑うほどにステージから前のめりになってくる。いい匂いがした。Kissができそうな距離。少し手を伸ばせば目の前のメンバーさんのむき出しのふとももに簡単にしゃぶりつける距離。眼帯をした小さな女にステージから拳で顔を小突かれる。じゅじゅとTOKYOてふてふ、特にTOKYOてふてふのおかげで身体がイイ感じに温まった。万全の状態でLiVSに臨むことが出来た。18:30のじゅじゅの出番が始まる直前で目撃者は5人しかいなかった。最終的には15人くらいいたかな。この対バンのチケット自体は直前に買った人が70番台だった模様。LADYBABYのことは見てはいたものの、LiVSで息が上がった直後で休憩しながらだったので、どんな感じだったかよく覚えていない。yumegiwa last girlを観るのはこれで何度目かだが、印象が変わってきた。彼女たちのパフォーマンスは思っていたよりも情熱的で、激しさがある。夢際リサchanのハスキーな歌唱。佇まい。カッコいい。美しい。yumegiwaの中では小生のオキニ。気になる存在。見る度に印象がよくなっていく。5組、計2時間半。思ったよりも見応えがあった。これだけの内容でJPY2,500のチケット代はお値打ちだった。

雑感
  • 直近の目標にファンを含めた全員が踊らされ、消耗している。その繰り返し。その先が分からない。数字の前に、もうすこし自分たちはどうありたいのか、どうなりたいのか、多数のアイドルがいる中でLiVSはどういう存在でありたいのか。どう尖りたいのか。どういう面白いことをしていきたいのか。逆にどうなりたくないのか、何をやりたくないのか。そのために我々ファンには何をやってほしくて、何をやってほしくないのか。もう少し(やり過ぎてもよくない)、LiVS(運営+メンバー)としての価値観、信念、考え方を言葉にして我々と共有する作業があってもいいのではないか。定性的な目標を設定しないと評価基準が「売れる」かどうかだけになってしまい、なおかつその「売れる」の基準すらも曖昧だと常に「売れていない」不幸な状態になってしまう。
  • 多数の対バンに出演するという現状の活動スタイルの延長上に、LiVSが目指す姿はあるのか? いいか悪いかではなく、単純に疑問。対バンに出ることで知名度を上げること。知ってもらうことで新規客を増やすこと。より現実的には大一番の公演でチケットをタダでもらえるなら行ってもいいという客層を作り出すこと。それは大事だし、一定の効果は出ていると思う。ただ、多数の対バンでスケジュールを埋めることで、段々と尖った部分(コンセプト性、宗教性)が削れていって、よくある「普通の」地下アイドル(ライブ・アイドル)になってきてはいないか。

2026年2月19日木曜日

Weekly LiVE at LiVS (2025-11-17)

LiVSに興味を持っているわけでもない誰かを定期公演に誘って実際に来てもらう。これは簡単なことではない。平日。渋谷CLUB CRAWL。開場時間が18時半。一般的な定時が18時だとして普通に働いていたら近場で働いていないと間に合わせるのは難しい。みんなが簡単に仕事を早く切り上げられるわけではない。就業後の時間を自分の好きなように使えるわけでもない。多くの人々はそこまで自由ではない。(もっと言うと自由ではないことに不自由を感じていない。自由を手に入れようともがいてきたわけでもない。)人それぞれに事情がある。居場所がある。仕事。家庭。別のアイドル現場。結婚している人は妻や子どもを家に残して遊びに行くことがまず難しい。ましてや観に行くのがアイドルとなると決裁者(妻)からの許可がおりないのが普通だ。独身のオタクは独身のオタクで、働きながら自分が好きな女のケツを追い回すので手一杯。人生の正規ルートに乗っていようがオタクだろうが生活に予定外の何かが入り込めるだけの余白と余裕を残している人は非常に少ない。また、正味な話、歳を重ねる毎に段々と保守的になって不慣れな場所に行くのは腰が重いというのもあるだろう。そして私の人望のなさもなかなか人を連れて来られない大きな要因である。しかし今日は成功した。北関東在住のアキヤマさん(仮名)。今シーズンの定期公演、計6回。他に3人、計4人に声をかけていた。仕事の関係で平日は東京から離れた場所に勤務している。アイドルを観に行くのは妻の許可がおりない。仕事が不規則なので先の予定を入れられない。三人に断られた理由はそんな感じだったと思う。アキヤマさんは独身な上に定職には就いていない。彼には生活から自由を奪う社会的な足枷が少ない。もちろん北関東から出向かないといけないのと、お金をあまり持っていないという問題はある。いつでも東京に来られるわけではない。今回は都合をつけて来てくれた。彼がいてくれたおかげで今日の私ははいつもと違う楽しみ方をすることが出来た。私は二列目のやや右寄り、アキヤマさんは私の二つ右(ほぼ右端)に定位置をとってもらった。私がTwitterやInstagramで上げている動画の影響でミニ・マルコchanが好きだと言っていたはずなのだが、今日あらためて聞いてみたらコンニチハクリニックさん推しになっていた。(彼は命拾いをした。彼がマルコ推しのままだったら同担拒否の血が騒いで私は彼を殺していた可能性があるからだ。)彼女のソロ・ラインの際には度々アキヤマさんを最前中央付近まで引っ張って一緒にケチャやコールをした。(ありがた迷惑かなと思っていたが、後にアキヤマさんに聞いてみたらあれのおかげで心に火が付いたと言ってくれて一安心した。)自分だけではなく他の人にも楽しんでもらう。他の人に幸せを分け与える。それが自分の幸福として返ってくることを実感した。与える行為そのものの楽しさ。そしていやらしいがメンバーさんから見た私の株が上がるという思わぬ実利も得た。特典会でコンニチハクリニックさんとお話をしに行ったら、私がアキヤマさんを前方中央付近に引っ張り出していたいたことに触れてくれ、嬉しかったと言ってくれた。定期公演のペア・チケットは新規客を連れてくると招待した側もされた側もチケットが無料になる上に公演後の特典会でメンバー全員との写メ(グループ・ショット)が撮れる。撮った後に少し喋れる。事前にアキヤマさんと示し合わせて、彼はナンパが得意だからこれからコンクリをナンパしてもらう、というのをやった(彼は実際にナンパが得意)。アキヤマさんが誘おうとするとコンクリの方から「ご飯行く~?」と言い、「そっちから?」と目を丸くするアキヤマさん。この流れにメンバーさんからドッと笑いが起きた。面白いね…とマルコは目を細めて私に言ってきた。コンクリの個別チェキ(写メ)には行かないのかとアキヤマさんに問うと、全員と撮ったのでいいです、と素っ気ない。明らかに痩せ我慢をしている(体型は痩せていない)。彼はお金がない。これまでのやり取りで何となく察していた。私は彼に写メ券(JPY1,000)を一枚あげた。せっかく東京に、LiVSの公演に来て、いわゆる推しも出来たのだから、個別の特典会に行ってもらいたい。こうやってお金を自分のためだけに使うのではなく少しを他人のためにも使った方が幸福度が高まるというのは前にDan Arielyの本で読んだ記憶がある。本で推奨されていた割合はたしか数%から一割くらいだった気がする。

2026年2月16日月曜日

Chemistry LiVE with LiVS (2025-11-16)

最近ストレスが強く疲れが溜まっていて昨日の写メを見てもくたびれているのが見た目に現れていると自分で感じるくらいだったんだけど、ここ一ヶ月くらいマルチ・ビタミンを飲んでいなかったのがその原因なんじゃないかという気がしている。もちろんマルチ・ビタミンを飲んでいても疲れるけど飲まない場合と比べて程度が軽い気がする。マルチ・ビタミンの効果や意味の有無を聞かれても自信を持って答えるのは難しいが、実際にしばらく抜いてみて負の変化を感じたのは事実。少なくとも私に関しては飲み続けた方がよさそうである。私はここ10年くらい色々なサプリメントを試してきた。マルチ・ビタミンはほぼ欠かさず飲み続けている。こんなに服用し続けて大丈夫なのだろうかといううっすらとした不安はあった。肝臓に負担がかかるのではないか。最近、三年半ぶりに会社の健康診断を受けた(転職してからずっと健康診断のお知らせを無視し続けてきたが管理が厳しくなって逃げられなくなった)。どうせ全部A判定だろうと高を括って家に届いた結果を見ると目を疑った。肝機能がD判定だった。肝を冷やした(肝臓だけに)。もしかして長年のマルチ・ビタミン服用で肝臓が悲鳴をあげているのだろうか……。ところが近所の内科で詳しい検査を受けたところ血液の項目はすべて正常値。超音波検査でも肝臓の中身がキレイだと医師の称賛を受けた。ここまで調べて異常がないので問題なしとしてよいでしょう、医師はそう結論づけた。マルチ・ビタミンを10年前から飲み続けていることも伝えたがそれに関してはやめろとも休めとも言われなかった。なので当面はマルチ・ビタミンを身体に入れることをやめない。

