2018年4月27日金曜日

Juice=Juice 高木紗友希バースデーイベント2018 (2018-04-21)

親知らずを抜くことになった。歯科衛生士曰く、その日は運動をしないで、なるべく安静にしてください。そういう日を選んで予約してください。多量の出血が予想されると先生が言っていました。あと強い麻酔をかけます。逆側で食事は出来るんですが、しばらくは麻酔が残ります。親には言っていないので、文字通りの親知らずである。私がHello! Projectの信仰者であることも親は知らない。この間ショッピング・モールでアイドルらしき集団を見たが応援しているのがオジサンばっかなんだよと父親が笑っていたことがあるが、あなたの息子もそっち側の人間なんだ。遺伝子が同じである以上、お父さんもそうなっていたかもしれない。私も無職を経験するまではニートなんて単なる怠惰な奴らだと思っていた。人の境遇は時代や環境の違い、運や偶然で簡単に変わる。究極的にあらゆる他人は、そうなっていたかもしれない別バージョンの自分なんだ。それを理解すれば、ただ自分が会社に雇われていて銀行口座に毎月給料が振り込まれているというだけで働いていない奴らを馬鹿にするなんて出来ないはずだ。

母親が還暦を迎えるらしい。四月の中旬に父がメールを送ってきた。ゴールデン・ウィークのどこかで、サプライズランチでもと考えています。4月28日から5月6日の間で都合の良い日を複数教えてください。手帳を見る。複数どころか一日も空いていないよ。その期間は。

4月28日(土):Juice=Juice LIVE GEAR 2018 ~Go ahead SPECIAL~昼夜(静岡)
4月29日(日):Hello! Projectポイントプレゼント「2ショット写真&直筆サイン色紙」(代々木)、つばきファクトリーFCイベント ~キャメリア ファイッ!vol.7 キャメリア Partyへようこそ!~(代々木)
4月30日(月・祝):Juice=Juice LIVE GEAR 2018 ~Go ahead SPECIAL~(広島)
5月1日(火):労働と観光(広島)
5月2日(水):労働と観光(広島)
5月3日(木・祝):こぶしファクトリー&つばきファクトリー プレミアムライブ2018春 “KOBO”昼夜(中野)
5月4日(金・祝):Juice=Juice LIVE GEAR 2018 ~Go ahead SPECIAL~(中野)
5月5日(土):アンジュルム コンサートツアー 2018春 十人十色 昼(中野)、ハハノシキュウ生誕祭~ツーマンの会~(ミンちゃんを呼んで誕生会!)(下北沢)
5月6日(日):Hello! Project 研修生発表会2018 ~春の公開実力診断テスト~(中野)

その後も、5月12日(土)は田村芽実さんのソロ・コンサート昼夜(渋谷)。5月13日(日)は海外出張の出発日。次に空くのが5月19日(土)。もうちょっと静養する時間があってもいい。5月4日のアンジュルム昼公演チケット、誰か買い取ってくれないかな。8列の中央ブロックなんだけど、1万5千円でどう? 悪くないと思うけど。こんだけ予定が詰まっていると宅配便の再配達を受け取るのも一苦労なんだ。高価な商品ならともかくね、本とか安い服なんてドアの前に置いてくれればいいんだけどさ。この間ヤマトに電話して頼んだらできませんの一点張りだった。何でですか? お受け取りの印鑑かサインをいただくことになっているからです。説明にもなってねえ。こっちがいいっつってんだからいいだろ。西濃と佐川はやってくれた。万一荷物がなくなっても責任は負わないという条件付きでね。それでいいんだよ。家に届くモノの大半は急ぎで必要ではない。もっと言えば要らないかもしれない。じゃあ頼むなって話だが、今だけ安いとかアレコレの手法で色んなモノを注文をさせるようにこの消費社会はできている。それに飼い馴らされてるんだ私は。本一冊、Tシャツ一枚を受け取るために一日の行動が制約される。くっそくだらねえ。

こんにちはー。こんにちは。元気ですかー。元気です。この店2回目? 2回目。初めて来たのが先週。これは通わねばと確信した。2016年1月4日の中野サンプラザで初めて小野瑞歩さんを見たのが、今思えば推し変(崇拝する対象を変えること)のはじまりだった。同じことがネパール料理でも起きているのかもしれない。新大久保。日本に急増しているインドネパール料理と一線を画す<ソルマリ > (メニューより引用)。ランチビール350円。ミックスシェクワ700円。Aセット550円。いちばん安いセット(和製英語)の時点でむっちゃくちゃうまいですやん。はっきり言ってナングロを上回っているかもしれない。ナングロ激単推し(一つの対象だけを崇拝すること)ではいられなくなった。もっとも、ソルマリにはサマエボウジとホッピーがないから完全に取って代わることはできない。最後にネパールチャ要はマサラ・チャイ(cold)150円を飲んでしばらく居座る。まだ時間があるから。今日は開場15時、開演15時45分。

だいたい平日なんですよ。Hello! Projectのバースデー・イベントって。お誕生日が土日の場合でも、コンサートやイベントが入っていて、バースデー・イベントはその次の平日ということもある。高木紗友希さんは私の中で、上位にはいるしすげーリスペクトを送ってるし日替わり写真もたまに買うんだけど平日に都合をつけてバースデー・イベントに足を運ぶかというとちょっと考えてしまう、そういうメンバーさんなんですよね。気軽に行ける土日に彼女のイベントが開催されるのは次がいつになるか分からないし、まあ申し込もうと。TFTホール1000という、その名の通り1,000人を収容する会場で2公演だったんで、おそらくFC先行で落選者はほとんどいなかったんじゃないかな。降りる駅を間違えた。国際展示場ではなく、隣の国際展示場正門が最寄り駅だった。A5写真でも買おうかと思ったが、私が着いた時点でA4写真とマイクロファイバータオルを除いてすべて売り切れていた。ここには前にも一度来たことがあるが、1,000人入るのに客席が平場。しかも音が悪い。気乗りのしない会場だ。

大阪から来たらしい周りの紳士たちの会話。Juice=Juiceのバースデー・イベントにはほとんど行ったことがない。平日は絶対無理。段原さんのバースデー・イベントも火曜ですやん。休めばいけるんとちゃいますか? いやあでもゴールデン・ウィーク明けでいきなり休むのもちょっとね。ホール・ツアーは入られますか? 大阪の一公演だけ。節度のある人たち。どんな現場でも顔を出して最前を獲りに行くつばきファクトリーのおまいつたちとは違う。そういう私はJuice=Juice LIVE GEAR 2018 ~Go ahead SPECIAL~11公演中、大阪の2公演を除く9公演に入るのだが…。

