2018年8月24日金曜日

キャメリア ファイッ! vol. 8 (2018-08-21)

つばきファクトリーは左手です。どうぞ行ってらっしゃいませ。じゃないんだよ。なんで俺がそっち側だと決めつけるんだ。俺の目的地が山野ホールとは限らないだろ。単に通りがかってるだけかもしれない。隣接されている山野美容専門学校の学生さんかもしれないじゃないか。仮に俺がそこの学生だとして、黒スーツを着た紳士がつばきファクトリーはこっちだなんて言ってきたらエッてなるよ。場合によっちゃ通報だよ。声かけ事案。イヤイヤ、失礼しちゃうな。そうやって見た目で他人にレッテルを貼って。ま、当たってるんだけどさ。たしかに俺はHello! Projectに所属する9人組の美少女集団を観るためにココに来た。9連休もあった盆休みが明けて二日目にして午後半休。大久保のソルマリでAセット550円とマトンセクワ300円を食って、代々木駅前のマクドで本を読んでからブックオフで17時10分まで本を読んでいた。今日は17時半からと19時45分からの二回あるんだけど、両方に申し込んで17時半のだけ当たったんだ。平日のファンクラブ・イベントは、大体いつもこの時間に開催されて、早い方だけが当選しがち。17時半開始は、労働者にはキツイよね。とは言え席はほぼ埋まるんだけど。

グッズ売り場は誰も並んでなかったけど、何も買わんかった。何も考えずにグッズを買って遠征を好き放題やってたらお金がなくなるからね。というかなくなったんだ、実際。5月のゴールデン・ウィークはやり過ぎだった。その傷を癒さないといけない。17時16分にin the place to beになった(つまり山野ホールの客席空間に入った)。陰茎からメロー・イエロー(KOHEI JAPANとKINが所属するラップ・ユニットのことではない)を放出したくなってトイレを探し始めたところちょうど上々軍団のお二人がステージに出てきた。尿意はそこまで強くなかったんでイチモツをパンツにしまって(出して歩いてたんかい)そのまま観ることにした。トイレでなく自称お笑い芸人の前座を選んでよかった。何せ『20歳』を聴けたからね。ハロコンの前座では『仲間』だけだったんだけど、今日は『20歳』と『仲間』の二曲。この中で20歳だよという人いますか? と問いかけてから、明らかに自分たちよりも年上な人が多いですねとどのHello! Project現場でも一笑いが取れるであろうコメントを放つさわやか五郎さん。彼は平均的なHello! Projectメンバーさんより歌が上手いと思うけど、2曲でかなり息が切れてたんで、Hello! Projectメンバーさんのように踊りながら歌うのを2時間続けるというわけにはいかなさそうだ。前座に続いて本番の司会も二人がかりでやってくれた。

司会は上々(軍団)で、視界は良好だった。アップフロントが俺に与えたのは9列の真ん中くらい。双眼鏡なしでも問題なく楽しめる位置だった。もちろん双眼鏡は使ったけどね。比較的ちかい位置から双眼鏡で得られる絵というのがまた格別で、やめられない。あんまり使い続けるとTwitterや2ちゃんねるでディスられかねないくらいの距離だった。周りでは同志が見当たらなかった。

つばきファクトリーさんは中央の通路から登場した。皆さん、メンバー・カラーのアロハ・シャツをお召しになっている。といっても、厳密に一緒ではなかったけどね。小野瑞歩さんのメンバー・カラーはエメラルド・グリーンだけど、シャツの色はエメラルドじゃないグリーンだった。なかなかないんだよね。服でエメラルド・グリーンってのが。ターコイズとか、ミントとかは探せばあるんだけどさ。得体の知れないブランドじゃなくて、MADE IN USAの、Champion T1011とかでエメラルド・グリーンがあればなあ…。それはともかく小野さんは下はベージュの麻のハーフ・パンツだった。9列目から双眼鏡を使うと素材感がよく分かる。ついでに肌の質感も。

三つゲームをやってから、三曲のミニ・コンサートという構成。最初のゲームが、究極の選択的な。AかBかで答える。手に入れるならどっち? 可愛さと知性という問いでは知性が小野田紗栞さんと小片リサさんだけ。残りは全員が可愛さ。どうせもう可愛いからとか言うんでしょ? と小野田さんを牽制する小片さん。図星だったがひるまず、もう可愛いからとぶりっ子を貫き通す小野田さん。そんなのと一緒にされるのは不本意だというようなことを言ってから、社会で生き残るためには賢さが重要だという旨のことを力説する小片さん。でも可愛い方がチヤホヤされるよ、と谷本安美さん。髪型を変えるならどっち? アフロとモヒカンという問題では、アフロが多数派。たしか7-2くらい。小野さんはモヒカン。アフロの方がインスタ映えするから、と新沼希空さん。新曲の衣装、全身タイツとビキニならどっちを選ぶ? という問い(メンバーさんからの質問に、色はメンバー・カラー、サイズはピッチピチと答えるさわやか五郎さん)では5-4と割れた。全身タイツを選んだ小野さん、ビキニを選んだ新沼さんに向かって(ビキニを着た同業者は既にいるけど全身タイツの人たちはいないから)インスタ映えするよと意趣返し。でもファンの皆さんが見たいのはビキニですよね? とさわやか五郎さん。まばらな拍手。アレ、そうでもない…? 皆さん、つばきファクトリーの全身タイツを見たいようです。えー、そうなんですかあ?! という感じで照れ笑いして観衆に目を向けるつばきファクトリーさん。正直この設問における彼女たちの一連の反応、表情、回答にはちょっと興奮させられた。まだ制服が似合うのは強いて言えばどっち? 山岸理子か小片リサ。(スクリーンに映し出された強いてという文字を見て、つよいてって何ですか? と聞く秋山眞緒さん)。山岸理子さんと小片リサさんご本人の二人が小片リサさん、それ以外の7人が山岸理子さんを選択。

