2019年11月29日金曜日

月光 (2019-11-24)

日頃の生活で山梨県のことを考える機会が一切ないので、私はGoogle mapで検索しないと同県が日本地図のどこにあるのかがよく分からない。訪れるのが三度目であるにもかかわらず。Juice=JuiceJuice=Juice、そして今日がつばきファクトリー。すべて日帰り。観光をするわけでも地元の名物に触れるわけでもない。山梨といえば何? 分からない。強いて言えば、東京から甲府に向かう特急あずさ。甲府から乗る身延線。山に恵まれた田舎の風景。それらが私にとっての山梨。ああ、そういえば子供の頃、山があるのに山梨県と地理の授業で誰かが言っていた気がするな。私が山梨公演に申し込んだ最大にして唯一と言っていい理由が、泊まりなしで行って帰って来られること。特にいい会場だったわけでも、周辺施設が充実しているわけでもなかった。今日が山岸理子さんのお誕生日だというのは、前日にTwitterで見るまで知らなかった。彼女のフォロワーたちにとっては絶対に外せない一日。私は番号がよくはなかった(181番)ので、特にやる気をブーストする要素はなく。小野瑞歩さんを観ることが出来る、そして全員握手で一瞬とは言えご対面できる。それだけが楽しみだった。昼公演は外れた。夜公演は17時半開場、18時開演。家に近いお店でリアルなロティサリー・チキンを食べてから山梨に向かった。

特急あずさはけっこう揺れる。立っているとよろける。通路でHUHさんの“HELL HELL YOU,HOLY HOLY ME”(めちゃくちゃな音楽)を聴いて『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』(アンドリュー・O・スミスさん)を読んでいると、三半規管への負担が大きいのか、酔ってきた。甲府駅で降りると、典型的な鉄道ファンという感じの風体の中年男性が車掌さんに延々と何かを話しかけていた。車掌さんは慣れた様子で適当に相手をしているようだった。身延線に乗り換える。停車中の電車。別のやばそうな男性がニヤニヤしながら車掌さんに話しかけていた。キチガイから解放された車掌さんに今度は私が話しかける。身延線はICカードが使えない。ICカード処理連絡票というのを発行してもらって、ICカードが使える駅で精算しなければならない。連絡票を出してもらう。私のICカードが必要だというので定期券入れを渡したところ、彼はおもむろに私のPASMOを取り出して裏返した(PASMOの番号を連絡票に記す必要があったため)。PASMOの裏側は小野瑞歩さんのステッカー(何度も剥がして貼り直せるやつ)で覆われていた。

車掌さん:あっ…!
私:あ…

前に来たときは、国母駅近くのとりすみというお店で昼食を摂った。気に入ったので夜もそこにした。今日も夜公演の後に行こうかと思っていたが、電車の時間を調べたら時間に無理があった。あの日に比べて今日は夜公演の開演が30分遅い。夜公演まで時間があるので散歩がてら勘で歩いていたら予期せずとんでもない遠回りになった。前に来たときはクロークがあったのだが、今日はないようだ。50代くらいのエスタシオン係員さんに聞いたら荷物を預けるならコイン・ロッカーだと言われた。まだ空きはあった。開けると中は砂塵まみれ。野ざらしだから放置したらこうなる。掃除くらいしとけや甲府KAZOO HALLの関係者ども。こんなロッカーに金を取るな。たまたま持ち合わせていたフェイシャル・シートで拭き取るが、完全には汚れが取れない。日替わり写真は当然ながら山岸理子さんのは売り切れていたが、それ以外はまだ残っていた。小野瑞歩さん、秋山眞緒さん、贈答用の岸本ゆめのさん。会場から歩いて数分のセブン・イレブン(甲府KAZOO HALL来場者たちのオアシス)でアイス・コーヒー(R)とアサヒグループ食品 1本満足バー プロテインチョコを購入。それが今日の夕食。お店の前。アサヒグループ食品 1本満足バー プロテインチョコを食い始めた16時22分、ちょうど昼公演が終わったらしく、応援するメンバーさんの色を身に纏ったキモめな人たちの群れがこちらに近づいてきた。Twitterを眺めていると京都サンガさんが柏レイソルさんに1-13で大敗していてびっくりした。

そういえば。さっき通り過ぎたとりすみが求人の看板を出していた。時給は高校生800円、大学生と一般が850円。山梨県の最低賃金は10月から837円に改正されている。もし高校生を本当に800円で働かせているとしたら法律違反である。9月まで800円を切っていたのだろうな、と思って調べてみたが、2018年の時点でも810円だったようなのだが…大丈夫なのだろうか。でも何かいま調べてみると特定の産業では高校生の扱いは例外のようだね。おそらくうまいこと法の目をかいくぐっているのだろう。

番号の呼び出し。17時34分、60番。17時38分、100番。17時44分、160番。私がフロアに入った時点でもう7割くらいは埋まっていた。真ん中から右にかけてはだいぶ視界が悪そうだったので、私は左側の女性エリア後方を選んだ。会場の収容人数は公式には300人だけど、開場前におまいつの紳士がお仲間に言っていたようにモッシュ前提の人数だからね。Hello! Projectではモッシュどころか足元に荷物を置く人がたくさんいるから。私の近くには集団の姫として男オタク集団に一人混じって一般エリアにいた女オタクさんがいたが、開演10分前に考えを変えて女性エリアに入って行った。影アナは山岸理子さん。何度も噛んで、もうダメだ~と言ってフロアを笑いで包んだ。和む。

ステージに小野瑞歩さんが現れた瞬間から、私が何に集中すべきかは百パーセント決まっていた。そうさ百パーセントみずほ(勇気)…。視界が許すかぎり彼女の一挙一動をこの目に焼き付けること。それだけ。それ以外はおまけ。他の何を見逃そうとも、小野さんから目を離さない。この気持ちが残るかぎり、私は小野瑞歩さん(つばきファクトリー)を追いかけ続ける。髪型がとても可愛かった。前髪がぱっつん気味になっていて(途中から汗で束になっていた)。翌日にご本人がブログで言及なさっていた:
昨日のライブは
髪の毛を下ろしてストレートでやってみたの!
どんな髪型にしようかな〜?
って考えてたんだけど、
逆になにもしないって
やったことないな〜!って思って笑
就活センセーション』で彼女にニコッと笑いかけていただいた感触があった。私は嬉しくてたまらなかった。他にも一、二回はレス的な何かをいただいたような気がしなくもないが、私の勘違いだったかもしれない。私の周囲にはペン・ライトをエメラルド・グリーンに光らせる青年たちが何人もいたので。誰に向けての笑顔だったかを判定するにはVAR (video assistant referee) が必要だ(明治安田生命J1リーグでは来期から全試合で導入されるんだよね)。この『就活センセーション』のときだけは、ほぼ確実だったと思う。私は在宅ファンだった頃は本気で自分が楽曲派だと信じていた。実際、私は昔からヒップホップを中心にさまざまなアルバムをディグってきた音楽好きなのは間違いない。Hello! Projectであってもワックな曲を連続的にリリースされるとその集団には醒める。音楽は大事、根本。でもこと現場に関して言えば、自分が熱狂的に支持するメンバーさんがこちらの愛情(変態的な凝視)に笑顔等で返してくれることに勝る喜びはない。もちろん皆さんからの愛情をパフォーマンスで返すという宮本佳林さんがよくいうアレは正しい。正しいんだが、コンサート中に好きな人とほんの一瞬でも一対一になれる時間、それは至上の喜びなんだ。

トークお題:皆さん(我々)へのオススメ
小野田紗栞さん:LUXの高いシャンプーとトリートメント。(皆さんも使ってみてくださいね。さおりちゃんと同じ匂いになりたい人はね、的なことを言ってから谷本安美さんが大笑い。)
谷本安美さん:TSUBAKIプレミアムのトリートメント。シャンプーやリンスではなく、金色のパッケージの。あれを使うとトゥルントゥルンになる。(みんな高いのを…とやや引き気味の小片リサさん。)
男性もトリートメント使うんですか? と我々に問いかけ、使うというフロアの反応に驚く岸本ゆめのさん。(谷本さんも同様にええそうなのという感じで驚いていた気がする。)男性の場合はシャンプーでそのまま全身を洗うという人も多そうですね。どこ情報よという感じで他のメンバーが笑うと、北島三郎…(と一旦呼び捨てしそうになりながら)さんの付き人がそうしているのをテレビで観たと答える岸本さん。
小片リサさん:インスト。自分たちの曲のカラオケ・バージョンを聴くのが好き。オススメは、と何かの曲名を言いかけてからやめる。これからやるやつにする(一曲ネタバレですね、と他のメンバーさん)。『純情センチメートル』。Aメロの前の音がオススメ。口で再現する小片さん。

トークお題:悩み
新沼希空さん:友達が欲しい。
小野瑞歩さん:私も。きそちゃんとか、メンバーとはよく遊ぶけど。
新沼希空さん:それだけメンバーの仲が良いってことだけど、それ以外の友達もほしい。私は愛知県出身で、今は東京だから地元の友達がいない。
秋山眞緒さん:私も大阪出身だから同じ。
山岸理子さん:(友達の作り方を理子ちゃんに教えてほしいという流れになって)私も人見知りだから…(嘘でしょと小野さん)。でも、自分から話しかけるようにしている。人見知りじゃない自分になり切る。
秋山眞緒さん:趣味を聞くのがいいんじゃないかと提案し、ステージで実践する。趣味は何? と小野さんに聞く。いま探してるんだ…という小野さんの回答に地団駄を踏む秋山さん。何か言ってよ…! 新沼さんからは、友達を作ることという謎の回答。困惑する秋山さん。山岸さんに同じ質問をして、え、漫画? じゃあ今度図書館に行こうよ。と強引に話を進める。このように映画なら映画に誘えばいいんだと言う秋山さん。

秋山眞緒さん:私はいつもりこちゃんのことをふざけて馬鹿にしている。でも理子ちゃんはすべてを受け止めてつばきのメンバーを優しく包み込んでくれる。理子ちゃん大好き。これからもずっとつばきにいてほしい。
小野瑞歩さん:いつかの公演で誰かがファンは推しに似ると言っていた。きそちゃんか。それは本当なんだろうかと考えながら公演をやっていた。理子ちゃんのファンの皆さんは笑うときの目が理子ちゃんに似ていて、本当だなと思った。
岸本ゆめのさん:私は理子ちゃんのことをいつもおばさんとかいじっている。家に帰ってから言い過ぎたかな…と反省している。(本当に~? と山岸さん。)
新沼希空さん:理子ちゃんと一緒だと落ち着く。正直、親といるよりも落ち着く。つばきファクトリーのママ的存在。
小片リサさん:(トーク・セグメントの流れを踏まえて)『今夜だけ浮かれたかった』のインストの一部を理子ちゃんにあげる。
山岸理子さん:(お立ち台に立ってから言いたかったことを思い出せず、しばらく考えてから何かを言う。)言いたかったのはこれじゃない。大したことじゃないんだけど。思い出したらブログに書きます。

全員握手

小野瑞歩さん:見えた!
私:可愛かった

私:里山のラジオ面白かった
岸本ゆめのさん:あ! ありがとうございます!

