2019年10月29日火曜日

田村芽実バースデーライブ 2019 (2019-10-26)

糖質を避けられそうな店が見つからない。昼食をコンビニのゆで卵で済ませるのも視野に入れ始めていたところ、キッチン・カルネという救世主が現れた。新橋駅前。ステーキ屋さん。カウンター中心のペッパー・ランチ的な店のつくり。気軽に一人で入れる敷居の低さ。厚切りリブロース180g 1,800円。ソーセージ200円。もちろんコメは頼まない。今週は明日をチート・デイにするので。肉を塩とコショウで食って、付け合わせのもやしを大根おろしとポン酢で食う。国産牛なんだって。なかなか質の高い肉だった。この辺に来る機会があれば再訪したい。今日は第1部が始まるのが13時なので、この辺で昼食を摂る必要があった。土地勘がないのだが、これ以上ない答えを出すことが出来た。店を出る際にLevi's Vintage Clothingのデニム・ジャケットを羽織ろうとしたらボタンが一つ取れた。

スペースFS汐留。初めて行く会場。この辺のはずなんだけどなとiPhoneの地図を開いてキョロキョロしていると、道路を挟んで向かい側の建物の階段を上がったところにややキモめな人たちが溜まっているのが見えた。あそこに違いない。合っていた。目印になってくれて助かった。何なんだろうね。オタクさんっていうのはオタクさんだって見たら分かるんだよね、大体。特に複数人で固まっているとさ、もう一般社会にカムフラージュ出来ていないんだ。自分も誰かに同じように思われているのかもしれないけど。12時10分に開場の扉前に到着。人が増えてきた。狭い。落ち着かない。奥が喫煙所になっていたのでタバコ臭くなってきた。開場時間は12時半。12時40分まで階段の下で過ごす。12時19分、誰かが話しかけてきた。イヤフォンを外す。黄色いドンキの袋を持った中国人らしき紳士。日本語で新橋駅への行き方を聞いてきた。(田村芽実さんのオタクさんがバースデー・メッセージでも募っているのかと思った。)自分もよく分かっていないのだが(有楽町駅から歩いてきたので)あっちだと感覚で教える(結果としては合っていた)。同じように下で待っている中に℃-uteさんのQUEEN OF J-POP Tシャツを着ている紳士がいた。なぜ?と思ったが、普通の服を持っていないんだろうな。12時39分、前身頃に韓都、後ろにいくつかの店舗ロゴとYAKINIKUという文字が印字された黒いTシャツを着た20人くらいの集団が前を通り過ぎた。

田村芽実さんは4日後の10月30日で21歳になられる。今日はそれを祝したコンサート。土曜日。Hello! Projectだったらこういう日程の組み方はしてこない。当日にせよそうでないにせよ、バースデー・イベントはほぼ確実に平日。お誕生日の当日というのには大きな意味があるが、そうではないのに平日にイベントをぶち込んでくるのはフルタイム労働者のこちらからすると負担でしかない。こうやってお誕生日にいちばん近い土日にイベントを組んでもらえると、我々にとっては都合がつけやすく(もちろんすべての労働者が土日休みではないが)、ご本人にも恋人や家族と過ごせる余地を残すことが出来る。Victor Entertainmentさん。まともな神経である。Hello! Projectはよく言えば熱心なファン、悪く言えば常軌を逸した人間でなければ参加できないような日時にイベントを組むからそういう人が観客の主流になるという面もあるのではないだろうか。私が田村さんのバースデー・イベントに行ったのは2015年12月3日が最初で最後。いま調べたら木曜日だった。これはひどかったな。お誕生日から一ヶ月以上たっている上に平日。

第1部 12時半開場 13時開演

荷物検査なし。チケットのもぎりだけ。ロビーの机にファンクラブの入会案内と『ウエスト・サイド・ストーリー』のチラシが積んである。取りたい人が自分で取るようになっている。花は松井五郎さんとファン一同から送られていた。2020年のカレンダー予約に人が集まっている。田村さんのに限らずカレンダーなんて誰が買うんだと思っていたが、みんな買うんだね。今日の席は、第1部がD列の4番。第2部がD列の10番。四列目。A列から人が座っていた。私とステージの間にインパクトのある禿げ頭が鎮座している。そればかり目に入ってしまうのではないかと不安だったが、開演後は照明が落ちて気にならなかった。視界が良く、田村さんの全身が常に見えた。

ミュージカルの曲、『舞台』、最後に『虹』という構成。正直なところミュージカルの曲は分かる曲がほぼゼロで、楽しみきれなかった。ディズニーから何曲か。『ポカホンタス』がディズニーでいちばん好きだと田村さんはおっしゃっていた。一曲『マリーゴールド』の曲があった(田村さんによる曲紹介でそれを知った)。私は同舞台を二度、観劇したのでその曲は聴いたことがあったはずだが、この曲アレだッとはならなかった。もちろん曲を知らずとも田村さんの迫力ある歌唱はそれだけで聴きに来る価値があった。キーボードとバイオリンのみの伴奏による『舞台』が新鮮だった。ドラムがない分、キーボード担当者さんが他の曲よりパーカッシヴなプレイ・スタイルを採っていた気がする。

・ようこそ田村芽実のバースデー・ミュージカル・ライブへ、と我々を歓迎する田村さん。このコンサート開催に至るまでの裏側を明かす。曰く、当初はバースデー・イベントになる予定だった。わがままを言ってライブにしてもらい、わがままを言って生演奏にしてもらい、わがままを言って豪華なセットを組んでもらった(15個くらいの花瓶に入れられたさまざまな花や植物)。私をお祝いしに来てくれた人たちに歌で最高のギフトを届けたい。たくさん練習してきた。去年はここでバースデー・イベントをやったんだよね。(客からの指摘で去年はrelease partyをやっていたこと、この会場でバースデー・イベントやったのはおととしであることに気付く田村さん。)おととし来てくださった方は今年は随分と気合が入ってるなと思うかもしれません。私のライブは普段は立ち見。今日は座席。普段は皆さんがこういう感じ(窮屈そう身振りをする)で観ている。今日は人と人との距離があって、皆さんが仲悪そうに見える。今日は肘置きがあるので。近くにいると仲良さそうに見える。
・告知のセグメントでは、ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』についてお話をされているとき、田村さんはひときわ嬉しそうだった。マリア役。初のヒロイン。自分の口から皆さんに早く言いたかった。最後に、マネージャーさんから言ってねと言われていると前置きして2020年カレンダーの宣伝。恥ずかしい、やだー。沖縄で撮影した。衣装などもすべて私がプロデュースした。一年中わたしと一緒に過ごしたいよ、という方は買ってみてください。会場を出たところで予約を受け付けている。予約特典はクリアファイル。
・気合を入れすぎて、私の誕生日をお祝いする場だというのを忘れていた、と田村さん。もし私が好きな人のお誕生日を祝いに言って向こうが一方的に歌っていたら、おめ…おめ…という感じ(言い出したいのにタイミングがなくて困っている感じ)になると思うので。きっと皆さんは私におめでとうと言いたいだろうから。と自分で言うのもなんですが、私がせーのって言ったら、めいめいおめでとう!と言ってください。いきますよ、せーの、めいめいおめでとう!
・少女って魅力的だなと思う。男性には男性の美しさがあるとは思いますが。まだ自分の魅力に気付いていなくて、色んな人と話したり勉強したりして女性になっていく途中の儚さ。自分も少女の儚さをずっと持っていたいと思っていた。でも21歳になって、いつまでもその考えではダメなのかなとも思っている。
・(最後の曲『虹』の前に)昨日、(『ラヴズ・レイバーズ・ロスト-恋の骨折り損-』東京公演の)千秋楽だったので(切り替えられるか)不安だったが、なんとか1公演目を無事に終わらせそうな予感がする。
・(『虹』が終わって捌けてから続く拍手に応えてステージに登場し)アンコールちょうだいの演出をしていないときのアンコールの拍手ってこんなに嬉しいんだなって。

じっと座って静かに観るという様式も手伝って、途中、眠くなってしまった。昨日は朝に起きた時点からだるさがなかなか抜けなかった。16時くらいにようやく調子を取り戻した。何なのかは分からない。まだ回復しきっていないのかもしれない。14時3分、外に出る。サテンに入ろうかとも思ったが、迷っているうちに待ち時間も少なくなってきたので、その辺をウロウロしてやり過ごした。

第2部 15時半開場 16時開演

第1部には見なかった(私が見落としていただけかもしれない)Victor Entertainmentの代表取締役からの花があった。15時47分、席で“The Good Immigrant”(何か期待に反してあまり面白くない)を読んでいるとエッチな匂いがする。顔を向けると同じ列の左に脚を露出した若いナオンがいた。Hello! Projectのバースデー・イベントではまず見ない光景。田村芽実さんはこういう客層も掴んでいる。

・第2部の前においしいお弁当を食べ過ぎて、お腹に息を吸うスペースがない。でも何とかここまでやれている(序盤だった)。
・『ウエスト・サイド・ストーリー』への出演は、自分の口から皆さんにご報告したかった。ようやく今日できた。オーディションを受けた。(オーというヘッズの反応に)色々と受けているんです。まさか受かるとは思っていなかった。来日公演を観に行った。普通は舞台と客席が分かれている。回転する客席。『ウエスト・サイド・ストーリー』の世界に入れる。自分も出演者になったような感覚になれる。
・『ヘアスプレー』。渡辺直美さんのライバル役。渡辺直美さんに負けないパワーを出す(第1部でも同じことをおっしゃっていた)。
・カレンダーは沖縄の名護で撮った。
・『ラヴズ・レイバーズ・ロスト-恋の骨折り損-』は知り合いが観に来ていた。以前の作品の共演者。劇中は客席が真っ暗だし演技をしているので観ない。カーテン・コールで客電がついてから気付いて手を振った。そうしたら、めいめいだと気付かなかった、めいめいも出てたんだね、と言われた。その人は他の出演者を観に来ていた。めいめいと気付かなかったというのは最高の褒め言葉。ガムをくちゃくちゃ噛みながら登場するような役。
・山口百恵さんか好き。『蒼い時』という本。読んだことある人? (ごく少数の人が挙手)やっぱ世代が…。私は中学生くらいのときに読んだ。山口さんが21歳の時の本。私も21歳になったらこんな言葉を書ける人になるんだなと思っていたが、自分が21歳になってみてまったくその気配がない。お母さんにそれを話したら、お母さんも21歳の時に同じことを思っていたそう。
・(最後に捌けてから我々の拍手を受けて再登場して)本当に恥ずかしい。こんなドレスを着て歌うのが。素敵なセットで。お姫様のような。それだけ(『ラヴズ・レイバーズ・ロスト-恋の骨折り損-』で演じた)ジャケネッタに寄り添ってきたんだなと…。それは置いといて、何かひとつ話したいなと(数秒間、考え込む)。ミュージカルのコンサートをいつかやりたいとマネージャーさんと前から話していた。なかなかその機会がなかった。バースデーでやればいいんじゃね?となってこういう感じにした。これからも歌だけは歌い続けていきたい。これからも来てくださいと言ったら押し付けになるから言いたくない。私は皆さんが聴きたいと思う歌を歌えるように頑張るから、いいんじゃね?と思ったら観に来てほしい。

第2部の前にストリートを歩き回って眠気を振り払ったつもりだったが、第1部よりもうとうとしてしまった。残念。第1部より会場内の温度が高かった気がする。半袖Tシャツでも少し暑い。17時1 分、外に出る。17時45分頃、帰りの電車でTwitterを眺めていると、Hello! Projectの有名おまいつであられるサムライさんが警察に連行されたという情報が画像付きでタイムラインに流れてきた。

2019年10月25日金曜日

つばきファクトリー 秋の感謝祭 ミニライブ&握手会イベント (2019-10-20)

ステラタウン大宮。大宮駅ではない。土呂駅。分かっている。前にも一回、来たことがある。TKda黒ぶちさんのアルバム“Live in a dream!!”を聴きながら電車に揺られる。高品質なトラック、心地の良いフロウ、韻がどうこうの以前に耳を傾けたくなるちゃんとした歌詞。昨日はじめて聴いたときは手に持っていた本を開くことなく最後まで聴き入ってしまった。この人は1stアルバム“LIFE IS ONE TIME, TODAY IS A GOOD DAY.”もよかった。バトルMCさんとして有名なラッパーさんで繰り返し再生するに値するアルバムを作れる稀有な存在。バトルMCさんのほとんどは残念な音源しか出していない。電車で壁腕立て30回。前に来たのが2017年の11月だったので、駅からの道のりは正確に覚えていない。気持ちの悪そうな人たちについていけば目的地に着くだろう。100メートルほど先にいるふくよかな中年男性二人組に目を付ける。明らかにまともではない。ただの気持ち悪い人たちだったらどうしようと不安になり、結局はiPhoneで地図を開く。