二つ目のゲームが胸キュンフレーズ。事前にネットで投票を受け付けていたらしい。迂闊なことに俺は知らなかった。フレーズが10個あって、そのうち一つはさわやか五郎さんが考えた。(これは投票受付時には知らされていなかった模様。)さわやか五郎さんよりも順位が下になったメンバーさんには罰ゲーム。一位から順番にフレーズがスクリーンに表示され、考案者が真ん中に出てきて実演する。一位は浅倉樹々さん。五位が小野瑞歩さん。ジェットコースターは苦手だけど、あなたの隣なら大丈夫的な。言う前にイヤイヤ無理だよ的な無声の演技を入れていた。問題のさわやか五郎さんは六位。熱中症と書いてねっ、チューしようと言いながら、顔を歪める。両サイドで見守るつばきファクトリーさんから上がる悲鳴。さわやか五郎さんよりも得票数が少なかった四名が谷本安美さん、山岸理子さん、小片リサさん、岸本ゆめのさん。小片リサさんは、塩がないというようなフレーズ。イヤ皆さん想像力が足りないですよ、塩が足りないということは料理をしているんですよ。同棲してるってことですよ。ホラホラホラ。そこで塩がないって伝えるのは頼ってるということですよ。等と早口で小片さんがまくし立てるのも虚しく、塩がないなら醤油かソースで何とかしてほしい、薄味が好きなので塩が足りないくらいがちょうどよいといった投稿を読み上げる鈴木啓太さん。最下位は、岸本ゆめのさん。ビリヤード、初めてだからやり方教えてくれる? 的な。センスが昭和という他、メンバー9人に対してフレーズが10個あるから、おそらくコレは男性スタッフが考えたのだろうという勘の鋭いファンのコメントが紹介される。下位の面々、絶対に上位を獲るつもりだったと口々にこぼす。罰ゲームは、苦い何とかジュースを飲む。

三つ目のゲームが、絵描き歌。二交代制。歌い手が一つ目は山岸理子さん。答えはラクダだったんだけど、皆さんの絵がだんだん女性器っぽくなっていってオジサンはヒヤヒヤした。ぐしゃぐしゃに見えて小野田さんの絵はいい線を行っていた。正解した。二つ目は歌い手が小野瑞歩さん。まず最初に…といきなりしゃべり始める。回答者の質問には答えていくし、歌になっていない。秋山眞緒さんが正解。ヨット。これらのゲームで加算されたポイントがいちばん多かったのが浅倉樹々さんと新沼希空さん。同率一位。

ミニ・コンサート。『夏 LOVE ロマンス』(ハロー!プロジェクト)、『グルグルJUMP』(モーニング娘。)、『今夜だけ浮かれたかった』。『グルグルJUMP』のイントロがかかった瞬間に場を包み込む高揚感。先日のリリース・パーティで好感触を得たからこのイベントのセットリストに入れたんじゃないかな。曲として面白いし、振り付けもユーモラスでさ。最高にマブいナオンたちが全力の笑顔でガニ股でクルクル(グルグル)回って、眼福だよ本当に。ありがてえありがてえ。『今夜だけ浮かれたかった』は、初めて聴いたときはちょっと微妙かなって俺は思ったけど、今ではとても気に入っている。後半にかけて熱を帯びて、メンバーさんたちが熱唱していく感じがたまらない。どうしたら輝けるの、は小野瑞歩さんがこれまでに獲得したソロ・ラインの中でも最大の見せ場と言っていい(今でもまぶしくて直視できないくらいに輝いてるよ、みずちゃん)。

俺は7月のはじめから食事を見直して体調はよくなってきているんだけど、労働再開のストレスが影響してか月曜、火曜と二日連続で夜中の3時に目が覚めていた。目がシバシバして、マクドでも居眠りして、満足な状態とは言えなかった。残念だった。翌日からは中途覚醒なしで眠れている。

18時40分頃、終了。近くにあるひつじやという店が前から気になっていたが、店の前に置いてあるメニューを眺めるとお酒がビールばかり。迷ったがグルテン制限中の俺はぐっと我慢し、中華料理店、張の家へ。ハイボール、枝豆、棒棒鶏、卵と牡蠣の炒め物。悪くはないけど、飲み物が少ない。1,800円くらい。

2018年8月14日火曜日

ALL FOR ONE/ONE FOR ALL (2018-08-04)