秋山眞緒さん:また来てくださいね

私:おめでとうございます
山岸理子さん:(頷く。ありがとうと言っていたかもしれないが周りの音で聞こえなかった)

公演の前にエスタシオン係員さんからジャンプ禁止という通達があった。フロア中央付近のおまいつ中高年男性たちは当然のようにそれを無視していた(もっとも、エスタシオン係員さんの伝え方が不十分ではあったと思う)。ルールの是非はさておき、公的空間での振る舞いについて(同じ客の理不尽なイチャモンならともかく)係員からお願いをされてそれを無視するのはオタクという以前に人としての分別に問題があると私は思う。こんな日本語が通じない奴らが、赤信号みんなで渡れば怖くない的に好き勝手やっているようでは、ルールが厳格化するのも致し方ない。残念だが。Hello! Projectでは来年からジャンプが全面禁止だが、その前から会場によってローカル・ルールがある。たとえば新宿Renyはジャンプ禁止。昼公演ではジャンプが許容された会場でも夜公演で禁止になることもある。おまいつならそれは重々承知のはず。私の近くにいたおまいつたちは律義に言われたことを守っていた。私の近くにいた、植村あかりさんから谷本安美さんに推し変した紳士とか。そう言いつつ『初恋サンライズ』では私も飛んだ。さすがに同曲ではフロアのほぼ全員が飛んでいた。(それをもって私が自分のジャンプを正当化してしまうと、これも赤信号みんなで渡れば怖くないだが…。)

帰りも一年前に来たときの記憶を元に適当に歩いたら、訳の分からない迂回ルートになった。未だに正解が分からない。20時13分、国母駅に到着。乗ろうとしていた電車には乗れた。20時21時分発。一時間に一本から三本しか来ない身延線。改札も切符売り場もない。

21時5分、今度は帰りの特急あずさ内で運賃の精算をしていたらPASMOに貼り付けられた小野瑞歩さんのステッカーを若い女性の車掌さんに見られた。一日に二回もこんな羞恥プレイ。体幹を鍛えるためにかなり揺れる特急列車で座らずにバランスを取った。スクワットもした。どこかで別の電車がイノシシとぶつかったためしばらく電車が止まった。

2019年11月28日木曜日

立会い出産 第六子~バンドセットの会~ (2019-11-23)

1.サラリーマンやってるんですよ。こんな音楽やってて食えるわけないでしょ。ハハノシキュウさんは自嘲気味にそう言いました。その“こんな音楽”を好み、“食えるわけがない”活動をされている彼を観るために一定人数が下北沢に足を伸ばし、時間を割き、お金を(ささやかながら)落としている状況が可笑しくなりました。この独演会に会社の同僚が観に来ているんだと言った後の何気ない補足でしたが、やけに印象的で、私の頭からしばらく離れませんでした。公演中も、その後も。

2.一曲でもいいから作ってiTunesに公開しなさい。そうしたらあなたは歌手だ。どの本だったかは覚えていませんが(私は彼の本に一時期はまって大量に読みました)、歌手になりたいのですがどうしたらいいでしょうかという質問に苫米地英人さんがそう答えていました。(蛇足ですが、私の元上司が上智大学で苫米地さんと同じサークルに所属していたそうです。)言われてみればそうです。歌が何らかの方法で聴ける状態にあれば、それを歌っているのは聴き手にとってみれば歌手です。もちろん、コンパクト・ディスクを作って大手の小売店に流通させるのは個人でやるのは難しいでしょう。しかし手段を問わなければ、曲を作ってそれを誰かが聴こうとすれば聴ける状態にするというのはやろうと思えば出来ることです。通り過ぎるほぼ全員に無視されたとしても、武道館のステージに立ちたいだというありがちな目標を書いた紙を貼り出して駅前で歌う青年たちは、日本武道館を目指す歌手なのです。

3.自営業は年収が800万から1,000万円くらを超えると会社にした方が税金的に得だと、私が通っている整体の先生が言いました。ということは将来、会社になっていたら“そういうこと”だと思っていいですか? と私が聞くと先生は笑って、思っていいですと言いました。でも先生は収入を飛躍的に伸ばしていくことに興味はなく、のんびりとほどほどの生活が出来ればそれでよいと考えているようです。お金のことだけを考えれば、こうやって個人で一人一人の身体をほぐしていくのではなく、経営側に回るのがいい。お金持ちになりたければ、末端でセコセコ働いていないで、ビジネス・オーナーになれ。たしか『ユダヤ人大富豪の教え』(本田健さん)にもそう書いてありました(だいぶ昔に読んだので記憶が正確ではないかもしれません)。先生はその方向には興味はなく、あくまで自分の手でお客さんと向き合うことにこだわりたいそうです。曰く、私は痛いのが嫌い。他人が痛いのも嫌い。だからそれを取り除きたい。というのが仕事をする上での根っこにある考えだそうです。

4.あれは9月の名古屋でした。ギャンブル依存症の多重債務者、地元の有名企業に就職した若者、私という三人で柳橋中央市場の尾毛多セコ代で会食した後、しばらく歩いた場所にある公園で歓談しました。いわゆるストアルですが、私は炭酸水だったような記憶があります。若者は新卒で入社して約半年しか経っていなかったのですが、会社を辞めたいと言ってきました。何往復か話をしてから、私はこのようなことを言いました:このまま続けると心身の健康を害するとか、どう見ても今の職種や環境が自分に向いていないのであれば退職をすべきだが、そうではないように見える。君の場合はまず仕事が出来る人になるように努力をしなければならない。どんな仕事に就いたってイヤなことはある。仮に転職したところで今と同じような問題にまた見舞われるだろう。それを横で聞いていた多重債務者は、同じことを父親に言われたことがあるが自分はそうは思わない、というようなことを言ってから、こう続けました:食っていくなら別ですけど。食っていけないなら仕事じゃないじゃないか…と思いながらも別に議論はしたくなかったので深入りはしませんでした。今ようやく意味が分かった気がします。何かをすることと、それによって収入を得られるかどうか、ましてやその多寡は必ずしも一緒にすべきではないのです。

音楽に値札をつけたのは誰かのミスだった(DOTAMA、『音楽ワルキューレ』)

5.個人でやっている小さな飲食店と、日本全国にチェーン展開している飲食店があったとして、売上やお店の規模だけを理由に後者に価値があるということはありません。少なくとも、利用者にとってはそうです。むしろお気に入りの小さな店の方が居心地がよく自分の好きな料理を出してくれる場合も往々にしてあるでしょう。なぜなら想定する顧客層が不特定多数になればなるほど、お店や商品の個性は薄めざるを得ないからです。また、ある人にとっては親が作ってくれたカレー・ライスが世界で一番おいしい料理かもしれません。ハハノシキュウさんは、たしかに音楽だけでは食えていないのかもしれません。しかし、彼が音楽活動から得ている金額は、彼の音楽そのものの価値とは無関係なのです。今日、ハハノシキュウさんが独演会を開催し、我々は彼の音楽を聴くために集まった。今日のように数十名しか入れない下北沢lagunaであろうと、8,000人だか10,000人だかを収容する日本武道館だろうと、変わりがないはずです。創作(だけ)で食えないということは、創作に生活を依存していないということでもあります。生計を立てる手段が他で担保されているからこそ、尖った表現が出来るという面も大いにありそうです。(もっとも、今ではいくら大衆に迎合したところで音楽で巨万の富を得られる時代ではなく、セルアウトが死語になりつつありますが。)

仕事は保守的 安定した収入で潤わせる 音楽は危険を省みない冒険家 DISの対象であっても心身共に快調(キリコ、“Freedom Jazz Dance”)

6.インターネットにブログを開設して、一つでも記事を投稿しなさい。そうすればあなたは書き手だ。苫米地英人さんの論法を書く行為に転用すれば、そうなります。書店に並んだ本であれ、インターネットの片隅に名も知れぬ誰かが書いたブログであれ、誰かが文章を書いて公開し、それを誰かが読んでいるということに変わりはありません。専門的・体系的な知識を得るのにインターネットはあまりに玉石混合すぎて、適していません。専門家が書いた紙の本を読むのが今でも効率のよい方法です。ただ、面白い文章という点だけで見ると、書店に置いてあるその辺の小説よりも優れた文章がインターネットにはゴロゴロ転がっています。私はこのブログを更新するのにこれまで多大な時間を費やしてきました。食えるわけないでしょ、の以前に一円ももらっていません。労働で得た賃金で生活が出来ているので問題はありません。私にとって大切なのは、継続的に書きたいことを書いて、誰でも読める場所に投稿できていること。数人とはいえ読んでくれる人がいること。自分も読者の一人として楽しんでいること。読んでもらいたいという以前に、自分が書きたいから書いていること。

7.ゲスト出演されたAmaterasさんはちょっと怖かったです(本来ラッパーはこうですよね)。ハハノシキュウさんとの二人による新曲がとても格好良かったです。ハハノシキュウさんによるとその曲はレコーディング済みで、近いうちにYouTubeに投稿するとのことでした。他にも曲を一緒に作っているらしく、合作でアルバムでも出してくれたら私は嬉しいです。DOTAMAさんとのコラボ作『13月』とはまったく違った面白い作品が出来上がりそうです。

8.終演後、出入り口で物販が行われ、そこを通らないと出られない(何も買わずに出づらい)システムは、ヨーロッパのスーパーマーケットを髣髴とさせます(入口から出られない。レジを通過する必要がある)。

9.独演会やりすぎだろ的なことをハハノシキュウさんが言っていましたが、これからも年数回の頻度で継続していってほしいです。なるべく行きますので。

10.明治安田生命J1リーグの優勝争いが大詰めです。下北沢に向かう前にサテンでSoftbankさんのwi-fiを使って松本山雅FCさん対横浜F・マリノスの試合を観ていました。1-0でマリノスが勝ちました。鹿島アントラーズさんとFC東京さんが共に引き分けたため、マリノスが一位に躍り出ました。あと二試合。絶対にマリノスに優勝してほしいし、必ず優勝すると信じています。12月7日(土)に日産スタジアムで開催される最終節、FC東京さん戦は現地に観に行きます。その前にまず11月30日(土)に川崎フロンターレさんを何とか倒してほしいところです。

2019年11月21日木曜日

つばきファクトリー 谷本安美バースデーイベント2019 (2019-11-18)

どこまでが子供で どこからが大人か 成人になってもそのラインは曖昧だ(つばきファクトリー『就活センセーション』)

何をもって大人とするかは簡単に定義できない。年齢だけでは区切れない。十九歳まで子供、二十歳になったら大人というほど単純ではない。成人という言葉には、そこで人として完成した、裏を返せばそれまでは未熟だったという含意がある。しかし現実には成熟した中高生もいれば、幼稚な中高年もいる。特に私や当ブログの読者は九割以上が後者に属する。岡田斗司夫さんが『オタクはすでに死んでいる』で論じたところによると、日本でオタク文化が生まれたのには二つの理由がある。第一に大人になってやめる必要がないほど子供向け文化の内容が濃く表現が過激である。第二に、お小遣いという世界的には稀な(東アジアの一部だけに見られるという)制度により子供の頃から趣味への自己決定権が与えられる。これらが原因となって、大人になっても子供の頃の趣味を続ける人としてのオタクが育ったのだ。趣味だけならまだいい。結婚や子育てという人生のフェーズに進まず(進めず)、魂をセルアウトすることで得た賃金と引き換えにアイドルさんに癒されて生き延びる我々は、人生そのものが子供や学生の頃から発展していない。年齢以外に成人と呼べる要素がほとんどない。

私は成人式には二度、行った。自分の年と、その翌年。二回目は悪ふざけが好きな友人の誘いだった。入口で案内状(ハガキ)を係員に渡さないといけないのだが、どさくさに紛れてそこを突破し中に入ることが出来た。その頃は成人式の参加者たちの態度の悪さが社会問題になっていた。実際にざわざわしていて誰も話を聞こうとしない。おしゃべりがしたいならこんなワックな式典にはなから参加せず、飲食店やカラオケでワイワイやっていればいいじゃないか。そうせずに大人が用意した儀式には顔を出す。義務でもないのに。馬鹿。何のために来たんだこいつらは(そういうお前は何のために来たんだ)。無意味で無駄な時間だった。私は途中で抜けた。一緒に二度目の成人式に行ったその友人は新卒で入社した企業を辞めてからしばらく無職生活を続けていたものの三十歳(地方公務員で新しく採用される限界とされる年齢)間際になって滑り込みで地方公務員の職を得、配偶者を見つけて安定した人生を手に入れた。元々はオタクで、声優の宮村優子さんのファンクラブ会員だった。今では川崎フロンターレの応援とお洒落カフェ巡りという一般向けに公言できる趣味に鞍替えをしている。

