2019年12月31日火曜日

結 (2019-12-22)

ナカムラクリニックの院長ブログ。インターネットの宝。私が今いちばん熱心に読んでいるブログ。あなたも読みなさい。中村篤史先生は本物の知識人。本物の医者。最近この記事で知って面白かったのが、タンパク質レバレッジ仮説。
人間は無際限にバカバカ食べ続けるわけではない。栄養摂取量を規定する何らかの因子があるはずだ。そしてその因子こそ、脂肪でも炭水化物でも総エネルギー摂取量でもなく、タンパク質ではないか。
これが『The Protein-Leverage Hypothesis』である。
この仮説の正しさは、タンパク質を中心とする食生活(そう、糖質ではなくタンパク質が我々の主食であるべきなのだ。あなたも早く洗脳から脱するべきだ)を送っていると実感できる(※もっとも記事を色々と読むかぎり中村篤史先生は高タンパク質の食事をことさら推奨している訳ではなさそう)。今日の私がZepp Tokyoに入る前に近くにある広場のベンチで摂った昼食は
・ゆで卵×4個
・プロテイン・シェイク(グラスフェッド・ホエイ・プロテイン粉末+青汁+サイリウム・ハスク+水)
・プロテイン・バー(inバー プロテイン ベイクドビター 糖質40%オフ)
だった。大した量ではないのだが、ちょっとうんざりしてくる。高タンパクな食事は見た目よりもすぐお腹がいっぱいになる。

私は慢性的な疲労感に苛まれてHello! Projectの現場を楽しむのにも支障が出たのをきっかけに2018年の6月頃から食事や栄養に関するさまざまな本を読み漁ってきた。正解が一つという世界ではないことが分かった。何をどう食べるべきなのか、食べないべきなのかについて、考えられるほぼすべての主張が乱立している。たとえば朝食ひとつとってみてもしっかり食べるべき、少しでいいから食べるべき、食べないべきという立場が存在する。さまざまな情報に惑わされながら色々と試行錯誤してきたが、今の私は下記で落ち着きつつある:
・朝食を食べない16/8 diet(たとえば12時から20時という風に一日の8時間だけ何かを食べる。それ以外の時間は水、お茶、コーヒーのみ可)
・低糖質+高タンパク質+高脂肪

食事以外だと、
・HIIT (high intensity interval training)を週に2回(家の近くにたまたまコレが出来るジムが出来た)
・ビタミンやミネラル等のサプリメントを活用する
・夜は早めに寝る。入浴してから90分後に寝る。睡眠の質と量を確保する
等を実行し、健康管理に努めている。我々(コレを読んでいるあなたもそうだ)にはHello! Projectメンバーさんのように毒物(タピオカや糖質たっぷりの食事、お菓子)を常習的に身体に入れてスタイルと健康を保てる若さと免疫力は備わっていないのである。

今年の6月くらいからだったかな、私は一日三食で果物や玄米を毎日のように胃に入れていたら太ってきた。自分のサイズのはずのジーンズをインターネットで購入したところ、何かきついんだ。はじめは服がおかしいんじゃないかと思った…。徐々にこれはまずいんだと気付き、体脂肪の削減に本気を出すようになった。11月5日には21.7%だった体脂肪率は、
・11月21日に21.0%
・12月5日に20.3%
・12月28日に18.8%
と順調に下がっている(この約8週間で脂肪は2.4kg減った。筋肉量は変わらず)。体感的には食事の影響が最も大きい。もちろん、これで十分ではない。私の目標は15%以下を長期的に維持することである。私の体脂肪率が15%を切ったことは人生で一度もないかもしれない。元々、少年の頃から就職するまでずっと太っていたので。去年まで私は人が太るメカニズムやホルモンと栄養素の役割など何も知らなかった。学び始めると面白くて仕方がない。これからも勉強を続ける。知識は力である。

タンパク質をたっぷり平らげて…何の話だっけ? あ、そうそう。Zepp Tokyoね。Hello! Project研修生発表会。私はHello! Projectのゴールド・カード会員なんだけど、それのチケット先々行受付案内というのが初めて来たんだ。2018年7月22日(日)にゴールド・カードを受け取って以来、初めての特典らしい特典。先々行ってことは当然いい席が来るだろうから昼と夜の両方に申し込んだ。8列の通路席と、11列のど真ん中。実際に席はよかった。何で唐突に先々行案内を寄越してきたのか? 今思うと、最近の研修生発表会は売れ行きが悪いからだろうね。たしか前回だったかな、名古屋はチケットがかなり余っている的なことを関係者の誰か(先生の一人)が言っていた。で、その上、今回からはもうBEYOOOOONDSさんが出演しないからさ。チケット販売の苦戦が予想されていたんだろうなと。

開演前にご挨拶したTwitterの相互フォロワーさん(開演前の異常絶叫者の一人であることが判明。広本瑠璃さん支持者)は、二次流通で今日のチケットをゲトったらしい。最前で1万5,000円。BEYOOOOONDSさんが出演すると見越してチケットを獲得した人たちによる転売が続出し、値崩れしているんだって。タダであげますってTwitterに書いている人もいたらしくて。BEYOOOOONDSさんの追っかけさんたちは次からはもう申し込まないだろうから、研修生発表会はチケットの売り上げという点では厳しい時期に突入したんだろうな。そういえば3月のゴールド・カード先々行案内も来たよ。たしかつばきファクトリーのコンサートと被っているから申し込まないけど。3月は東京と大阪しかやらないんだって。名古屋公演は開催されず。ちょっとした事件だよね。まことさんが発表した日程は東京と大阪だけだった。大きなエーイングが起きてフロアはざわついた。私から言えるのはこれまでです、とまことさんは言った。(名古屋での発表ならともかく、東京でヘッズからここまでの反応が出るのもおかしな話なんだけどさ。いやお前ら東京で観られてるじゃんっていうね。)集客につながる起爆剤がないかぎりはもうしばらく名古屋ではやらないかもね。毎週火曜日に名古屋だけのイベントを開催するほどアップフロントさんに厚遇されてきたのに研修生発表会の撤退を招いてしまう、不甲斐ない愛知県民。

異常絶叫者と言えば、いつも先陣を切っていたいっちゃんいっちゃん連呼キチガイの紳士を今日は拝見しなかった。ストリートの噂ではHello! Projectの現場から足を洗い、地下の幼女集団に流れたらしい。

昼、夜と二公演観させてもらったけどさ。正直、研修生発表会はもうしばらくいいかなって。コレを言っちゃおしまいなんだけど、出演者たちが幼すぎる。前回と今回で12人だったかな、正確な数は覚えていないけど、新しい研修生さんが増えて、全体的に年齢がさらに大きく下がったんだ。小学生が何人もいる。初めて研修生発表会(生タマゴShow!)に足を踏み入れたときの戸惑い、背徳感を思い出した。昼公演では一つ前にいた髪が半分白い紳士がおのだかりんさん(11さい)で必死に飛び跳ねていた。その姿を後ろから見ていると、考えてしまう。私はココにいていいんだろうかって。このまま発表会に入り続けて新しい研修生さんたちの顔と名前が一致していけば愛着が生まれていくんだろうけど、そうなる前に手を引いた方がいい。

コンサートが楽しめなかったとか、そういうのではない。研修生ならではのがむしゃらさ、弾ける笑顔で張り切っている姿。毎度のことながら感心する。彼女たちの身体から抽出した何らかの成分でサプリメントを開発してほしい。アンチ・エイジングのために服用したい。iHerbで買えるようにしてほしい。顔と名前が一致する研修生さんだと石栗奏美さん、米村姫良々さん、為永幸音さん、中山夏月姫さん、金光留々さんあたりが印象に残った。特に米村姫良々さんは今の研修生さんだとエースだなと思った。顔のパーツのバランスがどんどん整ってきている感じがした。為永幸音さんはトークで自分が絡んでいないときでも大きく反応していて、見ていて飽きない。なお、金光留々さんは12月29日にHello! Project研修生からの脱退が発表された。この日は私が彼女を見る最後の姿となってしまった。マブさがずば抜けていた。容姿で団体をレップし得る存在だったので残念。

今日で確信したんだけど、私は研修生に目を光らせて次のオキニを見つけ徐々に小野瑞歩さんからその新しいオキニに移行していく気はまったくない。もちろん、いつか小野瑞歩さんはアイドルさんではなくなる。ステージに上がる人間ではなくなる。そうなったら、もう終わりでいいんだ。何が終わりなのか、そのときにならないと分からない。Hello! Projectをキレイさっぱり観なくなる、聴かなくなるということは考えづらい。でもHello! Projectに対する私のスタンスは大きく変わるだろう。現場に行く回数は間違いなく減る。既にその兆候はある。私は横浜F・マリノスの2020年の年間チケットを購入済みである。ただ、つばきファクトリーさんに対するコミットメントは今のところ緩めてはいない。春ツアーは24公演に申し込んだ。

夜公演の後、新橋へ。肉塊UNO虎ノ門店。Hello! Project支持者つながりの五人で忘年会。上質な肉を4,235円で好きなだけ食べられる。お店が糖質制限を推奨している。まさに私におあつらえむき。最高の店。独身異常男性会と銘打ちつつも実際には分別のあるまともな人しかいないつもりだったが、牧野真莉愛さんの写真集を通貨として他の人にお店の支払いを肩代わりしてもらい無銭で乗り切ろうとするガチで異常な青年が登場した。彼は初対面の私にその話を持ちかけた。私は所持していなかった唯一の作品である“Summer Days”+2月にドロップされる新作写真集+何らかのDVDマガジンを彼から受け取ることで支払いに了承した。オタクさん同士の会食には他にはない居心地のよさがある。こんないい歳になってからこのような人間関係を作れるのはありがたいことだ。Hello! ProjectさんとTwitterさんのおかげ。コースのうち数種類の肉が何度でもお代わり出来るのだが、思ったよりも早くお腹がいっぱいになってしまった。肉ばっかりそんなに食べられない。タンパク質レバレッジ仮説で説明できる。

2019年12月30日月曜日

JAPAN TOUR 2019 "SPECTRUM” (2019-12-15)

近くのテーブル。完全に中年紳士の見た目の人から完全に中年淑女の声が出ていて、認知的不協和で何度も見てしまった。オジサンのようなオバサン。オバサンのようなオジサン。どっちだ。おそらく前者。人間は壮年期以降、性ホルモンが低下し、男女の境目が曖昧になってくる。横浜の飲食店と言えば、読者諸兄は私がどこにいるかを分かってもらえると思う。万が一、分からなかったら当ブログの全記事を全文読破してからココに戻って来てほしい。この文をあなたが読んでいるということはお店の名前が分かっているということだからあえて書かない。そう、あのハンバーグ・ステーキ店だ。またかよって自分でも思うが、横浜に来てココに来ない手はない。10時59分に整理券をゲトッて、ダブル・ハンバーグ・ステーキが目の前に運ばれてきたのが12時半。同じ階のスタ・バでコーヒーを飲んで待った。食後にもコーヒーを飲んだ。

本当にこの席で正しいのか? こんな場所をいただいちゃっていいのか?不安になった。前日にセブン・イレブンさんで発券したチケットに記載された席は、1階C5列25番。C5って何だ。前にAブロックとBブロックがあるのか。ということはだいぶ後ろの方なのか。この間の清水公演がさ、S席なのに二階だったから、あんまり期待していなかった。ネットで座席を調べたらどうやら前から5列目? でも半信半疑だった。実際に席に着いた時点でさえ。だってめちゃくちゃいい席だったからね。上原ひろみさんの超絶的なピアノ演奏をこの距離で堪能できる機会なんて、もしかするともう二度とないかもしれない。いや、生きている間にもう一度、二度くらいはあると信じたい。築き上げる新時代(踏み尽くされた韻)。

横浜みなとみらい大ホール。みなとみらい駅に直結。近くのパシフィコ横浜には何度か来たことがある。℃-uteさんとか、モーニング娘。さんとかで。今日の会場は初めて。それもそのはず。会場の壁に貼ってある公演予定のチラシを見たらさ、クラシックとかそんなんばっか。入場時に配布されたアンケートには、今後さらに取り組んでみたい文化活動はどのようなことですかっていう設問があった。文化活動? まあとにかくアイドルさんのコンサートをやる箱とは毛色が違うんだよね。11月30日(土)に上原ひろみさんのツアーを観に行った静岡市清水文化会館マリナートさんにはJuice=Juiceさんのコンサートで来たこともあった

開演前にその予感はしていたけど、とにかく素晴らしい会場だった。優れた会場は、そこにいるだけでコンサートが始まる前からワクワクしてくる。そういうヴァイブスがある。上原ひろみさんも嬉しそうだった。曰くココには観客として来たことがある。是非うちでコンサートをと誘っていただいた。音響のよいホール。私とピアノの二人だけのコンサート。ピアノが喜んでいるのが分かる。今日はじめの音を出した時点でそれが分かった。期待できそうだねとピアノと話した。音が、こう…(手でカーヴを表す)。カーヴを描いてみなさんに届く感じで。(会場の音響については静岡市清水文化会館マリナートさんのときは何もおっしゃっていなかったんで、まあ…そういうことだよね。)あともうひとり重要なのが、と上原さんが挙げたのが、調律師のヨネザワさん。ピアニスト、ピアノ、調律師は、たとえるならばF1ドライバーとマシンと整備士のような関係。アルバムの調律はヨネザワさん。海外ではそれぞれの国の調律師さんにお願いしているので、アルバムの調律を聴けるのは日本ツアーだけ。

私の席は右側ブロックの通路席だった。上原さんが演奏中、お顔を上げて観客席をご覧になるとき、ちょうど角度的に私のあたりに視線が来る感じだった。だから気が抜けなかった。仏頂面でBGMを聞き流す受け身の観客ではいられなかった。自分がいてもいなくてもつつがなく同じコンサートが進行される、という感じがしないんだ。ちゃんと向こうのクリエイティヴィティにこっちがついて行けているかを試されている感じがするんだ。こっちの集中が切れると上原さんにバレる感じがするんだ。あらゆる興業は、演者と観客が一緒に作り上げるものだ。ジャズのコンサートというのは特にインプロヴィゼーション(即興)の比重が大きいので、こっちが適当な気持ちで聴いているとそれが演奏者さんに伝わって音楽に影響しかねない。自意識過剰だとあなたは笑うかもしれないが、誇張ではない。もちろん、観客は楽器を演奏しているわけではない。でも、アーティストさんのひらめきに気付いて、何かしらの反応(笑顔だったり、歓声だったり、身体を揺らすことだったり)を示すかどうか。それは奏でられる音楽がさらにグルーヴするか、さらに面白くなるかどうかの分岐点だと思う。Hello! Projectにたとえると、音楽そのものに握手会の要素があるというか。

こんな気持ち 初めて(つばきファクトリー、『初恋サンライズ』)

コンサートを観客として観ている、聴いているのではなく、自分が音楽になっている。音楽と自分の境界線が崩れている。コンサートの観客としてこれ以上に幸せな体験があるだろうか。凄まじかった。一生で観てきた中でも最高のコンサートの一つだった。別世界に連れて行かれた。途中で挟まれた20分の休憩時間中、本当に手が震えていた。これまで私は上原さんの最新アルバム“Spectrum”をいま一つ理解できなかったが、この横浜でのコンサート中、急に腑に落ちた感触があった。この難解なアルバムを私は理解したなんて大それたことを言うつもりはないが、少なくとも理解は進んだ。明らかにこれまでとは聞こえ方が違った。だいぶ時間がかかったが、この瞬間が訪れたことが本当に嬉しい。

15時開場、16時開演。18時27分に終演。この後、私は代々木に直行してつばきファクトリーさんのファンクラブ・イベントを観覧する予定だった。でもさ、もういいや。行くのをやめた。時間的には、上原さんのコンサートが終わるや否や小走りで駅に向かって何とか開演ギリギリ、もしくは少し遅れそうなくらいだった。そんなにすぐ気持ちを切り替えるのは無理だった。世界最高峰のピアニストによる絶品の演奏に打ちのめされ、ロビーでボーッとしていると10分くらい過ぎていた。ボーッとしすぎてまったく記憶がないのだが、なぜか蓋を閉めずに水のペットボトルをカバンにしまっていた(少ししか残っていなかったので無視できる程度の被害だったが)。とにかくこの体験は、今日中に別の何かで上書きしてはいけない。記憶をスポイルしたくない。この状態で何を聴いても耳汚しにしかならない。

誤解しないでくれ。つばきファクトリーさんを軽く見ているわけではない。数時間前まではファンクラブ・イベントに行く気満々だったよ。メンバーさんたちが着てくださるエッチなクリスマス衣装をこの目で観るのが楽しみだった。スナイパーのように双眼鏡でひたすら凝視したかった。お金を出してゲトったチケットを紙屑にするのは不本意だ。心残りがないと言えば嘘になる。でもさ、考えてみてくれよ。これだけ素晴らしい会場で、絶好の席で、人生にそう何度とないくらいのクオリティのコンサートを体験したすぐ後に、クソ会場(山野ホール)のクソ席(後ろから二列目)で、二流芸人さん(上々軍団さん)が司会のイベントを観に行くかよ? それも走って焦って向かって、開演ギリギリか開演後に客席に入ってさ。ペコペコしながら席に着いてさ。一生の思い出が台無しでしょ。いくらつばきファクトリーさんを優先するのが基本的な原則とは言っても、この上原ひろみさんのコンサートとつばきファクトリーさんのファンクラブ・イベント三部の一回とでは、さすがに重みが違いすぎる。上原ひろみさんは世界中を周っているのでそう頻繁に日本に来られるわけではない。(横浜でのコンサートは12年振りだという。12年前も来てくださった方? と上原さんが問いかけると数名が挙手。お互い一回り歳を取りましたが、お元気そうで何よりです、と言って笑いを誘っていた。)ソロ・アルバムは十年に一度作るというスタンス(実際に“Spectrum”は“Place to Be”以来、十年振りのソロ・アルバム)だから次の来日がソロのコンサートとは限らない。どちらかが昨日(土曜)だったらよかったんだけど。日程を恨むしかない。

帰ろう 帰ろう 思い出持って 帰ろう また会おう レッツゴー!(つばきファクトリー、『帰ろう レッツゴー!』)

(公演後に貼り出されていたセットリスト。清水のときに書いたように“Place to Be”は他の曲の即興の一部かと思っていた。あまりにもオリジナルとアレンジが違ったので。)

Hiromi
Japan Tour 2019
SPECTRUM

Kaleidoscope
Yellow Wurlizer Blues
Whiteover
MR.C.C.
Blackbird
Spectrum
-----------------------
Once in a Blue Moon
Place to Be
Rhapsody in Various Shades of Blue

Sepia Effect

2019年12月29日日曜日

Juice=Juice 稲場愛香バースデーイベント2019 (2019-12-13)

Jump to 稲場愛香さんが22歳になった日。いや、まだなってないのか。お誕生日はもう少し後だったもんね。何日かは覚えていないけど。今Googleで検索したら12月27日だって。去年もバースデー・イベントは早めにやっていたよね。年末はハロコンのリハーサルがあるからね。忙しいから当日付近にやるのは難しいんだろう。バースデー・イベントと銘打たれた公演に足を運びながら、稲場愛香さんが何歳になられるのかもよく分かっていないっていうね。まあ、そんなもんですよ。お誕生日パーティではない。あくまで演者さんが我々を楽しませてくださる公演の一つだからさ。実際。Hello! Projectのメンバーさんがソロで歌って踊るのを観られる貴重な機会。純粋にお誕生日を祝うというよりは、その側面が大きい。我々がメンバーさんにプレゼントを渡すとかもてなすとか、そういうのが主眼ではないから。

Jump to 肉塊UNO 虎ノ門店、2019年12月22日(日)。Hello! Project支持者つながりの五人で忘年会。そういえば、布面積で思い出したんですけどね。段原瑠々さんがいつも自分は布の少ない衣装をあてがわれるって嘆いていて。彼女はズボンの衣装が多いんですけど、この間、スカートで。そうしたら今回はズボンじゃなくてちゃんとスカートを履かせてもらって…的なことを言っていたんです。ズボンという衣装を着ているのではなく、スカートを脱がされているという認識でいたんだなって。そう思いながらズボンでステージに立っているって考えると、見方が変わってきますよね。

Jump to まだ誕生日が私にとって祝福(blessing)だった頃。二十代前半くらいまでかな。せいぜい。二十代の後半になってくると三十という数字が近づいてくるのがイヤだったのは覚えている。四十が近づいてきた今となっては増えていく年齢は重荷でしかない。呪い(curse)でしかない。迫り来る中高年という現実。どっしり構えられるほどの社会的地位を私は築いていない。年相応ではないんだ、一言で言うと。人生のフェーズが年齢に追いついていない。妻子がいて、一家を余裕で養えるほどの給料があって、という状態にあったら、おそらく自分の年齢の捉え方も違っていただろうと思う。(英語ではblessingとcurseはこのように対比して使う。Blessingだったものが今ではcurseになったというように。覚えておくといいよ。)

Jump to 2018年11月23日(金・祝)。私が稲場愛香さんに心を奪われた日。私がJuice=Juiceで最も支持するメンバーさんが宮崎由加さんではなくなった日。Jump to 2018年12月7日(金)。私が稲場愛香さんにますます心を奪われた日。恐くなった日。私がHello! Projectで最も支持するメンバーさんが小野瑞歩さんではなくなってしまうのではないかと危機感を覚えた日。あの勢いが続いていたら鞍替えしていてもおかしくなかった。それくらいに、ガツンとやられた。

Jump to 私がキライな職場。古い建物。効きすぎた暖房。モワッとした空気。隣の席で電話が鳴っても(あたかも業務に集中しすぎて気付いていないかのような感じで)ほとんど出ない派遣異常中年女性。後ろを通ると獣の臭いがする派遣異常中年女性。いい人で仕事の知識も豊富なんだけどたまに体臭がきつい既婚中年男性。そして、私。そんな愉快な島で私は働いている。愉快じゃねえよ、全然。さらに最悪なのが、週の二日くらいは私のすぐ右に部長が座っている。常に私を監視している格好になる机の向き。全員の距離が近すぎる。西洋人寄りの私のパーソナル・スペースを侵害してくる。気分の悪い職場環境。午後休を取得して抜け出す。

Jump to 終演後のお見送り会。
稲場愛香さん:ありがとー
私:『大人の事情』よかったっす!
稲場愛香さん:よし!(ガッツ・ポーズ)

Jump to 山野ホールに向かう電車で読んだ、有馬岳彦さん(通称サムライ)の裁判レポート。イオンつくばのお店でミニカーを万引きしてからイオンつくば内のイベント・スペースでつばきファクトリーさんのrelease partyを観覧するなんて、出来るか、普通? 普通じゃないのは重々承知だが、それにしても、だ。Donald Goinesさんの小説だと、ヘロインをプッシャー(売人)から買うお金を捻出するために窃盗に走る登場人物がよく出てくる。そういうことなのかな。稲場愛香さんのバースデー・イベントと同じ日に裁判を受けるなんて、さすが、持っている。運命を感じる。稲場さんのイベントを完全に食った(そんとき初めて出会ったブッダ バトルは俺が完全に食った by K DUB SHINEさん)。

参照:一人で行く有馬岳彦(サムライ)被告第一回公判in土浦 | モ娘(狼)板のスレッド |

Jump to 長引く稲場さんの衣装替え。トークでつなぐ上々軍団さん(案外おもしろかった)。ステージに戻った稲場さんによると、衣装にトラブルがあったので時間がかかったのだという。(ところで、この例のような形で使われるトラブルは和製英語だ。副島隆彦さんが『英文法の謎を解く』三部作のどれかで指摘したように、troubleというのは通常、警察沙汰を指す。)そもそもの話、稲場さんは衣装替えなどという野暮なことはしなくてよい。ただ一枚ずつ服を脱いでいけばそれで済むのである。Jump to 2019年8月25日(日)のHello! Projectコンサート。私は確信した。彼女は布の少ない衣装が似合う。もう二十歳を超えているのだから最終的に裸になっても何の問題もない。既存のアイドルの枠をビヨーンと超えてほしいのである。着エロでダンスするBlu-rayをリリースしてほしい。

Jump to 上々軍団さんの前座。客席で赤いペンライトを光らせる、根っからの善人たち。どうやら上々軍団さんのテーマ・カラーが赤らしい。二人組でテーマ・カラーもヘッタクレもあるかよ。いや、それ以前に上々軍団さんがテーマ・カラーを設定するな。Hello! Project支持者は乗っかるな。無視して本(Chuck Palahniukさんの“Invisible Monsters”)を読む私。『仲間』はまだ彼らの音楽活動を面白がる気持ちが私にもあった。あえてふざけてクサい歌を、まったく似つかわしくないオーディエンスに向けて熱唱するというジョークとして受け止めることが出来た。あのシングルにはカップリングにつばきファクトリーさんから数名が参加していて、千円を出して買う冗談としてはよく出来ていた。新作『悪友』にはそのユーモアは見る影もない。つばきファクトリーさんのリリースを11ヶ月も滞らせて(それと因果関係があるかは別として)歌手としての彼らに資源を割いているのが許容しがたい。

Jump to 稲場愛香さんの強い希望で実現したという、ダンス企画。ファンを四名、壇上に上げる。“Fiesta! Fiesta!”。一人、まったく関係のない動きをする紳士。何をやっているんだと突っ込みを受けて、いやあインドネシア体操をやっちゃいました…的なボケをぶっ込む。何度も。私としては昨年と同様、稲場さんが一人で踊るのをじっくりと鑑賞したかった。ファンと一緒に踊るだなんて事故にしかならないんだから、もうやらないでほしい。

