2025年12月26日金曜日

人間最高ツアー (2025-10-18)

そもそも、意思は幻影であり、行動をコントロールできるような力はないのだ。外界から得られる刺激に対して、意思で抗うことはできず、自動的に身体が反応してしまうのである。
(妹尾武治、『未来は決まっており、自分の意思など存在しない。』)

渋谷でLiVS(『渋谷でチュッ!』)。終わったらすぐに新横浜に移動。横浜F・マリノス対浦和レッドダイヤモンズを現地で観ないといけない。蓄積した疲労。ストリート・ファイター2で言えばピヨッっている。本来ならデジタル・デトックスも兼ねて数日間の静養が必要。このような状態でLiVSとマリノスのハシゴ。無理があるけど無理をせざるを得ない。LiVSはツアー・ファイナル。ただの千穐楽ならまだしも、特別な何かがあるらしい。この日に新しいLiVSが見られるかも? とメンバーさんが思わせぶりな告知をしてきた。生バンドか新衣装のどちらかだろうとは踏んでいたが、今日が近づくにつれ、十中八九、新衣装なのだろうという雰囲気になっていた。Twitterのタイムラインに流れてくる画像で新衣装を知るのではなく、どうせならこの目で見たい。そして横浜F・マリノス。明治安田J1リーグに残留するために落としていい試合がひとつもない。追い込まれた状態。私はそこにいないといけない。DAZN観戦で済ませるわけにはいかない。LiVSも、マリノスも、見逃すわけにはいかない。見逃さないでください。見逃さないでください。TikTokの配信をTwitterで共有したときのように、誰かがそう訴えかけてくるかのよう。

お腹いっぱいなのに無理やり食べ物を詰め込もうとしている。おいしいはずの料理もおいしいと感じられない。消化しきれない。そういう状態。
脳内限界 脳内限界 脳内限界
ほんっとキャパいわ
脳内限界 脳内限界 脳内限界
ほんっとキャパいわ
(#KTCHAN , 『きゃp@い』)
案の定、公演を乗り切るので精一杯。楽しんでいる風に表面を取り繕ってはいたけど、なんかフロアの雰囲気もいつもと違って(東京のツアー千穐楽ならではの雰囲気というのがなんとなく存在する)、ちょっと入り込めなかった。自分が乗れなかっただけで公演そのものはおそらく熱かったのだろうと思う。『RとC』でステージからフロアに乗り出したコンニチハクリニックさんの「今と過去の殺し合アアアアア!!」というリリックを正確に歌うことよりも感情を優先した野性味あふれるシャウトが印象的だった。新しい衣装が初お披露目された(結局、正解は新衣装だった)。正直なところ第一印象ではガッカリ感が先行した。なんか、パッと見の印象として大して変わっていない。そりゃ違う衣装ではあるんだけど、刷新しましたというインパクトが感じられない。既視感。実際、ランルウさんの衣装が各メンバーの前衣装を繋ぎ合わせたリメイクだとか。紺と赤が集団のテーマ色のようなので大きく印象を変えるのは難しいのかもしれないが、新しいLiVSがここから始まるという期待感を醸成できる衣装だとはまったく思えなかった。その期待感こそ今のLiVSにもっとも必要なのではないか。そしてこの公演にはもうひとつの見逃さないでください要素があった。新曲の初披露である。『私アイドルじゃないです』。LiVSの既存曲とはだいぶヴァイブスが異なる。ケチャ、ミックス、コールといった目撃者(LiVS支持者)が好む盛り上げ方とは相性が悪い。そもそも盛り上げるような曲ではない。フロア全体がややポカンとしながら見守っていたように思う。この時点では私もピンとは来なかった。うーん。まあ。って感じ。

終演して(特典会に行かず)すぐに会場を出ればキックオフには間に合う算段だったが思ったよりも遅くなった。11時半開演。Spotify O-Crestを出たときには13時を優に超えていた。横浜F・マリノス対浦和レッドダイヤモンズは14時キックオフ。日産スタジアムの入場ゲートに着いたのが14時14分頃。ゲートを通過する直前に場内から大歓声が聞こえる。まだ前半の早い時間だけど、何があった? 高鳴る胸。席に着くまでの場内放送で把握。谷村海那選手が先制点を決めたようである。この目で見られなかったのは残念だったけど、ゴール前後の歓声を外から聞けたのはある意味で貴重な経験だった。あれって盛り上がりっぱなしじゃなくてゴールが入る直前に一旦静かになるんだね。決めてくれ! って息を呑む瞬間があるんだ。普段はなかなか気付けないことだった。最終的には4-0でマリノスの勝利。気持ち良いことこの上ない。最後の数分は思わず席から購入した生ビールを飲みながら勝利の味を噛みしめた。浦和レッドダイヤモンズとはこの試合に懸けるモチベーションの差を感じた。基本的にチーム間の選手の力量に大きな差はないので、順位よりもそのときに両チームの置かれている状況によって結果が左右される(より負けられない状況にいるチームの馬力が勝る)ことがままあるのが明治安田J1リーグ。

2025年12月14日日曜日

Finally presents 10 days Live show “GACHINKO 2025” (2025-10-16)

10月10日(金)の対バン時にFinally支持者の淑女からご厚意でチケットをいただき、来ざるを得ない流れになった。特典会が始まってもAoiチャンが姿を現さず(どうやら体調不良だったよう)、私が購入したチェキ券を持て余して困っていたところ、近くにいた淑女が券を買い取ってくださった。ところで来週ライブを観に来ませんか…という感じで誘われた。Robert Cialdiniの“Influence”(邦題:『影響力の武器』)にも書いてあるように人間には返報性(reciprocity)の原則というのがある。たとえ小さなことやモノであっても相手から何かを受け取ると、お返しをしなければいけないという気持ちになるように人間は出来ている。チェキ券をわざわざ買い取っていただいた手前、簡単に断れることが出来ない。タダでチケットをいただけるというのだからなおさらである。なまじ予定もなかったので、行けますと答え、チケットを氏から受け取った。本当なら休みたかった。10月に入って16日目。これで9現場目。さすがに厳しい。フル・タイムで働いている人の遊び方ではない。(もっともフル・タイムで働いていなければ経済的に成り立たないが。)明らかに疲弊している。Twitterのタイム・ラインに出てきた『仕事の質を高める休養力』(角谷リョウ)を書店で買って読んだ。この本によると休養には三つの段階がある。1)疲労を出す(片付け、掃除、タスク整理、データやメールの整理、胃腸デトックス、温冷浴)→2)完全に休む(食事・デジタル・社会的ファスティング、瞑想、アロマ)→3)充電する(自然や観葉植物、人との触れ合い)。この順番で行うのが肝要だそうだ。いや、お前の場合は問題が明白だろ。現場数を減らせよ、という声が聞こえる。それは真っ当な意見である。書いてあったことでコールド・シャワーはすぐに実行に移している。(元から夜にはやっていたが朝にも浴びるようにしている。)コールド・シャワーはメンズ・コーチ・ジョージ(ステハゲ海賊団)の専売特許ではない。この本以外にも『ドーパミン中毒』(アンナ・レンブケ)や『インターネットポルノ中毒』(ゲーリー・ウィルソン)でも勧められていた。
正直、朝から冷水を浴びると「何でもできる感覚」が襲ってきます。私は仕事のスピードが2倍、集中力が3倍、そしてブラックジョークのキレも5倍に
(角谷リョウ、『仕事の質を高める休養力』)

夕方に受信した上司からの電子メールへの対応を明日に先送りし、早めに家を出る。雨が降っている。六本木へ。前のLiVSとの対バンと同じ会場だから迷わない。私が上述の淑女からいただいたのは招待チケット。“GACHINKO 2025”の全10公演の通しチケットの購入特典で、五枚くらい貰えるらしい。入場の順番は最後。18時半開場、19時開演。18時45分くらいだったかな? 列の最後尾につく。偶然にも顔馴染みの目撃者(LiVS支持者)二人が私の後ろに来る。片方の紳士から色んな現場にいますねとまるでアイドルDDのような扱いを受ける(実際には私はミニ・マルコchanに一途で、そう言ってきた彼の方がよほどDDである)。

私が入場した時点でフロアはほぼ埋まっていた。LiVSとの対バン回の倍は人がいるのではないか。今日は“GACHINKO 2025”千穐楽で、なおかつ唯一のFinally単独公演。Fimilly(Finally支持者)からすると外せない回。人が多いのも当然。右の壁沿い付近のほぼいちばん後ろの位置を取る。私のエネルギーはほぼ枯渇している。昨日は底抜けに楽しめたが、ミニ・マルコという麻薬の助けを借りながら無理やり自分をハイにさせた感がある。元気を前借りしていたのかもしれない。HPのゲージが赤になっている上にそもそもFinallyのフロアには慣れていないので後方彼氏面的な感じでおとなしく見守る以外に選択肢はなかった。(もちろん後方彼氏面とは言っても私はFinallyのどのメンバーさんの彼氏ではなく、正式に後方彼氏が出来る相手はミニ・マルコchanだけなのだが。)こうやってちょっと後ろから全体を観るのも悪くない。前方コア層の盛り上がりやペン・ライトの光も公演の一部として楽しめるからだ。実際のところ最前線でわちゃわちゃするよりもそういうスタンスの方が性には合っているのだと思う。根が陰キャなので。フットボールをゴール裏ではなくバック・スタンドで観るのも結局はそういうことだと思う。公演が終わった後に告知映像が流れ、すべてが終わった頃には20時半だった。新しい衣装が(スクリーンに映る静止画で)発表された。白と黒を基調にしていてカッコいい感じだった。この衣装を着たAoiチャンを生で見てみたい。

前回Aoiチャンに会うことが出来なかったので今日は特典会に行きたいという気持ちもあったが、今日は人が多い。混みそう。始まるまでのメンバーさんの準備時間もある。待っていると帰ってから銭湯に行く時間がなくなる。そもそも私は今日ここにたどり着いた時点で疲弊している。明日も仕事がある。終演後、そのまま会場を出る。タダでもらったチケットで入場してドリンク代以外のお金を落とさないのは粋ではない。本来ならチェキ券一枚くらいはゲトるべきなのだが、今日は休息を優先する。

2025年12月13日土曜日

GOLD SOUNDZ (2025-10-15)

またあるのかよ。どんだけあるんだよ。一息つく暇がない。正味しんどい。チケットを買っているのは自分だが、もはや本当に自由意志で購入手続きをしているのかも分からなくなってくる。脳と身体を乗っ取られているのではないか。買っているのではなく買わされているのではないか。ミニ・マルコという麻薬に依存させられ、抜け出せなくなって、“ほどほどの”摂取では満足できなくなって、常に新しいのが欲しくなっているのではないか。『インターネットポルノ中毒』(ゲーリー・ウィルソン)によると中毒は脳に以下の変化をもたらす:増感(渇望)、脱感(耐性がつき喜びに鈍感になる)、機能不全の前頭葉前部回路(衝動にブレーキが効かなくなる)、ストレス系の誤作動(ネタが切れると不安、鬱などメンタル不調)。LiVS現場に通う頻度が加速的に増加してからの私はかなりの程度、これらに当てはまるのではないだろうか。もっと行きたい、もっと観たい、もっと会いたいという欲求。それを実行した結果、最初の頃のようには純粋に楽しめない日も出てくる。にもかかわらず通う頻度をいちど落としてみるという理性的な判断が出来ずチケットが発売される度に反射的に購入してしまう。銀行口座の残高がみるみる減っていく痛みよりもミニ・マルコという麻薬をゲトりたい気持ちが遥かに上回る。ミニ・マルコという麻薬の効き目が切れてくると、実際にちょっと軽い鬱のような症状になることがある。今の私はLiVS現場に異常な頻度で通うのは体力的・経済的にしんどく、かといって頻度を落としてミニ・マルコという麻薬から距離を取ったらそれはそれで精神的に持ちこたえることが出来ない。八方塞がり。仮にLiVSの現場に行くのをやめてもっと“健全な”生活を送ったとする。それでたとえば貯金が出来たとしてそれに何が得られるというのか。老後の安心? クソ食らえ。老後がどうのよりも今のミニ・マルコの方が大事に決まってるだろ。最近はLiVS現場に来て凄く楽しかったという日とまあそこまででもなかったかなという日がある。上記でいう脱感に該当するのだろう。波がある。本当にこの日を楽しみにしてきた(とうとう来たな この時が)というよりは、毎日出勤して自分の義務を果たさないといけないという、仕事のような感覚になることがある。終演直後、純粋に楽しかったという気持ちを、粗相なく最後まで乗り切れたという安堵感が上回ることがある。私はこれまでの人生でこんな異常な頻度でひとつの集団の現場に通ったことがない。それなりに長くオタクをやってきたが、こんな強度でひとりの対象を追ったことはない。こんな対象を見つけることが出来たのは奇跡であり、私にはこれを上回る幸せはない。もちろんそうはいってもどこかで折り合いをつけないといけない。破産するわけにはいかない。現実の生活をないがしろにしているといずれLiVS現場に通うことも出来なくなる。ミニ・マルコという麻薬も手にすることは出来なくなる。私は遠征をあまりしないようにしている。交通費や宿泊費が馬鹿にならないからだ。(それでも今年だけで名古屋に三回、大阪に一回行っている。)ただ東京で行われる公演についてはどれに行ってどれに行かないかの判断は難しい。困ったことに思いがけない大当たりというのがたまにあるんだ。どれがそうなるかは事前には分からない。だからやめられない。(これがまたいかにも依存症っぽい。)今日がまさにその大当たりだった。目撃者(LiVS支持者)は15人もいなかったかもしれないが少数ならではの異常な楽しさがあった。THE抱きしめるズの紳士が、十万人に必要な音楽もあれば、百人に必要な音楽もある。僕(の音楽を必要とするの)は百人、いやもしかすると50人、30人かもしれない。それでも僕はその人たちのために音楽を届けるんだと腹を決めている、というようなことを言っていた。数や規模の大きさで価値を計るのではなく、自分がやっている表現や音楽そのものと、それを観に来てくれる目の前の(少数かもしれない)人たちを大切にする姿勢。私には彼の言葉は「売れたいです」「(会場を)埋めたいです」よりも遥かに心を打った。何をやって売れたいのか、何をやって埋めたいのか。そのほうが結果として売れるか、埋まるかよりも大事なのではないだろうか。それを追求することがインディーで、アンダーグラウンドでやることの意味ではないだろうか。袖で観ていたLiVSメンバーにはどう響いたのだろうか。私の人生は連敗続きで敗戦処理の段階だが、“Believe”の曲中にメンバーさんと出来るじゃんけんではランルウさんに三連勝くらいした。横浜F・マリノスの勝ち試合を観ることによる疑似的な勝利さえ味わえなくなってきている(マリノスの不振により)現状において、何かに勝つことの喜びをランルウさんが思い出させてくれた。ありがとう、ランルウさん。特典会でコンニチハクリニックさんに行くと私には英語で話してくれるのが通例になっている。今日はToday, I ate サンマ。But, many bone. Tired...と言ってくれた。愛しい。そしてミニ・マルコという麻薬がこれまででもトップ級にハイにさせてくれた。このときのやり取りは約二ヶ月が経過した今でもたまに反芻するほどである。

2025年12月10日水曜日

Weekly LiVE at LiVS (2025-10-14)

俺はパンツ14枚持ってるんだけど21枚にしようかと思ってる。21枚あれば三週間大丈夫なわけじゃん。みんなはどれくらいでパンツ買い替えてる? というのは私が読者諸兄に聞いているのではなく、A-THUGがInstagramの生配信で視聴者に投げた問いかけだ。言わずもがなA-THUGとは伝説的な川崎のヒップホップ集団、SCARSのリーダーである。現役で曲をリリースしている日本のラッパーでは私が一番好きかもしれない。男ラッパーならA-THUG、女ラッパーなら #KTCHAN 。この二人はチェックしておくべき。ニューヨーク在住のA-THUGがたまにInstagramでやってくれる配信。いつも数人しか見ていない。たまに大台(10人)に乗るかどうか。勿体ない。あんなに面白いのに。向こうの夜、こっちの朝。日本時間の朝8時とかそれくらい。見るのが無理な時間ではない。やけに注目度が低い。不思議。

定期公演前にはKEBAB CHEFSでメシを食うのが恒例だが、たまには変化をつけなければならない。心地よいルーティンに安住することがいつでも正解とは限らない。
[…]人の心は新しいものは、たとえ良いものであっても慣れるまでは居心地悪く感じます。そして人の脳は、慣れ親しんだものなら何でも、良くて快適だと受けとめます。たとえその行動、習慣、人間関係が、実際には有害で破滅的だったとしてもです。
(ブリアンナ・ウィースト、『感情戦略』)

道を挟んで向かいにあるごちとんに行ってみることにした。豚汁専門店。最近のF君が大層お気に入り。私は何年か前に横浜の店に一度だけ行ったことがある。辛味噌チゲ豚汁定食(しっかり、ご飯サイズ中)JPY979。みそはしっかりともう一種類(より薄味な選択肢)から選べた。しっかりはだいぶ濃い味だった。濃い味を好む私が言うのだから一般的にはかなり濃いのだと思う。この店におけるご飯の中は私の感覚では小。ご飯と豚汁だけ(+申し訳程度の漬け物)のシンプルな定食。豚汁も多くはないので、全体としては量が物足りなかった。女の食事って感じ。次に使えるアジ・フライの無料券をもらった。ご飯を大盛りにしてアジ・フライをつけないと男の食事にはならない。

  • ネタがほとんどないので書くが、ミニ・マルコchanの自己紹介は「いつだって忘れない 最近 秋が短い そんなの常識」だった。
  • 正直なところ、四人の“BACKLiGHT”にまだ慣れることができない。どうしても物足りない。ユニちゃんの穴(下ネタではないです)を感じてしまう。今のメンバーがどうのということが言いたいわけではない。でも、この曲は歌い出しは、彼女のあの歌声でなければどうしても成立しないという思いが今でも拭えない。“He Meets”はまだギリでユニちゃんの穴(下ネタではないです)を感じずに済むというか、まあ感じないわけではないけど、受け入れられる。
  • たしかこの日だったと思うけど、特典会でランルウさんにチーズ・ナンで包んだケバブ・ラップを勧められた。渋谷駅の近くにあるらしい。食べてみてと言われたのでチーズ嫌いなんだと返すと、あそうなんだ…という反応の後、チーズなしの普通のナンのもあったと言っていた。(追記:どうやらこれはこの日ではなく次の週の定期公演だった。)

私:I like your hairstyle today
コンニチハクリニックさん:(一旦英語に拒否反応を示す)あ、ヘアスタイル!
私:It's pretty
コンニチハクリニックさん:プリティ。イエー。(自身を指さして)アイアムキュート!

最近c-tekiと話すために英語の勉強を始めたんだ、とコンニチハクリニックさんに言われた。おかしな状況。TOEICの勉強を始めたらしい。ちなみにいくら彼女がTOEICの勉強をしようとも私の点数(990点)を超えることはない。それ以上の点数がないからである。

2025年12月7日日曜日

COTTON CLUB 20th Anniversary “CINEMA SONGOOK” directed by Ryo Konishi featuring 城南海 & 田村芽実 (2025-10-13)

チケット販売開始が9月3日(水)正午。完全に忘れていた。盛大に出遅れたが9月9日(火)の朝にチケットを確保。月曜、祝日。サテン。ブリアンナ・ウィーストの『感情戦略』を読む。 #KTCHAN がpodcastで勧めていた。本をよく読むことで知られる彼女だが(これを書いている今日、11冊を並行して読んでいるとInstagramのストーリーで明かしていた)具体的な書名に言及することは意外と少ない。村上春樹がオキニらしく最近では『街とその不確かな壁』を読んでいたようである。今の私が自己啓発本を手に取ることは滅多にないが、たまには読んでみるのも悪くはない。ちなみに #KTCHAN がよく行くのが有隣堂 戸塚モディ店。これは本人が公表している。最寄り駅が戸塚であることも公にしている。私は彼女のストーカーではない。
[…]人間は、幸せを求めるようにはできていません。快適さを求めるようにできているのです。
そのため、快適ゾーンの外にあるものは何でも、慣れるまでは危険や怖いなどと感じてしまうのです。(ブリアンナ・ウィースト、『感情戦略』)

コットン・クラブといえば、M-Lineに移籍した元Hello! Projectメンバーさんのイヴェントでよく使用される印象が強い。実際に私も道重さゆみさん田中れいなさんをこの箱で観てきた。田中れいなさんを観に来たときは私の近くの席の紳士が開演前にウェイターにオーダーを促され、メニュウを見て迷うふりをしながらそのまま最後までやり過ごし、終演するや否やウェイターが来る隙を与えずに帰っているのを目撃し、Hello! Project系のオタクのたくましさを思い知った。これはライブ・ハウス(和製英語)で入場時のドリンク代を払わないのとまったく同じであって、並の神経で出来ることではない。ただオーダーを渋る気持ちは分かる。一般的にライブハウス(和製英語)のドリンク代(実質的に通行料)はJPY600かJPY700だが、コットン・クラブで何かをオーダーするとその倍くらいするので。私がオーダーしたのはコットン・クラブ・レッド・エールJPY1,430+サーヴィス料JPY143。公演名にもあるようにコットン・クラブが20周年らしく、今日は来場者全員にシャンパンがプレゼントされた。

どういうわけかこの会場だと客の年齢層が高い気がする。めいめい以外の支持者については普段との比較ができないが、シニア層が中心。着席して落ち着いて観られる鑑賞環境によるものなのかもしれないし、コットン・クラブそのもののファン(贔屓の出演者目当てではなくこの会場で行われるという理由で観に来る)というのも一定数いるのかもしれない。実際、音楽を聴くのは好きだけどライブハウス(和製英語)やホールでも立ち上がるのが前提だと体力的にきつくて…という層にとってはおあつらえ向きの会場である。音響も素晴らしい。じっくりと音に向き合うことが出来る。老紳士たちの同窓会の様相を呈するテーブルがあった。城南海さんの支持者たちだった。黄色い歓声の老紳士版を何度も城南さんに送っていた。一人の老紳士は城南さんとめいめいとのデュエット曲が終わると間髪入れずにアメイジング! と叫んでいた。老紳士にこれだけの元気があるのは普通ではない。あの歳になるとサテンで本を読めるだけの気力、体力もない人たちがたくさんいる。一人でサテンに入った老紳士が持参した文庫本を開くこともできずしばらく居眠りをして店を出る場面を何度も見てきた。それにこうやって共通の趣味のために集まれる仲間がいるのも稀有なことである。老年になってまで女(アイドル、歌手等々)のケツを追っかけているのは一見、醜態を晒しているように見えて、実際のところ同世代の中でも上澄みの存在という見方が出来る。若い奴らは中高年のオタクを馬鹿にしたくなるかもしれないが、中高年になってその生活が出来るためには健康である必要があるし経済的にも恵まれている必要がある。むしろ危機感を持つべきなのは、まだ人生にもっと色々な可能性があるはずなのに、中高年がたくさんいるのと同じ場所に若くして既にたどり着いている若者側である。