自分が二十歳のとき、まさか四十近くにもなって二十歳のアイドルさんのお誕生日をお祝いするために早めに退勤する労働者になっているとは思いもよらなかった。三十くらいになったら自分は結婚しているんじゃないかと、何となく思っていたからだ。小学校、中学校、高校、大学と進んできたように、人生の自然なステップとして勝手にそうなるもんだと思っていた節がある。それは大きな間違いだった。たしかに何となく思い描いたような人生にはならなかった。しかし、非常に内向的で、人間が嫌いで、働きたくなくて、一人で静かに本でも読む生活を望んでいた私が、ある程度の社会性を身に着け、自分で得た賃金で生活できるようになった。大きな怪我や病気もせず、自殺もしていない。むしろ日々を楽しんでいる。昔の私からすると上出来じゃないか。数年前まで、結婚相手を見つけろというのが両親と会うと振られるお決まりの要求だった。今では健康でいてくれに要求の難易度が下がっている。それでいいんだ。私に多くを求めすぎないでくれ。

おすすめ記事
独立独歩 - ハードノックライフ
結婚 - ナカムラクリニック 院長ブログ
友人宅での食事 - ナカムラクリニック 院長ブログ

私からすると二十歳は過ぎ去ったただの過去だ。もっと言うと年齢という概念が自分について回ることがもはや邪魔くさい。三十歳を超えたら数えるのをやめてほしいくらいだ。しかしHello! Projectのアイドルさんのような若者たちにとっては、年齢を示す数字の一つ一つのが固有の瑞々しい意味を持っているに違いない。その感覚を私は忘れかけているが彼女たちのバースデー・イベントを観覧することでおぼろげながら思い出すことが出来る。谷本安美さんが二十歳になったのは、厳密には二日前の11月16日(土)だ。つばきファクトリーはその日、山口県でコンサートをしていた。当日ではないにしても、今日TOKYO FM HALLの席に着くことを許された我々は、彼女の特別な日を祝う特別な場所に居合わせてもらっているのに違いはない。

どこから見ても美しい顔。特に横顔に自信がある。公演前に司会の鈴木啓太さんが見所を聞いたところ、それが谷本安美さんの回答だったという。こういうボーストが当たり前のように出来るアイドルさんは素晴らしい。彼女は最近、何かのテレビ番組に出演した際にアイドルとして気を付けていることは何か的な質問を受け、見た目をキレイに保つことと答えていた。曰く、美しくいればそれをきっかけに興味を持ってもらえるから。嗣永桃子さんや道重さゆみさんの場合、ラッパーがオレはリアルだというのに似た一種の自己洗脳(もちろん実際にもお美しいが)という面があったように私は思う(参照:道重さゆみはヒップホップである。)。つばきファクトリーだと小野田紗栞さんがその系譜だ。谷本さんの場合はそのお三方とはちょっと違っていて、ネタやキャッチフレーズ的な要素ゼロで事実を述べるかのように自分は美しいとおっしゃる。そして、周りがはいはいまた始まった(笑)とかそこまででもないだろ(笑)的な突っ込みを入れる余地もなく文句なしに美しい。我々としてはたしかに…とただ素直に受け入れるしかない。

バースデー・イベントとして標準的な、定型的な構成だった。トークがあって、ゲームがあって、多くも少なくもない五曲のミニ・コンサート。チームメイト(新沼希空さん)のゲスト出演。もちろん、普段はグループの一員として活動している谷本さんが一人で歌うのを聴ける貴重な機会であった。集団の9人のうちの1人として配分された短いフレーズを歌うのと、歌を丸ごと歌うのとでは声の聞こえ方が違う。谷本さんはこういう歌声をしているんだなという新しい発見があった。どこか儚げで、味がある。ただイベント自体は正直に言ってしまうとまあよくある感じだなと終盤まで私は思っていた。もちろん面白いし楽しいんだが。谷本安美さんの二十歳をお祝いする場。参加することに意義がある。オリンピック的な感じに自分の中でなりつつあったのは否めない。

お母様からのお手紙を女性スタッフさんが代読した(新沼さんじゃないんかい!と私の後ろにいた有名な新沼さん支持者は残念がっていた。たしかに)。それを(上を向いて。涙がこぼれないように。スキヤキ・ソング)聞いてから谷本安美さんが我々に向けたスピーチに、私は心を打たれた(涙をこらえるのを諦めて泣きながらお話をされていた)。たくさんアイドルがいる中で何で私なんかを応援してくれているんだろう、私は皆さんのことを幸せに出来ているんだろうかといつも考えている。皆さんはいつも可愛かったよとかよかったよとか優しく声をかけてくださる。そういう声を聞くと、これまで活動してきてよかったと思える。(ミニ・コンサートで歌った)『愛はまるで静電気』(℃-ute)の歌詞にあるように、こんな不器用な私を見つけ出してくれてありがとう。彼女の言葉にはこれっぽっちも嘘は感じられなかった。心からの素直な言葉には人を引き付ける力がある。ヘッズたちは儀礼的ではない万雷の拍手でそれに返した。普通イベントでは起きないくらいの大きくて長い拍手だった。最後に谷本さんが涙ながらにお辞儀をした際に二、三度、谷間がちらっと見えた。いくら感動をしてもそういうチャンスは決して逃そうとしないのが、曲がりなりにも男性としてこの世に生を授かった私の悲しい性である。こういった瞬間をみすみす見逃すようでは現場に来ている意味がないんだ。もちろん以前から私は谷本安美さんが美貌と個性を兼ね備えたアイドルさんだというのはよく分かっていたが、このバースデー・イベントを観覧して、筋金入りのリアルなアイドルさんだと確信した。小野瑞歩さんは彼女のような同僚を持てて幸運である。最後のお見送り(谷本安美さんにカードを手渡ししていただける)で別に粘っていた訳でもないのに係員の老紳士がア~~イ~とか言いながら私の肩を押して横に流してきたのはちょっとムカついた。それにしても後味のよい、谷本さんの真摯な人柄がよく表れたイベントだった。

2019年11月19日火曜日

リボーン~13人の魂は神様の夢を見る~ (2019-11-16)

男たるもの、ちょっとしたことで泣いてはいけません。精神論ではありません。涙もろいのはテストステロン低下の兆候なので、要注意です。オレも歳をとって涙もろくなったんだよというのはそういうことです。テストステロンとは男性が健康に生きるために極めて重要な役割を果たすホルモンです。もちろん個人差は大きいですが、一定の年齢を超えるとどんどん下がっていきます。テストステロンが低いと、男性更年期障害と呼ばれるさまざまな不調の原因になります。それを加齢のプロセスだと諦めて何もしないか、出来るかぎり抗って元気に生きようとするかはあなた次第です。一つ言えるのは、あなたも私も若い頃と同じように生きているだけでは同じように健康には生きられないということです。さまざまな生活習慣を見直さなければなりません。

運動:短時間で強度の高い全身運動。HIIT (high intensity interval training)やタバタ式、スプリント、デッドリフト、スクワット、等々。たくさん歩く。長時間の有酸素運動(ジョギング、ランニング等)は筋肉とテストステロンをむしろ減らすのでやらない
食事:間欠的断食(やり方は色々あるが、ポピュラーなのが16/8 diet。一日のうち8時間だけカロリーを摂取する。典型的なのが12時から20時まで。それ以外の時間は水、お茶、コーヒーのみ摂取できる)。高たんぱく、高(中)飽和脂肪(コレステロールはテストステロンの原材料)、低糖質。水をたっぷり飲む。酒は避ける(サケだけに)。ジムで鍛える日には高炭水化物で低脂肪、休息日や運動量の少ないには高脂肪で低炭水化物という変化の付け方もある
睡眠:眠っている間に身体がテストステロンを生成するので、十分な時間の質の高い睡眠を得るのが重要。寝る前にスマートフォンを見るのをやめないとね…
ストレス:ストレスが多いとコルチゾールが体重が増えテストステロンが減る。マインドフルネス、自然に触れる、等々(Hello! Projectの鑑賞はこの項目に寄与しますね)
サプリメント:ZMAとビタミンD

参考文献
Charles Sledge, “How to increase Testosterone Naturally”
Alex McMahon, “Testosterone: The Proven Testosterone Solution”
Thomas Cangiano MD and Jose Cangiano MD, "The Myths and Reality of Testosterone"

なぜこんなことを書いているかというと、劇終盤の感動的な場面で、何人ものヘッズがすすり泣く音が聞こえてたからです。白状すると、私も目が少しだけ潤んでしまいました。後から冷静に考えると、そこまで強く感情を揺さぶられるべき場面ではありませんでした。あれで男が泣いてはいけません。テストステロンを高めていく必要を改めて感じました。

私は演劇女子部のファンなので、コンサートには入らない集団でも演劇女子部なら一度は観に行きます。舞台が好きなんですよね。といっても、Hello! Projectと田村芽実さん関連以外で観劇することはないですが。大学生の頃は友達の誘いで、何度か下北沢の小劇場に足を運んだこともありました。受け身で楽しめる(というかそれを求められる)というのが私に向いているんだと思います。あらゆる興行というのはやる側と観る側が一緒に作り上げるものですが、声を出したり身体を動かしたりするのを求められるコンサートと違って、舞台というのは基本的におとなしく観ていればいいわけじゃないですか。大勢で観ているのは変わらないんだけど、みんなで盛り上がるタイプの興行と違って一人でいられるというか。そういう部分が、根がシャイに出来ている私の性に合うんだと思います。私の場合、騒ぎたいというよりはアイドルさんを生で近くでじっくり鑑賞したいというのが根っこにある欲求なんだと思います。演劇女子部はコンサートよりも視界がいいですし、自分も他の観客も身動きをしないので観やすいのです。

15時からの回と18時半からの回の計2回を観ました。ファンクラブ先行の時点ではこの時期のつばきファクトリーの予定が不透明だったので予定がかち合う可能性を考えて今日だけの2回にとどめました。何も考えずに申し込んだら出費もバカにならないですしね。結果としては2回でちょうどよかったと思います。『アタック No.1』のように1回でもういいやと思うほどではありませんでした。一方で、3回、4回と観たくなるほどでもありませんでした。話があんまり面白くないです。約1時間45分引っ張るには魅力の足りない話だったと思います。私にとっては、まだコレが続くのかよと思うか思わないかのギリギリの線でした。4月のBEYOOOONDSさん主演『不思議の国のアリスたち』のように、もっとエンターテインメントに徹した方がよかったと思います。アレは本当に面白かった。今日は1回目では笑えていたちょっとした台詞も2回目になると自分の中で陳腐化してしまい笑えなくなりました。ただ、1回目は右端、2回目は左から二番目と位置が全然ちがったので、視点の変化を楽しむことは出来ました。1回目では小林“ほのぴ”萌花さんのピアノ演奏を間近で堪能しました。2回目は前田こころさんの素晴らしい衣装(詳述は避けます)に何度か釘付けになってしまいました。あと高瀬くるみさんがしばらく同じ体勢で脚を組む場面があり、その奥を凝視してしまいました。

