2016年8月21日日曜日

Sunshine Parade (2016-08-20)

午前3時頃:またか。この時間に目が覚めた。枕元のiPhone 6sでTwitterを開くとよく話す人から@が来ていた。つい30分ほど前だ。ここでやり取りを始めると完全に覚醒して眠れなってしまうので、返事はしないでおく。ただ、どうもその人の様子が普通ではないのでTLを遡ってみた。「℃-ute解散」の文字が目に飛び込んできた。心臓がバクバクした。解散そのものはまったくの想定外ではない。むしろ最近の℃-uteからは終わりの始まりを何となく感じていた。でもこんな時間に何気なく開いたTwitterで、いきなりスポーツ新聞の画像が投下されて知らされるとは思いもよらなかった。不意打ちすぎた。記事には20日のハロコンでファンに発表すると書いてあった。

午前7時すぎ:二度目の目覚め。Twitterでは℃-ute解散の報道に気付いた人たちがどんどん増えていく。私は一度の睡眠を挟んでいるので、少し落ち着いている。今日のハロコンで発表するということは、最初の朝公演か。私が入るのは昼公演(14時45分開演)だ。発表の場に居合わせたいという気持ちが湧いてきた。HP(Hello! Project)の公式HP(Homepage)のハロコン日程を見たところ、今日は朝公演がなく、昼公演(14時45分~)と夜公演(18時半)の2回だけであることが分かった。つまり、私が観に行かせてもらう回こそが、今日の1公演目であり、℃-uteが解散を発表する公演なのだ。

午前8時すぎ:公式の発表文「℃-uteに関するお知らせ」を読む。2016年8月20日付けで、株式会社アップフロントプロモーションの代表取締役・西口猛と、℃-uteの名前で別々の文章が掲載されている。真っ先に思ったのが、会社としても℃-uteとしても、ファンにしっかりと向き合い、誠実に説明しているということだ。もちろん、この一つのページに書いてある文章ですべてのファンを納得させるのは無理だ。というか、どんな手段を使っても全員を納得させるのは無理だ。公式の発表としては必要十分な分量と内容だと私は感じた。広島「茶の環」で買った抹茶満月を少し食べて、シャワーを浴び、布団を畳み、部屋に掃除機をかけて、マイクロファイバーの雑巾でフローリングの床を拭いた。

午前11時半すぎ:電車でKダブシャインさんの『ザ ジャッジメントデイ』を聴く。「イエローモンキー→見栄も呑気→家六本木」「何もかもすべてが自動的→にうまく行ってると思い込み思考停止」「将来の給料で払わす商売→クレジットに縛られてく生涯→これって最初から決まってる勝敗」といった韻にしびれた。数年ぶりにケーダブのラップを聴いていいと思った。池袋「四季海岸」で火鍋をいただく。西武地下のTHE GARDENでコンサート前に飲む用の「マウントレーニア リッチカフェラッテ砂糖不使用」と、コンサート中に飲む用の「冴えるハーブと緑茶」を買う。

午後12時55分頃:中野サンプラザ前に着く。グッズ列の左に人の塊。いつもは入場列が出来ている場所。係員が当日券の抽選列だと言っている。当日券にこんなに人が並んでいるのは初めて見た。入場列はまだ出来ていないのかと聞くと、まだという答え。裏の本屋に入って、少し時間を潰す。列に並ぶ間と開演前に読むために山崎ナオコーラさんの『人のセックスを笑うな』432円を買う(結局、開かないまま終わった)。MC松島さんの『すごいぞテープvol.1 #春ディスコ』に収録されている『逆に大丈夫か?』を繰り返し聴く。100円をくれないあなたはケチ野郎、守銭奴、銭ゲバ、馬鹿。人類みな兄弟なのにおっぱいを揉ませてくれないあなたは差別主義者、人でなし、悪人だと罵る歌詞が大好きだ。

午後1時15分頃:中野サンプラザ前に戻ると既に入場列が出来ていた。近くにいた女性たちが「女性アイドルのコンサートに行くのを(話の雰囲気からして会社の人から?)気持ち悪いと言われた。女が安室奈美恵のコンサートに行ってもいいし、男がミスチルのコンサートに行ってもいい。それと同じだから気持ち悪がられる筋合いはない」ということを言っていて、正論だと思った。

午後1時50分頃:会場内のグッズ列。早めに入場列に並んで中のグッズ列に並ぶといういつもの作戦が成功。思惑通り。日替わりの宮崎由加さん、宮本佳林さん、岡井千聖さん、中島早貴さん、牧野真莉愛さんを購入。なっきぃのは本当はここにいたかったであろう友人の分だ。1998年のサッカーW杯日本代表を落選したときの三浦知良さんのように、彼女の魂はここに置いてあるのだ。すぐに席には着かず、階段近くのベンチへ。日替わり写真をアルバムに収納するのと、席の交換を打診してくる奴らを避けるためだ。今日もとんでもない良席だ。1列(実質4列目)の中央寄り通路席。この夏ハロコンの中でもとりわけ大事な意味を持つ公演をこんな場所で観させてもらえるのは本当にありがたい。