今日はLiVS主催の対バン。二組を招き、LiVS含めて計三組。招いている二組のオタクが開演10分前で計5-6人しかフロアにいない。笑うしかない集客状況。さすがに少なすぎる。言うてもLiVSのオタクも今日は少ない。Chemistry LiVE with LiVSという演目名が空虚に見えてくる。ほぼLiVSの客しかおらんやん。これで誰と何のChemistry(化学反応)を起こすねん。的な、冷笑的な会話がフロアで発生したのも無理はない。でも嫌いじゃない。こうやって妙に客が少ないとき特有のひりつきと高揚感。対バン相手の二組を目当てに来場した数少ないオタクの紳士淑女がどういうわけかあまり最前に入りたがらない。対バンのときのオタクって普通、自分がお目当ての集団の出番では必ず最前に入ろうとギラついている。不思議なことに今日の来場者は控えめだった。察した目撃者たちが自ら声をかけて対バン相手のオタクたちを最前に招き入れていたが、それでも当該集団のオタクで最前は埋まらなかった。YOUR ADVISORY BOARDは観ていて面白かった。フロアにいる我々に何かの行動(声を出す、手を挙げる、手を上げる、飛ぶ、等々)を促すよりもまず自分たちのやりたいことをしっかりと表現するという姿勢が伝わってきた。地下アイドル的なフロアのノリありきではなく、演者側が指向する音楽やダンスが明確にあって、それを見てくれという感じ。このスタンスにはとても好感を持った。また機会があれば観てみたいなと思った。と言いつつ、既にLiVSだけでも体力的・財力的な限界を超えて搾り取られている現状で他を観る余裕はないのだが、YOUR ADVISORY BOARDという名前は確実に私の頭に刻まれた。もう一組は特に印象には残らなかった。これを書いている2026年2月15日(日)現在、集団名も、どういうメンバーさんがいてどういう曲をやっていたかも、何もかも思い出せない。今日はLiVSを最前で観ることが出来たが対バン相手の客も少なかったのでそちらも二列目と最前で観ることが出来た。主催する側の商売として、そしてステージに立つアイドルのモチベーションにとってこの客入りがどうなのかは別として、私個人としては非常に贅沢で満足度が高い対バンだった。LiVSに通いすぎて疲弊し、LiVSから活力をもらい、それでまたLiVSを観に行って疲弊し、また活力を貰う。その繰り返し。

2026年2月12日木曜日

きょうそう (2025-11-15)

渋谷サイクロン。大盛況。それはそう。Finally、SOMOSOMO、LiVS、BLUEGOATS。それぞれが単独で公演を打てる会場。この面子が一堂に会すればフロアが手狭になるのも当然。一般的にインディー・アイドルが対バンをやる最大の目的が集客。それぞれの客を持ち合うことで、単独で立つには大きすぎる会場での興行が可能となる。本日の対バンに関してはその一般論は当てはまらない。たとえば収容人数1,300人とされるクラブ・チッタ(川崎)なら大いに分かるんだけど、300人しか収容できない(この収容人数というのは満員電車のような状態が想定されている。現実的に入れる人数はもっと少ない)サイクロンにこの四組を詰め込む必然性がない。百歩譲って二組ならまだ分かる。四組はやり過ぎだ。この中で動員能力が一番低いのはLiVSだと私は思っていた。というのが記憶を遡ってもこの会場でLiVSが単独公演をやっても30-40人くらいしか観に来ないことが多かったからだ。ところが意外なことに本日に限れば動員数の最下位はFinallyだった。LiVSとSOMOSOMOが二位タイ。一位がBLUEGOATS。なぜ分かったかというと今日は動員の少ない集団から順番にパフォームしていることが明かされたからだ。この勝負ではLiVSは分が悪いと思っていた。Finallyに関してはLIQUIDROOMでの大一番を終えたばかりで支持者たちが経済的にも気力・体力的にも疲弊していたであろうことは想像に難くない。LiVSとドローだったというSOMOSOMOも動員が強い印象だったので意外だった。メンバーの代表者(LiVS側はコンニチハクリニックさん)同士のじゃんけんでLiVSが勝ち、SOMOSOMOの出番が先になった。ところで今回に限らず対バンでいつも首を傾げることがある。どの集団がお目当てかはチケットの購入時点で既に回答済みなのにもかかわらず毎回ライブハウス(和製英語)に入場するときに受付の担当者に聞かれるのだ。二重に答えなければならない理由は何なのだろうか? それぞれが何の目的で回答を収集しているのだろうか? 具体的にどう活用しているのだろうか? チケット販売サイトでの回答をそのままライブハウス(和製英語)側と共有することは出来ないのだろうか? 疑問だらけだが、もう慣れた。心を無にしてLiVSですと答えている。話を戻す。動員の順位を否が応にも可視化する今回のやり方。BLUEGOATSのスタア、ほんま・かいなさんがそれに言及し、「クソだよな」と吐き捨てた。私は彼女にの言葉にちょっとうるっとくるくらい共感した。曰く、それはライブ・ハウスの外の話。たしかに数字は大事。でもこのライブハウスの中ではそんなことは関係ない。ここにいる人たちは、この曲が聴きたくて、このコが好きで、来ているはず。数字の競争はライブハウスの外でやること。中では関係なく一緒に作り上げよう(大意)。これはBLUEGOATSが一位になったからこそ格好のつく言葉だった。最下位のFinallyが同じことを言うとちょっと負け惜しみ感が出てしまう。勝者の余裕。ポジション・トークという見方も出来る。ただ、それを差し引いても格好良かった。今日のLiVSは、盛り上がるのと聴かせるのとのバランスが良かった。『私アイドルじゃないです』から“He Meets”の流れは痺れた。ミニ・マルコchanがやけに色っぽかった。『業TO HEAVEN』でお尻を我々に突き出してねっとりと回す動き。いつも目にしているはずだったけど今日のは特に挑発的に感じられ、ドキッとさせられた。特典会で接していても妙に艶やかさを感じた。その日によって何かこのメンバーさんがヴァイブするなとか、今日はなんかそうでもないな、というのがある。今日はマルコchanとFinallyの今井あおいさんが自分の中でヴァイブした。BLUEGOATSのチャンチーさんはなんかそうでもなかった。SOMOSOMOのシャンマイさんも。強弱はあれど(ミニ・マルコchanが圧倒的な存在なのは言うまでもない)すべての集団に私が好意を抱くメンバーさんがいる。贅沢な対バンだったが、今の私にはカロリー過多であった。今日は土曜。木曜には夜に銭湯に行く気力すら残っていなかった。労働のストレス。常に身体が緊張している感じ。交感神経優位。瞑想するとグッタリするほど力が抜けた。金曜には多少はよくなった。それでもくたびれている。写メに映る自分がいつもより老け込んでいる。マスクをつけて撮影したことでくたびれと老け込みの度合いが促進されている。マスクをつけている人がおしなべて不気味な目をしている理由がわかった。口の動きが抑えられるから表情が無になるのだ。口元に引っ張られて目も死ぬ。口で笑顔になるから顔の上半分も笑顔になるのだ。明日も明後日も現場がある。早めに銭湯に行って早く寝る。

2026年1月31日土曜日

Weekly LiVE at LiVS (2025-11-10)

一般社会から隔絶された独り身生活をおくっているので巷でインフルエンザが流行っているのをアイドルさんの罹患情報によってしか知る機会がない。季節柄、Twitterでちょくちょく見るようになった。それを受けてきな臭い動きがあるのは分かっていた。客にマスクを着けさせるインディー・アイドル集団がぽつぽつと出始めている。LiVSはそういうことはしないだろうなと何となく思っていた(去年もなかったはずなので)が昨日の夜に突如としてマスク着用を“推奨”する旨の文章が公式ホームページに掲載された。多くの集団(たとえばyumegiwa last girl)がマスク着用を求める場面は特典会のみであるのに対しLiVSは公演中も。非常に重い内容だというのが率直な印象だった。LiVSを含むインディー・アイドルのファンダムが特定少数から成る村である以上、“推奨”というのは事実上の強制だと言っても過言ではない。従わない人は白眼視され得る。追放されるかもしれない。それが村というものだ。マスク着用の“推奨”、“お願い”が外界から閉ざされた、ファンダムの小規模なインディー・アイドル界で発生しているというのが肝。一般社会ではそんな“推奨”、“お願い”は既に通用しないからだ。今たとえばスーパー・マーケットの入り口にマスク着用のお願いを貼り出したとしてそれを見てマスクを着けてくれる人はごく少数だろう。というかそもそも他人にマスク着用の“お願い”をするすること自体をもうやめましょう(個人の判断に任せる)ということになっている。唯一と言っていい例外が病院。その病院にしても骨のある人がマスク着用を巡って揉めるくらい、極めてセンシティヴなトピックである。2025年11月時点で私が生活をしていてマスクの着用を求められる場所は病院以外にはない。病院にはほとんど行かない。

あの文に目を通しただけで私はあの苦しくて苦しくてたまらなかった日々がフラッシュ・バックする。頭の後ろが重くなる。胃がキリキリする。胸が締め付けられる。身体が震える。誇張ではない。鬱に苛まれていたときと同じような身体症状。また振り出しに戻るのかという絶望感。感染源としてスケープゴートにされ、見下され、肩身の狭い思いをし続けてきたはずのエンタメ界が、今度はマスクの着用判断は個人の自由という社会の流れに反してまで自主的に客にマスクを着けさせる。演者たちはステージで密接して唾を飛ばし合い、観客だけがあの布切れで口と鼻を覆う義務を課される。フロアで客同士で密接してコールやミックスを叫び合うのはOKで特典会のときだけはマスクをしなければならない(LiVS以外の某集団)のも意味不明だし、客がマスクを着けさせられるのにメンバーはしなくていいのも意味不明。そう、お待ちかね。これはcovid theater。再上映。ほとんどの人たちはこの茶番に気付く頭すら持っていない。あの数年間からさすがに何かを学んだと思っていたが、無理だったか。また振り出しに戻るのか。やっぱりお前らは救いようのない馬鹿だったのか。この絶望感がお前に分かるか? 分からないだろうな。