Jump to バースデー・イベントの二部(19時45分)が開演し、通路から登場する稲場愛香さん。パッと空気が明るくなる。この人はやっぱり特別だ。本当に華がある。でも、ちょうど一年前の今頃の感覚は私の中から消え去っている。Juice=Juiceの中では稲場さんが一番好き。でもHello! Projectでは小野瑞歩さんが一番好き。その線はしっかりと引けている。それが確認できて、ホッとした。

※Jump toを連発して時系列をシャッフルさせるのはChuck Palahniukさんの“Invisible Monsters”の真似。実験的な小説なのは理解できたが、内容はよく理解できなかった。

2019年12月14日土曜日

つばきファクトリー 6thシングル発売記念 ミニライブ&握手会イベント (2019-12-12)

サテンにいる。隣で美容室の店長さんらしき人が、基本給20万円をスタッフに保証したら守られている感が出てしまっているので歩合にしたい的なことをオラついた口調で話し、スタッフらしき二人が聞いている。タバコを吸うために禁煙席から喫煙ゾーンに移動する店長さんをちらっと見たところあごヒゲを生やし上下グレーのスウェット・シャツとスウェット・パンツといういかにも粋がった田舎の若造という風情で、だらしなくダサかった。典型的なドン・キホーテさん愛好家。あとの二人も大概。埼玉だとこんなイモ野郎どもが美容室で働いているのか。先ほどコンビニで受け取った『日本人の給料はなぜこんなに安いのか』(坂口孝則さん)は開かず、私はブレンド・コーヒーを飲み、iPhoneでマリオ・カートをしばらくやってから退店。

鉄道会社によって、次の次の駅を知らせる英語音声が
1.The next stop after XXX will be YYY
の場合と
2.The next stop after XXX is YYY
の場合がある。私としては後者の方が英語としてしっくりくる。1.でも100%間違いではないと思うんだけど、聞く度にモヤモヤする。なぜならxxx駅の次がyyy駅なのは事実として決まっているからだ。Will beだとYYY駅以外になる可能性もあったけど今回はYYY駅になったという含みが出る気がするんだよな。日本語にすると1.はXXX駅の次はYYY駅になります、2.はXXX駅の次はYYY駅ですという具合だ。これで分かってもらえただろうか。2.を採用している副都心線で横浜へ。乗り換えて、川崎。の前に、ハングリー・タイガー。ダブル・ハンバーグ・ステーキのレギュラー・セット。パン・ライスなし(肉に付いているジャガイモ、ミックス・ベジタブル、インゲンだけで十分に糖質が入っている)。食後にホット・コーヒー。2,270円。

クラブ・チッタ。30分くらい並んで13時19分頃にパーティ参加券を手に入れた。一部が369番。もう少しマシな番号をくれ…と念じながら引いた二部が502番。3回中2回で最前をもらえる日もあれば、こういう日もある。私のように各部一枚だけという節度のある買い方をしていればコレが普通。各部何十枚も買うようなおまいつの紳士たちとは財力が違う。平日でも土日でも常に現場にいる彼らは全員ビジネス・オーナーかエンジェル投資家なのかな? せっかく会社を休んでココまで来ているんだ。もう少し買い足してマシな番号をゲトった方がいいんじゃないか。その考えが一瞬あたまをよぎる。列はそこまで長くない。が、やめておく。星乃珈琲店で彦星ブレンド。『日本人の給料はなぜこんなに安いのか』を読み終える。悪くはないが、普通の本。昔の坂口孝則さんの本にあった毒気と文芸性がない。

ハングリー・タイガーの匂いが髪に残っている。気になる(コンビニの後の髪の匂い 気になる 気になる 大好き)。手頃な施設があれば本当にシャワーを浴びたいくらいだった。せっかくおみずちゃんに会うというのに。

①16時集合 16時半開始

新曲『抱きしめられてみたい』の衣装で登場するつばきファクトリーさん。私がインターネットでこの衣装の画像を見たはじめの印象は、どてら?ちゃんちゃんこ?野暮ったい。そして何よりも露出が少なすぎる。お腹もワキもデコルテも出さないで何が衣装かと。実際に観て分かったのは、思ったよりも脚は見せてくださる。下にお召しになっているのが短い短パン(二重表現)なので、そこに注目すべきである。今日のパーティでは二部ともに『抱きしめられてみたい』が披露された。もう片方の『意識高い乙女のジレンマ』はまだお預けのようである。

信じられないほどのトークのつまらなさ。つばきファクトリーさんを贔屓目で見ている私でさえこう思ったんだから、相当だよ。浅倉樹々さん以外の8名がきのこの山派とたけのこの里派に分かれる。その二つの違いが分からないという秋山眞緒さん。メンバーさんも我々も、マジかよっていう反応。きのこの山はなめらかなビスケットで、たけのこの里はサクサクしたクッキーで…と岸本ゆめのさんらが説明する。理解したのかは不明だがきのこの山派としてステージ左側(下手)に寄る秋山さん。彼女を除く7名は全員、たけのこの里派としてステージ右側(上手)に寄る。そこからすったもんだを経て、最後は4対4に分かれる。声を合わせて困ったなあ的な小芝居をする8人の美女たち。勝負が決まらなかったから樹々ちゃんに決めてもらおうという流れ。なぜかメイドさん風にということで、ワンワン、ニャンニャン、といったいくつかの言葉を浅倉さんが発してから我々にリピートさせる(私はメイド・カフェに行ったことがないから分からないんだけど、こんなのをやるの?)。浅倉さんの判定はたしかきのこの山。ご本人はたけのこの里の方がお好きらしい。この対決内容、その後の浅倉さんの言動。事前に仕込んでいたのは明らかだったが、何をやりたかったのか理解が出来なかった。後から回想していくと少し恐くなってくるくらいだ。たとえばの話、直後にBEYOOOOONDSさんの『きのこたけのこ大戦記』を歌うのであれば理解できた(グループが違うし新曲だから現実には考えにくいが)。もちろんアイドルさんに巧みな話芸を求めるのがお門違いなのは百も承知。しかし今日のrelease party一部のトークはこれまでに記憶がないくらいにひどかった。いや、どうなんだろう。もしかして普段からこんなモンなんだったんだろうか? 洗脳が解けてつまらないトークを愛でることが出来なくなったのだろうか? 私は我に帰った。私はわざわざ会社を休んで、川崎まで来て、これを聞きに来ているのか? セットリストもピンと来なかった。

握手順番

山岸理子さん
小片リサさん
新沼希空さん
谷本安美さん
浅倉樹々さん
小野瑞歩さん
小野田紗栞さん
秋山眞緒さん

小野さんに髪型…可愛いですと言ったらたぶん可愛いですの部分だけが伝わった(そっちの方が本意だが)。おー、と少し驚いた感じの顔をしてからありがとうと返してくださった。

平日のこの時間、そして二日前に池袋でrelease partyをやったばかりというタイミングも関係しているのか、369番だったのに右端付近の6列目くらいに立つことが出来た。後ろ半分はスカスカ。前説のアルビ兄さん(いつもに比べて覇気がなかった。黒の半袖BILLABONG Tシャツに黒のロング・パンツ、NIKE AIRのスニーカー)も、こんな時間なんで広大なスペースがありますと客入りに触れていた。二部はさすがに人が増えるだろうが、もしスペースに余裕があるようであれば後方で跳びまくるのもありかもしれない。

安価で味もまあまあな中華料理店、観行雲。2ちゃんねるのJuice=Juiceの現場で有名(迷惑)なヲタについて語るスレで某メンバーさんのTOとしてテンプレート入りを果たした紳士と夕食。氏はつばきファクトリーさんだと小片リサさんを支持している。さっき食事は済ませたと言っていたのに定食を平らげていた。過剰なインスリン分泌による健康への影響が心配である。私は1,000円の晩酌セット的なやつ。ハイボール、豚モツ炒め、イカゲソの唐揚げ。ハイボールが薄すぎる。少なすぎる。ジュース、もう一杯。一部の様子を見るかぎり少し酔わないと二部も楽しむのは難しそうだ。白酒はありますかとお店の人に聞くと(メニューにはなかった)、一杯だけなら提供できるというのでいただいた(常連さんからどうしても飲みたいという要望を受け一本だけ仕入れていた残りがあったらしい)。五粮醇という銘柄。500円。アルコール45度。食事を共にした紳士が某メンバーさん(TO認定されているのとは別のメンバーさん)の握手券を9万円ぶん購入したという話を聞きながら51,100円の横浜F・マリノス年間チケット(20試合観戦可能)を注文した。自分が分別のある買い物をするまともな人間に思えた。

②18時半集合 19時開始

45度の白酒が私に与えた軽い酔いは、二部のトークで完全に醒めた。コレを面白がるにはあと2ショットは必要だった。相変わらずコントをやりたいのか何をやりたいのか不明瞭な時間だったが、一部に比べて興味深い情報は得られた。お題は、目玉焼きにかけるのは醤油かソースか。岸本ゆめのさんだけがソース派。曰くマヨネーズをかけるけどこの二択だったらソースに当てはまると思った。目玉焼きにさらさらしたものをかけるのがイヤ。その他に分かったこととして、
・秋山眞緒さんは目玉焼きを食べない
・小野瑞歩さんは目玉焼きの白身に切り込みを入れて醤油を染み込ませる
・谷本安美さんは目玉焼きの黄身に醤油を入れる
・浅倉樹々さんの家は目玉焼きにソースをかける
アイドルさんがたまに発する、こういう生活感のある情報が私は大好きだ。何時に寝て何時に起きたとかさ。2月、3月に何回か小野さんと握手させていただくけど、そういう話を聞きたいな。

お酒の効果は消えてしまったが、それでも二部の方が楽しかった。セットリストが圧倒的によかった。まず一曲目が私がつばきファクトリーで一番か二番目に好きなことで知られる『春恋歌』だったし、『私がオバさんになっても』もキックされたし。もう一つの理由は何といっても、いちばん後ろで観たから。私が502番でフロアに入った時点で369番で一部に入ったときよりも1.5倍くらい埋まっていたんで、グッドなポジションをゲトれる可能性は既になくなっていた。まだ空きがあったいちばん後ろの壁沿いを確保。ココなら誰の邪魔になる心配もない。それに来年からHello! Projectのすべての現場でジャンプが禁止される。自由に跳べる最後の機会かもしれない。跳び納め。なおHello! Projectのコンサートで跳ぶことに関しては賛否があるが、跳ぶ行為そのものは骨の健康によいので、別の形で続けるべきである。フットボール・クラブのサポーターとしてゴール裏で跳ぶのもよし、ジムで何らかのトレーニングを行うのもよし。

つばきファクトリーさんをチームに分けてのトーク&握手会の告知。谷本安美さんと新沼希空さんの二人組が、おれらマブダチだろ?というチーム名。私たちとマブダチになりにきてくださいという旨のことを新沼さんがおっしゃるが、正直者だらけのヘッズはほぼ無反応。(反応が)薄っ…と思わず新沼さんは笑っていた。そりゃそうだ。我々が新沼希空さん、谷本安美さんとマブダチになれるわけがない。一般女性のマブダチがいないのは言うまでもないとして、一般男性の友人でさえ多くはないのである。

パーティ本編後に出てきたアルビ兄さんによると、浅倉樹々さんが参加する曲が一部では一曲だったのを二部では二曲に増やしたらしい。私は言われるまでまったく気付かなかったので、唖然とした。たしかに浅倉さんが参加している曲としていない曲があるなくらいには思っていたけど、小野瑞歩さんだけを集中して観ていたので。小野さんがほとんど見えない位置にいるとき以外は他のメンバーさんは間接視野でしか見ていなかった。申し訳ない気持ちになったが、仕方がない。

出過ぎたウェイスト・ラインが丸分かりな上にB地区が浮き出たPSVアイントホーフェンのTシャツで握手列に並ぶ紳士。腹をすぐに引っ込めるのは難しいがせめてB地区は何とかしろや。Tシャツの下に一枚着ろ。それともわざとアイドルさんに見せるためにそうしてんのか。そう考えると私も見せたくなってきたぞ。いや冗談だよ。

握手順番

岸本ゆめのさん
新沼希空さん
小野瑞歩さん
谷本安美さん
秋山眞緒さん
小片リサさん
山岸理子さん
小野田紗栞さん
浅倉樹々さん

春恋歌』嬉しかった(もしくはよかった)と全員にお伝えした。新沼さんはそれなと返してくださった。小野さんは、ね…9人でのパフォーマンスで…と個別握手会のような調子で話し始めてくれたが当然ながらそこで次に流れざるを得なかった。小野さんのご返答で、さっきアルビ兄さんが言っていた浅倉樹々さんが参加したもう一曲が『春恋歌』であったことを私は知った(もう一曲は一部と共通で『抱きしめられてみたい』)。小片さんのありがとうが(もちろんご本人にその意図はないとは思うが)こちらを蔑むような冷淡な感じに聞こえて、そういうの(どういうの?)が好きな人は興奮するんじゃないかと思った。最後の浅倉さんに笑顔でありがとうございますをいただいて出口に向かいながら、私は少しゾッとした。たまたま浅倉さんが参加した曲だったからよかったものの、もし彼女不在の曲について知らずに同じことを言っていたら…。私は単純に好きな曲なので『春恋歌』が嬉しかったのだが、文脈的に9人が揃ったのを観られてよかったという意味が付加される言葉になっていたことに後で気付いた。

2019年12月4日水曜日

JAPAN TOUR 2019 "SPECTRUM” (2019-11-30)

体内時計の調整に重要な役割を果たすホルモン、メラトニン。15歳の若年者に比べて50-60歳では生産量が約半減。高齢者が熟睡しづらく早起きで、昼と夜の違いがない平坦な生活になる原因。メラトニン生産量の減少を防ぐには昼間に太陽の光を浴び、夜は明るい光を避ける(参照:古谷彰子、柴田重信、『時間栄養学が明らかにした「食べ方」の法則』)。休日の早朝、ストリートに出ると老紳士、老淑女たちが犬を散歩させている。通勤や通学から解放された現役世代がいないので、老人たちの姿は平日よりも目立つ。老人たち、と書くとまるで私が若者の側に属しているようだが、実際には若者でもない。若者と老人の中間である。加齢に伴うさまざまな心身の変調は、私にとっては他人事ではなくなりつつある。若者や老人といったカテゴリ間の移動はデジタルではない。一年一年、一日一日、一秒一秒、誰しもが少しずつ老化している。メラトニンが生産される量も少しずつ減っていく。私は3週間前からメラトニンのサプリメントを飲み始めた。今のところハッキリした効果は実感していない。そもそも不眠に悩まされていたわけではないのだが。ただ安い(私が飲んでいるのは60日分で400円しない)のでしばらくは続けてみるつもり。日本では製造・販売が認められていないが、個人での輸入は可能。iHerbさんで買える。最近はコエンザイムQ10のサプリメント(DR. MERCOLA LIPOSOMAL CoQ10)を一粒(100mg)昼食後に摂取したところ、寝ても取れなかったしんどさが翌日には解消した。もうそういう世代になってきた。あなたもそうだ。強がるなよ。セブン・イレブンでホット・コーヒーを三つも淹れる白髪の老紳士に若干イラつく。アイス・コーヒー(R)を淹れ、飲みながら駅へ。コレが朝の日課になっている。『ニッポンノD・N・A!』を聴いていたら、岡村美波と大人のみんなにで韻を踏んでいることに気付き感動した。作詞者(野沢トオルさん)が意図していたかどうかは分からない。偶然の可能性が高い。

土曜日。私が早く起きて平日と変わらない時間に家を出たのはメラトニンが減少しているからではない。静岡県の清水に上原ひろみさんのコンサートを観に行くためだ。開演時間の17時に間に合うだけなら朝に出る必要はない。去年の4月に訪問してから忘れられないリアルな店、久松さんでまぐろをいただきたい。それも昼と夜の両方。そして新幹線にムダ金を落としたくない。在来線を利用する。だからこの時間に家を出る必要があった。JR東海道。車窓から見える富士山。窓に張り付いて見ているのは私くらい。地元民たちには日常の風景なので『マジ興味ねぇ』(DJ OASIS feat. K DUB SHINE)のも当然。合計で3時間以上、電車に乗ったが、私は一度も座らなかった。具合が悪いか立ち仕事を終えた後でもないのに電車で席に着きたがる人は、おそらく身体が歪んでいる。整体に通った方がよい。座ってばかりの生活は人間の本来の姿ではない。The Pharcydeさんの“Humboldt Beginnings”を聴く。私はこのドープなグループをJ Dillaさんの“Jay Deelicious”で知った。11時35分に清水駅着。例によってPASMOでそのまま出られない。改札横で駅員さんに精算してもらう。久松さんに直行。給仕を務める老淑女はまだご健在だろうか。少し不安があったが、営業中の札を確認し扉を開けた先には安心する光景があった。海老のように背中の曲がった老淑女は心なしかに来たときよりもお元気そうに見えた。店主の紳士とのヒヤヒヤするコンビは相変わらず。まぐろづくし1,250円+税、たこぶつ500円+税。コレだよコレ、最高のまぐろずし。見た目の時点で既に絶品。久松さんがなければ今日の公演には申し込んでいなかった。清水を訪れたらここは必ず行かなくてはならない。むしろ久松さんに行くために清水に行く価値がある。清水港がすぐ側にあるという土地柄、まぐろを出すお店がいくつもある(私はまだ久松さんにしか行ったことがないが)にもかかわらず駅前のマクドナルドさんに行列を作る人々。

14時から大事な試合。明治安田生命J1リーグ第33節。川崎フロンターレさん対横浜F・マリノス。同時に行われるFC東京さん対浦和レッドダイヤモンズさんの結果によってはマリノスの優勝が決まる。なさそうなwi-fi(まず駅前にチェーン店のカフェすら見当たらない。マクドナルドにはあったかもね)。古めかしいサテンを発見。喫茶きょうばし。営業中。入る。ウインナーコーヒー500円。注文から15分ほどして運ばれてくる。こじゃれた食器。DAZNを起動する。
大変申し訳ございません
予期せぬ問題が発生しております。技術者チームが問題解決に向けて取り組んでおりますので、時間をおいて再度お試しください
65-000-500
映らない。アプリを再起動しても読み込み直しても変わらない。もうキック・オフ数分前。しばらくお待ち出来ないんだよこっちは。TwitterでDAZNで検索すると阿鼻叫喚だった。どの試合も観られなくなっているらしい。よりによって今日このタイミング。大迷惑。幸いにもマリノスの試合はたまたまDAZNのTwitterアカウントでも無料中継がされていた。そっちは観ることが出来た。助かった。NHKでもやっていたらしいが今はテレビを観られる環境ではない。前半をサテンで観た。仲川輝人さんのゴールで1-0。あまり長居しすぎるのも悪いので(客は私だけになっていたが)店を出る。FC東京さん対浦和レッドダイヤモンズさんは、山中亮輔さん(元マリノス)が打ったシュートを林彰洋さんが弾いたこぼれ球をマルティノスさん(元マリノス)が押し込んで浦和レッドダイヤモンズさんが先制、1-0でハーフタイムを迎えたようだ。後半だけのために別の店に入り直すのも何なので(どうせwi-fiもないだろうし)、コンサート会場である静岡市清水文化会館マリナート付近でウロウロしながら後半を観た。こっちは最終的に4-1でマリノスが完勝。ゴールが決まる度に、声を出すのを、飛び跳ねるのを抑えられなかった。向こうの試合はFC東京さんが追い付いて1-1で終了した。優勝チームが決定するのは来週の12月7日(土)に持ち越し。何という巡り合わせか、横浜F・マリノス対FC東京さんの直接対決。マリノスが3点差以内の負けまでならマリノスが優勝。FC東京さんが4点差以上で勝つとFC東京さんの優勝。15年ぶりとなるマリノスのリーグ優勝に向けて最高の状況が整った。チケット完売の日産スタジアム。私は歴史を目撃する準備が出来ている。

静岡市清水文化会館マリナートの入場列で試合終了を見届けた。開場時間は予定されていた16時から10分くらい遅れた。ツアーTシャツをゲトる。黒。Lサイズ。3,000円。一般的な男性用衣服の基準に比べて1サイズくらい小さい。Instagramだったか何かの画像で上原ひろみさんがMサイズを着用されていた。なかなかイカしたデザイン。白も欲しいくらい。Hello! Projectも見習ってほしい。背中にツアー日程を記すくらい基本でしょうが。S席とA席があって、私が購入したのはS席なんだけど、2階の2列目。ステージとの距離を感じる。どこまでがS席だったんだ。いちばん後ろは2階の13列目。そもそもA席は存在したのか? 私の右も左も、Hello! Projectの現場にいても違和感のないヴァイブスの中高年男性。同じ列の右端付近の席にすみませんを連発してわざわざ左から入る、要領の悪すぎる紳士。

上原ひろみさんの演奏に頭を切り替えるのが難しかった。私はまぐろとマリノスで満足してしまった。完全に。試合からもう何時間か空いていれば少しは違っていたかもしれないが、16時まであの試合があって、17時から上原さんのコンサートというのは気持ちを整えるのに十分ではなかった。マリノス優勝への希望でもう胸がいっぱいになっている。気もそぞろになってしまった。上原さんの演奏を聴いてはいるけど、集中できていなかった。夕食は何を食べようかという雑念まで浮かんで来た。しかしコンサートが進むにつれ、徐々にマインドフルな状態になっていった。ただ音楽を聴いているというよりは、徐々に無心になっていく、瞑想的な過程だった。この日、この場所でしか生まれない音楽を皆さんと追い求めていきたい、と上原さんは我々に語り掛けた。まさにそれこそが会場に足を運ぶ醍醐味である。特にジャズというジャンルでは曲そのものが変容する。同じ曲がまったく同じように演奏されるということは基本的に二度とない。後で音源化されるわけでもないので、本当にその場にいた人だけが味わうことを許される。絶対音感でもあれば後で頭の中で再現できるのだろうが、私のような凡人では一度聴いただけでは頭から消え去ってしまう。“Spectrum”のアルバム曲を中心としたセットリスト。私はアルバムに収録されたヴァージョンとの違いを楽しみながら生演奏に耳を澄ませていたが、じゃあどこがどう違ったのかと後になって説明することは出来ない。記憶力も、音楽の知識や語彙も不足している。印象に残っているのは前半の曲でしばらく同じ音を連打し続ける場面と、後半の曲のどれかで即興箇所に“Place to Be”が紛れ込んでいたこと。

私はアルバム“Spectrum”をまだ理解できていない。もっと聴き込まなければならない。上原ひろみさんの音楽はリリースを重ねる度に複雑で難しくなっていっている気がする。10年前のソロ・アルバム“Place to Be”と比べても“SPECTRUM”は展開が入り組んでいて、決してキャッチ―ではない。彼女の作品はどれも一、二回聴いてなるほどねって通り過ぎていい類の音楽ではない。はじめは尖っていて経歴を積むにつれ商業化され大衆に寄っていくというのは分かるんだけど、上原さんの場合はむしろ年月を経てどんどん尖っていっていると思う。我々がついて来られるのか試されている。“Spectrum”を実際に聴いてみてほしいんだけど(ストリーミングにある)、何かのコマーシャルに使いましょう的な分かりやすい曲は一つもないでしょ。

上原さんのトーク概要:三年ぶりの清水。港がすぐそこ。港で演奏をすることはそう多くない。前にあったのがノルウェー北部。平日の19時くらいからだった。地元メディアからの取材申し込み。受諾。終演後に楽屋で話すのかと思っていたら港に連れて行かれカニの船に乗せられた。夜10時くらいだったけど白夜で昼のようだった。カニを持たされてアイ・ラヴ・カニという感じで撮らされた。日本の常識が通用しない海外の珍道中。ここ(清水)ではそんなことはないでしょうけど…アイ・ラヴ・マグロみたいな。今日は近郊から来られた方も多いでしょうけど、魚介などは楽しまれましたか? 私とスタッフ一同はホタテ、アジ・フライ等をバック・ステージで楽しみました。/“Spectrum”は色をテーマにしたアルバム。“Whiteout”は雪の中で書いた。

上原ひろみさんは私の中で田村芽実さんと同じカテゴリー。才能と努力の塊。孤高の表現者。ただ食事に関してはそこまでストイックではなさそうだ。上原さんのInstagramを見るとオタク並の頻度でラーメンを召し上がっている。よくそれで全世界を飛び回り強度の高い公演をこなし続ける体力と集中力が持つものだ。もし上原さんが栄養の管理も徹底していたなら、彼女が産み落とす音楽は変わっていたのだろうか? 18時3分から20分の休憩。カーテン・コール後に一曲。19時21分に終演。夕食は再び久松さん。私が昼にも入ったのをまったく覚えている様子のない老淑女が、まぐろがおいしいですよと薦めてくる。まぐろづくし(特上)2,200円+税と焼酎のお湯割り。アジ・フライも食べたくてうずうずしたが、お腹の満たされ具合を冷静に判断し我慢。エラい。新幹線を使って帰った場合とカプセルに泊まって在来線で帰った場合で値段がほとんど変わらない。明日も休みだからゆっくりしていく。一年半前に利用した東静岡の時之栖 松之湯さんを再訪。ここはお風呂が素晴らしい。今日は久松さんのドープなまぐろ、そして何よりマリノスの優勝が懸かる試合が直前にあったという特殊な状況によって、コンサートよりもそれに付随する諸々が楽しかった。久松さんでまぐろを食べて時之栖 松之湯さんで一泊して帰るというパターンはコンサートがないときにまたやりたいくらいに気に入った(これを書きながら思ったが来年はアウェーの清水エスパルスさん戦を観に来るのもいいかもしれない)。何が目的なのか分からなくなってくるが、すべてを目的合理的に執り行うだけではつまらない。計画は必要だが、即興、逸脱、寄り道を楽しみたい。まるでジャズのように。