午後2時40分:席に座った私の横に来て「すみません、小関舞のオタクなんですけど…」と話しかけてくる小僧が続きを言うのを「すみません。ごめんなさい」と遮った。「ダメですか?」「はい。ごめんなさい」。2時半頃(開演15分前)まで席に着かなかったにも関わらず、虫が沸いてきた。席の交換交渉は近くで行われているのは何度か見たことはあるが、実際に自分が持ちかけられた(持ちかけてくる前に断ったが)のは初めてだ。

午後2時45分:開演。一曲目がハロー!プロジェクト全員による『Good bye 夏男』(松浦亜弥)。曲が始まった割にはステイジに演者が出てこない。周りの観客が後ろをチラチラ見てそわそわしている。どうやら通路から現れるようだ。2016年の夏ハロコンを観させてもらうのはこれで3回目だが、今までの2回はともにRainbow Carnivalだった。Sunshine Paradeに入るのは初めてだからどうなるのかが分かっていない。私の横の通路にも誰かが通るのだろうか? とよく分からないまま後ろを見るといきなり野生の宮崎由加さんが現れてこちらに接近してきた。頃合いを見計らってゆかにゃと呼びかけて手を振ったら一瞬こちらを見て手を振ってくださった。私の前を通過するのに要した時間は一秒ないくらいだったと思うんだけど、その一瞬にやられた。麦わら帽子が似合いすぎていたし、帽子から出ている前髪、目、表情、いくら宮崎さんとはいえ、可愛いにも程がある。加減というものを知らないのか、この方は? 時が止まり、我に返ったときには植村あかりさんが前を通り過ぎていた。そのときになって初めて、宮崎由加さんが後ろに他のJuice=Juiceメンバーを引き連れていたことに気が付いた。宮崎さんと植村さんの間の記憶がまったくないのだが、その間に宮本さん、金澤さん、高木さん(順番不明)もいたはずだ。さっきの野郎に耳を貸さなくてよかったと、心から思った。宮崎由加ファンの特等席じゃねえか。何が小関舞のオタクなんですけど、だよ。ただ良席に潜り込みたかっただけだろ。せめて万札を10枚くらいちらつかせながら寄って来いよ。

8月6日と7日のハロコンでは、宮崎さんが本調子ではなさそうな印象を私は受けていた。今日の宮崎由加さんは絶好調に見えた。完全復活どころか、今までに目撃してきた宮崎さんの中で一番かわいかった。『Dream Road~心が踊り出してる~』は静かな曲調と内省的な歌詞に合わせるようにメンバーの皆さんは真顔なのだが、最後のフックにさしかかるときに宮崎さんはスイッチを一気に切り替えて笑顔になっていた。一辺倒な表情の豊かさではなく、曲による、また曲の展開による表情の使い分けが見事だった。歌、ダンス等、メンバーによって得意とする表現の分野があるが、宮崎さんの場合は表情を中心に見るのが正しいのだと思う。『KEEP ON 上昇志向!!』のintroでトラックの中に「カモーンナッ!」的なフェイクが入っているのだが、それに合わせて口を動かしていた。

話が前後するが、『Good bye 夏男』の後に℃-uteからの解散報告があった。℃-uteから発表がありますとまことに差し向けられて一列に並ぶ5人の目が、涙で満たされていくのが分かった。まず矢島舞美さんがグループを代表して来年の6月に埼玉スーパーアリーナ(たまアリと略している記事をネットで見たんだが、その略し方はちょっと卑猥じゃないか?)でコンサートを行うことが決まった旨、そのコンサートを最後に℃-uteは解散する旨を発表した。みんなでよく考え、話し合った上で決めたことだ、というようなことを付け加えていた。それから残りの4人が、涙で声を詰まらせながら一言ずつコメントを発した。他のハロプロメンバーたちが神妙な面持の中、嗣永桃子さんは、℃-uteを元気づけるかのように温かい笑顔で見守っていた。私はメンバー一人一人が言ったことは細かく覚えていない(というよりあまり頭に入ってこなかった)が、至近距離から℃-uteの表情、目に浮かべた涙を見て、これは本当なんだな、もう決まったんだなと、事実を受け入れた。会場全体がしんみりと神妙な心情で受け入れている印象だった。少なくとも、断末魔の叫びや悲鳴は聞こえてこなかった。先にネットで広まってみんな既に知っていたというのが大きかったと思う。

そこからステイジから人が捌けて各グループの紹介映像に移った。さすがにあの発表の後すぐに切り替えることは出来なかったが、実のところ私はそこまで悲しい気持ちにはならなかった。第一に、既に朝の3時に一旦ショックを受けてそこから一寝入りしていた。ここに来るまでの間に、自分の中である程度は消化が出来ていた。第二に、冒頭に宮崎由加さんがすぐ目の前をお通りになった上にいわゆるレス(反応)をくださったことで、脳内がやばい物質でいっぱいになってしまった。第三に、℃-uteを含むハロプロメンバー全員が目の前で繰り広げる大迫力の『Good bye 夏男』に圧倒され、ポジティブな気持ちが心の大部分を占めていた。