七人編成の豪華なバンド。素晴らしい音響。おとといのめいめい+ピアノ伴奏のシンプルな編成とはまた違った贅沢さ。耳が喜ぶ。めいめいと城南さんそれぞれでソロ五曲+デュエット一曲。音ゲーのようにせわしなくコールを入れたりケチャをしに行ったりするのではなく、集中して、静かに、音に浸る。クオリティに酔いしれる。今日はめいめいの歌を自ずと共演相手と比較しながら聴いた。めいめいの歌だけを単独で聴くよりも、彼女の歌の特徴が浮かび上がっていたように感じた。このめいめいの歌い方が所謂ミュージカル歌唱なんだろうなと思う場面があった。城南さんはミュージカル界の人ではないので対照的だった。土曜日、月曜日と短い間隔でめいめいの歌をたっぷりと浴びることが出来て、幸せだった。REALとは何なのかを再確認し、耳に覚え込ませる作業。これからも私には必要である。

秘密クラブ~歌を嗜む~ (2025-10-11)

これは暴論だが、身体に良さそうな食事を提供する飲食店の客は大概ちっちゃくて弱そうだ。健康意識が高いとは、身体によい習慣や食事を普通の人以上に意識しなければ健康に近づけないということだ。心身が脆いから人一倍労わらないとやっていけないのだ。これは個人差の問題でもあるし、一人の人物についても言える。若い頃には暴飲暴食や長時間労働をしても平気だったのが歳を重ねるにつれ段々と無理が効かなくなってくる。ちゃんと寝て、お酒はほどほどにして、浴槽に浸かって、運動をして、冷たい飲み物を控えて、揚げ物を控えて、野菜を食べて……等々、健康に良いことをしないと健康でいられなくなる。ファスト・フードでもなんでも好きなものを食べて、お酒も好きなだけ飲んで、短時間睡眠で、好きなことをやり続けて、死ぬまでずっと元気なのが一番いいに決まっている。もちろん私はそうはいかない。弱い部類に属する。身体のケアとメンテナンスにお金と時間をかけている。二週間に一度の鍼、月に一度の整体、週に三回のジョギング、二週間に一度のパーソナル・トレーニング、サボっていたけど最近またやるようになった家での筋トレ。毎日自分でお灸を据えている。一年に365日外食しているとはいえ、こう見えて食事にも気を付けている。家で自炊するときに使うスパゲッティは全粒粉である。iHerbで仕入れたアメリカのマルチ・ビタミンを飲んでいる。今日も朝にパーソナル・トレーニングを受けた。そして昼メシには魚を選んだ。恵比寿のなかよしでさばのみりん干し定食JPY1,220、唐揚げ(2個)JPY350、生玉子JPY80。唐揚げを食べているのはご愛嬌。揚げ物はたまに食べる程度に抑えている。唐揚げ定食は何年も食べていない。元横浜F・マリノスの仲川輝人選手も揚げ物を食べたら翌日の練習で身体のキレが落ちたのを感じ、以降は食べなくなったのだという。さて、魚を食うために恵比寿に来たわけではない。今日の会場がこっちにあるからだ。晴れたら空に豆まいて、という一癖ある名前の箱。地下二階なのだが、なんと同じ建物の二階に私がいつも髪を切ってもらっている美容室がある。私がめいめいを観ている最中にも四つ上の階でHさんが誰かの髪を切っているかもしれないと思うとちょっと変な気持ちである(もっともこの日はHさんが休みだったような気がする)。数十人しか入れないこじんまりした会場だった。ほとんど隙間なく敷き詰められたスツール。座る前から既に窮屈。私の席はなんと最前。ほとんどないステージとの距離。めいめいが自分のために歌ってくれているような、彼女を私が独占しているような気分。すぐ目の前に立っているめいめい。ステージ上には彼女と、伴奏のピアノ演奏者のみ。物凄い席。近すぎて抜けない緊張。一回限りの公演。90分、めいめいの歌声を存分に堪能。贅沢。至福。私は歌手としてのめいめいが大好きなんだと再認識した。残念ながら今のめいめいは一時期に比べ歌手活動のギアは落としている。何かの配信で彼女が言っていたと思うけど、コロナ騒ぎで活動に色々と制約が出た時期に、本当は歌手としての活動を精力的に行うつもりだったはず。その後もポツ、ポツと何曲かはドロップしているけど、アルバムでいうと2020年4月8日(水)の『無花果』が最後。実に五年半以上。定期的にコンサートをするわけでもない状態で、これまでにリリースされた曲を何年も同じ熱量で聴き続けるのは難しい。どうしてもめいめいの曲を聴く時間は減っていく。公演中に本人が語っていたところによると、もう少しで“SIX”のロンドン公演に出演するために日本を離れてしまう。なかなかこうやって日本のファンの前で歌う機会が少ないからということで、この公演をねじ込んでくれたらしい。実際、めいめいだけの歌をこうやって近い距離で、ここまでの長尺でたっぷり聴かせてもらえる機会となると本当に稀少。次にいつあるか分からない。素晴らしい位置から、歌手としてのめいめいを、耳で、目で、存分に味わわせてもらった。彼女の佇まい、声、滑舌、息の使い方。持って行かれる。すべてがクセになる。今日思ったのが、たとえば…られ、のようにラ行が続くときの、めいめいの発声の仕方が凄く好きだ。ファンの皆さんが一番の宝物。これまでは甥っ子が一番大切だったけど反抗期・思春期になって誕生日プレゼントが欲しいときやどこかに連れて行ってほしいときだけに連絡を寄越すようになった。貢ぐだけになっている。赤ちゃんじゃなくなった。だから今の私にはファンの皆さんしかいない。という趣旨のことを言っていたのが可笑しかった。

2025年12月1日月曜日

Finally presents 10 days Live show “GACHINKO 2025” (2025-10-10)

チケットの販売が開始されたのが9月8日(月)の22時。カイジューバイミー主催の対バンがあった日。カメラ・ロールを見ると21時53分にミニ・マルコchan、22:10にランルウさんと撮った写メが私のiPhone 14に残っている。つまり私がランルウさんの列に並んでいた頃に今日のチケットが発売していた。そんなことは頭から抜け落ちていた。思い出してチケットを申し込んだのが23時17分。A14。出遅れたにしては妙に番号が早く拍子抜けしていたが、Aの前があった。このGACHINKOというのは、10月5日(日)、6日(月)、7日(火)、8日(水)、9日(木)、10日(金)、13日(月・祝)、14日(火)、15日(水)、16日(木)の10回に渡る対バン企画である(最終日のみFinallyの単独公演)。回毎のチケットとは別に通し券が発売されている。ハー・コーなFinally支持者たちはこぞってそちらを買っているようである。つまり普通のチケットで入場する時点で既に雑魚なのである。

今日の会場は六本木のunravel tokyo。初めて行ったが駅から近く、場所が分かりやすかった。あんまりいい感じ(安くてうまい)のメシ屋がないのはこれまでの六本木経験から分かっていた。西池袋のOmer's Kebabにケバブ・ラップ・セット(ビーフ)JPY1,150(そこから期間限定のJPY50引き)を食ってから向かう。野菜が千切りキャベツだけなのはイケてないし巻き方も緩いが、牛肉はおいしかった。前に来た時に比べてメニュウが簡素化され食いモンは基本的にケバブ・サンドとケバブ・ラップだけになっていた。飲み物もトルコ現地感のあるジュース類(ザクロとか)はなくなってコカ・コーラやウーロン茶だけになっていた。店内の貼り紙を見ると3月中旬にファスト・フード・スタイルにリニューアルしたと書いてあったので少なくとも半年以上は来ていなかったことになる。食っていたら六本木着がギリギリになった。18時半開場。5-6分前に列に加わる。すると顔見知りだが話したことのなかった目撃者(LiVS支持者)の青年が歩み寄ってくる。自身が熱烈な古参ステハゲ・チルドレンであることをカミング・アウトしてくれた。しばしステハゲ談議に花を咲かせる。(ちなみに私はナッシュ新規である。)

案の定、私がフロアに入った時点で前の方は埋まっていた。左端の後方からまったり観ようと思っていたがFimilly(Finally支持者の総称。ファイミリーと読む)の方々にお気遣いをいただき二列目に行くことが出来た。こうやって過去の公演を思い出すときに当時のカメラ・ロールを確認するのだが、この日に関しては動画や写真がひとつもなかった。こういうときは今日は撮らないという明確な意思決定をしている。三日前の定期公演で動画を撮ったから今日はもっとシンプルに楽しもうというメリハリ。

Finallyにはメンバー・カラーとペン・ライトの文化がある。たとえばこの集団における小生のオキニであるAoiチャンなら白。支持者は白いペン・ライトを掲げる。LiVSには基本的にこの文化がない。おそらく集団の設計思想としてそういうノリを排除している。実際問題としてケチャで人がゴチャゴチャ入れ替わるフロアのスタイルとペン・ライトとの相性は悪いと思う。今日に関してはLiVSの時間でもペン・ライトを使うことをメンバーさんたち自身が(たしかTwitterのスペースでFinallyと共演した際に)奨励していた。LiVSに公式のメンバー・カラーは存在しないのだが、メンバーさん毎に好きな色というのがあってそれがなんとなくメンバー・カラーのような雰囲気になっている。ミニ・マルコchanであれば黄色。私は持って行かなかったのだが、LiVSがあと1-2曲というくらいのときに近くにいた某紳士が黄色いペン・ライトを譲ってくださった。それを掲げてマルコchanにケチャをすることが出来た。(ちなみに私が元々観ていたHello! Projectはゴリゴリのペン・ライト文化ではあったが、私は途中からほとんど使わなくなった。双眼鏡に専念するようになったからだ。)

私にとって今日のハイライトはFinallyがLiVSの“Don't Look Back”をカヴァーしてくれた(フルではなかったが)ことだった。(あとランルウさんが好きなことで知られるFinallyの“LANDSTAR”をFinallyとLiVSとで一緒に歌っていた。)Aoiチャンのソロ・ラインでケチャしに行きたくてうずうずしていたが、ケチャをしに行くほどのソロ・ラインが氏には発生しなかった。Finallyは自己紹介でメンバーさんの一人がメイン・ヴォーカルと名乗っているように歌割の序列がある。これまで何度か見て薄々気付いていたがAoiチャンの序列は低いようである。せめて私がケチャをしているポーズでチェキを撮ろうと思って券を購入していたが、特典会が始まってもAoiチャンが見当たらない。周りのFimillyの方々に聞くと最初は休憩中とのことだったがそのまま待っても現れず。(体調不良だったらしい。)私が困っていると心優しい淑女が私のチェキ券を買い取ってくださった。(後から知ったがFinallyのチェキ券は後日でも使えるらしい。)しかもその方がチケットをくださって来週16日(木)にGACHINKOの最終回を観に来ざるを得ない流れになった。

FinallyのLIQUIDROOM公演はどうやらVIPチケットを買うと無料招待券が何枚かついてくるらしい。そのチケットを余らせている人たちと貰いたい人たちのマッチング企画というのが公演中にあった。その場でペアがたくさん成立し、多くの目撃者がタダ券を手にしていた。こういう機会があるのならあのときジャージ姿のメンバーさんとの全員写メに釣られて正規価格のJPY4,500でチケットを買わなければよかった…と思ったのは内緒である。

16時くらいにLIQUIDROOM公演の超最高チケット特典だったミニ・マルコchanからの手紙が家に届いていた。読んだ数時間後にご本人に対面でお礼を伝えることが出来た。

2025年11月26日水曜日

Weekly LiVE at LiVS (2025-10-07)

7月31日(木)に感動の最終回を迎えた前シーズンから二ヶ月強。みんなが大好きな定期公演が帰ってきた。10月と11月の各三回。10月が火曜日、11月が月曜日。今だから書くが定期公演を再開するようスズキさんに直談判中だというのは8月末の段階でランルウさんから聞いていた。開催が発表されたのが9月24日(水)。直後の現場で遭遇したランルウさんが定期公演決まってよかったねと言ってくれた。チケット全部買ったよと私が言うとマルコchanがクネクネしながらイエーイと言っていた。対バン入場時のビラ配りでLiVSメンバーさんと遭遇するとランルウさんが積極的に話しかけてくれてマルコchanが横でクネクネしながらイエーイと言うパターンが多い気がする。もしメンバーさんが黙っていればこの定期公演が開催されていなかったかもしれないとするとランルウさんらには頭が下がる。ただでさえ過剰なまでに公演が詰め込まれている中、さらに自分たちの労働負荷を増やし、彼氏サンと会えるチャンスを減らしてしまうわけだから。実際にはクネクネしてイエーイと言えるほど呑気な話ではないのかもしれない。ランルウさんと接する度に思うのだが、氏は自分のファンだけではなく他のコのファンに対しても一人一人に関心を抱いてくださっている。人間愛に溢れた方だと思う。対応がいいとかの技術の話ではなく、心から人間を愛しているから、たくさんの人から愛されるんだと思う。

月曜と火曜というのは私にとっては決して理想的ではない。基本的にこの二日間に出社し、残りの曜日を家で働くのが私の労働サイクルだ。一週間のリズムとして月と火はインテンシティ高め、残りをやや流すという感じである。ちょうどアンジェ・ポステコグルー監督時代の横浜F・マリノスが前半からガンガン飛ばして早めに1-2点取ってしまうことで試合の残り時間を楽に進めていたのと同じである。だから出来れば水曜日から金曜日の方が自分としては行きやすい。もちろん今回の日程でも全部行くつもりでチケットを抑えたし、おそらく行けるとは思うけど。

世の中には良いマンネリと悪いマンネリがあると思う。悪いマンネリは断ち切るべきだが良いマンネリはむしろ守っていく必要がある。LiVSの定期公演は間違いなく良いマンネリ。開場時間の18時半ちょい前に渋谷CLUB CRAWLに行くと「大体 毎回 いつも同じメンバーと再会」(RIZE, “Why I'm Me”)。階段を下りて提示するチケットの画面。JPY600を払ってドリンク・チケット。フロアに通ずる扉を開ける。入って右側の壁沿い、テーブルが設置され椅子に座っているスズキさん。たまに伊藤さんも近くにいる。こんにちはと挨拶を交わす。そのときの状況に応じて自分のポジションを確保する。後ろに荷物を置く。チェキ券、写メ券は前物販で買うときもあれば終演後物販で買うときもある。フロアの人数はたぶん大体いつも25-30人くらい。多少の変動はある。地方都市ツアーの直後とか、オタクが疲弊しきって休む暇もないタイミングでは明らかに少ない。あと印象的だったのが5月の24時間LiVE直後の回。入場時間の時点で5-6人しかいなかったような記憶。最終的な人数も15人くらいだったんじゃないかな。(今日は人が少ないと聞いて駆けつけた人が何人かいてその人数。)たしか。そもそも24時間LiVEという企画自体が無茶だったのにその三日後にまたフル・サイズの公演をやるのは常軌を逸していた。ユニセックスさんは負傷していたし、来ていたオタクの大半も何かしらの体調不良を抱えていた。今思うと本当に壮絶だった。上振れで言うと、前シーズンの最終回だった7月31日(木)は多かったね。たぶん三十数名はいたでしょう。告知で定期公演の最終回というのを強調していた。単にそのシーズンの最終回ではなくて定期公演はもう二度とやらないような雰囲気があった。それで人が集まったという面はあったと思う。(定期公演の再開に向けてランルウさんからスズキさんに働きかけたという話を聞くに、どうやら本当に一旦は完全に最終回のつもりだったのかもしれない。)

今日の公演がどうだったかというと、恐ろしいことに私は一切のメモ書きを残していない。(撮った動画を観ると『始まりの歌』をやっていた。定期公演の新シーズンが始まったことにかけていたのだろう。)7週間前の公演を記憶だけで書くのは相当きつい。いや、それ以来LiVSの現場に行っていないのなら別だが、この頻度で行っているとひとつひとつの公演がどうだったかとかどう思ったとかいちいち思い出せるわけがないのだ。それでもこの時点で既に2,000文字近くは文章をこさえているのがプロの所業である。私が敬愛するYouTuberであるステハゲさんの“尺稼ぎ”トークに通ずる部分がある。(YouTube動画は8分以上あると途中で広告が入る=投稿者の収入増に繋がる。よって同じことを話すにしても簡潔に短時間で済ませるよりは繰り返したり脱線したりしながら引き伸ばした方が投稿者にとっては得である。もちろん私はこのブログに広告はつけていないしJPY1たりとも受け取ったことはない。)実際のところトークであれ文章であれ、尺稼ぎをするにもそれなりの腕が必要なのである。

2025年11月19日水曜日

BLUEGOATS LIVE TOUR 『青春を、もう一度』 (2025-10-05)

2024年に私がSpotifyで最も長く聴いたアーティストはBLUEGOATSだったが、同年11月30日(土)のミニ・マルコchanとの運命的な出会いを契機にLiVSばかり聴くようになった。2025年の一位はLiVSが当確。二位は #KTCHAN だろう。BLUEGOATSは五位以内に入らないかもしれない。LiVSにはまりすぎて、なんかこう聴く気にならないというか、BLUEGOATSの耳ではなくなってしまっていたのだ。新曲が出たら一応、再生はするけど、一、二回聴いてふーんって感じで終わり。元々BLUEGOATSに関しては常軌を逸した通い方はしていなかったものの、今年に入ってからの私は明確な意思を持ってこの集団に割く時間とお金を減らし、LiVSに注力してきた。もっともこれはBLUEGOATSに限った話ではなく、田村芽実さんのミュージカルも申し込むのをやめていた。直近でBLUEGOATSの単独公演を観たのが6月22日(日)、その前が3月2日(日)、その前は2024年12月29日(日)。昔読んだ『グルメの嘘』(友里征耶)という本によると飲食店では月に一回以上行っていると常連と認識される可能性が高いらしい。インディー・アイドルの世界はそんなに甘くない。月に一度だとたまに来る人だろう。今年に入ってから三ヶ月に一度程度しか来ていない私はBLUEGOATSにとって、たまに来る人ですらない。もはや来ていないようなもの。こんな中途半端なことを続けることに意味があるのだろうかと疑問に思うし、いっそのこと行くのをやめてしまったほうがいいのではないかという考えも頭に浮かぶ。なぜ今日のチケットを買ったのかも覚えていない。さすがに最近BLUEGOATSに行っていなさすぎる。LiVSの予定が入っていないし、ここらでいっちょ行っておくか。おそらくそんな感じだったような気がする。9月8日(月)の対バンでは新曲の多いセット・リストについていけず、BLUEGOATS支持者としてのブランクを感じた。だから今日も若干の不安はあった。自分はまだBLUEGOATSを楽しめる身体なのかどうか。それを確かめたいという思いはあったかもしれない。

渋谷CYCLONE。入場前、付近をうろつき、適当に目についた次世代という飲み屋に入る。店名が少しひっかかる。私自身はとっくに次世代といえる年齢ではなくなっているからだ。枝豆もフライド・ポテトも焼き鳥も塩がしっかりまぶしてあって、好みの味だった。私は塩が大好きなので。(血圧は高くない、むしろ低めである。)JPY2,380。チケットは一般の12番だったけど、その前に一般抽選、さらにその前にVIPチケットというのがあったので、別に良番というわけではなかった。既にまあまあ埋まっている。右側に位置をとる。なんとなく癖で右側に行きがちである。LiVSにおいて右側がなんとなくミニ・マルコ支持者たちの定位置になっているというのもあるだろうし、LiVSに出会う前から右側を好む傾向があったような気もする。

始まってみると、番号が良いとか悪いとか、前にいるとか後ろにいるとか、そんなことはほとんど関係なかった。これぞBLUEGOATS。9月8日(月)の対バンとはまったく異なる満足度。音楽で繋がるとはこういうこと。ひとつひとつの言葉、それはリリックもそうだし、曲間のトークもそうなんだけど、とにかくそれらが違和感なく沁み込んでくる。心の隙間をぴったりと埋めてくれる。言葉で人の心を掴む能力、それが同業者の比ではない。「ボクシングじゃあり得ねえ 言葉のウェイトに差がありすぎる」(呂布カルマ)。音楽で、メンバーさんの言葉で、胸がスカッとする。カタルシス。この空間にいられることの幸せを嚙みしめる。ちょっとうるうるしてくる。明日からも生きていこうと思わせてくれる。こんな感情にさせてくれる集団がほかにどれだけあるだろうか。BLUEGOATSの運営とメンバーが中心となってファンと一緒に作り上げてきたフロアのノリ。もはや他の追随を許さないくらいに完成度が高い。正直、私はフロアのノリに限って言えばLiVSよりもBLUEGOATSの方が居心地はいいかもしれない。一般的なインディー・アイドルのノリを全面的に否定し、異なる思想とやり方で唯一無二の熱さを実現している。個人崇拝ではなく、全員の意思があくまで音楽と言葉に向かっている。フロアの我々もBLUEGOATSの一員として一緒に歌う。久し振りに声が枯れた。セット・リストが絶妙だった。最近の曲を追い切れていない自分でもついていけた。置いて行かれなかった。『東京タワー』を久し振りに聴けて嬉しかった。『君の唄で生きていたい』、『解散』、『IWGP』といった曲であれば私でもある程度は習熟していた。そこまで聴いていない最近の曲もうろ覚えながら歌える箇所は歌った。気持ちのよいメロディ。胸のすく言葉。

ほんま・かいなさんのヴァイブスがどんどん半端なくなっていく。目にする度に思う。彼女はスタア。アンコールを受けて出てきた際に、アンコールはチケット代に含まれていない。だからやる権利(と言っていたが義務のことだと思う)はない。このまま帰ってもいいと言うなど、かいな節を連発していた。そしてチャンチーさん、やっぱり可愛い。今日のビジュは特に良かった。特典会でチャンチーさんに会いに行くと、シーテキ! と呼んでくれた。ちょっとびっくりした。名前を憶えてくれているとは思わなかったからだ。最初に会ったときに名乗りはしたけど、おそらくその後に思い出せなくなって、名前なんだっけ…と聞くタイミングを逃しているうちに私があまり来なくなってうやむやになっているような気がしていた。まあいいよ、私にはミニ・マルコchanがいるし…と思っていた。だから今日、おそらく初めて特典会に行ったとき以来に名前を呼んでもらえて、チャンチーさんと出会い直したような気持ちになった。

もしBLUEGOATSがこれからビッグになって、インディー・アイドルの枠組みを抜け出す日が来るとするのであれば、それを示す大きなマイル・ストーンは特典会の廃止だろう。毎回の公演後に一枚JPY2,500(サイン、日付、メッセージの書き込み、交流付)かJPY1,000(撮って終わり)でチェキを撮るというビジネス・モデルからの脱却。実際、たとえば1,000人規模の観客を集めてあれをやるのは無理がある。その規模になるとHello! Projectのように独立した別のイヴェントにするか、簡易なお見送り会だけにするとかになるだろう。実際のところ収益的にも客のニーズ的にも特典会ありきなのがインディー・アイドルである。本当に売れるというのはそこから抜け出す(それが出来なくなるくらい活動規模が大きくなる)ことだと思う。BLUEGOATSだったらそこを目指せるんじゃないか。現時点で特典会に行かなくても満足できるくらいBLUEGOATSのコンサートは満足度が高い。実際、コンサートだけを観て帰っている人も普通にいる。

一昨日のきゃらめるもんすたーずも今日のBLUEGOATSも新鮮な気持ちで心から楽しめた。正直なところ、最近の私がLiVSを毎回同じような気持ちで楽しめているかというと微妙なところである。ある話を思い出す。田村芽実さんはアヴォカドが大好きで毎日一個を食べていたら突如としてアレルギーを発症し、食べられなくなったそうだ。どうやら人間は一生の間に特定の食物を摂取できる上限というのが決まっているらしいのだ。もしかすると今の私は異常な頻度でLiVSに通った結果、もう一生分のLiVSを摂取してしまったのではないだろうか。もうLiVSを100%は楽しめない身体になってしまったのではないだろうか。そんな考えが頭をよぎる。実際、BLUEGOATSだってLiVSのような頻度で通っていたら今日のようには楽しめていなかっただろう。とりあえず気分転換のためにLiVS以外をもう少しは観た方がいいのかもしれない。

2025年11月14日金曜日

きゃらめるもんすたーず 2nd Anniversary Band Live!! ~2OOM CRUSH~ (2025-10-03)

2025年9月16日(火)19時過ぎ

出社日。退勤後、新大久保でメシを食って、池袋。猛暑は去ったがまだじっとりしている。ときおり眼鏡を外し、首にかけたタオルで顔を拭く。いつものようにサンシャインのふるさと広場で半額の餅か団子か玄米おにぎりでも物色してタリーズかヴェローチェに入ろう。交差点の前。何やらインディー・アイドルっぽい女のコたちがいる。少し足を止めてみる。俺は別にオタクじゃないしアイドルには興味ないんだゾって感じでそのまま横断歩道を渡ろうとする。アイドルの一人が私の進路を遮るように近づいて軽く触れてきて、行かないで聴いて行ってくれと訴えてくる。ちょうどこれから曲をやるらしい。きゃらめるもんすたーずという集団。彼女(後で知ったが芹沢あかりさん、別名キャサリン)の熱意に押され、聴いてみることに。興味があるかないかで言えばそりゃあったけど、まあしゃーないから聴いてやるかというくらいの気持ち。完全に冷やかしだった。どうせ大したことないんだろ、俺の目(耳)は誤魔化せないゾと思いながら、まあTwitterのネタになるかと思って動画を回す。するとこれが。あれ、意外といいのでは? 特に一人のメンバーさんの力強い歌声に思わず聴き入ってしまった。ちゃんと最後まで見届けた聴衆は私を含め五、六人だったかな。一人一人に個別にポーズをとって写真を撮らせてくれる、手厚いサーヴィス。

メンバーさん:何かポーズある? 公式ポーズはないの?
私:俺の?