12名の亡くなった偉人たち(+1名)が別の偉人に生まれ変わるためのオーディションを受けるという物語でした。めでたく次の命を手に入れた人は話の本筋からは外れて、オーディションの模様を上から見守っていました。合格者は一部の時間を除き、基本的には観客のように上から見守っているだけです。彼女たちが居眠りしたとしても劇の進行上は支障がなさそうなほど、役割がありません。(まるで勤務中の私ですね、って何でやねん。)これだけ多くの魅力的なメンバーさんがいるのに、実質的な出演者がどんどん減っていくのが本当にもったいないなと私は思いました。特に平井美葉さん、清野桃々姫さんといった序盤で話の本線から脱落するメンバーさんのファンは歯痒いのではないでしょうか。ずっと出ずっぱりだったのが、オーディションの主催側である広瀬彩海さん、里吉うたのさん、江口沙耶さん、小林“ほのぴ”萌花さん、オーディション参加組で最後まで生き残った井上玲音さんと浜浦彩乃さん。里吉うたのさんは相槌を打つ等の一つ一つの仕草や表情が可愛らしかったです。江口沙耶さんはこちらの想像以上にスラっとしていて、びっくりするくらいスタイルがよかったです。『クイック・ジャパン Vol.146』のインタビューによると、江口さんはスタイルを維持するために食事に気を付けていて、タピオカを飲みたくなっても我慢しているそうです。(同誌では里吉うたのさんが、私はHello! Projectに入るまでは普通の高校生で、クラスで目立つとか可愛いというわけでもなかったとおっしゃっています。私はそれを読みながら嘘つけと思わず声に出してしまいました。)

今回の演劇女子部の面白さの30%くらいは小林“ほのぴ”萌花さんの活躍が占めていました。劇としての主人公は井上玲音さんと浜浦彩乃さんのお二人ですが、小林さんが影の主役だと思います。彼女の支持者は出来るだけ右寄りかつ前方の席で一度は観るべきです。ほぼずっと右端にいるので。彼女はピアノ弾き(ショパンさん)の役でした。生演奏の小林“ほのぴ”萌花さんにしか与えられない役です。というより彼女の特技に合わせて作られた役なのでしょう。他の人にない能力を持ち、それが重宝される環境にいることの大切さを彼女は教えてくれます。他の人と同じ土俵(Hello! Projectであれば歌やダンス)だけで戦っても競争が厳しいですが、そもそも他の所属員にない能力を自分の武器として持ち込むことで、独自のポジションを築き得るからです。私にとっての英語のようなものです。私の勤め先では英語が重要なのにもかかわらず満足に出来る人がほとんどいないので、私は英語が得意というだけで得をしている面が多々あります。小林さんは15時の公演で台詞を飛ばしていましたが、その後は持ち直していました。私がもし同じ状況になったら頭が真っ白になって引きずりそうです。

広瀬彩海さんの演じた閻魔大王は、これまでの演劇女子部であれば須藤茉麻さんが務めていたであろう役でした。今回の出演者はこぶしファクトリーさんとBEYOOOOONDSさんだけで、須藤さんを含め客演はなし。広瀬さんがポジションを奪ったという見方も出来ますが、ちょっとだけイロモノで三枚目な役なので、彼女の支持者はどう思っているのだろうというのは少しだけ気になりました。今回の舞台は二つの集団を合わせて17名にも及ぶということで、それ以外の人々を呼ぶには人員過多だったという面もあったでしょう。

日替わり写真を買うなら里吉うたのさんかなと思っていましたが、14時すぎに入場した時点で、彼女のだけが売り切れていました。特にお目当てのメンバーさんがいないけど記念に一枚日替わりを買うとき、私は書き込みの情報量の多いメンバーさんのを選びます。今日は野村みな美さんでした。

15時の部、カーテン・コール(カーテンは閉まりませんが)後のコメント
小林“ほのぴ”萌花さん:実際のショパンは繊細で内向的。それが作品に表れている。本作ではマリー・アントワネットに絡みにいくなど、繊細さとのギャップを
平井美葉さん:ソロ・ダンスは先生のアドバイス受けながら自分で振り付けた。

18時半の部、カーテン・コール(カーテンは閉まりませんが)後のコメント(一人だけ)
山﨑夢羽さん:マリーが可愛いと思ってもらえるように頑張る

ヘッズの温度が、18時半の部の方が高かったです。最初に暗転したときに15時の部にはなかった拍手が起きましたし、劇中でも歌が終わる度に拍手がおきました。(ただ舞台の構成上、拍手を想定した間がないため、すぐにフェイド・アウトしていました。)後ろの方にノリの良い紳士がいた模様です。ただ、笑うような場面ではないのに一人で深夜ラジオ番組の構成作家のごとく大袈裟に笑っていたのは、いいことのかどうか判断が難しいところです。終盤で誰かが一人だけ拍手をしばらく続けて誰も追随しなかったのはとても面白かったです。そういえば18時半の部では周囲のヘッズが泣いている様子はありませんでした。私と同様に2回目以降の観劇の人が多かったのかもしれません。

清野桃々姫さんのダンスは身体にグルーヴが染み付いている感じがして、目立っていました。巧拙というよりは音に乗る喜びを全身で表現できているというか。

15時公演の前に、会場近くの但馬屋珈琲店でマラウィ芸者AAという珈琲750円をいただきました。私はコーヒーが好きですがセブン・イレブンのだろうがベローチェのだろうがVIE DE FRANCEのだろうが大体おいしいと感じてしまいます。残念ながらストリートの安いやつと高級品との決定的な違いがよく分かりません(ロッテリアのはまずいと思います)。メニューを見ていたら一つ、3,500円の珈琲がありました。ふざけんなよと思ったのですが、これが猫に珈琲豆を食わせてその糞で作ったという珈琲らしく、店によっては7,000円くらい取ることもあるそうです。

2019年10月29日火曜日

田村芽実バースデーライブ 2019 (2019-10-26)

糖質を避けられそうな店が見つからない。昼食をコンビニのゆで卵で済ませるのも視野に入れ始めていたところ、キッチン・カルネという救世主が現れた。新橋駅前。ステーキ屋さん。カウンター中心のペッパー・ランチ的な店のつくり。気軽に一人で入れる敷居の低さ。厚切りリブロース180g 1,800円。ソーセージ200円。もちろんコメは頼まない。今週は明日をチート・デイにするので。肉を塩とコショウで食って、付け合わせのもやしを大根おろしとポン酢で食う。国産牛なんだって。なかなか質の高い肉だった。この辺に来る機会があれば再訪したい。今日は第1部が始まるのが13時なので、この辺で昼食を摂る必要があった。土地勘がないのだが、これ以上ない答えを出すことが出来た。店を出る際にLevi's Vintage Clothingのデニム・ジャケットを羽織ろうとしたらボタンが一つ取れた。

スペースFS汐留。初めて行く会場。この辺のはずなんだけどなとiPhoneの地図を開いてキョロキョロしていると、道路を挟んで向かい側の建物の階段を上がったところにややキモめな人たちが溜まっているのが見えた。あそこに違いない。合っていた。目印になってくれて助かった。何なんだろうね。オタクさんっていうのはオタクさんだって見たら分かるんだよね、大体。特に複数人で固まっているとさ、もう一般社会にカムフラージュ出来ていないんだ。自分も誰かに同じように思われているのかもしれないけど。12時10分に開場の扉前に到着。人が増えてきた。狭い。落ち着かない。奥が喫煙所になっていたのでタバコ臭くなってきた。開場時間は12時半。12時40分まで階段の下で過ごす。12時19分、誰かが話しかけてきた。イヤフォンを外す。黄色いドンキの袋を持った中国人らしき紳士。日本語で新橋駅への行き方を聞いてきた。(田村芽実さんのオタクさんがバースデー・メッセージでも募っているのかと思った。)自分もよく分かっていないのだが(有楽町駅から歩いてきたので)あっちだと感覚で教える(結果としては合っていた)。同じように下で待っている中に℃-uteさんのQUEEN OF J-POP Tシャツを着ている紳士がいた。なぜ?と思ったが、普通の服を持っていないんだろうな。12時39分、前身頃に韓都、後ろにいくつかの店舗ロゴとYAKINIKUという文字が印字された黒いTシャツを着た20人くらいの集団が前を通り過ぎた。

田村芽実さんは4日後の10月30日で21歳になられる。今日はそれを祝したコンサート。土曜日。Hello! Projectだったらこういう日程の組み方はしてこない。当日にせよそうでないにせよ、バースデー・イベントはほぼ確実に平日。お誕生日の当日というのには大きな意味があるが、そうではないのに平日にイベントをぶち込んでくるのはフルタイム労働者のこちらからすると負担でしかない。こうやってお誕生日にいちばん近い土日にイベントを組んでもらえると、我々にとっては都合がつけやすく(もちろんすべての労働者が土日休みではないが)、ご本人にも恋人や家族と過ごせる余地を残すことが出来る。Victor Entertainmentさん。まともな神経である。Hello! Projectはよく言えば熱心なファン、悪く言えば常軌を逸した人間でなければ参加できないような日時にイベントを組むからそういう人が観客の主流になるという面もあるのではないだろうか。私が田村さんのバースデー・イベントに行ったのは2015年12月3日が最初で最後。いま調べたら木曜日だった。これはひどかったな。お誕生日から一ヶ月以上たっている上に平日。

第1部 12時半開場 13時開演

荷物検査なし。チケットのもぎりだけ。ロビーの机にファンクラブの入会案内と『ウエスト・サイド・ストーリー』のチラシが積んである。取りたい人が自分で取るようになっている。花は松井五郎さんとファン一同から送られていた。2020年のカレンダー予約に人が集まっている。田村さんのに限らずカレンダーなんて誰が買うんだと思っていたが、みんな買うんだね。今日の席は、第1部がD列の4番。第2部がD列の10番。四列目。A列から人が座っていた。私とステージの間にインパクトのある禿げ頭が鎮座している。そればかり目に入ってしまうのではないかと不安だったが、開演後は照明が落ちて気にならなかった。視界が良く、田村さんの全身が常に見えた。

ミュージカルの曲、『舞台』、最後に『虹』という構成。正直なところミュージカルの曲は分かる曲がほぼゼロで、楽しみきれなかった。ディズニーから何曲か。『ポカホンタス』がディズニーでいちばん好きだと田村さんはおっしゃっていた。一曲『マリーゴールド』の曲があった(田村さんによる曲紹介でそれを知った)。私は同舞台を二度、観劇したのでその曲は聴いたことがあったはずだが、この曲アレだッとはならなかった。もちろん曲を知らずとも田村さんの迫力ある歌唱はそれだけで聴きに来る価値があった。キーボードとバイオリンのみの伴奏による『舞台』が新鮮だった。ドラムがない分、キーボード担当者さんが他の曲よりパーカッシヴなプレイ・スタイルを採っていた気がする。