研修生を除けばハロプロのメンバーは一通り広く浅く知っているはずなのに一人見慣れないメンバーがいて、誰だこれは?と思ったら相川茉穂さんだった。前髪パッツンの髪型に変えていた。そういえばTwitterで誰かが相川さんが前髪パッツンにしたと書いていた。一気に化けて大人っぽくなっていて、びっくりした。以前いわゆるアイドルとおぼしき方々が「オタクはパッツンが好きらしい」と言っていたのを盗み聞きしたのを思い出した。私はオタクではないのだが、相川さんのパッツンには目を奪われた。

トーク・セグメントは「家でゆっくりしていたら宅配便が来た。どんな人だったか」的なお題に、中島早貴さん、植村あかりさん、嗣永桃子さんの三人が前に出て来て答えた。これが何を意味するかをスクリーンに映すのでメンバーの皆さんは目をつむってくださいとまことさんが言うと、宮崎さんはただ目をつむるだけではなく両手で目を覆い被せて、さらに下を向いていた。もういいですよとまことさんが言うと、2秒くらい時間を置いてから元の体勢に戻ったのだが、そのときに驚いたような表情を見せていた。中島さんは「年齢は行っているんだけど、会社の中では新人のおじさん。うまく仕事の段取りが出来なくてあたふたしている。DVDのことをデーブイデーと言う」的な答え。植村さんは「しゃべらなかったらいい人なんだけど、しゃべったらチャラい」的な答え。三人目の嗣永桃子がしゃべり出す前に我々から「おー?!」という期待の声が挙がり、嗣永さんは「おーはやめて」と我々をいなしていた。「これといって特徴もない、可もなく不可もない、凡人」的な回答。それぞれの回答が自分の第一印象を示すというのを知った上で聞くと聞くと三人とも内容がドンピシャだったので、客席から何度も大きな笑いが起きた。その度に中島さん・植村さん・嗣永さんは戸惑っていた。追加で当てられた工藤遥さんは「ヤンキーぽい感じ」(この回答のときの盛り上がりと「え?」という工藤さんの顔も見物だった)、宮本佳林さんは「帽子をかぶって顔を隠している。詐欺師」と答えた。種明かしをされた上で回答の内容がぴったりだとまことさんに言われた植村さんは、えー?そうですか??と微笑みながら困惑し「このコーナーをやる度に(自分の)印象が悪くなる」と愚痴った。「そうだよね」と同調する嗣永さん。このときの植村さんの反応は私にとって少し意外で、どちらかというとこういう場面ではキレて「おい、どういうことだよ」と客席に毒づく印象を持っていた。Juice=Juiceの単独現場ではないからおとなしくしているのか、それとも大人になってきたのか。

昔のハロプロの楽曲を掘り起こしてパフォームするセグメントでは、2001年の2曲が選ばれた。井上玲音さん・佐々木莉佳子さんによる『トロピカ~ル恋して~る』(松浦亜弥)と、牧野真莉愛さん・和田桜子さんによる『悔し涙ぽろり』(中沢裕子)。『悔し涙ぽろり』で牧野さんを見ていたらどうも途中から本当に涙を浮かべているようだった。牧野さんはコンサートの始めから最後までキラキラに輝いていて、本当にリアルで完璧なアイドルだなと改めて思った。

こぶしファクトリーの浜浦彩之さんの顔が小さくて脚が長い。一般の水準に比べたら顔も小さく脚も長いであろう他のメンバーと比べてもちょっと浮いている。脚が頭ひとつぶん短くなってもまったく違和感がなさそう。

司会のまことさんと、つばきファクトリーに加入が決まった3人、アンジュルムに入った笠原桃奈さん、こぶしファクトリーの広瀬彩海さんが話すセグメント。つばきファクトリーへの加入が決まった小野瑞歩さんの趣味はウォーキング。知らない道を歩くのが好き。川のあるところが好き。川が分岐していて、見渡せるのがいい。小野さんはほのぼのとしていて、優しそうな雰囲気。なお、私は8月6日の公演におけるまことさんの司会をひどいとディスったが、今日のまことさんはだいぶよかった。

私の見るかぎりTwitterではRainbow Carnivalの方がSunshine Paradeよりも評判がよさそうだが、私はSunshine Paradeの方がずっと好きだ。セットリストや構成が、比較にならないくらい好きだ。完璧なコンサートだった。既存グループが他のグループの曲をカバーするセグメントがたまらない。Rainbow Carnivalのぶつ切れメドレーより100倍いい。Juice=Juiceの『臥薪嘗胆』はハツラツ感と活力に溢れていた。最後の曲がハロプロ総出演の『泡沫サタデーナイト』だというのが極めつけだった。モーニング娘。単体よりも楽しさが数倍。Rainbow Carnivalのワックなサンバ曲とは比較にならない。今日はDJ役を石田亜佑美が担当した。煽りの台詞が途中から何を言っているのか分からなかった。音源だったらいいのかもしれないが、コンサート会場で言うには台詞が長すぎる。