2019年11月29日金曜日

月光 (2019-11-24)

日頃の生活で山梨県のことを考える機会が一切ないので、私はGoogle mapで検索しないと同県が日本地図のどこにあるのかがよく分からない。訪れるのが三度目であるにもかかわらず。Juice=JuiceJuice=Juice、そして今日がつばきファクトリー。すべて日帰り。観光をするわけでも地元の名物に触れるわけでもない。山梨といえば何? 分からない。強いて言えば、東京から甲府に向かう特急あずさ。甲府から乗る身延線。山に恵まれた田舎の風景。それらが私にとっての山梨。ああ、そういえば子供の頃、山があるのに山梨県と地理の授業で誰かが言っていた気がするな。私が山梨公演に申し込んだ最大にして唯一と言っていい理由が、泊まりなしで行って帰って来られること。特にいい会場だったわけでも、周辺施設が充実しているわけでもなかった。今日が山岸理子さんのお誕生日だというのは、前日にTwitterで見るまで知らなかった。彼女のフォロワーたちにとっては絶対に外せない一日。私は番号がよくはなかった(181番)ので、特にやる気をブーストする要素はなく。小野瑞歩さんを観ることが出来る、そして全員握手で一瞬とは言えご対面できる。それだけが楽しみだった。昼公演は外れた。夜公演は17時半開場、18時開演。家に近いお店でリアルなロティサリー・チキンを食べてから山梨に向かった。

特急あずさはけっこう揺れる。立っているとよろける。通路でHUHさんの“HELL HELL YOU,HOLY HOLY ME”(めちゃくちゃな音楽)を聴いて『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』(アンドリュー・O・スミスさん)を読んでいると、三半規管への負担が大きいのか、酔ってきた。甲府駅で降りると、典型的な鉄道ファンという感じの風体の中年男性が車掌さんに延々と何かを話しかけていた。車掌さんは慣れた様子で適当に相手をしているようだった。身延線に乗り換える。停車中の電車。別のやばそうな男性がニヤニヤしながら車掌さんに話しかけていた。キチガイから解放された車掌さんに今度は私が話しかける。身延線はICカードが使えない。ICカード処理連絡票というのを発行してもらって、ICカードが使える駅で精算しなければならない。連絡票を出してもらう。私のICカードが必要だというので定期券入れを渡したところ、彼はおもむろに私のPASMOを取り出して裏返した(PASMOの番号を連絡票に記す必要があったため)。PASMOの裏側は小野瑞歩さんのステッカー(何度も剥がして貼り直せるやつ)で覆われていた。

車掌さん:あっ…!
私:あ…

前に来たときは、国母駅近くのとりすみというお店で昼食を摂った。気に入ったので夜もそこにした。今日も夜公演の後に行こうかと思っていたが、電車の時間を調べたら時間に無理があった。あの日に比べて今日は夜公演の開演が30分遅い。夜公演まで時間があるので散歩がてら勘で歩いていたら予期せずとんでもない遠回りになった。前に来たときはクロークがあったのだが、今日はないようだ。50代くらいのエスタシオン係員さんに聞いたら荷物を預けるならコイン・ロッカーだと言われた。まだ空きはあった。開けると中は砂塵まみれ。野ざらしだから放置したらこうなる。掃除くらいしとけや甲府KAZOO HALLの関係者ども。こんなロッカーに金を取るな。たまたま持ち合わせていたフェイシャル・シートで拭き取るが、完全には汚れが取れない。日替わり写真は当然ながら山岸理子さんのは売り切れていたが、それ以外はまだ残っていた。小野瑞歩さん、秋山眞緒さん、贈答用の岸本ゆめのさん。会場から歩いて数分のセブン・イレブン(甲府KAZOO HALL来場者たちのオアシス)でアイス・コーヒー(R)とアサヒグループ食品 1本満足バー プロテインチョコを購入。それが今日の夕食。お店の前。アサヒグループ食品 1本満足バー プロテインチョコを食い始めた16時22分、ちょうど昼公演が終わったらしく、応援するメンバーさんの色を身に纏ったキモめな人たちの群れがこちらに近づいてきた。Twitterを眺めていると京都サンガさんが柏レイソルさんに1-13で大敗していてびっくりした。

そういえば。さっき通り過ぎたとりすみが求人の看板を出していた。時給は高校生800円、大学生と一般が850円。山梨県の最低賃金は10月から837円に改正されている。もし高校生を本当に800円で働かせているとしたら法律違反である。9月まで800円を切っていたのだろうな、と思って調べてみたが、2018年の時点でも810円だったようなのだが…大丈夫なのだろうか。でも何かいま調べてみると特定の産業では高校生の扱いは例外のようだね。おそらくうまいこと法の目をかいくぐっているのだろう。

番号の呼び出し。17時34分、60番。17時38分、100番。17時44分、160番。私がフロアに入った時点でもう7割くらいは埋まっていた。真ん中から右にかけてはだいぶ視界が悪そうだったので、私は左側の女性エリア後方を選んだ。会場の収容人数は公式には300人だけど、開場前におまいつの紳士がお仲間に言っていたようにモッシュ前提の人数だからね。Hello! Projectではモッシュどころか足元に荷物を置く人がたくさんいるから。私の近くには集団の姫として男オタク集団に一人混じって一般エリアにいた女オタクさんがいたが、開演10分前に考えを変えて女性エリアに入って行った。影アナは山岸理子さん。何度も噛んで、もうダメだ~と言ってフロアを笑いで包んだ。和む。

ステージに小野瑞歩さんが現れた瞬間から、私が何に集中すべきかは百パーセント決まっていた。そうさ百パーセントみずほ(勇気)…。視界が許すかぎり彼女の一挙一動をこの目に焼き付けること。それだけ。それ以外はおまけ。他の何を見逃そうとも、小野さんから目を離さない。この気持ちが残るかぎり、私は小野瑞歩さん(つばきファクトリー)を追いかけ続ける。髪型がとても可愛かった。前髪がぱっつん気味になっていて(途中から汗で束になっていた)。翌日にご本人がブログで言及なさっていた:
昨日のライブは
髪の毛を下ろしてストレートでやってみたの!
どんな髪型にしようかな〜?
って考えてたんだけど、
逆になにもしないって
やったことないな〜!って思って笑
就活センセーション』で彼女にニコッと笑いかけていただいた感触があった。私は嬉しくてたまらなかった。他にも一、二回はレス的な何かをいただいたような気がしなくもないが、私の勘違いだったかもしれない。私の周囲にはペン・ライトをエメラルド・グリーンに光らせる青年たちが何人もいたので。誰に向けての笑顔だったかを判定するにはVAR (video assistant referee) が必要だ(明治安田生命J1リーグでは来期から全試合で導入されるんだよね)。この『就活センセーション』のときだけは、ほぼ確実だったと思う。私は在宅ファンだった頃は本気で自分が楽曲派だと信じていた。実際、私は昔からヒップホップを中心にさまざまなアルバムをディグってきた音楽好きなのは間違いない。Hello! Projectであってもワックな曲を連続的にリリースされるとその集団には醒める。音楽は大事、根本。でもこと現場に関して言えば、自分が熱狂的に支持するメンバーさんがこちらの愛情(変態的な凝視)に笑顔等で返してくれることに勝る喜びはない。もちろん皆さんからの愛情をパフォーマンスで返すという宮本佳林さんがよくいうアレは正しい。正しいんだが、コンサート中に好きな人とほんの一瞬でも一対一になれる時間、それは至上の喜びなんだ。

トークお題:皆さん(我々)へのオススメ
小野田紗栞さん:LUXの高いシャンプーとトリートメント。(皆さんも使ってみてくださいね。さおりちゃんと同じ匂いになりたい人はね、的なことを言ってから谷本安美さんが大笑い。)
谷本安美さん:TSUBAKIプレミアムのトリートメント。シャンプーやリンスではなく、金色のパッケージの。あれを使うとトゥルントゥルンになる。(みんな高いのを…とやや引き気味の小片リサさん。)
男性もトリートメント使うんですか? と我々に問いかけ、使うというフロアの反応に驚く岸本ゆめのさん。(谷本さんも同様にええそうなのという感じで驚いていた気がする。)男性の場合はシャンプーでそのまま全身を洗うという人も多そうですね。どこ情報よという感じで他のメンバーが笑うと、北島三郎…(と一旦呼び捨てしそうになりながら)さんの付き人がそうしているのをテレビで観たと答える岸本さん。
小片リサさん:インスト。自分たちの曲のカラオケ・バージョンを聴くのが好き。オススメは、と何かの曲名を言いかけてからやめる。これからやるやつにする(一曲ネタバレですね、と他のメンバーさん)。『純情センチメートル』。Aメロの前の音がオススメ。口で再現する小片さん。

トークお題:悩み
新沼希空さん:友達が欲しい。
小野瑞歩さん:私も。きそちゃんとか、メンバーとはよく遊ぶけど。
新沼希空さん:それだけメンバーの仲が良いってことだけど、それ以外の友達もほしい。私は愛知県出身で、今は東京だから地元の友達がいない。
秋山眞緒さん:私も大阪出身だから同じ。
山岸理子さん:(友達の作り方を理子ちゃんに教えてほしいという流れになって)私も人見知りだから…(嘘でしょと小野さん)。でも、自分から話しかけるようにしている。人見知りじゃない自分になり切る。
秋山眞緒さん:趣味を聞くのがいいんじゃないかと提案し、ステージで実践する。趣味は何? と小野さんに聞く。いま探してるんだ…という小野さんの回答に地団駄を踏む秋山さん。何か言ってよ…! 新沼さんからは、友達を作ることという謎の回答。困惑する秋山さん。山岸さんに同じ質問をして、え、漫画? じゃあ今度図書館に行こうよ。と強引に話を進める。このように映画なら映画に誘えばいいんだと言う秋山さん。

秋山眞緒さん:私はいつもりこちゃんのことをふざけて馬鹿にしている。でも理子ちゃんはすべてを受け止めてつばきのメンバーを優しく包み込んでくれる。理子ちゃん大好き。これからもずっとつばきにいてほしい。
小野瑞歩さん:いつかの公演で誰かがファンは推しに似ると言っていた。きそちゃんか。それは本当なんだろうかと考えながら公演をやっていた。理子ちゃんのファンの皆さんは笑うときの目が理子ちゃんに似ていて、本当だなと思った。
岸本ゆめのさん:私は理子ちゃんのことをいつもおばさんとかいじっている。家に帰ってから言い過ぎたかな…と反省している。(本当に~? と山岸さん。)
新沼希空さん:理子ちゃんと一緒だと落ち着く。正直、親といるよりも落ち着く。つばきファクトリーのママ的存在。
小片リサさん:(トーク・セグメントの流れを踏まえて)『今夜だけ浮かれたかった』のインストの一部を理子ちゃんにあげる。
山岸理子さん:(お立ち台に立ってから言いたかったことを思い出せず、しばらく考えてから何かを言う。)言いたかったのはこれじゃない。大したことじゃないんだけど。思い出したらブログに書きます。

全員握手

小野瑞歩さん:見えた!
私:可愛かった

私:里山のラジオ面白かった
岸本ゆめのさん:あ! ありがとうございます!

秋山眞緒さん:また来てくださいね

私:おめでとうございます
山岸理子さん:(頷く。ありがとうと言っていたかもしれないが周りの音で聞こえなかった)

公演の前にエスタシオン係員さんからジャンプ禁止という通達があった。フロア中央付近のおまいつ中高年男性たちは当然のようにそれを無視していた(もっとも、エスタシオン係員さんの伝え方が不十分ではあったと思う)。ルールの是非はさておき、公的空間での振る舞いについて(同じ客の理不尽なイチャモンならともかく)係員からお願いをされてそれを無視するのはオタクという以前に人としての分別に問題があると私は思う。こんな日本語が通じない奴らが、赤信号みんなで渡れば怖くない的に好き勝手やっているようでは、ルールが厳格化するのも致し方ない。残念だが。Hello! Projectでは来年からジャンプが全面禁止だが、その前から会場によってローカル・ルールがある。たとえば新宿Renyはジャンプ禁止。昼公演ではジャンプが許容された会場でも夜公演で禁止になることもある。おまいつならそれは重々承知のはず。私の近くにいたおまいつたちは律義に言われたことを守っていた。私の近くにいた、植村あかりさんから谷本安美さんに推し変した紳士とか。そう言いつつ『初恋サンライズ』では私も飛んだ。さすがに同曲ではフロアのほぼ全員が飛んでいた。(それをもって私が自分のジャンプを正当化してしまうと、これも赤信号みんなで渡れば怖くないだが…。)

帰りも一年前に来たときの記憶を元に適当に歩いたら、訳の分からない迂回ルートになった。未だに正解が分からない。20時13分、国母駅に到着。乗ろうとしていた電車には乗れた。20時21時分発。一時間に一本から三本しか来ない身延線。改札も切符売り場もない。

21時5分、今度は帰りの特急あずさ内で運賃の精算をしていたらPASMOに貼り付けられた小野瑞歩さんのステッカーを若い女性の車掌さんに見られた。一日に二回もこんな羞恥プレイ。体幹を鍛えるためにかなり揺れる特急列車で座らずにバランスを取った。スクワットもした。どこかで別の電車がイノシシとぶつかったためしばらく電車が止まった。

2019年11月28日木曜日

立会い出産 第六子~バンドセットの会~ (2019-11-23)

1.サラリーマンやってるんですよ。こんな音楽やってて食えるわけないでしょ。ハハノシキュウさんは自嘲気味にそう言いました。その“こんな音楽”を好み、“食えるわけがない”活動をされている彼を観るために一定人数が下北沢に足を伸ばし、時間を割き、お金を(ささやかながら)落としている状況が可笑しくなりました。この独演会に会社の同僚が観に来ているんだと言った後の何気ない補足でしたが、やけに印象的で、私の頭からしばらく離れませんでした。公演中も、その後も。

2.一曲でもいいから作ってiTunesに公開しなさい。そうしたらあなたは歌手だ。どの本だったかは覚えていませんが(私は彼の本に一時期はまって大量に読みました)、歌手になりたいのですがどうしたらいいでしょうかという質問に苫米地英人さんがそう答えていました。(蛇足ですが、私の元上司が上智大学で苫米地さんと同じサークルに所属していたそうです。)言われてみればそうです。歌が何らかの方法で聴ける状態にあれば、それを歌っているのは聴き手にとってみれば歌手です。もちろん、コンパクト・ディスクを作って大手の小売店に流通させるのは個人でやるのは難しいでしょう。しかし手段を問わなければ、曲を作ってそれを誰かが聴こうとすれば聴ける状態にするというのはやろうと思えば出来ることです。通り過ぎるほぼ全員に無視されたとしても、武道館のステージに立ちたいだというありがちな目標を書いた紙を貼り出して駅前で歌う青年たちは、日本武道館を目指す歌手なのです。

3.自営業は年収が800万から1,000万円くらを超えると会社にした方が税金的に得だと、私が通っている整体の先生が言いました。ということは将来、会社になっていたら“そういうこと”だと思っていいですか? と私が聞くと先生は笑って、思っていいですと言いました。でも先生は収入を飛躍的に伸ばしていくことに興味はなく、のんびりとほどほどの生活が出来ればそれでよいと考えているようです。お金のことだけを考えれば、こうやって個人で一人一人の身体をほぐしていくのではなく、経営側に回るのがいい。お金持ちになりたければ、末端でセコセコ働いていないで、ビジネス・オーナーになれ。たしか『ユダヤ人大富豪の教え』(本田健さん)にもそう書いてありました(だいぶ昔に読んだので記憶が正確ではないかもしれません)。先生はその方向には興味はなく、あくまで自分の手でお客さんと向き合うことにこだわりたいそうです。曰く、私は痛いのが嫌い。他人が痛いのも嫌い。だからそれを取り除きたい。というのが仕事をする上での根っこにある考えだそうです。

4.あれは9月の名古屋でした。ギャンブル依存症の多重債務者、地元の有名企業に就職した若者、私という三人で柳橋中央市場の尾毛多セコ代で会食した後、しばらく歩いた場所にある公園で歓談しました。いわゆるストアルですが、私は炭酸水だったような記憶があります。若者は新卒で入社して約半年しか経っていなかったのですが、会社を辞めたいと言ってきました。何往復か話をしてから、私はこのようなことを言いました:このまま続けると心身の健康を害するとか、どう見ても今の職種や環境が自分に向いていないのであれば退職をすべきだが、そうではないように見える。君の場合はまず仕事が出来る人になるように努力をしなければならない。どんな仕事に就いたってイヤなことはある。仮に転職したところで今と同じような問題にまた見舞われるだろう。それを横で聞いていた多重債務者は、同じことを父親に言われたことがあるが自分はそうは思わない、というようなことを言ってから、こう続けました:食っていくなら別ですけど。食っていけないなら仕事じゃないじゃないか…と思いながらも別に議論はしたくなかったので深入りはしませんでした。今ようやく意味が分かった気がします。何かをすることと、それによって収入を得られるかどうか、ましてやその多寡は必ずしも一緒にすべきではないのです。

音楽に値札をつけたのは誰かのミスだった(DOTAMA、『音楽ワルキューレ』)

5.個人でやっている小さな飲食店と、日本全国にチェーン展開している飲食店があったとして、売上やお店の規模だけを理由に後者に価値があるということはありません。少なくとも、利用者にとってはそうです。むしろお気に入りの小さな店の方が居心地がよく自分の好きな料理を出してくれる場合も往々にしてあるでしょう。なぜなら想定する顧客層が不特定多数になればなるほど、お店や商品の個性は薄めざるを得ないからです。また、ある人にとっては親が作ってくれたカレー・ライスが世界で一番おいしい料理かもしれません。ハハノシキュウさんは、たしかに音楽だけでは食えていないのかもしれません。しかし、彼が音楽活動から得ている金額は、彼の音楽そのものの価値とは無関係なのです。今日、ハハノシキュウさんが独演会を開催し、我々は彼の音楽を聴くために集まった。今日のように数十名しか入れない下北沢lagunaであろうと、8,000人だか10,000人だかを収容する日本武道館だろうと、変わりがないはずです。創作(だけ)で食えないということは、創作に生活を依存していないということでもあります。生計を立てる手段が他で担保されているからこそ、尖った表現が出来るという面も大いにありそうです。(もっとも、今ではいくら大衆に迎合したところで音楽で巨万の富を得られる時代ではなく、セルアウトが死語になりつつありますが。)

仕事は保守的 安定した収入で潤わせる 音楽は危険を省みない冒険家 DISの対象であっても心身共に快調(キリコ、“Freedom Jazz Dance”)

6.インターネットにブログを開設して、一つでも記事を投稿しなさい。そうすればあなたは書き手だ。苫米地英人さんの論法を書く行為に転用すれば、そうなります。書店に並んだ本であれ、インターネットの片隅に名も知れぬ誰かが書いたブログであれ、誰かが文章を書いて公開し、それを誰かが読んでいるということに変わりはありません。専門的・体系的な知識を得るのにインターネットはあまりに玉石混合すぎて、適していません。専門家が書いた紙の本を読むのが今でも効率のよい方法です。ただ、面白い文章という点だけで見ると、書店に置いてあるその辺の小説よりも優れた文章がインターネットにはゴロゴロ転がっています。私はこのブログを更新するのにこれまで多大な時間を費やしてきました。食えるわけないでしょ、の以前に一円ももらっていません。労働で得た賃金で生活が出来ているので問題はありません。私にとって大切なのは、継続的に書きたいことを書いて、誰でも読める場所に投稿できていること。数人とはいえ読んでくれる人がいること。自分も読者の一人として楽しんでいること。読んでもらいたいという以前に、自分が書きたいから書いていること。

7.ゲスト出演されたAmaterasさんはちょっと怖かったです(本来ラッパーはこうですよね)。ハハノシキュウさんとの二人による新曲がとても格好良かったです。ハハノシキュウさんによるとその曲はレコーディング済みで、近いうちにYouTubeに投稿するとのことでした。他にも曲を一緒に作っているらしく、合作でアルバムでも出してくれたら私は嬉しいです。DOTAMAさんとのコラボ作『13月』とはまったく違った面白い作品が出来上がりそうです。

8.終演後、出入り口で物販が行われ、そこを通らないと出られない(何も買わずに出づらい)システムは、ヨーロッパのスーパーマーケットを髣髴とさせます(入口から出られない。レジを通過する必要がある)。

9.独演会やりすぎだろ的なことをハハノシキュウさんが言っていましたが、これからも年数回の頻度で継続していってほしいです。なるべく行きますので。

10.明治安田生命J1リーグの優勝争いが大詰めです。下北沢に向かう前にサテンでSoftbankさんのwi-fiを使って松本山雅FCさん対横浜F・マリノスの試合を観ていました。1-0でマリノスが勝ちました。鹿島アントラーズさんとFC東京さんが共に引き分けたため、マリノスが一位に躍り出ました。あと二試合。絶対にマリノスに優勝してほしいし、必ず優勝すると信じています。12月7日(土)に日産スタジアムで開催される最終節、FC東京さん戦は現地に観に行きます。その前にまず11月30日(土)に川崎フロンターレさんを何とか倒してほしいところです。

2019年11月21日木曜日

つばきファクトリー 谷本安美バースデーイベント2019 (2019-11-18)

どこまでが子供で どこからが大人か 成人になってもそのラインは曖昧だ(つばきファクトリー『就活センセーション』)

何をもって大人とするかは簡単に定義できない。年齢だけでは区切れない。十九歳まで子供、二十歳になったら大人というほど単純ではない。成人という言葉には、そこで人として完成した、裏を返せばそれまでは未熟だったという含意がある。しかし現実には成熟した中高生もいれば、幼稚な中高年もいる。特に私や当ブログの読者は九割以上が後者に属する。岡田斗司夫さんが『オタクはすでに死んでいる』で論じたところによると、日本でオタク文化が生まれたのには二つの理由がある。第一に大人になってやめる必要がないほど子供向け文化の内容が濃く表現が過激である。第二に、お小遣いという世界的には稀な(東アジアの一部だけに見られるという)制度により子供の頃から趣味への自己決定権が与えられる。これらが原因となって、大人になっても子供の頃の趣味を続ける人としてのオタクが育ったのだ。趣味だけならまだいい。結婚や子育てという人生のフェーズに進まず(進めず)、魂をセルアウトすることで得た賃金と引き換えにアイドルさんに癒されて生き延びる我々は、人生そのものが子供や学生の頃から発展していない。年齢以外に成人と呼べる要素がほとんどない。

私は成人式には二度、行った。自分の年と、その翌年。二回目は悪ふざけが好きな友人の誘いだった。入口で案内状(ハガキ)を係員に渡さないといけないのだが、どさくさに紛れてそこを突破し中に入ることが出来た。その頃は成人式の参加者たちの態度の悪さが社会問題になっていた。実際にざわざわしていて誰も話を聞こうとしない。おしゃべりがしたいならこんなワックな式典にはなから参加せず、飲食店やカラオケでワイワイやっていればいいじゃないか。そうせずに大人が用意した儀式には顔を出す。義務でもないのに。馬鹿。何のために来たんだこいつらは(そういうお前は何のために来たんだ)。無意味で無駄な時間だった。私は途中で抜けた。一緒に二度目の成人式に行ったその友人は新卒で入社した企業を辞めてからしばらく無職生活を続けていたものの三十歳(地方公務員で新しく採用される限界とされる年齢)間際になって滑り込みで地方公務員の職を得、配偶者を見つけて安定した人生を手に入れた。元々はオタクで、声優の宮村優子さんのファンクラブ会員だった。今では川崎フロンターレの応援とお洒落カフェ巡りという一般向けに公言できる趣味に鞍替えをしている。

自分が二十歳のとき、まさか四十近くにもなって二十歳のアイドルさんのお誕生日をお祝いするために早めに退勤する労働者になっているとは思いもよらなかった。三十くらいになったら自分は結婚しているんじゃないかと、何となく思っていたからだ。小学校、中学校、高校、大学と進んできたように、人生の自然なステップとして勝手にそうなるもんだと思っていた節がある。それは大きな間違いだった。たしかに何となく思い描いたような人生にはならなかった。しかし、非常に内向的で、人間が嫌いで、働きたくなくて、一人で静かに本でも読む生活を望んでいた私が、ある程度の社会性を身に着け、自分で得た賃金で生活できるようになった。大きな怪我や病気もせず、自殺もしていない。むしろ日々を楽しんでいる。昔の私からすると上出来じゃないか。数年前まで、結婚相手を見つけろというのが両親と会うと振られるお決まりの要求だった。今では健康でいてくれに要求の難易度が下がっている。それでいいんだ。私に多くを求めすぎないでくれ。

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私からすると二十歳は過ぎ去ったただの過去だ。もっと言うと年齢という概念が自分について回ることがもはや邪魔くさい。三十歳を超えたら数えるのをやめてほしいくらいだ。しかしHello! Projectのアイドルさんのような若者たちにとっては、年齢を示す数字の一つ一つのが固有の瑞々しい意味を持っているに違いない。その感覚を私は忘れかけているが彼女たちのバースデー・イベントを観覧することでおぼろげながら思い出すことが出来る。谷本安美さんが二十歳になったのは、厳密には二日前の11月16日(土)だ。つばきファクトリーはその日、山口県でコンサートをしていた。当日ではないにしても、今日TOKYO FM HALLの席に着くことを許された我々は、彼女の特別な日を祝う特別な場所に居合わせてもらっているのに違いはない。