ブルシット・ジョブにぶん殴られ続けて頭の周りをヒヨコが回った状態で突入した週末でしたが、またしてもHello Projectさんが私を救ってくれました。昨日は朝から腹の虫の居所が悪く、一度も笑った記憶がありません。最近は神経を使うことが多くて。身体は凝り固まって、朝の目覚めも悪い。普通に起きて会社に行くだけでも一苦労。Crazy完全な酷暑も少しは作用していたかもしれません。帰宅時に近所のスーパーマーケットに寄って、プラムがおいしそうだなと思ってカゴに入れたときが、人間らしい優しい感情を抱いたほぼ唯一の瞬間でした。今朝、起きたときの感触(だいたい眠りから覚めたときにその日の調子が分かります)は昨日よりはマシでしたが、ダメージは残っていました。中野サンプラザへの移動中も労働のことが何度も頭をよぎりました。昼公演の最中も時折、労働の問題を思い出し、アレはどうすればいいんだろうってボーッとしてしまいました。でもそんな頭のモヤモヤは、Hello! Projectさんが着実にほぐしてくれました。ステージ上で輝くメンバーさんたちを見ていると思わず笑顔になりました。夜公演ではコンサートに没頭するという感覚を久し振りに味わいました。数時間の体験で、実感できるくらいにストレスが軽減していく。私の人生でそんなことが起きるのはHello! Projectさんの現場以外ではまずありません。(生殖を行った人々は、家に帰ってお子さんを見たら疲れが吹っ飛ぶとか言いますよね。それに近いのかもしれません。)

13時過ぎに中野サンプラザ前に着きました。暑さと日差しと列の長さを見て、日替わり写真を買うのは諦めました。入場後に買えそうなら買おうかなと。小野瑞歩さんの日替わりは売り切れるのが早いので、獲得は絶望的です。この時点で並んでいてもゲトれていた保証はありません。アンジュルムさんの『泣けないぜ・・・共感詐欺Uraha=Lover君だけじゃないさ…friends(2018アコースティックVer.)』がご自由にお取りくださいの箱に入っていたので、いただきました。なぜか置いてあった乃木坂48さんの『裸足でSummer』とTWICEさんの“Wake Me Up”もいただきました。席が空いていたCafe Miyama。喫茶店でカフェインと糖質を避けるとなるとトマト・ジュースくらいしか選択肢がなくなるんですよね。670円。高級。

昼公演は15時から。14時半すぎに店を出て、会場に入りました。14時43分に上々軍団さんのお二人が出てきました。そういえば彼らが前座をやるんだった。彼らがドロップしたばかりのシングル、『仲間』を歌いました。歌い出しから歌の終わりまで一フレーズたりともオタクさんの人生と合致する点がないリリック。私にとってはギャングスタ・ラップと同じくらい自分の生活実感からかけ離れている。ただ中島早貴さんのラジオ番組にゲストで出た鈴木啓太さんが、当初はコント用に作った曲(ネタの最後に分かりやすい青春ソングを歌って笑いにするため)だったと明かしたのを聞いてからは少し見方が変わりました。もしあのリリックの内容を本気で信じて、オタクさんに共感してもらうつもりで歌っているのであれば鈴木さんは相当なサイコパスです。我々がこの曲で描かれているような仲間に囲まれた人生を送っているわけがないでしょう。ところで上々軍団さんはお笑い芸人ということになっていますが、お笑いの仕事(Hello! Projectのファンクラブ・イベントの司会以外で)ってどれだけやっているんですかね? ぜひ次は開演前に歌ではなくネタを見せて我々を笑わせてほしいものです。

ブルシット・ジョブによる無愛想な仏頂面。顔の筋肉が固まって笑おうとしても笑えない。そんな状態で双眼鏡を構える私に、Hello! Projectさんは視覚と音声でセラピーを与えてくれました。