泡沫サタデーナイト』前の最後の挨拶でまことさんは、「今日は℃-uteから動揺する発表があった。Berryz工房活動休止のときにも言ったと思うが、ハロプロはこうやって月のように満ち欠けを繰り返して輝きを放つ大きな存在だ」というようなことを言っていた。

午後4時58分:退場。特別な意味を持つ公演だったが、私にとっては楽しかった、最高のコンサートだったという気持ちが他のすべての気持ちを上回った。いつものPIZZERIA BAR NAPOLI。ハッピーアワー。カンパリビア。カプリチョーザ。池袋のストリートでスイカと桃を買って、帰宅。

2016年8月14日日曜日

Rainbow Carnival (2016-08-07)

失業者が給付を受け取るためには月ごとに指定される日時にハロー・ワークに足を運び、求職活動の履歴を更新した紙を提出しないといけない。一ヶ月に三回以上、企業の選考に応募するか試験を受けなければならない(厳密にはそれ以外でも求職活動に数えてもらえる行動があった気がする)。無職期間に豊島区民だった私にとって、最寄りのハロー・ワークは池袋のサンシャイン・シティ内にあった。一般的には商業施設として知られているが、色んな会社の事務所が入居している棟もある。いくつか頭にこびりついている光景がある。一つ目は、エスカレーターですれ違うスーツ姿の会社員たち。彼らは私のことを馬鹿にしているだろうと想像した。ハロー・ワークに入るところを彼らに見られたくなかった。二つ目は、ハロー・ワークの施設内で求人票を眺めるシングル・マザーらしき女性。一人の子供を背負って、足元で走り回るもう一人の子供を見ながら、壁に貼り出された最低賃金近辺の仕事を物色していた。三つ目は、サンシャイン・シティ内のTULLY'S COFFEEで時間を潰す有閑マダムの皆さん。平日のTULLY'S COFFEEは、意外と混んでいた。夫が仕事をしている間、ママ友同士で喫茶店で他愛もない話に花を咲かせている彼女たちを見ると無駄に消耗させられた。話の内容を聞いた訳ではないがどうでもいい話なのは彼女たちの弛緩しきった面構えで分かった。

私は今、TULLY'S COFFEEのエールエール広島駅前店でAphex Twinの“Drukqs”を聴きながらポメラのキーボードを叩いている。職がなかった頃の私には、二つのハローがあった。ハロー・ワークと、ハロー・プロジェクトだ。職がある今の私には、一つのハローしかない。ワークじゃない方のハローに集中できる状態がずっと続くのが人として好ましい。8月6日に続き、翌日の7日にも夏ハロコンのRainbow Carnivalを鑑賞する機会に恵まれた。今日もグッズ列は長蛇の列だったので、昨日と同じ作戦を取って入場列に並んだ。入場は定刻の13時45分よりも数分はやく始まった。昨日よりも中野に着くのが遅くなったが、タイミングは絶好だった。中に入ってからほとんど並ばずに日替わり写真を入手できた。宮崎由加さん、高木紗友希さん、牧野真莉愛さん、中島早貴さんの計4枚。昨日はJuice=Juiceメンバーのしか買わなかったのだが、せっかくハロコンに来たのだからJuice=Juiceの単独現場と同じ買い方をするのも能がない。宮崎さんは外せないとして、他の3人についてはJuice=Juiceでもなかなか日替わりを買うことが少ない高木さんと、他のグループでいま気になっている牧野さんと中島さんにした。

高木さんはここ数ヶ月で私の中での順位が急上昇している。昨日のRainbow CarnivalでもMVPだった。牧野さんの『まりあんLOVEりんですっ』は最高のラジオ番組だ。最近見た夢の話をし始めたり、小学四年生のときに学校で書いた作文を読み上げ始めたりと、とにかくドープなんだ。道重さゆみさんの『今夜もうさちゃんピース』のように長く続いてほしい。中島さんは昨日、間近で見させてもらったときの美しさが印象的だった。今の彼女の仕上がり具合は完璧だと思う。そう思ったのを何かしら形にして残しておきたかった。

最近どうも疲れが抜けない。ここ数日では本がじっくり読めるくらいには回復している。とはいえ、まだ万全ではない。席に着くと目をつむって、うとうとした。前方の席にいる紳士による「さくらちゃーん!さくらちゃーん!さくらちゃーん!」という絶叫で起きた。時間を見たら14時45分。ちょうど開演時間だ。いい目覚ましになった。2列という絶好の位置だった昨日とは打って変わって、今日は29列という後ろから4列目それも一番左端という、ジャパネットたかたの高田明氏も良席と強弁して売るのに戸惑うような席だ。当然、双眼鏡(VixenアトレックライトBR 6x30WP)を持ってきた。私は与えられた席によって明確に鑑賞方法を変える『置かれた場所で咲きなさい』的なスタンスを取る。今日はほとんど声を出さず、身体も動かさず、ひたすら双眼鏡でステイジ上の星々を観察した。