私のモチベーションはそこまで高くない。昨日、横浜で横浜F・マリノス対湘南ベルマーレを観ていたので、今日は静かに試合をDAZNで観直すなりしてまったり過ごしたかったというのが気持ちの何割かを占めていた。今日のCD予約販売開始は9時半。9時16分に列に並ぶ。100人以上はいるかな。さっきの腹が出た中年二人組が後から列に加わった。案の定、同志だった。彼らが来たのは私が列に並んでから3分後だった。歩くのが遅いのだろう。ココ以外には居場所があり得ないというパーフェクトなナリ。瓜二つ。類は友を呼ぶという言葉を体現している。二人とも携帯の扇風機を肩掛けのカバンに取り付け、腹のあたりに風を当てている。メシはどこにしようかと話し合っている。サイゼリヤが有力候補のようだ。私の三つ左に、紫系に染めた髪を後ろで結んだ愛香と仲良しの紳士。微妙に汗ばんでくる天気。半袖Tシャツでちょうどよい。雨よりはマシ。上下adidasの長袖climaliteで足元はクロックスのヤンキー的な格好をし腹の出た中年オタクさんの乳首が浮いている。9時半の段階で私の後ろには30人くらい。定刻ちょうどに販売開始のアナウンス。昨日200なんぼ引いたの。すごくない? 9枚買って200なんぼ(昨日つばきファクトリーさんは名古屋でrelease partyをやっていたのでそのことだろう)とお仲間にまくし立てる女性。販売所に近づくと係員の女性が予約用紙を渡してくる。郵送の場合、送料が900円。この値段はアグリー。Agreeではない。Ugly。いつものように、release partyの回数分だけという最小限の買い方。3枚。売り場の紳士が券を引いて渡してくれるという、初めてのパターン。番号は、1回目が、5!! 2回目が614。3回目が、28! めちゃくちゃ引きがいいじゃないか。興奮。上げるまでもなく上がるモチベーション。

10時14分、ミスター・ドーナッツ。ポン・デ・リング。チョコ・ファッション。ホット・コーヒー。475円。今日はチート・デイなんで、何を食ってもいいんだ。昨日、禁止薬物(ジャガイモを少しと、加糖されたアイス・コーヒーを少し。あと、チャナ豆使用で低糖質とはいえチャパティ)を摂ってしまったので大手を振ってチートしていいのかは微妙だが…。11時7分、某おまいつさんが多目的室に入っては扉を開けたり閉めたりしてキョロキョロと周りを伺っている。どうした。JKを連れ込んで円光でもしているのか? 男性化粧室の小便器では有名な新沼希空さん支持者さんと連番してしまい、思わず顔を伏せる。建物の裏でスクワット30回。壁腕立て30回。今日は1回目が12時半開始。通例だとその1時間くらい前にリハーサルをやる。始まりそうになったら分かるように、付近をウロウロする。が、その気配なし。11時38分、スクワット30回。壁腕立て30回。まだやりそうな雰囲気なし。11時41分、愛香と仲の良い紳士の金髪相棒さんが現れる。新沼希空さんのお誕生日だけあって錚々たる面子が次々に現れる。新沼希空さんの有名支持者がマツモトキヨシからオランジーナを持って出てくる。11時58分、仮装した黒人のオジサンに先導された仮装した子供たちがtrick or treat, trick or treat, give me something good to eat! と歌いながら練り歩く。それを撮影する親御さん。

女:(ステージでひざまずいて数字のテープを貼っているアルビ兄さんを見て)ねえあのオジサン何?
男:ああ、いつも(イベントの)前にいる
女:あそこで何やってるの?
オジサンじゃなくてお兄さんだろ。

12時3分、アルビ兄さんが場内にアナウンス。Release partyの告知。新沼希空生誕祭。ライブの観覧フリー。CD予約握手券は三部とも予定枚数終了。

1回目 12時10分集合 12時半開始

何番ですか? 5番です。わたし6番です。ほくほく顔の紳士。よく見る人だ。少し話してみる。何枚くらい買われたんですか? 2枚です(たぶん1回目だけで2枚という意味)。おお。運がよかったです。何枚くらいですか? 全部で3枚です。おおスゴイじゃないですか。でも2回目が600何番とかでした。私700何番です、ワッハッハ。12時8分、5番が呼ばれる。6番の紳士が2番の有名新沼希空さん支持者さんに冷やかされる。またいいところにいてー(笑)的な。お知り合いなんですかと聞いてみる。ええ、顔見知りです。そうなんですか。何度も現場に来るうちに…。最前の右寄り(ステージに4番まで貼ってあるテープの3番の前あたり)を確保。12時18分、ここでつばきファクトリーさんがステージに現れ、リハーサル。既に衣装をお召しになっている。私服姿を拝見できないのは残念。お誕生日おめでとうと書かれたたすきを谷本安美さんがかけている。違う違う、とヘッズが突っ込む。『初恋サンライズ』。近くて緊張する。肌の質感がよく分かる。生々しい。目の前の小野瑞歩さんに目を合わせての笑顔をいただいた。皆さんが着用しているのはつばきファクトリー ライブツアー2019春・爛漫 メジャーデビュー2周年記念スペシャル(Blu-ray)でいうと『YOUR SONG~青春宣誓~』から『今夜だけ浮かれたかった』までにあたる衣装。中の白い短パンが見える。ありがたや。曲が終わると、いいと思いますと岸本ゆめのさんが左側の音響担当者に伝える。アルビ兄さんの前説。ステージが低い。(実際、私の膝くらいまでしかない。)赤い線を引いた。その前は統率のとれたジャンプ以外は禁止。優先エリアの人はもっと前に詰めて。今日はパンパンでいきますから。(そう言うアルビ兄さんはお腹もパンパンだ。何か対策を取らないといけない。彼ほどではないが、私も他人事ではない。だからHIITと高地環境トレーニングと食事制限をして毎晩冷水のシャワーを浴びている。漠然と健康的でありたいと願うだけでは不十分。数字で計測しなくてはならない。筋肉量を増やし(私は標準よりも少ない)、体脂肪率を下げたい(筋肉が少ないのでもともと高め)。メンタリストDaiGoさん曰く男性の適正な体脂肪率は8-15%らしい。15%まで落とせたら最高。一時期、17%くらいになったことがある。昨年の11月だったかな。ストイックに糖質制限をして。でも12月の健康診断では20%くらいに増えた。この理由は分からない。17%の計測がそもそも間違っていたのだろうか? 今はそこから更に増えている。話を戻すと、アルビ兄さんは今日が新沼希空さんの二十歳のお誕生日であることを強調し、オール・フォー・希空で行くぞお前ら的なことを言って我々を煽った。今日の彼が着ているのはチェルシー18/19ホーム半袖。下はNIKEの黒ロング・パンツ。スニーカーもNIKE。9時半の時点ではNIKEの黒い上着を羽織っていた。

1.『初恋サンライズ

2.『春恋歌
3.『表面張力~Surface Tension~』
4.『ナインティーンの蜃気楼('19 Summer Ver.)』
5.『帰ろう レッツゴー!』

春恋歌』のイントロで嬉しそうに頭を振る仲間Tシャツの女マネージャーさん。

今回だけ新沼希空ヒストリー語りたかった(新沼さんが自らのヒストリーを振り返る)
・生後9ヶ月で歩き出した
・小学生のときリレー学校代表に選ばれた
・中学生のときにちょっと変わってるねと先生に言われたのをきっかけにアイドルになった(先生ありがとう!という野次が飛ぶ)。研修生に入って、つばきファクトリーに選ばれた
・アイドルが好きになったのは3歳(4歳?)の頃。松浦亜弥さんとか藤本美貴さんとかをテレビで観て(パピコのコマーシャルねと岸本ゆめのさん)
・19歳の一番の思い出は尾てい骨を骨折したこと

6.『友情 純情 oh 青春』(Berryz工房)

ふと背徳感に襲われる。こんなことをしていていいのか。何をやっているんだ私はという疑問を、大声を出してメンバーさんの名前を叫ぶことで振り切った。思い切り声を出すのが爽快だった。普段の生活では大きな声を出すことがほとんどない。アイドルさんの現場は、自分が持っている力を振り絞ることの気持ちよさを思い出させてくれる。同じことを私はHIITでも感じている。プログラムの一つに両足でキックをする動きがあるのだが、それをやった後はやけに充実感がある。

最前というのは本当にいいものだ。メンバーさんがターンする度に衣装の中にお召しになっている短パンが見えるし、小野瑞歩さんのスカート裾に糸のほつれがあるのに気付くことが出来た。目の前で『表面張力~Surface Tension~』の野さんのキックを目撃するという幸せ。一瞬すぎて私の動体視力ではその部分の全容を把握できなかった。一時停止してステージに上がり詳細を確認したかった。

13時1分、ミニ・コンサート終わり。

全員握手

新沼希空さん
谷本安美さん
小野瑞歩さん
秋山眞緒さん
岸本ゆめのさん
山岸理子さん
小野田紗栞さん
小片リサさん

13時11分、最初に握手に通された子連れ集団が終わってからはめちゃくちゃ速くなっていて安心した。全員握手はこうであるべき。速さのせいにして自分の技量の低さをごまかせるから…。音楽と周囲の音で会話が聞こえづらい。それでいいんだ。会話をしたけりゃ個別握手会に行くんだ。

新沼さんには当然ながら二十歳おめでとうと申し上げた。それ以外は会釈で通した。秋山さんは見えました! と声をかけてくださった。岸本ゆめのさんも、あ、いた! とおっしゃっていた。新沼希空さんはお誕生日おめでとう書かれた(谷本安美さんがリハーサルで掛けていた)たすきを掛けていた。

13時37分、再び開放された優先エリアがに入る。新沼希空さんの有名支持者さんと山岸理子さん支持者の紳士(私は以前、この方と握手券を交換したことがある)がループ合戦を繰り広げていた。13時41分、後者の紳士が離脱。そこからの展開は私の想像を超えていた。何と最後まで残った新沼さんの有名支持者さんがつばきファクトリーさんのメンバーさん全員と順番に90秒ずつの握手を行い、一人で衆人監視の中ステージ上のメンバーさん8名を12分間独占したのである。こんなことが起きるのか…スゴすぎる。一体何枚買ったらこうなるんだ。私は唖然とした。いい大人が何をやっているんだ、とは思わなかった。ただただ、圧倒された。

13時56分、新沼希空さんが我々に声明を発表する。今日のセットリストは三部とも私が考えた。みんなの髪型も私がしてほしいなというのにした。2部、3部も楽しみにしてほしい、というようなことをおっしゃって1回目が終了。

14時9分。この時間でもこの施設のフード・コートは席を探すのが難しいほど混んでいる。何メシを食ってるんだこいつらは。14時14分、KFCでチキン・フィレ・サンド単品ひとつ。同じ建屋のスーパー・マーケットでインドの青鬼350mlを購入。レジが混みすぎなんだよめんどくせえな。ビール一缶を買いたいだけなのに。外で立って食って飲む。少しいい感じになった。これはジュース、もう一杯だ。そうすればもっと気持ちよくなれる。14時32分、12%のハイボール(八海山よろしく千萬あるべし焼酎ハイボール350ml)を買い足す。飲み干す。14時32分、ステージ付近に戻るとアルビ兄さんが通行人向けに喋っている。

2回目 14時40分集合 15時開始

番号がアレなんで、後方で楽しむ回と決めている。614番はアルコール抜きでは無理。番号の呼び出し。14時46分、300番。14時47分、500番。14時52分、優先エリア右端のほぼ一番後ろに陣取る。15時、アルビ兄さん。ここはステラタウンさんだ、もっと盛り上がれるんですよと我々に熱狂を求める(規制の少ない会場のようだ)。ステージに登場したメンバーさんたち。ジャケットを脱いでいる。今日の気温、ありがとう。でも1回目から脱いで欲しかった。最前でメンバーさんのワキを高精細で見たかった。

1.『雪のプラネタリウム』

2.『純情cm(センチメートル)
3.『ドッカ~ン カプリッチオ』(モーニング娘。)
4.『可能性のコンチェルト』
5.『三回目のデート神話』

新沼希空の今夜だけ褒められたかった(新沼さんのいいところを他のメンバーさんが当てる)
岸本ゆめのさん:答えがあるってこと?
意外と…とヒントを出す新沼さん。頭がいい、とメンバーさんの誰かが言い、意外と頭がいいは失礼だと笑いが起きる
小野瑞歩さん:優しい
岸本ゆめのさん:ダンスキレッキレ
(おから始まると新沼さんがヒントを出す)
小野瑞歩さん:思いやりがある
小片リサさん:面白い 正解
谷本安美さん:お口が可愛い
秋山眞緒さん:構ってちゃん
(良くも悪くも…という新沼希空さんのヒント)
小野瑞歩さん:めんどくさい 大雑把
谷本安美さん:几帳面
(せから始まる、と新沼さん)
小野瑞歩さん:せっかち せこい
岸本ゆめのさん:正統派じゃないしな…清楚?
正解は、繊細(正解者は誰だったか…)
谷本安美さん:ガラスのハートってこと? 繊細って
岸本ゆめのさん:(きそちゃんは)根が面白いタイプですよね。ゆめと違って。私はボケるので

6.『ハッピークラッカー』

私は小野さんのラインで何度も飛んだ。これが後方の正しい楽しみ方。ゾクゾクするような快感がある。

最後の『ハッピークラッカー』では無心に乗ることが出来なかった。この曲で疑問を持たずに飛ぶにはアルコールがまだ足りない。アルコール9%のビールと12%のハイボールを飲んでもまだ足りない。