・ようこそ田村芽実のバースデー・ミュージカル・ライブへ、と我々を歓迎する田村さん。このコンサート開催に至るまでの裏側を明かす。曰く、当初はバースデー・イベントになる予定だった。わがままを言ってライブにしてもらい、わがままを言って生演奏にしてもらい、わがままを言って豪華なセットを組んでもらった(15個くらいの花瓶に入れられたさまざまな花や植物)。私をお祝いしに来てくれた人たちに歌で最高のギフトを届けたい。たくさん練習してきた。去年はここでバースデー・イベントをやったんだよね。(客からの指摘で去年はrelease partyをやっていたこと、この会場でバースデー・イベントやったのはおととしであることに気付く田村さん。)おととし来てくださった方は今年は随分と気合が入ってるなと思うかもしれません。私のライブは普段は立ち見。今日は座席。普段は皆さんがこういう感じ(窮屈そう身振りをする)で観ている。今日は人と人との距離があって、皆さんが仲悪そうに見える。今日は肘置きがあるので。近くにいると仲良さそうに見える。
・告知のセグメントでは、ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』についてお話をされているとき、田村さんはひときわ嬉しそうだった。マリア役。初のヒロイン。自分の口から皆さんに早く言いたかった。最後に、マネージャーさんから言ってねと言われていると前置きして2020年カレンダーの宣伝。恥ずかしい、やだー。沖縄で撮影した。衣装などもすべて私がプロデュースした。一年中わたしと一緒に過ごしたいよ、という方は買ってみてください。会場を出たところで予約を受け付けている。予約特典はクリアファイル。
・気合を入れすぎて、私の誕生日をお祝いする場だというのを忘れていた、と田村さん。もし私が好きな人のお誕生日を祝いに言って向こうが一方的に歌っていたら、おめ…おめ…という感じ(言い出したいのにタイミングがなくて困っている感じ)になると思うので。きっと皆さんは私におめでとうと言いたいだろうから。と自分で言うのもなんですが、私がせーのって言ったら、めいめいおめでとう!と言ってください。いきますよ、せーの、めいめいおめでとう!
・少女って魅力的だなと思う。男性には男性の美しさがあるとは思いますが。まだ自分の魅力に気付いていなくて、色んな人と話したり勉強したりして女性になっていく途中の儚さ。自分も少女の儚さをずっと持っていたいと思っていた。でも21歳になって、いつまでもその考えではダメなのかなとも思っている。
・(最後の曲『虹』の前に)昨日、(『ラヴズ・レイバーズ・ロスト-恋の骨折り損-』東京公演の)千秋楽だったので(切り替えられるか)不安だったが、なんとか1公演目を無事に終わらせそうな予感がする。
・(『虹』が終わって捌けてから続く拍手に応えてステージに登場し)アンコールちょうだいの演出をしていないときのアンコールの拍手ってこんなに嬉しいんだなって。

じっと座って静かに観るという様式も手伝って、途中、眠くなってしまった。昨日は朝に起きた時点からだるさがなかなか抜けなかった。16時くらいにようやく調子を取り戻した。何なのかは分からない。まだ回復しきっていないのかもしれない。14時3分、外に出る。サテンに入ろうかとも思ったが、迷っているうちに待ち時間も少なくなってきたので、その辺をウロウロしてやり過ごした。

第2部 15時半開場 16時開演

第1部には見なかった(私が見落としていただけかもしれない)Victor Entertainmentの代表取締役からの花があった。15時47分、席で“The Good Immigrant”(何か期待に反してあまり面白くない)を読んでいるとエッチな匂いがする。顔を向けると同じ列の左に脚を露出した若いナオンがいた。Hello! Projectのバースデー・イベントではまず見ない光景。田村芽実さんはこういう客層も掴んでいる。

・第2部の前においしいお弁当を食べ過ぎて、お腹に息を吸うスペースがない。でも何とかここまでやれている(序盤だった)。
・『ウエスト・サイド・ストーリー』への出演は、自分の口から皆さんにご報告したかった。ようやく今日できた。オーディションを受けた。(オーというヘッズの反応に)色々と受けているんです。まさか受かるとは思っていなかった。来日公演を観に行った。普通は舞台と客席が分かれている。回転する客席。『ウエスト・サイド・ストーリー』の世界に入れる。自分も出演者になったような感覚になれる。
・『ヘアスプレー』。渡辺直美さんのライバル役。渡辺直美さんに負けないパワーを出す(第1部でも同じことをおっしゃっていた)。
・カレンダーは沖縄の名護で撮った。
・『ラヴズ・レイバーズ・ロスト-恋の骨折り損-』は知り合いが観に来ていた。以前の作品の共演者。劇中は客席が真っ暗だし演技をしているので観ない。カーテン・コールで客電がついてから気付いて手を振った。そうしたら、めいめいだと気付かなかった、めいめいも出てたんだね、と言われた。その人は他の出演者を観に来ていた。めいめいと気付かなかったというのは最高の褒め言葉。ガムをくちゃくちゃ噛みながら登場するような役。
・山口百恵さんか好き。『蒼い時』という本。読んだことある人? (ごく少数の人が挙手)やっぱ世代が…。私は中学生くらいのときに読んだ。山口さんが21歳の時の本。私も21歳になったらこんな言葉を書ける人になるんだなと思っていたが、自分が21歳になってみてまったくその気配がない。お母さんにそれを話したら、お母さんも21歳の時に同じことを思っていたそう。
・(最後に捌けてから我々の拍手を受けて再登場して)本当に恥ずかしい。こんなドレスを着て歌うのが。素敵なセットで。お姫様のような。それだけ(『ラヴズ・レイバーズ・ロスト-恋の骨折り損-』で演じた)ジャケネッタに寄り添ってきたんだなと…。それは置いといて、何かひとつ話したいなと(数秒間、考え込む)。ミュージカルのコンサートをいつかやりたいとマネージャーさんと前から話していた。なかなかその機会がなかった。バースデーでやればいいんじゃね?となってこういう感じにした。これからも歌だけは歌い続けていきたい。これからも来てくださいと言ったら押し付けになるから言いたくない。私は皆さんが聴きたいと思う歌を歌えるように頑張るから、いいんじゃね?と思ったら観に来てほしい。

第2部の前にストリートを歩き回って眠気を振り払ったつもりだったが、第1部よりもうとうとしてしまった。残念。第1部より会場内の温度が高かった気がする。半袖Tシャツでも少し暑い。17時1 分、外に出る。17時45分頃、帰りの電車でTwitterを眺めていると、Hello! Projectの有名おまいつであられるサムライさんが警察に連行されたという情報が画像付きでタイムラインに流れてきた。

2019年10月25日金曜日

つばきファクトリー 秋の感謝祭 ミニライブ&握手会イベント (2019-10-20)

ステラタウン大宮。大宮駅ではない。土呂駅。分かっている。前にも一回、来たことがある。TKda黒ぶちさんのアルバム“Live in a dream!!”を聴きながら電車に揺られる。高品質なトラック、心地の良いフロウ、韻がどうこうの以前に耳を傾けたくなるちゃんとした歌詞。昨日はじめて聴いたときは手に持っていた本を開くことなく最後まで聴き入ってしまった。この人は1stアルバム“LIFE IS ONE TIME, TODAY IS A GOOD DAY.”もよかった。バトルMCさんとして有名なラッパーさんで繰り返し再生するに値するアルバムを作れる稀有な存在。バトルMCさんのほとんどは残念な音源しか出していない。電車で壁腕立て30回。前に来たのが2017年の11月だったので、駅からの道のりは正確に覚えていない。気持ちの悪そうな人たちについていけば目的地に着くだろう。100メートルほど先にいるふくよかな中年男性二人組に目を付ける。明らかにまともではない。ただの気持ち悪い人たちだったらどうしようと不安になり、結局はiPhoneで地図を開く。

私のモチベーションはそこまで高くない。昨日、横浜で横浜F・マリノス対湘南ベルマーレを観ていたので、今日は静かに試合をDAZNで観直すなりしてまったり過ごしたかったというのが気持ちの何割かを占めていた。今日のCD予約販売開始は9時半。9時16分に列に並ぶ。100人以上はいるかな。さっきの腹が出た中年二人組が後から列に加わった。案の定、同志だった。彼らが来たのは私が列に並んでから3分後だった。歩くのが遅いのだろう。ココ以外には居場所があり得ないというパーフェクトなナリ。瓜二つ。類は友を呼ぶという言葉を体現している。二人とも携帯の扇風機を肩掛けのカバンに取り付け、腹のあたりに風を当てている。メシはどこにしようかと話し合っている。サイゼリヤが有力候補のようだ。私の三つ左に、紫系に染めた髪を後ろで結んだ愛香と仲良しの紳士。微妙に汗ばんでくる天気。半袖Tシャツでちょうどよい。雨よりはマシ。上下adidasの長袖climaliteで足元はクロックスのヤンキー的な格好をし腹の出た中年オタクさんの乳首が浮いている。9時半の段階で私の後ろには30人くらい。定刻ちょうどに販売開始のアナウンス。昨日200なんぼ引いたの。すごくない? 9枚買って200なんぼ(昨日つばきファクトリーさんは名古屋でrelease partyをやっていたのでそのことだろう)とお仲間にまくし立てる女性。販売所に近づくと係員の女性が予約用紙を渡してくる。郵送の場合、送料が900円。この値段はアグリー。Agreeではない。Ugly。いつものように、release partyの回数分だけという最小限の買い方。3枚。売り場の紳士が券を引いて渡してくれるという、初めてのパターン。番号は、1回目が、5!! 2回目が614。3回目が、28! めちゃくちゃ引きがいいじゃないか。興奮。上げるまでもなく上がるモチベーション。

10時14分、ミスター・ドーナッツ。ポン・デ・リング。チョコ・ファッション。ホット・コーヒー。475円。今日はチート・デイなんで、何を食ってもいいんだ。昨日、禁止薬物(ジャガイモを少しと、加糖されたアイス・コーヒーを少し。あと、チャナ豆使用で低糖質とはいえチャパティ)を摂ってしまったので大手を振ってチートしていいのかは微妙だが…。11時7分、某おまいつさんが多目的室に入っては扉を開けたり閉めたりしてキョロキョロと周りを伺っている。どうした。JKを連れ込んで円光でもしているのか? 男性化粧室の小便器では有名な新沼希空さん支持者さんと連番してしまい、思わず顔を伏せる。建物の裏でスクワット30回。壁腕立て30回。今日は1回目が12時半開始。通例だとその1時間くらい前にリハーサルをやる。始まりそうになったら分かるように、付近をウロウロする。が、その気配なし。11時38分、スクワット30回。壁腕立て30回。まだやりそうな雰囲気なし。11時41分、愛香と仲の良い紳士の金髪相棒さんが現れる。新沼希空さんのお誕生日だけあって錚々たる面子が次々に現れる。新沼希空さんの有名支持者がマツモトキヨシからオランジーナを持って出てくる。11時58分、仮装した黒人のオジサンに先導された仮装した子供たちがtrick or treat, trick or treat, give me something good to eat! と歌いながら練り歩く。それを撮影する親御さん。

女:(ステージでひざまずいて数字のテープを貼っているアルビ兄さんを見て)ねえあのオジサン何?
男:ああ、いつも(イベントの)前にいる
女:あそこで何やってるの?
オジサンじゃなくてお兄さんだろ。

12時3分、アルビ兄さんが場内にアナウンス。Release partyの告知。新沼希空生誕祭。ライブの観覧フリー。CD予約握手券は三部とも予定枚数終了。

1回目 12時10分集合 12時半開始

何番ですか? 5番です。わたし6番です。ほくほく顔の紳士。よく見る人だ。少し話してみる。何枚くらい買われたんですか? 2枚です(たぶん1回目だけで2枚という意味)。おお。運がよかったです。何枚くらいですか? 全部で3枚です。おおスゴイじゃないですか。でも2回目が600何番とかでした。私700何番です、ワッハッハ。12時8分、5番が呼ばれる。6番の紳士が2番の有名新沼希空さん支持者さんに冷やかされる。またいいところにいてー(笑)的な。お知り合いなんですかと聞いてみる。ええ、顔見知りです。そうなんですか。何度も現場に来るうちに…。最前の右寄り(ステージに4番まで貼ってあるテープの3番の前あたり)を確保。12時18分、ここでつばきファクトリーさんがステージに現れ、リハーサル。既に衣装をお召しになっている。私服姿を拝見できないのは残念。お誕生日おめでとうと書かれたたすきを谷本安美さんがかけている。違う違う、とヘッズが突っ込む。『初恋サンライズ』。近くて緊張する。肌の質感がよく分かる。生々しい。目の前の小野瑞歩さんに目を合わせての笑顔をいただいた。皆さんが着用しているのはつばきファクトリー ライブツアー2019春・爛漫 メジャーデビュー2周年記念スペシャル(Blu-ray)でいうと『YOUR SONG~青春宣誓~』から『今夜だけ浮かれたかった』までにあたる衣装。中の白い短パンが見える。ありがたや。曲が終わると、いいと思いますと岸本ゆめのさんが左側の音響担当者に伝える。アルビ兄さんの前説。ステージが低い。(実際、私の膝くらいまでしかない。)赤い線を引いた。その前は統率のとれたジャンプ以外は禁止。優先エリアの人はもっと前に詰めて。今日はパンパンでいきますから。(そう言うアルビ兄さんはお腹もパンパンだ。何か対策を取らないといけない。彼ほどではないが、私も他人事ではない。だからHIITと高地環境トレーニングと食事制限をして毎晩冷水のシャワーを浴びている。漠然と健康的でありたいと願うだけでは不十分。数字で計測しなくてはならない。筋肉量を増やし(私は標準よりも少ない)、体脂肪率を下げたい(筋肉が少ないのでもともと高め)。メンタリストDaiGoさん曰く男性の適正な体脂肪率は8-15%らしい。15%まで落とせたら最高。一時期、17%くらいになったことがある。昨年の11月だったかな。ストイックに糖質制限をして。でも12月の健康診断では20%くらいに増えた。この理由は分からない。17%の計測がそもそも間違っていたのだろうか? 今はそこから更に増えている。話を戻すと、アルビ兄さんは今日が新沼希空さんの二十歳のお誕生日であることを強調し、オール・フォー・希空で行くぞお前ら的なことを言って我々を煽った。今日の彼が着ているのはチェルシー18/19ホーム半袖。下はNIKEの黒ロング・パンツ。スニーカーもNIKE。9時半の時点ではNIKEの黒い上着を羽織っていた。