シャッフルの一曲目『ドットビキニ』で一番星の宮崎由加さんが登場したのに不意を突かれた。昨日は同曲をパフォームする一員だった金澤朋子さんがいない。宮崎さんの代打だったようだ。もしかすると宮崎さんが本調子ではないというきのう私が抱いた印象が合っていて、今日は幾分かマシになってきたのかな。だとするとよかった。でもやっぱり、双眼鏡越しに見える宮崎さんの様子はいつもの絵文字スロットマシーンではなかった。彼女がステイジにいるときにはずっと見ていたけど、親知らずでも痛んでいるような感じに見えた。いや、まったく的外れかもしれないし、そうであってほしいけど。

まことさんとアンジュルム新メンバー笠原桃奈さんの絡みは昨日よりはよくなっていた。笠原さんが自己紹介のときに好きな戦国武将が石田三成だと言って、何で石田三成が好きなんだと聞くまことさんに、明智光秀に身を捧げたから的なことを答えていた。理由を聞き出せただけで、昨日と比べてまことさんの司会がだいぶ進歩している。

『明日やろうはバカやろう』『KEEP ON 上昇志向!!』のときに金澤さんのおへそが少しだけ見えた。もしかしてこれは歴史的瞬間? 過去に記憶がない。いや、どうだろう、以前も拝見したことがあったかな? まあ初めてではないとしても、少なくともレア(金澤さんの口癖で彼女がブログでも多用する言葉)なのは間違いない。しかしJuice=Juiceのヘソ出しがレアであるという状況は深刻な文化的損失であり、早期に是正されなければならない。衣装をプロデュースしている奴らは自分の仕事の重みを知れ。もう一度『おへその国からこんにちは』から聴け。

田村芽実さんのものだった『恋ならとっくに始まってる』冒頭の台詞は、彼女の退団後、和田彩花さんが受け継いだ。昨日も思ったが、違う。これじゃない。田村さんじゃないとダメだ。この台詞だけではない。田村さんのいないアンジュルムは何かが足りない。私にとってアンジュルムの魅力の大部分は田村さんだったのだと、彼女がいなくなってから分かった。アンジュルム主演ミュージカルの10月8日公演のチケットが当選して既に支払いも済ませてあるのだが、後から同じ日にJuice=Juiceの滋賀公演が発表された。Juice=Juiceを申し込んだ後に、Robert Glasperばりに“Double Booked”であることに気付いた。Juice=Juiceが当選したらそちらを優先するつもりだ。誰か代わりにアンジュルムのミュージカルを観に行ってブログを書いてくれないかな。

今日のトーク・セグメントは、無人島に二人きりで行っても頼りになりそうなメンバーは?的なお題だった。5位:石田亜佑美。料理も出来るしスーパーで安い食材を探してくるのも得意なので、無人島に行ってもうまくやれそうだし「利用できそう」と生田衣梨奈。4位:山木梨沙。スクリーンには「山本」と表示され、やま・き・りさですと名前を訂正する山木さん。お金持ちなので自家用ヘリを派遣して助けてくれそうという小関舞さんに、「クルーザーも用意するよ」と乗っかる。3位:生田衣梨奈。岸本さんだったかな、守ってくれそう的なコメントを発し、生田さんが守るよ的な返しをしていた。2位:矢島舞美。私の周囲では「え、1位じゃないの?」的な反応の観客が多かった。私も矢島さんが1位だと思っていた。1位:岡井千聖。植村あかりが投票していたことを知った岡井さんが「こんな美人が」と言い、植村さんが笑った。「こんな美人が指名してくれるんだから守ってあげなきゃですよ」的に補足した。面白いから一緒にいて楽しそうだし、食べられそうなものを取ってくれそう的なことを言った山岸理子さんに「動きのろそうだもんね」と岡井さん。竹内朱莉さんも岡井さんを選んだ。「タケちゃんは守れない」「何でですか!」。

まだ発売されて間もない曲や、まだ発売もしていない曲が多く、我々はいま一つ乗り切れていなかった。この夏ハロコンはこれからも公演があるので、これから徐々に馴染んでいって乗り方が確立されていくのだろう。『KEEP ON 上昇志向!!』は周りの客席では「へえそう来るのか。面白い」的な空気だった。初めて聴く人が多そうだった。実際、私も昨日はじめて聴いたばかりだ。つばきファクトリーの新曲がいわゆるプラチナ期のモーニング娘。っぽいと思った。『しょうがない 夢追い人』的な印象。路線としては私の好みである。こぶしファクトリーのサンバの新曲はワックだ。たしかにお祭りっぽいしハロコンには相応しいのだろうが、子供騙しの曲に思える。これで弾ける気にはなれない。

2016年8月12日金曜日

Rainbow Carnival (2016-08-06)