・はじめに私を笑顔にしたのが、宮本佳林さんでした。ひな壇で金澤朋子さんに何かちょっかいを出して、金澤さんの反応に驚きと嬉しさが入り交じったような表情と動きをされていて。
・今日は広瀬彩海さんの誕生日らしく、会場にいる全員でハッピーバースデーの歌を歌いました。名前の箇所はご本人の希望で彩海(あやパンだったかもしれません)。
・つばきファクトリーさんは『今夜だけ浮かれたかった』の衣装をまとっていました。川崎で衝撃を受けましたが、山岸理子さんと小野瑞歩さんのアレ(何がとは言っていない)が暴力の域に達しているのを再確認しました。
・カントリー・ガールズが新曲を披露していました。トラックがjazzyな感じでした。よさを理解するには何度か聴く必要がありそうです。作詞が児玉雨子さん(ポストつんくプロデューサー期における最大の発見。最先端の言語感覚の所持者)。
・このコンサートでは毎公演、Hello! Project出身者のゲストさんが登場します。昼公演では吉澤ひとみさん、市井紗耶香さん、保田圭さんによる『ちょこっとLOVE』。変わらないねと言いたいところですがプッチ熟女感が出てるね、とまことさんが指摘していました。さらに矢口真里さんが合流して『ハッピーサマーウェディング』。バツが二つ付いている…と感慨深そうに語るまことさん。私にとっては珍しいものを観られたという喜びはありましたが、それ以上ではありませんでした。比較は酷ですが、今の彼女たちが(知名度を除いて)現役Hello! Projectメンバーさんに勝っている点は一つもないと感じました。吹いてるぜ向かい風 お前らの立っていい舞台じゃねえ というライムが頭に浮かびました。
・研修生からデビューが決まった二つのグループに選ばれた皆さんがDA PUMPさんの“U.S.A.”をパフォームするのがこの夏ハロコンにおける目玉の一つです。清野桃々姫さんは頭一つ抜けていました。真顔からの笑顔への切り替えとか、フックでの身体の反り方、しなやかさ。観ていて飽きない。次に目に留まったのが岡村美波さん。実力診断テストの頃に比べると身体を絞っていました。今後に期待できそうです。
・“U.S.A.”をHello! Projectのコンサートでやることには賛否があります。私は歓迎します。本来ならHello! Projectが自前でこういうチューンを作らなければならなかったのです。それが出来ていない。つんくさんが病気になっていなければこの曲を作っていたかもしれないというのが、私が初めにこの曲を聴いたときの感想でした。病気になってからのつんくさんは作風が変わりました。元のつんくさんはもういない。穴を埋められる人もいない。その現状で、かつてのつんくさんを思い起こさせる“U.S.A.”を借りてくるのは判断として正しいのではないでしょうか。昔のつんくさんの曲を引っ張ってくるだけでは新鮮味に欠けますし。
・Juice=Juiceさんの“Vivid Midnight”のバックダンスをつばきファクトリーさんが務めていました。私の好きな曲を好きなグループ二つがパフォームする特別な時間でした。
・一岡伶奈さんがリーダーを務める新グループと高瀬くるみさん・清野桃々姫さんが所属する新グループ合同での新曲、『眼鏡の男の子』が初披露されました。作詞作曲、星部ショウさん。前田こころさん扮する学ラン眼鏡の男子学生に他のメンバーさん扮する女子たちが思いを寄せるという、物語仕立てで、コミカルで、歌とダンスに演技が混じったパフォーマンスでした。それぞれのグループにオーディションの合格者を加えて始動する予定のようですが、今の人員で一つのグループにまとめた方がいいんじゃないの、という感じがしました。
・『眼鏡の男の子』では前田こころさん、高瀬くるみさん、清野桃々姫さん以外は学校の制服風衣装なのですが、一岡さん(19歳)だけ現役の年齢を超えているとまことさんが指摘しました。コスプレです、と苦笑いする一岡さん。西田汐里さんはまだ中学生ということで、これからですと言っていました。
・コンサートを通してずっと、フランス代表の4番(VARANE)を着用した紳士が最前で飛び跳ねていました。あのユニフォームに何の意味があったのか。私もそのうちHUGO VIEIRAさんのユニフォームを着てコンサートを鑑賞しようかな(近いうちに買うつもり)。
・三人祭の『チュッ!夏パ~ティ』を川村文乃さん、牧野真莉愛さん、小片リサさんがカヴァーしていました。お尻を突き出すところはもっとエッチにやらないといけませんし、衣装にも一工夫が要ります。もちろん変な意味ではなく、本家へのリスペクトを表現する必要があるということです。
・森戸知沙希さんと井上玲音さんを溺愛していることで知られていた飯窪春菜さんが、小野田紗栞さんとのトークで好意を表しました(たしか前にも言っていたような)。小野田ちゃん可愛いなって思うんだけど、自覚してるよね? はい、もちろんです。飯窪さん曰く、小野田さんはこの人は私のことを好きなんだというのが分かった挨拶をしてくる。目配せをする感じ。そのつもりはないんですけど…無意識にやっていたんですかね、と小野田さん。あざとい、私チョロいと飯窪さん。推し増しは同じ愛情を注げれば問題ないんです。皆さんも肝に銘じてくださいね、と捨て台詞のように言い残して飯窪さんは捌けていきました。
・初めて『夏将軍』を聴きました。湘南乃風さんというドンキホーテさんの客層が好んで聴くようなセルアウト集団さんに所属する職安のような名前の紳士が作ったアンジュルムさんの新曲です。Twitterでは(私のTLでは)クソと評されています。そうは言っても、いくら何でも売れっ子アーティストさんがそんなモン作るはずないしHello! Projectさんが誇る一流の音楽ディレクターさん(橋本慎さん)が認めるわけないでしょ。どれどれ聴いてみようか…ってホンマや! ℃-uteさんの活動終盤をゴミ曲で彩るだけでは飽きたらずつばきファクトリーさんにシットと呼ぶに相応しい歌を投げつけ、今度は和田彩花さんのグループ活動終了に泥を塗るのかと呪詛を唱えたいところです。ただ、職安さんからすれば頼まれた仕事をやっているに過ぎないわけで。オーダーを続ける方に責任があります。橋本慎さんはヤクブーツでもやってるンんですか? それとも職安さんにナニでも舐められてるンですか?
・モーニング娘。さんの“Are You Happy?”で隣の秋山眞緒さんを誘って立ち上がり、曲のムーヴに合わせて飛び跳ねて、膝に手を当ててしゃがむ小野瑞歩さん。その笑顔がまた無邪気で心から楽しそうで。一回、後ろにこけそうになってまた笑っていました。
・Juice=Juiceさんの『禁断少女』。YouTubeに金澤朋子さんと段原瑠々さんによるフックの振りレクチャー動画が投稿されていました。私は何度か観ましたが、練習はしていなかったので、出来ませんでした。練習したとしても、双眼鏡で色々と舐め回すタイプのオジサンには難しいかもしれません。
・『夏将軍』が始まったときは若干お通夜のような雰囲気になりましたが、同じ職安さんによるつばきファクトリーさんの『ハッピークラッカー』は正直、普通に盛り上がっていました。私は乗りません。
・モーニング娘。のバックダンス時にふざける室田瑞希さんと隣の佐々木莉佳子さん。
・従来に比べてステージとひな壇の境目が少なくて、位置によっては重なっていました。