赤羽ReNYで行うワン・マン(和製英語)公演に向けた販促で、池袋に連日出没しているらしい。歌声が魅力的だった金髪のコが、インターネットやってる~? と聞いてくる。やってるよ。(Twitterに動画を)上げとくわ。分かった。探しに行くね。すぐに #きゃらめるもんすたーず をつけて投稿する。22時18分にリプが来る。ももはらみのりさんという淑女だった。Twitterでいいねでも稼げればいいかと思って撮った動画を、後から何度も自分で観返してしまう。とても良い曲。Spotifyで検索してみる。『僕を流るる』。繰り返し聴く。

2025年9月1?日(?)(いつだったか忘れた)

公式Twitterを見てもメンバーさんが池袋のどこにいるのかがぼんやりとしか書いていないので、探し出すのが困難。ハッシュタグを追い、オタクのどなたかが上げていた画像から場所を特定する(池袋には土地勘があるので)。ももはらみのりさんがビラを配っている。頃合いを見て話しかける。みのりせんせー!(氏の愛称)。えーっと何さんだっけ…読み方が難しい…。今日は歌わないのと聞いたら、警備員さんがいるから歌うことが出来ないの。だから急遽、ここに来たの。というようなことを言っていた。そういうことか。場所や時間をはっきりと書けないのはグレーなことをやっているからだ。インディー・アイドルにはこれくらいの精神が必要。なんでもかんでもコンプラ、コンプラでインディーが大手に勝てるわけがない。私が前にいた会社の元CEOが「法律の塀の上(適法と違法の境目)を歩け」とよく言っていたという話を思い出す。

2025年9月19日(金)

みのりせんせーを発見。今日はもう一人のモンスター(メンバーのことをモンスターというらしい)が来ているとのことで、紹介してくれる。佐藤ららchan。はじめましてのご挨拶。16日(火)にはいなかったらしい。(いたような気がしたが、それは流川るぅさんだった。まだ個々のモンスターさんの識別が出来ていない。)Twitterアカウントはこれだと教える。それ(アイコン)誰なの? 尾見茂。好きなの? いや、好きじゃない。好きな人をアイコンにすると、自分の愚かな発言でその人の印象も悪くなる可能性があるでしょ。だから嫌いな人をアイコンにしてるの。その思想好き、と言ってくれるららchan。だってイヤでしょ? 自分の顔をアイコンにして変なこと言ってる人がいたら。イヤ! と首を振るららchan。ワン・マン(和製英語)なんだけどさ、ちょっと考えてるんだよねと言うと前のめりになるお二人。手売りチケットをその場で購入する流れに。チケットの裏にサインと落書きをしてくれるらしい。ペンを持って来ていなかったらしく、私が貸す。書いてもらっている最中、なんでせんせーなの? とももはらみのりさんに聞く。いつかビッグになると決めてるから。あとみんなの心の担任なの。これは事実。そうなんだ…と私は相槌を打ちながら怪訝な表情で首を傾げる。「眉をひそめない!」とららchanに注意される。写真を撮らせてくれる

2025年10月3日(金)

赤羽にはたまに来る。グレイト・カルカッタというインド料理店にドン・ビリヤニ・セットJPY1,100とチキン・ティッカ(2pc)JPY550を食べに行ったり、友路有というサテンに入ったり。以前は駅から逆方向にある別の店でマトン・ビリヤニをよく食べていた。そのビリヤニが一番好きだった。ただクオリティが安定せず。2024年の12月に行った際、大幅に味が落ちていると感じた。それ以降は一度も行っていない。グレイト・カルカッタに行く途中にある書店にもたまにふらっと入ることがある。今日の会場、赤羽ReNYがどこにあるのかと思ったらその書店の地下だった。私がストリートでみのりせんせーとららchanから買った手売りチケットはLivepocketで売っている一般チケットよりも入場順が先だった。VIPの後が手売りチケットだったかな。今日のためにデザインされた(前面の絵はキャサリンこと芹沢あかりさんが描いたとのこと)L/S tee JPY5,000と、チェキ券4枚を購入。チェキ券は新規限定で何枚買っても半額、次回以降も使えるらしい。それを売り場の婦人に聞く際「あの、新規なんですけど…」と切り出すと「うん」と馴れ馴れしく応じてきた。うんじゃねえよてめえ誰に口聞いてんだ殺すぞと思ってしまった。殺すのはやめておいた。トイレで着替える。買ったばかりのL/S tee。今着ないでいつ着る。なかなかええやん。開演前にジン・トニック。この時点ではまだ行こうと思えば2-3列目には行けた。が、どういうフロアなのか勝手が分かっていないので今日は後ろからおとなしく見物することにした。段差の一番前、右寄りの位置を確保。4-5人も入ればいっぱいになるくらいの女性エリアのすぐ後ろ。Hello! Projectの無銭release partyで有馬岳彦さん(通称サムライ)がよく使うことで知られる手法。女性は男性よりも背が低いので、女性エリアに人が埋まったとしても見晴らしがよくなる。(結局女性エリアには二人しか来なかった。)

今日は生バンド。まず出囃子から生演奏。この時点で笑ってしまうくらいカッコよかった。私のオキニでお馴染みの『僕を流るる』が一曲目だった。最高の立ち上がりであると同時にこの曲を最初に済ませてしまうのは勿体なかった。アンコール明けにもう一回やってくれないかなと密かに期待していたが、実現しなかった。いずれまた生で、願わくば生バンドで聴いてみたい。生演奏の効果もあって、思っていたよりもロックで、こう言うと失礼だが思っていたよりもちゃんと音楽をやっていた。おそらくいいものを見せてくれるだろうというのは池袋のストリートで観て分かってはいたが、ちゃんとステージで観るまでは半信半疑だった。実際に体感してみると、期待を上回る心地よさの音楽空間だった。今日が来るまでは曲を聴いたりYouTubeを観たりしてみのりせんせーの声と歌とキャラクターに魅了されていたが、今日のコンサートでは佐藤ららchanに目が釘付けになった。私がきゃらめるもんすたーず内でいわゆる“推し”を選ぶのであれば、それは佐藤ららchan(通称ららもん、ららお、ららたん)だと言わざるを得ない。ごめんね、せんせー…。でも、せんせーのことも好きだよ…。

次回からはもっと前に行っても大丈夫そう。インテンシティはそこまで高くない。モッシュやリフトやサークルは起きない。ミックスも数人がやっている程度。それぞれが好きなように観ている感じ。治安がよい。平和。女性や子どもでも安心して楽しめるフロア。フットボールのゴール裏のように男くさくて熱いフロアも、人が前に前に圧縮してみんなで拳を上げるフロアもいいけど、こういうちょっと緩い感じもこれはこれでいいなと思った。熱狂的すぎない。気を張る必要がない。何というか、こちらサイドがそこまで試されていない。演者サイドと勝負をしなくていい。

終演後の特典会ではみのりせんせーとららchanとチェキを撮った。きゃらめるもんすたーずはチェキの値段が安い(定価JPY1,000)かわりに交流時間が30秒のようだ。せんせーには(これからも)たくさん来てね! と言われたが、既に体力と財力の限界を超えてLiVSの予定が入っていてミニ・マルコchanに本気な私は返事に困り、口ごもる。その反応を見て氏は察したのだろう、笑っていた。ららchanは私がかけている眼鏡を見て、今後もそれをかけるよう要求してくる。1-2回しか会っていないくらいのアイドルさんは私を眼鏡の色や特徴で覚えようとしてくる傾向があるが、私はそれに迎合しない。4種類の眼鏡、4-5種類の帽子、毎回のように異なる服装で攪乱していく。キャサリンこと芹沢あかりさんと、流川るぅさんにもご挨拶しようと思ったが芹沢さんの列に並んだところで田舎のヤンキーっぽい髪形の運営らしき紳士にもう締め切っていると言われる。いつ何が終わったんだよ。インディー・アイドルあるあるだがとにかく説明やアナウンスが不足している。よく分からない。

余らせた二枚のチェキ券を使わないといけないし、またそのうちきゃらめるもんすたーずを観に来たい。とはいえ彼女たちの活動は対バンが主。さすがに彼女たち目当てで対バンに行くほどガチ勢にはなれない。そう思っていたら11月22日(土)に再びワン・マン(和製英語)公演が行われることが決まった。販売開始と同時にチケットを買った。場所は横浜。そういえばYouTubeで配信のアーカイヴを観ていたら、ららchanの出身が横浜だと言っていた。俺もだよ、ららchan。

2025年11月8日土曜日

人間最高ツアー (2025-09-28)

とんぼ返りするつもりだったので泊まった場合に必要になるものを何も持っていなかった。服に関しては昨日の物販でLiVSのL/S tee(JPY4,500)を購入。いずれ買おうとは思っていた。最近、L/S teeにはまっている。これまで軽視していた。イケていないと思っていた。不要だと思っていた。L/S tee一枚でちょうどいい季節などほとんど存在しない。夏には暑いし、秋冬はS/S teeの上にスウェット・シャツでも着た方がええやん。そう思っていたが最近はL/S teeを着こなす方向に意識が変わった。整髪料は昨晩コンヴィニエンス・ストアでGATSBYのちっちゃいやつを買った。使い慣れていないのもあって、これが全然よくない。ただ乾かすだけのほうがよかったくらい。(セットを失敗しているのがこの日の写メを見ると分かる。GATSBYは家に帰ってから捨てた。ふざけんなよ、株式会社マンダム。)久々の外泊。いつもと違う場所で朝を迎えるのはいい気分転換になる。大浴場を堪能してからチェック・アウト。また利用したい。JPY5,000で名古屋に泊まれるなら今後の遠征の選択肢が広がってくる。

矢場町(9:34)→金山(9:40)
金山(9:54)→大垣(10:34)
大垣(10:34)→米原(11:17)
米原(11:50)→大阪(13:13)

在来線でJPY3,620。昼メシ。あんまり呑気に吟味する時間はない。(いや、時間そのものはあるんだが既に昼メシにしては時間が遅い。食事のリズムをなるべく崩したくない。)梅田食道街。適当に決めたステーキ屋。といってもとても庶民的なプライシング。ステーキ定食(肉大盛り)JPY1,500。多くを期待するのは間違っている。それは承知。にしても肉が少ない。入院患者の食事かと思った。物足りない。喫茶アリサ。『完全版 ブラック・マシン・ミュージック 下』を読む。ヒップホップやR&Bの陰に隠れて見過ごされがちな、ブラック・ミュージックとしてのテクノに光を当て、歴史を辿る。上下巻を通し、音楽ジャンルやアーティストがアンダーグラウンドであることの意味や当事者たちが持つ誇りがテーマとして興味深い。インディー・アイドルと重ね合わせながら読んでいる。インディーはメジャーに劣る、規模の大きさこそが価値であるといった刷り込みから、我々は自由にならなければならない。必要なのは「アンダーグラウンドが一番タフ」(般若)の精神だ。
有名なDJが二五〇〇〇人の前でプレイしたら、それは実験的にはなり得ないだろう。[…]たった三〇人だったらとてつもないことが可能だぜ。そこにいるだけで全員が狂っているんだからな。そういうやつらにこそ、おれの音楽を聴いてほしい。
(野田努、『完全版 ブラック・マシン・ミュージック 下』)

福島県ではない福島駅。徒歩数分で今日の会場。LIVE SQUARE 2nd LINE。ファミリー・マートでモカ・ブレンド(S)をしばいてから向かう。ぱらつく小雨。昨日、急遽買った(といってもタダ)チケット。66番。開場時点で後ろには数人しかおらず。箱の従業員とおぼしき中年男性が整理番号を呼び出しながら「我こそはという方は!」なぞと言ってオモロさを醸し出している。大阪を感じる。ほぼ最後に入場。当然、フロアには大方ヘッズが入り切っている。とは言ってもそこまで混んでいるわけではなく。ほどよく空間のある中、後ろの方でまったり観ようと思っていたら某紳士がどういうわけか場所を空けてくださって真ん中の四列目くらいに行かせていただいた。この公演は17時半開演。18時から横浜F・マリノスの大事な試合がある。対FC東京。味の素スタジアム。明治安田J1リーグ残留に向けて崖っぷち。負けていい試合はひとつもない。そわそわするが、マリノスの健闘を祈ってLiVSに集中する。考えてみると私がセンターで観ることってほとんどない。いつもと違う感覚。なかなか新鮮な体験。マルコchanの目線をたくさん貰った。メンバーさんがデフォルトで見るのは真ん中なので自ずとそうなる。端っこの最前に行くよりは2-3列目でも真ん中に行った方がいいというのがF君の持論だが、たしかに一理ある。それくらい真ん中には価値がある。ただしF君が言っているのはHello! Projectの話。必ずしもLiVSに100%適用できるわけではない。LiVSのフロアは特に前方中央が流動的で人が頻繁に入れ替わる点に留意が必要。今日の公演を自分がどう感じたのか、詳しく覚えてはいない。たぶん良かったと思う。ただ昨日の名古屋公演には個人的体験としては劣っていたと思う。セットリストが昨日と一緒ではなかったのは覚えている。そもそも公演はその場、その場で感じ取るものであって、言葉にするのが難しい。言葉になる前のプリミティヴな何かはその都度、頭に浮かぶのだが、時間が経過すると細かく覚えていない。それを無理やり感想にしようとすると可愛かったとか、楽しかったとか、毎回同じようで決まり文句になってしまう。であれば別に無理に言葉にしなくていいのではないかと思う。

終演後、特典会までの待ち時間。ジョルダンで帰りの電車を検索。大阪から東京が意外と遠いことに気付く(どおりで関西の方々はなかなか東京まで遠征してこないわけだ)。なんか新幹線で三時間くらいかかるじゃないか。明日は出社日。サクッとチェキ、写メを撮って早く帰らないと。マルコchan列に早く並ぶ。本当は来る予定なかったんだけど急遽、来ることにしたんだ。着替えもなかったから昨日物販でロンT買って。あ、そういうことなんだ。でもこれいいよね。気に入った。着こなしもいい。これ入れてる(タック・インしている)のがポイント。ね。お昼ごはん何か食べたの? なんか食道街でステーキ食べたんだけど、肉を大盛りにしてもめっちゃ量が少なくて。病院の食事かって思った。それはヤダね。夜は何かちゃんとしたもの食べれるのかな。そうだね。駅弁でも買うかな。駅弁のお勧めはね…。鮭とイクラの入ったやつ。名前は分からない。551は20時くらいまでかな。551は食べたことある? あるけど、普通かな。それを以前、大阪出身の人に言ったらめっちゃ根に持たれた。数年後、あのとき551のことを普通って言ってましたよねって。心の柔らかいところを突いてしまったんだろうね。大阪出身の人に551のことは悪く言わないほうがいいっぽい。私は551が冷めてるほうが好き。皮の食感が少し硬くなるの。アメリカでもピザが冷めてるほうが好きな人がいるらしいよ。感性が同じなんじゃない? えー、ピザは暖かいほうがいいよね。チーズが伸びなくなっちゃうよね。ピザの具は何が好き? アンチョビとマッシュルームかな。なるほど…アンチョビって何? え、知らない? 知らない。食べたことない。食べたことないんだ。カタクチイワシで、しょっぱいの。スーパーとかに売ってる? 売ってる。高そう。そうでもないよ。私、マッシュルームは食べられないの。キノコが苦手。エノキ以外のキノコは食べられない。だからアンチョビとエノキだったら食べられる。でもアンチョビ食べたことないんだったら分からないじゃん。何これ、食べられないってなるかもしれないじゃん。たしかに。でも魚でしょ? でしょっぱいんでしょ? だったら食べられると思う。というような会話(記憶。概要。正確な書き起こしではない)をして、そそくさと会場を出る(マルコchanの食べられないものが次々に判明して驚く)。iPhoneのABEMAアプリを開く。何とマリノスが2-0で勝ち越している! 観始めた数分後、ジョルディ・クルークス選手のクロスを谷村海那選手がヘディングで決めて3-0! 思わず会場と福島駅の間のストリートで飛び跳ねる。前の人が振り返る。マリノス勝ちを確信するがそこから二点を返され最後の最後までハラハラドキドキ。薄氷の勝ち点3。

急ぎ足の帰途。何か食うものを買わないと。マルコchanのお勧めを無視するわけにはいかず。鮭とイクラが入っているという情報だけで弁当を探し出す難度の高いミッション。検索してもそれらしきものが見つからず。いくつかの店を回った結果、おそらくこれのことであろうとおぼしき弁当を新大阪駅で見つける。が、売り切れ。マルコchanという一人の女にとことん振り回される私。置いてある弁当がどれもピンと来ない。納得はいかないと鯖寿司とアサヒ・スーパー・ドライを購入。新幹線、混んでいる。デッキで立ち食い。そのまま東京まで立ちっぱなし。今日、8時間くらい移動している。疲れる。23時半くらいに池袋。この街が落ち着く。

2025年11月3日月曜日

人間最高ツアー (2025-09-27)

ひょんなことから自炊を再開した。9月4日(木)に東池袋エー・ラージで食べたサマー・フェスティバル・スイカ。すいかチキン、すいかサンバル、すいかラッサム、すいかライタ、すいかトック、すいかライス、すいかプーリー、すいかアイスクリーム。スイカ・ライスはインドにあるが、それを除けばラージさんの創作料理なのだという。これがJPY4,398もした。もちろん値段を知った上で注文したわけだが、平日に一人で食う昼飯にこの金額を出してしまうとさすがに罪の意識に苛まれた。少しは節約をしないと。しばらくは家で余っているツナ缶を使って塩と胡椒だけで味付けたスパゲッティを作っていた。当然ながらまったくおいしくない。あるいは卵かけご飯と梅干と納豆と魚の缶詰めという献立も試したが、長く続けられる気がしない。形式的に腹を満たすことは出来ても侘しい。この記事とは前後するが10月2日(木)にファビオ飯というYouTubeチャンネルでガーリック醤油のパスタの作り方を学んで以来、そればかり作っている。(基本的に私の自炊においては何かの作り方を覚えたら同じものを作り続けることしか出来ない。そして何品も用意するのは無理。その一品だけで食事を完結させる。)この料理ではナスを炒める際にオリーヴ・オイルを多く消費する。残りが少なくなってきた。近所のスーパー・マーケットに行ったら値段を見て目を疑った。2024年の1月(前回購入時)にJPY800くらいだったはずのエクストラ・ヴァージン・オリーヴ・オイル(456g)。同一商品がJPY1,402になっているのだ。とてもじゃないて手が出ない。背に腹は代えられない。トップ・ヴァリュのフェイクなシット(682gでJPY798)を購入して今でも使っている。明らかに風味が劣るが、ドバドバ使う炒め物の油としては不満はない。

チケット代。物価高騰に喘ぐ私のような庶民にとってそれは大きな問題。たかだかJPY3,000からJPY5,000。ガタガタ抜かすな。そう言われるとその通りなのだが、どういう頻度でその出費が発生しているかを考えてみてほしい。ジャブのように効いてくるんだ。(と言っても私はジャブを食らったことがない。それどころかボクシングをまともに観たこともない。だからジャブが効くというのが実際にどういうことなのかよく分かってはいない。)ストリート・ファイターⅡでも必殺技を一度も食らわなくても小キックや小パンチをひたすら受け続けたら体力ゲージはゼロに近づくだろう。今回のツアーはチケット代が無料。超最高チケット(JPY31,500)、最高チケット(JPY10,000)も販売される。それらのチケット所持者には優先入場をはじめとする特典がついてくる。JPY0とJPY10,000あるいはJPY31,500を誤差と言えるくらい経済的に恵まれていれば有料チケットを買えばいいが、オリーヴ・オイルの値上げに耐えられずトップ・ヴァリュで手を打つ私にとってはおいそれと払える金額ではない。実際のところ東京は別として地方公演であればそれぞれのチケットで得られる経験に決定的な違いはない。ざっくりした目安で言うと超最高チケット(JPY31,500)で最前、最高チケット(JPY10,000)で二列目、無銭の若い番号で三列目くらいには行ける。一、二列目と、三、四列目の差。そこにどこまでこだわるか。そもそも最前と言ってもLiVSのフロアでは開演時点にいた人たちが最初から最後まで占有するわけではない。最前の特に中央付近はケチャが起きる度に人が入れ替わるのが暗黙の了解。ベースの立ち位置が崩れてゴチャッとしてくればくるほどフロアがいい具合に仕上がっている証拠。まあ超最高チケットの場合は優先入場以外にもいくつかの手厚い特典がついてくる。一番中途半端なのが最高チケットで(超最高チケットの次の)優先入場+メンバーとの集合チェキ(or写メ)+サインとメッセージ入りのチェキ券一枚。これにJPY10,000は値段に見合っていないと私は感じる。ということでこのツアーは有料チケットは買わず、無銭チケットだけで入ることにした。そもそも有料チケットを買ったところでどうせ特典券も買うので、出費がそれだけで済むわけではない。おそらくは新規の人たちにも気軽にたくさん来てほしいというのがチケット代をタダにする本来の趣旨なのだろう。だとすると私はターゲットから外れているのかもしれないけど、甘えさせてもらう。結局は特典会でお金を落とす。それでもチケット代の分が安く上がるのはありがたいことである。