VIE DE FRANCEというパン屋で、私が高校生くらいの頃に母親がパート・タイムで働いていた。仕事の帰りによく店のパンを買って来てくれた。お好み焼きパンなぞというのが割とおいしかったのを覚えている。どこがFRANCEなんだと言いたくなる実験的な総菜パンだったが、好きだった。(たぶんいま食べてもおいしいとは思わないだろう。)これを書いている今、私はVIE DE FRANCEの羽田空港店にいる。豆乳アイスロイヤルティー370円を飲みながら、広島行きの飛行機の時間までこのブログ記事を書く。指先で叩いているのは先ほど箱から出したばかりのピカピカのポメラDM100。ポメラとしては通算3台目、DM100としては2台目だ。本ブログにある53本の記事のほぼすべてを書いてきたDM100が今日8月12日にQDT(急に電源が付かなくなった)という悲劇に襲われた。仕方なくビックカメラで新しいのを買った。2万3千円くらい+ポイント10%だった。アマゾンでは20,220円だったが、今すぐに手元にないと困るので店舗で購入した。故障したDM100は、お盆休み明けにキングジムに問い合わせて、修理代金によっては直してもらうつもりだ。予備の機体があってもいい。私にとってそれくらいに代わりの効かない道具であり相棒である。使い始めてから1年半だった。3年くらい持ってほしかった。

8月6日。3回観に行く夏ハロコンの1回目。10時から12時過ぎまで映画『シン・ゴジラ』を観た。「厄介者、学会の鼻つまみ者…」というナレーションが流れるくだりで厄介と学会で韻を踏んでいるのに興奮した。何人かの人たちが石原さとみさんの英語を褒めているのをTwitterで見ていた。私は、英語をよく勉強したというよりはメリケンぽいしゃべり方を体得したという方が正確だろうと思った。あの英語は地味で地道な知識の積み重ねに裏打ちされているというよりは、ひたすら対人で練習を重ねてそれっぽく仕立て上げたというのが私の見立てである。実生活ではカタギの役者が、映画ではヤクザの言葉遣いをしているのと同じだ。実のところ米国人は彼女の英語を字幕なしで理解できるのだろうか? ちょっと怪しいんじゃないかと思う。ただそう思っても言わないだろうけど。外国人の英語をアメリカ人が表立って批判するのは政治的に正しくない。最悪の場合、人種差別主義者として叩かれるだろう。まあ、この話はどうでもいいんだけど。『シン・ゴジラ』もそうだが、Twitterがなければ出会わなかったかもしれない本、映画、音楽はたくさんある。例を挙げるとCharles Bukowski、西村賢太、樋口毅宏、根本敬、Milan Kundera、園子温、fox capture plan…。

13時過ぎ(15分くらい?)に中野サンプラザに着いたところ、会場前は人の塊で埋まっていた。グッズ列だ。見た瞬間に無理と悟って、並ぶのを諦めた。どうやらまだグッズの販売は始まっていないようだ。私が観させてもらう公演は13時45分開場、14時45分開演なのだが、仮に並んだとすると開演にすら間に合わないかもしれなかった。それくらいに人が多かった。そこで作戦変更。グッズ列ではなく入場列に並ぶ。まだ人が少ないうちに会場に入ることが出来れば中のグッズ売場では短い待ち時間で買えるのを経験から知っている。真夏だ。炎天下で延々と待った。これでは観客が多少は臭くなるのは仕方ない。頭にタオルを被せている人がちらほらいた。開場は10分遅れた。途中から日陰に入れたからまだよかったが、後ろの人たちはずっと陽に晒されていた。誰も言わない文句。荷物検査。チケットもぎり。すぐにグッズ売場へ。サクサク進んだ。作戦通りのサクセス・ストーリー。買ったのは宮崎由加さん、宮本佳林さん、金澤朋子さんの日替わり。そしてコレクション写真を6枚。コレ生の取れ高を確認。浜浦彩乃さん、牧野真莉愛さん、佐藤優樹さん、小田さくらさん、中西香菜さん、佐々木莉佳子さん。全員の書き込みが「私の思う夏の風物詩と言えば」というお題に答えていた。浜浦:「冷凍桃」、牧野:「わらびもち」、佐藤:「アイスクリーム」、小田:「水ようかん」、中西:「コンサート」、佐々木:「風鈴」。浜浦さんと牧野さんを残して、残りの4枚を元手に後で宮崎さんと宮本さんを狙いに行こう。

今日のチケットを受け取ったときは声が出た。何せ2列目、中央寄りの通路席である。まあ、2列目といっても中野サンプラザは0列というのが3列あるので実質5列目ではあるが、良席に変わりはない。14時5分頃には写真の購入が終わっていたが、あんまり早く席に着いて席交渉の隙を与えたくなかったので、14時半すぎまで時間を潰してから席に向かった。ももちの旦那さんが3列前にいた。彼はTwitterで席番号を公開していたので近くなのは知っていた。前回にお見かけしたとき(2月の中島早貴さんのバースデーイベント)から髪がだいぶ伸びていた。0列でも当然のように双眼鏡をフル活用していた。