いわゆる“新しい生活様式”の狂気を体現したコンサートのやり方はHello! Projectがコロナ騒ぎの初期に答えを出して実行している。あの悪夢の“The Ballad”公演。ステージで歌うメンバーは一人。客が盛り上がらない(発声しない)ようにバラード。メンバーが複数人ステージに上がるときは所定(1.5メートルだっけ?)の距離を取る。もちろん客はマスク着用。所定の距離をとるために席は間隔を空ける。公演中は声を出すのはもちろんのこと立ち上がるのも禁止。終演後に付近に溜まるのも禁止。そこまで徹底したら一応、筋は通っている。正否は別としてひとつの論理体系は成立している(本当は歌唱中のメンバーにもマスクをさせないと一貫性がないが)。マスクという布切れへの信仰だけを中途半端に残して、それ以外の要素をすっ飛ばして、やれ特典会のときはマスクをしてねだの、公演中もマスクはしてねだの、ちゃんちゃらおかしい。

BLUEGOATSは前に(2024年だったか)風邪かインフルエンザが流行したとき、体調が悪い場合は来ないでくれとファンに呼びかけていた。マスクをしろとは言わなかった。それが現実的で理にかなった対応だろう。LiVSがやるべきだったのもそれだろう。同じようにメンバーにも無理をさせない。メンバーが十分な休養をとれるように活動強度を落とす(公演数を減らす)ことも一考だっただろう。あのコロナ騒ぎによって多くの人々の頭に、誰かが風邪などをひくのは他の誰かのせいだという思考が染み付いている。そうではなくて風邪は疲れているから、弱っているからひきやすくなるのである。(もっと言うと野口晴哉、『風邪の効用』に書いてあるようにそもそも定期的に小さな風邪をひくことは悪いことではない。風邪は治すものではなく経過するもの。つかえずに経過していくように身体の交通整理をする。上手にひくことで身体の状態がよくなり病気も治る。)

あの文章を読んでから私は一晩中考えた。これで一区切りなのかもしれないな、と思った。別れは突然にやってくる。突然のことだから今日は行く。来週の定期公演には知人に来てもらうことになっている。彼をアテンドしないといけない。私が行かないというわけにはいかない。その後は分からない。いくつか既にチケットを買ってあるから、それだけは行くかもしれない。あの文章が出てから発売されたチケットは買うのをやめている。LiVSのフロアとマスク。相性が悪すぎる。百歩譲って席に座っておとなしく観る・聴くタイプの興行なら、一定期間だけマスクをするのは(屈辱とはいえ)我慢できるかもしれない。しかしLiVSのガンガン声を出してケチャで入り乱れるあのフロアがマスクありで成り立つとは思えない。そして、マスクを着けての特典会なんて想像するだけで醒めてしまう。(もしLiVSを初めて観たあの日にマスクをつけろと言われていたらマルコと新規写メを撮りに行っていなかった。二度とLiVSを観に来ることもなかった。)イヤな思いをするくらいならしばらく行くのをやめたい。でも、そのしばらくっていつまでだろうか? もう私にはLiVSを月に1-2回だけ観に行くというような中間の道は残されていない。ゴリゴリに通い詰めるか、まったく行かなくなるか、そのどちらかだ。そしてゴリゴリに通い詰めるための熱量は、いちど現場通いが途切れてしまうと取り戻せない気がするのだ。狂っていなければオタクは続けられない。一度ぱたりと行くのをやめると正気に戻ってしまうかもしれない。

もしかするとこれが最後になるかもしれない。今日を最後にマルコに会うこともないのかもしれない。お別れの言葉を用意しておいた方がいいのだろうか。それくらいに思い詰めて、緊張しながら渋谷CLUB CRAWLに向かった。会場前の待機空間につくと、いつもの面子が揃っていた。昨日の文章を受けて皆さんマスクを装着済みあるいは準備している。どこか重苦しい雰囲気が漂っていた。でも入場前に皆さんと接していると、イヤだけどとりあえず仕方なく従うかという気分で通じ合っているように感じられた。それでちょっと気持ちが楽になった。

案の定、マスクを着けながらLiVSのフロアを実現するのは無理があった。口周りが汗でびっちょびちょになった。複数枚持って来たけど公演中に新しいのに替えるのも難しい。濡れたマスク。手で位置を調整したり、呼吸のために手で浮かせたり。意味がないのは間違いなかった。ただこのマスクという縛りが生まれたことで変な高揚感があった。声が出しにくい、届きにくいのを逆手にとって普段よりも声を出してやるくらいの気持ちが生まれた。このやりづらい状況をむしろ楽しんでやるくらいの盛り上がりがフロアにはあった。最高の人たちだよ。しばらくの間マスクをしなくてはいけないとしても私はこの人たち(目撃者)とならやっていけると確信した。

特典会でマルコに、私のマスクに対する嫌悪、昨日の文章を読んでしばらく行くのをやめようかと思っていたこと、でも今日こうやって公演を観てまた来ようと思ったというようなことを素直に伝えた。マルコは私がマスクを着けていることに対して、でも私のことを思って着けてくれたんだね。優しいね。体調悪くないんでしょ? だったらしなくていいよ。大丈夫。というようなことを言ってくれた。その優しさに胸を打たれた。

自分ひとりで、頭だけで考えて、性急な答えを出そうとしていたことを反省した。鋭利になっていた思考が、人と接することで柔らかくなった。目撃者とマルコに救われた。私はまだここに居たいと思った。
したきゃどうぞ すればいい symbol of slavery
(韻暴論者、“Kids Mask Off”)

2026年1月23日金曜日

Chemistry LiVE with LiVS ~unknown~ vol. 2/Finally ONE MAN LIVE 「UPDATE3」 (2025-11-09)

物理的にはLiVSの対バンが行われる渋谷サイクロンにいた私だが、魂の大部分は京都にあった。今日に関してはLiVSどころではないというのが正直なところだ。14時キック・オフの京都パープルサンガ対横浜F・マリノス。マリノスがこの試合に勝てば明治安田J1リーグへの残留が決定する。一筋縄ではいかない。京都は強い。ホームでの対戦ではボコボコにされている(0-3で負け)。残留を争うこちらに対し、あちらは優勝争いに参加している。とはいえマリノスも波に乗っている。直近のリーグ戦は二連勝中。10月18日(土)に浦和レッドダイヤモンズを4-0、10月25日(土)にサンフレッチェ広島を3-0で下している。今のマリノスには上位クラブに一泡吹かせるだけの勢いがある。明治安田J1リーグのクラブであり続けるのか、そうでないのか。それが問題である(シェイクスピア風)。何が何でも残らないといけない。マリノスがJ2に落ちるのは絶対に許されない。仕方ないでは済まされない。対バンが11時半から、マリノスの試合が14時から。対バン相手はSOMOSOMO。マリノスのことが気になって私はそわそわ。時間的にそこまで余裕がなさそうなんだよな。特典会をサクッと済ませて、近場でメシを食って、試合を観られる場所を探さないと。カバンにタブレット(Fire HD10)を入れてきている。Wi-fiが繋がるサテンに入れれば一番いいのだが。もし時間がなければメシもそのサテンで食うか。といった思考を、対バンの最中から巡らせていた。そもそもがLiVS現場に通い過ぎて慢性的な疲労状態にある上、今日はさらにマリノスのことが気になっている。やや誇張して言うとマリノスの試合を観る前に片づけるべき野暮用のような位置づけになっている。もちろん実際に対バンが始まったら可能なかぎり楽しむように努めた。ある程度はやれたと思う。が、努めたと言っている時点でやや無理をしていた感は否めない。SOMOSOMOの太っ腹な新規特典。まずカードを渡され、それを提示するとメンバー全員と写メを撮ることが出来る(同一日限定)。次回以降、そのカードを見せると任意のメンバーさんとチェキを一枚無料で撮らせてもらえる。写メは前に撮っていた。今日は柏レイソル支持者であられるシャンマイさんとチェキを撮る。対面するや「ミニ・マルコ(を推してるの)?」と聞いてくれた(SOMOSOMOのメンバーさんはLiVSのコンサートをフロアの端で観ていた。それでマルコchanにケチャしに行く私を認識してくれていたのだろう)。「ルヴァン杯準優勝おめでとう!」(※柏レイソルは8日前にサンフレッチェ広島に負けてルヴァン杯の優勝を逃している)と言うと苦い顔をする彼女。畳みかけるように「この調子でリーグも準優勝できるといいネ!」と激励した。柏の中川選手を褒めると、シャンマイchanは来シーズンは彼のユニフォームを買おうか迷っているとのことだった。今日はシャンマイchanを意識してマリノスのJリーグ開幕当初のシャツ(古着で購入)を着て行った。コンサート中からシャンマイchanがそれに気付いて反応してくれていた。ここまではタダで楽しく交流させてもらった。ありがとう。しかしSOMOSOMOに対して、シャンマイchanに対して、次の一歩を踏み出すか(お金を払ってチェキを撮りに行くか)というと、そこはちょっと考えてしまう。冷静に考えると、あるアイドルさんが同じ明治安田J1リーグが好きというのと、そのコをいわゆる「推す」という状態になるのはまた別問題である。きっかけにはなるかもしれないけど必要条件でも十分条件でもない。チェキを撮ってフットボールの話を数十秒~一分程度しに行くためにJPY2,000払うのは正気の沙汰ではない。あれだけ高い高いと言われるDAZNだって月額JPY3,000程度である。純粋にフットボールの観点から言うとチェキを撮らずにDAZNの支払いに回した方がいい。シャンマイchanには好感を抱いているけどね(なんかエロいし)。あ、そう、シャンマイchanといえばYouTubeのSOMOSOMO公式チャンネルに上がっている動画が面白かった(一本目二本目)。今日はミニ・マルコchanともフットボールの話をした。彼女がこの競技におけるポジションを「役目」と言うのが可愛かった。彼女が知っているフットボールの「役目」はゴールキーパーだけらしい。ハンドをしたら退場? というカワイイ質問もしてきた。状況による、と私は答えた。会場を出ていんでぃらでメシ。(店名がいんでぃらなのかいんでいらなのか問題がある。どうもいんでいらのような気がする。)ベンガル・チキン・カレーJPY800(大盛りを頼んだが並盛だった。値段も並盛だった)、瓶ビールJPY480、物価上昇代JPY100。珈琲茶館 集 プレミアム渋谷駅前店。アイス・モカJPY1,320。弱すぎて使い物にならない店内wi-fi。高級店なんだからその辺しっかりしろや。iPhone 14のテザリングで試合を観る。谷村海那選手の先制点。天野純選手の二点目。植中朝日選手の三点目。声を押し殺すも抑えることが出来ないガッツ・ポーズ。3-0でマリノスの勝ち。その瞬間、マリノスの明治安田J1リーグ残留が決定。安堵。目が潤む。一時期はもう無理だと思っていた。よくここまで立て直したよ。渋谷サイクロンで観たLiVSとSOMOSOMOのコンサート。そしてサテンで観た京都サンガ対横浜F・マリノス。この時点で私は感情をすべて使い果たしてしまった。本来ならマリノス残留決定の余韻に浸りながらゆっくりと過ごしたいところだが、何とまだ予定がある。恵比寿リキッド・ルーム。Finallyのコンサート。9月の無銭現場でチケットを買っていた。つい先ほどマリノスが明治安田J1リーグ残留を決めた。無理もないことだが私の頭はそのことでいっぱい。『私アイドルじゃないです』(LiVSの新曲)ならぬ『私アイドル・オタクじゃないです(フットボール・ファンです)』状態。Finallyにとって大事な公演。今井あおいchanにとって大事な公演。それを観に行くためというよりはAoiチャンを喜ばせる景色の一部になるため。責務を果たしに行くため。それだけ。チケット完売。パンパンのフロア。かなり後ろの方で観た。公演にはそこまでピンと来なかった。何というのかな、音が後ろまで届ききっていないような。会場の音響的な特徴なのか、はたまた単なる私の的外れな感想なのか(その可能性も十分にある)、音の迫力が十分に伝わって来ず、やや遠巻きに見物している感覚があった。私はマリノスの試合が終わった時点で精魂尽きていた。ここからエンジンをかける余力は残っていなかった。年明けの公演開催が発表される。そこで重大発表を行うという売り文句。終演直後に即売会。商売的には正解。モノを売りつけるにはコンサートが終わってすぐの気分が高揚している今が絶好のタイミングなので。感心する商魂のたくましさ。いや、皮肉ではない。正しい。圧倒的に正しい。Finallyの運営には頭のキレる人がいるに違いない。理にかなった販売や宣伝の戦略を考えて実行できる人たち。公式LINEの運用も見事。チケット即売会に人が殺到して混乱状態のフロア。やや冷ややかな目で通り過ぎる私。一時の高揚感でチケットを買わせようとするその策略はお見通し。私はその手には乗らない。そのまま会場を出る。