行きはバス。8時10分新宿発、13時40分名古屋着。の予定だったが名古屋に着いたのが14時57分。序盤に交通渋滞。到着が大幅に遅れる旨が車内にアナウンスされたときは最悪の結果も覚悟したが、結果としては17時開場に十分に間に合った。サーヴィス・エリアに到着する度にお勧めグルメ情報を教えてくれる、サーヴィス精神に溢れる運転手氏だった。足柄サーヴィス・エリアのZETTERIAでパテが二枚入ったバーガーを食った。プレミアム感は皆無で、期待を下回るクオリティだった。浜松サーヴィス・エリアでおでんを食べた。値段を見ずに適当に取っていたらしぞーかおでんハンバーグというのが小さいのに一つでJPY387もするという罠が仕掛けられていて、思っていたよりも高くついた。名古屋は何度も訪れてはいるものの土地勘があると言えるほどではない。何も考えずGoogle mapを見ながら会場まで歩いていたら1時間くらいかかった。会場の場所を確認するために近くまで行ったら数十メートル先に見覚えのある金髪ボブの後ろ姿を観測。もしかして…と思い一旦立ち止る(入り待ちとかストーカーのようなことをしたくないので)。歩道の端にそれて様子を伺おうとすると、金髪ボブと一緒にいる誰かが私に向けて手を振っている。ランルウさんじゃないか。ということはやっぱりあの金髪ボブはコンニチハクリニックさんだ。会釈をして退散。16時12分、ベローチェ。時間調整。入場時間間際。会場前に集う同志の皆さん。軽くサツアイ(挨拶の業界用語)。私は今日の名古屋公演を観たら東京に帰るつもりだったが、明日の大阪公演も観るよう某紳士に説得され、気持ちが傾く。私の整理番号(無料の人間チケット3番)を聞いた大阪在住の紳士が、絶対に東の方が時計が早い。チケット発売時刻になるのが5秒くらい早いから東の人はみんな整理番号が早いという説を唱えていて、視点が面白かった。

公演はこれまででトップ級と言っていいくらいに熱く楽しめた。私の位置から最前まで通りづらい場面も多々あったのだが、その難度が却って私の気持ちを搔き立てた。これでくじけてたまるか、これを乗り越えてマルコの前に行ってやるんだっていう。気持ちのこもった納得の行くケチャを何回も遂行することが出来た。凄くしっくりくるセットリストだった。新旧バランスよく。“EGO”を聴ける貴重な機会だった。土曜日に早起きして8時10分から15時までバスに乗り、そこから1時間歩いて無銭公演を観に来るという異常行動は報われた。池袋に住む私が渋谷や下北沢の会場に行っても味わえない何かが、地方遠征にはある。観光がどうのではなく公演そのものがちょっと別の味がする。ような気がする。かといってそう頻繁に観に行くわけにはいかない。交通費、宿泊費がマジで馬鹿にならない。

特典会でマルコchanが、私が着ていた横に茶色の線が入った黄色のL/S tee(quiksilver。古着)を見てチーズのかかったホット・ドッグのようだと言った。映画館とかで食べるのが好き。あ、チーズ・ソースみたいな? うん。好きなんだ…そこは合わないかも。俺はチーズ嫌いなんだ。ピザは好きなんだけどね。子どもの頃ニュージーランドに住んでいて、酪農国だからスーパーに行くとチーズがたくさん置いてあって。それで匂いでイヤになった。たしかにピザはチーズの匂いはそんなにないよね。子どもの頃の思い出でずっと食べられなくなることってあるよね。私は納豆が食べられないんだけど、小さな頃に犬がたくさんいる施設に行ったら匂いが納豆みたいで…そこから食べられなくなった。この彼女のエピソードがスゴく可笑しくて、笑ってしまった。(このときマルコchanには言わなかったけど、私の母親は子どもの頃に学校で飼っていた鶏の成長過程を見たことで鶏が食べられなくなった。ウチでは食卓に鶏肉が出てきたことは一度もない。)今日はランルウさんが凄く印象に残ったので氏の列にも並んだ。彼女の口ぶりからすると今日のセットリストは彼女が考えたようだった。

大阪まで夜行バスで移動しようと思ったが、男性が予約できる空きがなんとひとつもない(女性限定の席はひとつだけ空いていた)。名古屋の(に限らないが)宿を楽天トラベルで検索すると冗談でしょと言いたくなるような価格しか出てこない。二万、三万当たり前。ウェブで栄 サウナで検索。近くにサウナフジというのがある。ホームページには宿泊がJPY5,000と書いてある。もしここに泊まれなければ大阪公演は諦めて家に帰ろう。サウナフジに飛び込み、ダメ元で聞いてみたら上の段なら宿泊の空きはあるとのこと。一泊を予約する。チェック・イン。すぐに外出。近くを散策。晩メシの店を物色。南陽倶楽部という台湾料理店に決める。瓶ビールダイ(サッポロ)JPY825、ニラ玉子炒めJPY715、台湾酢豚JPY968、スパイシー・ポテトJPY528。なかなか良い店。味仙のように混んでいないし。サウナフジに戻る。。個性的な大浴場。メインのお湯が30度くらいのぬるま湯。湯の種類が多く、比較的空いている。色々と入り比べるだけで楽しめる。リフレッシュできた。

2025年11月1日土曜日

Counter FES (2025-09-26)

9月20日(土)にもLiVSの現場に行くはずだった。武蔵野音楽祭。チケットは購入済みだった。後から発表されたタイム・テーブルを見るとLiVSの出演時間が夜だった。日産スタジアムで行われる横浜F・マリノス対アビスパ福岡と完全に被っている。誤算。昼の時間にやるものとばかり思い込んでいた。というか常識的に考えてタイム・テーブルがない状態でチケットを売るなよ。買う方も悪いのだが。悩んだ。アビスパ福岡との試合は確実につまらない。これまで面白かった試しがない。ただマリノスの置かれている状況が状況。もしこの試合に負けるのであれば明治安田J2リーグ行きを覚悟しなければならない。それくらい崖っぷちに立たされている。どんな試合になろうが、どんな結果になろうが、見届けにいかなくてはならない。一方、今日のLiVS現場は異常な頻度で出演している対バンの中の一つに過ぎない。もちろん今日を最後にマルコchanが突然LiVSを脱退する可能性がゼロとは言い切れない。何の保証もない。でもそんなことまで考えたらしょうもない。マリノスを選んだ。というわけでLiVSを観るのが、マルコchanに会うのが、9月13日(土)以来。13日ぶりとなった。こんなに空いたのはいつが最後だろう。月に10回前後も会うのが当たり前になっていた。それは異常である。これをずっと続けることは出来ない。これがずっと続くことはない。何よりも経済的に持続可能ではない。その意味で、一時的であったとしてもこうやって間隔が空くのは自分の身のためでもある。今回は13日だったが、いつかはこれが永遠になる。私にお金にいくら余裕があったとしても、いくら時間があったとしても、ミニ・マルコchanが会える相手ではなくなる日が来る。二度と彼女の姿を見られなくなる。その時がいずれ訪れる。この13日間は、そのための予行演習をしているような気分だった。マルコchanのいない生活。LiVSのない生活。それを想像してみる。あれは幻だったのだろうか? 夢だったのだろうか? マルコchanとLiVSが私の生活から消えたら、私の感情はどう反応し、どうやって埋め合わせようとするのだろうか? どうしても埋めることが出来なくて苦しい思いをするのだろうか? それとも案外シレッと別の何かに熱中し、忘れ去るのだろうか? その日はいつ来るのだろうか? 私がマルコchanとLiVSに背中を向けるのだろうか? それともマルコchanとLiVSが先に私の前からいなくなるのだろうか? 
Everything will eventually come to an end
So try to savor the moment, 'cause time flies don't it
The beauty of life, you gotta make it last for the better
Cause nothing lasts forever
(Nas, “Nothing Lasts Forever”)

LiVSの出番が19時10分から。18時半くらいにクラブ・クアトロに入る。通路で特典会をやっていたアイドルさんに声をかけられる。ホタループという集団。全員と新規無料写メを撮らせてくれるとのこと。アイドルになる前は現場監督をやっていたという淑女(熊野りりさん)がいてびっくりした。アイドル歴よりも現場監督歴が長いらしい。メンバーさんと話しているとそこをLiVS(+スズキさん)が通りがかる。ちょっと気まずい。悪戯っぽくじーっと見てくるランルウさん。近くの壁に出演集団のポスターが貼ってある。そこにサインを入れに来たようだ。私が見ると、こちらを向いて笑顔をくれるマルコchan。愛おしい。私はいま入場したばかりなのでどの集団のライブも観ていない。なので当然ホタループも見ていない。その状態で写メを撮ってお喋りをさせてもらった。倒錯しているがこれはこれで楽しい。ホタループの写メで印象的だったのが、撮影係の方がスマ・フォの上に同じくらいの大きさのライトを置いて撮ってくれたこと。これで写りが全然違う。感心した。LiVSも見習ってほしい。ソーシャル・メディアにオタクが投稿する写メはその集団やメンバーさんの広告のようなもの。少しでも写りを良くするに越したことはない。LiVSの一個前のcowolo(18:40-)から観た。その後、LiVS(19:10-)、Finally(19:35-)、SOMOSOMO(20:00-)、にっぽんワチャチャ(20:25-)、ゆるめるモ!(20:50-)。どの集団も興味深かった。今日に関してはFinallyが一番良かった(個人の感想です)。特典会でAoiチャン(本名:今井あおい)にもそう伝えたら喜んでくれた。まあ全部は観てないんだけど…。何で全部観なかったの(ほっぺを膨らませる)? だって疲れるじゃん、最初からいたら。俺、疲れるのイヤなんだよね。というようなやり取りをした。Finallyのフロアで私がスゴいと感じたのが、盛り上がりのバランス。アイドルのコンサートにおける熱狂は、雑に分けると1.メンバー個人に向けられるもの、2.音楽や曲に向けられるもの、3.そのいずれにもあまり関係なくとにかく形式としてのノリの三つに分けられると思う。インディー・アイドルというジャンルの性質上、得てして1.と3.に偏りやすい気がする。Finallyの場合、何が何でも推しにケチャをしに行こうとか推しの名前を叫ぼうというよりも先に、全体としてフロアがしっかりと音楽を聴いて音に乗っている印象を受けた。3.がまず大前提で、状況によっては1.も発生して、3.はそこまで頻繁に起きない感じ。これが心地よく、メンバーさん一人一人にそこまで思い入れがない(どころかAoiチャン以外はいまだに顔と名前が一致しない)私でも楽しむことが出来た。

緊急開催!! LiVS FREE LiVE SHOW (2025-09-13)

大成功に終わった(と私は確信している)8月18日(月)のLIQUIDROOMぶりとなる単独公演。これまでLiVSはほぼすべての公演チケットをLivePocketで販売してきたが今回は唐突にTicket Dive。慣れない操作方法。発売から1分以内に申し込みは済ませたものの、最初になんか電話番号の認証か何かをさせられ、それで失った20秒くらいが命取りだったのか、整理番号は35番。叩いたとは言えないような番号になった。久々の単独公演を待ちわびていた勢力と、無料だからとりあえずチケットを抑えておこう(行かなかったとしてペナルティがあるわけでもないし)という勢力による相乗効果だと思うけど、通常の単独公演に比べて明らかに申し込みの勢いは強かった。この公演の開催が発表されたのが9月6日(土)で、チケット発売が23時。当日まで一週間を切っている。だから緊急開催ということなのだろうが、この日に何かをやること自体は前から公式サイトのカレンダーに表記されていた。LiVSに限った話ではなく、エンタメ界隈における緊急という言葉の使い方には首を傾げることが多い。単に段取りが悪くて発表が遅くなっただけでも緊急と言えば格好がつくような感じになっている。本来なら急なお知らせになってしまい申し訳ありませんと謝るような話でも緊急!と言っておけば何かの外的要因でそうなってしまったような雰囲気になる。私の言語感覚では緊急という言葉には何か不測の事態が発生して急な対応を迫られている、その対応をしなければ大きな問題が起きる、といったコノテーションがある。ただ一般的に仕事において緊急という言葉で誰かのミスを誤魔化すのはよくあることである。割を食うのはいつでも後工程。

結果として、いい番号をゲトれなかったのはむしろ好都合だった。仮に最前に行けたとしてその喜びを受け止められるキャパシティが自分になかった。不思議なくらい気分が乗らなかった。35番とは言っても実際には空き番号(チケットを取るだけ取って来ない)が多く、ガッつけば前の方には行けた。でも今日に関してはその気になれず、むしろ自分から後方の端っこを選んだ。今日は後方彼氏面をしよう、ケチャもやめておこうと決めた(結局、我慢が出来ず何度かケチャはすることになった)。朝からずっと安らかすぎるくらいに安らかな気分が続いている。理由を考えると、現場で発散するべきストレスや鬱憤が身体から抜けきっているからな気がする。昨日は朝にジョグ30分、夕方に筋トレ(パーソナル・トレーニング)45分。筋トレ直後はテストステロンが増えて人を殴りたい気分だったが、一晩寝ると一転して禅(ZEN)の精神状態となった。まったくイライラしない。攻撃性がゼロ。それだけならいいがこうやって熱くなるべきLiVSの現場でもほとんど感情が高ぶらない。瞑想でキマッたような状態。煩悩を捨て、悟りを開いたような状態。前もそうだった。8月30日(土)の対バン。あの前日にも同様にジョギングと筋トレをやっていた。(後日このことをトレーナーに話したら、筋トレで交感神経優位になった反動で副交感神経優位に振り切れ過ぎているのかもしれない。公演の前にライブで流れるであろう曲を聴きながら口で呼吸をすると心拍数が上がって交感神経が優位になるのでお勧めだと言っていた。)月曜日水曜日にあれだけぶち上がっていたのに。波が大きい。

先日のFinallyの無銭で出会った紳士がお見えになっていた。お話しすると氏が横浜FCのサポーターであることが判明。私がカバンから11 YAN MATHEUSのシャツを取り出して見せると、うわ! という反応。横浜FC? そんなクラブあるんですか? と私が軽口を飛ばすと、それよく言われるんだよ、マリサポから! と言っていた。その場で連絡先を交換(Twitterを相互フォロー)。私にとって氏が初めてフォローする横浜FCサポーターとなった。11 YAN MATHEUSのシャツを持参していたのはこの後に試合を観に行くため。川崎フロンターレとの試合。新横浜。川崎フロンターレを支持する旧友と再会。もうだいぶ会っていなかった。最後はいつだったろうね。少なくとも私が2022年7月に転職してからは会っていない。たまーにLINEで連絡を取り合ってはいたけど。向こうは結婚して子供がいる。試合に奥さんと子どもを連れて来ていた。とにかく友人に子どもが出来るとそれまでと同じ感じで会ったり連絡を取り合ったりというのは難しくなる。他にもそれまで親友だったけど子どもが出来てからはほとんど親交のなくなった奴がいる。子どもが出来るというのは人生における大きな分岐点であり、分かれ道である。彼が子どもを奥さんに預け、手に入れた束の間の自由。スタ・グル。私のお勧め、コルポデラストレーガを案内。彼はポルケッタ(ご飯付き)JPY1,200、私は仔羊うで肉のロースト(ご飯付き)JPY1,500。おいしかったが、肝心の試合は3-0で川崎が勝利。マリノスは酷い負け。一失点目は角田選手のパス・ミス、二失点目は喜田選手がもたついて囲まれてからの目を覆いたくなるボール逸が発端。両方とも痛恨ではあったが、角田選手のミスはチャレンジした結果である一方で喜田選手のミスは試合中にその萌芽がいくつも転がっていた。相手に狙われていたし、そのうちそうなるよね…というミスだった。単なる偶発的な事故というよりは再現性があるというか。喜田選手はここ数年のさまざまな変化(チーム・メイトの入れ替えであったりJリーグ全体のフットボールの潮流であったり)に取り残されて長所よりも短所が目立つ試合が多くなった。試合終盤、マリノスが負けている状態でのGKとDFの煮え切らないパス回しに、マリノスのゴール裏からブーイングが起きた。私はとてもいいブーイングだと思った。帰途、最悪の気分。私を気遣ってか(単純に忙しかったのかもしれないが)試合後の旧友はいっさい連絡をしてこなかった。かつてオタクだった彼も立派になった。これが人生の正規ルートに乗り家庭を支えるようになった男の成熟度である。

2025年10月31日金曜日

GOLD SOUNDZ (2025-09-10)

余韻に浸らせてくれない。LiVSに限らず、いわゆるライヴ・アイドルと称される集団の常なのだろう。終わったと思ったらもう次が始まる。公演、対バン、フェスへの出演発表は半ばゲリラ的で、考える間も与えずにチケットが発売される。中長期的な予定は分からない。来月の全容でさえ確定していない。全体像が見えないから、これに行ってこれには行かないという取捨選択をするのが難しい。(もちろん後からでもチケットは買えるが、基本的に整理番号は先着順なのでどうせなら叩きたい。)LiVSは走るのをやめたら死んでしまうかのごとく走り続けている。変な話だが、こんなに走り続けていたら売れる暇がないのではないかと思うことがある。公演に向けた準備や練習、開催と回復だけで精一杯なのではないか。新しい取り組みや作戦の立案に割くための時間的な空白が不足しているのではないか。そもそもが少数精鋭だった運営も、何の発表や説明もなく姿を消したササガワさんの代わりが採用される様子はない。残されたスズキさんは見るからに多忙で大変そうである。氏が倒れたら日々の公演の開催さえままならないのではないか。こんな状態で集団の未来を舵取りしていく余裕はあるのだろうかと、余計なお世話ながら気になってしまう。それはともかく、月曜日にあのインテンシティの高い対バンを観たばかり。しばらく現場に行かなくてもいいかなと思えるくらいに素晴らしかった。それで二日後にまた対バンかよ。さすがにお腹いっぱいだ。もう少し月曜日の思い出の中に住ませてほしい。もちろん私にその自由はある。高頻度で公演があるからといってすべてに来る義務は我々にはない。今日のチケットを買ったのは自分だ。ここに来ると決めたのは他でもない自分だ。それなのに弱音を吐くのはおかしい。それは分かる。だがここで今日は行くのを止めておくというお利口で理性的な決断をしてしまうと、船を下りたような負い目をちょっとだけ感じてしまうのだ。もう私は引き返せない段階まで来ている。LiVSに関してこれから私が選べる道は(地方ツアーは別として)今の強度で公演に顔を出し続けるか、まったく行かなくなるかの二択だと思っている。たとえば月に二回までにしておくというようなまともな選択はもう出来ない身体になっている。ミニ・マルコchanにめちゃめちゃにされてしまった。氏のせいで私の銀行口座の残高は見る見る減っていき、気力、体力的にも綱渡り状態である。一方、氏とLiVSのおかげで、私はこれ以上ないくらいの幸せを手に入れているのもたしかだ。

これだけ頻繁に現場があると、毎回毎回同じように最高だったというわけにはいかない。もちろんこれは八割は私の問題だ。LiVSはいつだって全力で、魂を込めたパフォーマンスを見せてくれる。だが、それを受け止める私のキャパシティの問題がある。だから基本的には私の心身の調子がよければよいほど私は公演を楽しめる。でも何というのかな、それだけではない。それが残りの二割で、私がそれが何なのかをはっきりと分かっていない。いずれにしてもその日が最高の思い出になるのか、楽しみ切れないまま終わるのかは、事前にある程度の予想がつくとは言え、本当にそのときにならないと分からない。これはフットボールにも似ている。一見、フットボールとコンサートでは興行、娯楽としての性格がまったく異なるように見える。フットボールには台本がなく、コンサートはあらかじめセット・リストが決まっている。フットボールは観客を楽しませるよりも対戦相手に勝つことが優先される(というよりその二つのテーゼが不可分である)が、コンサートで演者は対戦相手に妨害されない。より純粋に観客の求めるあるいは自分たちのやりたいエンターテインメント、ショウを届けることが出来る。フットボールの試合は本当につまらないときもあるけど、コンサートは基本的に一定の楽しさが保証されている。(蛇足だがたまにTwitterで盛り上がるのがライブでおとなしく鑑賞するのがコンサートなぞと得意げに書いているオタクを見るが英語にそんな使い分けはない。そもそもliveの用法も和製英語である。間違いに間違いを重ねている。馬鹿げている。)しかし私はLiVSに常軌を逸した頻度で通うようになって、ライブ(このブログでは和製英語だと何度も注意書きを添えているが、私はそれを分かった上で便宜上、使っている)というものが思っていたよりも水物で、ナマモノなんだなと思うようになってきた。

あの凄まじいクオリティと強度の対バンからわずか二日後。現場への飢えが皆無。平日。明日もあさっても仕事がある。昼間はゴア・テックス搭載の靴が中までずぶ濡れになる土砂降り。外出のモチベーションも持ちづらい。それに、対バン相手を知らない。女アイドルならまだしも、男性のロック・ミュージシャン。あまり興味を持てない。そんな状態で行っても消化試合になるのではないか。普通に考えたらそうなる。だが蓋を開けてみたらなんのその。これがめちゃくちゃ良かったの。行ってよかった。対バン相手のトモフスキーさんとLiVSでは客層が全然違った。向こうはほぼ全員がマダム。LiVS運営のスズキさんが新規無料写メ券(条件:LiVSの公式アカウントのフォロー)を彼女たちに受け取ってもらおうとフロアを練り歩くも次々に拒絶される。誰ももらってくれません……的なことを助けを求めるように言ってくる困り顔のスズキさん(正直、そのときの彼女はちょっと可愛かった)。明らかに畑が違う。フロアで双方のファンが入り乱れるということはなく、棲み分けられていた。それでもお互いが無関心というわけではなく、同じ公演を一緒に作り上げている仲間のような、いいヴァイブスだった。大箱、大観衆の熱狂とは異なる、小箱、少人数ならではの安心感。対バンだとほとんどの場合、LiVSの自己紹介は名前だけの簡易versionだけど今日はfull verionsでやってくれた。つまり、マルコchanの替え歌を聴くことが出来た。たぶん8月18日(月)のLIQUIDROOMぶり。待ってました。嬉しい。マダムたちから笑い声が起きていた。新鮮な反応にマルコchanたちは嬉しそうだった。今日のライブはどういうわけかスイッチが入り熱くなることが出来た。汗だけで眼鏡が床に落ちるという珍事が起きた。(誰かの腕や肘が当たって眼鏡がずれたり曲がったりしたことは過去にもあった。)ヒヤッとした。すぐに拾って事なきを得たが踏まれたら12万円の眼鏡が終わりだった。このままだといつか壊れる。ライブ用にどうなってもいい安価なメガネを作らないといけないと思った。