皆さん座ったまま! 21歳になった歌姫の声がショウの幕開けを告げた。と思ったらみんな立ち上がっていたのでどうやら皆さんスタンド・アップ! だったらしい。出遅れた。私の耳がイカれているようだ。今日の公演は高木さんのお誕生日だというのを忘れそうになるくらいにお祝い要素が必要最小限で、ソロ・コンサートと呼ぶに相応しかった。こんなに歌尽くしのバースデー・イベントは、私が行った中では去年の宮本佳林さんと今回の高木さんの二回だけ。たしか小田さくらさんもそういう感じなんだよね。10曲を歌った後に、アクースティック・ギターで弾き語り。司会さえ存在しなかった。一般的なフォーマットから大幅に逸脱。本人のやりたいこと、得意なこと、ファンが求めていることが合致しているからこういう変則的なことが出来るんだろうね。

セットリストの組み方に、自身の色んな魅力を見せようとする高木さんの努力が伝わってきた。『ね~え?』(松浦亜弥)。2曲目は忘れた。次が『ぁまのじゃく』(スマイレージ)。ここで一呼吸。本人が説明したところによると、はじめの3曲は可愛い曲。Juice=Juiceで可愛い曲となるとどうしても宮本佳林ちゃんとか宮崎由加ちゃんが前に出た方がいいよってなるけど、今日は可愛い自分を皆さんに見てほしかった。次の3曲は、しっとりした曲。聴いてください。と高木さんがうつむいたところで金澤先輩と…すごく仲がいいのも…と『ぁまのじゃく』の替え歌で登場した段原瑠々さん。ケーキを運んでくる。高木さんへのお祝いメッセージは一番を取りたかったのに他の人に取られて悔しかった。気持ちは一番に届いたよと慰めてくれた。じゃれてくっつく。やめなさい。引っ込む段原さん。仕切り直して、しっとりした三曲を聴かせる。Buono!の何かと『都会のネオンが驚くくらいの美しさがほしい』(℃-ute)とあと一つは忘れた。最後の2曲に移る前に一しゃべり。去年はこぶしファクトリーの『辛夷の花』を最後に歌った。特別な思いを込めた選曲だった。今年も最後の曲は気持ちを込めて選んだ。『想いあふれて』(松浦亜弥)に続いて披露された最後の曲は“VERY BEAUTY”(Berryz工房)。

バースデー・イベントには珍しく、というか私にとっては初めてだったのだが、紗友希! 紗友希! というアンコールが起きた(私は紗友希!の方を叫んだ)。雰囲気的にどうやら恒例のようだ。このイベントはDVDになるが、会場に来てくれた人だけの楽しみを用意しているという高木さん。座って、アクースティック・ギターで弾き語り。まず“Wonderful World”のフック。次に題名が決まっていないという自作曲。これまで何年も連れ添ってきたJuice=Juiceのメンバーたちへの思いを書いたというリリック。うんざりするほど一緒にいて…というような歌い出しだった。宮本佳林さんも去年のバースデー・イベントでご自身が作詞作曲した歌を披露していた。比較するのもなんだが、高木さんの方がソングライターの才能がありそうだと私は感じた。宮本さんがキレイな歌詞を書こうとしているのに対し、高木さんは自分の言葉を書いている感じがする。

スキルとソウルを兼ね備えた高木紗友希さんが一人で歌えば「疑う余地なし ホンモン聴かし 中毒患者たちの欲を満たし」(K DUB SHINE、『説明不要』)となるのは必至だった。が…。他の人は知らないが、私に関して言えば彼女の歌に浸りきるというところまでは行かなかった。何せ、音響がクソすぎるんだよ。音量の大小ではない。音に包み込まれる感覚がないんだ。ちょっと遠くでやっているショウを眺めている感覚。TFTホール1000への不満。前にここに来たときにブログに書いた感想そのまんま。歌を聴かせるというコンセプトにこの会場は不向きだ。高木さんのバースデー・イベント会場にここを選んだ奴はワックだ。クラブチッタとか、Zepp Tokyoとか、ディファ有明とか、もっとマシな会場はいくつもある。というかここに劣る会場を探すのが難しい。消去法的にTFTホールにせざるを得なくなったのであれば仕方ないが、積極的にここをいいと思って選んだのであればアップフロント担当者の神経を疑う。前の方にいたらぜんぜん違ったのかもしれないけどさ、私がいたのは30列中の22列目だったから。その上、平らだから視界も悪くて。目を開けてても閉じててもあんま変わんない感じだった。イベントの最後に高木さんが通路を徘徊されて。私の一つ前の列にいた紳士に後ろの方も見えました? と聞いて。はい。嘘でしょというやり取りには笑った。今日は私のファンじゃない人も絶対きてるしこんなに多くの人に来てもらえて嬉しい。来年はもっと大きなバナナ畑(黄色いサイリウムを多くのヘッズが掲げている様子を何度もそう呼んでいた)が見られるように頑張りたい。皆さん、来てくれますか? 歓声。本当ですね? 笑い。

2018年4月14日土曜日

Go ahead (2018-04-07)

山崎製パンの完全子会社が運営するヴィ・ド・フランス。羽田空港店。揚げたてのカレー・パン。淹れ立てのブレンド・コーヒー。600円くらいしたんだけどさ、これでも安い方なんだよ。入る前に付近を物色してきたらどこも1,000円くらいしやがる。サンドウィッチと飲み物とかで。冗談じゃねえ。超ハンパねえ。昼メシじゃないよ。朝メシだよ。俺らにそんな羽振りを求めるな。ニューヨークじゃないんだからさ。例外がマクドナルドとヴィ・ド・フランス。マクドの朝食、アレは味覚がいかれてないと無理。残るのがヴィ・ド・フランス。荷物検査を通過した先では、でかいだけのオニギリが390円。何の変哲もないかけそばが680円。9時半のフライト。出発時刻は10分遅延。待ち時間。空港のwi-fiでスーパーマリオラン。飛行機。隣のオジサン。隣にいるだけで気持ちの悪さが伝わってくる。年輪を重ねて染み着いた何かこいつおかしいなっていうヴァイブス。服装が何か変。その上、多動。PS何とかで美女美男のソープ・オペラを観ながらスマ・フォでポケモンGO!をやっている。紙コップのスープをすすってはテーブルに置きまた取ってはすするというのを2秒ごとに繰り返している。隣にいるだけで落ち着かない。精神的に削られる。到着間際、気温が7℃と客室乗務員が機内に通知。服装を間違えた。ロクに天気予報も見ず半袖Tシャツにパッカブル・アノラックで来ていた。