外に出るともうすぐで夜公演の開場時間(17時半)でした。2時間半近くやっていたようです。高架下のアンオフィ・ディーラーに千円札を差し出し、75番を注文。メシを食う暇もなく、入場。グッズ列に並ぶ。日替わり写真、売り切れまくり。売場でSOLD OUTとテープが貼られているメンバーさん以外もバンバン売り切れていて。じゃあ誰々さんはありますかって何度も聞いたんですがその度に切らしてますってなって。私の方もネタがなくなってきて。逆に誰のが残ってますかと売場の淑女に聞きました。石田さん、上國料さん、と何人か挙げてくれました。この機会がなければ買わないメンバーさんのにしようと、私は岸本ゆめのさんを選択しました。18時23分、上々軍団さん登場。彼らはヒップホップの現場でよくあるあの片手を上下させるムーヴを我々に要求していました。Hello! Projectにはない乗り方。

・そういえば今回のHello! Projectコンサートから開演前の注意事項の映像が刷新されていました。文字が意味もなく格好よく動いているだけで、メッセージが伝わりづらくなっていると思います。この出来の悪い映像を眺めながら、体調が昼公演のときよりよくなっていると感じました。
・昼公演がALL FOR ONE、夜公演がONE FOR ALLという名前で、セットリストや衣装が異なったのですが、“U.S.A.”は両方の公演でやっていました。清野桃々姫さん、ジャケットの使い方が上手い。はだけて二の腕をチラッと見せて、また羽織る。動きにバネがある。他のメンバーさんとは一線を画している。
・つばきファクトリーさんは『純情cm(センチメートル)』の衣装。
・夜のゲストはモノホンでした。夏焼雅さんと須藤茉麻さん。空気が一変しました。『恋の呪縛』と『ライバル』。爆発的に盛り上がりました。今のHello! Projectは彼女たちがこれらの曲をパフォームしたときを超えるグルーヴを生み出せていません。ゲストの直後に登場した現役メンバーさんたちが霞むほどのヴァイブスでした。この辺で明確に自分の調子がよくなったのが分かりました。コンサートに入り込んでいる実感がありました。
・セットリストは夜のONE FOR ALL公演の方がしっくり来ました。特にJuice=Juiceさんが『カラダだけが大人になったんじゃない』と『Goal~明日はあっちだよ~』をパフォームしたときはまるでJuice=Juiceさんのコンサートに来ている感覚で、そうそうコレだよってなりました。メンバーさんのシャッフルなしで既存グループが定番の持ち歌をキックするのが質という点では一番高いんですよね。モーニング娘。さんの『青春小僧が泣いている』とかタイトでした。とはいえ、単に各グループのミニ・コンサートにしてしまうとAVのビデオ・カタログのようで面白味に欠けます(ビデオ・カタログだけで抜ける紳士もいるかもしれませんが)。まあ今の若えのはビデオ・カタログって言っても通じないでしょうが、若えのは読んでいませんからね。
・懐かしいところだとSALT 5さんの『GET UP! ラッパー』や11 WATERさんの“BE ALL RIGHT!”が印象的でした。これらの曲を私はリアルタイムでは追っていませんでしたが、いつかの夏休みに帰省した祖父母の家で聴いた(もちろんイヤフォンで)記憶があります。祖父母はもう亡くなり、私の両親はその家を売りに出しました。何か“BE ALL RIGHT!”がやけに耳に残るんですよね。
・というか、ALL FOR ONEに『夏将軍』も『ハッピークラッカー』も入っていて、ONE FOR ALLにどちらも入っていないという時点でセットリストの優劣を語るのが馬鹿らしい。
・Juice=Juiceさんがステージに現れても、宮崎由加さんは必ずしも第一優先で観る対象ではなくなってしまいました。つばきファクトリーさんの場合は小野瑞歩さんの一挙一動を観られれば他は観なくてもいいというくらいの割り切りが出来るのですが。Juice=Juiceさんの場合は宮崎さんが私の中で絶対的な存在ではなくなってしまったのもあるし、他の皆さんも魅力的すぎる。