どこから見ても美しい顔。特に横顔に自信がある。公演前に司会の鈴木啓太さんが見所を聞いたところ、それが谷本安美さんの回答だったという。こういうボーストが当たり前のように出来るアイドルさんは素晴らしい。彼女は最近、何かのテレビ番組に出演した際にアイドルとして気を付けていることは何か的な質問を受け、見た目をキレイに保つことと答えていた。曰く、美しくいればそれをきっかけに興味を持ってもらえるから。嗣永桃子さんや道重さゆみさんの場合、ラッパーがオレはリアルだというのに似た一種の自己洗脳(もちろん実際にもお美しいが)という面があったように私は思う(参照:道重さゆみはヒップホップである。)。つばきファクトリーだと小野田紗栞さんがその系譜だ。谷本さんの場合はそのお三方とはちょっと違っていて、ネタやキャッチフレーズ的な要素ゼロで事実を述べるかのように自分は美しいとおっしゃる。そして、周りがはいはいまた始まった(笑)とかそこまででもないだろ(笑)的な突っ込みを入れる余地もなく文句なしに美しい。我々としてはたしかに…とただ素直に受け入れるしかない。

バースデー・イベントとして標準的な、定型的な構成だった。トークがあって、ゲームがあって、多くも少なくもない五曲のミニ・コンサート。チームメイト(新沼希空さん)のゲスト出演。もちろん、普段はグループの一員として活動している谷本さんが一人で歌うのを聴ける貴重な機会であった。集団の9人のうちの1人として配分された短いフレーズを歌うのと、歌を丸ごと歌うのとでは声の聞こえ方が違う。谷本さんはこういう歌声をしているんだなという新しい発見があった。どこか儚げで、味がある。ただイベント自体は正直に言ってしまうとまあよくある感じだなと終盤まで私は思っていた。もちろん面白いし楽しいんだが。谷本安美さんの二十歳をお祝いする場。参加することに意義がある。オリンピック的な感じに自分の中でなりつつあったのは否めない。

お母様からのお手紙を女性スタッフさんが代読した(新沼さんじゃないんかい!と私の後ろにいた有名な新沼さん支持者は残念がっていた。たしかに)。それを(上を向いて。涙がこぼれないように。スキヤキ・ソング)聞いてから谷本安美さんが我々に向けたスピーチに、私は心を打たれた(涙をこらえるのを諦めて泣きながらお話をされていた)。たくさんアイドルがいる中で何で私なんかを応援してくれているんだろう、私は皆さんのことを幸せに出来ているんだろうかといつも考えている。皆さんはいつも可愛かったよとかよかったよとか優しく声をかけてくださる。そういう声を聞くと、これまで活動してきてよかったと思える。(ミニ・コンサートで歌った)『愛はまるで静電気』(℃-ute)の歌詞にあるように、こんな不器用な私を見つけ出してくれてありがとう。彼女の言葉にはこれっぽっちも嘘は感じられなかった。心からの素直な言葉には人を引き付ける力がある。ヘッズたちは儀礼的ではない万雷の拍手でそれに返した。普通イベントでは起きないくらいの大きくて長い拍手だった。最後に谷本さんが涙ながらにお辞儀をした際に二、三度、谷間がちらっと見えた。いくら感動をしてもそういうチャンスは決して逃そうとしないのが、曲がりなりにも男性としてこの世に生を授かった私の悲しい性である。こういった瞬間をみすみす見逃すようでは現場に来ている意味がないんだ。もちろん以前から私は谷本安美さんが美貌と個性を兼ね備えたアイドルさんだというのはよく分かっていたが、このバースデー・イベントを観覧して、筋金入りのリアルなアイドルさんだと確信した。小野瑞歩さんは彼女のような同僚を持てて幸運である。最後のお見送り(谷本安美さんにカードを手渡ししていただける)で別に粘っていた訳でもないのに係員の老紳士がア~~イ~とか言いながら私の肩を押して横に流してきたのはちょっとムカついた。それにしても後味のよい、谷本さんの真摯な人柄がよく表れたイベントだった。

2019年11月19日火曜日

リボーン~13人の魂は神様の夢を見る~ (2019-11-16)

男たるもの、ちょっとしたことで泣いてはいけません。精神論ではありません。涙もろいのはテストステロン低下の兆候なので、要注意です。オレも歳をとって涙もろくなったんだよというのはそういうことです。テストステロンとは男性が健康に生きるために極めて重要な役割を果たすホルモンです。もちろん個人差は大きいですが、一定の年齢を超えるとどんどん下がっていきます。テストステロンが低いと、男性更年期障害と呼ばれるさまざまな不調の原因になります。それを加齢のプロセスだと諦めて何もしないか、出来るかぎり抗って元気に生きようとするかはあなた次第です。一つ言えるのは、あなたも私も若い頃と同じように生きているだけでは同じように健康には生きられないということです。さまざまな生活習慣を見直さなければなりません。

運動:短時間で強度の高い全身運動。HIIT (high intensity interval training)やタバタ式、スプリント、デッドリフト、スクワット、等々。たくさん歩く。長時間の有酸素運動(ジョギング、ランニング等)は筋肉とテストステロンをむしろ減らすのでやらない
食事:間欠的断食(やり方は色々あるが、ポピュラーなのが16/8 diet。一日のうち8時間だけカロリーを摂取する。典型的なのが12時から20時まで。それ以外の時間は水、お茶、コーヒーのみ摂取できる)。高たんぱく、高(中)飽和脂肪(コレステロールはテストステロンの原材料)、低糖質。水をたっぷり飲む。酒は避ける(サケだけに)。ジムで鍛える日には高炭水化物で低脂肪、休息日や運動量の少ないには高脂肪で低炭水化物という変化の付け方もある
睡眠:眠っている間に身体がテストステロンを生成するので、十分な時間の質の高い睡眠を得るのが重要。寝る前にスマートフォンを見るのをやめないとね…
ストレス:ストレスが多いとコルチゾールが体重が増えテストステロンが減る。マインドフルネス、自然に触れる、等々(Hello! Projectの鑑賞はこの項目に寄与しますね)
サプリメント:ZMAとビタミンD

参考文献
Charles Sledge, “How to increase Testosterone Naturally”
Alex McMahon, “Testosterone: The Proven Testosterone Solution”
Thomas Cangiano MD and Jose Cangiano MD, "The Myths and Reality of Testosterone"

なぜこんなことを書いているかというと、劇終盤の感動的な場面で、何人ものヘッズがすすり泣く音が聞こえてたからです。白状すると、私も目が少しだけ潤んでしまいました。後から冷静に考えると、そこまで強く感情を揺さぶられるべき場面ではありませんでした。あれで男が泣いてはいけません。テストステロンを高めていく必要を改めて感じました。

私は演劇女子部のファンなので、コンサートには入らない集団でも演劇女子部なら一度は観に行きます。舞台が好きなんですよね。といっても、Hello! Projectと田村芽実さん関連以外で観劇することはないですが。大学生の頃は友達の誘いで、何度か下北沢の小劇場に足を運んだこともありました。受け身で楽しめる(というかそれを求められる)というのが私に向いているんだと思います。あらゆる興行というのはやる側と観る側が一緒に作り上げるものですが、声を出したり身体を動かしたりするのを求められるコンサートと違って、舞台というのは基本的におとなしく観ていればいいわけじゃないですか。大勢で観ているのは変わらないんだけど、みんなで盛り上がるタイプの興行と違って一人でいられるというか。そういう部分が、根がシャイに出来ている私の性に合うんだと思います。私の場合、騒ぎたいというよりはアイドルさんを生で近くでじっくり鑑賞したいというのが根っこにある欲求なんだと思います。演劇女子部はコンサートよりも視界がいいですし、自分も他の観客も身動きをしないので観やすいのです。

15時からの回と18時半からの回の計2回を観ました。ファンクラブ先行の時点ではこの時期のつばきファクトリーの予定が不透明だったので予定がかち合う可能性を考えて今日だけの2回にとどめました。何も考えずに申し込んだら出費もバカにならないですしね。結果としては2回でちょうどよかったと思います。『アタック No.1』のように1回でもういいやと思うほどではありませんでした。一方で、3回、4回と観たくなるほどでもありませんでした。話があんまり面白くないです。約1時間45分引っ張るには魅力の足りない話だったと思います。私にとっては、まだコレが続くのかよと思うか思わないかのギリギリの線でした。4月のBEYOOOONDSさん主演『不思議の国のアリスたち』のように、もっとエンターテインメントに徹した方がよかったと思います。アレは本当に面白かった。今日は1回目では笑えていたちょっとした台詞も2回目になると自分の中で陳腐化してしまい笑えなくなりました。ただ、1回目は右端、2回目は左から二番目と位置が全然ちがったので、視点の変化を楽しむことは出来ました。1回目では小林“ほのぴ”萌花さんのピアノ演奏を間近で堪能しました。2回目は前田こころさんの素晴らしい衣装(詳述は避けます)に何度か釘付けになってしまいました。あと高瀬くるみさんがしばらく同じ体勢で脚を組む場面があり、その奥を凝視してしまいました。

12名の亡くなった偉人たち(+1名)が別の偉人に生まれ変わるためのオーディションを受けるという物語でした。めでたく次の命を手に入れた人は話の本筋からは外れて、オーディションの模様を上から見守っていました。合格者は一部の時間を除き、基本的には観客のように上から見守っているだけです。彼女たちが居眠りしたとしても劇の進行上は支障がなさそうなほど、役割がありません。(まるで勤務中の私ですね、って何でやねん。)これだけ多くの魅力的なメンバーさんがいるのに、実質的な出演者がどんどん減っていくのが本当にもったいないなと私は思いました。特に平井美葉さん、清野桃々姫さんといった序盤で話の本線から脱落するメンバーさんのファンは歯痒いのではないでしょうか。ずっと出ずっぱりだったのが、オーディションの主催側である広瀬彩海さん、里吉うたのさん、江口沙耶さん、小林“ほのぴ”萌花さん、オーディション参加組で最後まで生き残った井上玲音さんと浜浦彩乃さん。里吉うたのさんは相槌を打つ等の一つ一つの仕草や表情が可愛らしかったです。江口沙耶さんはこちらの想像以上にスラっとしていて、びっくりするくらいスタイルがよかったです。『クイック・ジャパン Vol.146』のインタビューによると、江口さんはスタイルを維持するために食事に気を付けていて、タピオカを飲みたくなっても我慢しているそうです。(同誌では里吉うたのさんが、私はHello! Projectに入るまでは普通の高校生で、クラスで目立つとか可愛いというわけでもなかったとおっしゃっています。私はそれを読みながら嘘つけと思わず声に出してしまいました。)

今回の演劇女子部の面白さの30%くらいは小林“ほのぴ”萌花さんの活躍が占めていました。劇としての主人公は井上玲音さんと浜浦彩乃さんのお二人ですが、小林さんが影の主役だと思います。彼女の支持者は出来るだけ右寄りかつ前方の席で一度は観るべきです。ほぼずっと右端にいるので。彼女はピアノ弾き(ショパンさん)の役でした。生演奏の小林“ほのぴ”萌花さんにしか与えられない役です。というより彼女の特技に合わせて作られた役なのでしょう。他の人にない能力を持ち、それが重宝される環境にいることの大切さを彼女は教えてくれます。他の人と同じ土俵(Hello! Projectであれば歌やダンス)だけで戦っても競争が厳しいですが、そもそも他の所属員にない能力を自分の武器として持ち込むことで、独自のポジションを築き得るからです。私にとっての英語のようなものです。私の勤め先では英語が重要なのにもかかわらず満足に出来る人がほとんどいないので、私は英語が得意というだけで得をしている面が多々あります。小林さんは15時の公演で台詞を飛ばしていましたが、その後は持ち直していました。私がもし同じ状況になったら頭が真っ白になって引きずりそうです。

広瀬彩海さんの演じた閻魔大王は、これまでの演劇女子部であれば須藤茉麻さんが務めていたであろう役でした。今回の出演者はこぶしファクトリーさんとBEYOOOOONDSさんだけで、須藤さんを含め客演はなし。広瀬さんがポジションを奪ったという見方も出来ますが、ちょっとだけイロモノで三枚目な役なので、彼女の支持者はどう思っているのだろうというのは少しだけ気になりました。今回の舞台は二つの集団を合わせて17名にも及ぶということで、それ以外の人々を呼ぶには人員過多だったという面もあったでしょう。

日替わり写真を買うなら里吉うたのさんかなと思っていましたが、14時すぎに入場した時点で、彼女のだけが売り切れていました。特にお目当てのメンバーさんがいないけど記念に一枚日替わりを買うとき、私は書き込みの情報量の多いメンバーさんのを選びます。今日は野村みな美さんでした。

15時の部、カーテン・コール(カーテンは閉まりませんが)後のコメント
小林“ほのぴ”萌花さん:実際のショパンは繊細で内向的。それが作品に表れている。本作ではマリー・アントワネットに絡みにいくなど、繊細さとのギャップを
平井美葉さん:ソロ・ダンスは先生のアドバイス受けながら自分で振り付けた。

18時半の部、カーテン・コール(カーテンは閉まりませんが)後のコメント(一人だけ)
山﨑夢羽さん:マリーが可愛いと思ってもらえるように頑張る

ヘッズの温度が、18時半の部の方が高かったです。最初に暗転したときに15時の部にはなかった拍手が起きましたし、劇中でも歌が終わる度に拍手がおきました。(ただ舞台の構成上、拍手を想定した間がないため、すぐにフェイド・アウトしていました。)後ろの方にノリの良い紳士がいた模様です。ただ、笑うような場面ではないのに一人で深夜ラジオ番組の構成作家のごとく大袈裟に笑っていたのは、いいことのかどうか判断が難しいところです。終盤で誰かが一人だけ拍手をしばらく続けて誰も追随しなかったのはとても面白かったです。そういえば18時半の部では周囲のヘッズが泣いている様子はありませんでした。私と同様に2回目以降の観劇の人が多かったのかもしれません。

清野桃々姫さんのダンスは身体にグルーヴが染み付いている感じがして、目立っていました。巧拙というよりは音に乗る喜びを全身で表現できているというか。

15時公演の前に、会場近くの但馬屋珈琲店でマラウィ芸者AAという珈琲750円をいただきました。私はコーヒーが好きですがセブン・イレブンのだろうがベローチェのだろうがVIE DE FRANCEのだろうが大体おいしいと感じてしまいます。残念ながらストリートの安いやつと高級品との決定的な違いがよく分かりません(ロッテリアのはまずいと思います)。メニューを見ていたら一つ、3,500円の珈琲がありました。ふざけんなよと思ったのですが、これが猫に珈琲豆を食わせてその糞で作ったという珈琲らしく、店によっては7,000円くらい取ることもあるそうです。

2019年10月29日火曜日

田村芽実バースデーライブ 2019 (2019-10-26)

糖質を避けられそうな店が見つからない。昼食をコンビニのゆで卵で済ませるのも視野に入れ始めていたところ、キッチン・カルネという救世主が現れた。新橋駅前。ステーキ屋さん。カウンター中心のペッパー・ランチ的な店のつくり。気軽に一人で入れる敷居の低さ。厚切りリブロース180g 1,800円。ソーセージ200円。もちろんコメは頼まない。今週は明日をチート・デイにするので。肉を塩とコショウで食って、付け合わせのもやしを大根おろしとポン酢で食う。国産牛なんだって。なかなか質の高い肉だった。この辺に来る機会があれば再訪したい。今日は第1部が始まるのが13時なので、この辺で昼食を摂る必要があった。土地勘がないのだが、これ以上ない答えを出すことが出来た。店を出る際にLevi's Vintage Clothingのデニム・ジャケットを羽織ろうとしたらボタンが一つ取れた。

スペースFS汐留。初めて行く会場。この辺のはずなんだけどなとiPhoneの地図を開いてキョロキョロしていると、道路を挟んで向かい側の建物の階段を上がったところにややキモめな人たちが溜まっているのが見えた。あそこに違いない。合っていた。目印になってくれて助かった。何なんだろうね。オタクさんっていうのはオタクさんだって見たら分かるんだよね、大体。特に複数人で固まっているとさ、もう一般社会にカムフラージュ出来ていないんだ。自分も誰かに同じように思われているのかもしれないけど。12時10分に開場の扉前に到着。人が増えてきた。狭い。落ち着かない。奥が喫煙所になっていたのでタバコ臭くなってきた。開場時間は12時半。12時40分まで階段の下で過ごす。12時19分、誰かが話しかけてきた。イヤフォンを外す。黄色いドンキの袋を持った中国人らしき紳士。日本語で新橋駅への行き方を聞いてきた。(田村芽実さんのオタクさんがバースデー・メッセージでも募っているのかと思った。)自分もよく分かっていないのだが(有楽町駅から歩いてきたので)あっちだと感覚で教える(結果としては合っていた)。同じように下で待っている中に℃-uteさんのQUEEN OF J-POP Tシャツを着ている紳士がいた。なぜ?と思ったが、普通の服を持っていないんだろうな。12時39分、前身頃に韓都、後ろにいくつかの店舗ロゴとYAKINIKUという文字が印字された黒いTシャツを着た20人くらいの集団が前を通り過ぎた。

田村芽実さんは4日後の10月30日で21歳になられる。今日はそれを祝したコンサート。土曜日。Hello! Projectだったらこういう日程の組み方はしてこない。当日にせよそうでないにせよ、バースデー・イベントはほぼ確実に平日。お誕生日の当日というのには大きな意味があるが、そうではないのに平日にイベントをぶち込んでくるのはフルタイム労働者のこちらからすると負担でしかない。こうやってお誕生日にいちばん近い土日にイベントを組んでもらえると、我々にとっては都合がつけやすく(もちろんすべての労働者が土日休みではないが)、ご本人にも恋人や家族と過ごせる余地を残すことが出来る。Victor Entertainmentさん。まともな神経である。Hello! Projectはよく言えば熱心なファン、悪く言えば常軌を逸した人間でなければ参加できないような日時にイベントを組むからそういう人が観客の主流になるという面もあるのではないだろうか。私が田村さんのバースデー・イベントに行ったのは2015年12月3日が最初で最後。いま調べたら木曜日だった。これはひどかったな。お誕生日から一ヶ月以上たっている上に平日。

第1部 12時半開場 13時開演

荷物検査なし。チケットのもぎりだけ。ロビーの机にファンクラブの入会案内と『ウエスト・サイド・ストーリー』のチラシが積んである。取りたい人が自分で取るようになっている。花は松井五郎さんとファン一同から送られていた。2020年のカレンダー予約に人が集まっている。田村さんのに限らずカレンダーなんて誰が買うんだと思っていたが、みんな買うんだね。今日の席は、第1部がD列の4番。第2部がD列の10番。四列目。A列から人が座っていた。私とステージの間にインパクトのある禿げ頭が鎮座している。そればかり目に入ってしまうのではないかと不安だったが、開演後は照明が落ちて気にならなかった。視界が良く、田村さんの全身が常に見えた。

ミュージカルの曲、『舞台』、最後に『虹』という構成。正直なところミュージカルの曲は分かる曲がほぼゼロで、楽しみきれなかった。ディズニーから何曲か。『ポカホンタス』がディズニーでいちばん好きだと田村さんはおっしゃっていた。一曲『マリーゴールド』の曲があった(田村さんによる曲紹介でそれを知った)。私は同舞台を二度、観劇したのでその曲は聴いたことがあったはずだが、この曲アレだッとはならなかった。もちろん曲を知らずとも田村さんの迫力ある歌唱はそれだけで聴きに来る価値があった。キーボードとバイオリンのみの伴奏による『舞台』が新鮮だった。ドラムがない分、キーボード担当者さんが他の曲よりパーカッシヴなプレイ・スタイルを採っていた気がする。

・ようこそ田村芽実のバースデー・ミュージカル・ライブへ、と我々を歓迎する田村さん。このコンサート開催に至るまでの裏側を明かす。曰く、当初はバースデー・イベントになる予定だった。わがままを言ってライブにしてもらい、わがままを言って生演奏にしてもらい、わがままを言って豪華なセットを組んでもらった(15個くらいの花瓶に入れられたさまざまな花や植物)。私をお祝いしに来てくれた人たちに歌で最高のギフトを届けたい。たくさん練習してきた。去年はここでバースデー・イベントをやったんだよね。(客からの指摘で去年はrelease partyをやっていたこと、この会場でバースデー・イベントやったのはおととしであることに気付く田村さん。)おととし来てくださった方は今年は随分と気合が入ってるなと思うかもしれません。私のライブは普段は立ち見。今日は座席。普段は皆さんがこういう感じ(窮屈そう身振りをする)で観ている。今日は人と人との距離があって、皆さんが仲悪そうに見える。今日は肘置きがあるので。近くにいると仲良さそうに見える。
・告知のセグメントでは、ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』についてお話をされているとき、田村さんはひときわ嬉しそうだった。マリア役。初のヒロイン。自分の口から皆さんに早く言いたかった。最後に、マネージャーさんから言ってねと言われていると前置きして2020年カレンダーの宣伝。恥ずかしい、やだー。沖縄で撮影した。衣装などもすべて私がプロデュースした。一年中わたしと一緒に過ごしたいよ、という方は買ってみてください。会場を出たところで予約を受け付けている。予約特典はクリアファイル。
・気合を入れすぎて、私の誕生日をお祝いする場だというのを忘れていた、と田村さん。もし私が好きな人のお誕生日を祝いに言って向こうが一方的に歌っていたら、おめ…おめ…という感じ(言い出したいのにタイミングがなくて困っている感じ)になると思うので。きっと皆さんは私におめでとうと言いたいだろうから。と自分で言うのもなんですが、私がせーのって言ったら、めいめいおめでとう!と言ってください。いきますよ、せーの、めいめいおめでとう!
・少女って魅力的だなと思う。男性には男性の美しさがあるとは思いますが。まだ自分の魅力に気付いていなくて、色んな人と話したり勉強したりして女性になっていく途中の儚さ。自分も少女の儚さをずっと持っていたいと思っていた。でも21歳になって、いつまでもその考えではダメなのかなとも思っている。
・(最後の曲『虹』の前に)昨日、(『ラヴズ・レイバーズ・ロスト-恋の骨折り損-』東京公演の)千秋楽だったので(切り替えられるか)不安だったが、なんとか1公演目を無事に終わらせそうな予感がする。
・(『虹』が終わって捌けてから続く拍手に応えてステージに登場し)アンコールちょうだいの演出をしていないときのアンコールの拍手ってこんなに嬉しいんだなって。

じっと座って静かに観るという様式も手伝って、途中、眠くなってしまった。昨日は朝に起きた時点からだるさがなかなか抜けなかった。16時くらいにようやく調子を取り戻した。何なのかは分からない。まだ回復しきっていないのかもしれない。14時3分、外に出る。サテンに入ろうかとも思ったが、迷っているうちに待ち時間も少なくなってきたので、その辺をウロウロしてやり過ごした。

第2部 15時半開場 16時開演

第1部には見なかった(私が見落としていただけかもしれない)Victor Entertainmentの代表取締役からの花があった。15時47分、席で“The Good Immigrant”(何か期待に反してあまり面白くない)を読んでいるとエッチな匂いがする。顔を向けると同じ列の左に脚を露出した若いナオンがいた。Hello! Projectのバースデー・イベントではまず見ない光景。田村芽実さんはこういう客層も掴んでいる。

・第2部の前においしいお弁当を食べ過ぎて、お腹に息を吸うスペースがない。でも何とかここまでやれている(序盤だった)。
・『ウエスト・サイド・ストーリー』への出演は、自分の口から皆さんにご報告したかった。ようやく今日できた。オーディションを受けた。(オーというヘッズの反応に)色々と受けているんです。まさか受かるとは思っていなかった。来日公演を観に行った。普通は舞台と客席が分かれている。回転する客席。『ウエスト・サイド・ストーリー』の世界に入れる。自分も出演者になったような感覚になれる。
・『ヘアスプレー』。渡辺直美さんのライバル役。渡辺直美さんに負けないパワーを出す(第1部でも同じことをおっしゃっていた)。
・カレンダーは沖縄の名護で撮った。
・『ラヴズ・レイバーズ・ロスト-恋の骨折り損-』は知り合いが観に来ていた。以前の作品の共演者。劇中は客席が真っ暗だし演技をしているので観ない。カーテン・コールで客電がついてから気付いて手を振った。そうしたら、めいめいだと気付かなかった、めいめいも出てたんだね、と言われた。その人は他の出演者を観に来ていた。めいめいと気付かなかったというのは最高の褒め言葉。ガムをくちゃくちゃ噛みながら登場するような役。
・山口百恵さんか好き。『蒼い時』という本。読んだことある人? (ごく少数の人が挙手)やっぱ世代が…。私は中学生くらいのときに読んだ。山口さんが21歳の時の本。私も21歳になったらこんな言葉を書ける人になるんだなと思っていたが、自分が21歳になってみてまったくその気配がない。お母さんにそれを話したら、お母さんも21歳の時に同じことを思っていたそう。
・(最後に捌けてから我々の拍手を受けて再登場して)本当に恥ずかしい。こんなドレスを着て歌うのが。素敵なセットで。お姫様のような。それだけ(『ラヴズ・レイバーズ・ロスト-恋の骨折り損-』で演じた)ジャケネッタに寄り添ってきたんだなと…。それは置いといて、何かひとつ話したいなと(数秒間、考え込む)。ミュージカルのコンサートをいつかやりたいとマネージャーさんと前から話していた。なかなかその機会がなかった。バースデーでやればいいんじゃね?となってこういう感じにした。これからも歌だけは歌い続けていきたい。これからも来てくださいと言ったら押し付けになるから言いたくない。私は皆さんが聴きたいと思う歌を歌えるように頑張るから、いいんじゃね?と思ったら観に来てほしい。

第2部の前にストリートを歩き回って眠気を振り払ったつもりだったが、第1部よりもうとうとしてしまった。残念。第1部より会場内の温度が高かった気がする。半袖Tシャツでも少し暑い。17時1 分、外に出る。17時45分頃、帰りの電車でTwitterを眺めていると、Hello! Projectの有名おまいつであられるサムライさんが警察に連行されたという情報が画像付きでタイムラインに流れてきた。