トモフスキーさんの、年輪を感じさせる巧みな話術。アイドルって、本気系のアイドルと、“いわゆる”アイドルっているじゃん。これまで本気系だときのホ。とMAPAは知っていたけど今日そこにLiVSが加わった。と言ってから我々の盛り上がりを褒めてくれて、ファンも含めた総合力だと一番かもしれないと言って我々を持ち上げてくれた。トモフスキーさんの音楽は聴いていて心地が良かった。フロアでは人が動くことはなく、治安がよく平和だった。トモフスキーさんは1965年生まれ。若かりし頃はどうやらフロアにダイヴしたりともっと激しいスタイルだったようだが、年齢を重ねるにつれて落ち着いたスタイルに帰着したのかもしれない。ライブ中に差し歯が取れるというアクシデントで笑いが起きた。Dreams Come Trueに対するアンサー・ソングだという“Bad dreams also come true”(悪い夢だって実現するだぜ)が面白かった。男性客が多いフロアをトモフスキーさんは心底楽しんでいるようだった。たまには(自分の現場にも)来てくれよーと我々に呼び掛けていた。ただ、いくら好感を持ったところで異常な頻度でLiVS現場に駆り出され依存させられあらゆるリソースを搾取されている我々がトモフスキーさんの現場に行くのは難しいものがある。また対バンでご一緒させてくださいというのが現実的な回答である。我々はジャンキーなのである。

2025年10月28日火曜日

カイジューバイミー主催 Special 4 MAN「拡張戦線」 (2025-09-08)

疲れが抜けない。土日はFinallyの無銭を除けば予定らしい予定を入れなかった。極力ゆっくり休んだつもりだった。実際には活動を減らして睡眠時間を増やしても元気になっていくわけではないのが難しいところ。蓄積した夏の疲れもあるだろうし、もっと慢性的な問題としてLiVS現場に行っている頻度が自分の体力的なキャパシティを超えている。私は他の人より体力があるタイプでも、無理が効くタイプでもない。RPGのように一晩寝ればHPが全回復すればどんなに楽か。目撃者(LiVS支持者の総称)の中にはほぼすべての公演を地方から遠征してくるバケモンのような紳士たちが何人もいる。無限に湧き出てくるお金、時間、体力。私には無理。尊敬を通り越して、私から見るともはやホラーの域に達している。

BLUEGOATS、LiVS、きのホ。、カイジューバイミー。ビッグ・ネーム四組が一堂に会する対バン。豪華極まりない。カルピスの練乳割りくらい濃い(ⓒくりぃむしちゅー上田晋也)。チケットは完売必至だろう。インテンシティの高いフロアになること請け合いだ。気軽に行って適当にチルするような場ではない。楽しみだけど、月曜の夜からコッテリしすぎてはいないか。しかしこの面子で行かないという選択肢はない。後悔する可能性が高い。つい先日、私はBLUEGOATSとLiVSを同じステージで見るチャンスを逃したばかりだった。今回は絶対に行かないといけない。

渋谷近未来会館。前に一度だけ(たぶん)来たことがある。2023年9月18日(月・祝)。ゆいのののrelease party(今思うと結構おおきな会場でやっていたんだな)。私がLivepocketで買った3枚目のチケット。ちなみに最初が2023年5月15日(月)の谷藤海咲KissBee卒業ライブ。二年前なのでどういう会場だったかはよく覚えていないが、場所は何となく覚えていた。駅からちょっと外れたところ。坂を上がったところ。適当にメシを食おうと吉野家に入ったが適当にも程があった。まずすぎる。この牛丼チェインは店によってクオリティに大きなばらつきがある。渋谷のこの店舗は二度と利用しない。

BLUEGOATS、LiVS、きのホ。、カイジューバイミーという順番。私の整理番号はA35。BLUEGOATSのときは3列目の真ん中付近(やや右寄り)に入った。気持ちの準備は出来ていたのだが、セット・リストに新しい曲が多くてついていけなかった。やや消化不良感がある。もちろん最近のリリースを追い切れていない私が悪いのだが、聴き込めていない曲をその場で瞬時に理解して一緒に歌うのは難易度が高い。迷いが出てしまう。後日、LiVS現場でお会いしたBLUEGOATSおまいつの紳士にこのことを話すと、ウチらもついていけないときがあるんですよ、ちょっと目を離すと分からなくなると言っていた。対バンではもっと分かりやすい曲をやった方がいいのではないかと議論になっているらしい。そう、私も『東京タワー』や『戦う日々』を聴きたかったよ。というか歌いたかったよ。最近はサボり気味とはいえ、今日フロアにいたBLUEGOATS以外のファンの中では、私はBLUEGOATSの曲を比較的チェックしている方ではあったはずだ。私くらいの層がもっと躊躇なく乗れるセット・リストにしてくれていれば、それが周りにも波及してもっといいヴァイブスのフロアになったのではないだろうか。

BLUEGOATSが一組目(「トッパー」と言っていた。明らかに和製英語だ)に選ばれたことを、ほんま・かいなさんがしきりに悔しがっていた。ただ、朝から晩までやっているような、何十組も出る対バンなら分かるけど、今日の対バンに関しては一組目だろうと三組目だろうと(四組目は主催のカイジューバイミーで固定として)、そこまで扱いに差があるようには思えない。下に見られているとか舐められているとか、そういうことではないと思うけど。かいなさん自身が「トッパー」を下に見ていることを露呈する発言になったと思う。ただかいなさんに悪意はなかったと思うし、その素直さが彼女らしかった。

LiVSでは最前の左側に潜り込んだ。群衆が前に押し寄せる際には柵に押し付けられて身体が圧迫された。人が密集しすぎてスマ・フォを取り出す余裕がない。なので、盛り上がることに専念した。とにかくやられないように。負けないように。飲まれないように。他の集団の支持者たちにLiVSがどんなモンなのか見せつけてやるという気概で。普段LiVSを観ていないとおぼしき紳士たちが前方右側にいて、モッシュ(後ろから人が押し寄せてくる)の激しさに戸惑っているように見えた。ただ前に行けるからというだけで知らない集団を最前付近(特に中央)で観ることにはそれなりのリスクがあると理解する必要がある。ただ、対バン特有の集団的な高揚感があって、いつも以上に激しいフロアだったのは事実。LiVSの出番が終わると他集団の支持者とおぼしき紳士がお仲間に「これくらいでヒーヒー言ってちゃダメだよ。もっと激しいところもあるから」と言っていた。

LiVSが終わると私は後方に下がった。ドリンク・カウンターでジン・トニックをゲトッて、ちびちびやりながらきのホ。を見物。私はこの集団を観たことはなかったし、曲もまったく聴いたことがなかった。名前はたまに聞く。yumegiwa last girl、RAYと並びE氏のオキニ集団のひとつでもあった。メンバーさんの容姿もスキルも洗練されていて、好感を抱いた。変な話だが、すべての面で水準を満たす、ちゃんと見るに堪える、聴くに堪える集団だった。また観てみたい。この渋滞は誰のせい、だったかな、そんなフレーズをヘッズ側に歌わせる曲があって、印象的だった。フロアも平和な感じでとっつきやすそうだった。ちなみにきのホ。の最後の。はモーニング娘。の。と同じ扱いで読まないのかと思ったら半濁点記号が下に落ちている扱いで、きのぽと読むらしい。

右端の前方が空いていたのでカイジューバイミーはそこで観た。曲は聴いたことがある。BLUEGOATSのソンソナさんがこの集団をお好きで、前にメンバーさんを一人招いてYouTubeで対談していた。たしかそれでこの集団を知ったのだと思う。ひときわ目立つ超ハスキー・ヴォイスを持つ淑女の歌声は音源で聴く以上にソウルフルで迫力があった。圧倒される。私が今観ているのはアイドルのステージなのか? 彼女はアイドルなのか? そもそもアイドルとは何なのか? よく分からなくなってきた。私が目撃していたのはアイドル云々の前に紛れもないグッド・ミュージックであり、クオリティが高くソウルフルなパフォーマンスだった。それはカイジューバイミーだけではなく、BLUEGOATS、LiVS、きのホ。にも共通していた。『純白少女』が始まったときにフロアのギアが一段階上がる感じがたまらなかった。初めて聴いたときにドクター・ペッパーと電光石火で韻を踏んでいるのが印象的な曲だった。

ステージ上のクオリティとフロアの熱さを全集団が高いレヴェルで兼ね備えていた。いわゆる地下アイドルと呼ばれる界隈(の一部)をこれまで観てきてよかった。LiVSがこのような対バンで真っ向勝負する現場に居合わせることが出来、自分もフロアの構成要素になれたのはファン冥利に尽きる。そう心から思えるほどに素晴らしい対バンだった。LiVSが人の埋まったLIQUIDROOMのステージでパフォームするのを観たときも嬉しくて心が震えたけど、それとはまた違う感動があった。応援するチームがチャピオンズ・リーグに出ている感覚。2025年の個人的ベスト級。

特典会でLiVSに行く前にチャンチーさんに会いに行った。久し振りだよねと言うので6月以来、二ヶ月半ぶりだと答えると、やば、と彼女は言った。LiVSの公式teeを着ている私を見た彼女に「LiVSさんも好きなんだ。初めて知った」と言われた。いやまあ、その……。“も”というか、ね……。いくつかの言葉の塊が頭に浮かんだが余計なことを言うのはやめておこう。私は曖昧に頷いてやり過ごした。しかし色々なインディー・アイドルを見るようになって相場が分かった今となってはBLUEGOATSのチェキ券の高さが改めて身に染みる。一枚JPY2,500はちょっとね…。ただこの価格によって一旦、正気に戻るので、買う枚数が一枚だけになって、結果として出費が抑制されるかもしれない。たとえばこれがJPY1,500だったら三枚、四枚と買ってしまうかも。売上を最大化させるためには、客をギリギリで狂わせたままにしておく価格設定や、一定金額を買ったらおまけをつけるといった仕掛けが必要である。BLUEGOATSの値付けはある意味で良心的と言える。

ミニ・マルコchanに、彼女を見つけた初期からずっと気になっていたことを聞いてみた。Twitterのユーザー名における、ミニとマルコのあいだの「・」のことである。よく見ると「・」が狭いのだ。普通に打ってもその「・」は出てこない。今これを書いているコンピュータでは変換候補に表示されない。なぜ「・」が狭いのだろうか? 何か理由やこだわりがあるのだろうか? 真相を彼女に尋ねてみた。すると明快な回答が得られた。曰く、今Twitterの「・」が狭いのはスズキさんの打ち間違いで、それをそのまま使っている。本人としては広い「・」の方がいい。「改名しました」と言って広い「・」に変えようかと考えたこともある。次に衣装を変えるタイミングで変えようかとも考えている。いつか突っ込んでくる人がいるんじゃないかと思っていた。

2025年10月12日日曜日

Finally無銭LIVE『秋、哀愁、黄昏』 (2025-09-06)

Finallyの公式LINEというのがあって、私は購読している。たしかLiVSとの対バンで開演前にフロアでメンバーさんにもらったビラのQRコードから飛んだのだと思う。このアカウントは機能している。毎日のように情報が投稿されている。Finallyのこういうところは感心する。存在を知ってもらうところから継続的に興味を持ってもらい現場に定期的に来てもらうまでの各種仕掛け、仕組みがきちんとデザインされている。LiVSの何歩も先を行っている。おそらくFinallyを真似てだと思う(Finallyとの対バンの直後から始めていたので)けど、LiVSのメンバーも対バンで開演前にビラを配るようになった。他陣営のいい部分をすぐに取り入れるのはナイス。だが、本当に学ぶべきなのは運営側である。と言ってもそんなことを考える余裕もないくらいシンプルに手が足りていないのだろうけど…。定期的に開催される無銭ライブもその仕掛けのひとつだ。11月のLIQUIDROOM公演までに一度は行きたいと思っていた。というのがこの無銭ライブでLIQUIDROOMのチケットを買うとどうやらメンバーさん全員との集合写メを撮ってもらえるらしいからだ。いずれにしてもチケットは買うつもりだった。どうせならお得な特典がついているときに買いたい。8月17日(日)の無銭にも行こうと思えば行けたのだが、その日はLiVSのLIQUIDROOM前日だった。直前に余計な刺激を入れたくなかったのでパスした。

昨日と一昨日の雨で少し涼しくなったかと思いきや、昼間は蒸し暑い。東京の不快な夏そのもの。それはそう。まだ9月も始まったばかり。今日の公演名『秋、哀愁、黄昏』は最低でも一ヶ月は早まっている。今日は11時15分開場、11時45分開演。開場30分前(10時45分)から入場整理券が配布されるらしい。開場はShibuya Milkyway。初めての会場、初めての参加で勝手も分かっていない。早めに行く。10時の開店と同時にIKEA渋谷店。プラント・ベース・ソフト・クリーム。JPY50。その先にあるファミリー・マートでモカ・ブレンド(S)JPY160を飲んでから会場へ。どうやら同じビルヂングでFinallyを含めて同時に三つくらいの現場が開催されるらしい。どの人たちがFinally待ちなのかがパッと見で分からない。この人なら間違いないだろうと思い、Finallyとプリントされたteeをお召しになった紳士に声をかける。親切に教えてくれた。10時45分になったら上の階(Milkywayは3階)に行って整理券をもらう。11時15分になったら番号の呼び出しが始まるのでそれに従って入場する。入場までの間にその紳士と少し歓談させていただいた。(氏とは後日LiVS単独ライブと対バンで再会。お知り合いとなった。知らない人に自分から声をかけると思わぬ縁が生まれる。)

無銭とは思えないくらい充実した公演だった。一時間くらいやってくれたのかな? 秋だからということで(実際には夏だが)、セット・リストはしっとり系でまとめてあった。Finally名物のサークルが発生せず、落ち着いて観ることが出来た。ハーコーなFimilly(ファイミリー。Finally支持者の総称)はもしかすると物足りなかったかもしれないが、私としては快適だった。私の中にあったFinallyの、盛り上げ上手なメンバーさんとお祭りノリのフロアという印象がちょっと変わった。そして、メンバーさんを二つのチームに分けての運動会。ステージからメンバーさんがボールを投げる。各チームを代表する(入場時にどちらのチームかが書かれた紙が配布される)オタクが籠を持ってボールを受け止める。多くボールが入った方が勝ち。Aoiチャンのいる白チーム(私も白チームだった)が勝利を収めたのだが、勝った方のメンバーにもオタクにも何も特典がなく。写メ券でももらえれば嬉しかったけど、よく考えたら無銭でそれを求めるのはさすがに図々しいか。すみません。ステージからジャージ姿が眼福だった。レアらしい。Aoiチャンのメンバー・カラーは白だが割り当てられたジャージは白だった(白だと▒▒が透けちゃうからカナ?)。ジャージ姿のメンバーさんたちと全員写メ。撮るだけで終わりだったので会話らしい会話は出来なかったが、撮る前にAoiチャンを見て「Aoiさん…」と言うと「Aoiさん?(笑)」と言ってしょうがないなあ(笑)という感じで隣に来てくれた。なお、私は未だにAoiチャン以外のメンバーさんのお名前とお顔が一致していない。Aoiチャン以外に関してはまだ『マジ興味ねぇ』(DJ OASIS feat. K DUB SHINE)の域を出ていないのが正直なところだ。特典会でAoiチャンにジャージ似合うよね。北関東って感じで。ドン・キホーテにいそう。と言うと、ヤンキーじゃないよ! と言っていた。会場を出て、目撃者と元目撃者の三人でいんでぃらでメシをご一緒する。お二人と別れてからJUICE STAND BUBBLES渋谷スクランブル・スクエア店へ。国際すいか生絞り(S)JPY680。ミニ・マルコchanが8月7日(木)の投稿でPRONTOのスイカ・ジュースが好きだと書いていたが、8月26日(火)の特典会でスイカの話になったとき、最近はPRONTOのよりもこっちが好きだと言っていた(ちなみに彼女はスクランブル・スクエアのことをスク・スクと言っていた)。帰りに寄ってみてと言われていたのだが、その時は既に閉店時間を過ぎていた。

リブマッパ (2025-08-31)

たとえばこれが数ヶ月に一回とかせいぜい月に一、二回とかだったらその日に合わせて心身の状態を整えるということが出来る。平日も土日も関係なく月に10回前後も現場があるとそういうわけにはいかない。日常の細かい体調の浮き沈みをそのまま現場に持ち込まざるを得なくなる。もちろん熱が出て寝込んでいるとかの明確な体調不良なら行くのを断念するけど、現実の我々って常に体調不良みたいなもんじゃん。40点と70点の間を行き来してるようなさ。もはや100点がどういう状態なのかも分からなくなっている。バッテリーの摩耗したiPhone。LiVSのメンバーさんの場合は70点から100点くらいの幅で推移しているのかもしれないけど、好不調の波自体がないわけがない。今日は何かイライラするとかダルいとか調子が悪いとか、そういう日はあるはずだ。いくら若いとは言っても、毎日同じように絶好調は不可能。人間だもの。でもそれを感じさせない。プロフェッショナル。やっていることの性質が異なるとはいえ、彼女たちにとってのLiVSでの活動は私たちにとっての労働に相当するわけで、それをこれだけ強度高く、魂を込めて、熱意を持続させながら継続してくれているのは本当に尊敬に値する。私に関して言うと、正直なところ、今日はちょっと調子が出ないなと感じながらやり過ごしているときも、公演によってはある。根本にあるのは疲れでしょうね。一応フル・タイムで働いた上でこれだけの頻度でフロアに来ていると、疲労のマネジメントが容易ではない。昨日はいまいち肌に合わない対バン相手の音楽とフロアのノリを横目で見ながら、このままLiVSの現場からフェイド・アウトしようかなという考えが頭をよぎっていた。

今日は幸いにも昨日の精神状態を引きずることなく楽しめた。対バン相手のMAPAによるところが大きい。LiVSとMAPAではフロアの親和性は低い。スタイルが全然違う。お互いの支持者たちが一緒になってわちゃわちゃ盛り上がるというよりは、MAPAの時間とLiVSの時間で完全に棲み分けが起きている。それも当然。LiVSの支持層は9割がむさ苦しいオジサン。MAPAは若い女性が多数派。LiVSは多発するケチャで最前中央付近が目まぐるしく人が入れ替わる。ミックスやコールがけたたましい。MAPAは立ち位置固定で、皆さんおとなしくペン・ライトを振りつつ(それも行儀よく、周囲に配慮して低い位置にとどめている)音に聴き入っている。MAPA支持者たちが私たちのことを野蛮な奴らと思ったとしても無理はない。おそらく私がMAPA支持者ならそう思うだろう。私がまだLiVSに通い始める前の段階で、まだミニ・マルコchanを見つけていない状態で、第三者としてMAPAとLiVSのフロアを見たら、MAPAの方が性に合うと思っていたかもしれない。私はLiVSに行き始めた頃、後方や端っこで観ていた。フロアの激しさに面食らっていた。今では前で観ることやマルコchanのソロ・ラインで前に突っ込むことに躊躇いがなくなった。諸先輩に優しく導いていただき仲間に入れていただいたのが大きい。フットボールでいうとLiVSのフロアは全員がゴール裏、MAPAはメイン・スタンドって感じ。私が実際にフットボールを観るときはそのどちらでもなく、ゴール裏に近いバック・スタンドを選ぶ。試合(ショウ、コンサート等々)を隅々までちゃんと観たい。その上でピッチ(ステージ)で表現されているプレイにしっかりと声や拍手で反応したい。ゴール裏に近いバック・スタンド民というのが、フットボール以外の興行においても私の根っこにあるスタンスなんだと思う。

MAPAは前に対バンで観たことがあった。そのときは曲が全然いいとは思わなかった。今回、再び観させてもらって印象が変わってきた。前より近くで観たからなのか、二回目だからなのか、どういうわけか今日は彼女たちの音楽に徐々に引き込まれてきた。二つくらい、おっと思う曲があった。Spotifyでちゃんと聴いてみようと思った。『アイドルを辞める日』とかいいよね。後で知ったが大森靖子がプロデュースしている集団らしい。客層にも納得。そういえば、私がLiVSを知るきっかけとなったBLUEGOATSとのツー・マン(和製英語)は、その前の週に行くはずだったBLUEGOATSのツー・マンを風邪で干したことで急遽、チケットを取っていた。そのツー・マンの相手がMAPAだった。あのとき風邪をひいていなければLiVSとミニ・マルコchanに出会うことはなかったかもしれない。もしその後に何かの機会で観ることがあったとしても、はまることはなかったかもしれない。『風邪の効用』(野口晴哉)である(意味が違う)。

2025年10月11日土曜日

熱烈峻厳Vol.7 -CLUB CRAWL 20TH SP2MANLIVE- (2025-08-26)

久し振りに企画らしい企画っていうか、変わり種の回。6月22日(日)の『雨降って地固まる公演』以来かな。どうやら今回はLiVSというよりはもっと会場ぐるみの企画。CLUB CRAWLが20周年らしく。高山クオリティーという業者によって食べ物が販売されるのが目玉。食べる時間がタイム・テーブルの中に組み込まれている。飲食物は普段から持ち込み禁止である。今日に関しては公式に提供(販売)されることでフロアでの食事が公認される。食べる時間がタイム・テーブルの中に組み込まれている。
18:30-19:00 開場・フードもぐもぐタイム 
19:00-19:40 LiVS
19:40-19:50 転換・フードもぐもぐタイム
19:50-20:30 ゑんら
終演後特典会・フードもぐもぐタイム

ここまで来ると高山クオリティーが提供(販売)する食べ物も公演の一部である。正直、あまり気乗りがしなかった。公演の前にKEBAB CHEFSかいんでぃらで夕食を済ませたい気持ちはあった。たださすがにそれでは無粋だ。ノリが悪い。この公演を完全に体験していないことになる。だが、事前に発表されたメニュウを見て雲行きが怪しいなと思った。オム・ライスJPY500、ワッフルJPY200。以上。値段そのものは良心的ではあるが、JPY500のオム・ライスに多くを期待できるわけがない。クオリティの前に単純に量が少ないであろう。オム・ライスで足りなければワッフルで補うというアイデアも全然セクシーじゃない。相乗効果があるようにも思えない。高揚する要素がほとんどない。どういう考えでこのライン・アップに決めたんだろう。こういうイヴェントに必要なのは肉だよ、肉。たとえばさ、ケバブ。ハンバーグ。ホット・ドッグ。それなりのものを出せば値段はJPY1,000でも、あるいはもっと高くても皆ンな喜んで食べたんじゃないかな。
わかってねえな わかってねえな わかってねえな わかってねえな
わかってねえな わかってねえな わかってねえな わかってねえな
(崇勲、『わかってねえな』)

フロアの端(普段は開演前後に物販が行われる場所)に設置された簡易コンロで、公演と並行してオム・ライスの調理が行われた。バターの香りが漂ってくるライブ。シュールで可笑しかった。通常であればライブは聴覚と視覚がほぼすべて。嗅覚とはほとんど関係ない。(Hello! Projectであればオタクの異臭が鼻をつくこともあるが、LiVSでは今のところそういう経験がない。)嗅覚や味覚までもライブ体験の中に取り入れるのは発想として面白い。(もちろん、LiVSのメンバーさんたちの匂いを嗅げたほうがいいのは言うまでもない。マルコchanの匂いを知りたい。)今後もしかするとバターの香りがすると今日のことを思い出すかもしれない。

そう言えば前から思っていたんだけど、ミニ・マルコchanは“He Meets”の冒頭で「こぼれ落ちる気持ちが」を「こVOれ落ちる気持ちが」という感じに発声している(ように私には聞こえる)。こういうのってあるよね。最近だと #KTCHAN の“our emotions”でラ行をRの音で歌っている(ように聞こえる)。「たぎRU気持ちまた沈み そREでも混ざり変わRUの」のような具合に。それで思い出したけどモーニング娘。の『愛の軍団』ではフックを「ワイの軍団」と歌うように指導されているメンバーさんと「ヤイの軍団」と歌うように指導されているメンバーさんがいたと記憶している。こうやって言葉通りにそのまま発声するんじゃなくてちょっと音をずらして歌うというのがこの世界では技法としてあるんだろうな。おそらく。「こVOれ落ちる」については今度マルコchanに聞いてみるか。