・夜公演の席は17列でした。昼は23列だったので通路への降臨に関しては何も見えず恩恵がゼロでしたが、夜は前に四列を挟んで通路だったので、少し見えました。和田彩花さん、宮崎由加さん、段原瑠々さん、金澤朋子さん、小関舞さんといったあたり。
・右前方の通路席に、振りコピ(演者さんたちと同じ動きをすること)とは違う、何かの格闘技もしくはオールブラックスのハカを高速再生したような動きを続ける坊主頭の紳士がいました。黒地に白でチバと印字したTシャツをお召しになっていました。Juice=Juiceさんのときには棒立ちしていて、イヤそこはやらんのかいと私は脳内で突っ込みました。
・一つ前にアンオフィのフォトグラファーとおぼしき紳士がいました。前にも拝見したことのある方だったので、すぐに分かりました。アレは三年前。2015年8月9日。やり口は同じでした。(同じ職務を何年も続けるから上達していくんでしょうね。道理でアンオフィ写真の質が高いわけです。)明らかにカメラとしか思えない物体を布で覆って、写真を撮り続けている。『眼鏡の男の子』の最中に、エスタシオンさんの黒ぶち眼鏡の男の子が撮影をやめるように柔らかく要求していましたが、アンオフィさんは数秒後にまたカメラを構えていました。その後も何度かその青年が通路を通りました。アンオフィさんが撮影を続けていたのは分かっていたはずですが、見て見ぬ振りをしているようでした。上に報告したらこれ以上は注意するなと言われたのか、それとも単に面倒なことになるのがイヤなのか。私は彼を見ながら、イイのを撮ってくれよ、頼んだ、捕まらないでくれと頭の中で応援していました。そういえば前回も彼は16列にいました。単なる偶然なのか、何か理由があるのか。気になるところです。終演後、私は好奇心から彼を尾行しようとしましたが、そそくさと逃げるように出る彼をすぐに見失ってしまいました。

・最後のトークでまことさんが、中野サンプラザにはHello! Projectの音楽が染み付いていると言いました。座席や壁に音が染みているという言い方を、音楽関係者はするそうです。(Hello! Projectを)よく20年間もやってきたなとしみじみ感心しながら、これからも続けていくので応援してほしいという旨の言葉で締めました。

・20時55分、外に出ると、邪魔だとか悪態をつきながら人だかりを自転車で横切るキチガイの老紳士。ぶつかりそうで危ない。私は後輪を蹴ろうとしましたが、タイミングが合いませんでした。セブン・イレブンでプロテイン・バーとおにぎりと青汁を買って、新宿までの電車で夕飯を済ませました。

2018年8月5日日曜日

つばきファクトリー 4thシングル発売記念ミニライブ&握手会イベント(2018-07-18)

普通に考えて野外でリリース・パーティ巡業をやるべき気温と湿度ではない。おととい7月16日(月・祝)に行われた東京ドーム・ラクーアでのパーティは行くのを断念した。つばきファクトリーを観たい。みずちゃんに会いたい。という以前にこの殺人的な猛暑の中、朝から晩まで外にいるのが人間にとって危ない。最高気温が35度を超え40度に迫ろうかという連日。40度っつったらアレだぞ。私が2009年の5月にインドに行ったとき、日中はそんくらいで。外にいるだけで頭が痛くなってきた。そういう気温。リリース・パーティに行く方も行く方、やる方もやる方だ。やる方ってもちろんつばきファクトリーのメンバーさんじゃなくてさ。アルビ兄さんとか、裏方のことね。いちど決めたイベントを災害でも起きないかぎり取りやめるのは難しいだろう。売上枚数に響くし、会場側やCD屋さんとの関係もあるだろうから。でも災害と言っていいくらいの天候だよ。オタクさんは勝手に倒れるなり死ぬなりすればいいけど、メンバーさんに万一のことがあったら大変でしょう。某有名オタクさんがTwitterに書いたところによるとおとといは谷本安美さんがしんどそうだったようで。私はほぼずっと家にいた。ちょっと外出するだけでも体力を削られた。今日はパスしたくなかった。何せクラブチッタだからさ。室内だし、観やすい箱だし、ハングリー・タイガーが近いし。それに今回を逃すともう私が参加できる日がないんだよね。前のシングルに比べてリリース・パーティが少なくて。

行くと最終的に決めたのは前日だった。グルテン、カゼイン、カフェインの摂取を制限し始めてから約二週間。幸いにも体調は回復基調にある。とはいってもまだ万全とは言いがたくて。それに会社を休まないといけないからさ。今週は月曜日も祝日で休みだったから、今日も休んだらすげー休む人になっちゃうじゃん。別にいいんだけどさ。外せない会議でも入ったら諦めようかと思っていた。ところが幸いにもそういう予定が入らなくて。休んでも支障がなさそうだと判断した。それで三連休明けの7月17日(火)に有休(有給休暇の略し方って有給? 有休?)を取得した。

10時59分、横浜駅西口。モアーズ8階。ハングリー・タイガー。整理番号17番。ダブル・ハンバーグ。サラダ。パンも米もいらないと伝える。値段は変わらないけどいいかと確認され、承諾する。パンはグルテンを含むから避けているのだが、7月12日に読み終えた『甘いもの中毒』(宗田哲男さん)の影響で米の摂取量も減らしている。同書によるとご飯一杯(150g)には角砂糖14個分の糖質がある。肉より炭水化物の方が消化に悪い。酔っぱらいのゲロは炭水化物ばかり。食後一時間の胃を内視鏡で観察すると炭水化物だけが残っている。胃はタンパク質を分解するが炭水化物を分解できない。たしかに肉中心の食生活にしてみるといつもお腹が軽い感じがする。夜を遅めの時間に食べても胃がもたれないし、翌朝にはお腹が空いている。食後はカフェインを含まないハーブ・ティー。Matthew Walkerさんの“Why We Sleep”によるとカフェインが体内で半減するには5-7時間かかる。カフェインでブロックした眠気は消えず蓄積していくので、効き目が切れるとcaffeine crashと呼ばれる猛烈なエネルギー不足と眠気に襲われる。それを散らすためにまたカフェインに依存するという悪循環にはまる。

