2024年5月5日日曜日

Full Power 24 hours (2024-05-04)

BLUEGOATSさんを観に行くのは3月10日(日)以来、約2ヶ月ぶり。4月18日(日)だったかな。その辺に一度、観に行くつもりだったんだけど、見送った。対バンというのがどうにも。それも対バン相手が普通のバンドなのよ。男の。ちょっとね。BLUEGOATSさんを観に行きたいのにBLUEGOATSさん以外に割かれる時間の方が長くなる。そのバンドさんたちにも興味ない。もちろんBLUEGOATSさんの方向性としてコテコテのアイドル路線を拒絶し、音的にも精神性(社長の三川氏が口癖のように使う言葉)的にもロックを体現したい、そっちの土俵に行きたいというのは分かる。だけど私はあくまでBLUEGOATSさんを観たい。そもそも私は単独公演でさえコンサートの時間が短すぎると感じている。いわんや対バンをや、である。私が食べたいのは500gくらいのステーキであって、途中で100gくらいのステーキが申し訳程度に差し挟まれるコースじゃないんだよっていうさ。そんな感じよ。

昨日の20時から始まった24時間ライブ。最初の約20分にコンサートをやって、そこから特典会と休憩。という時間配分は昨日YouTubeの配信を観て知った。それを24回転。あと各メンバーさんと社長(プロデューサー)の三川氏とのトーク・ショウがあったりとか。休憩時間が全部細切れだからメンバーさんたちは寝ることが出来ない。それが許されてもいない。先日のダイナマイト・マリンさんのフル・マラソンと同様、メンバーさんたちが乗り越えないといけない試練を意図して作り出しているようである。娯楽として客を集めるというよりは、メンバーさんや運営側が精神的・肉体的な苦しさを乗り越えることで何かを手に入れる、そういう発想がBLUEGOATSさんの根本にある印象。寝ないとか食べないとかを一定時間続けることで得られる特殊な精神状態ってあると思う。ある種の宗教的な感覚っていうか。そういうのを狙っている感じがする。

第1部から5部まであって、通しチケットがJPY15,000。各部のチケットがJPY3,000。私は今日の9時から13時の部だけを購入。8時半開場。場所は大塚。8時には家を出ないといけない。となると7時起き。連休中にわざわざ。6時台に目が覚めたのはたまたま。洗濯などをしていたら家を出るのがギリギリになった。北池袋駅。プラットフォームのベンチにもたれかかって地面に座り込む、ふくよかなミニスカ茶髪婦人。飲み過ぎたホス狂か? 10メートルくらい離れたところからiPhone SE (2nd generation)で写真を撮っている私を尻目に、スタイルの良い長身ミニスカ美女が自販機で飲み物を買い、ホス狂に与えていた。私は自分が恥ずかしくなった。その場を離れたくなり、プラットフォームの先まで歩いた。池袋駅。山手線。一駅。大塚駅。初めて降りる。昨日YouTubeのオススメに出てきたザ・マミィさんの動画、ぶらり途中発射の旅が大塚駅の回だった。ピンサロがいくつもあるらしい。散策する時間はなく、会場に直行。Hearts+って会場名もちょっとメン・エスっぽく見えてくる。あと数分で開場。入口の階段手前に1-2人はみ出している入場列。感じの良い受付の淑女。JPY600。ラム・コーク。

朝は排泄の時間。人間の身体がそう設計されている。不本意ながら物販奥の洋式便所で用を足す。負い目。罪の意識が自分の脳内に作り出す、コイツさっきうんこしてた奴だという架空の他人の目。だが今から4時間は我慢出来ない。丁寧に手を洗う。いい感じに空いているフロア。お手洗いに行って戻ってきても同じ位置に立てる。みんなが前に行きたがっているわけではないようで、割と人が分散している。通しチケットの購入特典であるロング・ティー・シャツを着ている紳士淑女がパッと見、10名くらい。JPY15,000ってまあまあな値段ですよ。チェキ券はまた別で1枚JPY2,500する。BLUEGOATSの現場に来るのは若い人が多い。そんなにお金を持っているわけではなさそう。チェキをゼロってわけにも行かないだろうから、何枚か買って。控えめに買っても4枚は欲しいよね。JPY10,000でキリがいいし。となると合計JPY25,000。それこそ風俗にでも行ったほうがいいような金額になる。実際、券をアホみたいに買っている人は居なさそうだった。特典会が始まっても並ばずに後ろから見ている人も多く。