LiVSとゑんらの間にオム・ライスを買ってフロアの一番後ろで食べた。おいしいかおいしくないかの二分法で言えばおいしいけど、トマト・ライスに具が何も入っていないし、これだったら別に卵かけご飯でよくね? と思ってしまった。(もちろんJPY500なんだからゴチャゴチャ言うべきではない。ちなみに私はCLUB CRAWLで食べることになるオム・ライスの質と量を最初から見くびっていたので入場前にファミリー・マートでたんぱく質16.7g グリル・チキン ゆず七味を買って食べていた。正解だった。)ごめん。大目に見てほしい。私は一年に365日、外食している。外で買うメシに関しては自ずとうるさくなってしまうんだ。日本以外ではインド、ドイツ、中国、アメリカ(ハワイ含む)で、独りで飲食店に飛び込んできた。さらに言うと、私が支持ししてる横浜F・マリノスは充実したスタ・グルで有名である。クオリティの高さは折り紙付きで、他クラブの関係者も視察に訪れるという。試合開催日にはフットボールに興味がない近隣住民も祭り感覚で遊びに来ると聞く。もちろん中には大したことがない店もある。(スタ・グルの宿命ではあるが全体として割高なのも間違いない。安く済ませたいなら瀬戸うどんかサイゼリヤに行くべきだ。)ただ中には一般的な祭り屋台では考えられないほどにクオリティの高い店もある。私が食べてきた中ではコルポデラストレーガと吉清は自信を持ってお勧め出来る。そのままゑんらを観ているとテーブルを挟んで後ろにランルウさんとミニ・マルコchanが来るのが見えた。やや気まずかったが退避できる空間もなく、後ろを振り向かないようにしてそのまま過ごした。

ゑんらの滝口ひかりさんがやたらと美形だった。あとで検索して30歳だと知って声が出た(この執筆時点では31歳になられている)。23-25歳くらいかなと思っていた。新規無料特典を利用して氏と写メを撮らせてもらった。普通アイドルってさ、えー、はじめましてー! 来てくれたのー? ありがとー。名前なんていうの? 的な感じじゃないですか。滝口ひかりさんは全然違っててさ。すげーちゃんとしてるの。あ、すみません。わざわざ来ていただいて。ありがとうございますって感じで。礼儀正しいの。カタギの世界での就労経験がそれなりにあるのかな? 私は基本的に初対面のアイドルさんには敬語で話すんだけど、向こうもずっと敬語で。ゑんらは着物をアレンジしたような衣装で、曲もそういう雰囲気だったので、和風な感じなんですね、と私が言うと、そうなんです。琴の音を入れたりして。もっと可愛い曲もあるんですけどね、今日はLiVSさんに合わせてカッコ良くしてみました的なことを言っていた。私が元々はHello! Projectのオタクである旨をお話しすると、前のグループでこぶしファクトリーと同じ対バンに出たことがあるとのことだった。

2025年10月5日日曜日

武蔵野音楽祭 (2025-08-30)

葬式には友人が集まるが、ときには敵だって来る。何やら嬉しい気分になるらしい。
(ミシェル・ウエルベック、『地図と領土』)

初めて観に行ったラップ・バトルの大会(戦極MCBATTLE第10章。2014年10月19日)。バトルの前だったか合間だったかにライブをしていたOMSBがフロアの盛り上がりに不満だったらしく「葬式じゃねえんだよ」と言うと、後方から「葬式だよ、バーカ!」という殺気のある野次が飛んでピリついた。仕事柄こういうDQNを相手にするのは慣れているようでOMSBは「そんな悲しいこと言うなよ」と軽くいなしてから次の曲へと移った。ラップ・バトルの大会は何度か観に行ったけど、バトルとライブではヘッズの熱量が異なる。お前らバトルではあんなに盛り上がるのにライブはおとなしく見やがって。好きじゃねえのか? 自分の曲を披露するラッパーがフロアに向けてそういう不満を表明する場面を何度も見てきた。観客が楽しんでいること、披露されている音楽が好きであることを、沸くこと、盛り上がることで、ステージから見える形で表さないといけない。観客が静かに観ていたらそれは楽しんでいない、演者がやっている音楽を好きではない。ジャンルを問わず、こういった考え方は割と一般的である。実際、それがコンサートであれフットボールであれラップ・バトルであれ、ライヴ・エンターテインメントは観客も参加して一緒に作り上げるものである。観客の反応が演者のパフォーマンスに影響を与えることもある。特に先述のラップ・バトルやジャズなど即興性の高いジャンルにおいてはそれが顕著である。即興性の低いジャンルであったとしても、観客の反応が良ければ演者の気分が乗ってくるということはあるだろう。その点においてライヴ・エンターテインメントを現地で観るという行為は、映画を観るのとは決定的に異なる。映画を観客がどう観ようと映画の内容は絶対に変わらないからだ。ライブハウス、スタジアムなどの現地に何かを観に行く際には、与えられた興行をお客さんとして鑑賞するのではなく、その空間を構成する一員として参加しているという自覚を持ち、それを態度に表すのが重要である。だから私は日産スタジアムで横浜F・マリノスの試合前に『民衆の歌』を大きな声で歌う(バック・スタンドではほとんどの人が恥ずかしがって歌わない)。

盛り上がること。盛り上げること。それは一種のスキルである。目撃者(LiVS支持者)はその点において非常に優れている。それがアイドルであろうとバンドであろうと、それが初めて聴く曲であったとしても、対バン相手のノリを即座に理解し、フロアに溶け込むことが出来る。対バンへの参加の仕方として模範的である。他の出演者やファンに非常に良い印象を与えることだろう。目撃者の皆さんは本当にライブハウス(和製英語)慣れしている。ライブハウス(和製英語)で行われるタイプの興行における立ち振る舞いについては見習うべき点が多い。ただ、私はどうもそっちに染まり切れないというか、馴染み切れない部分がある。これは私が社交性の低い陰キャだからこういうひねくれたことを書いてしまうのだが、何にでも対応できる、どんなアイドルやバンドだろうと盛り上がれるんだったら、別にLiVSばかりを追いかける必要がないのでは? この集団に私たちが人生のリソース(お金、時間)を大量に突っ込んでいるのは、どうしてもLiVSじゃないといけない理由があるからじゃないのか? LiVSの音楽じゃないと、LiVSのメンバーじゃないといけないんじゃないのか? 私は先日の武蔵野音楽祭で某集団のライブをノリノリで盛り上げていた目撃者の皆さんの協調性とスキルに感心すると同時に少しがっかりした。あ、こんなのでよかったんだって。私はだいぶ昔、ゴスペラーズがアメリカに行くドキュメンタリーを観たことがある。現地のクラブに飛び込みでゲスト出演した際、なんか英語も喋れないジャップが来たよ笑という空気に包まれていた。歌い出しても来場者からまともに相手にしてもらえず、指笛まで吹かれていたような記憶がある。だが、歌が進んでいくにつれ、ゴスペラーズの実力を目の当たりにした観客。徐々に反応が変わっていき、最終的には盛大な歓声と拍手が生まれた。そこまでギスギスする必要はないかもしれないが、もう少し音楽とパフォーマンスのクオリティに対する厳しい目線があってもいいのではないだろうか? 最近、対バンを観る機会が多くなって、私の中にこの疑問が芽生えている。はっきり言って対バンに出てくるアイドルなんて玉石混淆(混合が誤用だと知った)である。玉と石は明確に区別して別のものとして扱わないといけない。もしステージにいるのが玉だろうが石だろうが関係なくフロアで動き回ってめちゃくちゃ楽しいのであればもはや音楽などほぼ関係なく、それは単に有酸素運動の爽快さではないだろうか? お酒を飲んでほろ酔いの状態でいつもの仲間たちとワイワイ騒ぐのが本質なのだとしたらそれは飲み会と変わらないのではないだろうか?(ちなみに、葬式のような静けさが是とされる現場もある。2023年に行ったハハノシキュウさんの独演会がそうだった。)

音楽や表現をしっかりと自分の目と耳で受け止めたいのか、それともフロアで盛り上がりたいのか。実際にはバランスの問題にはなってくるものの、この二つの価値観は根っこでは相容れない。フットボールで言うとバック・スタンドで試合を観たいのか、ゴール裏でみんなと応援歌を歌って飛び跳ねたいのかの違いに相当する。ゴール裏で試合を観ている人に聞いたことがあるのだが、試合はほとんど見えなくて、後からDAZNで観るらしい。ライブもコールを歌に被せたらその歌は聞けない。オタク同士で向き合ってミックスを打っていたらステージは見えない。冒頭に書いたOMSBのエピソード。葬式のようにおとなしかった観客は、OMSBの音楽が大好きで氏の音楽に聴き入っていたかもしれない。もしその代わりに地下アイドルのオタクが集団でおしかけ、曲もまともに聴かずにサークルをおっぱじめたりコールやミックスなどを打ち始めたとする。OMSBはそれで喜んでいただろうか? とにもかくにもフロアが“盛り上がっている”様子を見られればそれでご満悦なのだろうか?(案外そうなのかもしれないが…。)

今日はっきりと確信したこととして、私が求めること、大切にしていること、それは第一にクオリティ。そのクオリティに心酔して高揚することはあれど、騒ぎたいという欲求が先にあるわけではない。表現のパフォーマンス、音楽のレヴェル。それらが一定の基準を満たさなければお話にならない。ただフロアを盛り上げることだけを目的に作られたような曲でわちゃわちゃする気にはなれない。それだったら本当に上手な歌や演奏を黙って座って聴いていたほうがいい。今日の対バン相手の音楽は、私にははまらなかった。『ブラック・マシン・ミュージック』という米のディスコ・カルチャーに関する本を読んでいたら“I Gotta Big Dick”という曲とか、喘ぎ声を収録した曲とかが過去に流行ったと書いてあった。私が好きなJ Dillaの“Crushin' (Yeeeeaah!)”はI wanna fuck all nightを連呼している。MC松島は『ビッグちんちん』という曲をリリースしている。そもそもディスコ自体の出自がニュー・ヨークのゲイ・クラブであって、ダンスもゲイの性的な解放と結びついていたらしい。だから音楽に下ネタや性的な表現を取り入れることについてはまったく否定するつもりはない。単純に彼らの曲を聴いていいと思えなかっただけ。でも、特典会でマルコchanが私の目を見て彼らの曲名(男性器の名称を含む)を言ってくれた上に、その単語を何度も繰り返して言ってくれたのでそんなことはどうでもよくなった。

Chemistry LiVE with LiVS (2025-08-24)

毎日、毎日、うんざりする。この蒸し暑さ。真の敵は気温ではなく湿度。よくもまあ世の中が何事もなかったかのように回っているよなと思う。発狂してもおかしくないでしょこんなの。半袖teeを一日に何回も着替える生活から抜け出したい(着替えられればマシ。家にいなければ汗をかいても同じ服を着続けないといけない)。早く長袖を着たい。秋冬に備えてこの数ヶ月でスウェット・シャツを数着買ってある。もう秋冬の準備は出来ている。でも分かっている。実際に長袖を快適に着られるようになるのは10月になってからだろう。スウェット・シャツとなるともっと先になる。私は2017年2018年2019年2020年2021年と五年連続でみーたん(小野瑞歩さん)のバースデー・イヴェントを観に行っていた。概ね毎年、氏のお誕生日である9月29日に開催されていた。例年、このイヴェントでようやく長袖を着ても暑すぎない程度の気候になっていた。実際には半袖で十分。年に一度のみーたんの晴れ舞台にお洒落をして行くために瘦せ我慢をしながら長袖を着ていたのを覚えている。(ちなみにこれを書いているのは10月5日。みーたんは今でもつばきファクトリーで活動を続けている。今年は10月8日にバースデー・イヴェントを開催するようである。)

昨日はBLUEGOATS、Finally、LiVSというとてつもない面子のスリー・マン(和製英語)が開催されていた。元々BLUEGOATSが好きで観に行ったLiVSとのツー・マン(和製英語)でミニ・マルコchanを発見して狂ってしまい今に至る私にとっては、この二組の再会を目撃できる垂涎ものの対バンだった。FinallyにもAoiチャンを筆頭に好印象を持っている。BLUEGOATSだとチャンチーさん。LiVSは言わずもがな。いわゆる“推し”に該当する人物が三つの集団すべてに在籍している(もちろんマルコchanは別格だヨ。“推し”なんていう軽い言葉では表せないヨ)。私はDD(ディーン・デイビッド、ではなく誰でも大好きの略)ではないので、対バンの全組にいわゆる“推し”がいるなんてことはまずあり得ない。それだけ稀少な現場であった。しかしながらそちらのチケットは購入せず、同時刻に日産スタジアムで行われた横浜F・マリノス対FC町田ゼルビアを観に行った。なぜなら私の本質はキモいアイドル・オタクではなくキモくないフットボール好きの一般人だからである。愛するマリノスが明治安田J1リーグに残れるかどうかの窮地。スタジアムに行かないわけにはいかない。対バンを昼にやってくれていたらフットボールと回せたのだが、よりによってまったく同時刻(19:30)に始まるっていうね。残念。タイムラインに流れてくる諸氏のトゥイートを見るに、対バンは相当、盛り上がったらしい。ランルウさんがフロアにダイヴしたとか。でもそういう情報は極力、目にしないようにした。自分が行きたかったけど行かなかった(行けなかった)現場がこれだけ楽しかったという情報をスマ・フォで見るのは避けた方がいい。無意識に他人と自分を比較して惨めな思いをするからだ。止まらなくなる他人への羨みと嫉妬。よく言われるようにこれがソーシャル・メディアが利用者のメンタル・ヘルスを損なうメカニズムである。だから他人のチェキ・ツイや接触レポからも距離をとったほうがいい。自分が行ける範囲で現場に行き、自分で感じ取ったものを大切にするべきだ。そういう趣旨のことをある青年がブログに書いていて腑に落ちた(前にもこのブログで取り上げたことがあるよね?)。彼のブログ・タイトル、『目で見たものだけがリアルだろ』。肝に銘ずるべき。マリノスは町田と引き分けて勝ち点1を獲得。J2降格圏から抜け出した。四月以来らしい。私はマリノスを選んだことを後悔していない。

Rayとのツー・マン(和製英語)。yumegiwa last girlと並びE氏がご愛好されていた集団のひとつであった。音楽性にこだわっている集団との触れ込みで氏に勧められ、Spotifyにあった曲を一通り聴いたことがある。当時、“KAMONE”という曲はlikeしていた。ただ、そんなにピンとは来ていなかった。何というのかな、一般的なアイドルのポップスやロックとは違う。分かりやすく可愛いとかカッコいいとかではない。一回だけ聞き流してお気軽にいいねと反応できるようなキャッチーさがない。何回も繰り返して聴けば良さが分かっていくかもしれない、そういうタイプの音楽。実際に観た印象として、何となく大きな方向性としてはyumegiwa last girlに近いかもしれない。雰囲気的に。フロアを沸かせるというよりはしっとりと魅せる、聴かせる感じ。そこまで声を張らない歌唱。腹の底からありったけの声を出してソウルフルに、ロックに、という感じとは違う。本当はライブハウス(和製英語)よりは座席つきの劇場のような会場のほうが持ち味が発揮できるのかもしれない。

LiVSがLife is Very Shortの略であることにちなみ、ウチらも更なる世界進出のためにRayが何の略なのかを考えようという感じで大喜利を始めていた。メンバーさんの誰かによるRevolution, AAAHHH, YEAHHHH!!!!という勢いに任せた力技が面白かった。ミニ・マルコchanと背丈と髪形(ボブ)が酷似したメンバーさんはRoast almond yummy!!!と言っていた。(これを受けてLiVS側も新しいLiVSの正式名称を発表していたが、ひとつも覚えていない。たしかマルコchanだったと思うけど初手でLをLiVSの略として使っていてそれじゃ意味ないよと思ってしまった。)Rayではこの淑女が一番気になった。小動物担当らしい。月海まおchan。新規無料特典を利用し、終演後の特典会で氏と面会。LiVSではミニ・マルコが好きなんですけどという話をするとまおchanはマルコchanについて、歌が上手い。息の使い方が好き。と言っていた。ミニ・マルコchanにそれを伝えると嬉しそうだった。照れちゃうと言っていた。

2025年10月4日土曜日

LiVS 2nd Anniversary LiVE (2025-08-18)

全員かじった禁断の実 今待ち受けてるのは審判の日
全員かじった禁断の実 もうじき来るぞ審判の日
全員かじった禁断の実 今待ち受けてるのは審判の日
全員かじった禁断の実 もうじき来るぞ審判の日
(Kダブシャイン、『ザ ジャッジメントデイ』)

正直に言う。楽しみだったのと同じくらい、私はこの日が来るのを恐れていた。巻き戻す時計の針。2025年5月7日(火)。下北沢シャングリラ。“Revenge Shangrila”ツアー、千穐楽。2024年8月13日(火)にLiVSが満員に出来なかったこの会場を、今度こそ埋めてやる。その思いが込められたツアー名。結果は誤魔化しようがない。実際にチケットが何枚売れて、何人が入場したのか、私は知らない。それでも“Revenge”が出来たとは到底言えないと断言できるくらい、フロアは空いていた。当時を知る目撃者(LiVS支持者の総称)によると前回よりも人が少なかったらしい。公演中にミニ・マルコchanが流した、あの悔し涙。ごめんなさい、と言ってフロアに向けて深々と頭を下げる彼女の姿。私の頭にこびりついて離れない。折に触れてフラッシュ・バックする。あのとき埋められなかった下北沢シャングリラの収容人数が600人。それに対し今日のLIQUIDROOMは900人。600人の会場を満員にした集団が、次のステップとして、適切な期間を置いた上で900人の会場に挑むというのなら分かる。600人を埋められなかった集団がわずか三ヶ月強で900人を目指すのである。もう無理ゲーじゃねえか。動員を増やすために手を打つにしても期間が短すぎるでしょ。また公演のどこかでメンバーさんが神妙な面持ちで整列して、今回もダメでしたって言うのを聞かされるのか…あの苦痛を再び味わうことになるのか…せめてマルコchan以外の口から言ってくれ…。今日のことを考えて胸が苦しくなることが何度もあった。見たくなかった現実。聞きたくなかった言葉。そういったものと直面させられるのが怖かった。それでも遂にこの日が訪れてしまった。

もし今回も結果が芳しくなかったら。これからのLiVSはどうなってしまうんだろうか。メンバーさんはモチベーションを失ってしまうのではないだろうか。普通の女の子に戻る決断をしてしまうのではないだろうか。(もう私たちは普通のオジサンには戻れないというのに…。)ひとつ言えるのは、シャングリラの悪夢から今日までの三ヶ月強、LiVSが動員を増やすための手を打ってきたことに疑いの余地はない。特に7月5日(土)から7月27日(日)にかけて行われた主催対バン・ツアー(Chemistry LiVE with LiVS TOUR)では仙台、千葉、埼玉、大阪、愛知、横浜を回り、総勢11組もの同業者たちを呼び集めた。目的は説明されなくても分かる。一人でも多くの人たちにLiVSを知ってもらい、LIQUIDROOM公演に来てもらうこと。この対バン・ツアーは昼に開催され、いずれの日も夜に通常のツアー公演があるという二本立てだった。LiVSはこの主催ツアー以外にも数多くの対バンに出演してきた。ひとつひとつの公演で魂を燃やし尽くすくらいの覚悟と気持ちを、私はLiVSのメンバーさんから感じた。LIQUIDROOMを埋めるという目標に対し、その打ち手が吉と出るか、凶と出るか。と思っていた矢先に発表される、ユニセックスさんの脱退。よりによって今かよ、というタイミング。

厳しい日程。先述したように下北沢シャングリラ公演から三ヶ月強という期間の短さ。600人の会場を埋められなかった集団が900人を埋められるようになるための期間としては相当にきついのではないか。6月28日(土)にLiVSがツー・マン(和製英語)公演を行ったFinallyもLIQUIDROOM公演が決まっていた。しかし彼女らのLIQUIDROOM公演は11月9日(日)。LiVSよりも三ヶ月近く期間がある。LiVSと違って日曜日。そして、そもそもの集客能力がLiVSより上。一方、8月18日(月)は一般的には夏季休暇明けの最初の平日。もちろん実際の休暇スケジュールは業種、会社、職種、個人によって異なる。だが昨日まで盆休みだった人は多かったはずである。先週は通勤電車がやけに空いていたし、土日も池袋や新大久保のストリートにいつもの賑わいはなかった。8月18日(月)に来たくても来るのが容易ではない人は多かったはずである。難易度の高い日程で大切なコンサートを開催するのはLiVSだけの悪癖ではない。Hello! Projectでさえ日本武道館での公演を平日に行うのが通例である。需要のピークを外した日だと会場の使用料が安いのだろう。私の場合、今の勤め先には一斉の盆休みというのが存在しない。7月から9月の間に三日間、各々が自由に夏休みを取るシステム。そのうちの一日を今日に充てた。幸いなことに仕事の状況的にも休みを取るのは困難ではなかった。(一度ヒヤッとしたのが次の週に海外出張が入りそうになったことだ。一週間ずれていたら大変なことになっていた。肝を冷やしたが、結局はその出張自体が中止になった。)

狂っている東京の夏。人間がまともに活動していい気温と湿度ではない。まるでラッパ我リヤの1stアルバムのように“SUPER HARD”。日々を文字通り生き抜いているだけで有森裕子さんのように自分で自分を褒めてあげたくなる。こんな季節に、ここまで詰め込めなくていいんじゃないか。こんな季節に、集団の存亡を懸けるような勝負どころを持ってこなくてもいいんじゃないか。もうちょっと強度を落として、休み休み、のらりくらりやり過ごす時期にしていてもいいんじゃないか。メンバーさんに一週間くらいの夏休みを与えてもいいんじゃないか(あ、でもあんまり自由を与えちゃうと彼氏サンとたくさん会っちゃうか…)。私はたまにそう思うことがあった。今日も外を歩くだけで垂れ落ちて目に入ってくる汗。600人の会場を埋められなかったのに今度は900人の会場を埋めないといけないという状況。そのために与えられた三ヶ月強という短すぎる期間。メンバーの脱退。そして過酷な気候。とにかくこの期間はLiVSにとってはすべてがスーパー・ハード・モードだったように思う。端的に言うと、分の悪い勝負に思えた。

LIQUIDROOMには何かのMCバトルで来たのは覚えている。それを含め過去に一、二回来たことがあるはず。と思って過去のメールやブログを検索してみたところ、どうやら三回来ているらしい。最初は2016年5月29日(日)の戦極MCBATTLE 14章xAsONE。そういえばミニ・マルコchanは戦極とKOKを現地に観に行ったことがあるんだって。6月5日(木)の特典会で言っていた。ただ音楽としてのヒップホップほとんど聴かないみたい。 #KTCHAN の“BaNe BaNe”は知っていて、話の流れでちょっとフックを口ずさんでくれたことがある。二回目は2017年4月15日のfox capture plan。三回目は2018年4月22日(日)のDOTAMA。私はDOTAMAがバトル中にLiVS元運営のササガワさんに似た対戦相手(札幌のギャグ男)に殴りかかられる動画をTwitterに投稿したことがあるのだが、それをマルコchanも見てくれていた。あれササガワさんに似てるよね! びっくりしたと言っていた。ということでどうやら私にとっては四回目、七年と四ヶ月ぶりの会場。