ハングリー・タイガーの横にあるキレイなトイレで歯を磨いてから(そりゃ一応、みずちゃんと会うんだからさ)東海道本線。川崎駅。クラブチッタへの道はもう迷わない。前方を歩いていた紳士がちゃんと歩けていなくて、たぶんオタクさんだろうなと踏んだら案の定、目的地が同じだった。12時40分、列につく。100人は超えていそうだ。今日は12時半に販売開始、パーティは16時半と19時からの二回。12時50分、列全体が日陰になる。Nassim Nicholas Talebさんの“Fooled by Randomness”を読む。意外と読みやすい。13時24分、地肌に着たシャツを第三ボタンまで開けて縦位置的にはB地区よりも下まで胴体を露出させながら何食わぬ顔で列に並ぶ白髪交じりのスラッとした紳士。13時27分、毛玉だらけのle coq sportifのバックパックに浅倉樹々さんのキーホルダーをぶら下げている紳士。13時39分、CD(コンパクト・ディスク)2枚とパー券を獲得。2,160円。692番と796番。しょっぱい。シャンパンの色した塩水(K DUB SHINE、『最後の猶予』)。ケツが1,500番くらいやろから、真ん中くらいか。最悪ではないが、平凡中の平凡。

星乃珈琲店でカフェインレス珈琲(川崎 カフェインレス コーヒーで昨日、調べていた)。本を読む。居眠り。最近、決まって午後にうとうとする。カフェインを断った影響だろうか。15時54分、クラブチッタ前に戻る(16時集合)。どうやら今でもパーティ券は買えるようだ。番号の塊ごとに待機場所が指定されている。501-というのが最後。私の番号ではいい位置は望めない。ガツガツしなくて済むから気楽でいい。と捉えるしかない。15時57分、胸にYOKOHAMA TIRESと印字された青いチェルシーのユニフォームを着用したアルビ兄さん。15時59分、誰か20番台くらい持ってないかなと言いながら通り過ぎるモヒカンのおまいつさん。16時2分、入場が始まる。16時9分、350番。16時11分、500番。リリース・パーティとはいえここはライブハウス(和製英語)なのでドリンク代を払わされる。500円。おみずください。いろはす。世の中には500円でもらえるおみずともらえないおみずがある。16時19分、右端付近、8列目くらいの位置を確保。そんな悪くないな。

リリース・パーティでは普通の服装をすることが多かった最近の私だが、初心を思い出すために小野(瑞)Tシャツをかぶる。気が引き締まる。オタクさんは現場に来たら格好で自分の立場を明確にしろ。16時27分、アルビ兄さんがステージに現れる。チェルシーのユニフォームではなく黒いTシャツ。曰く、つばきファクトリーのツアーは柏に観に行った。皆さん盛り上がっていましたね。それと同じくらいもしくはそれ以上に盛り上がってください。掛け声、拍手、コール、適度なジャンプ。推しジャンは、サビならともかく、Aメロ、Bメロと前の方でずっと飛ばれたらそれは迷惑。そういう行為は後ろの方でお願いします。飛びまくる奴は後ろでやれという指針が公式に出されるのはHello! Projectの現場としては画期的。

つばきファクトリーさん、見覚えのない出で立ち。上はノンスリーブのセーターのような感じ。下は短パンの上にスカート。この衣装の何がスゴいって、みずちゃんと山岸理子さんのアレが。何がとは言わないが…。強烈だった。制御できていない。山岸さんについては写真集や漫画雑誌で周知の通りだがみずちゃんのアレがあそこまでスゴいとは…。特段アレ派ではない私でさえ目を奪われる。みずちゃん・山岸さんのお二人と他のメンバーさんとではワールド・カップとJリーグくらいの差がある。カップだけに。ってコラ。何の話やねん。

1.『デートの日は二度くらいシャワーして出かけたい
2.『独り占め

山岸理子さんが他のメンバーに問題を出して、答えを当てられたらプレゼントをあげるというゲーム。~から始まる~は? 彼女以外が二人組になって、別々の問題に答える。答えは順番にプーさん、割り箸、ろうそく、そば。問題は最後のだけ正確に覚えている。そから始まる食べ物。

3.『今夜だけ浮かれたかった
4.『キャンパスライフ~生まれてきてよかった~』(℃-ute)
5.『初恋サンライズ
6.『さぼり』(Berryz工房)

Hello! Projectコンサートの告知で、(来るかどうか)よーく、考えてくださいね! と首を傾げて右手の人差し指をこめかみに当てるという柄にもないぶりっこっぽさを発揮してから照れ笑いするみずちゃんが可愛かった。

つばきファクトリーさんのコンサート・ツアーについては小片リサさんが横浜は9月26日…でしたかな? と言ってからメンバーさんや舞台袖の裏方に確認し9月23日と訂正していた。

7.『純情cm(センチメートル)

前にも書いたけどもう少しだけ惑わせてのみずちゃんの声が私は好きで、割と近い位置で(そのとき彼女はステージのこっち側にいたので)その箇所を歌うのを観ることが出来たのが嬉しかった。