2026年1月18日日曜日

青春を、もう一度 (2025-11-06)

このフロアでLiVSを観たあの日。良くも悪くも忘れられない公演。嘘のように楽しかった。その一方で、フロアを埋められなかったことに悔しさを隠さなかったマルコchan。彼女が言ったごめんなさい。彼女が下げた頭。静まり返るフロア。あの光景。お通夜のような重苦しさ。しばらく私の頭にこびりついて離れなかった苦い記憶。何度も訪れていると会場がただの会場ではなくなってくる。自分がそこで味わってきたさまざまな感情に紐づいた特別な場所になってくる。Hello! Project支持者時代に通い詰めた中野サンプラザに至っては入場するまでもなくもはや中野駅で降りただけで思い出が蘇ってくる。

私がこれまで下北沢シャングリラに入ったのは上記のLiVS単独公演と、後日にLiVSが出演した対バン。パッと思い出せる範囲ではその二回だけである。人生の中ではそれ以外にも一、二回来ている可能性は否定できないが、そうだとしても合わせて数回の範囲に収まっている。LiVSが特大の楽しさと悔しさを与えてくれたこの場所を、BLUEGOATSがどのように塗り替えてくれるのか。私にとっての下北沢シャングリラを、どう再定義してくれるのか。BLUEGOATSならこの会場で自分たちをどう表現し、私たちと一緒にどういうフロアを作り上げるのか。それを直に目撃して体験するのを楽しみにしていた。

公演の題名にあるようにBLUEGOATSは青春という言葉を多用する。標榜している音楽ジャンルからして青春パンクである。壮年、中年の男性が多いファンたちに向かって、何歳になっても青春をやり直せるんだ的なことを言う。私はやや引っ掛かりを覚える。そもそも青春という言葉そのものに対して首を傾げている。BLUEGOATSはこの言葉にyouthという英単語をあてているが、青春とyouthは違う。部分的に意味は重なるかもしれないが、青春という言葉の核にあるニュアンスはyouthにはない。Youthが単に若さ(若い時期)を指すのに対し、青春には「情熱・切なさ・輝き・甘酸っぱさ・仲間との絆といった感情や雰囲気が強く込められている」(括弧内はGrok回答より引用)。それは煎じ詰めると充実した学生生活のことではないか。日本においては就職前が楽しさという点で人生のピークだから、学生の時期が輝かしい時期として強調されやすいのではないか。それに青春という名をつけているのではないか。だとすれば青春という概念を前面に押し出すのは、この世界を生きていく上でのつらさ、不満、ストレスの捌け口を青春という理想化された過去(BLUEGOATS支持者の大半にとっては遠い過去である)に求める行為である。何かに逃避するのではなく現実の敵と正面切って戦って、未来を作っていくのがBLUEGOATSのカッコよさだと私は前から思ってきた。青春というノスタルジアに訴えかけるとそのカッコよさから少しずれてしまうように感じる。

とはいえそれはあくまで大上段の概念的な話であって、それを実際に公演中に感じるわけではない。公演中のBLUEGOATSは細かい理屈抜きに熱く、楽しく、心を打つ。シャングリラのフロアを当たり前に掌握するBLUEGOATS。いい意味で特別感がない。新宿Marbleでやっているかのよう。いつものBLUEGOATSだった。一曲目でお約束のように(お約束と言えるほど私がたくさん行っているわけではないが)“GOOD LUCK!!”が流れて、みんなで歌いながらグワッと前に圧縮する。開演前よりもステージが数メートル近くなる。周りの紳士たちと密集するのが不思議と心地よい。その瞬間から一人で来ているのも関係なくなる。周りの紳士たちとひとつの塊になって、話したことがなくとも同じ目的で同じ場所にいる仲間のような感覚になってくる(実際そうなのだが)。人口密度の割には意外と安全で、フロア内には配慮と節度がある。拳を上げて一緒に歌うのが定番の乗り方だけど、誰かの肘が頭に入ってメガネが壊れるような危険を感じない。右端(その右に女限)の前から3-4列目(状況によって少し変わる)の位置をとる。端なのでモッシュに巻き込まれ過ぎない。チャンチーを近くで観ることができる。自分がBLUEGOATSを観るときはこの位置が合っている。盛り上がるのと近くで観るのとのバランスが取れる。ほんま・かなさんがさらっと発表するアルバムのリリース。「そういえばウチらアルバム出すじゃん?」みたいな感じで。12曲、それも全部新曲。

BLUEGOATSの心地よい余韻に包まれる帰り道。身体が軽くなったような。日常生活でため込んでいたモヤモヤが抜けてスッキリしたような。この感覚を味わえているひとつの要因は、私がBLUEGOATSから一定の距離を取っていることだと思う。私の中でBLUEGOATS熱、チャンチー熱が再燃してきている。それでも(単体での知り合いやその場でたまたま近くにいた初対面の紳士と話すことはあるが)支持者たちのコミュニティには入らず、グッズやオンライン・チェキなどをほとんど買わず(チャンチーさんのデコ・チェキはたまに買う)、高望み(整理番号とか、接触対応とか)をせず、自分の気が向いたときだけにふらっと、ほどほどの頻度で観に来る。チェキは1-2枚だけ、時には撮らずに帰る。無理なく、ゆるく。無責任に、深入りしすぎない。息抜き程度に追っているからこそ得られる恩恵がある。フットボールでいうとチームの調子がよくて好カードのときだけ年に数試合を観に行くような。投下する時間とお金に対する見返りはそれくらいがいちばん高い。チームや自分自身の状態に関係なく「どんなときでも俺たちがそばにいる」(マリノスのチャントより)というスタンスで目を血走らせながら現場に通っていると、チームの好不調や試合の結果に連動して自分の心身状態が影響を受ける。対象に入れ込み過ぎず、寄り添い過ぎず、無責任に追うのが、精神衛生上は圧倒的に正しい。そもそも趣味にせよ仕事にせよ何かを本気でやることは何かを犠牲にすることでもある。健康的ではない。それを分かった上でなお、自分の人生を削ってても情熱を注ぎたい対象が今の私にとってはミニ・マルコchanでありLiVSである。ことBLUEGOATSに関してはこれからも適度な冷静さを保ちながら付き合っていけそうである。