前物販。本日限定のteeシャツを無事に入手。アルコール依存症でコン・カフェに高頻度で入り浸っている某氏と合流。メシをご一緒するつもりだったが入場時間の17時半まで意外と時間がない。駅前のエビス・バインミー・ベーカリーでサクッと。牛筋焼肉のバインミーJPY740。追加パテJPY200。ベトナム・コーヒー・セットJPY290。セヴン・イレヴンでボンタン飴をつまみに酒を一缶。ここまで来たら、もう腹を括るしかない。LiVSの晴れ舞台を精一杯目に焼き付けること。この時間と空間と味わい尽くすこと。私に出来るのはそれだけ。

フロアは柵で三つに分けられていた。JPY100,000のチケットを購入した、完全にガンギマッたキチガイ(褒めてます)の紳士たち十数名専用のエリア。彼らが最前を独占。その後ろがJPY31,500とJPY10,000のチケットを購入した、まだ分別のある我々(私はJPY31,500)のためのエリア。そして後方にはJPY3,000とJPY1,000(新規客)のチケットで入場した一般人向けのエリア。単に入場の順番を分けるだけではなくこうやって物理的に区切る判断は正しかったと思う。少なくとも今日の会場規模では。私は昨年12月に渋谷WWWXでLiVSを観たときにフロアに柵を設けることに苦言を呈したが、今思うとあれは戯れ言だった。認識を改めなければならない。値段を考えなさいよ。JPY100,000を払った彼らには彼らだけの快適な空間が保証されて然るべきだ。いくらなんでもJPY3,000のチケットで入った人たちがJPY100,000を払った人たちと同じ場所にフラフラと侵入できちゃダメでしょ。私だってJPY31,500のチケットを買ったんだからJPY3,000やJPY1,000で入っている人たちと比べて明確な特権が欲しいよ。ここまで価格に明確な傾斜をつけている以上は得られる経験に差をつけるのは売り手の責任である。(柵を設けるべきかどうかは会場の規模にもよるとは思う。)私は二つ目のエリアの最前で観ることが出来た。

どうしても気になる、フロアの埋まり具合。キモいオジサン・オタクにありがちな、開演前に最前付近からやたらと後ろを振り返るムーヴを繰り返す。(分かっている。あれは後ろから見ると気色が悪い。)すると、開演時間が近づくにつれ一般エリアが見る見る埋まっていくではないか。見覚えのある顔(Finally支持者の紳士たちなど)、見覚えのない顔。「知らない顔が多すぎる」と近くの目撃者が苦笑していた下北沢シャングリラとは明らかに様子が異なる。一般エリアがパンパンになっていく様を見ていると、ちょっとうるっと来た。この数ヶ月、LiVSが数多くこなしてきた対バン。ひとつひとつの公演で彼女たちが見せてきた、手抜きゼロの、魂のこもったパフォーマンス。その地道な積み重ねが、結果に結びついているのではないだろうか。普段から通うわけではないけどうっすらと関心はあって、大事な公演ならふらっと来るようなライト層が生まれつつあるのではないだろうか。これは超重要。横浜F・マリノスも普段のホーム・ゲームの動員は平均25,000-27,000人程度(試合単位で見ると10,000-40,000人くらいの幅がある)だが大一番になると一気に増える。2019年のリーグ優勝を決めたFC東京戦には63,854が入場した。これは普段からスタジアムに行くわけではないけど横浜F・マリノスに興味はあって結果だけは追っているとかYouTubeのダイジェストは観ているというようなライトな層が存在し、いざというときに現地に駆けつけるからだ。もちろんプロフェッショナル・フットボールとインディー・アイドルを完全に並列で語ることは出来ないが、認知度を高め、ファンの裾野を広げることの重要性という点では共通している。一曲目の“ONE”で、フロアを見つめるメンバーさんの瞳がやや潤んでいるのが、私の距離からは分かった。あの涙(まだ流れていない段階のそれを涙と呼ぶのか分からないが)、5月に下北沢シャングリラでマルコchanが流した悔し涙とはまったく違う意味を持っていたはずだ。
流した悔し涙 決して無駄にはしない武士の嗜みだ
(RHYMESTER、『リスペクト』)

この公演では危険だからという理由でサークル(フロアで観客同士で輪になってグルグル回るやつ)と床に寝そべることが従来の禁止事項に追加された。私個人に関して言えばそれらの行為に興味がまったくない(やりたいと思ったことがない)ためどうでもよかった。そもそも禁止されていなかったのを知らなかったくらいだった。それよりもメンバーさんがフロアに下りてくることの方が危険だったんじゃないか。この規模の会場で、これだけ人がいるフロアにメンバーさんが乱入していったのは驚きだった。普通に考えると興奮しタガが外れている(お酒を飲んでいる人も多かっただろう)男性たちが密集する中に若くて容姿端麗な女性たちが飛び込んで行って何かが起きない方が奇跡である。他のメンバーさんはともかくミニ・マルコchanだけには指一本触れさせたくない。マルコchanが何かをされないだろうか。わちゃわちゃしているどさくさに紛れて触る奴はいないだろうか。私は気が気ではなかった。誰かがマルコchanが転ばないように補助するようなふりをして馴れ馴れしく後ろから身体を触っているのが見えたような気がした(私の脳が作り出した幻影だった可能性もある)。胸と胃が苦しくなった。コンニチハクリニックさん、ランルウさん、スズカス・テラさんが多少触られるのは最悪受け入れるとして、マルコchanだけにはそんなことがあってはならない。護衛をつけたかった。坂田さん(アイドル現場でセキュリティの仕事をしている知人)を雇いたかった。メンバーさんはフロアに二度、下りてきた。これはフロアの熱狂を加速した。コンサートのハイライトのひとつだったのは間違いない。一方で、何かが起きてしまうリスクもはらんでいたと思う。そして何かが起きたときに、それを100%観客のせいには出来ないと思う。着座のいわゆるホール公演でメンバーさんが通路を練り歩くのとは全然違うし、同じスタンディングのフロアでも男性がもみくちゃになるの前提で群衆に突っ込むのとも全然違う。

その極めて個人的な心配はちょっとあったけれど、誰が何と言おうと大成功のLIQUIDROOM公演だった。何枚チケットが売れ、フロアに何人がいたのかは知らない。今回の動員結果をLiVS内部でどうとらえているのかも知らない。でもこれが成功じゃなければ何が成功だというんだ。動員的にも、内容的にも、LiVSが出来ることのすべてを出し切ったと思う。下北沢シャングリラの苦しい記憶。そこから地道に続けてきた対バン。直前にメンバーを脱退させる決断。それらを乗り越えて手に入れた、最高の夜。正直言って私はこのわずか三ヶ月強でここまでの立て直しが出来るとは思っていなかった。またコンサートのどこかでメンバーさんが思うように集客が出来なかったことの悔しさを報告する葬式のような時間が来るのではないかと、何割か思っていた。それが本当に怖かった。でも、今日こうやって十分に人が埋まったように見えるフロアで、自分もその熱狂の一部になれて、メンバーさんが心から楽しみながら歌って踊る姿を見ることが出来て、胸のつかえが取れた。精神的に楽になった。LiVSを観てきてよかったし、これからも観ていきたいと強く思った。下北沢シャングリラから今日のLIQUIDROOMに至るまでの三ヶ月強でLiVSの未来は一気に明るくなったように見える。

2025年9月18日木曜日

魔法少女アイドルめいめい (2025-08-15)

8月15日(金)の夜、8月16日(土)の昼夜。計三公演。各公演にそれぞれtkuc、tkuc(二度目)、kttとアンジュルム時代の盟友がゲスト出演。私が申し込んだのは8月15日(金)の一公演。8月16日(土)は私の誕生日。アイドルめいめいを申し込む時点でこの日にLiVSの現場があるかどうかがはっきりしていなかった。誕生日はLiVSのために空けておきたかった。もちろんこの歳になると誕生日だからどうということは何もないのだが、後からLiVSの予定が発表されてめいめいとどちらをとるかの選択を迫られる事態は避けたかった。何せチケット代が安くはない。JPY11,000を捨ててLiVSに行く(そしてLiVSでまたそれに近い金額を使う)かどうかを迷う可能性をあらかじめ排除しておきたかった。あと平日の方がいい席が来るのではないかというスケベ心もあった。結果として8月16日(土)にはLiVSの予定が何も入らなかった。8月18日(月)に控えた大一番(LIQUIDROOM公演)に向けた準備、練習に専念するためだろう、直前の週末にはLiVSの現場がなかった。そして特段いい席も来なかった。前のブロックの一番後ろ、ほぼど真ん中。後から思うに観やすさと近さのバランスが取れたいい席ではあったが、実際に着席して高揚するほどではなかった。三公演のうち今日の公演だけが平日。普通に考えたら土曜日より行きづらい。申し込み人数が一番少ないだろうと思っていたが、なぜか最初にチケットが完売した。後から知ったが明日はハロ・コンが開催されるため、tkuc目当てのHello! Project村の住人たちにとっては今日がむしろ都合がよかったようである。ノスタルジーを感じる客層だった。会場全体としては若い女性も多かったが、明らかに“それ”と分かる、見るからにキモい紳士たちも大勢駆けつけていた。彼らが開演前に仲間同士ではしゃいでいる様子を見るだけで胸やけしそうになる。何かが微妙に変なんだよ。あの人たちは。私が自分の席に入るために前を通る際、すみませんと頭を下げても何も反応しないとかさ。まあそれくらいは全然いい。こっちが気にしすぎかもしれない。ただHello! Projectの客層ってのは普段どうやって働いたり生活したりしているんだろうと思わせるような紳士たちがゴロゴロいる。私は界隈から足を洗って久しいので耐性が落ちている。アウェイ感に面食らう。居心地微妙。

めいめいを最後に観たのが2月8日(土)のミュージカル“SIX”。あの日に私はめいめい支持者としての強度を落とすことを決めた。正確にはめいめいが主戦場としているミュージカルにいちど見切りをつけた(詳細は当時の記事を参照されたい)。結果としてめいめいに対するコミットメントが薄れた。もう一枚所持していた“SIX”のチケットはTwitter経由で売った。ステージに立つめいめいを一度も目にして来なかったこの半年間、欠乏感はいっさいなかった。なぜなら私にはミニ・マルコchanがいて、LiVSがあるからだ。それですべてが満たされていた。今の私はミニ・マルコchanで忙しい。9月14日(日)にLiVS現場で知り合った紳士に連れられて行ったコン・カフェで「ウチで推しは作らないの?」と元地下アイドルのキャストさんに聞かれ「作らない」「なんで?」「マルコがいるから」と血走った目で答えるくらい今の私はガンギマっている。マリノスの試合もホーム戦は基本的に全部観に行くとなるとそれ以外に割けるリソースは非常に限られてくる。今日はミュージカルではない。めいめいがアイドルとして、アイドル楽曲を歌うという企画。それでも私のモチベーションはほぼ皆無に等しい。そもそも一年に一度だけアイドルに戻るという発想にもあまり賛同できない。このブログで何度も書いてきたようにアイドルの語源であるidolの語義を少しでも意識するなら、私は今日と明日だけアイドルです、それ以外の日は違います、なんてのは随分と珍妙な話だからだ。もちろんアイドルがもはやidolとは無関係なaidoruという職業なのは理解している。それでも今日と明日だけアイドルやりますと言われるとこの言葉はそんなに軽いものだったのかと思ってしまうのだ。去年のアイドルめいめいを観た際には、自分自身がアイドル・オタクとして終わりに近づいていることを悟っていた。アイドルという存在、アイドルというシステムに対する熱は、もう自分の中に存在していないように感じられた。それが2024年11月10日(日)。BLUEGOATSを月に二回くらい観に行って、ミュージカル女優めいめいの活動を緩く追いつつ、横浜F・マリノスの試合を観に行く。そうやってアイドル・オタクを引退していく。それが既定路線だった。いつまで経ってもアイドル・オタクをやっているのはキモすぎる。引退できる目途が立って本当によかった。そう安心していた。ところが、アイドルめいめいを観てそう考えたわずか二十日後にすべてを覆された。2024年11月30日(土)。BLUEGOATS目当てでたまたま観に行った対バン。見つけてしまったミニ・マルコchan。今年に入ってから彼女と撮ったチェキが107枚、写メが95枚(数え間違いはあるかもしれない)。今の私はミニ・マルコchanとLiVSを最優先に生きている。すっかり人生最高強度でアイドル・オタクをやっているわけだが、それはアイドルめいめいへのモチベーションを高める要因にはならなかった。私が愛しているのはアイドルと名の付く存在全般ではなくあくまでミニ・マルコchanとLiVSという具体的なアイドルだからだ。半年観なくても平気だっためいめい。今からステージに出てこられても楽しめる自信がない。今日のチケット代JPY11,000はLiVSに回すべきだったのではないかという思いが頭をよぎる。

今日を迎えるにあたって楽しみな気持ちがほとんどなくて、私はファン・クラブ会員向けに事前公開されたセット・リストもチェックしていなかった。楽しむ準備が出来ていたとは言いがたい。それでもめいめいがステージに現れた瞬間、すべてが変わった。ショウが始まってから終わるまでのすべての瞬間、私は心を鷲掴みにされ続けた。そこにいるのはまごうことなき本物だった。アイドルとは何ぞやという問いへの回答が、そこにはあった。ステージ上の一挙一投足、シンプルに抜きんでたクオリティ。圧倒的な存在。tkucとのデュエットは見事と言うほかなかった。これだよ、これ。私にとってはこれこそがHello! Projectだった。『悲しきヘヴン』(℃-ute)、『オシャレ!』(松浦亜弥)、『お願い魅惑のターゲット』(メロン記念日)…。涙が出てきそうになった。今日は着席での鑑賞が義務付けられ、立ち上がるのは禁止だった。それでも心に火を灯してくれためいめいとtkuc。スキルフルでHello! Project魂の宿った歌声。私たちはステージで歌うからあなたたちは席に座ったまま聴いていなさいというのが成立するだけのクオリティ。アイドルを観る者として、今日めいめいが示してくれたこの基準を決して忘れてはいけない。そう強く思った。一年に一回だけアイドルに戻るということに対する疑義を呈してごめんなさい。私は一発で黙らされました。感銘を受けました。職業というよりは存在としてのアイドルを、めいめいは体現していた。いわゆるアイドル活動を普段していなくとも、めいめいがステージに立てば問答無用でアイドルになる。特別なオーラ。もしLiVSにめいめいが入ったら神になる。歌割の半分は彼女のものになるだろう。本当に今日、めいめいのコンサートを観ることが出来てよかった。自分が今後アイドルやステージで行われるショウ全般を観る上で、何がリアルで、何がフェイクかを見分けるためのひとつの基準を教えてくれたからだ。2025年8月15日(金)。記念すべき日。この日の記憶を形に残しておきたい。終演後物販で、買うつもりのなかったteeとタオルを買ってしまった。

2025年9月15日月曜日

LiVS in SUMMER 2025 東京公演 (2025-08-10)

二日前に発表されたユニちゃんの電撃脱退。当日中には跡形もなく消えていた彼女のソーシャル・メディア・アカウント。あまりにもあっけない幕引き。最後に彼女が残したひとつのトゥイート(それも当日中にはアカウントごと消失)を除けばお別れの言葉をご本人のお口から聞くこともないまま、ユニセックスさんはLiVSの構成員としてのキャリアを終えた。またか。コチャキンTVさんのときもそうだった。この唐突さ、スピード。横浜F・マリノスがスティーヴ・ホランド監督を解任したときも発表自体は突然だったが、十分に予想は出来ていた。成績が悪いから。選手交代が下手だから。このままでは辞めさせられるだろう。なんなら辞めてほしい。早く辞めろやとまで私は思っていた。それに対し、ユニセックスさんにLiVSを去ってほしいと思っていた目撃者(LiVS支持者の総称)はいなかったはずである。彼女はLiVSの楽曲になくてはならない、唯一無二の歌声の持ち主だった。あの気怠げでねっとりした、クセになる独特の声と歌唱。たとえば仮に歌のうまい誰かをLiVSに補充できたとしてもユニちゃんの個性を再現することは出来ない。いい悪いは別にしてユニちゃんが歌っていた頃のLiVSとはまた別物になってしまう。それはもちろん他のメンバーさんにも言えることではあるが、こと歌声に関してはユニちゃんは特別な存在だった。LiVSの音をLiVSの音たらしめる個性だった。それにつけてもこの発表から除籍までの短さよ。一般的にアイドルは辞める間際に特需が生まれる。二度と会えなくなる前に、最後に観ておきたい。最後にこれまでの感謝を伝えたい。支持者側からそういった欲求が生まれるのは自然なことだ。それに乗っかってひと儲けをしようともせず、スパッと切ってしまう。LiVSでは今後もこれが普通なのだろうか。もはや私は美学すら感じ始めている。もしアイドルが一般的な職業であるなら、いきなり今日で辞めます(辞めさせます)というのを正当化するのは難しい。だが、もしアイドルが流れ星であるならば、眩い輝きを放った次の瞬間に消えてなくなるのが当然である。

ユニちゃんご本人を含むLiVS(メンバー、運営)内では降って湧いたような話ではなかったはずである。発表時の文やメンバーさんたちの反応を見るに内部では前々から亀裂があってそれが埋められない段階まで来たからけじめをつける(つけさせる)ことにしたという雰囲気が感じられる。我々は経緯を知らないし、知らされることはないし、知る必要もない。であれば、中途半端にユニちゃんが悪いことをしたような書き方をしなくてもよかったのではないだろうか。一身上の都合によりじゃないけど、適当に濁した文言でもよかったんじゃないだろうか。その点が私には引っ掛かる。LiVSには困ったときにこいつを叩いておけばいいというスケープ・ゴートがいない。何か不満があったとき、Hello! Projectであればつんく、西口猛、橋本慎といった紳士たちを叩くことで溜飲を下げることが出来た。LiVSにはそういう分かりやすい、権力を持ったオジサンがいない。今LiVSの運営と言えるのは実質的にスズキさん一人。あとはフォトグラファーの伊藤さん(ナイス・ガイ)も運営チームの一員ではあるが株式会社ALL-INc.(LiVSを運営する会社)に所属はしていない。スズキさんは肩書上はプロデューサーのはずだが物販を捌き、チェキや写メの撮影まで行っている。いつも感じよく対応してくださる。我々が楽しめるように、LiVSが安心して活動できるように尽力しているのが伝わってくる。そんな彼女を“ユニちゃんを辞めさせたクソ運営”として叩くことは出来ない。かつてはササガワさんがいた。氏にはややヒールのヴァイブスがあった。目撃者の怒りや悲しみを受け止めるサンド・バッグとしての適性があったのかもしれない。でも彼はもういない。そもそもLiVSは運営やプロデューサーが独裁的に物事を決めてメンバーに押し付けているというわけでもなさそうだ。(たとえば前に特典会でミニ・マルコchanに髪形を変えるときに運営さんの許可っているの? と聞いたら要らないと言っていた。厳しい事務所だとその自由はないはずである。)大人が、運営が、事務所が、ではなく、メンバーたち自身を含めたLiVSとしての決断として受け止めないといけない。

ユニちゃんショックからたったの二日間。我々が状況を呑み込むことも、受け入れることも、感情の整理をつけることも出来ないまま迎えたツアー・ファイナル。開演前に会場付近で他の目撃者に聞いたところ、今日は超最高チケットが18人くらい。最高チケットが6人くらい。人間チケットは昨日の時点で36番、つい先ほど買った人が50番くらい。ユニちゃんの脱退を受けて、いてもたってもいられず、駆け込みでチケットを購入した人たちが一定数いたようである。理由はともかく結果としては下北沢SHELTERはいい感じに埋まっていた。脱退の特需がなければツアーの千穐楽としてはやや寂しい客入りだったかもしれない。ユニちゃんが体調不良を理由に欠場した8月5日(火)の #夢際無銭 。あのときはまさかその四人でそのまま正式な体制として続くとは思っていなかった。あのときは突発的な非常事態で、なおかつユニちゃんは近いうちに戻ってくるという前提(思い込み)があった。これはフットボールで言うと後半途中に左サイド・バックが負傷退場するもベンチに本職がおらず、本来はボランチの選手が左サイド・バックのポジションに回ることで残りの時間を凌ぐようなもの。一時的な応急処置。歌割やフォーメーションの急な変更に対応できるだけでもスゴい。ユニちゃんがいたときと同じクオリティを出せないのは当たり前。だから8月5日(火)の四人でのパフォーマンスを私は好意的に見ていた。ただユニちゃんはもうLiVSではない。残されたこの四人がフル・メンバーのLiVS。となるとまた話が違ってくる。ユニちゃんがいない“にもかかわらず”これだけ出来ているという見方をすることはもう出来ない。それは今の四人に失礼にあたるだろう。その視点、基準で今日のLiVSを見ると、集団としてのアウトプットのクオリティは落ちていると言わざるを得なかった。ユニちゃんの穴(※下ネタではないです)を感じざるを得なかった。物足りない場面が多々あった。それが正直な感想。同じ歌、同じリリック、同じメロディだからといって、その辺の会社員の定型業務のように簡単に誰かが代行できるわけではない。特に“He Meets”がセット・リストに含まれていなかったのが、今の四人ではまだ表に出せるクオリティにないという判断なんだろうな、と勝手に邪推した。“BACKLiGHT”は披露されたけど、これじゃない感。料理で重要なスパイスが欠けているような。

とはいえ翼の片方を失ったような手負いの状態のLiVSが、それでも今の四人で出せる最大限の力をステージで表現し、目撃者側もそれぞれがさまざまな感情を抱えつつ、一緒にライブを作り上げた。そこには一体感があった。途中からいい感じにグチャグチャになって、いいフロアだった。四人体制での新しい歌割でミニ・マルコchanにケチャするタイミングは、五日前の対バンで予習できていた部分もある。オフ・ザ・ボールの動き。今日の私はフロア後方にいたのだが何度か会心のタイミングで最前中央にケチャをキメることが出来た。メンバーのひとりひとりが、今回のメンバー脱退について、ステージで思いを話してくれた。彼女たちからは、LiVSという集団を続けていくこと、この場所を守っていくことへの強い意志が感じられた。信じてほしい、という言葉がランルウさんとミニ・マルコchanからは出てきた。技術、クオリティ、スキルは言うまでもなく重要で、私はそれらを非常に重視している。しかし人間が集まってやることだから、気持ちは大事。横浜F・マリノスにはこういうチャントがある。
ひとりひとりの気持ちを合わせて 辿り着こうぜ 最高の場所へ
戦おうみんなで 横浜F・マリノス 俺がやってやるって気持ちが大事さ
フットボールのチームのように戦力とかスカッドみたいな見方をするとユニちゃんが抜けるのは大きすぎる痛手。でもおそらくLiVSが気持ちをひとつにして今後も活動を続けていくために必要な判断だったのだろうと私は思っている。