15時33分、3回目に来なかったら意味がないくらいのセットリストになっているぞ的なことをアルビさんが言う。

全員握手

新沼希空さん 
小野瑞歩さん
小片リサさん
秋山眞緒さん
小野田紗栞さん
岸本ゆめのさん
谷本安美さん
山岸理子さん

新沼さんにお酒飲んだ? とお聞きした。まだー、とのことだった。小野さんはあっさり目だった1回目より笑顔が強かった。

16時11分、スクワット30回、壁腕立て30回。16時15分、優先エリアに戻る。ステージでは二人のオタクさんが握手を続けている。メンバーさんたちと一人30秒ずつの個別握手を繰り広げる、シャツのサイズが適正よりも一つ大きい紳士。もう一人は髪のトップを青く染めてピアスをした老紳士。シャツのサイズが違う紳士は16時24分に離脱。夢見心地でふらふらしているのか、ちゃんと歩けていない。青い髪の老紳士は60秒ずつの個別握手。待機中、隣の新沼希空さんと何やら盛り上がる小野瑞歩さん。秋山眞緒さんと手を繋いで盛り上がる小片リサさん。16時29分、青髪さんが離脱。女マネージャーさんと会場関係者らしき人がつばきファクトリーさんを記念撮影。すると今度は我々を背景に撮影する流れに。16時32分、顔隠さずに載せますと新沼希空さんが宣言する。私は写らないように少し離れた位置に移動したが、近くにいた岸本ゆめのさんが入らなくていいんですか? 後悔しますよ? などと何度も圧をかけてきた。私はそれに受け流せず写真に収まってしまった。その写真は後につばきファクトリーさんのブログに掲載され、観に来ているのがオジサンばっかりだ、メンバーが可哀そうだ等とTwitterで好き放題に揶揄されるフリー素材と化した(新沼さんが宣言した通りに我々に加工をせずそのままお載せになったのである)。実際には女のオーディエンスもある程度はいた。あの写真には精鋭が集っている。

16時33分、メンバーさんが捌ける。16時42分、スクワット30回、壁腕立て30回。16時47分、SY32のロングTシャツを着てヒゲを生やした、子連れでショッピング・モールに現れる勝ち組の青年。16時54分、ジュース、もう一杯。八海山よろしく千萬あるべし焼酎ハイボール350ml。17時6分、アルビ兄さんがぼちぼち集合やでというアナウンス。集合場所であるQBハウスの裏。17時7分、有志の方から新沼希空さんのお誕生日をお祝いするためのペン・ライトを受け取る。オープニングでお願いします。オープニングで。3本目の酒はあんま効かねえな。

3回目 1710集合 1730開始

17時13分、最前の右端。スピーカーのすぐ前。1枚ずつ買って3回中2回で最前に行けるとは(山子さんとサさんが短パンの下にお召しになっている黒いアン・スコを確認した。み、見ようとしたわけではなく、不可抗力で)。アルビ兄さんの前説。1回目と2回目の公演名はこぶしからパクりました、と軽く笑いを摂ってから新沼さへの思いを語る。新沼さんは研修生としてはよく怒られる人だった。口をへの字にして、泣かないという印象。つばきで一番最初にやめちゃうんじゃないか、と思っていた。新沼希空だから独特(苦難の乗り越え方が独特だった、的なニュアンスだったような)。今後とも活躍に期待している。有志の要求通り、パーティ開始と同時にペンライトを光らせるヘッズ。小野田紗栞さんがいちばん反応している。右手を帽子のつば的にして。

1.『低温火傷

2.『ハナモヨウ
3.『私がオバさんになっても』
4.『付き合ってるのに片思い』(Berryz工房)
5.『シャボン玉』(モーニング娘。)

新沼希空の今回だけクイズ出したかった
Q.生まれたときの体重
小野瑞歩さん:2,980g 正解
298(にーきゅっぱ)の女だな、と誰かが言う。
Q.幼稚園の時に残した給食
岸本ゆめのさん:ピーマン 正解
Q.モーニング娘。オーディション前日に食べた食べ物
答えは、つばめグリルのハンバーグ。(正答者は誰だったか、小野さんだったかな?)
Q.研修生になって初めて会った先輩は
小野瑞歩さん:小田さくらさん 正解
物販撮影中にお会いした。感動した
Q.つばきファクトリー誰を推す?
答え:小野田紗栞さん。推し遍歴的にキャラのある子が好き
(この部分やこの記事に限らずだが、私の記憶と記録が間違っている箇所もあるかもしれない)

6.『今夜だけ浮かれたかった

メンバーさんが捌けた後、18時6分、きそら! きそら! という我々の掛け声で戻ってくる新沼さん。誕生日には毎年、何かしらのイベントをさせていただいているのが嬉しい的な談話。18時9分、終わり。

全員握手

秋山眞緒さん
小片リサさん
小野田紗栞さん
岸本ゆめのさん
小野瑞歩さん 
山岸理子さん
谷本安美さん
新沼希空さん

ありがとうございますと声を掛けてくださる小野さんに、大好きですとアルコールの力を借りて申し上げた。やったぁ!という最近お気に入りらしいお返事(バースデー・イベントのお見送りでも聞こえてくる大体の声がやったぁ!だった。)をしてくださった。今日の3回公演を通して谷本安美さんが本当に美しいなと思っていた。それをお伝えしようかと思ったが本人を前にすると無理だった。18時56分、最後も新沼さんの有名オタクさんが最後まで残る。1分45秒だったか、もっとだったか、いずれにしてもメンバーさん一人あたり2分近くずつ、つばきファクトリーさんたちと楽しそうにお話をされていた。1回目、2回目もそうだったが、最後の一人はアルビ兄さん自らが剥がしを務めるというVIP待遇(?)。19時1分、帯のようにたすきを巻く新沼希空さん。19時9分、その様子を見ながら、一体何を話してるんだ…一人と3分くらい話してるぞ…という周囲のオタクさんの声が聞こえてくる。

最後のコメント
秋山眞緒さん:きそちゃんの嬉しそうな顔が見られてよかった
小野田紗栞さん:新沼希空ちゃんの三つ編みが好き。やってみた
小片リサさん:きそらちゃんが二十歳になった。大人がまた一人増えて嬉しい。三回ともいろんな曲をやれて楽しかった
岸本ゆめのさん:私はまだ子供。二十歳になるのはすごい。子供から大人。握手会で元気出たよと言ってもらえることが多い。生きていて色々あると思う。私は皆さんに元気を与えられる存在でありたい
小野瑞歩さん:関東での初めてでの6枚目シングルのイベント。久し振りに見る方、初めましての方。これだけたくさんの方が来てくださった。新沼希空ちゃんの、人に愛される力。きそちゃん大好き
山岸理子さん:3公演あっという間だった。30分くらいなので 
谷本安美さん:きそちゃん二十歳のお祝いで電話をかけたら全部キャンセルされた。そういう冷たいところあるが、全部好き
新沼希空さん:あみちゃんの連絡をキャンセルしたのはお風呂に入っていたから。ツアーが始まって他のメンバーの誕生日を祝うことがあった。みずほちゃんの誕生日とか。自分がお祝いされる立場になって嬉しかった。(3回目で)出てきたときの水色の光景にはうるっときた。感動する気持ち。生きている心地がした。遠くから来てくださった方、仕事終わりに来てくださった方。お忙しい中ありがとうございました

19時18分、メンバーさんたちが捌ける。私もステラタウン大宮から去る。

■土呂   
|  湘南新宿ライン(逗子行)   9.1km 
|  19:38-19:48[10分]
|  330円
◇浦和    5番線着・1番線発 [11分待ち]
|  京浜東北線(大船行)   6.4km   4・7・8号車
|  19:59-20:08[9分]
|   ↓
■西川口    1番線着

19時36分、マルチビタミンを流し込む。アルコールの分解にビタミンBが必要。19時56分、スクワット30回、壁腕立て30回。

西川口、安老爺炭火蛙鍋。店名の通り、蛙肉の鍋の店のようだ。牛肉麻辣麺880円と乡吧佬拌菜880円(Twitterでつながっているあるインテリが乡吧佬がrural person, country person、拌菜がmixを意味するため、Country/Rural Style Mixくらいの意味だろうと教えてくれた)。お酒はもう飲めない。牛肉麻辣麺が期待を上回るおいしさだった。太麺。乡吧佬拌菜は食いきれなかったので持ち帰りにしてもらえますかと頼んだらお店の人は快く包んでくれた。

今日のセットリストは小野瑞歩さんのブログから引いている。こうやって彼女が載せてくれると私は記録にとらわれすぎず、楽しむことに専念できる。ありがとう、みずほchan。

2019年10月24日木曜日

ラヴズ・レイバーズ・ロスト-恋の骨折り損-/Con Amor J=J DAY SPECIAL (2019-10-10)

この一週間というもの、間違えてコメやラーメンを食べてしまいウワッとなるという夢を何度も見ている。あるていど平らげたところで糖質を制限していることを思い出し、チート・デイではないのにルールを破ってしまった…どうしよう…という感じになるんだ。最初に糖質制限を始めた頃もときおり湧いてくる甘いものへの渇望を抑えるのが大変だった。そのときに比べれば何でもないが、糖質の摂取を一気に減らすのは脳と身体にとってそれだけ大きな変化なのだろう。外で食べる場合、白い炭水化物(コメ、パン、麺等々)を口にしてはいけないという縛りを入れるだけで店とメニューの選択が一気に難しくなる。特にお昼はさ、定食が主流だから。コメ抜きで定食を頼むという手もなくはないが、そうすると量が足りない。私は今のところ有力な答えを二つ見つけた。一つは家から徒歩圏内にある韓国料理店。サムギョプサル定食をコメなしで注文する。肉と野菜がたっぷりなので、コメを省いても量が不足しない。むしろちょうどよい。二つ目が一路香という池袋の四川料理店。コメと副菜がビュッフェ方式の取り放題。コメを取らず、副菜をたっぷりいただく。煮卵でタンパク質をたっぷり補給できる。味も悪くないので、糖質制限を抜きにしてもおすすめできる店だ。

普段の平日だと、私は会社で昼食を摂っている。さんまかさばの水煮缶、ミックス・ビーンズ缶、キムチ。これでタンパク質が30-40g。食物繊維がミックス・ビーンズだけで8.7g。糖質は20gくらい。足りなければナッツをつまむ。今日は木曜日だが、私は会社を休んでいる。女を観るためだ。13時半から田村芽実さんご出演のミュージカル、『ラヴズ・レイバーズ・ロスト-恋の骨折り損-』。18時半からJuice=Juiceの日(J=J DAY)という、語呂合わせ(10月10日なので)から生まれた毎年恒例のコンサート。13時半からのミュージカルに合わせて会場の日比谷に着くには、家の近くで昼食を摂っていると間に合わない。だから今日は一路香を選んだ。豚肉、キクラゲ、卵の炒め物。あとホッピー(黒)。ホッピーと焼酎は厳密にはslow-carb diet(Timothy Ferrissさんの"The 4-Hour Body"で提唱されている食事法)的には許されないのかもしれないけど、いいでしょう。少しくらい。私の隣に案内されたスキン・ヘッドの常連らしき紳士がずっとお店の人に話しかけ、そうではないときも常に独り言を発している。イルなヴァイブス。

日比谷駅。シアター・クリエ。12時54分、着席。田村芽実オフィシャルファンクラブ事務局さんが私に与えた席が6列目のど真ん中。近い。それでいてステージ全体が見渡しやすい。開演前で既に臨場感がある。いい席だ。13時17分頃、出演者らしき人々が数名ステージに現れ、二人の男性が通路を練り歩いてオランジーナを300円で売り始めた。そしてステージには田村芽実さん。とてもおっぱいが出ている。私は彼女のInstagramで役の衣装をお召しになった画像を見ていたので知ってはいたが、実際に見るとびっくりした。なぜなら私は田村さんのおっぱいを見るのに慣れていないからだ。それどころか初めてだ。というのが彼女はHello! Project在籍時は一度も水着姿を披露なさらなかったからだ。たまに胸を気にして服を上に上げている。本人もちょっと気にしているのが伝わってくる、それくらいおっぱいが出ている。初日は炭酸水も売ってたんですよ、間に合わなくなってオランジーナだけになりましたとか、値上げします、400円…500円…お金だけもらいますなどと軽妙なトークを交えながらオランジーナを売る二人の青年。彼らがステージで気だるそうに佇む田村さんに何かを話しかけると、彼女は中指を立てる。以前コンサート中のトークで、素の自分とまったく異なるセクシーではすっぱな女の子の役だと田村さんがおっしゃっていたけど、たしかにこれまでとは違う田村さんを観ることが出来そうだ。休憩なしの1時間50分なのでトイレは今のうちに済ませておいてください、と来場者に呼びかける青年。1時間50分であれば確実にJ=J DAYには間に合う。おそらく間に合うだろうという想定でこのハシゴを決めていた。偶然にも次の会場がある赤坂は日比谷から近い。

