田村芽実ファンクラブ先行受付が3月下旬。4月3日(金)に当落結果。口座名義:タムラメイミチケットインフォメーションへの振り込み期限が4月6日(月)15時。私は二公演申し込み、ともに当選。JPY20,200(チケット代金JPY19,200+発券発送手数料JPY1,000)。本当はそれどころではなかった。年に一度、3月に支給されるはずの賞与が全社的にゼロになるという想定外の事態が起きていたからだ。捕らぬ狸の皮算用でお金を使いまくっていたため、家計は火の車である。三ヶ月後の楽しみのためにJPY20,200をポンと出せる余裕などなかった。お財布事情だけを見れば申し込まない、あるいはせめて一公演だけにしておくのが理性的な判断だった。しかしながらこの出費を削ることは出来なかった。それも絶対に二回は観たかった。最低でも。可能ならば三回、四回と観たかった。めいめいが出ずっぱりの二人芝居。その時点で必見。しかも作・演出が根本宗子氏ときた。あの『20歳の花』を作った方である。もしこれを読んでいるあなたが『20歳の花』を知らないなら運がいい。今すぐに観るべき。手元のスマート・フォンで最初の数分だけでも再生してみてほしい。一人でも多くの人に観てもらいたい。その価値がある。めいめいの真骨頂と言える一人ミュージカル。
有楽町。I'M A SHOW。とてつもなく愉快で過剰でパワフル。拍手をする間が殆どないほど高密度、ハイ・テンポ。笑いっぱなし。音楽も『20歳の花』と同様にチャラン・ポ・ランタンが担当(生演奏)しているだけあって、モロにあの感じだった。劇を貫くめいめいと清水くるみさんの滑稽なまでに突き抜けた大袈裟な感情表現。上原ひろみさんのピアノを聴いているときのような、感情ほぐされてマッサージを受けているような感覚になった。普段の生活でこの枠にとどまりなさいと言われて(あるいは自制して)引かれている・引いている線を、次々に遠慮なく踏み越えていく。それこそがフィクションの醍醐味。こっちが頑張ってその場を盛り上げるのではなく、演者が、制作陣が、ステージで魅せる。それで没入させる。夢中にさせる。圧倒する。我々の心と頭を勝ち取って、観た人の人生に痕跡を残す。「遊んでくれてありがとう」とはまた別の世界。表現者と鑑賞者という明確な線引き。そう、この日ステージに立っていたのは明確に表現者だった。もちろん興行自体の種類・性質が違うのだから一緒くたに出来ない部分も多々あるが、今日のめいめいと清水くるみさんを見て思わざるを得なかった。地下アイドルとは立っているステージが違う。演者としての格が違う。言い方は悪いがLiVSの新メンバーがどうのというようなことをあまり真剣に取り合いすぎるのも時間と労力の無駄かもしれない。そんなことで気を揉むのなら、もっと本物の表現に接する時間を増やした方がいいのではないか。そもそも地下アイドルのフロアで消耗するのも馬鹿馬鹿しくなってくる。私にはまだマルコへの愛、LiVSへの愛、目撃者への愛がある。それでLiVSには踏みとどまれるけど、もう他の地下アイドルはいいやって思える。わずか70分の観劇が今後の自分のリソース配分を考え直す契機となった。狂いを解くほどの衝撃があった。私の席は右側の通路席。そこまで良席ではないかなと思っていたらカーテン・コールでめいめいがすぐ横に降臨してきた。至福だった。余韻を噛み締めながら、お花茶屋ヒマラヤンでAchari Gosht JPY1,400。激うま。好きなカレーを一種類挙げろと言われたら私はAchari Gosht。