私が最後に足を運んだハロプロの現場は6月26日のJuice=Juice横浜Bay Hall公演だった。1ヶ月半の間ハロプロの現場から遠ざかっていたが、特に欠乏感はなかった。まったり過ごす週末も悪くなかった。でも注意事項の映像の後に客席の照明が落ちて、音楽が流れて、歓声が挙がって、各グループの紹介映像が音に合わせて切り替わっていくと、思わず顔がほころんだ。これだよ、これ。私の休日にはこれが必要なんだ。このワクワクは他には代え難い。ずっとなかったらおそらく耐え難い。それを再認識。2016夏ハロコン、最新式。

ハロプロ研修生の新曲で始まった。花火がどうのという、夏のために作られたような曲だった。途中でスクリーンに花火が上がる演出があった。加賀楓さんの髪型が一段と可愛かった。表情が前よりも柔らかくなった気がする。研修生の中ではひときわ目を引いた。小野瑞歩さんはたしか5月のJuice=Juiceの前座で見たときにちょっとふっくらしたと思ったが、そのときよりもさらにふっくらしていた。もちろんこれは年齢的に当然ではあるのだが、近い将来にどこかのグループに加入をしたいのであればもう少し状態を整えないと厳しいでしょう。新グループの結成と既存グループへの加入によって、残された研修生たちの顔ぶれはだいぶ地味になった。まことさんから岡井千聖さんの手術によるパフォーマンス制限、和田桜子さんと船木結さんの欠場が発表された。稲場愛香さんのカントリー・ガールズ脱退には触れていなかった。

広島に着いて、空港の「つけ麺本舗 辛部」でつけ麺大950円と麦焼酎ロック500円をいただいて、呉に向かうバスの中だ。焼酎が思ったよりも多かった。いい気分だ。いい身分だ。『初恋サイダー』で中島早貴さんが向かい合った(6月26日のJuice=Juiceのコンサートで植村あかりさんが使った言い方だと「シンメになった」)尾形春水さんの髪の毛を直していた。尾形さんが付けていたうさぎのカチューシャの後ろから前に回ってきた毛を、中島さんが後ろに戻すと、尾形さんは照れたような嬉しそうな表情を見せた。私の位置から中島さんが0ずれになる時間が数秒だけあって、ハッとするほどきれいだった。

まことさんの司会の下手さが際だっていた。こんなに下手だったか? 私は氏の司会にそこまで批判的な意見は持っていなかったが、今日はひどかった。アンジュルム新メンバー笠原桃奈さんを呼んで二人で話すセグメントがあった。せっかく彼女をフィーチャーする絶好の機会だったのに自己紹介をさせてそこから話をいっさい広げることなく次の曲に移ったときには本当に唖然とした。

モーニング娘。はヘソ出し衣装が素晴らしかった。一曲だけで着替えてしまったのが惜しい。PRISMツアーのときの衣装かな? 牧野さんは客席から見て右端にいることが多く、私の席からはあまり見えなかった。衣装といえば…ちょっとバスの揺れがひどいからここでいったん書くのをやめよう(といっても次の段落まで既に書いてある)。高木紗友希さんのシャッフル時の衣装が印象的だった。チューブトップの上に透けた紺色のセーラー服。下はたしか白い短パン。高木さんは誰よりも自信と喜びに溢れていた。今日のMVPは彼女だ。

金澤さんがシャッフルに引っ張りだこだった。2016年冬のハロコンでは病気があって休み休みの参加だった。Blu-rayに収録されているのは2016年1月10日の17時半開演の公演のはずなのだが、このときに金澤さんは冒頭にちらっと出ただけで残りは欠場していた。でもBlu-rayを観ると欠場していない。欠場していた曲については別の公演の映像をつぎはぎしている。あのBlu-rayには前方の席で後ろに宮崎と大きく印字されたTシャツを着ている私の後ろ姿が映っている。病気とはまだ戦っているのだろうが、今日は客席から観ている分にはその影響を感じさせない笑顔。大活躍だった。喜ばしい。

金澤といえば、全裸と字面が似ていることでお馴染みだ。私は裸眼での視力が0.1程度なので、メガネをかけていなければ全裸朋子と書いてあっても見過ごす可能性が高い。つまり金澤さんは実質的に全裸と言っても過言ではない。金澤朋子さんの全裸を見たいか見たくないかのニ択を突きつけられたら、見たいというのが私の答えだ。でもその願いは叶わないので、自分が全裸になってホテルでこれを書いているのが現実だ。