小松空港。出てまっすぐ。案内所。すみません、福井駅に行きたいんですけど。福井駅ですね。東京便と接続しているんですが、飛行機が遅れておりまして。10時50分のバスがまだそこに止まっています。もう少しで発車するはずです。どこですか。そちらの4番乗り場です。4番ですね。ありがとうございます。すみません。福井駅ですよね。はい。乗りたいんですが。現金のみですがいいですか? はい。1,250円。11時くらいに出発。近くに乗り込んできた、金澤朋子さんを支持されているおまいつの老紳士。60分ほどで福井駅。完全に春のつもりで来たが完全に冬だ。小雨が降っている。まず日替わりを買わな。駅から数分の会場。建物の2階。宮崎由加さんと高木紗友希さんの日替わり。並ばずに入手。昼飯。福井といえばソースカツ丼だが、どうせ大したことはない。新潟で似たようなのを食ったことがある(タレカツ丼だったかな)。まあご飯の上にタレのかかったカツが乗っているっていう、それ以上でも以下でもない。シナジーがない。卵で閉じていないカツ丼に意味はない。強くなってきた雨を避けるように入った、年季の入った韓国料理店。おぼろ豆腐チゲ定食。瓶ビール。俺はアサヒ・スーパー・ドライをずっと低く評価していたし、じっさい単体ではまずいと思うが、癖がないぶん料理には合う。

響のホールが入っている建物に入ると、たくさんのオタクさんが開場を楽しみに大量の立ちんぼのようにたむろしていた。応援しているメンバーさんの色を身にまとう紳士たち。その前に腹をもうちょっと引っ込めろ。髪を整えろ。まともな服を着ろ。そのままじゃ推しへのネガティヴ・キャンペインだぞ。13時14分、Task Co. Ltdに雇われたオールバックでいかつめな(でも態度は丁重)紳士が100番までは二階に上がって並ぶように俺たちに言っている。これを書いている今、手元にチケットがないので正確には分からないが、俺の番号は昼公演(13時半開場、14時開演)が250番くらい、夜公演(17時開場、17時半開演)が190番くらいだった。すぐに払えるよう千円札をポケットに入れていたが、ドリンク代の徴収がなかった。そうか、ここは「飲食店」扱いじゃないから500円(新宿Renyのような一部の強欲会場では600円)を払わなくて済むのか。さっき買った日替わり写真2枚が実質タダじゃん。

そもそも何で福井なんていう僻地の公演に申し込んだかというと、会場がよさげだったから。ざっと検索した限り、傾斜があって、座席もあって、見やすそうな感じがした。2ちゃんねるでも評判だった。実際に入ってみた感触としては、そこまでではなかった。傾斜は座席のあるエリアにしかついていないし、座席に着けるのは若い番号で入ったごく限られた人数のみ。座席横の通路では観ることが許されない。座席以外はぜんぶ平場。音はよかったけどね。俺が入った時点で結構うしろの方まで人がいた。一番後ろから入場するんじゃなくて、右端の階段を下りて、真ん中あたりから後ろに流れていくというちょっと変な作りでね。新しく入ってくる人たちはどんどん最後方まで流れていったんだけど、階段を下りた付近に隙間がいくつかあったんで、俺はそこにとどまった(夜公演ではそこにポールと係員が配置されて、同じことが出来なくなっていた)。番号よりも何十番か前の位置を取れたと思う。植村あかりさんの噛み噛みな影アナ。開演直前に鳴り響くジュース!ジュース!のチャント。俺はジュース!の方を叫んだ。



(福井)福井市中央1丁目で凝視 4月7日午後
福井県警によると、7日午後2時~3時半ごろ、福井市中央1丁目の福井まちなか文化施設 響のホール内でHello! Projectメンバーへの凝視が発生しました。(実行者の特徴:30代くらいの男性、中肉中背、紺色のアノラック・パーカ、黒いハイキング・パンツ)

■実行者の言動や状況
・歌って踊るHello! Projectメンバーをニヤニヤしながら凝視した。

■現場付近の施設
・福井中央郵便局、西武福井店、福井放送会館

もしHello! Projectなきゃ何回か
パクられてても不思議じゃない犯罪者



・4月6日に公開された金澤朋子さんのブログ記事、「♪.真似される女 金澤朋子」。「“真似される女”とっても憧れまし。なんなんですかね。かっこいいですね本当に彼女らは!みっともないので多くは語りません。笑」の「彼女ら」が誰なのかは書かれていなかった。そういう本でも読んだのかな、何のことなのかなと気になって本人に聞いたという高木紗友希さんが、答えを我々に教えてくれた。「この顔で!」「朋子の癖に!」E-girlsさんに憧れてるんですよー。恥ずかしがる金澤さん。最近はJuice=Juiceも女性ファンが来てくれるようになったけど、女性に憧れられるのは嬉しい。E-girlsさんのようになりたいが、髪もこんなのしか出来ないし。就活生みたいなね。『就活センセーション』になっちゃうんで。
・梁川奈々美さん。新曲の“Vivid Midnight”は今風でシャレオツな感じ。私も目指せデルモという心意気で頑張っている。
・最近、成長痛に苦しんでいるという段原瑠々さん。脚がさらに伸びちゃうね、と植村さん。もう要らん??じゃけえ。
・宮本佳林さんは、成長痛は小三のときに一度だけあった。
・段原瑠々さん。公演中に楽しすぎて、お立ち台でこけそうになった。高木さんのことも殴ってしまった。ごめんなさい。
・宮崎由加さん。昨日(富山でのコンサート)の握手会でこの後8番らーめんに行くんだという人が何人もいた。羨ましかった。行けなかったので。でもこの公演の後、8番らーめんを食べるんです! 8番らーめんは一番おいしいというわけではないんだけど、安心する味。

・『アレコレしたい!』で我々のチャント「エルオーブイイー ラブリー佳林!」で「ラブリー佳林!」を一緒に口ずさむ宮本佳林さん。満面の笑み。
・アンコール後の“Magic of Love”、「どうしよう」というリリックに合わせた高木紗友希さんの困り顔。
・新曲からは“SEXY SEXY”が披露された。
・地元の人はどれくらいいるんですか? というJuice=Juiceの問いかけ。挙手した人はごくごく一部だった。