基礎的な技量がしっかりした上でそれぞれに特徴がある演者さんたちによる、肩ひじ張らずに楽しめる楽しい舞台だった。中でも私に強烈なインパクトを与えたのが、結構な長時間に渡ってほぼ全裸で歌って演じ存在感を示した中年の紳士。ステージに浴槽が設置してあって、実際にお湯が入っているの。彼が入浴してから、出てきてさ。下にちっちゃなビキニの水着だけを身に着けているだけ。ソロの歌唱を披露するんだ。いや、それがさ。筋骨隆々だったら格好がつくけど、その辺の普通の中年のような体型なんだ。腹が思いっ切り出ていて。それで思いっきり下ネタ満載の歌を歌うんだ。俺のアナコンダ お前の穴にドンだ、とかさ。(このラインはMCバトルでもキッズを沸かすこと間違いなしのドープなライムだった。)普通これをやったら観客の大半を占める女性も引くもんだと思うけど、何か彼がもうやり切っていてね、単純に声量もあったし。客席は変な空気にならず、純粋な拍手が起きていた。彼は田村芽実さんに求愛をする役だったんだけど、最後に二人はキスをする。田村さんはもうアイドルさんではなく役者さんなので、当然ステージでキスくらいしてもおかしくないんだけど、言うてもファンとしてはそういう場面は若干そわそわする部分がある。でも、何か彼だったから許せたね。相手がハンサムな若者だったらまた別の気持ちになっていたかもしれない。(もちろん私は田村さんに対していわゆるガチ恋的な思いがあるわけではないし、女優としての彼女を応援したいと思っている。だから脚本上の必要性があればキスの相手が誰であってもいいんだが。)

田村芽実さんは役柄上、話の中心にはいないんだけど、でも脇役とはまた違っていて、主役級に負けない独特の目立ち方をしていた。男四人対女四人の恋物語が中心で繰り広げられていて、周辺部でさっきの中年が田村さんに思いを寄せるという感じ。田村さんであれば女四人衆の一員としてでも立派に演じ切っただろう。でも、こういう一匹狼的な、単独で個性を発揮する役の方が彼女らしい。田村芽実さんという方は、グループにいるよりもソロの方が輝くんだと思う(私は前からそう思っている。)元スマイレージ・アンジュルムの田村芽実さんよりも、ソロの歌手・女優としての田村芽実さんの方が魅力的だと私は感じる。彼女がソロでこれだけ輝くのはHello! Projectを退団してから表舞台に出てくるまでの約一年間での鍛錬(歌と演技のレッスン)があってのことだろう。(そういえばHello! Projectは真野恵里菜さんを最後にソロのアイドルさんがいなくなって久しい。最近の活動を見るかぎり宮本佳林さんがその方向に片足を突っ込んでいるのかな。)

このミュージカルの原作はウィリアム・シェイクスピアさんらしいが、原作を読んでみたいほどには私は物語に興味を抱かなかった。おそらくこのミュージカルよりも小説はつまらないはずだ。私のような教養のない平民にとっては。シェイクスピアは引用されている文でしか見たことがないけど、あの古めかしい英語を骨を折りながら読みたくない。言うたら古文だから。古文は日本語でも読みたくない。 

私は田村芽実さん以外の出演者を誰も知らない状態で、何も予習せずに観劇した。一人だけ、見覚えのある方がいた。三浦涼介さん。調べたら『グランギニョル』に出演されていたんだね。この公演では終演後にグッズ抽選会があった。景品は演者さん一人ずつのサイン入りトート・バッグとTシャツ。ステージに並んだ演者さんたちが箱から半券を取り出して当選者を発表するんだけど、三浦さんが読み上げたのが私の席だった。終演後にロビーでチケットを提示してブツを受け取る。本当に自分で合っているのか不安だったので貼りだしてある当選席の一覧を見る。私の席の半券は、伊波杏樹さんのTシャツのところにあった。そう、この時点で私は田村芽実さん以外のお名前をまったく把握していなかったので、あの男性(三浦さん)が伊波さんなのかと思った。しかしどうもこの劇の公式ホームページを見る限り思っていた人と違う。性別さえ違う。私が本来当選したのは三浦さんだけど、当選者の割り当てで取り違えがあったのかもしれない。だとすると、他にも同じことが起きていたということになる。非常にモヤモヤする。いずれにしても私が当選してしまい申し訳ない気持ちがある。誰かが田村さんのTシャツか金銭との交換を求めてがっついてくれないかなと密かに期待して、Tシャツを見えるように持って会場前でしばらく立っていた。客層が上品だったのでそういう感じではなかった。一人だけ、三浦さんのファンとおぼしき少女が声をかけてきた。すみません、三浦さんのって当たったりしてます? ボク伊波さんです。あ、すみません。(後でTwitterで知ったところによると、私がもらったのは伊波さんのオートグラフで間違いなかったようだ。)私の席は芽実chanに引いてほしかったナ…。伊波さんのオートグラフ入りTシャツは私のクローゼットに眠っている。誰か欲しいですか?



とうとう来たな、このときが。今日は私にとって、宮崎由加さんがHello! Projectを退団されてから初のJuice=Juiceさん現場。したがって私は昨年の11月に購入した、ホット・ピンク地に大きく稲場と印字されたTシャツを初めて着用することが許される。開場前に少し歓談した知り合いの紳士が(宮崎さんは観客として)2階から観ているかもしれませんよと笑っていた。たしかにそうかもしれないが(実際に関係者席にいた)、もういいでしょ。私は宮崎さんから稲場さんに気持ちが移ってからも、宮崎さんが退団するまでのJuice=Juice現場では平服を着続けた。ホット・ピンクは着なかった。自分なりに義理は通した。今日からは正々堂々とJuice=Juiceさんでは稲場愛香さんを支持する。といっても、私の中でJuice=Juiceさん自体の優先度が前よりも下がっている。それでもフットボール日本代表よりは重要だ。今夜ワールドカップ予選の試合があるようだが、録画予約すらしていない。今日のコンサートでアップフロントさんが私に付与した整理番号は、182番。たしか800番台と500番台だった知人たちと別れ、先に列に入る。マイナビBLITZ赤坂は会場前に広々とした空間があり、待ち時間にストレスがない。

番号の呼び出し。17時31分、60番。17時34分、100番。17時36分、150番。17時38分、190番。フロアに入ると、思ったよりも人が入っていない。中央付近はさすがに人が密集しているが、左側は割とスカスカ。17時40分、4列目のほぼ左端を確保。ライブハウス(和製英語)の感覚でいたので182番でこの位置をもらえるとは思っていなかった。例によって皆さん床にカバンを置くので人と人の間隔はそこまで狭くない。カバンで一人が立てるくらいの空間を占拠している老紳士もいた。アレはさすがにひどい。係員が詰めろと呼びかけるも効果は薄い。下にモノを置くのをやめさせるところから始めないと意味がない。選ばれし私達 足元に荷物を置くオジサン達…。18時半の開演までの50分間、何もすることなく立ったまま待つことを強いられる。立ちながらマインドフルネス瞑想。

私は半信半疑だった。いや、疑の方が割合が大きかった。最後にJuice=Juiceさんのコンサートを心から楽しめたのがいつだったのか、パッとは思い出せない。(過去の記録を見るとどうやら2018年11月23日が最後だ。)私のJuice=Juiceさんに対する関心は低下している。つばきファクトリーさん、横浜F・マリノスさん、田村芽実さんが一位、二位、三位として、その次にJuice=Juiceさんがいるかどうかも怪しい。今日のコンサートに申し込んだのも10月10日に何年も連続でJuice=Juiceさんを観ているのを途切れさせたくなかったから。どうしてもこの集団を観たいという強い衝動があったわけではない。

どういうわけか、今日は心からJuice=Juiceさんを楽しむことが出来た。久し振りにJuice=Juiceさんが自分の中でしっくりきた。高木紗友希さんと段原瑠々さんが同じ集団にいることの凄み。この歌唱の破壊力はつばきファクトリーさんでは味わえない。“Fiesta Fiesta!”における段原さんの情熱を解き放てとか、『生まれたてのBaby Love』で高木さんが披露するトリッキーなフェイクとかさ。そうだ、コレがJuice=Juiceさんだ。思い出してきた。最近の曲(2019年2月以降のリリース)はほぼすべてワック、よくて平凡だが、以前の曲のグルーヴは唯一無二。単純に近くで観られたから楽しかったというのもあるかもしれないけど、それだけではなかったと思う。

アレコレしたい!』の泣いちゃうかもだけど…での稲場愛香さんの表情を見て、私は他で見せないような笑顔になった。宮崎由加さんもそうだったけど、私は曲中で表情の豊かなアイドルさんに惹かれる傾向がある。自分自身が表情に乏しく感情表現が苦手だから、それらに長けた人に引き付けられるのかもしれない。今日の彼女からは明確ないわゆるレスはいただけず、愛香とのゲーム(copyright:サムライさん)には参加できなかった。でもいいんだ、私は瑞歩とのゲームにしか興味がないから。

Hello! Project研修生から昇格した二人への掛け声を把握した。松永里愛さんはりあい。工藤由愛さんはゆめちゃん。二人とも他のメンバーさんとは年齢と経験の差があるのに、それを感じさせなかった。それでいて彼女たちの加入はグループに新鮮味をもたらし、年長者たちとのいいバランスを生んでいると思った。私のいた左端だと松永さんが近くに来ることが多かった。

宮本佳林さんがやや体調が悪そうだった。曲と曲の間に一人だけ息が切れていた。何かの曲前でメンバーさんが縦一列に並んだ際に彼女が少し咳き込んで、右にいた高木紗友希さんが左手で優しく宮本佳林さんに触れて、大丈夫?の口の動きをしていた。

金澤朋子さん:昨日から『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?』(リリック・ビデオ)が公開された。アニメ仕立て。
宮本佳林さん:アニメーションの監督が、私が研修生時代にお世話になっていた方。感動。エモエモ。観ないとお腹痛くなりますよ(いたずらっぽく笑う宮本さん。やめなさいと諫める金澤さん)。
金澤朋子さん:『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?(New Vocal Ver.)』が今日からiTunesで配信開始。(買ってくれた人という問い掛けにほとんど手が上がらず、動揺する金澤さん。)知らなかったのかな…。私たちも今日知ったし…。本当にお願いしますね。
(CDを山ほど買う人たちがわざわざ同じ曲をiTunesで買う理由はないけどね…。)

大事な日にやること
・松永里愛さん:掃除
本当? と金澤朋子さんが即座に突っ込む。その後も話が脱線する松永さんに(私の話を)聞いてたあ? ときつめの突っ込みを入れる。無邪気に笑う松永さん。
・稲場愛香さん:アイスが好き。毎日食べるとありがたみがなくなるから特別な日に。ハーゲンダッツのずんだ味。おいしい。お餅が入っていて、私だと共食いになってしまう。最近ほっぺが前よりもぷにぷにになっている。でも特別な日くらいは食べたい。
・高木紗友希さん:お肌ぷるぷるにしたいからいちごのベッドで寝ます(思いっきりぶりぶりの身振りで。Hello! Project研修生のクラシック『彼女になりたいっ!!!』からの引用)
アイドルの鑑だねえ、と棒読み気味に褒める金澤朋子さん。思ってないでしょ。バカにしてるでしょと笑う高木さん。(高木さんは)さっき(公演前に)何言おうかなって凄い迷っていたと暴露する金澤さん。
・工藤由愛さん:特別な日はタコの酢漬けが家で出る。タコは賢い。犬と同じくらい。瓶に閉じ込めてネジで蓋をしても、自分でネジがどちら周りだったかを記憶し開けて出ることが出来る。眉間が弱点。脳が9つあるが、残りの8つを司っている脳が眉間にある。自分の脚を食べるときはストレスが溜まっているとき。

19時35分、本編終わり。

アンコール明け、終盤の何かの曲で高木さんが歌詞を飛ばし、曖昧なリリックもどきで誤魔化す。宮本佳林さんに軽く頭を叩かれて照れる。

松永里愛さん:やふー?(ぞー! と我々は返すらしい。咄嗟に反応できず出遅れた。次からは大丈夫。)リハーサルのとき私たちはその辺にいた(左端前方の、私がいる付近を指差す)。スタッフさんが(会場中央付近の天井からぶら下がった)ミラー・ボールを落としてまた上げていた。それが凄かった。私たちよりも早く入って準備してくださっている。ありがとうございます。

工藤由愛さん:皆さんの笑顔が見られて嬉しかった。私のおかげか分からないけど…。少しでも皆さんを笑顔にして、皆さんの生活に必要な存在でありたい。

段原瑠々さん:風邪をひいていた。心配だったが、皆さんを前にすると平気だった。すごく、めっちゃくちゃ楽しかった。ブログで風邪をひいたとかいたら皆さんのコメントが優しくて泣きそうになった。何でこんなに優しいんだろうと…。私は皆さんに支えられている。私が皆さんを支えられるようになりたい。

植村あかりさん:(ステージに置いてあるメンバーさん毎の水のボトルをカメラに映して)キャップの箇所に工藤由愛ちゃんのボトルにはタコが、松永里愛ちゃんのボトルにはワッフルが描かれている。スタッフの心意気? 心構え?