2026年1月16日金曜日

Weekly LiVE at LiVS (2025-11-03)

いつだって忘れない 祝日はどこも混む そんなの常識
(本日のミニ・マルコchanの自己紹介より)

定期公演には珍しく、祝日。定期公演(通称「定期」)は最高。皆が口を揃えてそう言う。俺もBOY KENとは同意見。定期公演の何がそんなに最高なのか。雑に言ってしまうと対バンはもちろん他の主催公演と比べてもとりわけホーム感がある。良くも悪くも「大体 毎回 いつも同じメンバーと再会」(Rize, “Why I'm Me”)状態のフロア。ここに来るといつもの人たちといつもの楽しい時間を過ごせるという安心感。平日の夜に行われることも実はひとつのミソなのではないかと思う。労働がある日の特別な楽しみ。日常のストレスや忙しさの中に紛れ込んだ一服の清涼剤。だからこうやって祝日に開催されるとなんか調子が狂うというか、いや、定期公演は平日にやってこそでしょという思いがちょっとある。ありがたみが減るというか。

通常の平日開催だと19時に開演するのが通例。今日は11時半。公演中にコンニチハクリニックさんが言っていたところによると定期公演を祝日にやるのも昼にやるのも初めてらしい。起きられるかが不安だったと言っていた。11時半というと飲食店でランチが始まる時間だが、この時間はLiVSに限らず多くのアイドルさんにとっては朝なのだ。いやもう昼だろという時間になってようやくおはようとTwitterに投稿しているアイドルさんは多い。いつも夜のコンサートで、早起きして一日の労働を終えてくたびれている我々が昼に起きたアイドルたちにお前らもっと盛り上がれよ的に煽られるのは理不尽だというtweetを前に見たことがある。

特典会で今日寝坊せずに起きられたかをミニ・マルコchanに聞かれる。起きれたよ(ら抜き言葉)。いつも早起きしてる。酷いときは朝6時から会議があると言ったら、会議で何を話しているの? と好奇心に満ちた目で聞かれる。パッと答えられなかった。ふと頭をよぎる考え。早く起きているからなんだというんだ。ただ給料を貰い続けなければならないからその時間に起きているだけで、胸を張れるほど意味のあることをやっているとは言いがたいじゃないか。少し空しくなった。

ステージで輝くミニ・マルコchanを観るのが本当に幸せ。今の自分の人生はこのためにある。公演中、心からそう思っていた。最近の私はメンタルがバッドに入り気味だが、今日に関しては公演に、ミニ・マルコchanに没頭できた。しっくり来る公演だった。昨日、代官山でメルテンさんのピアノ演奏を聴いていたときに似た感覚。満ち足りている。マインドフルネス。実際、昨日の夜に心身状態が回復してきた実感がある。まだ本調子ではないが60-70点にはなっている。ソロのジャズ・ピアノという、LiVSとはまったく毛色の異なる音楽に没頭することで気分転換が出来たのだろう。逆説的だがLiVSを楽しみ続けるためにもLiVS以外の娯楽に足を運ぶ必要があるのかもしれない。

今日はやけに“BiRTHDAY!!”が沁みた。「大好き」の部分の振りが印象に残った。チェキではマルコchanにソロでそのポーズをしてもらった。写メにしてもチェキにしてもメンバーのソロで撮るのならポーズをお任せにするのは勿体ない。他の人がお任せで撮ってもらった場合と基本的にはそこまで変わりようがない。せっかく自分がお金を払って撮ってもらうのだから、何かしら自分の意思を介在させたほうがいい。 

2026年1月15日木曜日

緊急開催!岸本亮 Solo Piano (2025-11-01)

LiVSの何かが入るというのは事前に公式サイトのカレンダーで分かっていたのだが詳細は一向に発表されず。結局は対バンが決まったのだがチケット販売開始が10月26日(日)21時。急すぎる。まあ急であるかどうかに関係なく、私は行かないと決めていた。LiVSの過剰摂取で心身ともに衰弱している。いくらミニ・マルコchanとLiVSのことが好きでも最近の通い方は自分のキャパシティを超えている。もう限界に来ている。休む必要がある。まさに「ドクターストップがかかる程『恋落ち』してるわ 大好きが止まらない Oh Love Me Love Me Love Me Love Me Love Me Do!」(スマイレージ、『有頂天LOVE』)という状況である。今日は単にLiVSに行かないだけではなく活動そのものを控えめにして静養に努めるつもりだった。ところが昨日Instagramを眺めていたらメルテンさんこと岸本亮さん(fox capture plan, POLYPLUS, JABBERLOOPのピアノ担当者)が今日ソロ・ピアノ公演を開催するという報せが飛び込んできた。前の日になって急に決まったらしい。無料。場所は代官山。こんな機会はそうそうやってこない。逃すわけにはいかない。久し振りにメルテンさんのピアノを聴きたい。10月31日(金)15時23分に申し込み完了。せっかく休むためにLiVSの予定を入れなかったのに結局は音楽の現場に行くのかよ…とは思うけど、これも何かの縁である。

17時半開場、18時半開演。恵比寿駅前のルノアールで時間を調整していたら近くの席に見覚えのある紳士が。F君じゃないか。お仕事の打ち合わせだったりすると気まずいなと思って少し様子を伺う。いや、対面にいらっしゃるのはD氏じゃねえか。D氏がfkmrの写真集お渡し会か何かの帰りだったのかな。ブツ(写真集)の取引のためにここに入ったようである。私も『瑠璃藍』を一冊いただく。D氏によると今日は謎のレギュレーションでチェキのポーズ指定が出来なかったらしい。インディー・アイドルの特典会に慣れてしまうとHello! Projectの接触にまつわるすべてが馬鹿馬鹿しくなる。もうあっちの世界に戻ることは出来ない。アイドルさんとオタクの間に入る人員やルールがとにかく多すぎる。そして単純に高すぎる。シングル一枚(JPY1,300くらい)毎に7秒。LiVSがJPY1,000の写メ券一枚で20秒(JPY2,000のチェキ券で40秒)と言われているので、三倍。しかもHello! Projectの7秒は純然たる交流時間であって写メやチェキはついてこない。しかもその交流に物理的な近さはない。無駄な(どうせ有事には何も出来ないしそのようなトレーニングも受けていない)係員も多数配置されている。ストレッサーが多すぎる。オタクを理不尽なまでにガチガチに縛り付けるHello! Projectのやり方は、オタクが何をしでかすか分からない、信頼できない異常者であることを前提としている。相手が異常者である以上、警戒が必要。万一の事態を想定して運営しなければならない。規模が大きいとそうなってしまうのは仕方のないことではある。インディー・アイドルの特典会は特定少数のオタクとメンバー、運営の相互信頼の上に成り立っている。

話がそれたが、それは私がこの記事を事前の計画なしでフリースタイルで書いているからだ。この文字を打っている今は1月15日(水)。二ヶ月半ビハインドである。書く記事があまりにも多すぎて一個一個を丁寧に作り込んでいられない。しかし私くらいのプロになるとこうやってチャチャッと作った文にもそれなりの味が出てくるのである。

晴れたら空に豆まいて。10月11日(土)に田村芽実さん(めいめい)の歌を聴きに来たのが初めて。この短期間で二度目の来訪。今日は公演チケットが無料である代わりに入場時に強制でドリンク二杯の料金を徴収される。JPY1,400。めいめいのときはフロアに隙間なくスツールが敷き詰められていたが、今日はゆとりのある席の配置。ドリンクを置けるテーブルもある。テーブル毎に2-3人分のスツールが置いてある。こだわりを感じさせるドリンク・メニュウ。焼酎のお茶割(クマ笹茶)と阿波挽茶ハイ・ボールを開演前に飲む。

直前告知も会場満員。ドリンク代がJPY1,400、そして任意の投げ銭(たしか千円札を二枚入れた)もあった。無料ではないとはいえ、この値段でここまでやるかという贅沢極まりない3セット。各30分程度の正味90分。メルテンさんがやりたい曲をひたすら詰め込んだセット・リスト。宇多田ヒカルの“Automatic”のカヴァーが聴けるとは思わなんだ。fox capture planの“Jazz Me Tender”が米津幻師氏の『感電』にinspireされているという裏話が明かされた。『感電』を聴いてみると、言われてみるとたしかに分かる感じ。演奏はもちろんのこと、メルテンさんの飄々とした語り口から繰り出されるトークとジョークもこれ以上ない箸休めになっていた。温かい空間。チケット代がJPY8,000-10,000してもおかしくはないくらいの内容だった。(だったら投げ銭をもっと入れろよという声が聞こえてくるが、日々LiVSに搾取され続けている私のお財布事情を考えてみてほしい。)最後の二曲は撮影とソーシャル・メディアへの投稿が自由というメルテンさんの素晴らしいサーヴィス精神。最後はちょうど来日中のOasisの“Don't Look Back in Anger”。大満足。あらゆる音楽の様式でもやっぱり自分はジャズ、特にソロ・ピアノが心から大好きなんだなとしみじみ実感しながら、メルテンさんの演奏に浸った。無理せず、背伸びせず、緊張せず、自然体の自分にしっくりくる音楽。自分の中に沁み込んでくる音。自分の魂の居場所。幸せだった。今年に入って人生のリソースをほぼすべてLiVSに懸けてきたが、たまにはふらっとジャズを聴きに行きたい。

2026年1月12日月曜日

INFINITY LIVE presents ASTROTRONIC (2025-10-30)