1.『初恋サンライズ

2.『春恋歌
3.『表面張力~Surface Tension~』
4.『ナインティーンの蜃気楼('19 Summer Ver.)』
5.『帰ろう レッツゴー!』

春恋歌』のイントロで嬉しそうに頭を振る仲間Tシャツの女マネージャーさん。

今回だけ新沼希空ヒストリー語りたかった(新沼さんが自らのヒストリーを振り返る)
・生後9ヶ月で歩き出した
・小学生のときリレー学校代表に選ばれた
・中学生のときにちょっと変わってるねと先生に言われたのをきっかけにアイドルになった(先生ありがとう!という野次が飛ぶ)。研修生に入って、つばきファクトリーに選ばれた
・アイドルが好きになったのは3歳(4歳?)の頃。松浦亜弥さんとか藤本美貴さんとかをテレビで観て(パピコのコマーシャルねと岸本ゆめのさん)
・19歳の一番の思い出は尾てい骨を骨折したこと

6.『友情 純情 oh 青春』(Berryz工房)

ふと背徳感に襲われる。こんなことをしていていいのか。何をやっているんだ私はという疑問を、大声を出してメンバーさんの名前を叫ぶことで振り切った。思い切り声を出すのが爽快だった。普段の生活では大きな声を出すことがほとんどない。アイドルさんの現場は、自分が持っている力を振り絞ることの気持ちよさを思い出させてくれる。同じことを私はHIITでも感じている。プログラムの一つに両足でキックをする動きがあるのだが、それをやった後はやけに充実感がある。

最前というのは本当にいいものだ。メンバーさんがターンする度に衣装の中にお召しになっている短パンが見えるし、小野瑞歩さんのスカート裾に糸のほつれがあるのに気付くことが出来た。目の前で『表面張力~Surface Tension~』の野さんのキックを目撃するという幸せ。一瞬すぎて私の動体視力ではその部分の全容を把握できなかった。一時停止してステージに上がり詳細を確認したかった。

13時1分、ミニ・コンサート終わり。

全員握手

新沼希空さん
谷本安美さん
小野瑞歩さん
秋山眞緒さん
岸本ゆめのさん
山岸理子さん
小野田紗栞さん
小片リサさん

13時11分、最初に握手に通された子連れ集団が終わってからはめちゃくちゃ速くなっていて安心した。全員握手はこうであるべき。速さのせいにして自分の技量の低さをごまかせるから…。音楽と周囲の音で会話が聞こえづらい。それでいいんだ。会話をしたけりゃ個別握手会に行くんだ。

新沼さんには当然ながら二十歳おめでとうと申し上げた。それ以外は会釈で通した。秋山さんは見えました! と声をかけてくださった。岸本ゆめのさんも、あ、いた! とおっしゃっていた。新沼希空さんはお誕生日おめでとう書かれた(谷本安美さんがリハーサルで掛けていた)たすきを掛けていた。

13時37分、再び開放された優先エリアがに入る。新沼希空さんの有名支持者さんと山岸理子さん支持者の紳士(私は以前、この方と握手券を交換したことがある)がループ合戦を繰り広げていた。13時41分、後者の紳士が離脱。そこからの展開は私の想像を超えていた。何と最後まで残った新沼さんの有名支持者さんがつばきファクトリーさんのメンバーさん全員と順番に90秒ずつの握手を行い、一人で衆人監視の中ステージ上のメンバーさん8名を12分間独占したのである。こんなことが起きるのか…スゴすぎる。一体何枚買ったらこうなるんだ。私は唖然とした。いい大人が何をやっているんだ、とは思わなかった。ただただ、圧倒された。

13時56分、新沼希空さんが我々に声明を発表する。今日のセットリストは三部とも私が考えた。みんなの髪型も私がしてほしいなというのにした。2部、3部も楽しみにしてほしい、というようなことをおっしゃって1回目が終了。

14時9分。この時間でもこの施設のフード・コートは席を探すのが難しいほど混んでいる。何メシを食ってるんだこいつらは。14時14分、KFCでチキン・フィレ・サンド単品ひとつ。同じ建屋のスーパー・マーケットでインドの青鬼350mlを購入。レジが混みすぎなんだよめんどくせえな。ビール一缶を買いたいだけなのに。外で立って食って飲む。少しいい感じになった。これはジュース、もう一杯だ。そうすればもっと気持ちよくなれる。14時32分、12%のハイボール(八海山よろしく千萬あるべし焼酎ハイボール350ml)を買い足す。飲み干す。14時32分、ステージ付近に戻るとアルビ兄さんが通行人向けに喋っている。

2回目 14時40分集合 15時開始

番号がアレなんで、後方で楽しむ回と決めている。614番はアルコール抜きでは無理。番号の呼び出し。14時46分、300番。14時47分、500番。14時52分、優先エリア右端のほぼ一番後ろに陣取る。15時、アルビ兄さん。ここはステラタウンさんだ、もっと盛り上がれるんですよと我々に熱狂を求める(規制の少ない会場のようだ)。ステージに登場したメンバーさんたち。ジャケットを脱いでいる。今日の気温、ありがとう。でも1回目から脱いで欲しかった。最前でメンバーさんのワキを高精細で見たかった。

1.『雪のプラネタリウム』

2.『純情cm(センチメートル)
3.『ドッカ~ン カプリッチオ』(モーニング娘。)
4.『可能性のコンチェルト』
5.『三回目のデート神話』

新沼希空の今夜だけ褒められたかった(新沼さんのいいところを他のメンバーさんが当てる)
岸本ゆめのさん:答えがあるってこと?
意外と…とヒントを出す新沼さん。頭がいい、とメンバーさんの誰かが言い、意外と頭がいいは失礼だと笑いが起きる
小野瑞歩さん:優しい
岸本ゆめのさん:ダンスキレッキレ
(おから始まると新沼さんがヒントを出す)
小野瑞歩さん:思いやりがある
小片リサさん:面白い 正解
谷本安美さん:お口が可愛い
秋山眞緒さん:構ってちゃん
(良くも悪くも…という新沼希空さんのヒント)
小野瑞歩さん:めんどくさい 大雑把
谷本安美さん:几帳面
(せから始まる、と新沼さん)
小野瑞歩さん:せっかち せこい
岸本ゆめのさん:正統派じゃないしな…清楚?
正解は、繊細(正解者は誰だったか…)
谷本安美さん:ガラスのハートってこと? 繊細って
岸本ゆめのさん:(きそちゃんは)根が面白いタイプですよね。ゆめと違って。私はボケるので

6.『ハッピークラッカー』

私は小野さんのラインで何度も飛んだ。これが後方の正しい楽しみ方。ゾクゾクするような快感がある。

最後の『ハッピークラッカー』では無心に乗ることが出来なかった。この曲で疑問を持たずに飛ぶにはアルコールがまだ足りない。アルコール9%のビールと12%のハイボールを飲んでもまだ足りない。

15時33分、3回目に来なかったら意味がないくらいのセットリストになっているぞ的なことをアルビさんが言う。

全員握手

新沼希空さん 
小野瑞歩さん
小片リサさん
秋山眞緒さん
小野田紗栞さん
岸本ゆめのさん
谷本安美さん
山岸理子さん

新沼さんにお酒飲んだ? とお聞きした。まだー、とのことだった。小野さんはあっさり目だった1回目より笑顔が強かった。

16時11分、スクワット30回、壁腕立て30回。16時15分、優先エリアに戻る。ステージでは二人のオタクさんが握手を続けている。メンバーさんたちと一人30秒ずつの個別握手を繰り広げる、シャツのサイズが適正よりも一つ大きい紳士。もう一人は髪のトップを青く染めてピアスをした老紳士。シャツのサイズが違う紳士は16時24分に離脱。夢見心地でふらふらしているのか、ちゃんと歩けていない。青い髪の老紳士は60秒ずつの個別握手。待機中、隣の新沼希空さんと何やら盛り上がる小野瑞歩さん。秋山眞緒さんと手を繋いで盛り上がる小片リサさん。16時29分、青髪さんが離脱。女マネージャーさんと会場関係者らしき人がつばきファクトリーさんを記念撮影。すると今度は我々を背景に撮影する流れに。16時32分、顔隠さずに載せますと新沼希空さんが宣言する。私は写らないように少し離れた位置に移動したが、近くにいた岸本ゆめのさんが入らなくていいんですか? 後悔しますよ? などと何度も圧をかけてきた。私はそれに受け流せず写真に収まってしまった。その写真は後につばきファクトリーさんのブログに掲載され、観に来ているのがオジサンばっかりだ、メンバーが可哀そうだ等とTwitterで好き放題に揶揄されるフリー素材と化した(新沼さんが宣言した通りに我々に加工をせずそのままお載せになったのである)。実際には女のオーディエンスもある程度はいた。あの写真には精鋭が集っている。

16時33分、メンバーさんが捌ける。16時42分、スクワット30回、壁腕立て30回。16時47分、SY32のロングTシャツを着てヒゲを生やした、子連れでショッピング・モールに現れる勝ち組の青年。16時54分、ジュース、もう一杯。八海山よろしく千萬あるべし焼酎ハイボール350ml。17時6分、アルビ兄さんがぼちぼち集合やでというアナウンス。集合場所であるQBハウスの裏。17時7分、有志の方から新沼希空さんのお誕生日をお祝いするためのペン・ライトを受け取る。オープニングでお願いします。オープニングで。3本目の酒はあんま効かねえな。

3回目 1710集合 1730開始

17時13分、最前の右端。スピーカーのすぐ前。1枚ずつ買って3回中2回で最前に行けるとは(山子さんとサさんが短パンの下にお召しになっている黒いアン・スコを確認した。み、見ようとしたわけではなく、不可抗力で)。アルビ兄さんの前説。1回目と2回目の公演名はこぶしからパクりました、と軽く笑いを摂ってから新沼さへの思いを語る。新沼さんは研修生としてはよく怒られる人だった。口をへの字にして、泣かないという印象。つばきで一番最初にやめちゃうんじゃないか、と思っていた。新沼希空だから独特(苦難の乗り越え方が独特だった、的なニュアンスだったような)。今後とも活躍に期待している。有志の要求通り、パーティ開始と同時にペンライトを光らせるヘッズ。小野田紗栞さんがいちばん反応している。右手を帽子のつば的にして。