宮本佳林さん:スタッフさんの支えもあるが、一番は皆さん。今日は髪型を新しくした。こんな日に限って汗だくになって崩れた。

20時27分、コンサートが終了(19時35分に本編が終わったというのが記録間違いじゃなければ、アンコール明けの比重が普通より多いね)。

カバンに入れてきたミックス・ナッツをつまむ駅のプラットフォーム。自販機で買ったサントリー天然水スパークリング炭酸水を飲む。これが夕食代わり。昼がたっぷりだったのでこれくらいでよい。抜いてもよかったくらい。フッドのセブン・イレブンでヤマトの荷物を引き取って、帰宅。

2019年10月9日水曜日

月光 (2019-10-06)

出張の前泊で仙台に行けることになったので、一般発売で急遽チケットをゲトった。徒歩圏内で公演をやっているのを知りながら入らずに過ごすのも空しすぎる。純粋な一般発売で買うのは初めてかもしれない。ファンクラブ先行の後の何とか先行(ブログ先行等)で買ったことはあるけど。販売期間が10月2日(水)までだった。10月1日(火)に私が購入した時点で、昼公演は△(残りわずか)、夜公演は〇という売れ行きだった。どっちを買っても番号が悪いのに変わりはないだろうが、どうせならマシな番号を得たかったので、夜公演だけを注文した。ちょっと疲れている。昨日のHIIT (high intensity interval training) が関係しているだろう。4-5年前に運動をまったくしていなくてジムに行き始めた頃は時速7キロのジョギングを40分くらいやっただけで異常な疲労感に襲われ、そこから二日くらいだるかった。今ではその程度のジョギングでは爽快感こそあれど疲れない。翌日に影響が出ることもない。このHIIT (high intensity interval training) もジョギングと同じように適応していけるだろう。今は階段を上るのもしんどい。新幹線で本を読む気にならず。脳をリフレッシュさせようとマインドフルネス瞑想をするが最後の方は眠りそうになる。昨日iPhoneに取り込んだこぶしファクトリーの新しいアルバムを聴く。何とも言えない。コレはいい!って興奮する感じではない。繰り返し聴いていくとはまっていくのかな。

私はこの二、三ヶ月スイカ、桃、ぶどうといった果物を毎日食べていたら3キロ太った(キレイに脂肪だけが増えた)。トータルの食事量はそんなに多くないと思う。穀物も一般的には少なめの範囲には入っていたと思う。果物に関しては賛否がある。果糖を多く含むから食べない方がいいという説と、ビタミンやミネラルが入っているから摂取すべきという説。私は態度を決めかねていた。先述の果物は私の好物なのでやめたくなかった。でもコレで確信した。フルウーツ(ヤクブーツ)はやめろ。私には医者の友人がいるが、彼にこの話をしたら現代の果物は品種改良で果糖が多くなっているからやめた方がいいと言っていた。患者には果物は饅頭と同じだと言っているらしい。過去に私は『トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ』(著:ジェイソン・ファンさん)を読むのを彼に薦めたことがある。感銘を受けた、二回読んだというのが彼の感想である。患者にも読むのを薦めているらしい。しばらく疎かになっていたが、果物をはじめとした糖質をもういちど真面目に制限することにした。私がいま読んでいる“The 4-Hour Body” (Timothy Ferriss) で提唱されている方法(これまで私が学んで来た糖質制限と重なる部分も多々ある)を可能なかぎり取り入れてみる。この方法はチート・デイと言って週に一度は自由に食べていい日を設定できるのが魅力的である。それがあれば食事制限を続けられそうだ。12月に健康診断があるので、そこで数値がどう変わるのかを見てみる。

最近は果物だけじゃなく、定食のコメを普通に食べていた。小麦もちょくちょく口にしていた。まあいいでしょという感じで。これからはチート・デイ以外の日には出来るだけ避けなければならない。となると、仙台に着いてからの昼食を選ぶのが一気に難しくなる。定食をコメなしで頼んでもいいんだけどな…と考えながら商店街を歩く。元祖昼飲みという文字が目に飛び込んでくる。地下にある居酒屋。そこに入ってみたが、完全にフェイクだった。埼玉のスーパーマーケットで買って家のフライパンで焼いた方がマシな、しょぼすぎる牛タン。一番人気のオススメとして強く押し出している割に凡庸にも程があるモツ煮込み。薄くて少ない焼酎のソーダ割り。値段は安い部類ではあるが、質と量を考えるとお得感はまったくない。この間の札幌に続いて、じっくり吟味せず適当に入った店でハズレを引いた。

仙台Darwinに行くのは初めてなので場所を下見する。iPhoneのnavigationが訳の分からない迂回ルートを提示してくる。かえって混乱する。切る。マップを確認して辿り着く。番号の塊ごとに人が待機している。番号の区切りは、最後が261-。パッと見、有名おまいつは見当たらない。13時51分、係員の青年にグッズはいま買えますかと聞く。グッズの先行販売は終わった、開場時間になったら買えるようになるという回答。検索すると開場は14時。付近をうろうろして待つ。入場が落ち着いてからにしようと思い、14時22分に再び別の係員さんに声をかける。すみません今グッズって買えますか? 答えは、開演してから落ち着いたら販売を開始する。14時40分くらいに。あと15分くらいお待ちください。さっきの青年と話が違う。待つ。14時38分、日替わり写真の小野瑞歩さんと小片リサさんを購入。

駅前人工温泉 とぽす 仙台駅西口。ココが仙台駅周辺の宿で一番だ。階段でお風呂に行けるストレスのない動線。文句のない風呂。露天風呂もある。シャンプー、リンス、ボディソープも良質。持ち込まなくて済む。エアウィーヴの寝心地(ランクが上のカプセルに導入されている)。質の高い睡眠。室温の調整も暑すぎず、寒すぎず、ちょうどよい。(カプセル以外だと天然温泉青葉の湯ドーミーイン仙台ANNEXがオススメ。)チェック・インが15時から。14時45分から15分間ストリートで待つ。受付が混みあっている。5番目でお呼びします。カプセルに荷物を入れて、風呂。温泉と水風呂を往復。至福。館内に設置されている酸素カプセルが前から気になっていた。コンサートと明日以降の労働に向けて体調を整えておきたい。効果があるのかどうかは知らないが、興味のあることは体験しておきたい。受付で申し込む。1.3気圧。30分。1,500円。気のせいかもしれないけど頭がスッキリした実感がある。

夜公演 17時半開場、18時開演

17時20分すぎ、仙台Darwinの入場列。すみません、ココ何番くらいですかと列の紳士に聞く。ちゃんと並んでないんですけど、と言いながら見せてくれた番号は220番台。私は235番なので、まあこの辺に並んでいればよさそうだ。17時26分、それでは間もなく開場しますという係員さんの声が前の方から聞こえる。KYODO TOHOKU。入場が進み、呼び出される番号が聞こえるようになってくる。17時39分、180番。私がフロアに入った時点で、当然だが全体的に埋まっていた。ただ真ん中より後ろはギューギューということはなく隙間があった。出来るだけステージが見える位置に行きたかった。左端、女性限定エリアのすぐ後ろを確保。百点の選択だった。ほぼ最後に近い整理番号でこれ以上は望めないだろう。女性限定エリアと私の間に一人の紳士がいたが、彼の背丈が女性の平均と同じくらいだったので問題なかった。それにしてもHello! Projectのライブハウス(和製英語)公演ではびこっている荷物を足元に置く風習、ワックだよな…。今日くらい空間に余裕があればまだいいけど。いわゆる影アナはメンバーさんではなかったのでフロアは無反応。17時57分、里山里海イベント(新宿御苑でやっていたらしい。BEYOOOOONDSさん出演)のメンバーさんを後ろから撮った写真らしきものを開き、ジーンズの臀部を拡大する紳士。開演直前にどうしても確認しておきたかったのか?

最近、有名おまいつであられる通称サムライさんのイルなツイート群がHello! Project支持者たちを騒然とさせている。イルというのはヒップホップ用語で素晴らしいというくらいの意味で使われるのだが、今の彼は文字通りイル(病的)な段階に達しつつあると言っても過言ではない。公演で稲場愛香さんにレスをもらったのを発端に彼女に熱を上げ、まるで男女の関係にあるかのような一方的な妄想だらけの投稿を繰り返している。RTやふぁぼはほとんど付いていないが(それがまた近寄ってはいけない人物という箔をつけツイートの異常性を際立たせている)、多くのTwitter民が暗に言及したり、スクリーンショットを貼り付けたりするのをやめられない。鍵アカウントで悪口を言っている人たちもいる。認めたくないだろうが、サムライさんは私たち一人一人の心の中にいる。だからこそ強く反応するのだ。我々が他者を嫌悪するのは自分の中にあるイヤな部分を相手に見出しているからだ(同族嫌悪、鏡の法則)。誰かが言う悪口がそっくりそのまま本人に当てはまることがよくあるのはそういうこと。だから他人をディスるときは気を付けた方がよい。知らずして自分の弱点やコンプレックスを開陳している場合がある。

それは『低温火傷』の最中だった。私を見つけてくださった小野瑞歩さんが、あ、あそこにいた!という顔をして、ニコッと笑いかけてくれた。私がいたのは比較的後方のそれも端っこ。VLOOKUPでも使っているんじゃないかと思わせる検索精度。その瞬間、私は自分の中のリトル・サムライを認識した。瑞歩とのゲームに夢中になった。

酸素カプセルで明らかに疲労が回復していた。気のせいではなかった。酸素カプセルに入る前までのしんどさ、疲労感がなくなっている。こんなに短時間で疲労を回復できる方法があったとは。びっくりしている。最高の体調でコンサートを楽しむことが出来た。あっという間に時間が過ぎていった。あっと言う間と言われるのがいちばん嬉しいという田村芽実さんのお言葉を思い出した。今がまさにその状態。そうなるには受け手の体調が非常に重要であると実感した。

9月29日(日)の札幌公演で小野瑞歩さんは小野田紗栞さんからのLINEに既読をつけるのが遅いが他のメンバーさんからのLINEはすぐに既読をつけるという衝撃的な暴露があった。ステージでの振る舞いを観るかぎりにおいては、確執や仲の悪さはまったく感じられない。年齢順に並んだらよく隣同士でしゃべっているし、何かの曲で小野さんが小野田さんと対面したときにウインクをしていた。仮に小野さんが小野田さんとprivateで会いたくなかったとしても、仕事に差し支えが出ないのであれば何も問題はないのではなかろうか。仕事上の人間関係というのはそういうものだ。

思ったよりも視界がよかった。メンバーさんの膝くらいまで安定的に見えた。フロアには段差がなかったが、おそらくステージが高いんだろう。仙台Darwin、また訪れたい。

トーク・セグメント
・小片リサさん、小野瑞歩さん、小野田紗栞さん、秋山眞緒さん
テーマ・ボックス。小野瑞歩さんが箱を持って小片リサさんが引く。女の子のグッとくる(キュンとするだったか)仕草。フロアのヘッズから回答を募るメンバーさんたち。男の人どうですか? 髪をかき分ける、耳を出す、うなじを出す。女の人どうですか? 脚を組み変える。それぞれのポーズを実演するメンバーさん。特に秋山さんが全力でやる。まおぴんにやってほしいポーズを言ってくださいと小野さんが言い、途中から趣旨が変わりかける。女性限定エリアから出た舌なめずりという回答には、それは難しい…と小片さんが難色を示す。まとめると、髪をかき分けて、耳を出しながら、うなじを出して脚を組み替えるということですね、と総括する小片さん。
・上述の四人と交替で出てきた岸本ゆめのさん、谷本安美さん、新沼希空さん、山岸理子さんだったが、トークの内容が私の頭から飛んでいる。何かの取っ掛かりがあれば思い出せるだろうが…。

岸本ゆめのさんの支持者であるホーミーがこの月光ツアー最大の見所として挙げた小野瑞歩さんのおっぱいは、容赦なく躍動していた。素晴らしかった。今日チケットを取ってよかった。二つ目の迷彩柄衣装がまた、強調するんだ、それを。胸を突き出す振りのとき(たとえば『初恋サンライズ』)に大迫力。

どの曲かは忘れたけど、間奏で谷本安美チャントがあった。他で聞いた覚えがない。仙台独自のチャントだろうか?

札幌の夜公演と同様のセットリストだった。そのときも書いたけど、こっちの方が私の好み。“Please, Love Me More!”、『Crazy 完全な大人』、『夢幻クライマックス』、『私がオバさんになっても』。このツアーに私が入るのはあとは山梨の夜公演の一回なのだが、おそらくその公演もこっちのセットリストだろう(札幌と仙台だと夜公演がこっちのパターンなので)。

19時16分、本編終わり。小野さんが捌けるとき、私が叫んだみずほ!に呼応して手を振ってくれた。

秋山眞緒さん:私は仙台が大好き。牛タンとかずんだとか、食べ物も大好きだし、あと尊敬する先輩(アンジュルム佐々木莉佳子さん)の出身地なので。先輩の出身地なので先輩のようにカッコよくしようと頑張ったけど、まだまだ及ばない。

小野田紗栞さん:皆さん眠いですか? 『ふりさけみれば…』で皆さん目がとろーんてしてたからあ…。今日、早起きした人? (ちらほらと手が挙がる)そんなにいない。嘘でも手を挙げてよ!