2019年10月25日金曜日

つばきファクトリー 秋の感謝祭 ミニライブ&握手会イベント (2019-10-20)

ステラタウン大宮。大宮駅ではない。土呂駅。分かっている。前にも一回、来たことがある。TKda黒ぶちさんのアルバム“Live in a dream!!”を聴きながら電車に揺られる。高品質なトラック、心地の良いフロウ、韻がどうこうの以前に耳を傾けたくなるちゃんとした歌詞。昨日はじめて聴いたときは手に持っていた本を開くことなく最後まで聴き入ってしまった。この人は1stアルバム“LIFE IS ONE TIME, TODAY IS A GOOD DAY.”もよかった。バトルMCさんとして有名なラッパーさんで繰り返し再生するに値するアルバムを作れる稀有な存在。バトルMCさんのほとんどは残念な音源しか出していない。電車で壁腕立て30回。前に来たのが2017年の11月だったので、駅からの道のりは正確に覚えていない。気持ちの悪そうな人たちについていけば目的地に着くだろう。100メートルほど先にいるふくよかな中年男性二人組に目を付ける。明らかにまともではない。ただの気持ち悪い人たちだったらどうしようと不安になり、結局はiPhoneで地図を開く。

私のモチベーションはそこまで高くない。昨日、横浜で横浜F・マリノス対湘南ベルマーレを観ていたので、今日は静かに試合をDAZNで観直すなりしてまったり過ごしたかったというのが気持ちの何割かを占めていた。今日のCD予約販売開始は9時半。9時16分に列に並ぶ。100人以上はいるかな。さっきの腹が出た中年二人組が後から列に加わった。案の定、同志だった。彼らが来たのは私が列に並んでから3分後だった。歩くのが遅いのだろう。ココ以外には居場所があり得ないというパーフェクトなナリ。瓜二つ。類は友を呼ぶという言葉を体現している。二人とも携帯の扇風機を肩掛けのカバンに取り付け、腹のあたりに風を当てている。メシはどこにしようかと話し合っている。サイゼリヤが有力候補のようだ。私の三つ左に、紫系に染めた髪を後ろで結んだ愛香と仲良しの紳士。微妙に汗ばんでくる天気。半袖Tシャツでちょうどよい。雨よりはマシ。上下adidasの長袖climaliteで足元はクロックスのヤンキー的な格好をし腹の出た中年オタクさんの乳首が浮いている。9時半の段階で私の後ろには30人くらい。定刻ちょうどに販売開始のアナウンス。昨日200なんぼ引いたの。すごくない? 9枚買って200なんぼ(昨日つばきファクトリーさんは名古屋でrelease partyをやっていたのでそのことだろう)とお仲間にまくし立てる女性。販売所に近づくと係員の女性が予約用紙を渡してくる。郵送の場合、送料が900円。この値段はアグリー。Agreeではない。Ugly。いつものように、release partyの回数分だけという最小限の買い方。3枚。売り場の紳士が券を引いて渡してくれるという、初めてのパターン。番号は、1回目が、5!! 2回目が614。3回目が、28! めちゃくちゃ引きがいいじゃないか。興奮。上げるまでもなく上がるモチベーション。

10時14分、ミスター・ドーナッツ。ポン・デ・リング。チョコ・ファッション。ホット・コーヒー。475円。今日はチート・デイなんで、何を食ってもいいんだ。昨日、禁止薬物(ジャガイモを少しと、加糖されたアイス・コーヒーを少し。あと、チャナ豆使用で低糖質とはいえチャパティ)を摂ってしまったので大手を振ってチートしていいのかは微妙だが…。11時7分、某おまいつさんが多目的室に入っては扉を開けたり閉めたりしてキョロキョロと周りを伺っている。どうした。JKを連れ込んで円光でもしているのか? 男性化粧室の小便器では有名な新沼希空さん支持者さんと連番してしまい、思わず顔を伏せる。建物の裏でスクワット30回。壁腕立て30回。今日は1回目が12時半開始。通例だとその1時間くらい前にリハーサルをやる。始まりそうになったら分かるように、付近をウロウロする。が、その気配なし。11時38分、スクワット30回。壁腕立て30回。まだやりそうな雰囲気なし。11時41分、愛香と仲の良い紳士の金髪相棒さんが現れる。新沼希空さんのお誕生日だけあって錚々たる面子が次々に現れる。新沼希空さんの有名支持者がマツモトキヨシからオランジーナを持って出てくる。11時58分、仮装した黒人のオジサンに先導された仮装した子供たちがtrick or treat, trick or treat, give me something good to eat! と歌いながら練り歩く。それを撮影する親御さん。

女:(ステージでひざまずいて数字のテープを貼っているアルビ兄さんを見て)ねえあのオジサン何?
男:ああ、いつも(イベントの)前にいる
女:あそこで何やってるの?
オジサンじゃなくてお兄さんだろ。

12時3分、アルビ兄さんが場内にアナウンス。Release partyの告知。新沼希空生誕祭。ライブの観覧フリー。CD予約握手券は三部とも予定枚数終了。

1回目 12時10分集合 12時半開始

何番ですか? 5番です。わたし6番です。ほくほく顔の紳士。よく見る人だ。少し話してみる。何枚くらい買われたんですか? 2枚です(たぶん1回目だけで2枚という意味)。おお。運がよかったです。何枚くらいですか? 全部で3枚です。おおスゴイじゃないですか。でも2回目が600何番とかでした。私700何番です、ワッハッハ。12時8分、5番が呼ばれる。6番の紳士が2番の有名新沼希空さん支持者さんに冷やかされる。またいいところにいてー(笑)的な。お知り合いなんですかと聞いてみる。ええ、顔見知りです。そうなんですか。何度も現場に来るうちに…。最前の右寄り(ステージに4番まで貼ってあるテープの3番の前あたり)を確保。12時18分、ここでつばきファクトリーさんがステージに現れ、リハーサル。既に衣装をお召しになっている。私服姿を拝見できないのは残念。お誕生日おめでとうと書かれたたすきを谷本安美さんがかけている。違う違う、とヘッズが突っ込む。『初恋サンライズ』。近くて緊張する。肌の質感がよく分かる。生々しい。目の前の小野瑞歩さんに目を合わせての笑顔をいただいた。皆さんが着用しているのはつばきファクトリー ライブツアー2019春・爛漫 メジャーデビュー2周年記念スペシャル(Blu-ray)でいうと『YOUR SONG~青春宣誓~』から『今夜だけ浮かれたかった』までにあたる衣装。中の白い短パンが見える。ありがたや。曲が終わると、いいと思いますと岸本ゆめのさんが左側の音響担当者に伝える。アルビ兄さんの前説。ステージが低い。(実際、私の膝くらいまでしかない。)赤い線を引いた。その前は統率のとれたジャンプ以外は禁止。優先エリアの人はもっと前に詰めて。今日はパンパンでいきますから。(そう言うアルビ兄さんはお腹もパンパンだ。何か対策を取らないといけない。彼ほどではないが、私も他人事ではない。だからHIITと高地環境トレーニングと食事制限をして毎晩冷水のシャワーを浴びている。漠然と健康的でありたいと願うだけでは不十分。数字で計測しなくてはならない。筋肉量を増やし(私は標準よりも少ない)、体脂肪率を下げたい(筋肉が少ないのでもともと高め)。メンタリストDaiGoさん曰く男性の適正な体脂肪率は8-15%らしい。15%まで落とせたら最高。一時期、17%くらいになったことがある。昨年の11月だったかな。ストイックに糖質制限をして。でも12月の健康診断では20%くらいに増えた。この理由は分からない。17%の計測がそもそも間違っていたのだろうか? 今はそこから更に増えている。話を戻すと、アルビ兄さんは今日が新沼希空さんの二十歳のお誕生日であることを強調し、オール・フォー・希空で行くぞお前ら的なことを言って我々を煽った。今日の彼が着ているのはチェルシー18/19ホーム半袖。下はNIKEの黒ロング・パンツ。スニーカーもNIKE。9時半の時点ではNIKEの黒い上着を羽織っていた。

1.『初恋サンライズ

2.『春恋歌
3.『表面張力~Surface Tension~』
4.『ナインティーンの蜃気楼('19 Summer Ver.)』
5.『帰ろう レッツゴー!』

春恋歌』のイントロで嬉しそうに頭を振る仲間Tシャツの女マネージャーさん。

今回だけ新沼希空ヒストリー語りたかった(新沼さんが自らのヒストリーを振り返る)
・生後9ヶ月で歩き出した
・小学生のときリレー学校代表に選ばれた
・中学生のときにちょっと変わってるねと先生に言われたのをきっかけにアイドルになった(先生ありがとう!という野次が飛ぶ)。研修生に入って、つばきファクトリーに選ばれた
・アイドルが好きになったのは3歳(4歳?)の頃。松浦亜弥さんとか藤本美貴さんとかをテレビで観て(パピコのコマーシャルねと岸本ゆめのさん)
・19歳の一番の思い出は尾てい骨を骨折したこと

6.『友情 純情 oh 青春』(Berryz工房)

ふと背徳感に襲われる。こんなことをしていていいのか。何をやっているんだ私はという疑問を、大声を出してメンバーさんの名前を叫ぶことで振り切った。思い切り声を出すのが爽快だった。普段の生活では大きな声を出すことがほとんどない。アイドルさんの現場は、自分が持っている力を振り絞ることの気持ちよさを思い出させてくれる。同じことを私はHIITでも感じている。プログラムの一つに両足でキックをする動きがあるのだが、それをやった後はやけに充実感がある。

最前というのは本当にいいものだ。メンバーさんがターンする度に衣装の中にお召しになっている短パンが見えるし、小野瑞歩さんのスカート裾に糸のほつれがあるのに気付くことが出来た。目の前で『表面張力~Surface Tension~』の野さんのキックを目撃するという幸せ。一瞬すぎて私の動体視力ではその部分の全容を把握できなかった。一時停止してステージに上がり詳細を確認したかった。

13時1分、ミニ・コンサート終わり。

全員握手

新沼希空さん
谷本安美さん
小野瑞歩さん
秋山眞緒さん
岸本ゆめのさん
山岸理子さん
小野田紗栞さん
小片リサさん

13時11分、最初に握手に通された子連れ集団が終わってからはめちゃくちゃ速くなっていて安心した。全員握手はこうであるべき。速さのせいにして自分の技量の低さをごまかせるから…。音楽と周囲の音で会話が聞こえづらい。それでいいんだ。会話をしたけりゃ個別握手会に行くんだ。

新沼さんには当然ながら二十歳おめでとうと申し上げた。それ以外は会釈で通した。秋山さんは見えました! と声をかけてくださった。岸本ゆめのさんも、あ、いた! とおっしゃっていた。新沼希空さんはお誕生日おめでとう書かれた(谷本安美さんがリハーサルで掛けていた)たすきを掛けていた。

13時37分、再び開放された優先エリアがに入る。新沼希空さんの有名支持者さんと山岸理子さん支持者の紳士(私は以前、この方と握手券を交換したことがある)がループ合戦を繰り広げていた。13時41分、後者の紳士が離脱。そこからの展開は私の想像を超えていた。何と最後まで残った新沼さんの有名支持者さんがつばきファクトリーさんのメンバーさん全員と順番に90秒ずつの握手を行い、一人で衆人監視の中ステージ上のメンバーさん8名を12分間独占したのである。こんなことが起きるのか…スゴすぎる。一体何枚買ったらこうなるんだ。私は唖然とした。いい大人が何をやっているんだ、とは思わなかった。ただただ、圧倒された。

13時56分、新沼希空さんが我々に声明を発表する。今日のセットリストは三部とも私が考えた。みんなの髪型も私がしてほしいなというのにした。2部、3部も楽しみにしてほしい、というようなことをおっしゃって1回目が終了。

14時9分。この時間でもこの施設のフード・コートは席を探すのが難しいほど混んでいる。何メシを食ってるんだこいつらは。14時14分、KFCでチキン・フィレ・サンド単品ひとつ。同じ建屋のスーパー・マーケットでインドの青鬼350mlを購入。レジが混みすぎなんだよめんどくせえな。ビール一缶を買いたいだけなのに。外で立って食って飲む。少しいい感じになった。これはジュース、もう一杯だ。そうすればもっと気持ちよくなれる。14時32分、12%のハイボール(八海山よろしく千萬あるべし焼酎ハイボール350ml)を買い足す。飲み干す。14時32分、ステージ付近に戻るとアルビ兄さんが通行人向けに喋っている。

2回目 14時40分集合 15時開始

番号がアレなんで、後方で楽しむ回と決めている。614番はアルコール抜きでは無理。番号の呼び出し。14時46分、300番。14時47分、500番。14時52分、優先エリア右端のほぼ一番後ろに陣取る。15時、アルビ兄さん。ここはステラタウンさんだ、もっと盛り上がれるんですよと我々に熱狂を求める(規制の少ない会場のようだ)。ステージに登場したメンバーさんたち。ジャケットを脱いでいる。今日の気温、ありがとう。でも1回目から脱いで欲しかった。最前でメンバーさんのワキを高精細で見たかった。

1.『雪のプラネタリウム』

2.『純情cm(センチメートル)
3.『ドッカ~ン カプリッチオ』(モーニング娘。)
4.『可能性のコンチェルト』
5.『三回目のデート神話』

新沼希空の今夜だけ褒められたかった(新沼さんのいいところを他のメンバーさんが当てる)
岸本ゆめのさん:答えがあるってこと?
意外と…とヒントを出す新沼さん。頭がいい、とメンバーさんの誰かが言い、意外と頭がいいは失礼だと笑いが起きる
小野瑞歩さん:優しい
岸本ゆめのさん:ダンスキレッキレ
(おから始まると新沼さんがヒントを出す)
小野瑞歩さん:思いやりがある
小片リサさん:面白い 正解
谷本安美さん:お口が可愛い
秋山眞緒さん:構ってちゃん
(良くも悪くも…という新沼希空さんのヒント)
小野瑞歩さん:めんどくさい 大雑把
谷本安美さん:几帳面
(せから始まる、と新沼さん)
小野瑞歩さん:せっかち せこい
岸本ゆめのさん:正統派じゃないしな…清楚?
正解は、繊細(正解者は誰だったか…)
谷本安美さん:ガラスのハートってこと? 繊細って
岸本ゆめのさん:(きそちゃんは)根が面白いタイプですよね。ゆめと違って。私はボケるので

6.『ハッピークラッカー』

私は小野さんのラインで何度も飛んだ。これが後方の正しい楽しみ方。ゾクゾクするような快感がある。

最後の『ハッピークラッカー』では無心に乗ることが出来なかった。この曲で疑問を持たずに飛ぶにはアルコールがまだ足りない。アルコール9%のビールと12%のハイボールを飲んでもまだ足りない。

15時33分、3回目に来なかったら意味がないくらいのセットリストになっているぞ的なことをアルビさんが言う。

全員握手

新沼希空さん 
小野瑞歩さん
小片リサさん
秋山眞緒さん
小野田紗栞さん
岸本ゆめのさん
谷本安美さん
山岸理子さん

新沼さんにお酒飲んだ? とお聞きした。まだー、とのことだった。小野さんはあっさり目だった1回目より笑顔が強かった。

16時11分、スクワット30回、壁腕立て30回。16時15分、優先エリアに戻る。ステージでは二人のオタクさんが握手を続けている。メンバーさんたちと一人30秒ずつの個別握手を繰り広げる、シャツのサイズが適正よりも一つ大きい紳士。もう一人は髪のトップを青く染めてピアスをした老紳士。シャツのサイズが違う紳士は16時24分に離脱。夢見心地でふらふらしているのか、ちゃんと歩けていない。青い髪の老紳士は60秒ずつの個別握手。待機中、隣の新沼希空さんと何やら盛り上がる小野瑞歩さん。秋山眞緒さんと手を繋いで盛り上がる小片リサさん。16時29分、青髪さんが離脱。女マネージャーさんと会場関係者らしき人がつばきファクトリーさんを記念撮影。すると今度は我々を背景に撮影する流れに。16時32分、顔隠さずに載せますと新沼希空さんが宣言する。私は写らないように少し離れた位置に移動したが、近くにいた岸本ゆめのさんが入らなくていいんですか? 後悔しますよ? などと何度も圧をかけてきた。私はそれに受け流せず写真に収まってしまった。その写真は後につばきファクトリーさんのブログに掲載され、観に来ているのがオジサンばっかりだ、メンバーが可哀そうだ等とTwitterで好き放題に揶揄されるフリー素材と化した(新沼さんが宣言した通りに我々に加工をせずそのままお載せになったのである)。実際には女のオーディエンスもある程度はいた。あの写真には精鋭が集っている。

16時33分、メンバーさんが捌ける。16時42分、スクワット30回、壁腕立て30回。16時47分、SY32のロングTシャツを着てヒゲを生やした、子連れでショッピング・モールに現れる勝ち組の青年。16時54分、ジュース、もう一杯。八海山よろしく千萬あるべし焼酎ハイボール350ml。17時6分、アルビ兄さんがぼちぼち集合やでというアナウンス。集合場所であるQBハウスの裏。17時7分、有志の方から新沼希空さんのお誕生日をお祝いするためのペン・ライトを受け取る。オープニングでお願いします。オープニングで。3本目の酒はあんま効かねえな。

3回目 1710集合 1730開始

17時13分、最前の右端。スピーカーのすぐ前。1枚ずつ買って3回中2回で最前に行けるとは(山子さんとサさんが短パンの下にお召しになっている黒いアン・スコを確認した。み、見ようとしたわけではなく、不可抗力で)。アルビ兄さんの前説。1回目と2回目の公演名はこぶしからパクりました、と軽く笑いを摂ってから新沼さへの思いを語る。新沼さんは研修生としてはよく怒られる人だった。口をへの字にして、泣かないという印象。つばきで一番最初にやめちゃうんじゃないか、と思っていた。新沼希空だから独特(苦難の乗り越え方が独特だった、的なニュアンスだったような)。今後とも活躍に期待している。有志の要求通り、パーティ開始と同時にペンライトを光らせるヘッズ。小野田紗栞さんがいちばん反応している。右手を帽子のつば的にして。

1.『低温火傷

2.『ハナモヨウ
3.『私がオバさんになっても』
4.『付き合ってるのに片思い』(Berryz工房)
5.『シャボン玉』(モーニング娘。)

新沼希空の今回だけクイズ出したかった
Q.生まれたときの体重
小野瑞歩さん:2,980g 正解
298(にーきゅっぱ)の女だな、と誰かが言う。
Q.幼稚園の時に残した給食
岸本ゆめのさん:ピーマン 正解
Q.モーニング娘。オーディション前日に食べた食べ物
答えは、つばめグリルのハンバーグ。(正答者は誰だったか、小野さんだったかな?)
Q.研修生になって初めて会った先輩は
小野瑞歩さん:小田さくらさん 正解
物販撮影中にお会いした。感動した
Q.つばきファクトリー誰を推す?
答え:小野田紗栞さん。推し遍歴的にキャラのある子が好き
(この部分やこの記事に限らずだが、私の記憶と記録が間違っている箇所もあるかもしれない)

6.『今夜だけ浮かれたかった

メンバーさんが捌けた後、18時6分、きそら! きそら! という我々の掛け声で戻ってくる新沼さん。誕生日には毎年、何かしらのイベントをさせていただいているのが嬉しい的な談話。18時9分、終わり。

全員握手

秋山眞緒さん
小片リサさん
小野田紗栞さん
岸本ゆめのさん
小野瑞歩さん 
山岸理子さん
谷本安美さん
新沼希空さん

ありがとうございますと声を掛けてくださる小野さんに、大好きですとアルコールの力を借りて申し上げた。やったぁ!という最近お気に入りらしいお返事(バースデー・イベントのお見送りでも聞こえてくる大体の声がやったぁ!だった。)をしてくださった。今日の3回公演を通して谷本安美さんが本当に美しいなと思っていた。それをお伝えしようかと思ったが本人を前にすると無理だった。18時56分、最後も新沼さんの有名オタクさんが最後まで残る。1分45秒だったか、もっとだったか、いずれにしてもメンバーさん一人あたり2分近くずつ、つばきファクトリーさんたちと楽しそうにお話をされていた。1回目、2回目もそうだったが、最後の一人はアルビ兄さん自らが剥がしを務めるというVIP待遇(?)。19時1分、帯のようにたすきを巻く新沼希空さん。19時9分、その様子を見ながら、一体何を話してるんだ…一人と3分くらい話してるぞ…という周囲のオタクさんの声が聞こえてくる。

最後のコメント
秋山眞緒さん:きそちゃんの嬉しそうな顔が見られてよかった
小野田紗栞さん:新沼希空ちゃんの三つ編みが好き。やってみた
小片リサさん:きそらちゃんが二十歳になった。大人がまた一人増えて嬉しい。三回ともいろんな曲をやれて楽しかった
岸本ゆめのさん:私はまだ子供。二十歳になるのはすごい。子供から大人。握手会で元気出たよと言ってもらえることが多い。生きていて色々あると思う。私は皆さんに元気を与えられる存在でありたい
小野瑞歩さん:関東での初めてでの6枚目シングルのイベント。久し振りに見る方、初めましての方。これだけたくさんの方が来てくださった。新沼希空ちゃんの、人に愛される力。きそちゃん大好き
山岸理子さん:3公演あっという間だった。30分くらいなので 
谷本安美さん:きそちゃん二十歳のお祝いで電話をかけたら全部キャンセルされた。そういう冷たいところあるが、全部好き
新沼希空さん:あみちゃんの連絡をキャンセルしたのはお風呂に入っていたから。ツアーが始まって他のメンバーの誕生日を祝うことがあった。みずほちゃんの誕生日とか。自分がお祝いされる立場になって嬉しかった。(3回目で)出てきたときの水色の光景にはうるっときた。感動する気持ち。生きている心地がした。遠くから来てくださった方、仕事終わりに来てくださった方。お忙しい中ありがとうございました

19時18分、メンバーさんたちが捌ける。私もステラタウン大宮から去る。

■土呂   
|  湘南新宿ライン(逗子行)   9.1km 
|  19:38-19:48[10分]
|  330円
◇浦和    5番線着・1番線発 [11分待ち]
|  京浜東北線(大船行)   6.4km   4・7・8号車
|  19:59-20:08[9分]
|   ↓
■西川口    1番線着

19時36分、マルチビタミンを流し込む。アルコールの分解にビタミンBが必要。19時56分、スクワット30回、壁腕立て30回。

西川口、安老爺炭火蛙鍋。店名の通り、蛙肉の鍋の店のようだ。牛肉麻辣麺880円と乡吧佬拌菜880円(Twitterでつながっているあるインテリが乡吧佬がrural person, country person、拌菜がmixを意味するため、Country/Rural Style Mixくらいの意味だろうと教えてくれた)。お酒はもう飲めない。牛肉麻辣麺が期待を上回るおいしさだった。太麺。乡吧佬拌菜は食いきれなかったので持ち帰りにしてもらえますかと頼んだらお店の人は快く包んでくれた。

今日のセットリストは小野瑞歩さんのブログから引いている。こうやって彼女が載せてくれると私は記録にとらわれすぎず、楽しむことに専念できる。ありがとう、みずほchan。

2019年10月24日木曜日

ラヴズ・レイバーズ・ロスト-恋の骨折り損-/Con Amor J=J DAY SPECIAL (2019-10-10)

この一週間というもの、間違えてコメやラーメンを食べてしまいウワッとなるという夢を何度も見ている。あるていど平らげたところで糖質を制限していることを思い出し、チート・デイではないのにルールを破ってしまった…どうしよう…という感じになるんだ。最初に糖質制限を始めた頃もときおり湧いてくる甘いものへの渇望を抑えるのが大変だった。そのときに比べれば何でもないが、糖質の摂取を一気に減らすのは脳と身体にとってそれだけ大きな変化なのだろう。外で食べる場合、白い炭水化物(コメ、パン、麺等々)を口にしてはいけないという縛りを入れるだけで店とメニューの選択が一気に難しくなる。特にお昼はさ、定食が主流だから。コメ抜きで定食を頼むという手もなくはないが、そうすると量が足りない。私は今のところ有力な答えを二つ見つけた。一つは家から徒歩圏内にある韓国料理店。サムギョプサル定食をコメなしで注文する。肉と野菜がたっぷりなので、コメを省いても量が不足しない。むしろちょうどよい。二つ目が一路香という池袋の四川料理店。コメと副菜がビュッフェ方式の取り放題。コメを取らず、副菜をたっぷりいただく。煮卵でタンパク質をたっぷり補給できる。味も悪くないので、糖質制限を抜きにしてもおすすめできる店だ。

普段の平日だと、私は会社で昼食を摂っている。さんまかさばの水煮缶、ミックス・ビーンズ缶、キムチ。これでタンパク質が30-40g。食物繊維がミックス・ビーンズだけで8.7g。糖質は20gくらい。足りなければナッツをつまむ。今日は木曜日だが、私は会社を休んでいる。女を観るためだ。13時半から田村芽実さんご出演のミュージカル、『ラヴズ・レイバーズ・ロスト-恋の骨折り損-』。18時半からJuice=Juiceの日(J=J DAY)という、語呂合わせ(10月10日なので)から生まれた毎年恒例のコンサート。13時半からのミュージカルに合わせて会場の日比谷に着くには、家の近くで昼食を摂っていると間に合わない。だから今日は一路香を選んだ。豚肉、キクラゲ、卵の炒め物。あとホッピー(黒)。ホッピーと焼酎は厳密にはslow-carb diet(Timothy Ferrissさんの"The 4-Hour Body"で提唱されている食事法)的には許されないのかもしれないけど、いいでしょう。少しくらい。私の隣に案内されたスキン・ヘッドの常連らしき紳士がずっとお店の人に話しかけ、そうではないときも常に独り言を発している。イルなヴァイブス。