・高木紗友希さん、腹筋を鍛えてるのかな? 前よりも逞しくなったような気がする。たぶん単に太ったのとは違う。そんなことよりも、彼女はアンコール開けのTシャツ着用時、パイオツがすげー揺れてた。さゆぴょんさんにはパイオツのイメージがなかった(そもそもご存じのように俺は楽曲派なのでHello! Projectのメンバーさんに“そういう”視線は送ったことがないし…)ので驚いた。
・植村あかりさんの発する色気。もう恋愛をしていないという設定に無理がある。ただ彼女の場合、それが問題になると俺は思わない。そりゃそうでしょうねっていう。暗黙の前提。そこを飛び越えて、お子さんがいてはるんちゃうかっていうところまで来ている。そこまでくるとHello! Projectのルールに反しているとかいないとかではなくなってくる。一周回ってね。

・握手では一人目の段原さんに、バースデー申し込んだよ。ありがとうございます。あとは流れるだけだった。高速だった。他にいくつか言うことを考えていたが、俺の技量では無理だった。ただあれくらい速いと事故ることもないわけで、助かった。そういえば高木さんがメガネすごいと言ってくださった。

開場前にオールバック紳士が誰かに話していたのが聞こえてきたのだが、チケットは340番くらいまで出ているらしい。

夜は昼よりも番号がよかったが位置はもっと後ろだった。前述したように昼に俺が潜り込んだ隙間はポールと係員でふさがれたので。たしか昼は前に11人くらいいたが、夜は15人以上はいた。でも、音楽が身体に入ってくる感覚があった。横にも縦にも真ん中付近だったので、音がいちばん響きやすい場所だったのかもしれない。身体で感じる重低音。Juice=Juiceの歌声。何度もしばらく目をつむって音だけを楽しんだ。音に没入した。音楽を聴ければそれでいいという楽曲派ならではの鑑賞方法。夜公演では新曲から“Vivid Midnight”が披露された。俺がこの曲を聴くのはひなフェスに続きまだ二回目だった。この時点では何でこの曲を好きなのか、言語化できていなかった。ここ何日かYouTubeで聴いて思うのは、フックの高温が気持ちいいんだ。たとえば「今夜おしゃれしてるけど 誰のための美貌なんでしょ」。今夜のこ、誰のためのた、なんでしょのな。Juice=Juiceの声が重なったときの音。これがね、すげー好きなんすよね。あとは、児玉雨子さんの言葉遊び。複雑、ザッツ・オールとか、Vividと美・美で音を合わせたりとかさ。音として気持ちがいい。「熱して巻いて熱して」というストリートを意識したきわどいリリックもあるしさ。ピコピコしたトラックも面白い。今のところ“SEXY SEXY”よりも“Vivid Midnight”が俺の好みにはまっているんだよね。

・段原瑠々さん。昨日、ライブが久しぶりだったけん筋肉痛がした。若いけん昨日の夜から。でもそれを忘れるほどに楽しかった。
・『愛のダイビング』で宮崎由加さんが誰か(金澤朋子さんだったか)と向き合う場面にも関わらずソロ・ラインをスピットする梁川奈々美さんのことを見ているという話になった。可愛すぎて見てしまう。それを知って喜ぶ梁川さん、曲中に宮崎さんと目を合わせる。後のトークで、ファンの人に申し訳ないので、次からは私じゃなくてファンの人を見なさい、と保護者口調の宮崎さん。
・宮本佳林さん。クリント・イーストウッドさんの映画が好き。『許されざる者』とか『グラン・トリノ』とか。他には『インセプション』が好きで、ワールド・ツアー中の飛行機で英語で観た(日本語字幕がなかったので)。何を言っているのかぜんぜん分からなかった。
・宮崎由加さん。前にここ(響のホール)に来たのは2015年。楽屋で前もここに座ったっけ? とメンバーに聞いたらやなちゃんが宮崎さんそこでしたと答えた。でもやなちゃんは2015年にまだJuice=Juiceに加入していなかった。色々なことがありすぎて記憶がごっちゃになっている、Juice=Juiceが好きすぎて…等と取り繕うが、最終的には2015年にここに来たと強弁する梁川さん。やなちゃんが言うならきっといたんだよ。甘やかさないでと苦言を呈するメンバーたち。
・梁川奈々美さん。福井は恐竜で有名だと思うんですが、恐竜は数億年前に絶滅したのにいまだに強い存在感を放っている。私も恐竜のように語り継がれるような存在になりたい。
・高木紗友希さん。今日は(観客を)ジロジロ見るを目標にした。

福井駅中の8番らーめん。唐麺。バター増し。宮崎由加さんのソウル・フード。周りのオジサンたちも同じものを頼んでいる。店の人たちは何かやたらと唐麺のバター増しが出るなって不思議がっていたかもしれない。紅生姜がよく合っていた。バターは持て余した。元からひとかたまり入っているからさ。たぶん10グラムくらい。バター増しにするとそれがもう一つになるんだよね。多すぎる。バター・ジャンキーだったらいいのかもしれないけど、俺はバターこってりは好かんからさ。それに、麺を片づけ終えるまでに溶けきらない。宮崎由加さんが認めるように特別うまいというものではなかったが、彼女にとって大事な食べ物を自分で体験することができて、嬉しかった。3,000円くらいの特急もあったが、金が惜しかったので1,320円の切符を買って、鈍行で金沢駅に向かった。福井駅では未だに人が切符を切っている。駅内のホワイト・ボードに手書きされている駅職員からのメッセージによるとこの夏には自動改札が導入されるらしい。

2018年4月6日金曜日

Juice=Juice 宮崎由加バースデーイベント2018 (2018-04-02)

大事なこと、やらないといけないことがいくつもあったとして、英語ではそれらをprioritiesと言う。Manoush Zomorodiの“Bored and Brilliant”によるとpriorityという単語は1400年代に生まれた。いちばん初めを意味する言葉であった。人々が多くのことを同時にしなければならなくなった産業革命の時期に複数形でも使われるようになった。Greg McKeownの“essentialism”によると複数形で使われ始めたのは1900年代に入ってからだという。いずれにしても、英語においてpriorityが一つではなくなったのは最近の話だ。私にとって2018年の4月2日(月)には複数のprioritiesがあった。まず、新年度の初日である。期末を締めないといけない。ある事情によって業務に混乱が予想されたので状況を確認して対応しなければならない。午後に開催される定例の会議にも出ないといけない。その上、宮崎由加さんが24歳になる日を祝うイベントを観覧するためディファ有明に行かなくてはならない。19時の開演に間に合わせるためには会社を早く出る必要がある。単数形で考えると、私のpriorityは宮崎由加さんのバースデー・イベントを観覧すること。それに尽きる。それに比べれば労働にまつわるprioritiesはゴミ同然である。事務所でメールを見ながらそういったことを考えていると、吹っ切れる瞬間があった。イベントに間に合うギリギリまでここに残るのが馬鹿馬鹿しい。急用ができたから、と午後半休を急に取得した。会議は単にバックレるのではなく私がいなくても問題ないように主要な参加者に必要な情報を与えておいた。万一緊急の連絡がある場合は会社のiPhoneに電話をかけてくれと部署のメーリング・リストに書き残しておいた。急用があるというのはあながち嘘ではなかった。土曜日に耳鼻科で処方箋を出してもらったが時間がなくて受け取れなかった花粉症のクスリをゲトりに薬局に行く必要があったからだ。