小野瑞歩さん:『ふりさけみれば…』で暑いを通り越して寒くなってきた。(エーイング)何でエーなのか分からないんですけど。汗をかいてそのまま外に出たら風邪をひくから気を付けて。昨日のブログで牛タンが食べたいと書いたんですけど、食べられなかったんです。また仙台に来て牛タンを食べたい。

新沼希空さん:このツアーこれまではハーフ・アップにしていたんですけど、今日はツイン・テールにした んです。色んな髪型を試したい。もっと似合う髪型があると思うし。このツアーではこれからも色んな髪型をしていくので、それを見に来て欲しい。

小片リサさん:『初恋』ツアーは8箇所16公演だった。(え、そんなに少なかったのと一斉に驚くメンバーさんたち。)このツアーは20箇所40公演。倍以上。

山岸理子さん:(衣装の前身頃のデザインされた女性を示しながら)皆さんまず(私よりも)最初にこの子が目に入ると思うんですよ。このツアーではこの子よりも目立つようにするのが目標。しかもBEAUTYと書いてあるので。ビューティーで合ってますよね? 美しくパフォーマンスをしたい。

19時34分、終わり。

全員握手

小野さんにたどり着く前に、誰かがあー!とおまいつ認定的な反応をしてくれた。誰だったか。谷本さん? 新沼さん? 覚えていない。係員の流し方が雑で前の人にぶつかりつまずく(前後と流すスピードが異なるとこうなる。彼らにちゃんと訓練を与えろ)。

小野瑞歩さん:ねえ、見えた! 見えた!

このゲーム、ずっと瑞歩のターン

19時45分、外に出る。福光に直行。仙台に来たら必ず利用する炭焼きはらみ専門店。2017年8月12日(土)に初めて来て以来のオキニ。お通し350円。大冒険ハイボール(最近アルコール度数が弱くなったような)520円。枝豆380円。豚はらみ580円。豚はらみ(味噌味)580円。2,410円+241円(税)=2,651円。

2019年10月8日火曜日

つばきファクトリー 小野瑞歩バースデーイベント2019 (2019-09-30)

iPhoneのアラームで朝の訪れを知る。まどろんでいる時間はない。今日の睡眠は1:02-7:02(正味5時間19分)。十分な時間ではないが、Fitbit Charge2によると77点。目覚めは悪くない。限られた時間で最大限の休息が取れた。効率的。気分がよい。荷物をまとめる。7時17分チェックアウト。自宅に帰宅。すぐシャワーを浴び支度をして会社へ。フレックスの出社期限10時ギリギリに出勤を打刻。出来るもんならこんなにバタバタしたくはなかった。でも今日は出社しないという選択肢がない。仕事柄、3月と9月の最終稼働日は本当に休めない。出社時間に間に合ったのは半ば偶然だ。移動時間をちゃんと計算して7時に起きたわけではない。でも間に合うという根拠のない自信があった。絶対に何とかするという意思があった。業務にかたをつけ、力技で退勤。15時20分。

間一髪 今 脱出成功(ZEEBRA, 『罠 feat. OJ&ST』)

一回目の開場時間(17時半)を数分すぎた頃にTOKYO FM HALLの前に到着。入場列の脇を抜けてグッズ売り場。見覚えのある腹の突き出た中年男性。池袋のサンシャイン劇場に『遙かなる時空の中で6 外伝 ~黄昏ノ仮面~』を観に行ったときにもこの人から写真を買った。セットはまだありますか? と聞くとメールを見せるよう要求してきた(ファンクラブ・イベントは当選メールを提示しないとグッズの購入が許されない)。念には念で(iPhoneが故障する可能性もあるので)印刷してきたメールを見せる。ございますよ。TシャツはMで。7,100円。小野瑞歩さんとしては初めてのバースデー記念Tシャツ。小野さんがよくブログ等で使う水滴のマークがデザインされている。ロビーでTシャツに頭と腕を通し、客席へ。

今日の席は決して引きがよいとは言えない。1回目がJ列、2回目がG列。この会場はA列からM列の13列。G列は真ん中、J列は後ろから4列目。昨日の昼公演で絶好の位置をいただくことが出来たので、不満はない。バースデー・イベントに2回とも当選して(一次募集で2回目だけを申し込み、追加受付で1回目を申し込んだ)、観覧させてもらえるだけでもありがたいことなのだ。一時帰宅したときに双眼鏡をカバンに入れるのを忘れた。でも開演前にココに来られただけでも自分はよくやったんだ。それに、そんなに大きな会場でもないのに双眼鏡ばっかり使っていたら小野さんに気味悪がられるかもしれないし…(普通に考えて、独身異常男性から双眼鏡で一挙一動をねっとり観察されるのはゾッとするだろう。しかし我々はそれをやめられないのである)。

1回目 17時半開場、18時開演

『ふりさけみれば…』のフルート演奏を披露する小野瑞歩さん。去年、おととしから明らかに上達していた。そういえば以前、小野さんはYouTube番組“tiny tiny”(まことさんと加藤紀子さんに何らかの仕事を与えるのが目的のようなよく分からない番組)でもフルートを演奏し、加藤紀子さんというワックな司会者に心が折れるようなあしらわれ方をされていた。それ以来、私の加藤さんに対する敵意が芽生えた。(ただ、最近の回を見るかぎり彼女のアティチュードは改善されてきているように見える。以前はHello! Projectに関する知識、興味、愛情の欠落があからさまだった。)最後の方でしくじって吹き出す小野さん。どっと笑いが起きるフロア。もう一回やらせてください…。どうやら左袖の奥の関係者から許可が出たようで、小走りで捌ける小野さん。もう一度イベント自体が完全に仕切り直しになって、そこからやり直すのかという感じでまた笑いが起きた。はじめましてとわざとらしく言うさわやか五郎さん(はじめは声だけ)。このアクシデントは会場を温め、雰囲気を和やかにした。

さわやか五郎さんが登壇して名乗ると我々は恒例のブーイング。小野さんも右手?の親指を下げて加わる。あなたはやるなと突っ込まれて、笑う小野さん。ハッピー・バースデーの合唱。名前のところはどうするか? みーたんという一部オーディエンスの声をやだやだと一蹴し、みずほを指定する小野さん。みーたんというのは家族から呼ばれる名前らしいので、我々から一斉に言われるのは照れくさいのかな?

普通の質問をいくつか、その後にモーニング娘。の佐藤優樹さんから寄せられた爆弾クエッション。クエッションというのはクエスチョンのことらしいが、この表記についてはさわやか五郎さんが説明をしなかったので意味は分からなかった。佐藤さんがそう表記することでお馴染みなんだろうか?
・お水で好きなのはなに? 炭酸水。グレープフルーツ味の炭酸水が好き。ああいいね強炭酸のね。はい。
・目ん玉の色は? 黒。
・でんぷんって知ってる? 知ってます。紫色になるやつですよね。
・トイレに神様っていると思う? いるんじゃないですかね。そういう歌があるくらいだし。
・う(何だったっけ。忘れた)
佐藤さんからの質問の頭文字をつなげると、おめでとうになるという仕掛けが明かされる。

こんなみずほ、初めて(『初恋サンライズ』からのサンプリング)と題して、参加者が投稿した台詞を小野さんが言うセグメント。記入する用紙は各自で印刷して来いという謎の要求。去年もそうだったが、何なんだ。アップフロントさんの経費削減?
・(みずほー! と叫ぶ我々に対し)さんをつけろよ、デコ助野郎!(検索したらアニメ『AKIRA』が元ネタのようだ。)。一回目、小野さんが(大勢の中年男性たちから名前を呼ばれて)嬉しくなって笑ってしまい、やり直し。
・脂多め云々(詳しくは私が忘れた)という、ラーメン屋さんでの注文。店員役のさわやか五郎さんが、お客さんと言うところを店員さんと言い間違える。我々からはお約束ではない本当のブーイング。店員さんは俺だったね、とやり直す。
・みずほの耳たぶ、触ってほしいな。これには私がドキッとした。耳が小野さんの性感帯かどうかは私には知る由がないが、そういう台詞じゃないかコレって。フロアがちょっとざわついた。小野さんは特に嫌がる素振りはなく、平然とやり切っていた。DVDになるのは2回目なので、この場に居合わせた我々だけが聞くことが許された貴重な台詞である。小野さんの福耳が好きなのでというそれらしい投稿理由。投稿者さんに感謝。
・帰りたくない。もっと一緒にいたい。

宮本佳林さん、高木紗友希さん、小田さくらさんといった例外は存在するが、通常バースデー・イベントのミニ・コンサートでメンバーさんが歌うのは多くて5曲である。今日の小野さんは、何と7曲も歌ってくださった。コレには私は驚いたし、滅多に聴けない小野さんのソロ歌唱をたっぷり堪能させてもらえて嬉しかった。人間の短期記憶つまりメモを取らずに暗記できる上限は7±2の数字や言葉と言われている(4±1という説もある)(梶本修身『すべての疲労は脳が原因3 <仕事編>』)。そもそも何かを覚えるのが得意ではない私にとって、7曲というのはパッと覚えられる数を超えていた。意表を突かれたのが鈴木愛理さんの『君の好きなひと』と吉川友さんの『こんな私でよかったら』。二曲とも原曲にまったく見劣りのしない出来栄えだった。特に『こんな私でよかったら』はしっかりとグルーヴを表現できていて、(ラキムのように)ムーヴ・ザ・クラウドしていた。『如雨露』はJuice=Juiceさんの中で私は好きになれない部類の曲だが、意外と悪くない曲かもと思わせてくれた。他には『記憶の迷路』(High-Kingさん)、『ほたる祭りの日』(ジュリン 佐藤優樹さん・宮本佳林さん)、『19歳のひとり言』(後藤真希さん)(19歳でしか歌えない歌を選びたかったという)、『黄昏交差点』(真野恵里菜さん)。どの曲をとっても歌わされている感がまったくなく、小野さんが歌うことで新たな魅力を感じさせてくれた。原曲を聴き直したくなるカヴァーだった。みんなで盛り上がろうというよりは、聴かせる、渋い選曲だった。歌もダンスも素晴らしかった。ちょっと怒っているリリックに合わせて頬を少し膨れさせたりと表情にも抜かりがなかった。

小野瑞歩さんは佐藤優樹さんを崇拝していることでよく知られているが、私はそれを知った上でもそれほど佐藤さんのことが好きになれない(嫌いという訳ではないし、歌唱力と独特のヴァイブスがモーニング娘。に不可欠なのは分かるのだが)。私にとっての佐藤優樹さんは『君の好きなひと』なのである。

18時54分、終わり。色んな感想が頭に浮かんだが(フルート上手だったとか、『こんな私でよかったら』がすごくよかったとか)一瞬のお見送りでは収まる訳もなく、迷った挙句めっちゃ楽しかったという無難な一言を小野さんに投げた。やったぁ! という反応をいただいた。

1回目を当日券で観に来ていたTwitterの達人(数千RTを日常的に叩き出す)と近くのインド料理店、マザー・インディアで夕食。時間に余裕がないのは分かっていたが、三十数分たっても料理が出てこないのは誤算だった。2回目の開演に間に合わなくなる。来店予定時間を先に連絡して作ってもらっておけばよかった。ちょうど出来上がったターリーを持ち帰りにしてもらい、それを抱えたままTOKYO FM HALLへ。(匂いが心配だったが、しっかり包んでくれたのとカレーの量がそこまで多くないこともあって意外にも大丈夫だった。)

2回目 19時15分開場、19時45分開演

前後左右ともに客席エリアのど真ん中だった。物理的には近くなったが、1回目の方が見やすかった。なまじ中央だから却って小野さんが見えづらかった。彼女がステージ中央にいるかぎり、前の視界が遮られると手だてがない。斜めから真ん中を観る方が視界が遮られにくいのかもしれない。真ん中の場合、前が高身長だったら終わる。

フルート演奏は一度で成功した。1回目と私の記憶がごっちゃになっているが、フルート演奏だけのコンサートをやってほしいね、とかフル・オーケストラを従えて演奏してほしいね、というようなことをさわやか五郎さんが言って、いやいやという感じの反応の小野さん。

1回目と同様に佐藤優樹さんからの爆弾クエッション。
・だ(忘れた)
・い(忘れた)
・水筒はどんなのを使っている?的な感じ
・黄色と言えば思い浮かべるのは? ゆめちゃん、と言ってニコニコしながらフロア後方に目をやる小野さん。岸本ゆめのさんが客席にいるようだが、私は振り返らない。なぜなら私は小野さんを観に来ているので。
これまでの質問の頭文字は? 大好きという佐藤さんのメッセージに気付いて感激する小野さん。

1回目だったか2回目だったか記憶が定かではないが、
・朝ご飯を自分で作っている。さいきん作ったのは卵焼き。出汁を使って。
・一日だけ何かに変身できるとしたら、お金持ちになってみたい。家を買いたい。

前田こころさんからのビデオ・レター。前田さんの音頭でハッピー・バースデー合唱。名前は、おみず。テンポが早く、ついていくのが難しい。

ミニミニ大運動会。ミニなのか大なのか分からないと指摘するさわやか五郎さん。
借り物競争。制限時間120秒(厳密に時間管理はしていなかったと思う)。み、ず、ほから始まる物品を来場者から借りてくる。
み:水にしようとすると、パッケージが移るとDVD的にまずいらしく(スポンサーがいるわけでもないのにどういう規制なのか謎)却下される。(ずのときだったかな? ファンの誰かが掲げた何かに対して、それはDVD無理なんだと小野さんが断っていた。さすが19歳、大人、的なことをさわやか五郎さんが言った)。最終的に採用されたのは、みいみ(BEYOOOOONDS岡村美波さんのグッズ)。みずほでもよかったじゃないですか…と小野さん。誰も出さなかったよ、とさわやか五郎さん。
ず:ズッキーニのような柄のネクタイを締めた方(男性)
ほ:保育園の先生のような優しい笑顔の方(女性)
三つ中、二つが人物という自由な借り物競争。

2回目のセットリストは『如雨露』の枠に同じJuice=Juiceの『チクタク 私の旬』。それ以外は一緒だった。はず。一番に好きなメンバーさんのバースデー・イベントには参加しなくてはならないなと改めて思った。メンバーさんが一人で何曲も歌って踊るのを鑑賞できる機会は他にないからだ。私はつばきファクトリーを観るときでも8-9割は小野瑞歩さんのことを観ているが、それとはまた質的に異なる。一年に一度という頻度なので、定点観測的に彼女の成長を確認することが出来る。私は2017年から三年連続で小野さんのバースデー・イベントを観覧させてもらっているが、彼女は年を経る毎に間違いなく歌もダンスも表情も美貌もアイドルさんとしての魅力もすべてが向上している。継続的に追いかける甲斐がある。私は小野瑞歩さんの歌を聴きながら、椅子の下に置いているターリーをいつ食べるのかについて思案を巡らせていた。明日の昼に会社で食べるか? その場合、今日の夕食は抜くか?