私にとっては、LiVSとはミニ・マルコchanのことである。ミニ・マルコchanがいなければLiVSではない。ミニ・マルコchanがいればLiVSである。つまりミニ・マルコchanの存在がLiVSを成立させるための必要十分条件である。私にとってLiVSとは一にも二にもミニ・マルコらの集団なのである。(実際にはあり得ないだろうが)もしLiVSがミニ・マルコchanひとりになったとしても、私はLiVSを追いかけ続けるつもりだ。栗原勇蔵さんは「サッカーよりもマリノスが好き」と言っていたが、今の私はLiVSよりもミニ・マルコchanが好きだし、アイドルよりもミニ・マルコchanが好きだ。今回の脱退でユニちゃんを支持していた目撃者の気持ちが離れてしまうのは当然だと思う。むしろこれで前とまったく変わらぬ熱量で応援できる方がおかしい。私もミニ・マルコchanが同じような去り方をしたらしばらく(二度と?)現場には行けないと思う。曲を聴くのもつらくなると思う。でも、私にとってはLiVS=ミニ・マルコchanなので彼女がいるかぎり私はLiVSを観続ける。

ユニちゃんの特典会には数回だけ行ったことがある。ステージで見る印象だとツンとした人なのかなと思っていたけど、実際に対面してみるとスゴく優してお茶目な面もあることを知った。横浜F・マリノスのファンだというのを某紳士に教えてもらってから何度かマリノスの話をさせてもらった。ツイ・キャスの配信でカレー味のうんこかうんこ味のカレーのどちらがいいかのアンケートを取っていたのを見て印象が変わった。それで思い出したが、最後にユニちゃんに忠告しておきたい。私の友人のひとりが彼女のうんこを食べて病院送りになったことがある。ユニちゃんは気を付けてほしい。

2025年9月7日日曜日

#夢際無銭 - ツーマン編 Vol. 5 (2025-08-05)

『火曜日つらい』という曲がかつてYouTubeに公開されていた。火曜日になると思い出したように聴いていた時期がある。自分のトゥイートを遡ると2017年6月28日(水)から2019年8月6日(火)の間に聴いていた痕跡がある。なので少なくともそのときには聴ける状態だった。今では動画が再生できなくなっている(private設定になっている)。MC松島さんがdoggydoggさんとタッグを組みマーゴス名義でドロップしていた曲のひとつ。私はある時期からちょっと違うなと感じるようになってMC松島さんからは離れている。それでも好きだった時期の曲の価値は変わらない。ふと聴きたくなったときに聴けないのは残念。5年後、10年後にふと思い出して再訪できるのがインターネットに置いてある創作物の素晴らしさ…というのは幻想で、実際にはこうやって作者が消す(観られないようにする)こともあれば、ブログであればサーヴィスごと終了して消えることもある。

出社日。17時過ぎに退勤。下北沢。The Pizza。ペパロニJPY660。アンチョビ&ブラック・オリーヴJPY680。ジン・トニックJPY650。私はアブラや脂肪分の多い食べ物は基本的に避けるようにしているがたまにこの店で食べるピッツァは例外。これだけおいしけりゃ許す。たまには、ね。バカ舌を自任する地元民のD氏が教えてくださった飲食店で唯一リアル。一時期に比べて最近は来る機会が減っていた下北沢。どうやらこの店も最後に来たのが6月28日(土)。LiVSは主催公演を下北沢(主にMOSAiC)でやることが多いのだが、最近は今日のように対バンの出演が増え、主催公演が減っている。(と言いつつ今日は下北沢なのだが。)あとツアーで地方都市に行っていたから、下北沢での公演は自ずと減っていた。実際のところ主催公演だけを同じように続けていても活動規模が拡大していく未来は描きづらい。8月18日(月)にLIQUIDROOMを埋めるという具体的な目標がある以上、対バンを通じて既存のファン以外にも露出していき(肌を見せるという意味ではなく、目に触れるという意味)少しでも新規ファンを増やそうとするのは必要な努力だろう。

動員能力において今日の対バン相手、yumegiwa last girlはLiVSより格上と見受けられる。yumegiwa last girlに限らず、これまで対バンで観てきたすべての集団と比較してもメンバーと楽曲のクオリティ、フロアの熱さにおいてLiVSが引けを取ることはまったくない。私はそう自負している。しかしフロアに何人来ているかは主観の入り込む余地がない。事実として認めざるを得ない。実際にこうやって対バンしたことでyumegiwa last girlの支持者の何人がLIQUIDROOMに来てくれるかは分からない。目先の目標に対する直接的な効果は本当に限られているかもしれない。それでも手は打っていかないと発展していくための出発点に立つことも出来ない。

yumegiwa last girlと言えば、E氏がご愛好されていた集団。前にも書いたようにファンクラブでは月額JPY10,000のコースに加入し、オキニの伶菜から手紙を受け取っていた。もしかすると今日、フロアで氏と再会できるのではないか…胸に1%くらいの希望を抱いていたが、叶わなかった。詳しい事情は存じ上げないが2024年11月3日(日)を最後に氏のトゥイートは途絶え、連絡もつかなくなった。私が氏と最後にお会いしたのが2024年5月4日(土)。その日、私はBLUEGOATSの24時間ライブを部分的に観てからE氏と合流し、新大久保のテジョンデでお食事をご一緒していた。その頃の私はまだLiVSと出会っていなかった。ツー・マン(和製英語)の対バンでそれぞれの集団の支持者としてE氏と邂逅するという激アツな展開は実現しなかった。そこにyumegiwa last girlはいるけど、E氏はいない。伶菜はいるけど、E氏はいない。それが寂しい。E氏の幻影を追って新規無料チェキを伶菜と撮ろうかと思ったけど、実際にこの集団のパフォーマンスを観て一番惹かれたのがリサchanだったので性的衝動に素直に従いリサchanと撮った。少しE氏の話をした。私にとってyumegiwa last girlを観るのは二回目だった。前は池袋harevutaiの対バンだったけどあのときは出演者が多かった。今回はツー・マン(和製英語)だったので前回よりも時間が長く、じっくりと観て聴くことが出来た。ユニゾンが耳に心地よく、いくつか面白い音が入った曲もあった。翌日、アルバムやEPをちゃんと聴いてみた。E氏が認めるだけあってクオリティが高い。私が気に入った曲は『プライバシーポリシー』、『あまやどり』、『愛の衛星』。

無銭と銘打っているようにチケット代は無料。なのだが、前方エリアのチケットはJPY2,000で売り出されていた。当然、ガチ勢としてJPY2,000のチケットを購入していた。S13番。単純に番号通りに行けば二列目だったが、yumegiwa last girlの支持者たちがLiVSのターン(先行)では下がってくれたため、最前に行けた。前方エリアには目撃者が2列分もいなかったと思う。前方エリアと一般エリアは柵で仕切られていた。そもそもの人数の少なさに加え、この柵の存在によって、後方から最前中央付近に人がどんどんなだれ込んでくるというLiVSのフロアならではの現象は起きなかった。柵の前にいた少数の紳士たちの間で、空間に余裕のある中、ケチャを回し合っていた。JPY2,000を出す価値が十分にある快適さだった。もちろん快適であっても、柵で仕切られ前方に人が少ない状態であっても、我々のインテンシティの高さは普段と何も変わらず。火曜日の下北沢に無銭でも入れるライブにわざわざJPY2,000を払って入場し前方で絶叫する、怖すぎるオジサンたち。フロアの最前にいると(振り返ってジロジロ見ない限り)後ろがどうなっているのかが分からない。全体の雰囲気に合わせるということが出来ない。高みの見物が出来ない。常に後ろから見られているという意識が生まれる。他人のせいに出来ない。もしLiVSのフロアが誰かにネガティヴな印象を与えたとしたらその責任は第一に我々に帰することになる。メンバーが自分(を含めたフロア)を見て、自分もメンバーを見て、自分の背中を後ろの人たちに見られる。対バンだとさらに相手の演者+支持者というもうひとつの視線に晒されることになる。

『RとC』のフックで前後に動くのと『業TO HEAVEN』で左右に動くのは分かりやすくLiVSのフロアの躍動感、ダイナミズムを第三者にも見せることが出来る。対バン映えすると改めて感じた。『RとC』と言えばイントロでメンバーさんがハイタッチしに行くよ~と言っていたのだが、ふたを開けると最前の面々だけとハイタッチしていた。もしやるならステージから下りて一般エリアまで行った方がよかった気がする。前の曲が終わったときの拍手の流れで“Reverse”の手拍子に繋げていくシームレスさが心地よい。『業TO HEAVEN』と“Reverse”は初披露から3-4ヶ月が経過し、だいぶ仕上がってきた。定番曲になりつつある。

ユニちゃんが体調不良により欠場。これを書いている今はもう氏がLiVSを退団しているのだが、このときはそりゃこのハードな日程じゃ体調も崩すわ…LiVSのライブは毎回全力だし。消耗するよね。無理せずに休んで元気に戻ってきてほしいナ…と額面通りに受け止めていた。彼女の脱退が発表されたのが8月8日(木)。何があったのかこちらには分かる術もないが、この時点でユニちゃんが辞めることは決まっていたのだろう。何も知らない私は、急な歌割変更も難しいだろうし、ユニちゃんのパートは音源が流れる可能性もあるのカナ? なんて呑気に考えていた。実際にはそんなことはなく各メンバーさんがちゃんと歌ってユニちゃんのパートを埋めていた。ユニちゃんの前後のラインを歌っているメンバーさんがそのままユニちゃんの担当箇所も歌うことが多かった気がする。ケチャに行って引き返したらまだオキニが歌い続けている(元々ユニちゃんのライン)という場面が何度もあった。まさかLiVSのユニちゃんを観るのが三日前の武蔵野音楽祭で最後だったなんて、このときの私は想像もしていなかった。

2025年9月6日土曜日

武蔵野音楽祭 (2025-08-02)

吉祥寺駅前のバインミー★サンドイッチでベトナム・ハム&鶏レバー・ペーストのバインミー(JPY750)になます(JPY100)と青唐辛子(JPY60)のトッピング。高田馬場の店は何度か利用したことがある。吉祥寺にもあるのは知らなかった。私が食べてきた中ではここのバインミーが一番おいしい。

吉祥寺SHUFFLE。何かの間違いじゃないかっていうくらいフロアに人が少ない。識者によるとTIFというアイドル・フェスと被っているらしく。そっちに人が流れているんじゃないかって話。それ以上に各集団が抱えているそもそもの支持者の数が少ないんじゃないかと思う。だって、この対バンとTIFを天秤にかけて後者を選ぶのはDD的な層でしょ。ハーコーな支持層は問答無用でこっちに来るはず。言うても目撃者(LiVS支持者)も胸を張れるほどたくさんいたわけではないけど、それでもフロアの過半数を占めていた。他の集団の集客たるや酷いものだった。最前が埋まってなかったもん。もしLiVSが出ていなかったら動員は壊滅的だったと思う。一桁はないにしても20人に達するか怪しかったんじゃないかな。LiVS以外に出ていたのがBuzzer01&.という若い女たちのバンドと、というアイドル集団。どうやらBuzzer01&.はアイドルではないらしい。でもこうやって対バンで他の集団と並べて見ると具体的にどこがアイドルではないのか分からない。何がアイドルで、何がアイドルではないのか。アイドルを見れば見るほど、その境目、定義がよく分からなくなってくる。採用する集金システムの問題だろうか? ライブやイベントをやって、グッズを売って、特典会をやって、という我々にお金を払わせる一連の流れ。それに乗っかっていればアイドル。乗っかっていなければそうではないという風に。ただ、その観点だとBuzzer01&.が終演後に支持者たちとチェキを撮ってサインなぞを入れながら交流している姿はアイドルそのものだった。もちろんアイドルの語源であるidolという英単語には偶像、憧れの対象といった意味があるわけだが、実際問題としてアイドルを名乗っている当人たちでさえそんなことは深く考えたことがなさそうである。前にも書いたがアイドルという日本語はidolという英単語から独立し、aidoruという職業になった。
猫だって 杓子だって 名刺を作れば即アイドル
世界でも稀に見る 特殊な職業 Jアイドル
(Berryz工房、『普通、アイドル10年やってらんないでしょ!?』)

言ったモン勝ち。アイドルだと言えばアイドル。アイドルではないと言えばアイドルではない。それが現実。ただ、私はそれを受け入れるだけの心の広さを持ち合わせていない。何もかも一緒くたにしてアイドルと認めることは出来ない。私は十年以上Hello! Projectを観てきた。私にとって、アイドル=Hello! Projectだった。Hello! Projectでなければアイドルではないとさえ思っていた。今ではさすがにその偏狭な考えからは抜けている。それでも私の中には基準がある。その基準で判断するとはメンバー、楽曲、歌唱、ダンス等々、すべてのパラメーターが30-50点。突出した要素を何ひとつ感じられない(強いて言えばチェキが安いくらい。メッセージ付きでJPY1,000とのこと)。彼女たちには私の貴重な時間とお金を浪費させられた。あんなのを見せられるのならせめて無料でないと割に合わない。何なら向こうがこっちにお金を払うべきでは? 前にシャングリラで観たカス対バンでもこのようなクオリティの集団が散見された。ただ、こういった集団をどう評価するかはちょっと難しい。というのがHello! Projectと同じ土俵で見ると紛れもなくゴミとはいえ、個人が趣味でやっているお遊び(アイドルごっこ)として見ると拍手を送るに値するからだ。物事の評価は基準をどこに置くかによって変わってくる。たとえばフットボールでも優勝を義務づけられたチームと残留を目標とするチームを同じ尺度で語るのは無意味だ。今日のを見てケチをつけるのはサッカーで言うと草サッカーとプロの試合を一緒くたにするくらい野暮なのかもしれない。

インディー・アイドルなんてのは結局のところ、フロアが沸けばええじゃないか、楽しければええじゃないかの世界なのかもしれない。でも、本当にそれでいいのか? 私はどうしても首を傾げてしまう。ミックスが打てれば、コールが出来れば、ケチャが出来れば、仲間内で好きな盛り上がり方が出来れば、ステージ上のメンバーは誰でもいいのか? そこで表現される音楽と表現のクオリティはどうでもいいのか? Buzzer01&.は良かったよ。楽しく観させてもらった。は観れば観るほど、聴けば聴くほど、気分が悪くなっていった。本当にイライラさせられた。こういう奴らをあんまり甘やかすべきではない。何がリアルで何がフェイクなのか分からなくなってしまう。Buzzer01&.→→LiVSという順番だった。ようやくの出番が終わった頃には私の胸にMERA MERAと闘志が沸いていた。おい、のメンバーども。運営ども。支持者ども。これから本物を見せてやる。お前らとの差を見せつけてやる。こういう気持ちの盛り上がり方も対バンならでは。私は溜まった怒り、苛立ちをすべてLiVSにぶつけることでポジティヴに変換した。

真夏だが吉祥寺SHUFFLEの中は空調がよく効いている。肌寒いくらい。長袖teeで袖を適宜調整するか、薄いナイロン・ジャケットでもカバンに忍ばせておいた方がいい。空調事情は箱によって違う。いずれにせよ日中にライブハウス(和製英語)にいると、涼しい室内で身体を動かして楽しみながら酷暑をやり過ごすことが出来る。ありがたい。

今日は対バンの二本立て。同じ会場。昼が12時から、夜が18時半から。昼の特典会でミニ・マルコchanが教えてくれた台湾老劉胡椒餅で胡椒餅(豚肉)JPY440。ジューシー。なかなか。想像していたよりもおいしかった。(マルコchanはバインミーを食べたことがないらしい。ヴェトナム料理店に行くといつもフォーを選んでいるのだという。玉ねぎが苦手らしく、バインミーの話をしたら玉ねぎ入ってる? と気にしていた。)ベローチェで時間調整。一日に何回かコーヒーを飲まないとやっていけない。私にとっては精神安定剤のようなもの。

音楽は素晴らしい あと酒と馬鹿話抜きではやっぱ悲しい(ライムスター、『ビッグ・ウェンズデー』)
夜の対バンはLiVSと三組のバンド。THE KING OF ROOKIE、THE DO DO DO's、hotspring。異色の組み合わせ。面子だけ見るとLiVSだけ浮いている(もっともTHE DO DO DO'sに関しては“He Meets”の楽曲提供を受けているという繋がりがある)。が、それを感じさせないくらいぶちかましてくれた。対バン一組目としての責務を存分に果たしたと思う。いい感触。最近セット・リストに頻出する『始まりの歌』。私はこの曲が前よりも好きになってきた。イントロがかかると嬉しくなる。フックで両腕を左右にピンと伸ばす動き。あれは後ろから見ても絵になるだろうし初見の人でもとっつきやすいと思う。LiVSのフロアはケチャ、ミックス、メンバー名のコールといったどっぷりインディー・アイドルのノリが中心で、門外漢が気軽に参加できるノリはそんなに多くない。(他に分かりやすいので言えば“ONE”で腕を上げて下ろすやつとかか。)LiVSの出番後にジン・ライムを一杯飲んだら気持ちがよくなってきた。二回か三回お代わりした。ずっと気持ちの良い状態が続いた。いい酔い方。LiVSが最初だったのが良かった。自分としてはもう残りの時間をフロア上の位置取りなどを気にすることなく気軽に楽しむだけになったからだ。良い音楽+アルコール。幸福が増幅。特にTHE KING OF ROOKIEが印象的だった。新潟を拠点に活動する非常にドープな若者たち。ヴォーカルの青年が、前に出演した新潟のロック・フェスでトリがBiSHだった、自身もアイドル(生ハムとアイドル)が好きでBiSHのDVDもよく観ていた、もし自分たちの出番が先だったらLiVSのフロアの輪に入りたかった、もし自分が女だったらアイドルになっていたなぞと熱く語り、目撃者(LiVS支持者)の心を掴んでいた。談話だけでなく音楽も抜群に熱くてカッコよかった。(もしteeシャツでも売っていれば一枚買ってヴォーカルの青年に感想でもお伝えしたかったが、残念ながら彼らは物販をしていなかった。)あとは何と言ってもTHE DO DO DO'sによる“He Meets”のセルフ・カヴァー。始まるや否や、フロアの前へ前へと詰めていく目撃者たち。勝手に身体が動く感じ。あれを聴けたのは今節最大の収穫。 目撃者の某紳士がTHE DO DO DO'sのteeシャツを購入し着用した状態で女性メンバーさんにサインを入れてもらっていたのだが、その際に乳首が感じたと言っていた。

2025年8月21日木曜日

クリトリックLiVS将軍 (2025-07-30)

池袋にたくさんあるヴェローチェの某店舗には数メートル先でも二度見、三度見するレヴェルの異臭を放つ常連客の紳士がいる。先ほど氏がご来店され、近くに座っていた先客の紳士が異変に気付き速やかに席を移動した。私も前の記事を書き終わったので早めに店を出た。数分後に池袋サンシャインの中を歩きながら気付いたのだが、先ほど書いて投稿した7月31日(木)の記事の前に7月30日(水)の記事を書かなくてはいけなかった。この日に関してはノート・ブック(ニーモシネ N195A)に備忘録を残していなかったので見落としていた。勢いでさっと書いてしまうことにする。手元にネタがない以上、勢いで書くしかない。私は通常このブログをいきなり書き始めるわけではない。事前に何を書く内容をいくつか用意している。即興フリースタイルで書くっていうのはなかなかに苦しい。なんで何も残していなかったのか。すぐ翌日に定期公演があったから。ネタを仕込んでいる時間がなかったのだと思う。あと、これは推測というか想像なんだけど…無意識に避けていたのかもしれない。この日のことを振り返るのを。過ぎたこととして忘れたかったのかもしれない。蓋をして閉じ込めておきたかったのかもしれない。それくらいショッキングだった。最高だったのかもしれないし、最低だったのかもしれない。もう一回やってほしいかと聞かれたらやってほしいと即答は出来ない。良きにつけ悪しきにつけ伝説に残る対バンだった。

どれだけ異常だったかを説明するには、収拾がつかないからという理由でLiVSの特典会が中止になったという事実を提示するだけで事足りる。LiVSでかつてこんなことがあったのだろうか? 私よりも歴が長い目撃者に聞いても、聞いたことがないと言っていた。一晩経って冷静に考えてもSuzukiさんの英断だったと思う。収益面では大きな痛手。それよりもメンバーを守る決断をしてくれてありがとうと伝えたい。なぜ「収拾がつかな」くなったのか。主に二つの理由がある。第一に、クリトリック・リスさんとのツー・マン(和製英語)であったこと。LiVSは前に武蔵野音楽祭で共演したことがある。あのときは他にも二、三組の出演者がいた。ツー・マンであることによって、クリトリック・リスさん側のノリの影響を強く受ける形となった。氏の現場では盛り上がってくると演者も客も上裸になるのが定番である。その状態でフロアで動き回ってぶつかり合う。第二に、今回の会場である池袋ADMが来場者にお酒をたくさん飲むことを奨励していること。壁には過去の公演で計何杯のオーダーがあったかが貼り出されている。その数字で競争を煽っている。仮に煽っているつもりはありませんとしらばっくれたとしても事実として煽っている。(1)オジサンたちが上裸になってフロアで激しくぶつかり合う。(2)みんなお酒を次々に飲んで酔っぱらっている。(3)共演者の若い女のアイドル集団がフロアの端で観ている。(1)と(2)だけならまだオジサンたちのノリとして成り立つのかもしれないが、(3)があることで全員の悪ノリが加速していた気がする。最後にはLiVSにお酒を飲ませようというノリになっていた。(彼女らにお酒を飲ませようとクリトリック・リスさんとフロアの紳士たちがLiVSがいた場所に向かったときには既に伊藤さんやSuzukiさんの判断でメンバーは奥に捌け、いなくなっていた。)武蔵野音楽祭のときは脱いでいたのは言うても一部だったが、今日に関してはほぼ全員が脱いでいた。あるいはクリトリック・リスさんや周りの客に脱がされていた。私は脱がずに済んだ少数派の一員だった。数十人のオジサンたちが酩酊し、興奮し、気持ちよくなった状態で、フロアで肌と肌をぶつけ合う。それを見てどう感じるかは個々の趣味趣向の話になってくる。あれは最高だった! という意見を私は否定しない。もし私も脱がされていたらそっち側になっていたと思う。だが、脱がずに一部始終を見守っていた陰キャの感覚で言わせてもらえば、たしかに楽しくはあったものの、LiVSもいる場所でやることとしては行き過ぎていたように思う。誰かが悪いということはない。ただ、上述の(1)~(3)の嚙み合わせがある意味では最高、ある意味では最悪だった。そこにはむき出しの人間らしさはあった。ある意味、これも「人間最高」(LiVSのスローガン)なのかもしれない。LiVSのライブも凄く熱かった。ステージが低く、メンバーと同じ目線で楽しむことが出来た。どういう経緯だったかは見逃したのだが、ミニ・マルコchanがいつもポロ・シャツの上に羽織っているレース生地のシャツ?を脱ぎ捨ててしばらくポロ・シャツ姿で歌って踊っている時間帯があった。非常にレアな光景を目の前で観ることが出来て嬉しかった。何だかんだアイドルが纏う布は少なければ少ないほどいい。このシンプルな原則には抗うことが出来ない。しかしオジサンはちゃんと服を着たほうがいいのかもしれない。