日比谷駅。シアター・クリエ。12時54分、着席。田村芽実オフィシャルファンクラブ事務局さんが私に与えた席が6列目のど真ん中。近い。それでいてステージ全体が見渡しやすい。開演前で既に臨場感がある。いい席だ。13時17分頃、出演者らしき人々が数名ステージに現れ、二人の男性が通路を練り歩いてオランジーナを300円で売り始めた。そしてステージには田村芽実さん。とてもおっぱいが出ている。私は彼女のInstagramで役の衣装をお召しになった画像を見ていたので知ってはいたが、実際に見るとびっくりした。なぜなら私は田村さんのおっぱいを見るのに慣れていないからだ。それどころか初めてだ。というのが彼女はHello! Project在籍時は一度も水着姿を披露なさらなかったからだ。たまに胸を気にして服を上に上げている。本人もちょっと気にしているのが伝わってくる、それくらいおっぱいが出ている。初日は炭酸水も売ってたんですよ、間に合わなくなってオランジーナだけになりましたとか、値上げします、400円…500円…お金だけもらいますなどと軽妙なトークを交えながらオランジーナを売る二人の青年。彼らがステージで気だるそうに佇む田村さんに何かを話しかけると、彼女は中指を立てる。以前コンサート中のトークで、素の自分とまったく異なるセクシーではすっぱな女の子の役だと田村さんがおっしゃっていたけど、たしかにこれまでとは違う田村さんを観ることが出来そうだ。休憩なしの1時間50分なのでトイレは今のうちに済ませておいてください、と来場者に呼びかける青年。1時間50分であれば確実にJ=J DAYには間に合う。おそらく間に合うだろうという想定でこのハシゴを決めていた。偶然にも次の会場がある赤坂は日比谷から近い。

基礎的な技量がしっかりした上でそれぞれに特徴がある演者さんたちによる、肩ひじ張らずに楽しめる楽しい舞台だった。中でも私に強烈なインパクトを与えたのが、結構な長時間に渡ってほぼ全裸で歌って演じ存在感を示した中年の紳士。ステージに浴槽が設置してあって、実際にお湯が入っているの。彼が入浴してから、出てきてさ。下にちっちゃなビキニの水着だけを身に着けているだけ。ソロの歌唱を披露するんだ。いや、それがさ。筋骨隆々だったら格好がつくけど、その辺の普通の中年のような体型なんだ。腹が思いっ切り出ていて。それで思いっきり下ネタ満載の歌を歌うんだ。俺のアナコンダ お前の穴にドンだ、とかさ。(このラインはMCバトルでもキッズを沸かすこと間違いなしのドープなライムだった。)普通これをやったら観客の大半を占める女性も引くもんだと思うけど、何か彼がもうやり切っていてね、単純に声量もあったし。客席は変な空気にならず、純粋な拍手が起きていた。彼は田村芽実さんに求愛をする役だったんだけど、最後に二人はキスをする。田村さんはもうアイドルさんではなく役者さんなので、当然ステージでキスくらいしてもおかしくないんだけど、言うてもファンとしてはそういう場面は若干そわそわする部分がある。でも、何か彼だったから許せたね。相手がハンサムな若者だったらまた別の気持ちになっていたかもしれない。(もちろん私は田村さんに対していわゆるガチ恋的な思いがあるわけではないし、女優としての彼女を応援したいと思っている。だから脚本上の必要性があればキスの相手が誰であってもいいんだが。)

田村芽実さんは役柄上、話の中心にはいないんだけど、でも脇役とはまた違っていて、主役級に負けない独特の目立ち方をしていた。男四人対女四人の恋物語が中心で繰り広げられていて、周辺部でさっきの中年が田村さんに思いを寄せるという感じ。田村さんであれば女四人衆の一員としてでも立派に演じ切っただろう。でも、こういう一匹狼的な、単独で個性を発揮する役の方が彼女らしい。田村芽実さんという方は、グループにいるよりもソロの方が輝くんだと思う(私は前からそう思っている。)元スマイレージ・アンジュルムの田村芽実さんよりも、ソロの歌手・女優としての田村芽実さんの方が魅力的だと私は感じる。彼女がソロでこれだけ輝くのはHello! Projectを退団してから表舞台に出てくるまでの約一年間での鍛錬(歌と演技のレッスン)があってのことだろう。(そういえばHello! Projectは真野恵里菜さんを最後にソロのアイドルさんがいなくなって久しい。最近の活動を見るかぎり宮本佳林さんがその方向に片足を突っ込んでいるのかな。)

このミュージカルの原作はウィリアム・シェイクスピアさんらしいが、原作を読んでみたいほどには私は物語に興味を抱かなかった。おそらくこのミュージカルよりも小説はつまらないはずだ。私のような教養のない平民にとっては。シェイクスピアは引用されている文でしか見たことがないけど、あの古めかしい英語を骨を折りながら読みたくない。言うたら古文だから。古文は日本語でも読みたくない。 

私は田村芽実さん以外の出演者を誰も知らない状態で、何も予習せずに観劇した。一人だけ、見覚えのある方がいた。三浦涼介さん。調べたら『グランギニョル』に出演されていたんだね。この公演では終演後にグッズ抽選会があった。景品は演者さん一人ずつのサイン入りトート・バッグとTシャツ。ステージに並んだ演者さんたちが箱から半券を取り出して当選者を発表するんだけど、三浦さんが読み上げたのが私の席だった。終演後にロビーでチケットを提示してブツを受け取る。本当に自分で合っているのか不安だったので貼りだしてある当選席の一覧を見る。私の席の半券は、伊波杏樹さんのTシャツのところにあった。そう、この時点で私は田村芽実さん以外のお名前をまったく把握していなかったので、あの男性(三浦さん)が伊波さんなのかと思った。しかしどうもこの劇の公式ホームページを見る限り思っていた人と違う。性別さえ違う。私が本来当選したのは三浦さんだけど、当選者の割り当てで取り違えがあったのかもしれない。だとすると、他にも同じことが起きていたということになる。非常にモヤモヤする。いずれにしても私が当選してしまい申し訳ない気持ちがある。誰かが田村さんのTシャツか金銭との交換を求めてがっついてくれないかなと密かに期待して、Tシャツを見えるように持って会場前でしばらく立っていた。客層が上品だったのでそういう感じではなかった。一人だけ、三浦さんのファンとおぼしき少女が声をかけてきた。すみません、三浦さんのって当たったりしてます? ボク伊波さんです。あ、すみません。(後でTwitterで知ったところによると、私がもらったのは伊波さんのオートグラフで間違いなかったようだ。)私の席は芽実chanに引いてほしかったナ…。伊波さんのオートグラフ入りTシャツは私のクローゼットに眠っている。誰か欲しいですか?



とうとう来たな、このときが。今日は私にとって、宮崎由加さんがHello! Projectを退団されてから初のJuice=Juiceさん現場。したがって私は昨年の11月に購入した、ホット・ピンク地に大きく稲場と印字されたTシャツを初めて着用することが許される。開場前に少し歓談した知り合いの紳士が(宮崎さんは観客として)2階から観ているかもしれませんよと笑っていた。たしかにそうかもしれないが(実際に関係者席にいた)、もういいでしょ。私は宮崎さんから稲場さんに気持ちが移ってからも、宮崎さんが退団するまでのJuice=Juice現場では平服を着続けた。ホット・ピンクは着なかった。自分なりに義理は通した。今日からは正々堂々とJuice=Juiceさんでは稲場愛香さんを支持する。といっても、私の中でJuice=Juiceさん自体の優先度が前よりも下がっている。それでもフットボール日本代表よりは重要だ。今夜ワールドカップ予選の試合があるようだが、録画予約すらしていない。今日のコンサートでアップフロントさんが私に付与した整理番号は、182番。たしか800番台と500番台だった知人たちと別れ、先に列に入る。マイナビBLITZ赤坂は会場前に広々とした空間があり、待ち時間にストレスがない。

番号の呼び出し。17時31分、60番。17時34分、100番。17時36分、150番。17時38分、190番。フロアに入ると、思ったよりも人が入っていない。中央付近はさすがに人が密集しているが、左側は割とスカスカ。17時40分、4列目のほぼ左端を確保。ライブハウス(和製英語)の感覚でいたので182番でこの位置をもらえるとは思っていなかった。例によって皆さん床にカバンを置くので人と人の間隔はそこまで狭くない。カバンで一人が立てるくらいの空間を占拠している老紳士もいた。アレはさすがにひどい。係員が詰めろと呼びかけるも効果は薄い。下にモノを置くのをやめさせるところから始めないと意味がない。選ばれし私達 足元に荷物を置くオジサン達…。18時半の開演までの50分間、何もすることなく立ったまま待つことを強いられる。立ちながらマインドフルネス瞑想。

私は半信半疑だった。いや、疑の方が割合が大きかった。最後にJuice=Juiceさんのコンサートを心から楽しめたのがいつだったのか、パッとは思い出せない。(過去の記録を見るとどうやら2018年11月23日が最後だ。)私のJuice=Juiceさんに対する関心は低下している。つばきファクトリーさん、横浜F・マリノスさん、田村芽実さんが一位、二位、三位として、その次にJuice=Juiceさんがいるかどうかも怪しい。今日のコンサートに申し込んだのも10月10日に何年も連続でJuice=Juiceさんを観ているのを途切れさせたくなかったから。どうしてもこの集団を観たいという強い衝動があったわけではない。

どういうわけか、今日は心からJuice=Juiceさんを楽しむことが出来た。久し振りにJuice=Juiceさんが自分の中でしっくりきた。高木紗友希さんと段原瑠々さんが同じ集団にいることの凄み。この歌唱の破壊力はつばきファクトリーさんでは味わえない。“Fiesta Fiesta!”における段原さんの情熱を解き放てとか、『生まれたてのBaby Love』で高木さんが披露するトリッキーなフェイクとかさ。そうだ、コレがJuice=Juiceさんだ。思い出してきた。最近の曲(2019年2月以降のリリース)はほぼすべてワック、よくて平凡だが、以前の曲のグルーヴは唯一無二。単純に近くで観られたから楽しかったというのもあるかもしれないけど、それだけではなかったと思う。

アレコレしたい!』の泣いちゃうかもだけど…での稲場愛香さんの表情を見て、私は他で見せないような笑顔になった。宮崎由加さんもそうだったけど、私は曲中で表情の豊かなアイドルさんに惹かれる傾向がある。自分自身が表情に乏しく感情表現が苦手だから、それらに長けた人に引き付けられるのかもしれない。今日の彼女からは明確ないわゆるレスはいただけず、愛香とのゲーム(copyright:サムライさん)には参加できなかった。でもいいんだ、私は瑞歩とのゲームにしか興味がないから。

Hello! Project研修生から昇格した二人への掛け声を把握した。松永里愛さんはりあい。工藤由愛さんはゆめちゃん。二人とも他のメンバーさんとは年齢と経験の差があるのに、それを感じさせなかった。それでいて彼女たちの加入はグループに新鮮味をもたらし、年長者たちとのいいバランスを生んでいると思った。私のいた左端だと松永さんが近くに来ることが多かった。

宮本佳林さんがやや体調が悪そうだった。曲と曲の間に一人だけ息が切れていた。何かの曲前でメンバーさんが縦一列に並んだ際に彼女が少し咳き込んで、右にいた高木紗友希さんが左手で優しく宮本佳林さんに触れて、大丈夫?の口の動きをしていた。

金澤朋子さん:昨日から『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?』(リリック・ビデオ)が公開された。アニメ仕立て。
宮本佳林さん:アニメーションの監督が、私が研修生時代にお世話になっていた方。感動。エモエモ。観ないとお腹痛くなりますよ(いたずらっぽく笑う宮本さん。やめなさいと諫める金澤さん)。
金澤朋子さん:『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?(New Vocal Ver.)』が今日からiTunesで配信開始。(買ってくれた人という問い掛けにほとんど手が上がらず、動揺する金澤さん。)知らなかったのかな…。私たちも今日知ったし…。本当にお願いしますね。
(CDを山ほど買う人たちがわざわざ同じ曲をiTunesで買う理由はないけどね…。)

大事な日にやること
・松永里愛さん:掃除
本当? と金澤朋子さんが即座に突っ込む。その後も話が脱線する松永さんに(私の話を)聞いてたあ? ときつめの突っ込みを入れる。無邪気に笑う松永さん。
・稲場愛香さん:アイスが好き。毎日食べるとありがたみがなくなるから特別な日に。ハーゲンダッツのずんだ味。おいしい。お餅が入っていて、私だと共食いになってしまう。最近ほっぺが前よりもぷにぷにになっている。でも特別な日くらいは食べたい。
・高木紗友希さん:お肌ぷるぷるにしたいからいちごのベッドで寝ます(思いっきりぶりぶりの身振りで。Hello! Project研修生のクラシック『彼女になりたいっ!!!』からの引用)
アイドルの鑑だねえ、と棒読み気味に褒める金澤朋子さん。思ってないでしょ。バカにしてるでしょと笑う高木さん。(高木さんは)さっき(公演前に)何言おうかなって凄い迷っていたと暴露する金澤さん。
・工藤由愛さん:特別な日はタコの酢漬けが家で出る。タコは賢い。犬と同じくらい。瓶に閉じ込めてネジで蓋をしても、自分でネジがどちら周りだったかを記憶し開けて出ることが出来る。眉間が弱点。脳が9つあるが、残りの8つを司っている脳が眉間にある。自分の脚を食べるときはストレスが溜まっているとき。

19時35分、本編終わり。

アンコール明け、終盤の何かの曲で高木さんが歌詞を飛ばし、曖昧なリリックもどきで誤魔化す。宮本佳林さんに軽く頭を叩かれて照れる。

松永里愛さん:やふー?(ぞー! と我々は返すらしい。咄嗟に反応できず出遅れた。次からは大丈夫。)リハーサルのとき私たちはその辺にいた(左端前方の、私がいる付近を指差す)。スタッフさんが(会場中央付近の天井からぶら下がった)ミラー・ボールを落としてまた上げていた。それが凄かった。私たちよりも早く入って準備してくださっている。ありがとうございます。

工藤由愛さん:皆さんの笑顔が見られて嬉しかった。私のおかげか分からないけど…。少しでも皆さんを笑顔にして、皆さんの生活に必要な存在でありたい。

段原瑠々さん:風邪をひいていた。心配だったが、皆さんを前にすると平気だった。すごく、めっちゃくちゃ楽しかった。ブログで風邪をひいたとかいたら皆さんのコメントが優しくて泣きそうになった。何でこんなに優しいんだろうと…。私は皆さんに支えられている。私が皆さんを支えられるようになりたい。

植村あかりさん:(ステージに置いてあるメンバーさん毎の水のボトルをカメラに映して)キャップの箇所に工藤由愛ちゃんのボトルにはタコが、松永里愛ちゃんのボトルにはワッフルが描かれている。スタッフの心意気? 心構え?

宮本佳林さん:スタッフさんの支えもあるが、一番は皆さん。今日は髪型を新しくした。こんな日に限って汗だくになって崩れた。

20時27分、コンサートが終了(19時35分に本編が終わったというのが記録間違いじゃなければ、アンコール明けの比重が普通より多いね)。

カバンに入れてきたミックス・ナッツをつまむ駅のプラットフォーム。自販機で買ったサントリー天然水スパークリング炭酸水を飲む。これが夕食代わり。昼がたっぷりだったのでこれくらいでよい。抜いてもよかったくらい。フッドのセブン・イレブンでヤマトの荷物を引き取って、帰宅。

2019年10月9日水曜日

月光 (2019-10-06)

出張の前泊で仙台に行けることになったので、一般発売で急遽チケットをゲトった。徒歩圏内で公演をやっているのを知りながら入らずに過ごすのも空しすぎる。純粋な一般発売で買うのは初めてかもしれない。ファンクラブ先行の後の何とか先行(ブログ先行等)で買ったことはあるけど。販売期間が10月2日(水)までだった。10月1日(火)に私が購入した時点で、昼公演は△(残りわずか)、夜公演は〇という売れ行きだった。どっちを買っても番号が悪いのに変わりはないだろうが、どうせならマシな番号を得たかったので、夜公演だけを注文した。ちょっと疲れている。昨日のHIIT (high intensity interval training) が関係しているだろう。4-5年前に運動をまったくしていなくてジムに行き始めた頃は時速7キロのジョギングを40分くらいやっただけで異常な疲労感に襲われ、そこから二日くらいだるかった。今ではその程度のジョギングでは爽快感こそあれど疲れない。翌日に影響が出ることもない。このHIIT (high intensity interval training) もジョギングと同じように適応していけるだろう。今は階段を上るのもしんどい。新幹線で本を読む気にならず。脳をリフレッシュさせようとマインドフルネス瞑想をするが最後の方は眠りそうになる。昨日iPhoneに取り込んだこぶしファクトリーの新しいアルバムを聴く。何とも言えない。コレはいい!って興奮する感じではない。繰り返し聴いていくとはまっていくのかな。

私はこの二、三ヶ月スイカ、桃、ぶどうといった果物を毎日食べていたら3キロ太った(キレイに脂肪だけが増えた)。トータルの食事量はそんなに多くないと思う。穀物も一般的には少なめの範囲には入っていたと思う。果物に関しては賛否がある。果糖を多く含むから食べない方がいいという説と、ビタミンやミネラルが入っているから摂取すべきという説。私は態度を決めかねていた。先述の果物は私の好物なのでやめたくなかった。でもコレで確信した。フルウーツ(ヤクブーツ)はやめろ。私には医者の友人がいるが、彼にこの話をしたら現代の果物は品種改良で果糖が多くなっているからやめた方がいいと言っていた。患者には果物は饅頭と同じだと言っているらしい。過去に私は『トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ』(著:ジェイソン・ファンさん)を読むのを彼に薦めたことがある。感銘を受けた、二回読んだというのが彼の感想である。患者にも読むのを薦めているらしい。しばらく疎かになっていたが、果物をはじめとした糖質をもういちど真面目に制限することにした。私がいま読んでいる“The 4-Hour Body” (Timothy Ferriss) で提唱されている方法(これまで私が学んで来た糖質制限と重なる部分も多々ある)を可能なかぎり取り入れてみる。この方法はチート・デイと言って週に一度は自由に食べていい日を設定できるのが魅力的である。それがあれば食事制限を続けられそうだ。12月に健康診断があるので、そこで数値がどう変わるのかを見てみる。

最近は果物だけじゃなく、定食のコメを普通に食べていた。小麦もちょくちょく口にしていた。まあいいでしょという感じで。これからはチート・デイ以外の日には出来るだけ避けなければならない。となると、仙台に着いてからの昼食を選ぶのが一気に難しくなる。定食をコメなしで頼んでもいいんだけどな…と考えながら商店街を歩く。元祖昼飲みという文字が目に飛び込んでくる。地下にある居酒屋。そこに入ってみたが、完全にフェイクだった。埼玉のスーパーマーケットで買って家のフライパンで焼いた方がマシな、しょぼすぎる牛タン。一番人気のオススメとして強く押し出している割に凡庸にも程があるモツ煮込み。薄くて少ない焼酎のソーダ割り。値段は安い部類ではあるが、質と量を考えるとお得感はまったくない。この間の札幌に続いて、じっくり吟味せず適当に入った店でハズレを引いた。

仙台Darwinに行くのは初めてなので場所を下見する。iPhoneのnavigationが訳の分からない迂回ルートを提示してくる。かえって混乱する。切る。マップを確認して辿り着く。番号の塊ごとに人が待機している。番号の区切りは、最後が261-。パッと見、有名おまいつは見当たらない。13時51分、係員の青年にグッズはいま買えますかと聞く。グッズの先行販売は終わった、開場時間になったら買えるようになるという回答。検索すると開場は14時。付近をうろうろして待つ。入場が落ち着いてからにしようと思い、14時22分に再び別の係員さんに声をかける。すみません今グッズって買えますか? 答えは、開演してから落ち着いたら販売を開始する。14時40分くらいに。あと15分くらいお待ちください。さっきの青年と話が違う。待つ。14時38分、日替わり写真の小野瑞歩さんと小片リサさんを購入。

駅前人工温泉 とぽす 仙台駅西口。ココが仙台駅周辺の宿で一番だ。階段でお風呂に行けるストレスのない動線。文句のない風呂。露天風呂もある。シャンプー、リンス、ボディソープも良質。持ち込まなくて済む。エアウィーヴの寝心地(ランクが上のカプセルに導入されている)。質の高い睡眠。室温の調整も暑すぎず、寒すぎず、ちょうどよい。(カプセル以外だと天然温泉青葉の湯ドーミーイン仙台ANNEXがオススメ。)チェック・インが15時から。14時45分から15分間ストリートで待つ。受付が混みあっている。5番目でお呼びします。カプセルに荷物を入れて、風呂。温泉と水風呂を往復。至福。館内に設置されている酸素カプセルが前から気になっていた。コンサートと明日以降の労働に向けて体調を整えておきたい。効果があるのかどうかは知らないが、興味のあることは体験しておきたい。受付で申し込む。1.3気圧。30分。1,500円。気のせいかもしれないけど頭がスッキリした実感がある。

夜公演 17時半開場、18時開演

17時20分すぎ、仙台Darwinの入場列。すみません、ココ何番くらいですかと列の紳士に聞く。ちゃんと並んでないんですけど、と言いながら見せてくれた番号は220番台。私は235番なので、まあこの辺に並んでいればよさそうだ。17時26分、それでは間もなく開場しますという係員さんの声が前の方から聞こえる。KYODO TOHOKU。入場が進み、呼び出される番号が聞こえるようになってくる。17時39分、180番。私がフロアに入った時点で、当然だが全体的に埋まっていた。ただ真ん中より後ろはギューギューということはなく隙間があった。出来るだけステージが見える位置に行きたかった。左端、女性限定エリアのすぐ後ろを確保。百点の選択だった。ほぼ最後に近い整理番号でこれ以上は望めないだろう。女性限定エリアと私の間に一人の紳士がいたが、彼の背丈が女性の平均と同じくらいだったので問題なかった。それにしてもHello! Projectのライブハウス(和製英語)公演ではびこっている荷物を足元に置く風習、ワックだよな…。今日くらい空間に余裕があればまだいいけど。いわゆる影アナはメンバーさんではなかったのでフロアは無反応。17時57分、里山里海イベント(新宿御苑でやっていたらしい。BEYOOOOONDSさん出演)のメンバーさんを後ろから撮った写真らしきものを開き、ジーンズの臀部を拡大する紳士。開演直前にどうしても確認しておきたかったのか?

最近、有名おまいつであられる通称サムライさんのイルなツイート群がHello! Project支持者たちを騒然とさせている。イルというのはヒップホップ用語で素晴らしいというくらいの意味で使われるのだが、今の彼は文字通りイル(病的)な段階に達しつつあると言っても過言ではない。公演で稲場愛香さんにレスをもらったのを発端に彼女に熱を上げ、まるで男女の関係にあるかのような一方的な妄想だらけの投稿を繰り返している。RTやふぁぼはほとんど付いていないが(それがまた近寄ってはいけない人物という箔をつけツイートの異常性を際立たせている)、多くのTwitter民が暗に言及したり、スクリーンショットを貼り付けたりするのをやめられない。鍵アカウントで悪口を言っている人たちもいる。認めたくないだろうが、サムライさんは私たち一人一人の心の中にいる。だからこそ強く反応するのだ。我々が他者を嫌悪するのは自分の中にあるイヤな部分を相手に見出しているからだ(同族嫌悪、鏡の法則)。誰かが言う悪口がそっくりそのまま本人に当てはまることがよくあるのはそういうこと。だから他人をディスるときは気を付けた方がよい。知らずして自分の弱点やコンプレックスを開陳している場合がある。

それは『低温火傷』の最中だった。私を見つけてくださった小野瑞歩さんが、あ、あそこにいた!という顔をして、ニコッと笑いかけてくれた。私がいたのは比較的後方のそれも端っこ。VLOOKUPでも使っているんじゃないかと思わせる検索精度。その瞬間、私は自分の中のリトル・サムライを認識した。瑞歩とのゲームに夢中になった。

酸素カプセルで明らかに疲労が回復していた。気のせいではなかった。酸素カプセルに入る前までのしんどさ、疲労感がなくなっている。こんなに短時間で疲労を回復できる方法があったとは。びっくりしている。最高の体調でコンサートを楽しむことが出来た。あっという間に時間が過ぎていった。あっと言う間と言われるのがいちばん嬉しいという田村芽実さんのお言葉を思い出した。今がまさにその状態。そうなるには受け手の体調が非常に重要であると実感した。

9月29日(日)の札幌公演で小野瑞歩さんは小野田紗栞さんからのLINEに既読をつけるのが遅いが他のメンバーさんからのLINEはすぐに既読をつけるという衝撃的な暴露があった。ステージでの振る舞いを観るかぎりにおいては、確執や仲の悪さはまったく感じられない。年齢順に並んだらよく隣同士でしゃべっているし、何かの曲で小野さんが小野田さんと対面したときにウインクをしていた。仮に小野さんが小野田さんとprivateで会いたくなかったとしても、仕事に差し支えが出ないのであれば何も問題はないのではなかろうか。仕事上の人間関係というのはそういうものだ。

思ったよりも視界がよかった。メンバーさんの膝くらいまで安定的に見えた。フロアには段差がなかったが、おそらくステージが高いんだろう。仙台Darwin、また訪れたい。

トーク・セグメント
・小片リサさん、小野瑞歩さん、小野田紗栞さん、秋山眞緒さん
テーマ・ボックス。小野瑞歩さんが箱を持って小片リサさんが引く。女の子のグッとくる(キュンとするだったか)仕草。フロアのヘッズから回答を募るメンバーさんたち。男の人どうですか? 髪をかき分ける、耳を出す、うなじを出す。女の人どうですか? 脚を組み変える。それぞれのポーズを実演するメンバーさん。特に秋山さんが全力でやる。まおぴんにやってほしいポーズを言ってくださいと小野さんが言い、途中から趣旨が変わりかける。女性限定エリアから出た舌なめずりという回答には、それは難しい…と小片さんが難色を示す。まとめると、髪をかき分けて、耳を出しながら、うなじを出して脚を組み替えるということですね、と総括する小片さん。
・上述の四人と交替で出てきた岸本ゆめのさん、谷本安美さん、新沼希空さん、山岸理子さんだったが、トークの内容が私の頭から飛んでいる。何かの取っ掛かりがあれば思い出せるだろうが…。

岸本ゆめのさんの支持者であるホーミーがこの月光ツアー最大の見所として挙げた小野瑞歩さんのおっぱいは、容赦なく躍動していた。素晴らしかった。今日チケットを取ってよかった。二つ目の迷彩柄衣装がまた、強調するんだ、それを。胸を突き出す振りのとき(たとえば『初恋サンライズ』)に大迫力。

どの曲かは忘れたけど、間奏で谷本安美チャントがあった。他で聞いた覚えがない。仙台独自のチャントだろうか?