最後の小野瑞歩さんのコメント(一部)
・バースデー・イベントに来てくれる人は年々、増えているような気がする。いや、分かりませんよ。間違っているかもしれませんよ。
・来年まで好きでいてくださいね。来年までじゃなくてずっと。
・歌もダンスも上達させていきたい。
・今日はたくさん寝てくださいね。

終演後お見送り

私:おやすみー
小野瑞歩さん:おやすみずほ!
右に傾いて、両手を揃えて頭の下に乗せる感じで(おねんねポーズっていうのかな)、全力でやってくださった。ニッコリして私の目を見ながら。私が先に目を逸らしてしまった。スゴイものを受けてしまった。一対一でこんなのをやってくれるとは。出来事の印象は締めくくりに大きく左右される(Dan Ariely and Jeff Kreisler, “Dollars and Sense”)。その意味で、コレは小野瑞歩さんに捧げたこの二日間の、これ以上ない締めくくりだった。甘美なデザートだった。

マザー・インディアに戻って、食べ損ねたターリーを店内で食べた。持ち帰ったんだけどココで食べさせてほしいとお願いしたら店員さんが了承してくれた。マトン・マサラがなかなかのお味だった。一番からく(私はこの言葉に辛いという漢字を使いたくない。つらいと同じ漢字なので。からさは喜び。もっとも、喜びとつらさは表裏一体なのかもしれないが)してもらったらちょうどよかった。提供は決して早くないが、味は悪くない。次は時間に余裕をもって再訪したい。明日以降の軽減税率適用後、このような場合に料金の計算はどうなるのだろうか? 注文したインド料理が開演間際に完成して持ち帰りにしてもらい椅子の下に置いてバースデー・イベントを観覧したのが私が初めてかどうかは自信がないが、さらに終演後に店に戻ってそれを食べたのは私が史上初だろう。

半蔵門駅周辺はいつ来てもやたらと警官さんがうろついている。無性にMSCさんの『心にゆとりさわやかマナー』を聴きたくなった。再生しながら電車に揺られる。ここ数日は無理のあるスケジュールで行動しているがそれほど疲れを感じていない。むしろ活力がみなぎっている。9月9日(月)に始めた高地環境トレーニングが寄与しているのか、それとも単に気が張っているのか。この二日間、やり切った感がある。小野瑞歩さんにとって大切な日を、ご本人のいる場所で祝うことが出来て、充実感でいっぱいだ。小野瑞歩さんのファンであること、それが私の幸せである。

2019年10月3日木曜日

月光 (2019-09-29)

つばきファクトリーさんのコンサート・ツアー日程が発表された時点では、札幌公演は私の眼中になかった。前のツアーで名古屋岐阜佐賀福岡に行ったばかりだ。消えていくお金。今回は抑えめにしないといけない。会社の海外出張で貯めたJALのマイルは佐賀と福岡への遠征で使い切っている。だから飛行機での移動を要する地方での公演は申し込みの検討対象から外していた。北海道はいつか訪れてみたい土地ではあったが、今はそのタイミングではない。そう思っていた矢先(7月8日)、小野瑞歩さんのブログ
北海道公演の日、9月29日に19さいになるんです〜!
自分にとって特別な日にライブができるなんて、、、嬉しいよ〜😊
お誕生日当日は、応援してくださるみなさんに会いたい!会いに来てくれること、楽しみにしててもいいですか〜。
日程を詳しく見ていなかった。そうか、札幌公演の日は小野瑞歩さんのお誕生日だったか…。即決は出来なかった。翌日、私はファンクラブ先行で札幌の二公演を申し込み、羽田と札幌の往復航空券をJALのサイトで購入した。あの #みずほからのおねがい を見て見ぬふりをするのは、私には出来なかった。前後に観光をくっ付けるなんていうぬるい計画はない。私は小野瑞歩さんのお誕生日をお祝いするためだけに、日帰りで札幌に行く。9月29日は、日曜日。翌日は会社を絶対に休めない(そういう日が年に二、三回ある)。

勢いで航空券を予約したので後から気が付いたが、7時半に羽田発の飛行機に乗るには相当な無理がある。家から向かおうとすると4時半くらいに起きないと間に合わない。不可能とは言わないけど、リスクが高すぎる。蒲田のカプセル・ホテル(カプセルイン蒲田)を予約した。当日の移動で『飛行機に乗り遅れる』(MC松島さんの名盤)余地は残されていない。航空会社をJALにしたのもLCCだと信用できないからだ。急に欠航になることがあるんだろ? 知らんけど。安物買いの銭失いをしたくなかったんだ。航空券代を失うだけならまだいいけど、公演に間に合わないことで失うものはプライスレスだ。(とはいえ航空券の料金はそんな変わらなかった。LCCはもっと安いものなのかと思っていた。)

  (1) 9月29日 JAL503便
   東京(羽田) 7:30発 → 札幌(新千歳) 9:00着
      普通席 /座席番号 17H
     ご利用運賃 ウルトラ先得/合計 11,360円
   
  合計 11,360円

  (1) 9月29日 JAL598便
   札幌(新千歳) 21:45発 → 東京(羽田) 23:30着
      普通席 /座席番号 29H
     ご利用運賃 先得割引-タイプB/合計 16,260円
   
  合計 16,260円

飛行機代は計27,620円。チケットに換算すると約四公演分。

カプセル・ホテルの大浴場で温かいお風呂と水風呂を往復し、休憩スペースで二階堂のソーダ割り(480円。焼酎がしっかり入っていておいしかった)を飲みながらiPhoneでベガルタ仙台さん対横浜F・マリノスを観るまでは順風満帆だった(試合結果は芳しくなかったが)。問題はその後。明日の起床に万全を期すために22時前には就寝体勢に入った。身体の複数個所がかゆくなって、まともに眠れなかった。ダニか何かに噛まれたようだ。お金を払って泊まる施設でこんな目に遭うのは初めてだ。

私の左腕に巻かれたFitbit Charge2の記録によると、私の睡眠はこうだった(括弧内の時間は覚醒を除いた純粋な睡眠時間):
21:57-0:24(2時間16分)
2:09-5:26(2時間52分)
時間だけを見れば二回の睡眠で5時間を超えてはいるが、質が高いわけがない。ともあれ、飛行機に間に合う時間に起きることは出来てホッとした。風呂に入って、チェック・アウト。私はこの宿を二度と利用しないだろう。

■京急蒲田    1番線発
|  京急空港線(羽田空港国内線ターミナル行)   6.5km   前・後
|  06:30-06:41[11分]
|  335円
■羽田空港国内線ターミナル    1・2番線着

新千歳空港の滑走路に鹿が入ったことによる滑走路の閉鎖で出発が遅れたというアナウンスメントに沸く機内。遅れは15分程度で済んだので問題ない。札幌ペニーレーン24の最寄り駅である琴似までは快速電車で一本。北海道に来た気分を盛り上げるため、MC松島さん(北海道出身)の“geranium”を聴く。

■新千歳空港   
|  快速エアポート95号(小樽行)   50.4km 
|  09:30-10:17[47分]
|  1,210円( 指定席 520円 )
■琴似(北海道)

琴似駅から歩いていると会場に近づくにつれ雨が降り出し、次第にやり過ごせる雨量ではなくなってきた。ローソン札幌二十四軒4条店で折りたたみ傘をゲトる。10時半すぎ、グッズ列じゃ最後部の奴らになる。グッズの販売開始は10時からなのだが、同時刻からコイン・ロッカーを開放している。いいね。助かる。どの会場もこうであってほしい。(パッと見、駅にコイン・ロッカーはなかった。)DVDマガジンの新作と、日替わり写真の小野瑞歩さん、谷本安美さん、小野田紗栞さん、山岸理子さん、あとソロ2L写真の小野瑞歩さん。5,500円。お釣りで百円玉入れてもらえますか? ロッカーを使いたいのでと頼むと、両替は出来ないので…と断りつつ五百円のお釣りを百円玉で渡してくれる、ツンデレを心得た物販のお姉さん。11時3分、コイン・ロッカーに荷物を入れて外に出る。小野(瑞)Tシャツを忘れた。クソ。200円だから後で取り出し直すか。

遠征民の移動時間に配慮しているのか(いや、そんな訳はないな。メンバーさんとスタッフさんの移動の都合か)今日は公演の時間が通常よりも早い。昼公演が12時半開場、13時開演。夜公演が15時半開場、16時開演。昼食を摂るかどうかは少し迷うところだった。大体の飲食店が11時半から営業を始める。すぐに入店して注文から間もなく料理が出てくればいいが、そうでなければ開場時間に間に合うかが際どくなってくる。アップフロントさんが私に与えた昼公演の整理番号が、21番なんだ。開場時間に遅れることは絶対に許されない。10分前には現地にいた方がよい。そう思いながら歩いていると、11時から営業している店を見つけた。松尾ジンギスカン。11時20分に入店し、3分後には大盛りマトンランチセット(肉300g)1,400円が目の前に置かれた。ハーフのキムチ150円を追加。たぶん人生初のジンギスカン。タレが糖質ゴリゴリで危険。日常的に食べていい甘さではない。でも、おいしい。真ん中で焼いているマトンの肉汁が鍋の周辺に落ちてきて、そこで煮ている野菜が味わい深くなるんだ。

昼公演 12時半開場、13時開演

12時15分くらいに会場前に到着。コイン・ロッカーから小野(瑞)Tシャツを取り出し、傘を入れる(雨は止んだ)。200円を入れて鍵を閉め直す。既に係員が来場者を番号順に並ばせている。60何番くらいまで進んでいる。列の二人くらいに声をかけて自分の位置を探し当て、列に入る。入場。12時34分、2列目のほぼど真ん中(ほんの少しだけ右寄り)の位置を確保。思ったよりもいい場所。右のほうが先に埋まっているという不思議な現象。そっちに目をやるとエメラルド・グリーンを着用した独身異常中年男性が集中している。小野瑞歩さんは比較的そちら側にいがちなので、彼らがそこにいるのは納得できた。私も埋まり具合が同じだったら真ん中より右寄りを選ぶ。今日は右に行くと三列目以降になる。二列目の真ん中というのも絶好の位置なので、今回はこっちにした。開演前のいわゆる影アナは小野瑞歩さんが担当した。注意事項を(詰まりながら)読み上げた後、今日は何の日か分かってますか? と我々に問いかける小野さん。みずほ! みずほ! の掛け声が沸き起こる開演直前。

序盤(とは言っても立て続けに5曲もパフォームした後)、つばきファクトリーさんが一列に並んでメンバー紹介をしたり意気込みを語ったりするセグメントで、サプライズがあった。通常はリーダー(山岸理子さん)かサブ・リーダー(小片リサさん)が進行役を務めるところ、お誕生日の小野瑞歩さんが仕切りを任されていたのだが、彼女が次に進めようとすると山岸理子さんがそれをぶった切った。驚く小野瑞歩さん。少し前に右側の袖に捌けていた谷本安美さんが、ケーキを持って現れた。ハッピー・バースデーの歌をメンバーさんと我々で一緒に歌う流れに。そのときに会場に流れていたのがハッピー・バースデーの歌で二番目に有名な、テンポの速めなあの曲だった。え、この歌(を歌うの)? と岸本ゆめの さんが身体を揺らしながら確認していたのが可笑しかった。合唱するのは定番のあの歌だった。名前の箇所は、みずほ。小野さんが19歳になる当日に2列目でこれを歌えて、彼女の反応を間近で見られて、北海道まで来てよかったと私は思った。本当に運がいい。19歳の抱負は? と山岸理子さんに聞かれた小野瑞歩さんは、嬉しい…と言ってから、大人っぽさを意識しつつ…と言ってから十代最後の歳なのでどうのこうの的なことを言っていた(内容を私が忘れた)。