力業の退勤だったが、実際そこまでの影響はなかった。私を含めた全員が毎日8時間も意味のあることをやっているわけではない。会議にしても、部署が多すぎて、マネージャーが多すぎて、責任が分散しすぎているから何かを進める度に寄り合いを開催する必要が生まれている。担当者に自分で考えて実行する能力が欠けているから、何人も集めてああでもないこうでもないと話し合っている。そんなんばっかだ。私の周りを見るかぎり、気付いている人はほとんどいない。たくさんの会議に出て自分は仕事をしていると思い込んでいる。無駄なことや大事ではないことで溢れている。好きでもないし上手くもできないことを一生懸命やっている奴ら。その中に埋もれると、自分にとって本当に大切なのが何なのかを見失ってしまう。上述の“essentialism”にも書いてあるように、“If you don't prioritise your life, someone else will”(人生で何が大切かは自分で決めなければ、他人に決められる)なのである。退勤した後にメールが一通来て、返事を書いた。電話をかけてくれというのは社交辞令のつもりだったので一人が本当にかけてきやがったのにはびっくりしたが、折り返して事なきを得た。

新大久保の風月堂でアイス・コーヒー。『武道館』(朝井リョウ)を読む。Juice=Juiceが出演したソープ・オペラ版を思い出さずにはいられなかった。宮崎由加さんは鶴井るりか役だった。朝井リョウさんだけではないが、流行っている作家さんの本は片手間でも読める軽さでスイスイ進むけど衝撃を受けるような要素はなく、良くも悪くもスナック菓子のような文章という印象を受ける。Twitterに入り浸るよりは脳にいいだろうけど、こういうのばかり読んでいても歯応えのある本に太刀打ちできるようにはならないと思う。ナングロでホッピー(黒)を飲んでダル・バトとマトン・シェクワを食う。マトン・シェクワが柔らかくて絶品だった。以前に頼んだときはもっとchewyだったんで、違う肉なんじゃないかと疑ったくらいだ。国際展示場駅からの道はもう覚えた。2月22日にはつばきファクトリーのコンサート、昨年12月1日には宮本佳林さんのバースデー・イベントでここに来ている。健全な人生とはDIFFERENTな道を選んだ奴らが集まりがちなDIFFER有明。18時半頃に入る。写真をどれか買うつもりだったが、グッズはマイクロ・ファイバー・タオルを除きすべて売り切れていた。ドリンク・チケットを引き換えるカウンターの手前に、いくつかボードが置いてあって、#おでかけゆかにゃを付けてツイートしてねと宮崎さんの自筆で書いてあった。みんな当たり前のようにフィギュア・スタンド・キーホルダーを持ち歩いているの何なの。もしかして持ってくるといいことがあると宮崎さんがブログで予告していたのかな?(私は毎日欠かさずは読んでいない。)宮崎さんの楽屋にも入っているというモノホンの弁当が展示してあった。そぼろのかかったご飯に、シュウマイ、かまぼこ、煮物、焼き魚。正直あんまりおいしそうじゃなかったな。

相手と目が合うと砂になる。だから必死に目を逸らす。子供の頃に観た何かの映画でそういう場面があったのを私は思い出した。左前方の扉から登場した宮崎由加さんは、通路を練り歩きながら次々にファンを当てて色んな問いを投げかけていた。私の席は23列の中央付近。22列の前にある通路を彼女が横切るときは死が近づいて来ているという緊張があった。幸いにも当てられなかった。後方右側のある女性に、私の好きなところはどこですかと宮崎さんが聞く。えー全部だけど近くで見ると顔が小さい。気になったんですけどペンライトがアンジュルムさんなんですよね。笑いが起きる。でも私もアンジュルムさんが好きなので、仲間です。

司会、鈴木啓太さん。24歳になった心境。宮崎さんによると、特に変化はないという。22歳から23歳になったときの方が自分の中で大きかった。22歳はまだ20歳に近いが、23歳だと25歳に近いので。20歳、20歳じゃなくて、25歳を気にするんだ、と驚く鈴木さん。(25歳というのは彼女たちにとって重い数字なんだろうな。)Juice=Juiceメンバーだと最初にお祝いのメッセージをくれたのは段原瑠々ちゃん。次が意外にも「植村あかりから来たんですよ」。三番目が高木紗友希ちゃん。紗友希ちゃんは歌を贈ってくれた。途中でハックションとなったがその後も歌い続けていたのでさすが歌姫と思った。

24歳でやってみたいことは? あんまり言ってこなかったけどYouTubeが大好きで、いつも観ている。特にみきぽん(かわにしみき)さんのメイク動画が好きで、参考にしている。動画好きが高じて自分で作った。フル・メイク。それがスクリーンに映し出される。動画の初めに出てきた状態がすっぴんだったそうだが一般人が整形をして化粧をばっちり決めてもたどり着けない域だった。お化粧をしている状態に比べてたぬきっぽさが強かった。色んな道具を駆使しながらお顔を仕上げていく。ほのぼのしたおしゃべり。動画の後、すっぴんを皆さんに見せるのは初めてかと鈴木さん。そうですね。もしかすると初期のころにあったかもしれないですけど、この歳になってからは。宮崎さん曰く、元の動画は30分くらいあった。編集を自分でやるつもりだったが思ったよりも難しくて、ハロ!ステのスタッフさんに手伝ってもらった。結局はここを切ってくださいとかここで音楽を流してくださいとか、指示を出す形になってしまった。ここでサプライズ。かわにしみきさんからのビデオ・メッセージ。動画の中で自分の名前を言ってくれた、と感激する宮崎さん。オーヴァーグラウンドのアイドルさんがYouTuberに憧れる時代。

