2026年9月8日火曜日

SOMOSOMO FES 2026 (2026-07-25)

最初は何が起きたのか分からなかった。頭の痛みと、床に点在する赤い塊ですべてを理解した。昨日の話。パーソナル・トレーニングでスクワットをしながら可変式のダンベルを上に押し上げていたら右手のダンベルの中身(芯の部分というか、重りの部分)が飛び出して宙に浮き、頭に落ちてきた。床の血を見て状況を理解した。助けて、マルコ。これを書いていて思い出した。ニュージーランドに住んでいた小学生の頃、校庭で誰かが打ち上げた野球のボールが頭に直撃したことがあった。驚き。痛み。状況を理解するとともに襲ってくる情けなさ。恥ずかしさ。入り混じる感情。この事故によって、髪の毛って頭を守るために必要なんだなと身を持って感じた(髪が薄くなった紳士たちを馬鹿にする意図はありません)。多くの中高年男性たちが一見ファッションに見せかけて実際には薄毛や白髪を隠すためにキャップを被っているのは頭の保護という点でも合理的なのかもしれない。幸いにも大事には至らなかった。強者男性だから頭皮の出血をものともせずスーッとするタイプのシャンプーで頭を洗った。

ちょっとうんざりしている。そんなに地下アイドル(地下に限らずだが)ばかり観たくない。私は地下アイドルのオタクでありたくない。地下アイドルという枠の中で飼われたくない。自分が本当に良いと思えるものに時間と金を使いたい。現在、LiVSの活動形態は対バンが中心である。足を運んでいくにつれ、よく共演するいくつかの集団と形成するいわゆる“界隈”に自分まで囲い込まれていくような感覚がある。Hello! ProjectのオタクがHello! Project内でDD化するようにアップフロントに仕込まれていくのと同じように視野を狭まれる。自分にとっての選択肢が他にないような錯覚に陥りそうになる。しかし実際には自分が好きなものは他にもあるし、地下アイドルなんかよりも優れた表現は他にある。こんなフェスのフロアに長時間へばりつきたくない。そんな時間の溶かし方をしたくない。そんなことをしているうちにすぐにジジイになって(現在進行形でなりつつある)あっけなく死ぬ。後悔のない時間の使い方をしたい。仕事外にお金を払ってやることが義務になってはいけない。

8時20分の時点でサンドウィッチをひとつも棚に並べていないタカセ。ガッカリ。初めてモーニングにする。JPY450。トーストとゆで卵。バターといちごジャムがついて豪華。悪くない。『セクシュアリティの歴史』を読む。店内の冷房が過剰。寒い。明らかにこれで調子を崩した。あほらしい。

下北沢のFRIDGEで開催中のフリー・マーケットに興味があったが暑すぎて意欲をなくす。まあteeシャツはたくさんあるし、ここでお金使うのはやめとくか。

新大久保、サライ。ケバブ・ラップ・セット JPY1,100。配達の受け取りに来た奴と店員さんが揉めている。「30分じゃ出来ない。1時間かかる」「1時間? なんで?」。ウズベク料理とケバブの二刀流。オペレーションが回りきっていないのかも。他の客がウズベク・ピラフを頼んだら30分かかると言っていた。

思っていたよりもお腹が空いていない。そして食べるともたれる。腸脳相関。メンタル的にも参っている。ちょっとしんどい。トルコ・コーヒーを追加オーダーして長居。正直、本当に家に帰ってステハゲさんの配信アーカイブでも聴きながら横になっていたい気持ちがある。昨日のトレーニングそのものと事故のダメージ(もう痛みはないが)と寝不足とタカセの過剰冷房による冷えと、あとこのどうしようもない暑さ。調子がおかしい。

フロアに立っても気力がわいてこない。全体的に斜に構えた見方をしてしまった。必要以上に冷静に見てしまった。その分、見えたこともあるけど、楽しめたとは言い難い。心身の調子が悪いと目の前で起きていることすべてにケチをつけたくなる。ただ、こういうときに浮かんでくるネガティブな意見というのは意外と意味があるような気がする。調子の良いときには思いつけない何かを突いていることがある。ただ、この記事に書いてある感想はあくまで私の心身状態が悪い状態で浮かんだものである。それを差し引いて読んでもらいたい。

お笑いのセグメントの途中からフロアに入った。結構、面白かった。お客さんが回答してくれたアンケートを見ていたら5点満点のところに6を書き足した上で2にした人がいた話とか。笑った。私はLiVSにハマる前は芸人のPodcastを聴いていた。今日出てきた芸人で赤ちゃんを自認するオジサンがいたんだけど、私は彼の存在をサスペンダー図のPodcastで知っていた。