今回のハロコンでは毎回「○○なメンバーは?」というお題にメンバーたちが投票した結果を発表するセグメントがあるようだ。今日は「毎晩、鏡を見て微笑んでいそうなメンバー」だった。5位は生田衣梨奈。誰かは忘れたが「えりどうやったらもっと可愛くなると?」と言っていたというエピソードを披露した。生田さんはご本人曰く『彼と一緒にお店がしたい!』というモーニング娘。に加入して半年後くらいの曲の頃がいちばん可愛かったという。4位は嗣永桃子。「3年前だったら1位だったと思う。自分はもっと後に来るなと思って油断していた。メンバーの入れ替わりと時代の変化を感じる」というようなことを嗣永さんは言っていた。3位は宮本佳林。「そんなに見てないですけどね…」と困惑気味な宮本さんに「嘘だね!」とすぐさま突っ込みを入れる嗣永さん(ひな壇で一つ後ろの列にいた)。携帯のカバーの鏡は最近ではペラペラのタイプを使っていると弁明。金澤さんがそれを笑って否定し、いつも鏡の前で決め顔をしていると暴露。いや、それは化粧をしているだけであって顔を決めている訳ではないと宮本さん。佳林ちゃんはメンバーの中でいちばん化粧品を持っている印象があるとまことさんが言うと、チーク三つ、アイシャドー三つくらいは持っているのが女子として当たり前だと釈明する宮本さん。ざわめき立つひな壇。最前列で口をあんぐりさせる和田彩花さん。2位は和田桜子(今日は欠場)。広瀬彩海曰く、投票した7人の大半はこぶしファクトリーのメンバーだという。和田さんは食事中でも鏡で自分の顔を見ながら食べているという。1位は小関舞。ついに私の時代が来たといつものラッパー的セルフボーストをかまし、「4位でしたっけ?」と嗣永さんを挑発する小関さん。美意識が高く、それに比例して自意識も高いとうまいコメントを放つ梁川奈々実さんに複雑な表情を浮かべる小関さん。「3年前なら桃に入れていたんですけどね、今は小関ちゃんの時代ですね」と嗣永のコメントをなぞる矢島舞美さん。「おい! リーダー! どういうことだ!」と抗議する嗣永さん。

宮崎由加さんがどうも本調子ではないように見えた。いつもの表情の変幻自在さ、底抜けの笑顔が今日はなかった。何かこう調子が悪いのを表に出すまいと我慢しているように見えた。宮崎さんは何とシャッフルに一つも参加していなかった。Juice=Juiceとしての出場のみだった。一番観たいメンバーなのに限られた場面でしか出てこなかった。深夜まで起きて観たペルージャの試合に中田英寿が出場していないような感覚だった。

モーニング娘。の『泡沫サタデーナイト』を初めて生で聴いた。理屈抜きで、ただ楽しいだけの曲だ。イントロのうーたかた!うーたかた!の手の動きをやるのが楽しかった。サンフレッチェ広島のエース・ストライカーはピーター・ウタカだ。ベンチ要員なのは浅野拓磨と佐藤寿人のお二方。野中美希さんの笑顔の笑顔度が凄かった。今日のベスト・スマイル賞を贈呈する。以前わたしは笑顔が素敵な社員にステッカーをあげていちばん多くのステッカーを集めた社員がベスト・スマイル賞を贈呈されるという気持ちの悪い会社に所属していたことがある。自分で言っておいてなんだがベスト・スマイル賞という言葉からそのクソみたいな記憶が掘り起こされた。

Juice=Juiceの新曲を三つとも初めて聴いた。第一印象では『Keep on 上昇志向!!』が一番好きだ。初めて聴くにも関わらず自然と馴染んできた。Michael Jacksonぽかった。ダンスにムーンウォークぽい動きがあったし、曲のフックが“Thriller”のようだった。家に帰ってから“Thriller”を聴いてみたらやっぱりオマージュと言っていいほどに似ていた。ラジオ番組“We are Juice=Juice”で高木さんと金澤さんがこの曲のレコーディング時にマイケルっぽくやってくれと言われた等のエピソードを披露していたことを知った。Michael Jacksonを明確に意識した曲だったのだ。

もちろんハロコンが最高で今日も楽しかっという前提の上での比較だが、今までに観てきたハロコンの方が好きだ。私にとってハロコンの魅力を一言で言うと、それは二つの眼で拾いきれないくらいの情報量である。ステイジで歌い踊るメンバーたちがいれば、両脇のひな壇で思い思いにふざけたり乗ったりしているメンバーたちがいる。ハロプロ全員が一気に登壇して曲を披露する。どう頑張っても見所のごく一部しか把握することが出来ない豪華さ、贅沢さ。お祭り感。今日はパフォーマンス中のひな壇がなかった。夏にまつわるメドレーのセグメントではグループが代わる代わる出てきたが、あまりにもぶつ切れすぎた。細切れのメドレーをやるなら全員でやってほしかった。

16時43分頃に終演。水分補給を怠っていた。喉がとても渇いた。すぐにでも何かを飲みたかったが、まずはコレ生の交換だ。テントに入って右奥の紳士と取引。佐藤→宮崎。小田+中西→宮本。無事に宮崎さんと宮本さんのコレ生を手に入れた。上出来。まだ東京の初日が始まったばかりなので交換の胴元に在庫が揃っていないようだった。特に宮本さんのは胴元の紳士が1枚しか持っていなかったらしく、だいぶ渋っていた。中野サンプラザから徒歩数分のPIZZERIA BAR NAPOLI。15-18時のHAPPY HOUR。カンパリビア。ナポレターノ。カンパリビア。1,180円。ほろ酔い。帰宅。