17時7分、ミニ・コンサート終わり。CD(コンパクト・ディスク)を1枚買って参加できるパーティで7曲も聴かせてもらえるのはありがたい。ショッピング・モールでやるときは大体6曲。それでも多い。モールの場合はどうやら30分という縛りがあるようなんだ。クラブチッタにその制限はないだろうからね。アルビ兄さんの計らいで一曲増やしてくれているんだと思う。17時11分、エスタシオンさんの剥がし要員12人がステージに仁王立ち。17時12分、つばきファクトリーさんがステージに戻ってくる。年齢順でしょ、と付近のオタクさんが言うのが聞こえる。たしかにそうだ。

秋山眞緒さん
小野田紗栞さん
みずちゃん
浅倉樹々さん
岸本ゆめのさん
谷本安美さん
新沼希空さん
小片リサさん
山岸理子さん

全員握手でまともなやり取りをする技能をいつまでたっても習得できない筋金入りの楽曲派として定評のある私は、全員に楽しかったですと申し上げた。一つ前が早口で色々とまくし立てるオタクさんだったのでちょうどよかったのではないだろうか。ありがとうございます、嬉しいと私のTシャツを見てみずちゃんはおっしゃってくださった。

付近をうろつく。外食のプロとして名高い私が目を付けたのは居酒屋アカマル。ホッピー黒。もつ煮込み(名物として押し出していたが期待外れ)。枝豆(貧相)。おでんの卵、卵、大根(ちゃんとしていた)。焼き鳥3本。2,030円。値段を考えりゃ合格。18時26分、クラブチッタ前に戻る(18時半集合)。17番、18番、と係員の青年が番号を呼び出している。若い番号は入場前に整列させているようだ。18時37分、200番。18時43分、700番。番号が進む度に、前に詰めろ前に詰めろとバカの一つ覚えのように要求してくるエスタシオンさん。ギューギューに詰めたら人が通れなくなるだろうが。オタクさんの方がストリート・スマートだからエスタシオンさんには適度に従いつつ、人が通り抜けられるだけの隙間を開けている。

THE NORTH FACEさんのインナーウェア、DRY。汗が表に出てこない。快適。これを下に着れば、生地の薄いTシャツでもB地区が浮き出る心配がない。今日、初めて着たけど、夏の必需品になりそうだ。

一回目と似たような位置。右端付近、9列目くらい。アルビ兄さん、一回目と同様の注意事項。いつもの調子で私たちを煽る。

1.『純情cm(センチメートル)
2.『青春まんまんなか!

3.『デートの日は二度くらいシャワーして出かけたい
4.『ハナモヨウ
5.『グルグルJUMP』(モーニング娘。)
6.『ハッピークラッカー』

『デートの日は二度くらいシャワーして出かけたい』はフックに入る前の間が大事なので、ソレをいちいちオイオイオイオイで埋めるのには賛同できない。何でも隙間を埋めればいいもんではない。

『グルグルJUMP』が始まった瞬間に思わず私の顔がほころんだ。モーニング娘。さんの現場で、リアルタイムで観ていたクチだからさ。でも久し振りすぎて、咄嗟に対応できなかった。プリティーとかセクシーとか合いの手を入れるところ。この曲中、左の袖から腕を組んで見つめるアルビ兄さん。イントロのちんちんの勃起を表したようなムーヴでは、浅倉樹々さんがちんちん役だった。こういう最初に聴いたら意味不明だけどコンサートの定番曲に成長していくような変な曲が今のHello! Projectには足りない。『気まぐれプリンセス』なんかも会場が一体になる曲だけど発表された当初は全然そんな感じじゃなかった。つんくさんのマジック。

『グルグルJUMP』で私が浮かべ続けた笑顔は、次の『ハッピークラッカー』で苦笑に変わった。つばきファクトリーさんがついえるまでこの曲がつきまとうことは避けられないだろうつらさ。Hello! Projectに職安のような芸名のあの紳士を持ち込んだ橋本慎さんの大罪。

7.『今夜だけ浮かれたかった

19時36分、メンバーさんがステージに再登場。握手の順番は一回目と同じ。

秋山眞緒さん
小野田紗栞さん
みずちゃん
浅倉樹々さん
岸本ゆめのさん
谷本安美さん
新沼希空さん
小片リサさん
山岸理子さん

次は、いつですかぁ? とみずちゃんが問いかけてくださった。ラジオ(“Hello! SATOYAMA & SATOUMI Club”)でいつも聴かせてくれる、節目節目でうわずるしゃべり方。マイクや電波を通さず、肉声で耳に届けられるとまた格別。一瞬で答えが分からず、でも流れる前に何か言っておきたかった私は、まだ分かんないと咄嗟に言ってしまった。急にボールが来たのでと言った柳沢敦さんの気持ちが分かった。後から考えると、次は8月4日のHello! Projectコンサート、中野サンプラザだったが、後の祭りである。

帰り道、元気がある。バテ感が少ない。静養した後よりも調子がいい実感がある。私がつばきファクトリーさんのリリース・パーティから元気をもらっているのは間違いない。みずちゃんから元気をもらっているのは間違いない。グルテンフリー、カゼインフリー、カフェインレス、糖質制限、タンパク質、ビタミン、ミネラル、Hello! Project。

コレは自分のキモさを自覚した上での告白なので問題ないのだが、翌日はリリース・パーティでみずちゃんが可愛かったなと職場で思い出す度に、実感できるくらいに身体が熱くなって、終日、活力的に労働に取り組めた。