芸人とアイドル混合のチームで2文字から1文字ずつ増やしていくしりとりをやって一番多く続いたチームが勝ちというゲームに参加したマルコ。ちから始まる5文字を言わないといけなかったのだがチョコレート(6文字)と答えて失格。ちんちんと言うのではないかと思ってヒヤヒヤした。マルコの髪が金色になっている。照明の影響でそう見えているのかなと思ったけど、本当に金だった(この数日間でオレンジが抜けて金になっていた)。ドキッとする可愛さ。次のチームのしりとりも楽しげに答えを出そうとしている。指折り数えながら。

BABYBANTS。オタク側のノリが確立しすぎなくらい確立しているけど、それはステージ側からそうさせているわけではない。単にオジサンたちがめちゃめちゃ頑張っているだけ。オタクが必死すぎるのと、フロア主導の全員参加型のノリがあるのが少々きつい。ステージを置いてけぼりにしているノリもある。アイアイアイアイで円になるやつとか、最前の人がみんな後ろを向いて来い来いって感じで手招きして他の人たちが前に圧縮するやつとか。難しい。メンバーのビジュはかなり優れている。が、アップサイドが想像しづらい。悪くないはずなのに何かが足りない。音楽的な感動がない。

LUCYはBABYTANTSの対比で華やかさ、熱量が際立つ。熊井友理奈に似ている婦人がいる。ビジュいいし、出すところを少しは出しているのもいい。脚とか。ある程度は観客を引き込めている。一人いいなと思う人がいた。ペリ・ウブさん。ちょっと調べたら振付師から転身したらしい。過去にアイドルをやっていたようだ。

THE PINK MINDS。世界観がある。パトスがある。『怪獣GIGA』(MAPAのカヴァー)と『前髪レジスタンス』が印象に残った。音楽の強さが群を抜いている。ちゃんとステージを観て、音楽を聴こうと思わせることが出来る集団。新規無料写メをやると聞いてぜひ撮りたいと思った。海老一陽南chan。ステージから感じるもののない集団だと新規無料と言われても話すことがなくて尻込むけど、この集団なら普通にお世辞抜きで感想を言える。観た後に何かしらの感想を言いたくなるグループは稀有な存在。(あとで陽南chanに会いに行った。無料なのに恐縮するほど長い時間、お話が出来た。氏は167cmの長身でさらに高いヒールをお履きになっていたので174cmの私とほぼ変わらなかった。)

LiVSが終わったのが16時42分。22分押し。最後のマルコ。みんなLiVSと楽しんでくれて本当にありがとうございます。遊んでくれてではなく、楽しんでくれてという言葉を使っていて勝手にちょっとホッとした。

最近はただでさえこの蒸し暑さに胃腸をやられ気分も滅入っている中でストレスのかかる出来事がいくつも起きている。早く仕事をしたいくらい(仕事のストレスがマシなくらい)私生活のストレスが強い。流れが悪い。そんな中で現場を入れすぎて心身の疲労が限界に達している。休憩が必要。8月はどうしようか。既にチケット買ってる日もあるけど、明日に発売するチケットどうするか。LiVSは9月7日(月)に向けて駆け抜けるけど、私はペースを緩めてもいいかもしれない。

後で気づいたけど今日のWWWXは私が初めて行ったLiVSの単独コンサートの会場だった。すっかり頭から抜けていた。何か宿命じみているような気がしないでもない。初心を思い出す契機なのかも。今、LiVSとの付き合い方を考え直す時期なのかもしれない。かと言って完全に離れることもできない。もはや私にはこれしかない。これが私の人生になっている。もしマルコがいなくなったら、LiVSがなくなったら、自分の人生はどうなってしまうんだろう。それが怖くなる。LiVSに出会う前はどうやって生き延びていたんだろう。休みたい気持ちと、髪を染めたマルコをたくさん見たい気持ち。ミニ・マルコあるいはLiVSが消えるまで、イヤになっても添い遂げる。燃え尽きる。それはそれで面白い人生かもしれない。ただ一方で、一度ペースを緩めて自分の中にどんな変化が現れるのかを見てみたい気もする。こういうときに久し振りにBLUEGOATSを見てみたらどうなんだろうとふと思う。直近だとよさげな現場がない。(いや、でも今の私に必要なのはBLUEGOATSではなく休養だろう。)