ここ何日か外出から帰宅すると手から酸っぱい臭いがする。出所を探っていくとどうやら家のドア・ノブのようだ。誰かが嫌がらせで何かの液体を塗布したのか? これは何らかの攻撃だろうか? しばらく観察していると、たまに上から雫が落ちてドア・ノブに当たっているのに気付く。これだ。上の階の玄関前の通路にあたる部分の塗装が剥がれて何かが垂れてきている。前から気になっていたのだが、このアパートメントではうちのドア前にだけ鳥のフンのような白い汚れがある。居住者が払っている管理費でやってくれている定期的な洗浄を経ても残っている。これで分かった。これは上から垂れてきた白いペンキだ。どおりで取れないわけだ。家賃はJPY65,000。私が一人暮らしを始めてから一番年季の入った物件。築40年以上。窓の網戸は正しい位置で固定できない。風呂場の換気レジスターはダクト・テープで無理に繋ぎ止めている(アメリカ人の知恵)。ユニット・バスにも慣れた(ただし家では入浴せず銭湯に通っている)。住めば都。問題ない。家賃には極力お金を使いたくない。困ったときに自分の首を絞めるのは固定費だ。私は年収が突然100万、200万と落ちるのを実際に経験してきた。無職になったこともある。我慢さえすれば減らせる出費をそこまで気にする必要はない。たとえばLiVSなら行く頻度を落とすなり行かなくするなりすれば出費はすぐに減らせる。洋服なら既に持っているのを着回していけばいい。しかし家賃に関しては今月はお金がないから払うのをやめておこうということは出来ない。贅沢をするなら変動費で。固定費(特に家賃)は質素に。それが私の考えである。

池袋に最近出来た蒙古焼肉という店がある。そこのランチ麻辣湯 JPY980が素晴らしい。普通にオーダーしたらJPY2,000を超えるのではないかと思えるほどに具沢山。大満足。(これを書いている2026年1月時点でも週に2-3回行っている。)いつ行っても客が少ない。既視感がある。高品質、低価格、空いた店。三拍子揃った店が潰れるのを何度か見てきた。読者諸兄もこの店にランチ麻辣湯を食べに行ってほしい。ランチは土日でもやっている。単品の豚ハラミ串も絶品。昼にしか利用したことがないけど夜に複数人で行っても良さそうである。

過密日程による慢性的な疲弊。高くないモチベーション。このブログの記事題名の末尾にある日付を見てくれよ。異常だろ。LiVSを観に行っている頻度。国内リーグ戦、国内カップ戦、アジア・チャンピオンズ・リーグを並行して戦っていた時期の横浜F・マリノスに匹敵するくらいの負荷。体力的にも、経済的にもきつい。それでもチケットが発売される度に何らかの脳内物質が分泌され、目をバキバキにして購入している。普通に考えれば疲れたら休めばいい。LiVSに行く回数を減らせばいい。なぜそうしない? 自分で薄々は勘付いている。LiVSに通う生活を“しばらく”休んだとして、戻って来られるのだろうか? 夢から醒めてしまうのではないか。私の世界からミニ・マルコchanが消えてしまうのではないか。心の奥底にあるその恐怖心から逃れるためにひたすらLiVSを観に行く予定を入れているのではないか。

今日は新宿ロフト。この会場でLiVSを観てみたい、観る機会を逃したくないという思い。対バンやフェスに関してはそれが主要なモチベーションとなる。二日前のクラブ・チッタがそうだったように。私はそこまでどっぷりアイドル・オタクというわけではない(横浜F・マリノスを愛する一般人である)ので、ほとんどの場合は他の出演者たちにそこまで興味がない。そもそも知らないことも多い。優先入場でJPY3,300。普通の前売り券がJPY2,800。わずかJPY500の差を惜しんでJPY2,800のチケットを選ぶほどにチケット購入時点で私の意欲は減退していた。スーツ・ケースを持ったコンニチハクリニックさんが急いでいる様子で入場列を追い越して受付に行っていた。出演者です。LiVSです。的なことを言って楽屋の場所を案内されていた。雰囲気的に遅刻したのかもしれない。入場時、LiVSのビラ配りに出くわす(そこにはコンニチハクリニックさんは不在だった)。こういうのって自分たちを知らない人に顔を売るのが主目的だと思うけど、LiVSは優しいからおまいつにも手厚く対応してくれる。このときにランルウさんが私が着ていたスウェット・シャツを見てかけてくれた言葉で、とても嬉しいことが判明した。ありがとう、ランルウさん。気分はあまり上がらず。消化試合感は否めなかった。一応言っておくがLiVSがどうだったという話ではなくあくまで私にとって(この日の私が置かれた心身状態において)そうだったというだけである。あんまり前に突っ込んでいく気力もわいてこなかった。アイルという集団の前座で16:50に開演。17:10~18:00にLucy。17:35~18:00がLiVS。他の集団の出番が続く中、18時20分からLiVSの特典会。これは多数の出演者がいる対バンでよくある並行物販と呼ばれる慣習。他の演者がステージでパフォーマンスをしている最中に会場内の別場所で特典会が行われる。贔屓集団の特典会を干さないかぎりすべての集団のステージを観ることは出来ない。Lucyが新規無料写メをやっていたのでマリリンchanと撮らせてもらった。LiVSのファンなんですけど何度か対バンで観て、カワイイと思っていました。マリリンchanはいやいや謙遜をしつつ、敬語でちゃんとした大人の受け答えだった。LiVSさんはいつも礼儀正しくて、楽屋に行くといつも立ち上がって挨拶してくださるんです。見習わなくてはいけないと思っています。とLiVSを褒めた後、あるエピソードを教えてくれた。今日ランルウさんが衣装の下に履く短パンを忘れていたので、貸しましょうかとマリリンchanが申し出たのだという。結局はLiVSの運営側で対応したとのこと。フロアに戻ると最近ハハノシキュウさんがリリックを提供したFinger Runsのステージが始まっていた。さらにその後にはSOMOSOMOやMAPAなどが控えていた。後ろ髪を引かれる思いだったが、早く帰ってメシを食って銭湯でゆっくり身体を休めて寝るのを優先することにした。(帰ってからマリンchanのInstagramをフォローしたのだが、予備知識がなかったので、おっぱいを積極的に見せに行く投稿が多く、びっくりした。)

2026年1月10日土曜日

CHOTTO FES (2025-10-27)

店名は伏せるが某熱烈中華食堂に入店すると鼻をつくマヨネーズなのか酢なのか客の体臭なのか判別の難しい臭いに川崎を感じる。そのまま席に着いていいものか躊躇し面食らうも、たっぷり野菜タンメンを注文して麺食らう。会場近くのコンヴィニエンス・ストアでビール(有頂天エイリアンズ)とボンタン・アメを購入。冷えのせいかあり得ないくらいの頻尿。尿意を抑えるのにボンタン・アメや大福を食べるといいというTwitterで目にした生活の知恵。識者によるともち米に含まれる何かが有効らしい。ちょっと時間調整。出演者なのか、アイドルとおぼしき淑女がビラを配っている。それを物珍しそうに眺めつつ、色んな人がいるナ~と感嘆の声をあげる、バナナを頬張りながら(それ以外は手ぶら)ふらふらと歩く老紳士。LiVSの出番は20時半から。他の集団も見物するにしてもあんまり早く入っても仕方ない。クラブ・チッタ。川崎を代表する箱。個人的にもHello! Projectの思い出が詰まっている場所。ここで歌って踊るLiVSを観るため、私はわざわざ平日の会社帰りに川崎まで来た。彼女たちがステージに立つのは25分間。チケット代がJPY4,539。高い。入場時にドリンク代もかかる。言うまでもなく特典会はそれとは別にお金がかかる。そうしたらこの対バンの運営が17時25分になって後方エリアを無料開放するとか言い出しやがった(対バン自体は15時45分に開演している)。正規の値段を払ってチケットを購入した私たちをなめすぎている。こみ上げる怒りをTwitterにぶちまけたくなる。なんとか抑える。実際にフロアに入ってみると後方エリアというのが後ろの二割くらいの空間しかなく、遠巻きにしか見られない感じだった。これならまあタダで入る人がいても許せるかという気持ちになった。私が入った時点ではPOPPiNG EMO(18時45分~)がやっている最中だった。その後、LiVS(20時30分~)に到達するまでにENVY PARANOID(19時10分)、闇雲(19時35分)、AIBECK(20時5分)がステージに出てきた。入場前の有頂天エイリアンズと入場後のハイネケンで気持ち良くなってきた。LiVSが出てくるまでにボッタクリ価格を払ってハイネケンを2-3缶、追加で飲んだ。フロアは空いていて、端の真ん中より後ろなら寝そべっていてもまったく差し支えなさそうなくらいだった。でっかい会場でがら空きのフロア。人がたくさんいる状態は熱狂を生む反面、満員電車と同じでストレスでもある。それがない。独特の開放感。ビールをちびちびやりながらよく知らない集団のパフォーマンスを気軽に見物するのはなかなかに趣があった。闇雲が私にとっては思わぬ発見だった。デス・メタルっていうのかな、詳しくないから合っているのか分からないけど、激しくてアヴァンギャルドな音楽とパフォーマンス。面白かった。(この三日後には単独公演のチケットを購入した。)稀にこういう出会いがあるのが対バンの面白さ。