私はBLUEGOATSさんに関して、存在を知る、YouTubeが面白い、メンバーさんたちが魅力的、曲がいい、実際に現場に行ってみる、までは順調に進んできた。だが、その先にあるはずのコンサートが楽しくて仕方ないというところまでは到達できていない。まだ距離があるなと感じている。曲は本当にたくさん聴いている。私はSpotifyでBLUEGOATSさんの曲をまとめて一つのプレイ・リストにし、毎日のように聴いている。世界で一番BLUEGOATSさんを聴いているSpotify利用者の可能性すらある。そして私はBLUEGOATSさん現場のフロアの雰囲気が好きだ。とにかく治安がいい。ピンチケがいない。適度に空いている。一人でも疎外感がない。ただ疎外感がないというのは、馴染むことを求められる既存のノリが出来上がっていないということでもある。よく言えば平和、悪く言えば淡白。三川氏がTwitterで明確に書いていたのだが、BLUEGOATSさんとしてはアイドルノリをやりたくない。だからアイドル現場で定番のオタク側による様々な発声やキモい動きがない。代替のノリとして、我々には一緒に歌ってほしいようだ。ただステージ側もフロア側もどうすればいいのか探り探りで、ぎこちなさがあって、あるべきノリを作っている途中という感じ。(さすがに知らない曲を一緒に歌うことを求められるのには驚いた。まだSpotifyにもない新曲。そのリリックを前日とかにソーシャル・メディアに載せて、歌える人は歌ってくれと。何という難易度。)

メンバーさんたちが登壇し9時の回が始まったと思ったらラジオ体操の音が流れ、そこから全員で体操の第一をやった。写真を撮るヘッズ(BLUEGOATSさんの現場は静止画撮影可)を見たほんま・かいなさんが、ちゃんと体操をしろ、撮影するな的に叱っていたが、その後にどこかでツボに入ったらしく笑いを堪えられなくなっていた。チャンチーさんはずっとニコニコ。ダイナマイト・マリンさんとソン・ソナさんも楽しげ。フロアの我々は何の予告もなく始まったラジオ体操を黙ってこなす。シュールで平和な空間。20分ずつの細切れではあったが、BLUEGOATSさんのコンサートを約80分という長い時間、観られたのはよかった。4セットとも2列目で観ることが出来た。小難しいことは抜きにして、若い女が歌って踊るのを近くで観るのはいいものだ。『東京タワー』を3回もやったのには驚いた。ただ、好きな曲なので繰り返し聴けたのは嬉しかった。

人が人をちゃんと覚えるのには3回くらい会う・見る必要があるのかもしれない。もちろん個人差はあるだろうけど。前にKissBeeの優衣チャンが配信で、同じ日に特典会に3回来てくれたら確実にその人のことを覚えると言っていた。私にとってBLUEGOATSの現場はコレで3回目。無銭のときに三川氏かと思った紳士は別の方だった。どの紳士が三川氏なのかも分かった。見分けがつくようになってきた。そして、3月10日(日)の初対面に続き本日チャンチーさんと2回目、3回目の面会を果たし、3回目で完全に覚えてもらった。三川氏から購入したチェキ券2枚は9時~の回と11時~の回に行使した。両方チャンチーさん。3月10日(日)ぶりだったが最初に対面したら存在は覚えていてくれていた。名前を聞かれ、しいてきと答える。聞き返される。しいてきと答える。「どうやって書くの?」「アルファベットで、C-T-E-K-I…」「C…」「それSね」「アッ…(自身の頭を叩く)。えーC…C…(Cを出すのに数秒かかる)」/「近いんだっけ?」「家? 北池袋」「近い!」「デコ・チェキ買ったんだけど、(封筒に)事務所の住所が書いてあるじゃん」「うん」「調べたらうちから徒歩19分だった」「めっちゃ近!」。チャンチーさんは10時~の回に『スーパーヒーロー』でリリックの「君」のところで私を見て指さしてくれた。私はアイドル・オタクを引退済みなのでこういうのは久し振りだった。11時~の回では、チャンチーさんがInstagramのストーリーに上げていた小説などの話をした。「チャンチーさんが読んでた『希望のゆくえ』、読んだよ」「もう読んだ(読み終えた)の?」「うん」「どう思った?」「うーんあんまり記憶に残らないというか。ハッキリした展開がないから…」「たしかにね。でも最後は何となく上向きになるみたいな」「『百年と一日』も昨日読み始めたんだけど、どこかに置いて来ちゃって、なくしちゃった」「笑。うちのあげよっか?」/「何センチ?」「身長?」「うん」「173cmかな」「大きいね」「そう? 何センチ?」「うち?」「うん」「149cm」「そうなんだ。20cm違うんだね」「そう20cm違うよ」(ちなみにキモすぎるからもちろん言わなかったが、この身長の組み合わせだと子供の身長がどうなるのか気になった。インターネットのそういうサイトによると男169.5cm、女156.5cmになるらしい。)

高田馬場。バインミー★サンドイッチ。ココのが一番おいしい。ベトナムハム&レバーペーストJPY680。トッピング青唐辛子JPY50(大正解)。時給JPY1,150-(土日祝時給アップ! まかない付)。

渋谷。IKEA。Plant basedのソフト・クリーム。JPY50。渋谷名物。yumegiwa last girlさんが参加する対バンが開催されていた渋谷Milkywayから出てきた、上京中のE氏と合流。

新大久保。シュベール。アイス・コーヒーJPY550。お代わりアイス・コーヒーJPY250。テジョンデ。(ソルマリに行くことで一旦E氏と同意したが私が無性にテジョンデに行きたくなった。)韓国ざんまいサンナッチ。イイダコ炒め。カキチヂミ&イイダコチジミ。コムタン。私マッコリ。E氏ビール。JPY9,108。