しりとりゲームで負けた罰ゲームの一発芸。ノリノリで張り切るマルコ。上裸で水着姿の芸人(そういう芸風)に脚を広く開いた状態で立たせて、後ろからちんちんに当たるようなきわどい顔の突っ込み方をして、雷門!だとか言っていた。彼女のことを単なるエロいコンパニオンとして見ているのであればさすがマルコ笑笑と笑い飛ばすことが出来たのかもしれないが、私には出来なかった。私はマルコのことが本当に大好きだから。仮に“これ”で誰かの目に止まって目立つ場所に出られる機会が巡るとしても、"そういう需要"を満たすためにしか起用されないのではないか。天羽希純が羽根でワキをくすぐられる有名な動画みたいにね。あれを見て天羽希純の歌を聴きたいとは誰も一ミリも思わないでしょ。こいつは下ネタOK、エロいじりOK、ヤレそう、今度飲みに誘ってみるかと芸人に思われるかもしれない。胸が苦しくなる。ステージに立つ、売れない芸人たちと売れないアイドルたち。存在として妙にマッチしている気がした。少なくともフロアにいる我々と比べたら男女として釣り合っていてお似合いだというグロテスクな現実に吐き気がする(出てきた芸人の全員がそうだとまでは言わないが)。我々が何万円のチケットを買おうがチェキを何枚撮ろうが埋まらない差がある。泣きたい。池袋の居酒屋くろちゃんで日本酒(豪快)を飲みながらiPhoneのメモにこれを打ち込んでいる。安酒を入れたらつらい気持ちになってきた。急に食欲がなくなって唐揚げが食べられなくなった。ラーメンまで頼んでいる。誰か食べに来てくれ。こんなことを言っているのはたぶん私だけです。だから私が異常です。私の頭がおかしいんです。私は嘲笑うべき存在です。惨めな存在です。だからマルコ、私のことを殺してほしい。楽にしてほしい。マルコを見つけてからの日々に悔いはない。これ以上ない幸せをくれた。ありがとう。でも私はこれが天国なのか地獄なのかが分からなくなってしまった。おそらく私はステージでのひとつの瞬間的なアドリブに過剰反応しているのだと思う。私が勝手にマルコを理想化し、神格化しているのかもしれない。私はマルコを好きになり過ぎた。軽い気持ちでたまに遊びに来る人が一番ありがたいのかもしれない。そういう人がたくさんいて結果として毎回の動員が出来ているのが一番いいのかもしれない。私のような好きになりすぎたファンはひとつ間違えるとマルコ本人からしても目の上のたんこぶになってしまうのかもしれない。アルコールが抜けてきたらつらさが軽減してきた。こんな独善的な悲しみや怒りを本人に面と向かってぶつけるような真似は絶対に避けないといけない。それをやってしまったら私は身を引くべきなのだと思う。ただ、マルコが秘めるこの危うさこそが、私が彼女から目を離せない、抜け出せない理由なのかもしれない。彼女がしたたかに、あざとく、物事を計算して進めているように思えない。それこそが彼女の魅力なのかもしれない、と7月30日(木)に日焼けサロンのマシン内で寝そべりながら気付いた。マルコの愛しさの根源はそこなのかもしれない。危うさ。危なっかしさ。強さの中にある脆さ。一つ間違えれば壊れてしまうのではないかという不安。どこか安心して見ていられない部分がある。単に美しくて強くて見惚れるというだけではなく、それが何かの拍子で崩れてしまうのではないかと心配になる。初期のインタビューを読んでも、大学を辞めて、声優になって、辞めて、アイドルになる。普通ではとらない選択。リスクが高い。人生の安定度は下がる。最大公約数的な考えだと、それらのどの選択もうまくいく可能性が低い。特に地下アイドルなんてのは得体も知れない世界。でもマルコは、勝てると計算しているからそれらの道を選んでいるわけではない。ただやりたかったからそうしているだけ。それを踏み台にして何かをしたいとかでもない。ゴールから逆算して行動しているようには見えない。LiVSは現在でも過去においても未来がバラ色だったことはないように見える。でもマルコ自身はそういった自分の外側の視点から見た成功とか将来なんて意に介していないのではないか。ただ自分がやりたいという内側の声に従って、魂を込めてLiVSに生きている。そんなマルコがまぶしくて、カッコいい。世間の一般的な答えにとらわれていない。今回私が良くないと思ったマルコの言動、それは私が彼女に病みつきになってやめられない理由と表裏一体なのだ。だからそんなマルコを丸ごと愛するんだ。涙が出そうになる。苦しみが解けた気がする。アハハ、と笑って突然どこかに行ってしまいそうな読めなさがマルコにはある。ちょっと目を離すと二度と会えなくなってしまうのではないかという怖さがある。