何かの合間にフロアの外に出てハイネケンをやりながら某目撃者と歓談していると、可愛い女の子と写真撮りませんかー?という風俗じみた呼び込みにつかまる。EMPATHYのメンバーさんだった。新規無料写メ。一番カワイイと思ったコを指名。愛須くるみchanという方。
「名前なんていうの?」
「シーテキ」
「シーテキはー、どんなオン××が好きなの?」
「え?(オンナとは言わないよな。音楽?)」
「どんなオンナが好きなの?」
「(本当にオンナって言ってたのかよ)オンナ?」
「うん」
「LiVSのミニ・マルコ」
「え、相互かも?!(※後で確認してみたら実際に相互フォローだった)」
私が元々はHello! Projectを観ていた旨をお話しすると、何か(何だったかは忘れた)を自身の公演でカヴァーしたことがあるとのこと。そして、絶対スキル重視でしょ? 絶対そうだ! と厄介者を見る目で見られた。なんで(写メを撮る相手に)私を選んだのと言うので(EMPATHYの中で)一番カワイイからと言うと、よし! と何かのノルマを達成したかの如く小さくガッツ・ポーズをしていた。別のメンバーさんには「さっきライヴ観てくれてたよね!」と言われ、「いや、観てないよ」と即答すると謝って困惑していた。どういう集団で、どういう音楽やパフォーマンスをするのかも知らずに写メだけを撮るという倒錯。これもまた多数の集団が出演するイヴェントの醍醐味である。EMPATHYはそのうちちゃんと観てみたい。(これを書いている時点では五月にあるEMPATHYの公演チケットを某目撃者からいただいている。LiVSと被らなければ行こうと思っている。)

最前の右端でハイネケンを飲んでまったりしながらステージを観るというスタイルを闇雲あたりから採用していたが、これが快適で。LiVSでもそれを続けた。声は出したけど、ケチャで中央に突っ込んでいくことはしなかった。クラブ・チッタのステージで躍動するミニ・マルコらの集団をほろ酔いで見届けることが出来て、いい気分だった。フロアに人が少なく空間がたくさんあったから快適に自由に楽しめた。そりゃやっている側は興行的にもモチベーション的にもパンパンになっている方がいいだろうけど、観る側からすると空いているからこそ得られる気楽さ、安全さ、ストレスの少なさというのはある。今日は川崎だから私は仕事着のシャツの上からSCARSのteeを被って臨んだ。何のタグ付けもしていないミニ・マルコchanとのチェキ・ツイをA-THUGさんがリツイートしてくれるという奇跡が起きた。おそらくエゴ・サ中にA-THUGの文字が入った私のツイートを見つけて、ついでに私のアカウントを見てみたら上の方にあったSCARS teeを着た私の画像を目にしてくれたのだと思う。

2026年1月4日日曜日

HALLOWEEN OF LiVS (2025-10-25)

ハロウィンとは縁のない人生を送ってきた。と書いてから思い出したが、そういえばニュージーランドに住んでいた子供の頃に現地校の行事で仮装をしたことがあった。桃太郎の格好をした。日本文化に造詣の深い教師からそれはMomo-taroかと尋ねられたのを覚えている。今思うとよく分かったね、そんなの。異国の昔話やで。知らんやろ普通。文化人、知識人やん。日本に帰ってきてからはハロウィンだからといって何かをしたりさせられたりということはなかった。キリスト教が主流のニュージーランドと違い、日本にはハロウィンを祝う文化的、宗教的な根拠がない。いわゆる陽キャが騒ぐための口実であり、企業が何かを販促するための口実でもある。それ以上の何かではない。私は日本でハロウィンに何かをする人たちを一歩引いて見てきた。アイドルさんが仮装したお姿をインターネットに載せるまでは微笑ましく見るとして、オタクの仮装に関しては目立ちたがり屋のオタクが何かやってら(苦笑)くらいの冷笑的な態度をとってきた。当然ながら自分が仮装をするなんてあり得なかった。

2025年10月25日(土)。LiVSのハロウィン公演。下北沢MOSAiCに入場した私はカオナシの仮装をしていた。amazon.co.jpでJPY2,580。この日だけのために購入。頭から足元までを覆う黒い布(目元には穴が開いている)。黒い手袋。顔には白いマスク。なぜ私はこうなってしまったのだろうか? コンニチハクリニックさんが「誰だ?」「分からない」と困惑する中、マルコchanだけが「分かった。c-tekiだ」と言ってくれた。「c-tekiなのー?」と半信半疑のコンニチハクリニックさん。マルコchanから入場特典(キャンディ)を受け取る。実はマルコchanなら当ててくれるんじゃないかという根拠のない自信と期待があった。本当に当ててくれたときはソフト・オン・デマンドの『彼氏のチ〇ポ当ててください』シリーズで彼女さんがチ〇ポを当ててくれたときの彼氏のような気持ちだった(私はそれらの作品を視聴したことがないので想像で言っています)。私にはマルコchanしかいない。そう確信した。(後に特典会で聞いたら手に持っていたカバンからはみ出していた帽子で判断したらしい。)当たり前のことだが、顔を完全に隠すと個人を特定するのは困難を極めるんだな。ニッパツ三ツ沢球技場の外で横浜FCのファンがいる場所に発煙筒を投げ込むなどして威嚇したマリノスのサポーターたちも覆面をしていた。難点としてちょっとでも動いたら頭の生地がすぐにずれる。目元にあった穴がすぐどこかに行ってしまう。視界が真っ黒の布になる。これで公演を観るのは無理がある。黒い布ではなくLiVSを観たい。せっかく買ったJPY10,000のSチケット。最前。公演中は別途ドン・キホーテで買っていたカボチャのような怖い顔の覆面をつけた。前日にジョギング30分、パーソナル・トレーニング45分。チルッて調子が出ないというほどではなかったが、疲れの影響はあったと思う。心の奥がうっすらとしんどい。慢性的なきゃp@さが抜けていない。しかも覆面を被っているせいで頭全体が汗だく状態。視界も通常より狭い。ハード・モード。空気で膨らませるタイプのカボチャ衣装で登場するLiVS。それが何であれとにかくいつもと全然違う格好で歌って踊るLiVSを私は観たかった。かねてから。その願いがかなったのは嬉しかったし、メンバーさんたちの嬉しそうで心なしか照れたような表情が眼福だった。いつもと同じ曲でも衣装がここまで違うとまた違った見え方になる。衣装の味変は今後もたまにやってほしい。季節毎に一度くらい。(夜にTwitterを見たらきゃらめるもんすたーずが今日のLiVSとまったく同じとおぼしき衣装を着ていた。他のアイドルが着ているのもタイム・ラインに流れてきた。よくあるハロウィン衣装のようであった。)公演の後半は通常衣装。

いつだって忘れない カボチャを煮たやつ超好き そんなの常識
(本日のミニ・マルコchanの自己紹介)

LiVSの公演が11時半開演。下北沢。ハロウィンの特別な公演。行かないわけにはいかない。一方、横浜F・マリノス対サンフレッチェ広島が14時キックオフ。新横浜。明治安田J1リーグ、残り四試合。マリノスにとってはすべてが決戦。J1に残れるかどうか。必死の戦い。どうしても現地に行きたい。どちらも捨てることが出来ない。もしLiVSが通常運転の公演だったらマリノスだけに行っていた。日産スタジアムには15時25分すぎ、後半17分頃に入場。(LiVSの特典会に行かなければもっと早く着けたが、凶に関しては干す選択肢はなかった。下北沢MOSAiCを出たのが14時12分頃で既に試合が始まっている時間んだった。)広島の特典→VAR確認の結果、取り消し、マリノスの二点目、三点目という試合の山場をこの目で観ることが出来た。二点目だったか三点目だったかが入った後にゴール裏の皆さんが合唱する「この横浜に優るあらめや 我がマリノスに優るあらめや」を聞くと涙が流れてきた。ジェイソン・キニョーネス選手の三点目が入ったときは周りの人たちと久々にハイタッチをした。柏ではレイソルが横浜FCを2-0で下していた。まだ何も決まってはいないけど、大きな大きな勝ち点3。マリノスが17位、横浜FCが18位。残り三試合で横浜FCとの勝ち点差が5。自分だけの祝勝会を開催。十条。ひかる屋が休み(開店時間がすぎているが準備中のまま)。ナワビ・レストランも休み。東十条まで歩く。初めて入るニュー加賀屋。黒ホッピー、ハラミ、タン、ハツ、つくね(以上塩)、レバー(タレ)、ポテト・サラダ、にこみ。ガッツリ肉。満足度高い。(にこみは別に…。)JPY3,090。

2026年1月3日土曜日

Weekly LiVE at LiVS (2025-10-21)