1.『低温火傷

2.『ハナモヨウ
3.『私がオバさんになっても』
4.『付き合ってるのに片思い』(Berryz工房)
5.『シャボン玉』(モーニング娘。)

新沼希空の今回だけクイズ出したかった
Q.生まれたときの体重
小野瑞歩さん:2,980g 正解
298(にーきゅっぱ)の女だな、と誰かが言う。
Q.幼稚園の時に残した給食
岸本ゆめのさん:ピーマン 正解
Q.モーニング娘。オーディション前日に食べた食べ物
答えは、つばめグリルのハンバーグ。(正答者は誰だったか、小野さんだったかな?)
Q.研修生になって初めて会った先輩は
小野瑞歩さん:小田さくらさん 正解
物販撮影中にお会いした。感動した
Q.つばきファクトリー誰を推す?
答え:小野田紗栞さん。推し遍歴的にキャラのある子が好き
(この部分やこの記事に限らずだが、私の記憶と記録が間違っている箇所もあるかもしれない)

6.『今夜だけ浮かれたかった

メンバーさんが捌けた後、18時6分、きそら! きそら! という我々の掛け声で戻ってくる新沼さん。誕生日には毎年、何かしらのイベントをさせていただいているのが嬉しい的な談話。18時9分、終わり。

全員握手

秋山眞緒さん
小片リサさん
小野田紗栞さん
岸本ゆめのさん
小野瑞歩さん 
山岸理子さん
谷本安美さん
新沼希空さん

ありがとうございますと声を掛けてくださる小野さんに、大好きですとアルコールの力を借りて申し上げた。やったぁ!という最近お気に入りらしいお返事(バースデー・イベントのお見送りでも聞こえてくる大体の声がやったぁ!だった。)をしてくださった。今日の3回公演を通して谷本安美さんが本当に美しいなと思っていた。それをお伝えしようかと思ったが本人を前にすると無理だった。18時56分、最後も新沼さんの有名オタクさんが最後まで残る。1分45秒だったか、もっとだったか、いずれにしてもメンバーさん一人あたり2分近くずつ、つばきファクトリーさんたちと楽しそうにお話をされていた。1回目、2回目もそうだったが、最後の一人はアルビ兄さん自らが剥がしを務めるというVIP待遇(?)。19時1分、帯のようにたすきを巻く新沼希空さん。19時9分、その様子を見ながら、一体何を話してるんだ…一人と3分くらい話してるぞ…という周囲のオタクさんの声が聞こえてくる。

最後のコメント
秋山眞緒さん:きそちゃんの嬉しそうな顔が見られてよかった
小野田紗栞さん:新沼希空ちゃんの三つ編みが好き。やってみた
小片リサさん:きそらちゃんが二十歳になった。大人がまた一人増えて嬉しい。三回ともいろんな曲をやれて楽しかった
岸本ゆめのさん:私はまだ子供。二十歳になるのはすごい。子供から大人。握手会で元気出たよと言ってもらえることが多い。生きていて色々あると思う。私は皆さんに元気を与えられる存在でありたい
小野瑞歩さん:関東での初めてでの6枚目シングルのイベント。久し振りに見る方、初めましての方。これだけたくさんの方が来てくださった。新沼希空ちゃんの、人に愛される力。きそちゃん大好き
山岸理子さん:3公演あっという間だった。30分くらいなので 
谷本安美さん:きそちゃん二十歳のお祝いで電話をかけたら全部キャンセルされた。そういう冷たいところあるが、全部好き
新沼希空さん:あみちゃんの連絡をキャンセルしたのはお風呂に入っていたから。ツアーが始まって他のメンバーの誕生日を祝うことがあった。みずほちゃんの誕生日とか。自分がお祝いされる立場になって嬉しかった。(3回目で)出てきたときの水色の光景にはうるっときた。感動する気持ち。生きている心地がした。遠くから来てくださった方、仕事終わりに来てくださった方。お忙しい中ありがとうございました

19時18分、メンバーさんたちが捌ける。私もステラタウン大宮から去る。

■土呂   
|  湘南新宿ライン(逗子行)   9.1km 
|  19:38-19:48[10分]
|  330円
◇浦和    5番線着・1番線発 [11分待ち]
|  京浜東北線(大船行)   6.4km   4・7・8号車
|  19:59-20:08[9分]
|   ↓
■西川口    1番線着

19時36分、マルチビタミンを流し込む。アルコールの分解にビタミンBが必要。19時56分、スクワット30回、壁腕立て30回。

西川口、安老爺炭火蛙鍋。店名の通り、蛙肉の鍋の店のようだ。牛肉麻辣麺880円と乡吧佬拌菜880円(Twitterでつながっているあるインテリが乡吧佬がrural person, country person、拌菜がmixを意味するため、Country/Rural Style Mixくらいの意味だろうと教えてくれた)。お酒はもう飲めない。牛肉麻辣麺が期待を上回るおいしさだった。太麺。乡吧佬拌菜は食いきれなかったので持ち帰りにしてもらえますかと頼んだらお店の人は快く包んでくれた。

今日のセットリストは小野瑞歩さんのブログから引いている。こうやって彼女が載せてくれると私は記録にとらわれすぎず、楽しむことに専念できる。ありがとう、みずほchan。

2019年10月24日木曜日

ラヴズ・レイバーズ・ロスト-恋の骨折り損-/Con Amor J=J DAY SPECIAL (2019-10-10)

この一週間というもの、間違えてコメやラーメンを食べてしまいウワッとなるという夢を何度も見ている。あるていど平らげたところで糖質を制限していることを思い出し、チート・デイではないのにルールを破ってしまった…どうしよう…という感じになるんだ。最初に糖質制限を始めた頃もときおり湧いてくる甘いものへの渇望を抑えるのが大変だった。そのときに比べれば何でもないが、糖質の摂取を一気に減らすのは脳と身体にとってそれだけ大きな変化なのだろう。外で食べる場合、白い炭水化物(コメ、パン、麺等々)を口にしてはいけないという縛りを入れるだけで店とメニューの選択が一気に難しくなる。特にお昼はさ、定食が主流だから。コメ抜きで定食を頼むという手もなくはないが、そうすると量が足りない。私は今のところ有力な答えを二つ見つけた。一つは家から徒歩圏内にある韓国料理店。サムギョプサル定食をコメなしで注文する。肉と野菜がたっぷりなので、コメを省いても量が不足しない。むしろちょうどよい。二つ目が一路香という池袋の四川料理店。コメと副菜がビュッフェ方式の取り放題。コメを取らず、副菜をたっぷりいただく。煮卵でタンパク質をたっぷり補給できる。味も悪くないので、糖質制限を抜きにしてもおすすめできる店だ。

普段の平日だと、私は会社で昼食を摂っている。さんまかさばの水煮缶、ミックス・ビーンズ缶、キムチ。これでタンパク質が30-40g。食物繊維がミックス・ビーンズだけで8.7g。糖質は20gくらい。足りなければナッツをつまむ。今日は木曜日だが、私は会社を休んでいる。女を観るためだ。13時半から田村芽実さんご出演のミュージカル、『ラヴズ・レイバーズ・ロスト-恋の骨折り損-』。18時半からJuice=Juiceの日(J=J DAY)という、語呂合わせ(10月10日なので)から生まれた毎年恒例のコンサート。13時半からのミュージカルに合わせて会場の日比谷に着くには、家の近くで昼食を摂っていると間に合わない。だから今日は一路香を選んだ。豚肉、キクラゲ、卵の炒め物。あとホッピー(黒)。ホッピーと焼酎は厳密にはslow-carb diet(Timothy Ferrissさんの"The 4-Hour Body"で提唱されている食事法)的には許されないのかもしれないけど、いいでしょう。少しくらい。私の隣に案内されたスキン・ヘッドの常連らしき紳士がずっとお店の人に話しかけ、そうではないときも常に独り言を発している。イルなヴァイブス。

日比谷駅。シアター・クリエ。12時54分、着席。田村芽実オフィシャルファンクラブ事務局さんが私に与えた席が6列目のど真ん中。近い。それでいてステージ全体が見渡しやすい。開演前で既に臨場感がある。いい席だ。13時17分頃、出演者らしき人々が数名ステージに現れ、二人の男性が通路を練り歩いてオランジーナを300円で売り始めた。そしてステージには田村芽実さん。とてもおっぱいが出ている。私は彼女のInstagramで役の衣装をお召しになった画像を見ていたので知ってはいたが、実際に見るとびっくりした。なぜなら私は田村さんのおっぱいを見るのに慣れていないからだ。それどころか初めてだ。というのが彼女はHello! Project在籍時は一度も水着姿を披露なさらなかったからだ。たまに胸を気にして服を上に上げている。本人もちょっと気にしているのが伝わってくる、それくらいおっぱいが出ている。初日は炭酸水も売ってたんですよ、間に合わなくなってオランジーナだけになりましたとか、値上げします、400円…500円…お金だけもらいますなどと軽妙なトークを交えながらオランジーナを売る二人の青年。彼らがステージで気だるそうに佇む田村さんに何かを話しかけると、彼女は中指を立てる。以前コンサート中のトークで、素の自分とまったく異なるセクシーではすっぱな女の子の役だと田村さんがおっしゃっていたけど、たしかにこれまでとは違う田村さんを観ることが出来そうだ。休憩なしの1時間50分なのでトイレは今のうちに済ませておいてください、と来場者に呼びかける青年。1時間50分であれば確実にJ=J DAYには間に合う。おそらく間に合うだろうという想定でこのハシゴを決めていた。偶然にも次の会場がある赤坂は日比谷から近い。

基礎的な技量がしっかりした上でそれぞれに特徴がある演者さんたちによる、肩ひじ張らずに楽しめる楽しい舞台だった。中でも私に強烈なインパクトを与えたのが、結構な長時間に渡ってほぼ全裸で歌って演じ存在感を示した中年の紳士。ステージに浴槽が設置してあって、実際にお湯が入っているの。彼が入浴してから、出てきてさ。下にちっちゃなビキニの水着だけを身に着けているだけ。ソロの歌唱を披露するんだ。いや、それがさ。筋骨隆々だったら格好がつくけど、その辺の普通の中年のような体型なんだ。腹が思いっ切り出ていて。それで思いっきり下ネタ満載の歌を歌うんだ。俺のアナコンダ お前の穴にドンだ、とかさ。(このラインはMCバトルでもキッズを沸かすこと間違いなしのドープなライムだった。)普通これをやったら観客の大半を占める女性も引くもんだと思うけど、何か彼がもうやり切っていてね、単純に声量もあったし。客席は変な空気にならず、純粋な拍手が起きていた。彼は田村芽実さんに求愛をする役だったんだけど、最後に二人はキスをする。田村さんはもうアイドルさんではなく役者さんなので、当然ステージでキスくらいしてもおかしくないんだけど、言うてもファンとしてはそういう場面は若干そわそわする部分がある。でも、何か彼だったから許せたね。相手がハンサムな若者だったらまた別の気持ちになっていたかもしれない。(もちろん私は田村さんに対していわゆるガチ恋的な思いがあるわけではないし、女優としての彼女を応援したいと思っている。だから脚本上の必要性があればキスの相手が誰であってもいいんだが。)