『月光』というツアー名には大人のパーティ的なテーマがあるらしい。朝までパーティを楽しみましょう! と誰か(岸本ゆめのさんだったか)が言って次の曲に移る場面がある。もちろん実際に朝までコンサートが続くということはなく、開始時間も終演時間も厳密に管理されている。そもそも我々には朝までパーティを楽しむような社交性も体力もない。(女性グループで月をツアータイトルに入れるのはちょっとギョッとしてしまうが、私の考えすぎだろうか。ほら、女性で、月ってさ。)

最近たまにYouTubeでコンサートを最前から映した映像が公開されるけど、アレではとうてい伝わりようのない、特別な臨場感、画質、迫力。最前付近の悦楽というのは実際に体験しないと想像すら難しい。この経験を記録して再体験できるVR装置が欲しい。小野さんは右ワキの内側が少し赤くなっていた。左ワキと肩の間に虫刺されのような跡があった。

私は数週間前にHIIT (high intensity interval training)をやるようになってから、アスリートさんへの尊敬が増している。自分がどういう動きをどれくらいするときついのか知ると、フットボーラーさんたちがいかに凄いのかがよく分かる。あれだけ走るのがどれだけ大変なことか。仲川輝人さんの超人的なスプリント、献身的な守備。今日、つばきファクトリーにも同じことを思った。身体のキレ。連続的に踊りながら歌って息が上がらない心肺能力。持久力。その上、優美な身体の使い方。ケチのつけどころがないスタイル。運動は私が才能もなく能力開発も怠ってきた分野なので、自分が少しでもやってみることで如何にプロが凄いかというのを再認識できるようになった。

8人を半々に分けて、4人ずつが交替して着替える時間。
・岸本ゆめのさん、山岸理子さん、新沼希空さん、小野瑞歩さん。小野さんに関するクイズ。岸本さんが小野さんの誕生日を10月29日と間違える。回答者は本人。
新沼さん:二人で食事に行った中で一番おいしかったのは? 焼肉。不正解。正解は、もつ鍋。それと迷った! と悔しがる小野さん。
山岸さん:最初に二人でご飯を食べたのはどこ? つるとんたん。正解。一回くらいしか二人で食事に行っていないよねと小野さん。2回くらいあるよ、池袋サンシャインにも行ったと山岸さん。
岸本ゆめのさんの出題前に時間切れ。楽屋で小野さん。インスタに載せると宣言する岸本さん。
・谷本安美さん、秋山眞緒さん、小野田紗栞さん、小片リサさん。
秋山さん:昨夜ホテルで同部屋のみずほちゃんにサプライズでお誕生日を祝った。みずほちゃんがお風呂に入っている間に部屋を飾った。みずほちゃんはいつもお風呂が早い。5分以内。昨日は特に早くて3分半くらいだった(これらの時間は私の記憶違いかもしれない)。あ、でもちゃんとキレイに洗ってますよ。風船が膨らませきれず、本人にも膨らませてもらった。
谷本さん:昨日、研修生ユニットさんとご飯を食べた。私は海鮮丼を頼んだ。みずほちゃんが欲しそうに見てくる。顔をすぐ側に寄せて無言で訴えかけてくる。みずほちゃんはいくらを食べると喉が痒くなるのであげないつもりだったが、一粒だけあげた。するとみずほちゃんは喉が痒くなって飲み物を4杯くらい飲んでいた。
小野田さん:おみずはラインを返すのが遅い。既読がつかない。(会う)予定を立てようとしてもその日が過ぎてから既読がつく。すぐ返事来るよ? と無邪気にぶっ込む秋山さん。残りの二人も同意。10秒くらい(私の聞き違えかもしれない。Twitterで40秒と書いている人がいた)で来ることもある。小野田さんによると、おみずの既読がつくのは一週間くらいかかるという。会場にいる全員が何かを察する。ざわついてヤバい空気になるフロア。さおりだけ?? と泣きそうな顔を作る小野田さん。次に行こう、と半ば強引に締めて曲に移るメンバーさんたち。コレはめっちゃくちゃ面白かった。一切の動揺を見せずに次の曲をパフォームする小野田さんの強靭な精神力。さすが一人旅とブログで称した江ノ島への滞在中に男と二人で映った写真が流出し、肉体関係を半ば認めつつ平然とアイドルさんを続けるだけある(こう書くとディスっているように見えるかもしれないが、私は彼女のことを高く評価している)。

アンコールは、みずほ! あんみぃ! だった。徐々にテンポが速くなっていくという私にとっては初めて経験するパターンだった。小野瑞歩さんが最後のコメントで触れたところによると、どうやら札幌公演ではコレが恒例らしい。

小野田紗栞さん:私、北海道が大好きなんです。
フロアの中年男性:オレモー!!
小野田紗栞さん:あ、そうですよね…。
谷本安美ちゃんが最近ツンデレなんです、と我々に訴える小野田さん。笑う谷本さん。詳しくはブログに書くという。

小野瑞歩さん:緊張していた。お客さんの顔が見られなかった。『今夜だけ浮かれたかった』くらいまで。それはかなり終盤なのでフロアからエーイング。もう一度やりたい。(まだ一公演あるよとフロアの誰かが言った模様)そうなんですけど、一公演目をもう一度やりたいです。

岸本ゆめのさん:みずほちゃんの誕生日を間違えたが、問題ない。家族みたいなもの。みずほちゃんは緊張していた。開演前、ハグしたら心臓の音が聞こえた。

谷本安美さんの後に新沼希空さん:(何かを言ってからフロアの反応を見て)白けちゃった(苦笑)…。

終演後の全員握手

谷本安美さん(一人目):みずほおめでとう!(私のTシャツを見て言ってくれた。なんて出来た方なんだ。実は私はつばきファクトリーの中で谷本さんが二番目くらいに好きである。)

私:誕生日おめでとう!
小野瑞歩さん(三人目か四人目):ありがとう~!(しみじみとした感じで)

東京で行われる明日のバースデー・イベントは、1回目、2回目両方の入場資格を私は有している。2回目はたぶん大丈夫だけど、1回目に関しては間に合わないリスクがある。会社を15時半までに出る必要がある。でも最悪、明日の1回目は入れなくても悔いはない。今日が小野瑞歩さんの誕生日。小野さん単独のイベントではなく集団のコンサートだが、今日の方が重要なのではないか。お誕生日の当日かそうじゃないかは、フットボールを生中継で観るか録画で観るかくらいの違いがある。バースデー・イベントの席は2回ともよくないが、今日のこの公演でこの場所、この位置にいられたのが感慨深い。今日と明日の小野瑞歩さんスペシャルの四公演。初っ端がハイライトだった。

14時17分に本編終了、14時39分に公演終了。14時55分、握手を経て会場の外。次の開場時間15時半までもうすぐ。そのままペニーレーン24脇の空き地で待機。15時15分から番号の呼び出しが始まる。

夜公演 15時半開場、16時開演

いわゆる影アナは谷本安美さん。私、谷本安美の地元。なまら楽しんでいきましょう! と我々の士気を高める谷本さん。私の整理番号は186番だった。発行された番号は250番か300番くらいまであったようだ。入場した時点では、6割くらいのスペースは埋まっているが、開き直っていちばん後ろに行くのはちょっともったいないくらいの人の入り具合だった。左側(女性限定エリアがある方)の後方を選択。開演前、あんみぃ! あんみぃ! の集合的な掛け声。どんどん速くなる。

昼と比べるとセットリストを思ったよりも変えてあった。これはありがたい。複数回、観る甲斐がある。もっともこのツアーは3回しか見ないが(後日談だが10月6日の仙台夜公演のチケットを一般販売で買い足したので4回になる)。『夢幻クライマックス』(℃-ute)では思わずイントロで声が出た。聴きながら℃-uteさんの姿が頭にフラッシュバックする。つばきファクトリーさんの歌唱はまだ往年の℃-uteさんの域ではないが、ダンスは目を見張るものがあった。このような魅せる曲を堂々とパフォームできるようになったんだ、彼女たちは。『私がオバさんになっても』をやってくれたのも私は嬉しかった。この集団に凄く合っている曲な気がする。アイドルさんからファンへの問いかけに思える、色々と考えを巡らさざるを得ないリリック。ここにいる人たちのほとんどはつばきファクトリーさんがおばさんになったら見向きもしなくなる。既にBEYOOOOONDSさんに流れた人もいるだろう。そもそも彼女たちのほとんどはオバさんになるまで産業に残れない。アイドルさんたちはどんどん若い子と入れ替わっていき、個々のオタクさんは老齢化し続ける。

着替え時間を兼ねたトーク・セグメント。
・小片リサさん、谷本安美さん、小野瑞歩さん、秋山眞緒さん。今日は私の凱旋なのにみずほちゃんが主役になっていてイヤだ(谷本安美さん)、今日だけは許して…(小野瑞歩さん)的な小芝居からの、どっちが主役かを決めようという流れに。凱旋派、お誕生日派に分かれて討論。
凱旋派:小片リサさん、谷本安美さん
誕生日派:小野瑞歩さん、秋山眞緒さん
谷本安美さん自身が小野瑞歩さんのお誕生日を祝して爪をエメラルド・グリーン(小野さんの色)に塗っている点を指摘される。
・岸本ゆめのさん、新沼希空さん、山岸理子さん、小野田紗栞さん。
誕生日派:岸本ゆめのさん、新沼希空さん、山岸理子さん。誕生日は365日に一日しかない。この世に生まれた日という大切な日。凱旋は年に二回以上やらせてもらえることもある。
凱旋派:小野田紗栞さん。静岡への凱旋公演を欠席したことがあるので、凱旋への思い入れが強い。
結論としては、ファンの方が両方を祝ってくださるので、どっちも大事! という予定調和。着替えを終えて合流した小片リサさんが一言:やっぱり?

17時16分、本編終わり。あんみぃ! みずほ! 例によって速くなっていく。これ以上は無理というところで終わって、少しの間を置いて再びゆっくりとみずほ! あんみぃ! が始まる。その繰り返し。オタクさんの主流を占めるであろう関東民が気軽に遠征できる土地ではないからこういう地域性が出やすいのかな。おそらく他の地方都市での公演に比べて地元民率は高かったんだろうね。

小野田紗栞さん:全員と目が合いましたよね? (挙手したのは少数派)三分の一くらいは手を上げてくれてよかったです。前に聞いたときは三人くらいしか手を上げなかったので。

小野瑞歩さん:誕生日にこんなに大勢の人に祝ってもらったことがなかった。…いやウソかも。ライブで(は初めて)。

谷本安美さん:ただいまー!!
横浜生まれヒップホップ育ち埼玉在住、今日が北海道初上陸の私:お帰りー!!

新沼希空さん:また白けちゃった(苦笑)…。お祝いの人(谷本安美さん)の後に話すのはつらい。

小片リサさん:つばきファクトリーのカッコいいところと可愛いところを見つけてもらえたんじゃないかと思います。次に見たらカッコいいところが可愛いところに、可愛いところがカッコいいところに変わっているかもしれない。だから来週も観に来なきゃダメ。

終演後の全員握手

小野瑞歩さん:明日は??
私:行く行く!
小野瑞歩さん:やったぁ! 頑張ります!

新沼希空さん:ねえねえこれカッコミズ面白いね
※私が着ている小野(瑞)と印字されたTシャツの(瑞)を指している

18時20分頃、Twitterで相互フォローしている初対面の地元民さんと札幌駅で合流。思ったより時間がない。20時25分の快速エアポートに乗る必要がある。吟味している時間がないもんで適当に入った居酒屋。びっくりするくらいフェイク。新鮮味のない刺身。スーパーマーケット・クオリティの寿司。どこでも食えそうなザンギ。店員の威勢だけでもっているような店。ココが特別ハズレというよりは、札幌駅前はあんまり目ぼしい店がなさそう。札幌駅前の景色は、既視感のある地方都市。目新しさがない。もちろん観光客を楽しませるために街があるわけじゃないんで、地元で生活している人からすれば余計なお世話なんだが。年間100現場を達成されたことがあるという地元民さんから、札幌の現場事情を伺う。ありとあらゆる無銭現場に現れて無銭で鑑賞し曲中にシャドー・ボクシングのムーヴをする有名おまいつ通称シャドーという人物の存在等、札幌ストリートの情報を仕入れることが出来た。

21時2分、新千歳空港。21時30分の飛行機で羽田へ。北海道に来たという実感がないまま東京に帰る。朝に羽田から札幌に飛んでそのままコンサート会場付近に直行して昼食を摂ってコンサートを二公演観て地元の紳士と会食してこれからまた飛行機で帰ってるだけだからな。本当に北海道に来たと言えるのか分からない。寒くなるのかと思いきや最後までTシャツ一枚で大丈夫だったし、旅情を感じる要素がほとんどなかった。心残りはMC松島さんのご実家のイタリアンに行けなかったことだ。日曜日が定休日なので。次の機会に。中央区南1西5-20-2Fにあるトラットリア・トレンタ。ココを訪れてから聴くMC松島さんの曲は鳴りが違うんだろうな。

23時29分、羽田に到着しジョルダンのiPhoneアプリで帰りのルートを検索すると、家の最寄り駅までの終電に間に合わないことが判明した。楽天トラベル。23時39分、池袋のホテルを予約。24時を過ぎてもチェック・インが出来る。助かった。24時33分に池袋着。24時48分、ホテルにチェック・イン。無駄に出来る時間はない。早く寝て、明日の労働とバースデー・イベントに備えないといけない。