LiVSの運営が使う英語は基本的にすべて間違っている。今回の定期公演の演目であるWeekly LiVE at LiVSも例外ではない。まずlive(ライヴ)は「生の」という意味。たとえば生配信はlive streamingである。コンサートの意味でライヴと言うのは和製英語。その上、たまに馬鹿が賢ぶってコンサートとライブは違うなぞと言い始めるが、そのような区別はその人が頭の中で勝手に作っているだけであって元の英単語とは関係がない。そしてat LiVSだと、何も知らない英語話者が見たらLiVSという場所(会場)で行うのかと思うだろう。渋谷でやるからat Shibuyaにするなら分かるが。まあ、それはどうでもいいとして、私は急激に新曲『私アイドルじゃないです』を好きになってきた。10月20日(月)の通勤と昼休みにはこの一曲だけを繰り返して聴いた。最初にツアー千穐楽で聴いたときはあまりピンと来ていなかった。今ではもしかしてLiVSの曲で一番好きなのではないかと思うくらいになってきた。LiVSの四人の歌声の楽器性が際立つ曲だと思う。ミニ・マルコchanのいつもと違う歌い方。コンニチハクリニックさんとスズカス・テラさんの低音。ランルウさんの鳴き声のような切なさのある声。大森靖子氏の曲はリリックが刺さる人が多いのだろう。私の場合はリリックがどうというよりは音として好き。私は歌を聴いてもあんまり意味として頭に入ってこない。あくまで音として入ってくる。たとえば「私アイドルじゃないです」というリリックは、「私アイドルじゃないです」という意味ではなく、「私アイドルじゃないです」という音として入ってくる。どういうわけかメロディがなければ(ラップだったら)まだ意味として入ってくる。前に読んだ『ハピネス・トラップ』(ラス・ハリス)にネガティヴな考えを歌に乗せてみるみることでそれがどうでもよくなる的なことが書いてあった。
いつもあなたを捕まえるネガティブな自己評価を遊ぶ。「私は間抜けだ。など。次に、この思考を心に浮かべ、十秒だけ強く信じ込んでみる。[…]その思考をハッピーバースデーのメロディーにのせて心の中で歌ってみる。何が起こるか見てみる(ラス・ハリス、『ハピネス・トラップ』)
何かにメロディをつけて歌にすることは言葉から意味を剥ぎ取る行為なのではないだろうか? 意味を伝えるのが主目的なら歌うのではなく喋るなり書くなりした方がいい。音楽ならラップの方が向いている。私は歌の意味にはさほど興味がない。だからたとえばGirls be badの『アブダビGO!』がめっちゃ好物である。特典会でマルコchanに『私アイドルじゃないです』の感想(概ね上記のような内容)を伝えた上で、マルコchanは歌を聴いたらそれが意味として入ってくるのかを聞いてみた。文節の区切り方によって意味が変わるときがあってそれが分からなくなるときがある。けど、意味は入ってくる方だと思う。というのが氏の回答だった。いつもと異なる歌い方についてはどこまで大森氏をリスペクトするかを迷ったというようなことをおっしゃっていた。

私アイドルじゃないです』はLiVSのファン層を入れ替え得るほどにパワーのある曲だと思う。もちろん実際にはこの一曲だけで何かが変わるわけではない。だがこのようなLiVSを知らない人にも訴求し得る曲を次々に出して行けば、LiVSの運営もメンバーさんも望んでいるであろう所謂「売れる」という状態に少しは近づいていけるのではないか。この曲は大森靖子による提供楽曲という分かりやすい話題性がある。靖chanの曲なら一回聴いてみようかと思う人はそれなりにいるはずである。今LiVSを好きで追っている人たちの外にも届いてほしい。届くべき曲。しかし、いくらLiVSがいいものを作ってもそれを外の世界に広げる・広がる術がないのが現実。それが支持者としては歯がゆい。いくら目撃者がLiVSの写真や動画を撮ってTwitterに投稿したり何かをRTしたり宣伝したりしてもほぼ目撃者のサークル内で回覧しているようなものである。とはいえこれまでの延長ではない方向に集団を発展させたいのであれば新しい音楽を世に提示しなければならない。どういう曲を出して、どういう音をフロアに鳴らせて、どう乗らせるのか。そこが核でなくてはならない。曲の力、音楽の力。(BLUEGOATSの快進撃も青春パンクという方向性を見つけて一気に舵を切ったことに端を発している。)これこそが私がアイドルというカテゴリにはまり、コン・カフェにはまらない理由である。私が仲良くさせていただいている目撃者でコン・カフェに入り浸っている紳士がいる。たまに氏に呼ばれてご一緒させていただくのだが、そこまで楽しいとは思わない。自分で通いたいとはまったく思わない。音楽ありきなのか、女との交流ありきなのか。それが大きな分岐点なのだと思う。

メンバーさんが新衣装を纏っての初の定期公演、新曲『私アイドルじゃないです』が披露された初の定期公演、そして私がLiVSで好きな曲を三つ挙げよと言われれば入ることが確実なことで知られている“Shall Weeeee Dance???”まで披露される(一曲目)という充実の公演となった。LiVSの公演には基本的にアンコールがない。これは公演後に特典会が控えている(から公演を変に引き伸ばせない)というインディー・アイドル界の事情もあるけど、それだけではない。あと二曲です! と公演中にメンバーさんが言ってもエーイングが起きない。物足りなさがない。彼女たちも、我々も、やり切って、出し切っている。安易にwe want moreとは言えない。それがLiVSらしさだと思う。

いつだって 忘れない リポビタンD めっちゃキマる そんなの常識
(本日のミニ・マルコchanの自己紹介)

TAMATAMA FESTIVAL 2025 (2025-10-19)

自然光の下で歌って踊るLiVSを観られる貴重な機会。私が観てきた中では名古屋のrelease partyが野外(屋上)だった。ちょっと前に何か野外フェスのようなものに出ていたけど、時期的に暑すぎる。消耗する。しかも田舎。そもそもああいうのは陽気な人たちが行くものであって、私のような日陰者はお呼びではない。だから行かなかった。今回のTAMATAMA FESTIVALというのにLiVSが出ると発表されたときも、私はまったく気が乗らなかった。行かないつもりだった。過密日程で疲弊している。ダルい。だが考えてみるとこれを逃すと次に太陽の下でLiVSを観られるのがいつになるかが分からない。開催場所も遠すぎない。多摩を東京と言えるのかは微妙だが、千葉や北関東の辺境でやられるよりはだいぶマシ。表参道のアラン・ミクリで眼鏡二本のフレームを調整してもらって、やや割高なハラミの昼食を食ってから現地に向かう。表参道駅から一本。千代田線急行(唐木田行)。小田急多摩センター駅。13時12分着。所要時間50分。

駅を出てすぐの通りに露店がたくさん出ている。祭りの雰囲気。先に進んでいくと大きなステージがあって何やらバンドがパフォームしている。結構な人だかりが出来ている。ここでLiVSもやるのか? だとすると多くの人目につくのはLiVSの知名度向上には好ましい反面、野次馬も多くなるので自分が前方に行くのは難しいかもしれない。と思っていたが、どうやら場所が違うらしい。そのもっと奥の右側を進んだ先にある多摩中央公園。その中にひっそりと設けられたステージ。イヤでも目に入る先ほどの大きなステージとは違って、わざわざ探さないと見つけることが出来ない。奥まった場所。屋外の開放感もあるけど、クローズドな面もある。このクローズド感がないと落ち着かない。

ステージ後方に設けられたベンチに集う目撃者たち。「大体 毎回 いつも同じメンバーと再会」(RIZE, “Why I'm Me”)。私が着いて少し経つとちょうど始まるリハーサル。図らずしてベスト・タイミングだった。イヴェントが中止にならない程度に程よくぱらつく雨。野外+雨の中、観るLiVS。そう滅多に経験できない。

彼女のサーブ&レシーブ:14:00-14:30
LiVS:14:35-15:05
+8 Tasu-hachi:15:10-15:30

昨日のツアー千穐楽で初めて披露された『私アイドルじゃないです』を、間近でじっくり聴くことが出来た。ランルウさんとマルコchanが低いハモりを入れているのに気付いた。フックのアイドルじゃないですの「ないです」の部分の、身体を傾けてバイバイするように手を振る動きがなんかいいなと思った。その動きをしながら低い声でハモるマルコchan。声をぶらさずに、一定の声量であれをやるのは難易度が高そう。こうやって新曲を初期から見届けることの意味。その曲が一番ピュアな状態から観られるということ。もちろんフロアの盛り上がりとか一体感という意味では我々サイドのケチャなりコールなりが入っていった方がいいのだろうが(この曲にケチャやコールが入るかは別として。一般論として)、こうやって我々サイドがこの曲にどう反応していいのかをまだ探っている状態、ジッと聴いている状態というのもまた良きである。

LiVSとそれ以外の二組とでは活動の強度と真剣度、オタクの熱量が異なるのが明らかだった。LiVSはメンバーも我々もこれに人生を懸けているが、彼女のサーブ&レシーブと+8 Tasu-hachiはそういう感じではなかった。彼女のサーブ&レシーブの、観る側にもやる側にも負荷の低そうなダンスと歌。緩めのパフォーマンス。+8 Tasu-hachiに至ってはメンバーさんたちがキッチン・カーの従業員を兼務している。半分趣味と言われても仕方がないというか、実際そうなのだろう。アイドル三組と言ってこれらを一括りにするのはどうなんだよ、とTAMATAMA運営に苦言を呈してくなる。どういう理由と経緯でこの並びにLiVSが入ったのかには興味がある。もっとも彼女のサーブ&レシーブの曲は聴いていて意外と心地よかった。ほぼ客がゼロの+8 Tasu-hachiのステージを後方から眺めつつ、他の目撃者と一緒に大げさに反応しながら盛り上がるのは楽しかった。

特典会の会場は室内。LiVSが借りる時間の前には古着の店がいくつか出ていた。JPY5,000のパタゴニアのフリース・ジャケットなどお値打ちで気になる服がいくつかあった。が、こういうところでいちいち財布の紐を緩めているとキリがないので我慢した。特典会で言っていたんだけどマルコchanもそこで古着を見ていて、実際に買ったらしい。五着買ってJPY5,200だったの。四着でJPY1,200で、それとJPY4,000のスカートを買ったの、と嬉しそうに話す彼女が愛おしくなった。俺がもっといいのを買ってあげるよ、と言って私は彼女を抱きしめた(もちろん嘘です。気分を害した方がいたらすみません)。今日は物販からチェキ(写メ)撮影から何から何までスズキさんが切り盛りしていて、見ていて痛ましいほどに無理があった。