札幌の夜公演と同様のセットリストだった。そのときも書いたけど、こっちの方が私の好み。“Please, Love Me More!”、『Crazy 完全な大人』、『夢幻クライマックス』、『私がオバさんになっても』。このツアーに私が入るのはあとは山梨の夜公演の一回なのだが、おそらくその公演もこっちのセットリストだろう(札幌と仙台だと夜公演がこっちのパターンなので)。

19時16分、本編終わり。小野さんが捌けるとき、私が叫んだみずほ!に呼応して手を振ってくれた。

秋山眞緒さん:私は仙台が大好き。牛タンとかずんだとか、食べ物も大好きだし、あと尊敬する先輩(アンジュルム佐々木莉佳子さん)の出身地なので。先輩の出身地なので先輩のようにカッコよくしようと頑張ったけど、まだまだ及ばない。

小野田紗栞さん:皆さん眠いですか? 『ふりさけみれば…』で皆さん目がとろーんてしてたからあ…。今日、早起きした人? (ちらほらと手が挙がる)そんなにいない。嘘でも手を挙げてよ!

小野瑞歩さん:『ふりさけみれば…』で暑いを通り越して寒くなってきた。(エーイング)何でエーなのか分からないんですけど。汗をかいてそのまま外に出たら風邪をひくから気を付けて。昨日のブログで牛タンが食べたいと書いたんですけど、食べられなかったんです。また仙台に来て牛タンを食べたい。

新沼希空さん:このツアーこれまではハーフ・アップにしていたんですけど、今日はツイン・テールにした んです。色んな髪型を試したい。もっと似合う髪型があると思うし。このツアーではこれからも色んな髪型をしていくので、それを見に来て欲しい。

小片リサさん:『初恋』ツアーは8箇所16公演だった。(え、そんなに少なかったのと一斉に驚くメンバーさんたち。)このツアーは20箇所40公演。倍以上。

山岸理子さん:(衣装の前身頃のデザインされた女性を示しながら)皆さんまず(私よりも)最初にこの子が目に入ると思うんですよ。このツアーではこの子よりも目立つようにするのが目標。しかもBEAUTYと書いてあるので。ビューティーで合ってますよね? 美しくパフォーマンスをしたい。

19時34分、終わり。

全員握手

小野さんにたどり着く前に、誰かがあー!とおまいつ認定的な反応をしてくれた。誰だったか。谷本さん? 新沼さん? 覚えていない。係員の流し方が雑で前の人にぶつかりつまずく(前後と流すスピードが異なるとこうなる。彼らにちゃんと訓練を与えろ)。

小野瑞歩さん:ねえ、見えた! 見えた!

このゲーム、ずっと瑞歩のターン

19時45分、外に出る。福光に直行。仙台に来たら必ず利用する炭焼きはらみ専門店。2017年8月12日(土)に初めて来て以来のオキニ。お通し350円。大冒険ハイボール(最近アルコール度数が弱くなったような)520円。枝豆380円。豚はらみ580円。豚はらみ(味噌味)580円。2,410円+241円(税)=2,651円。

2019年10月8日火曜日

つばきファクトリー 小野瑞歩バースデーイベント2019 (2019-09-30)

iPhoneのアラームで朝の訪れを知る。まどろんでいる時間はない。今日の睡眠は1:02-7:02(正味5時間19分)。十分な時間ではないが、Fitbit Charge2によると77点。目覚めは悪くない。限られた時間で最大限の休息が取れた。効率的。気分がよい。荷物をまとめる。7時17分チェックアウト。自宅に帰宅。すぐシャワーを浴び支度をして会社へ。フレックスの出社期限10時ギリギリに出勤を打刻。出来るもんならこんなにバタバタしたくはなかった。でも今日は出社しないという選択肢がない。仕事柄、3月と9月の最終稼働日は本当に休めない。出社時間に間に合ったのは半ば偶然だ。移動時間をちゃんと計算して7時に起きたわけではない。でも間に合うという根拠のない自信があった。絶対に何とかするという意思があった。業務にかたをつけ、力技で退勤。15時20分。

間一髪 今 脱出成功(ZEEBRA, 『罠 feat. OJ&ST』)

一回目の開場時間(17時半)を数分すぎた頃にTOKYO FM HALLの前に到着。入場列の脇を抜けてグッズ売り場。見覚えのある腹の突き出た中年男性。池袋のサンシャイン劇場に『遙かなる時空の中で6 外伝 ~黄昏ノ仮面~』を観に行ったときにもこの人から写真を買った。セットはまだありますか? と聞くとメールを見せるよう要求してきた(ファンクラブ・イベントは当選メールを提示しないとグッズの購入が許されない)。念には念で(iPhoneが故障する可能性もあるので)印刷してきたメールを見せる。ございますよ。TシャツはMで。7,100円。小野瑞歩さんとしては初めてのバースデー記念Tシャツ。小野さんがよくブログ等で使う水滴のマークがデザインされている。ロビーでTシャツに頭と腕を通し、客席へ。

今日の席は決して引きがよいとは言えない。1回目がJ列、2回目がG列。この会場はA列からM列の13列。G列は真ん中、J列は後ろから4列目。昨日の昼公演で絶好の位置をいただくことが出来たので、不満はない。バースデー・イベントに2回とも当選して(一次募集で2回目だけを申し込み、追加受付で1回目を申し込んだ)、観覧させてもらえるだけでもありがたいことなのだ。一時帰宅したときに双眼鏡をカバンに入れるのを忘れた。でも開演前にココに来られただけでも自分はよくやったんだ。それに、そんなに大きな会場でもないのに双眼鏡ばっかり使っていたら小野さんに気味悪がられるかもしれないし…(普通に考えて、独身異常男性から双眼鏡で一挙一動をねっとり観察されるのはゾッとするだろう。しかし我々はそれをやめられないのである)。

1回目 17時半開場、18時開演

『ふりさけみれば…』のフルート演奏を披露する小野瑞歩さん。去年、おととしから明らかに上達していた。そういえば以前、小野さんはYouTube番組“tiny tiny”(まことさんと加藤紀子さんに何らかの仕事を与えるのが目的のようなよく分からない番組)でもフルートを演奏し、加藤紀子さんというワックな司会者に心が折れるようなあしらわれ方をされていた。それ以来、私の加藤さんに対する敵意が芽生えた。(ただ、最近の回を見るかぎり彼女のアティチュードは改善されてきているように見える。以前はHello! Projectに関する知識、興味、愛情の欠落があからさまだった。)最後の方でしくじって吹き出す小野さん。どっと笑いが起きるフロア。もう一回やらせてください…。どうやら左袖の奥の関係者から許可が出たようで、小走りで捌ける小野さん。もう一度イベント自体が完全に仕切り直しになって、そこからやり直すのかという感じでまた笑いが起きた。はじめましてとわざとらしく言うさわやか五郎さん(はじめは声だけ)。このアクシデントは会場を温め、雰囲気を和やかにした。

さわやか五郎さんが登壇して名乗ると我々は恒例のブーイング。小野さんも右手?の親指を下げて加わる。あなたはやるなと突っ込まれて、笑う小野さん。ハッピー・バースデーの合唱。名前のところはどうするか? みーたんという一部オーディエンスの声をやだやだと一蹴し、みずほを指定する小野さん。みーたんというのは家族から呼ばれる名前らしいので、我々から一斉に言われるのは照れくさいのかな?

普通の質問をいくつか、その後にモーニング娘。の佐藤優樹さんから寄せられた爆弾クエッション。クエッションというのはクエスチョンのことらしいが、この表記についてはさわやか五郎さんが説明をしなかったので意味は分からなかった。佐藤さんがそう表記することでお馴染みなんだろうか?
・お水で好きなのはなに? 炭酸水。グレープフルーツ味の炭酸水が好き。ああいいね強炭酸のね。はい。
・目ん玉の色は? 黒。
・でんぷんって知ってる? 知ってます。紫色になるやつですよね。
・トイレに神様っていると思う? いるんじゃないですかね。そういう歌があるくらいだし。
・う(何だったっけ。忘れた)
佐藤さんからの質問の頭文字をつなげると、おめでとうになるという仕掛けが明かされる。

こんなみずほ、初めて(『初恋サンライズ』からのサンプリング)と題して、参加者が投稿した台詞を小野さんが言うセグメント。記入する用紙は各自で印刷して来いという謎の要求。去年もそうだったが、何なんだ。アップフロントさんの経費削減?
・(みずほー! と叫ぶ我々に対し)さんをつけろよ、デコ助野郎!(検索したらアニメ『AKIRA』が元ネタのようだ。)。一回目、小野さんが(大勢の中年男性たちから名前を呼ばれて)嬉しくなって笑ってしまい、やり直し。
・脂多め云々(詳しくは私が忘れた)という、ラーメン屋さんでの注文。店員役のさわやか五郎さんが、お客さんと言うところを店員さんと言い間違える。我々からはお約束ではない本当のブーイング。店員さんは俺だったね、とやり直す。
・みずほの耳たぶ、触ってほしいな。これには私がドキッとした。耳が小野さんの性感帯かどうかは私には知る由がないが、そういう台詞じゃないかコレって。フロアがちょっとざわついた。小野さんは特に嫌がる素振りはなく、平然とやり切っていた。DVDになるのは2回目なので、この場に居合わせた我々だけが聞くことが許された貴重な台詞である。小野さんの福耳が好きなのでというそれらしい投稿理由。投稿者さんに感謝。
・帰りたくない。もっと一緒にいたい。

宮本佳林さん、高木紗友希さん、小田さくらさんといった例外は存在するが、通常バースデー・イベントのミニ・コンサートでメンバーさんが歌うのは多くて5曲である。今日の小野さんは、何と7曲も歌ってくださった。コレには私は驚いたし、滅多に聴けない小野さんのソロ歌唱をたっぷり堪能させてもらえて嬉しかった。人間の短期記憶つまりメモを取らずに暗記できる上限は7±2の数字や言葉と言われている(4±1という説もある)(梶本修身『すべての疲労は脳が原因3 <仕事編>』)。そもそも何かを覚えるのが得意ではない私にとって、7曲というのはパッと覚えられる数を超えていた。意表を突かれたのが鈴木愛理さんの『君の好きなひと』と吉川友さんの『こんな私でよかったら』。二曲とも原曲にまったく見劣りのしない出来栄えだった。特に『こんな私でよかったら』はしっかりとグルーヴを表現できていて、(ラキムのように)ムーヴ・ザ・クラウドしていた。『如雨露』はJuice=Juiceさんの中で私は好きになれない部類の曲だが、意外と悪くない曲かもと思わせてくれた。他には『記憶の迷路』(High-Kingさん)、『ほたる祭りの日』(ジュリン 佐藤優樹さん・宮本佳林さん)、『19歳のひとり言』(後藤真希さん)(19歳でしか歌えない歌を選びたかったという)、『黄昏交差点』(真野恵里菜さん)。どの曲をとっても歌わされている感がまったくなく、小野さんが歌うことで新たな魅力を感じさせてくれた。原曲を聴き直したくなるカヴァーだった。みんなで盛り上がろうというよりは、聴かせる、渋い選曲だった。歌もダンスも素晴らしかった。ちょっと怒っているリリックに合わせて頬を少し膨れさせたりと表情にも抜かりがなかった。

小野瑞歩さんは佐藤優樹さんを崇拝していることでよく知られているが、私はそれを知った上でもそれほど佐藤さんのことが好きになれない(嫌いという訳ではないし、歌唱力と独特のヴァイブスがモーニング娘。に不可欠なのは分かるのだが)。私にとっての佐藤優樹さんは『君の好きなひと』なのである。

18時54分、終わり。色んな感想が頭に浮かんだが(フルート上手だったとか、『こんな私でよかったら』がすごくよかったとか)一瞬のお見送りでは収まる訳もなく、迷った挙句めっちゃ楽しかったという無難な一言を小野さんに投げた。やったぁ! という反応をいただいた。

1回目を当日券で観に来ていたTwitterの達人(数千RTを日常的に叩き出す)と近くのインド料理店、マザー・インディアで夕食。時間に余裕がないのは分かっていたが、三十数分たっても料理が出てこないのは誤算だった。2回目の開演に間に合わなくなる。来店予定時間を先に連絡して作ってもらっておけばよかった。ちょうど出来上がったターリーを持ち帰りにしてもらい、それを抱えたままTOKYO FM HALLへ。(匂いが心配だったが、しっかり包んでくれたのとカレーの量がそこまで多くないこともあって意外にも大丈夫だった。)

2回目 19時15分開場、19時45分開演

前後左右ともに客席エリアのど真ん中だった。物理的には近くなったが、1回目の方が見やすかった。なまじ中央だから却って小野さんが見えづらかった。彼女がステージ中央にいるかぎり、前の視界が遮られると手だてがない。斜めから真ん中を観る方が視界が遮られにくいのかもしれない。真ん中の場合、前が高身長だったら終わる。

フルート演奏は一度で成功した。1回目と私の記憶がごっちゃになっているが、フルート演奏だけのコンサートをやってほしいね、とかフル・オーケストラを従えて演奏してほしいね、というようなことをさわやか五郎さんが言って、いやいやという感じの反応の小野さん。

1回目と同様に佐藤優樹さんからの爆弾クエッション。
・だ(忘れた)
・い(忘れた)
・水筒はどんなのを使っている?的な感じ
・黄色と言えば思い浮かべるのは? ゆめちゃん、と言ってニコニコしながらフロア後方に目をやる小野さん。岸本ゆめのさんが客席にいるようだが、私は振り返らない。なぜなら私は小野さんを観に来ているので。
これまでの質問の頭文字は? 大好きという佐藤さんのメッセージに気付いて感激する小野さん。

1回目だったか2回目だったか記憶が定かではないが、
・朝ご飯を自分で作っている。さいきん作ったのは卵焼き。出汁を使って。
・一日だけ何かに変身できるとしたら、お金持ちになってみたい。家を買いたい。

前田こころさんからのビデオ・レター。前田さんの音頭でハッピー・バースデー合唱。名前は、おみず。テンポが早く、ついていくのが難しい。

ミニミニ大運動会。ミニなのか大なのか分からないと指摘するさわやか五郎さん。
借り物競争。制限時間120秒(厳密に時間管理はしていなかったと思う)。み、ず、ほから始まる物品を来場者から借りてくる。
み:水にしようとすると、パッケージが移るとDVD的にまずいらしく(スポンサーがいるわけでもないのにどういう規制なのか謎)却下される。(ずのときだったかな? ファンの誰かが掲げた何かに対して、それはDVD無理なんだと小野さんが断っていた。さすが19歳、大人、的なことをさわやか五郎さんが言った)。最終的に採用されたのは、みいみ(BEYOOOOONDS岡村美波さんのグッズ)。みずほでもよかったじゃないですか…と小野さん。誰も出さなかったよ、とさわやか五郎さん。
ず:ズッキーニのような柄のネクタイを締めた方(男性)
ほ:保育園の先生のような優しい笑顔の方(女性)
三つ中、二つが人物という自由な借り物競争。

2回目のセットリストは『如雨露』の枠に同じJuice=Juiceの『チクタク 私の旬』。それ以外は一緒だった。はず。一番に好きなメンバーさんのバースデー・イベントには参加しなくてはならないなと改めて思った。メンバーさんが一人で何曲も歌って踊るのを鑑賞できる機会は他にないからだ。私はつばきファクトリーを観るときでも8-9割は小野瑞歩さんのことを観ているが、それとはまた質的に異なる。一年に一度という頻度なので、定点観測的に彼女の成長を確認することが出来る。私は2017年から三年連続で小野さんのバースデー・イベントを観覧させてもらっているが、彼女は年を経る毎に間違いなく歌もダンスも表情も美貌もアイドルさんとしての魅力もすべてが向上している。継続的に追いかける甲斐がある。私は小野瑞歩さんの歌を聴きながら、椅子の下に置いているターリーをいつ食べるのかについて思案を巡らせていた。明日の昼に会社で食べるか? その場合、今日の夕食は抜くか?

最後の小野瑞歩さんのコメント(一部)
・バースデー・イベントに来てくれる人は年々、増えているような気がする。いや、分かりませんよ。間違っているかもしれませんよ。
・来年まで好きでいてくださいね。来年までじゃなくてずっと。
・歌もダンスも上達させていきたい。
・今日はたくさん寝てくださいね。

終演後お見送り

私:おやすみー
小野瑞歩さん:おやすみずほ!
右に傾いて、両手を揃えて頭の下に乗せる感じで(おねんねポーズっていうのかな)、全力でやってくださった。ニッコリして私の目を見ながら。私が先に目を逸らしてしまった。スゴイものを受けてしまった。一対一でこんなのをやってくれるとは。出来事の印象は締めくくりに大きく左右される(Dan Ariely and Jeff Kreisler, “Dollars and Sense”)。その意味で、コレは小野瑞歩さんに捧げたこの二日間の、これ以上ない締めくくりだった。甘美なデザートだった。

マザー・インディアに戻って、食べ損ねたターリーを店内で食べた。持ち帰ったんだけどココで食べさせてほしいとお願いしたら店員さんが了承してくれた。マトン・マサラがなかなかのお味だった。一番からく(私はこの言葉に辛いという漢字を使いたくない。つらいと同じ漢字なので。からさは喜び。もっとも、喜びとつらさは表裏一体なのかもしれないが)してもらったらちょうどよかった。提供は決して早くないが、味は悪くない。次は時間に余裕をもって再訪したい。明日以降の軽減税率適用後、このような場合に料金の計算はどうなるのだろうか? 注文したインド料理が開演間際に完成して持ち帰りにしてもらい椅子の下に置いてバースデー・イベントを観覧したのが私が初めてかどうかは自信がないが、さらに終演後に店に戻ってそれを食べたのは私が史上初だろう。

半蔵門駅周辺はいつ来てもやたらと警官さんがうろついている。無性にMSCさんの『心にゆとりさわやかマナー』を聴きたくなった。再生しながら電車に揺られる。ここ数日は無理のあるスケジュールで行動しているがそれほど疲れを感じていない。むしろ活力がみなぎっている。9月9日(月)に始めた高地環境トレーニングが寄与しているのか、それとも単に気が張っているのか。この二日間、やり切った感がある。小野瑞歩さんにとって大切な日を、ご本人のいる場所で祝うことが出来て、充実感でいっぱいだ。小野瑞歩さんのファンであること、それが私の幸せである。

2019年10月3日木曜日

月光 (2019-09-29)

つばきファクトリーさんのコンサート・ツアー日程が発表された時点では、札幌公演は私の眼中になかった。前のツアーで名古屋岐阜佐賀福岡に行ったばかりだ。消えていくお金。今回は抑えめにしないといけない。会社の海外出張で貯めたJALのマイルは佐賀と福岡への遠征で使い切っている。だから飛行機での移動を要する地方での公演は申し込みの検討対象から外していた。北海道はいつか訪れてみたい土地ではあったが、今はそのタイミングではない。そう思っていた矢先(7月8日)、小野瑞歩さんのブログ
北海道公演の日、9月29日に19さいになるんです〜!
自分にとって特別な日にライブができるなんて、、、嬉しいよ〜😊
お誕生日当日は、応援してくださるみなさんに会いたい!会いに来てくれること、楽しみにしててもいいですか〜。
日程を詳しく見ていなかった。そうか、札幌公演の日は小野瑞歩さんのお誕生日だったか…。即決は出来なかった。翌日、私はファンクラブ先行で札幌の二公演を申し込み、羽田と札幌の往復航空券をJALのサイトで購入した。あの #みずほからのおねがい を見て見ぬふりをするのは、私には出来なかった。前後に観光をくっ付けるなんていうぬるい計画はない。私は小野瑞歩さんのお誕生日をお祝いするためだけに、日帰りで札幌に行く。9月29日は、日曜日。翌日は会社を絶対に休めない(そういう日が年に二、三回ある)。

勢いで航空券を予約したので後から気が付いたが、7時半に羽田発の飛行機に乗るには相当な無理がある。家から向かおうとすると4時半くらいに起きないと間に合わない。不可能とは言わないけど、リスクが高すぎる。蒲田のカプセル・ホテル(カプセルイン蒲田)を予約した。当日の移動で『飛行機に乗り遅れる』(MC松島さんの名盤)余地は残されていない。航空会社をJALにしたのもLCCだと信用できないからだ。急に欠航になることがあるんだろ? 知らんけど。安物買いの銭失いをしたくなかったんだ。航空券代を失うだけならまだいいけど、公演に間に合わないことで失うものはプライスレスだ。(とはいえ航空券の料金はそんな変わらなかった。LCCはもっと安いものなのかと思っていた。)

  (1) 9月29日 JAL503便
   東京(羽田) 7:30発 → 札幌(新千歳) 9:00着
      普通席 /座席番号 17H
     ご利用運賃 ウルトラ先得/合計 11,360円
   
  合計 11,360円

  (1) 9月29日 JAL598便
   札幌(新千歳) 21:45発 → 東京(羽田) 23:30着
      普通席 /座席番号 29H
     ご利用運賃 先得割引-タイプB/合計 16,260円
   
  合計 16,260円

飛行機代は計27,620円。チケットに換算すると約四公演分。

カプセル・ホテルの大浴場で温かいお風呂と水風呂を往復し、休憩スペースで二階堂のソーダ割り(480円。焼酎がしっかり入っていておいしかった)を飲みながらiPhoneでベガルタ仙台さん対横浜F・マリノスを観るまでは順風満帆だった(試合結果は芳しくなかったが)。問題はその後。明日の起床に万全を期すために22時前には就寝体勢に入った。身体の複数個所がかゆくなって、まともに眠れなかった。ダニか何かに噛まれたようだ。お金を払って泊まる施設でこんな目に遭うのは初めてだ。

私の左腕に巻かれたFitbit Charge2の記録によると、私の睡眠はこうだった(括弧内の時間は覚醒を除いた純粋な睡眠時間):
21:57-0:24(2時間16分)
2:09-5:26(2時間52分)
時間だけを見れば二回の睡眠で5時間を超えてはいるが、質が高いわけがない。ともあれ、飛行機に間に合う時間に起きることは出来てホッとした。風呂に入って、チェック・アウト。私はこの宿を二度と利用しないだろう。

■京急蒲田    1番線発
|  京急空港線(羽田空港国内線ターミナル行)   6.5km   前・後
|  06:30-06:41[11分]
|  335円
■羽田空港国内線ターミナル    1・2番線着

新千歳空港の滑走路に鹿が入ったことによる滑走路の閉鎖で出発が遅れたというアナウンスメントに沸く機内。遅れは15分程度で済んだので問題ない。札幌ペニーレーン24の最寄り駅である琴似までは快速電車で一本。北海道に来た気分を盛り上げるため、MC松島さん(北海道出身)の“geranium”を聴く。

■新千歳空港   
|  快速エアポート95号(小樽行)   50.4km 
|  09:30-10:17[47分]
|  1,210円( 指定席 520円 )
■琴似(北海道)

琴似駅から歩いていると会場に近づくにつれ雨が降り出し、次第にやり過ごせる雨量ではなくなってきた。ローソン札幌二十四軒4条店で折りたたみ傘をゲトる。10時半すぎ、グッズ列じゃ最後部の奴らになる。グッズの販売開始は10時からなのだが、同時刻からコイン・ロッカーを開放している。いいね。助かる。どの会場もこうであってほしい。(パッと見、駅にコイン・ロッカーはなかった。)DVDマガジンの新作と、日替わり写真の小野瑞歩さん、谷本安美さん、小野田紗栞さん、山岸理子さん、あとソロ2L写真の小野瑞歩さん。5,500円。お釣りで百円玉入れてもらえますか? ロッカーを使いたいのでと頼むと、両替は出来ないので…と断りつつ五百円のお釣りを百円玉で渡してくれる、ツンデレを心得た物販のお姉さん。11時3分、コイン・ロッカーに荷物を入れて外に出る。小野(瑞)Tシャツを忘れた。クソ。200円だから後で取り出し直すか。