田村芽実さんは役柄上、話の中心にはいないんだけど、でも脇役とはまた違っていて、主役級に負けない独特の目立ち方をしていた。男四人対女四人の恋物語が中心で繰り広げられていて、周辺部でさっきの中年が田村さんに思いを寄せるという感じ。田村さんであれば女四人衆の一員としてでも立派に演じ切っただろう。でも、こういう一匹狼的な、単独で個性を発揮する役の方が彼女らしい。田村芽実さんという方は、グループにいるよりもソロの方が輝くんだと思う(私は前からそう思っている。)元スマイレージ・アンジュルムの田村芽実さんよりも、ソロの歌手・女優としての田村芽実さんの方が魅力的だと私は感じる。彼女がソロでこれだけ輝くのはHello! Projectを退団してから表舞台に出てくるまでの約一年間での鍛錬(歌と演技のレッスン)があってのことだろう。(そういえばHello! Projectは真野恵里菜さんを最後にソロのアイドルさんがいなくなって久しい。最近の活動を見るかぎり宮本佳林さんがその方向に片足を突っ込んでいるのかな。)

このミュージカルの原作はウィリアム・シェイクスピアさんらしいが、原作を読んでみたいほどには私は物語に興味を抱かなかった。おそらくこのミュージカルよりも小説はつまらないはずだ。私のような教養のない平民にとっては。シェイクスピアは引用されている文でしか見たことがないけど、あの古めかしい英語を骨を折りながら読みたくない。言うたら古文だから。古文は日本語でも読みたくない。 

私は田村芽実さん以外の出演者を誰も知らない状態で、何も予習せずに観劇した。一人だけ、見覚えのある方がいた。三浦涼介さん。調べたら『グランギニョル』に出演されていたんだね。この公演では終演後にグッズ抽選会があった。景品は演者さん一人ずつのサイン入りトート・バッグとTシャツ。ステージに並んだ演者さんたちが箱から半券を取り出して当選者を発表するんだけど、三浦さんが読み上げたのが私の席だった。終演後にロビーでチケットを提示してブツを受け取る。本当に自分で合っているのか不安だったので貼りだしてある当選席の一覧を見る。私の席の半券は、伊波杏樹さんのTシャツのところにあった。そう、この時点で私は田村芽実さん以外のお名前をまったく把握していなかったので、あの男性(三浦さん)が伊波さんなのかと思った。しかしどうもこの劇の公式ホームページを見る限り思っていた人と違う。性別さえ違う。私が本来当選したのは三浦さんだけど、当選者の割り当てで取り違えがあったのかもしれない。だとすると、他にも同じことが起きていたということになる。非常にモヤモヤする。いずれにしても私が当選してしまい申し訳ない気持ちがある。誰かが田村さんのTシャツか金銭との交換を求めてがっついてくれないかなと密かに期待して、Tシャツを見えるように持って会場前でしばらく立っていた。客層が上品だったのでそういう感じではなかった。一人だけ、三浦さんのファンとおぼしき少女が声をかけてきた。すみません、三浦さんのって当たったりしてます? ボク伊波さんです。あ、すみません。(後でTwitterで知ったところによると、私がもらったのは伊波さんのオートグラフで間違いなかったようだ。)私の席は芽実chanに引いてほしかったナ…。伊波さんのオートグラフ入りTシャツは私のクローゼットに眠っている。誰か欲しいですか?



とうとう来たな、このときが。今日は私にとって、宮崎由加さんがHello! Projectを退団されてから初のJuice=Juiceさん現場。したがって私は昨年の11月に購入した、ホット・ピンク地に大きく稲場と印字されたTシャツを初めて着用することが許される。開場前に少し歓談した知り合いの紳士が(宮崎さんは観客として)2階から観ているかもしれませんよと笑っていた。たしかにそうかもしれないが(実際に関係者席にいた)、もういいでしょ。私は宮崎さんから稲場さんに気持ちが移ってからも、宮崎さんが退団するまでのJuice=Juice現場では平服を着続けた。ホット・ピンクは着なかった。自分なりに義理は通した。今日からは正々堂々とJuice=Juiceさんでは稲場愛香さんを支持する。といっても、私の中でJuice=Juiceさん自体の優先度が前よりも下がっている。それでもフットボール日本代表よりは重要だ。今夜ワールドカップ予選の試合があるようだが、録画予約すらしていない。今日のコンサートでアップフロントさんが私に付与した整理番号は、182番。たしか800番台と500番台だった知人たちと別れ、先に列に入る。マイナビBLITZ赤坂は会場前に広々とした空間があり、待ち時間にストレスがない。

番号の呼び出し。17時31分、60番。17時34分、100番。17時36分、150番。17時38分、190番。フロアに入ると、思ったよりも人が入っていない。中央付近はさすがに人が密集しているが、左側は割とスカスカ。17時40分、4列目のほぼ左端を確保。ライブハウス(和製英語)の感覚でいたので182番でこの位置をもらえるとは思っていなかった。例によって皆さん床にカバンを置くので人と人の間隔はそこまで狭くない。カバンで一人が立てるくらいの空間を占拠している老紳士もいた。アレはさすがにひどい。係員が詰めろと呼びかけるも効果は薄い。下にモノを置くのをやめさせるところから始めないと意味がない。選ばれし私達 足元に荷物を置くオジサン達…。18時半の開演までの50分間、何もすることなく立ったまま待つことを強いられる。立ちながらマインドフルネス瞑想。

私は半信半疑だった。いや、疑の方が割合が大きかった。最後にJuice=Juiceさんのコンサートを心から楽しめたのがいつだったのか、パッとは思い出せない。(過去の記録を見るとどうやら2018年11月23日が最後だ。)私のJuice=Juiceさんに対する関心は低下している。つばきファクトリーさん、横浜F・マリノスさん、田村芽実さんが一位、二位、三位として、その次にJuice=Juiceさんがいるかどうかも怪しい。今日のコンサートに申し込んだのも10月10日に何年も連続でJuice=Juiceさんを観ているのを途切れさせたくなかったから。どうしてもこの集団を観たいという強い衝動があったわけではない。

どういうわけか、今日は心からJuice=Juiceさんを楽しむことが出来た。久し振りにJuice=Juiceさんが自分の中でしっくりきた。高木紗友希さんと段原瑠々さんが同じ集団にいることの凄み。この歌唱の破壊力はつばきファクトリーさんでは味わえない。“Fiesta Fiesta!”における段原さんの情熱を解き放てとか、『生まれたてのBaby Love』で高木さんが披露するトリッキーなフェイクとかさ。そうだ、コレがJuice=Juiceさんだ。思い出してきた。最近の曲(2019年2月以降のリリース)はほぼすべてワック、よくて平凡だが、以前の曲のグルーヴは唯一無二。単純に近くで観られたから楽しかったというのもあるかもしれないけど、それだけではなかったと思う。

アレコレしたい!』の泣いちゃうかもだけど…での稲場愛香さんの表情を見て、私は他で見せないような笑顔になった。宮崎由加さんもそうだったけど、私は曲中で表情の豊かなアイドルさんに惹かれる傾向がある。自分自身が表情に乏しく感情表現が苦手だから、それらに長けた人に引き付けられるのかもしれない。今日の彼女からは明確ないわゆるレスはいただけず、愛香とのゲーム(copyright:サムライさん)には参加できなかった。でもいいんだ、私は瑞歩とのゲームにしか興味がないから。

Hello! Project研修生から昇格した二人への掛け声を把握した。松永里愛さんはりあい。工藤由愛さんはゆめちゃん。二人とも他のメンバーさんとは年齢と経験の差があるのに、それを感じさせなかった。それでいて彼女たちの加入はグループに新鮮味をもたらし、年長者たちとのいいバランスを生んでいると思った。私のいた左端だと松永さんが近くに来ることが多かった。

宮本佳林さんがやや体調が悪そうだった。曲と曲の間に一人だけ息が切れていた。何かの曲前でメンバーさんが縦一列に並んだ際に彼女が少し咳き込んで、右にいた高木紗友希さんが左手で優しく宮本佳林さんに触れて、大丈夫?の口の動きをしていた。

金澤朋子さん:昨日から『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?』(リリック・ビデオ)が公開された。アニメ仕立て。
宮本佳林さん:アニメーションの監督が、私が研修生時代にお世話になっていた方。感動。エモエモ。観ないとお腹痛くなりますよ(いたずらっぽく笑う宮本さん。やめなさいと諫める金澤さん)。
金澤朋子さん:『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?(New Vocal Ver.)』が今日からiTunesで配信開始。(買ってくれた人という問い掛けにほとんど手が上がらず、動揺する金澤さん。)知らなかったのかな…。私たちも今日知ったし…。本当にお願いしますね。
(CDを山ほど買う人たちがわざわざ同じ曲をiTunesで買う理由はないけどね…。)

大事な日にやること
・松永里愛さん:掃除
本当? と金澤朋子さんが即座に突っ込む。その後も話が脱線する松永さんに(私の話を)聞いてたあ? ときつめの突っ込みを入れる。無邪気に笑う松永さん。
・稲場愛香さん:アイスが好き。毎日食べるとありがたみがなくなるから特別な日に。ハーゲンダッツのずんだ味。おいしい。お餅が入っていて、私だと共食いになってしまう。最近ほっぺが前よりもぷにぷにになっている。でも特別な日くらいは食べたい。
・高木紗友希さん:お肌ぷるぷるにしたいからいちごのベッドで寝ます(思いっきりぶりぶりの身振りで。Hello! Project研修生のクラシック『彼女になりたいっ!!!』からの引用)
アイドルの鑑だねえ、と棒読み気味に褒める金澤朋子さん。思ってないでしょ。バカにしてるでしょと笑う高木さん。(高木さんは)さっき(公演前に)何言おうかなって凄い迷っていたと暴露する金澤さん。
・工藤由愛さん:特別な日はタコの酢漬けが家で出る。タコは賢い。犬と同じくらい。瓶に閉じ込めてネジで蓋をしても、自分でネジがどちら周りだったかを記憶し開けて出ることが出来る。眉間が弱点。脳が9つあるが、残りの8つを司っている脳が眉間にある。自分の脚を食べるときはストレスが溜まっているとき。

19時35分、本編終わり。

アンコール明け、終盤の何かの曲で高木さんが歌詞を飛ばし、曖昧なリリックもどきで誤魔化す。宮本佳林さんに軽く頭を叩かれて照れる。

松永里愛さん:やふー?(ぞー! と我々は返すらしい。咄嗟に反応できず出遅れた。次からは大丈夫。)リハーサルのとき私たちはその辺にいた(左端前方の、私がいる付近を指差す)。スタッフさんが(会場中央付近の天井からぶら下がった)ミラー・ボールを落としてまた上げていた。それが凄かった。私たちよりも早く入って準備してくださっている。ありがとうございます。

工藤由愛さん:皆さんの笑顔が見られて嬉しかった。私のおかげか分からないけど…。少しでも皆さんを笑顔にして、皆さんの生活に必要な存在でありたい。

段原瑠々さん:風邪をひいていた。心配だったが、皆さんを前にすると平気だった。すごく、めっちゃくちゃ楽しかった。ブログで風邪をひいたとかいたら皆さんのコメントが優しくて泣きそうになった。何でこんなに優しいんだろうと…。私は皆さんに支えられている。私が皆さんを支えられるようになりたい。

植村あかりさん:(ステージに置いてあるメンバーさん毎の水のボトルをカメラに映して)キャップの箇所に工藤由愛ちゃんのボトルにはタコが、松永里愛ちゃんのボトルにはワッフルが描かれている。スタッフの心意気? 心構え?

宮本佳林さん:スタッフさんの支えもあるが、一番は皆さん。今日は髪型を新しくした。こんな日に限って汗だくになって崩れた。

20時27分、コンサートが終了(19時35分に本編が終わったというのが記録間違いじゃなければ、アンコール明けの比重が普通より多いね)。

カバンに入れてきたミックス・ナッツをつまむ駅のプラットフォーム。自販機で買ったサントリー天然水スパークリング炭酸水を飲む。これが夕食代わり。昼がたっぷりだったのでこれくらいでよい。抜いてもよかったくらい。フッドのセブン・イレブンでヤマトの荷物を引き取って、帰宅。