ステージにケーキを運んできたのは段原瑠々さん。ハッピー・バースデー・ディア・ゆかにゃの合唱。最後のハッピー・バースデー・トゥー・ユーの前にせーのってタイミングを合わせる出来る子。宮崎さんも言っていたけど段原さんの歌がやたらとうまくて、それを単独で聴いていたかった。ありがとうと言う宮崎さんにいえいえーとお辞儀をしながら答えるさまが愛らしい。場が和む。段原さんはそこで引っ込まず、宮崎さんとの1分動画対決に参加。その名の通り、それぞれが作ってきた1分の動画を流して、どちらが優れているかを決める。判定は鈴木啓太さんの独断と偏見。先攻、段原さん。しつこく踊ってみたという題名。“Fiesta! Fiesta!”に合わせて彼女が躍る姿。複数場面の切り替え。途中で曲の同じ部分をつまんで繰り返していた。作るのに10時間くらいかかった。日をまたいで。お母さんに撮ってもらった。後攻、宮崎さん。Juice=Juiceが遊んだりじゃれ合っているさま。高木紗友希さん金澤朋子さん宮本佳林さんの三人が出されたお題に合わせて形を作る。一つ目は扇だったか、真ん中に金澤さんと手をつないだ状態で高木さんと宮本さんが左右に倒れる。次に消防車というお題が出されて、消防車?と三人が困惑した直後に動画が切れた。宮崎さん曰く佳林ちゃんがスカートなのにガバッと行くから見えちゃいけないものが見えそうだったので動画を切った(会場にいたファン全員がその見えちゃいけないものを見たいと思ったはずだがエーイングは起きなかった)。段原さんの動画があまりに力作だった。段原さんの勝ちと鈴木さんが判定すると宮崎さんはそうですよねという感じで、食い下がらなかった。

肉のお食事券を懸けてのゲーム。一つ目は、客席から年女を五人連れてくる。240秒以内。ファンが自分から申告するのは不可、生年月日が分かる身分証の掲示が必須、とルールを説明する鈴木さん。(そもそも男性9割の会場で年女が五人もいるのか?? さすがにファンクラブ会員限定イベントで参加者の生年月日は分かっているからそこは確認済みだろうけど。)瑠々ちゃんと一緒にお肉を食べに行きたいから「努力します」。ここで恒例となった、宮崎さんによる「努力」が始まる。私は今日ヒールを履いているから階段を下りるのに時間がかかる。だから私の好きなときに時間をストップしていいようにしませんか。じゃあ階段を下りてからカウントを始める? いや、ストップで。何でだよ、階段を下りるのに時間がかかるからって言ってたじゃん。笑ってしまう宮崎さん。その要求は鈴木さんが却下。次に、年女の人はずっと身分証を探していてくださいと呼びかける宮崎さん。はじめに言わないとずるしたって言うんですよこの人たち!と鈴木さんを指さしながら訴えかける。この要求はなし崩し的に採用され「あ、あの人さがしてる!」と身分証を探している人を宮崎さんが探すという光景が繰り広げられた。それで何と五人を見つけ出した。どうやら全員が宮崎さんと同い年だったらしい。同級生と接する機会はあまりないので、嬉しいです。

二つ目のゲーム。Juice=Juiceメンバーに聞いた24歳の宮崎由加に求めたいことトップ5を当てる。お手付きは2回まで。24歳なので24回にしませんか? それは多すぎるよ。本当にメンバーに聞いたのかどうか確認したくてLINEで聞いたんですよ。ダメだよ聞いちゃ。いやもちろん答えは聞いていないですよ。そしたら宮本佳林ちゃんが変なテンションでスタンプを送ってきて。これは会話にならないなと思って諦めました。宮本ビームとか書いてきて。最初の文字は何ですかとかちょっとだけめくって見ていいですかヒントをくださいとかいつものマリーシアをふんだんに発揮して我々を笑わせながら、あざかわを極める、子離れ(段原瑠々さんと梁川奈々美さんへの溺愛ぶりに金澤朋子さんから苦言。お姉さんなのでそろそろ控えてほしい。一方、梁川さんからは自分をもっと可愛がってほしいというコメント)、大人の振る舞い、セクシー(私にそれを求める人がいるのかな?)といった(あと一つは何だったかな―追記:4月7日のコンサートを観ている最中に思い出した。石川県に貢献するだった)答えをすべて当てることに成功。お食事券を獲得。

ミニ・コンサートの準備のために捌ける宮崎さん。鈴木さんと段原さんが間を埋める。ゆかにゃのチャレンジを見てどう思った? 大人げないな~って思いました。でもそこが宮崎さんのいいところだと思います。子供が見てたらどうするの? あのお姉さんあんなズルしてるってなるじゃん。だから俺は本人のためを思って言ってるんだよ。

『気が付けばあなた』(松浦亜弥):二年前のバースデー・イベントでの『桃色片思い』に続く松浦亜弥さんの曲。一呼吸を入れて落ち着くためということで、この後にトークを挟む。
有頂天LOVE』 (スマイレージ):知っている人も知らない人もいるとは思いますが…とスマイレージのオーディションを受けたときの課題曲だったことを説明。そんなに複雑な歌詞ではないのに当時はぜんぜん覚えられなかった。
魔女っ子メグちゃん』(アンジュルム)
『スクランブル』:最近Juice=Juiceのコンサートでパフォームされていなかったので、聴けて嬉しかった。ツボをついてきた。

正直、私のバースデー・イベントに来てくれる人は、歌を聴きに来ているというよりは、頑張れ…頑張れ!…というのが伝わってきますと宮崎さん。最後の曲は私が名前を知らなかったのだが、Twitterで検索したところによるとBitter & Sweetの『幸せになりたい。』だったらしい。そういえば同ユニットの長谷川萌美さんが宮崎さんとたしか同い年だったか。って今検索したら生年月日が同じなのか。

24歳も可愛さを更新し続ける年にしたいです。あとパフォーマンスのレベルアップも頑張ります。あ、マイクロファイバータオルめっちゃ可愛いんで。おススメです。唯一残っているグッズを最後に売り込んでくるしたたかさ。お見送り。おめでとう! アリガトー。来週福井行くね。オ、マッテマース。20時45分頃、外に出る。アンオフィは出店なし。宮崎由加さんはものごっつい美人さん過ぎてビビったし、イベント内容は盛りだくさんで楽しかったし、新年度初日の仕事を適当に放ったらかしてディファ有明に来てよかった。

2018年4月4日水曜日

ひなフェス2018 (2018-04-01)