遠征民の移動時間に配慮しているのか(いや、そんな訳はないな。メンバーさんとスタッフさんの移動の都合か)今日は公演の時間が通常よりも早い。昼公演が12時半開場、13時開演。夜公演が15時半開場、16時開演。昼食を摂るかどうかは少し迷うところだった。大体の飲食店が11時半から営業を始める。すぐに入店して注文から間もなく料理が出てくればいいが、そうでなければ開場時間に間に合うかが際どくなってくる。アップフロントさんが私に与えた昼公演の整理番号が、21番なんだ。開場時間に遅れることは絶対に許されない。10分前には現地にいた方がよい。そう思いながら歩いていると、11時から営業している店を見つけた。松尾ジンギスカン。11時20分に入店し、3分後には大盛りマトンランチセット(肉300g)1,400円が目の前に置かれた。ハーフのキムチ150円を追加。たぶん人生初のジンギスカン。タレが糖質ゴリゴリで危険。日常的に食べていい甘さではない。でも、おいしい。真ん中で焼いているマトンの肉汁が鍋の周辺に落ちてきて、そこで煮ている野菜が味わい深くなるんだ。

昼公演 12時半開場、13時開演

12時15分くらいに会場前に到着。コイン・ロッカーから小野(瑞)Tシャツを取り出し、傘を入れる(雨は止んだ)。200円を入れて鍵を閉め直す。既に係員が来場者を番号順に並ばせている。60何番くらいまで進んでいる。列の二人くらいに声をかけて自分の位置を探し当て、列に入る。入場。12時34分、2列目のほぼど真ん中(ほんの少しだけ右寄り)の位置を確保。思ったよりもいい場所。右のほうが先に埋まっているという不思議な現象。そっちに目をやるとエメラルド・グリーンを着用した独身異常中年男性が集中している。小野瑞歩さんは比較的そちら側にいがちなので、彼らがそこにいるのは納得できた。私も埋まり具合が同じだったら真ん中より右寄りを選ぶ。今日は右に行くと三列目以降になる。二列目の真ん中というのも絶好の位置なので、今回はこっちにした。開演前のいわゆる影アナは小野瑞歩さんが担当した。注意事項を(詰まりながら)読み上げた後、今日は何の日か分かってますか? と我々に問いかける小野さん。みずほ! みずほ! の掛け声が沸き起こる開演直前。

序盤(とは言っても立て続けに5曲もパフォームした後)、つばきファクトリーさんが一列に並んでメンバー紹介をしたり意気込みを語ったりするセグメントで、サプライズがあった。通常はリーダー(山岸理子さん)かサブ・リーダー(小片リサさん)が進行役を務めるところ、お誕生日の小野瑞歩さんが仕切りを任されていたのだが、彼女が次に進めようとすると山岸理子さんがそれをぶった切った。驚く小野瑞歩さん。少し前に右側の袖に捌けていた谷本安美さんが、ケーキを持って現れた。ハッピー・バースデーの歌をメンバーさんと我々で一緒に歌う流れに。そのときに会場に流れていたのがハッピー・バースデーの歌で二番目に有名な、テンポの速めなあの曲だった。え、この歌(を歌うの)? と岸本ゆめの さんが身体を揺らしながら確認していたのが可笑しかった。合唱するのは定番のあの歌だった。名前の箇所は、みずほ。小野さんが19歳になる当日に2列目でこれを歌えて、彼女の反応を間近で見られて、北海道まで来てよかったと私は思った。本当に運がいい。19歳の抱負は? と山岸理子さんに聞かれた小野瑞歩さんは、嬉しい…と言ってから、大人っぽさを意識しつつ…と言ってから十代最後の歳なのでどうのこうの的なことを言っていた(内容を私が忘れた)。

『月光』というツアー名には大人のパーティ的なテーマがあるらしい。朝までパーティを楽しみましょう! と誰か(岸本ゆめのさんだったか)が言って次の曲に移る場面がある。もちろん実際に朝までコンサートが続くということはなく、開始時間も終演時間も厳密に管理されている。そもそも我々には朝までパーティを楽しむような社交性も体力もない。(女性グループで月をツアータイトルに入れるのはちょっとギョッとしてしまうが、私の考えすぎだろうか。ほら、女性で、月ってさ。)

最近たまにYouTubeでコンサートを最前から映した映像が公開されるけど、アレではとうてい伝わりようのない、特別な臨場感、画質、迫力。最前付近の悦楽というのは実際に体験しないと想像すら難しい。この経験を記録して再体験できるVR装置が欲しい。小野さんは右ワキの内側が少し赤くなっていた。左ワキと肩の間に虫刺されのような跡があった。

私は数週間前にHIIT (high intensity interval training)をやるようになってから、アスリートさんへの尊敬が増している。自分がどういう動きをどれくらいするときついのか知ると、フットボーラーさんたちがいかに凄いのかがよく分かる。あれだけ走るのがどれだけ大変なことか。仲川輝人さんの超人的なスプリント、献身的な守備。今日、つばきファクトリーにも同じことを思った。身体のキレ。連続的に踊りながら歌って息が上がらない心肺能力。持久力。その上、優美な身体の使い方。ケチのつけどころがないスタイル。運動は私が才能もなく能力開発も怠ってきた分野なので、自分が少しでもやってみることで如何にプロが凄いかというのを再認識できるようになった。

8人を半々に分けて、4人ずつが交替して着替える時間。
・岸本ゆめのさん、山岸理子さん、新沼希空さん、小野瑞歩さん。小野さんに関するクイズ。岸本さんが小野さんの誕生日を10月29日と間違える。回答者は本人。
新沼さん:二人で食事に行った中で一番おいしかったのは? 焼肉。不正解。正解は、もつ鍋。それと迷った! と悔しがる小野さん。
山岸さん:最初に二人でご飯を食べたのはどこ? つるとんたん。正解。一回くらいしか二人で食事に行っていないよねと小野さん。2回くらいあるよ、池袋サンシャインにも行ったと山岸さん。
岸本ゆめのさんの出題前に時間切れ。楽屋で小野さん。インスタに載せると宣言する岸本さん。
・谷本安美さん、秋山眞緒さん、小野田紗栞さん、小片リサさん。
秋山さん:昨夜ホテルで同部屋のみずほちゃんにサプライズでお誕生日を祝った。みずほちゃんがお風呂に入っている間に部屋を飾った。みずほちゃんはいつもお風呂が早い。5分以内。昨日は特に早くて3分半くらいだった(これらの時間は私の記憶違いかもしれない)。あ、でもちゃんとキレイに洗ってますよ。風船が膨らませきれず、本人にも膨らませてもらった。
谷本さん:昨日、研修生ユニットさんとご飯を食べた。私は海鮮丼を頼んだ。みずほちゃんが欲しそうに見てくる。顔をすぐ側に寄せて無言で訴えかけてくる。みずほちゃんはいくらを食べると喉が痒くなるのであげないつもりだったが、一粒だけあげた。するとみずほちゃんは喉が痒くなって飲み物を4杯くらい飲んでいた。
小野田さん:おみずはラインを返すのが遅い。既読がつかない。(会う)予定を立てようとしてもその日が過ぎてから既読がつく。すぐ返事来るよ? と無邪気にぶっ込む秋山さん。残りの二人も同意。10秒くらい(私の聞き違えかもしれない。Twitterで40秒と書いている人がいた)で来ることもある。小野田さんによると、おみずの既読がつくのは一週間くらいかかるという。会場にいる全員が何かを察する。ざわついてヤバい空気になるフロア。さおりだけ?? と泣きそうな顔を作る小野田さん。次に行こう、と半ば強引に締めて曲に移るメンバーさんたち。コレはめっちゃくちゃ面白かった。一切の動揺を見せずに次の曲をパフォームする小野田さんの強靭な精神力。さすが一人旅とブログで称した江ノ島への滞在中に男と二人で映った写真が流出し、肉体関係を半ば認めつつ平然とアイドルさんを続けるだけある(こう書くとディスっているように見えるかもしれないが、私は彼女のことを高く評価している)。

アンコールは、みずほ! あんみぃ! だった。徐々にテンポが速くなっていくという私にとっては初めて経験するパターンだった。小野瑞歩さんが最後のコメントで触れたところによると、どうやら札幌公演ではコレが恒例らしい。

小野田紗栞さん:私、北海道が大好きなんです。
フロアの中年男性:オレモー!!
小野田紗栞さん:あ、そうですよね…。
谷本安美ちゃんが最近ツンデレなんです、と我々に訴える小野田さん。笑う谷本さん。詳しくはブログに書くという。

小野瑞歩さん:緊張していた。お客さんの顔が見られなかった。『今夜だけ浮かれたかった』くらいまで。それはかなり終盤なのでフロアからエーイング。もう一度やりたい。(まだ一公演あるよとフロアの誰かが言った模様)そうなんですけど、一公演目をもう一度やりたいです。

岸本ゆめのさん:みずほちゃんの誕生日を間違えたが、問題ない。家族みたいなもの。みずほちゃんは緊張していた。開演前、ハグしたら心臓の音が聞こえた。

谷本安美さんの後に新沼希空さん:(何かを言ってからフロアの反応を見て)白けちゃった(苦笑)…。

終演後の全員握手

谷本安美さん(一人目):みずほおめでとう!(私のTシャツを見て言ってくれた。なんて出来た方なんだ。実は私はつばきファクトリーの中で谷本さんが二番目くらいに好きである。)

私:誕生日おめでとう!
小野瑞歩さん(三人目か四人目):ありがとう~!(しみじみとした感じで)

東京で行われる明日のバースデー・イベントは、1回目、2回目両方の入場資格を私は有している。2回目はたぶん大丈夫だけど、1回目に関しては間に合わないリスクがある。会社を15時半までに出る必要がある。でも最悪、明日の1回目は入れなくても悔いはない。今日が小野瑞歩さんの誕生日。小野さん単独のイベントではなく集団のコンサートだが、今日の方が重要なのではないか。お誕生日の当日かそうじゃないかは、フットボールを生中継で観るか録画で観るかくらいの違いがある。バースデー・イベントの席は2回ともよくないが、今日のこの公演でこの場所、この位置にいられたのが感慨深い。今日と明日の小野瑞歩さんスペシャルの四公演。初っ端がハイライトだった。

14時17分に本編終了、14時39分に公演終了。14時55分、握手を経て会場の外。次の開場時間15時半までもうすぐ。そのままペニーレーン24脇の空き地で待機。15時15分から番号の呼び出しが始まる。

夜公演 15時半開場、16時開演

いわゆる影アナは谷本安美さん。私、谷本安美の地元。なまら楽しんでいきましょう! と我々の士気を高める谷本さん。私の整理番号は186番だった。発行された番号は250番か300番くらいまであったようだ。入場した時点では、6割くらいのスペースは埋まっているが、開き直っていちばん後ろに行くのはちょっともったいないくらいの人の入り具合だった。左側(女性限定エリアがある方)の後方を選択。開演前、あんみぃ! あんみぃ! の集合的な掛け声。どんどん速くなる。

昼と比べるとセットリストを思ったよりも変えてあった。これはありがたい。複数回、観る甲斐がある。もっともこのツアーは3回しか見ないが(後日談だが10月6日の仙台夜公演のチケットを一般販売で買い足したので4回になる)。『夢幻クライマックス』(℃-ute)では思わずイントロで声が出た。聴きながら℃-uteさんの姿が頭にフラッシュバックする。つばきファクトリーさんの歌唱はまだ往年の℃-uteさんの域ではないが、ダンスは目を見張るものがあった。このような魅せる曲を堂々とパフォームできるようになったんだ、彼女たちは。『私がオバさんになっても』をやってくれたのも私は嬉しかった。この集団に凄く合っている曲な気がする。アイドルさんからファンへの問いかけに思える、色々と考えを巡らさざるを得ないリリック。ここにいる人たちのほとんどはつばきファクトリーさんがおばさんになったら見向きもしなくなる。既にBEYOOOOONDSさんに流れた人もいるだろう。そもそも彼女たちのほとんどはオバさんになるまで産業に残れない。アイドルさんたちはどんどん若い子と入れ替わっていき、個々のオタクさんは老齢化し続ける。

着替え時間を兼ねたトーク・セグメント。
・小片リサさん、谷本安美さん、小野瑞歩さん、秋山眞緒さん。今日は私の凱旋なのにみずほちゃんが主役になっていてイヤだ(谷本安美さん)、今日だけは許して…(小野瑞歩さん)的な小芝居からの、どっちが主役かを決めようという流れに。凱旋派、お誕生日派に分かれて討論。
凱旋派:小片リサさん、谷本安美さん
誕生日派:小野瑞歩さん、秋山眞緒さん
谷本安美さん自身が小野瑞歩さんのお誕生日を祝して爪をエメラルド・グリーン(小野さんの色)に塗っている点を指摘される。
・岸本ゆめのさん、新沼希空さん、山岸理子さん、小野田紗栞さん。
誕生日派:岸本ゆめのさん、新沼希空さん、山岸理子さん。誕生日は365日に一日しかない。この世に生まれた日という大切な日。凱旋は年に二回以上やらせてもらえることもある。
凱旋派:小野田紗栞さん。静岡への凱旋公演を欠席したことがあるので、凱旋への思い入れが強い。
結論としては、ファンの方が両方を祝ってくださるので、どっちも大事! という予定調和。着替えを終えて合流した小片リサさんが一言:やっぱり?

17時16分、本編終わり。あんみぃ! みずほ! 例によって速くなっていく。これ以上は無理というところで終わって、少しの間を置いて再びゆっくりとみずほ! あんみぃ! が始まる。その繰り返し。オタクさんの主流を占めるであろう関東民が気軽に遠征できる土地ではないからこういう地域性が出やすいのかな。おそらく他の地方都市での公演に比べて地元民率は高かったんだろうね。

小野田紗栞さん:全員と目が合いましたよね? (挙手したのは少数派)三分の一くらいは手を上げてくれてよかったです。前に聞いたときは三人くらいしか手を上げなかったので。

小野瑞歩さん:誕生日にこんなに大勢の人に祝ってもらったことがなかった。…いやウソかも。ライブで(は初めて)。

谷本安美さん:ただいまー!!
横浜生まれヒップホップ育ち埼玉在住、今日が北海道初上陸の私:お帰りー!!

新沼希空さん:また白けちゃった(苦笑)…。お祝いの人(谷本安美さん)の後に話すのはつらい。

小片リサさん:つばきファクトリーのカッコいいところと可愛いところを見つけてもらえたんじゃないかと思います。次に見たらカッコいいところが可愛いところに、可愛いところがカッコいいところに変わっているかもしれない。だから来週も観に来なきゃダメ。

終演後の全員握手

小野瑞歩さん:明日は??
私:行く行く!
小野瑞歩さん:やったぁ! 頑張ります!

新沼希空さん:ねえねえこれカッコミズ面白いね
※私が着ている小野(瑞)と印字されたTシャツの(瑞)を指している

18時20分頃、Twitterで相互フォローしている初対面の地元民さんと札幌駅で合流。思ったより時間がない。20時25分の快速エアポートに乗る必要がある。吟味している時間がないもんで適当に入った居酒屋。びっくりするくらいフェイク。新鮮味のない刺身。スーパーマーケット・クオリティの寿司。どこでも食えそうなザンギ。店員の威勢だけでもっているような店。ココが特別ハズレというよりは、札幌駅前はあんまり目ぼしい店がなさそう。札幌駅前の景色は、既視感のある地方都市。目新しさがない。もちろん観光客を楽しませるために街があるわけじゃないんで、地元で生活している人からすれば余計なお世話なんだが。年間100現場を達成されたことがあるという地元民さんから、札幌の現場事情を伺う。ありとあらゆる無銭現場に現れて無銭で鑑賞し曲中にシャドー・ボクシングのムーヴをする有名おまいつ通称シャドーという人物の存在等、札幌ストリートの情報を仕入れることが出来た。

21時2分、新千歳空港。21時30分の飛行機で羽田へ。北海道に来たという実感がないまま東京に帰る。朝に羽田から札幌に飛んでそのままコンサート会場付近に直行して昼食を摂ってコンサートを二公演観て地元の紳士と会食してこれからまた飛行機で帰ってるだけだからな。本当に北海道に来たと言えるのか分からない。寒くなるのかと思いきや最後までTシャツ一枚で大丈夫だったし、旅情を感じる要素がほとんどなかった。心残りはMC松島さんのご実家のイタリアンに行けなかったことだ。日曜日が定休日なので。次の機会に。中央区南1西5-20-2Fにあるトラットリア・トレンタ。ココを訪れてから聴くMC松島さんの曲は鳴りが違うんだろうな。

23時29分、羽田に到着しジョルダンのiPhoneアプリで帰りのルートを検索すると、家の最寄り駅までの終電に間に合わないことが判明した。楽天トラベル。23時39分、池袋のホテルを予約。24時を過ぎてもチェック・インが出来る。助かった。24時33分に池袋着。24時48分、ホテルにチェック・イン。無駄に出来る時間はない。早く寝て、明日の労働とバースデー・イベントに備えないといけない。

2019年9月19日木曜日

煌 (2019-09-16)

しょっぱい席でした。30列中の26列。通路席ではあったものの、一つ前には背中にだいじょうぶですと印字された(人生が大丈夫そうではない)赤いTシャツ、頭にタオルの約180cmの高年男性。その一つ前にはスキン・ヘッドで約180cmの中年男性。高身長ってのは基本的に生きる上で有利なわけじゃないですか。昔は三高なんて言ってたんでしょ。高学歴、高身長、高収入。身長が(無駄に)高いオタクさんを見る度に、その恵まれた体躯をもうちょっと他のことに活かせなかったのかという思いが湧いてくるのを禁じ得ません。(もっとも私も割と高学歴なんで、それを言うと自分に跳ね返って来ます。)で、その二人のノッポさん(の英語塾)がまた、公演中にはみ出すんです。通路に。エスタシオン係員が注意をしなかったんで、思い切ったポジションを取っていました。ポジショナル・プレーのようにレーンを移動していたんです。フットボールでパスを回す分には前後でレーンが分かれた方が三角形が作れて好都合かもしれませんが(参照:結城康平『欧州サッカーの新解釈。ポジショナルプレーのすべて』)(参照と書きましたが、読まなくていいですこの本は。期待外れでした。文章が下手でした。『モダンサッカーの教科書 イタリア新世代コーチが教える未来のサッカー』を読んだ方がいいです)、コンサートの客席であんまり自分の持ち場にこだわらないポジショニングをされるとね、後ろにいる人の視界が塞がれるわけですよ。二人いたってのがね、痛かったです。私の視界はだいぶ制限されました。しかも私のすぐ前にいた人生が大丈夫そうではない紳士は、四六時中、何か変な動きをしているんですよ。振りコピのような変なぎこちない動きとか、推しジャンのような変なぎこちない跳躍とか。彼は山﨑夢羽さんを応援されているっぽくて、特に彼女が歌っているときは激しかったです。

もっとも研修生発表会では席にはそこまでこだわりません。むしろ研修生発表会で運を使い過ぎたくない。選べるなら運はつばきファクトリーさんで使いたい。アップフロントさんによる席や整理番号の割り当てロジック上、運の総量が決まっているのか不明ですが。9月29日(日)のつばきファクトリーさん札幌公演では昼の整理番号がかなりよかったんです(最前は無理だが2列目には行けそう)。9月29日(日)は小野瑞歩さんのお誕生日という特別な日なので(そうでなければ札幌まで行きません)、あの番号をいただけたのは尚更ありがたかったです。整理番号や席はいいときもあれば悪いときもある。悪いときが今日ですが、いいときも先に控えているのが分かっていたので、今日はこの位置でいいんだという穏やかな気持ちになりました。

出演者さんはたくさんいてはるので、ステージの幅いっぱいまで広がります。ただでさえ後方の席。前述した視界を妨げる要因。全員の歌って踊っている姿はちゃんと確認できませんでした。そのときに視界が開けている部分を観るという感じでした。今回の研修生発表会では、新メンバーの加入が一つの目玉でした。10人くらいいたと思います。10人ちょうどだったかな。私はただでさえ人の名前を覚えるのが得意ではなくて、小説を読んでいても登場人物の名前がなかなか頭に入って来ません。視界が限られていたので、新人さんたちのことはほとんど覚えることが出来ませんでした。ただ、そんな中でも一人、私の印象に残った新人さんがいました。江端妃咲さん。室田瑞希さんぽいなというのが第一印象でした。見ていくにつれ、段原瑠々さんの要素もあるなと。あと少しだけ小野瑞歩さんの要素もあるような気がしました。これはあくまで容姿や雰囲気の話であって、歌唱とかダンスは度外視しています(判断できるほど視認できていません)。江端さんが今後どう化けていくのか、緩く注目していきたいと思います。

BEYOOOOONDSさんの皆さんも参加していたので、下は11歳、上は二十歳くらいの幅広い年代が出演するショーでした。スキルの成長がどうとかの以前に人間としての発育度合いがバラバラな方々が同時にステージに立つと、猿から人間に段々と進化していくさまを描いた図表を見ている感じがして可笑しくなりました(低年齢メンバーさんが猿だと言っているわけではありません)。BEYOOOOONDSさんに関しては、メジャー・デビューした後に研修生発表会に出すなやとは思いますが、単純に、観ることが出来て嬉しかったです。“Go Waist”における最大の見所である里吉うたのさんのエッチな連続キックを見逃してしまったのは悔いが残ります(席にはこだわらないと上に書きましたがこの場面は前方の席から双眼鏡で観たかったです)。BEYOOOOONDSさんは曲がぜんぶ面白い。11月に発売するアルバムが楽しみです。今日は“Go Waist”、『眼鏡の男の子』、『ニッポンのD・N・A!』の三曲をパフォームしてくれました。『眼鏡の男の子』では冒頭の寸劇で台詞に被せて叫ぶ中高年男性が大量にいて、気持ち悪かったです。でも研修生発表会だったらこれはこれでありなのでしょう。Hello! Project支持者の中でも特に人生を捨てた人たちが集結した、オタクさんの終着点のような場所。異常さは開演前から始まっています。いっちゃん! いっちゃん! と叫ぶキチガイ、それに続いて米村姫良々さん等への叫びを繰り出す別のキチガイ。キチガイに贈られる温かい拍手。研修生発表会でしか味わえない、突き抜けた独特のヴァイブス。それが心地よかったです。

トークのセクションでは、米村姫良々さんと金光留々さんはタピオカが嫌いという情報を得られました。新人さんをもっとよく知ろう的なクイズで、たしか橋田歩果さんの出題でした。私は特殊なタピオカ・ミルク・ティーの飲み方をしている、それは何でしょうという問いでした。答えはまずミルク・ティーを飲んでタピオカを残してから別の飲み物を入れるというものでした。(追加で入れる飲み物が水や無糖のお茶ということはおそらくないでしょうから、糖分過多です。)金光留々さんは、いいですね。新人さんを除く研修生さんの中では、いちばん私の目に留まりました。ギャルっぽい(この表現は的外れなのかもしれませんが私はオジサンなので分かりません)メイクアップが個性になっています。彼女はデビューの準備が出来つつあるような気がします。もっとも金光さんは既にハロプロ研修生内ユニットというのに選抜されて、ファンクラブ・イヴェントに出演する等、準デビュー的な状態にはありますけどね。このユニットの位置づけはよく分かりませんが、アップフロントさんは彼女を飼い殺しをせず大事に育てていって欲しいです。新人さん全員を並べてのトークではお題がお年玉の使い道でした(もう9月だというのに)。大半の新人さんが貯金と答えていました。橋田歩果さんの答えも貯金でしたが、欲しいものはだいたい買ってもらっているので…と実家の裕福ぶりを窺わせました。家を建てるために貯金しているという豫風瑠乃さんに、いくらくらいすると思うかとまことさんが聞くと、豫風さんは回答に困ってから、100万円くらい? と答えて爆笑をさらっていました。ちなみに、私の隣で観ていたギャンブル依存症の中島さん(仮名)には300万円の借金があります。

いわゆる降臨と称されている、通路への出演者さんの登場は二回ありました。一回目では私の右前の通路にエスタシオンさんの係員さんが立っていたので、彼が邪魔になってその先にいたメンバーさんが見えませんでした。二回目は係員がそこに立たず、降臨者さんがもっと後ろまで来てくれました。すぐ斜め前に岡村美波さんが現れました。最後の曲でした。『SEXY BOY~そよ風に寄り添って~』。目の前に岡村さん。通路を挟んで右はPAエリアだったので、私のために踊ってくれていたような位置でした。間近で笑顔を崩さずに踊る岡村さんを見て、びっくりしました。こんなに可愛かったのかと。それまでのすべての感想が、岡村美波さんめちゃくちゃ可愛いに上書きされました。私は入場前に里吉うたのさんの日替わり写真を買っていました。終演後、会場内のグッズ列に並ぶ欲求を抑えられませんでした。岡村美波さんの日替わり写真を入手しておきたかったからです。将来に化けたときにオレは最初から目を付けていたんだぞっていう感じを出すために、江端妃咲さんの日替わり写真も買いました。

久し振りに池袋の京華閣に入ったら、改装されてキレイになっていました。メニューも少し変わっていたようです。中島さん(仮名)の好物であるナスのニンニク炒めを注文すると香菜(パクチー)を切らしているとのことでしたが、代わりにネギを入れて作ってくれました。香菜(パクチー)が入っていた方がおいしかったと思います。

領収書
中華料理
京華閣
東京都豊島区池袋1-1-4プリモビルB1
TEL 03-3983-5686
2019/09/16(月)
511.生レモンサワー ¥400
571.山ザ酒 ¥0
571-グラス ¥600
ロック ¥0
 2個 @150
73.焼腸 ¥300
 4個 @90
54.羊肉串 ¥360
 2個 @200
55.牛肉串 ¥400
121.蒜香茄子 ¥580
151.香燻鶏 ¥0
151.丸焼き ¥1,280
買上点数 15点
内税売(8%) ¥3,920
外税(8%) ¥313
税抜合計 ¥3,920
合計 ¥4,233
(内消費税 ¥313)
お預り ¥10,250
お釣 ¥6,017
客数 2名
係 係3
担当者 担当者1
レシート番号 000022 19:03
テーブル番号 0006