ひなフェスには持っていなかったいい印象。コンサートはでかい会場。ステージ観づらそう。同時に開催される展示会では物販に現れるHello! Projectメンバーさんに群がる魑魅魍魎。コンサートは撮影禁止だけど、展示会はメンバーさんを自由に撮っていい。今のHello! Projectで唯一でしょ。こんな機会。ここぞとばかりに数多の紳士淑女たちが殺到する。それは理解できる。でもさ。物を売るメンバーさんにたくさんのオタクさんがグワーって迫っているような構図の写真をTwitterで見たことがあるんだ。ゾンビが襲ってくるホラー・ゲームの一場面のようで、おぞましかった。自分がこの中に入りたくはないやって。人間としての尊厳を捨ててまでカメラ・ロールにHello! Projectのメンバーさんを収めたくはない。何かさ、露出狂系のコス・プレイヤーさんをカメラ小僧さんが取り囲んでいるっていう光景がよくあるじゃないですか。それとは違うけど、通ずる部分もある感じがしてね。仮にあの中に入ったとして、普通にやってもクズのような写真しか撮られへんと思う。ポジション争いは厳しい。W杯を数ヶ月後に控えたサッカー日本代表もびっくりだよ。一ダース程度の屍を越えていかなければメンバーさんの間近まで行って撮影するのは無理だ。去年、コンサートの一つにみーたんこと小野瑞歩さんがシャッフル・ユニットの一員に選ばれたときがあって、その公演はちょっと観たかった。でも私にとってひなフェスはBlu-rayで観るもので、里山何とかという展示会はTwitterで画像を見るものだった。

今回、初めて公演に申し込んだ。エグゼクティブ会員の資格があるうちに、先々行申し込みの権利を行使しておきたくてね。先々行は、普通に申し込むよりは安定的にいい席をあてがわれるんだ。これまでモーニング娘。のコンサートで一回、ハロコンでは複数回、エグゼの先々行で入ったんだけど、10列目くらいの真ん中のブロックが常に来ていた。ひなフェスには深入りするつもりはなかったので一公演だけ。会場がパシフィコ横浜なので、ハングリー・タイガーで昼飯を食ってからコンサートに行きたい。となると一番よさげだったのが4月1日(日)の17時開演。申し込んだ時点ではどの回がどのグループをフィーチャーした公演なのかは知らなかった。私が入るのはモーニング娘。'18プレミアム。後から知ったけど、これでよかったと思う。昨日の二公演は団体のO.G.(original gangsterではなくold girl)が多数出演したようだ。そして今日の昼公演(11時開演)はアンジュルムとJuice=Juiceが主役。自分が見たいのはO.G.(original gangsterではなくold girl)ではなく現役メンバーだし、Juice=Juiceが私の最も強く支持する集団とはいえアンジュルムとの二本立てだと出番は減るだろうしね。

11時に横浜モアーズ。腹を空かせて8階のハングリー・タイガー。発券した整理番号は24。11時が開店時間なのだが、経験上この時点で30番台や40番台になっていることが多い。30何番かまではスッと入れる。ダブル・ハンバーグ・ステーキのレギュラー・セット。2,470円。食後のアイス・コーヒー。この店を出る度に、幸せな気分にしかならない。横浜の誇り、ハングリー・タイガー。この先、何十年も何百年も変わらず続いてほしい。死ぬ間際までハングリー・タイガーのハンバーグ・ステーキを食べられる身体でいたい。

そっからみなとみらい駅。国士舘大学の入学式か何かがやっていて、スーツを着た青年とその親らしき人たちで溢れかえっていた。階段を下りたいつもの海辺に行ったところオタクさんがいいひんしグッズ売り場もない。チケットを見ると展示ホールA・Bと書いてある。そうか今日はいつもの大ホールじゃないんだな。展示ホールはすぐ隣の建物だった。

通路を歩いていると何やら男性の歌声が聞こえてくる。里山何とかのライブ・パフォーマンスをやっているんだな。誰かと思ったら中島卓偉さんじゃん。すぐにでもステージのそばに行きたかったけど、まずは写真を買わなあかん。たしか展示場AとBがコンサート会場で、Cが里山なんとかっていうやつ、で一番端のDがグッズ売り場の入り口。並ばずに買えた。日替わりのみーたん(小野瑞歩さん)とゆかにゃ(宮崎由加さん)。ソロ2Lのみーたん(小野瑞歩さん)。宮崎さんはいつもの自画像の上に「ゆめちゃんバースデー!!」と今日が誕生日の岸本ゆめのさんをフックアップなさっていた。小野さんは書いていなかったな。今回のみーたんの写真は髪型にしても服にしても凄くいいよこれは。何かこう、髪を結んでいてね。グッと大人びたヴァイブス。オジサンには詳しく分からないんだけどさ、色々と変化を付けて我々を楽しませてくれるよね。

私がステージ前の柵の外にたどり着いた13時くらいに上々軍団、さらに岡井千聖さんが出てきてさ。その上、中島早貴さんと矢島舞美さんまで登場して。すげえいいタイミングだったわ。岡井さんは℃-ute内で私の一推しだった淑女だし、彼女にしても中島さんと矢島さんにしても、ステージ上でお歌いになる機会は前ほどには多くないからさ。下手するとこの裏で行われているコンサートよりも貴重なモンが観られてるんじゃないかっていう感覚だった。他にも吉川友さんやラベンダーのおかまりさん、Bitter & Sweetのお二人もいて、後ろにはギターを首から下げた中島卓偉さんがいるわで、なかなか豪華だった。あと仙谷みなみさんもいたね。サングラスをかけてラッパーぶってふざけて登場した上々軍団。中島卓偉さんにプロデュースしてもらったという曲を歌った。その曲で鈴木啓太さんが自作のラップを披露していた。彼は随分と緊張したらしく顔が真っ赤だった。元℃-uteの三人をコーラスとして使う贅沢さ。あとは何よりこの面々による『大器晩成』には高揚したよ。ひなフェスの公演中だったからそんなに混んでいなかったし、気持ちのいい時間を過ごせた。ただ、やたらと暑かった。Tシャツ一枚で汗ばんだ。

さっきメンバーさんの撮影にはそこまで興味がない的なことを言ったけどさ、そりゃお前、撮れるもんなら撮ってみたいよ。もし自分が推しているメンバーさんがすぐ近くにいて、こっちを向いて笑ってくれた瞬間でもiPhoneに収められようもんなら、もう一生の宝じゃん。TwitterのTLにそういう写真が流れてくると羨ましくなる。一枚でいいから、いつかそんな写真を撮ってみたい。他陣営では接触イベントで自分のスマ・フォで撮影させてもらえるのが当たり前なのに、未だにHello! Projectはちっちぇー画質の悪いチェキのみ。それで9千円近くする。一方、この里山イベントでは一円も払わないでスマ・フォで撮り放題。明らかにおかしいでしょ。個別接触イベントで各自のスマ・フォによる撮影を導入しないアップフロントのマネジメント体制(西口猛さん)に問題がある。

里山何とかはもっと殺伐とした雰囲気なのかと想像していたが、基本的にはピースフルな空間だった。人で詰まって動けない状態で、意図的に私に身体をぶつけて通った奴がいてさ、どさくさに紛れてそいつの足元を蹴るっていうことはあった。大した写真は撮れなかったけど、楽しんだ。普段ステージの上や画面の中にいる方々が急にその辺に現れるというのは、コンサート中の降臨とはまた違った驚きがある。一度、ボーっとしていたら稲場愛香さんがすぐ横を歩いていてさ。ニコニコして可愛い動きをしながら。あれには本当に鼓動が高鳴った。ただ、キチガイが一人紛れ込むだけで大惨事が起き得るから、危ういところで成り立っているよね。警備なんて何もないからさ。私だっていなばっちょ(稲場愛香)さんに抱きつこうと思ったら抱きつけたよ。もちろん私はやらないし、それどころか立ちすくんで見惚れるだけなんだけどさ。世の中は全員がそういう自制の利く人たちばかりじゃないわけで。

どこかの地域(どこかは忘れた)で何か(何かは忘れた)をやっている紳士を迎えた、つばきファクトリーが出演するトーク・ショウ(中身はほとんど覚えていない。おそらくメンバーさんたちもそうだろう)で小野瑞歩さんに熱視線を送ってから、コンサート会場に移る。始まったと思ったらまことさんの紹介で何とかっていう映画の主題歌を出演者全員が歌った。あんまり練習もしていなかったであろう、やらされている感満載で、力強さの感じられない、棒読み感のある、焦点の合わない合唱だった。あれ?何だこれっていう感じに(少なくとも私は)なって。それでメンバーさんたちが捌けたと思ったらいきなり農林水産大臣の斎藤健さんという方が現れた。客席からは失笑が漏れた。でもそこはHello! Projectの支持者たちだけあって、切り替えが早い。「歌わないので安心してください」という斎藤さんにきちんとエーイングを浴びせていたよ。

アップフロントが私に与えた席は、E11というブロックの、三列目だった。満足できる位置だった。メイン・ステージから離れていたので、あんまりよくないのかとはじめは思っていた。たしかに演者さんたちがメイン・ステージにいるときは遠かった。双眼鏡必須。でも、すぐ前にもステージがあってね。3-4割くらいの時間はそこにメンバーさんが来てくれて。そのときは三列目に相当する近さだった。ステージから右にずれた位置のブロックではあったけど、メンバーさんが近くにいるときは迫力があった。今日はステージの構造上、誰かを集中的に観るというスタイルは採りづらかった。近くに来た人を観るという感じになった。いつもとは違うところに眼が行った。たとえば、モーニング娘。石田亜佑美さんのよさに気付いた。いつも笑顔でダンスがバキバキなのは知っていたが、今日の彼女はそれだけじゃなく色っぽくて、バキバキなだけじゃなくしなやかさがあって、引き込まれた。“A gonna”と書いてえーがなと読ませるつんくさんの新曲で、このメンバーさんは股間の動きがやたらとエロいなと思ったら石田さんだった(この曲は股間のムーヴが多い。股間曲と言っていい)。曲の後でいま披露したのは“A gonna”という曲で…と誰かがしゃべると隣り合っていた飯窪春菜さんと尾形春水さんが手を合わせて腕でAの形を作っていた。ご存知のようにこのお二人と元メンバーの工藤遥さんでトリプル・エーという秘密結社を作っている(名称の由来については説明するまでもないだろう)。工藤さんに続き尾形さんも6月20日をもってグループを退団することが決まっている。この公演が尾形春水さんにとって最後のひなフェスとなった。トリプル・エーのオリジナル・メンバーは一人となってしまう。

はじめの合唱と場違いな大臣さんの登場が、もしかしたら俺は外れの公演に来てしまったのか??という不安を私にもたらした。本編が始まるとそれは見事に吹き飛ばされた。他の3公演は観てないんだけどさ、このモーニング娘。プレミアムがこのひなフェスで一番よかったんじゃないか(他の公演を観ていないんだったら言うな)? モーニング娘。が主役の回だけあってつんくさんこと寺田光男さんの曲が多かった。寺田クラシックスを盛り込めば盛り込むほど問答無用で最高のHello! Projectコンサートが出来上がることを証明する公演だった。寺田クラシックス以外にも『大器晩成』(さっきも隣の展示場で聴いた)、『ドンデンガエシ』、『初恋サンライズ』、『春恋歌』等々、間違いないセットリストだった。他のグループがモーニング娘。の曲をカヴァーするセグメントでは、イントロがかかるごとにどよめきが起きた。こぶしファクトリーとつばきファクトリーによる『Oh my wish!』。Juice=Juiceと高瀬くるみさん、清野桃々姫さん、一岡伶奈さんによる『青春コレクション』、アンジュルムと稲場愛香さんによる『ワクテカ Take a chance』。稲場愛香さん、高瀬くるみさん、清野桃々姫さん、一岡伶奈さんによる『Midnight Temptation』(℃-ute)とか、岸本ゆめのさんによる『HAPPY TO GO!』(松浦亜弥)とか、6人ユニットによる『好きよ、純情反抗期』(スマイレージ)とか、こうやって振り返ると怒涛の波状攻撃だったね。6人のユニットってのがまた、宮本佳林さん、羽賀朱音さん、清野桃々姫さん、佐藤優樹さん、高瀬くるみさん、小野田紗栞さんという第三の目を開眼しても追いきれないくらいの顔ぶれで。この曲では小野田紗栞さんに目を奪われた。(今日、気付いたこととして清野桃々姫さんへのチャントは清野で統一されていた。)Juice=Juiceの新曲“Vivid Midnight”と“SEXY SEXY”を初めて聴いた。両方とも第一印象はいい。特に“Vivid Midnight”がグルーヴィーで好みな感じだった。ひなフェスにしても里山展示会にしても、百聞は一見に如かず。実際に行ってみたらリフレッシングな体験だった。


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