2025年11月1日土曜日

Counter FES (2025-09-26)

9月20日(土)にもLiVSの現場に行くはずだった。武蔵野音楽祭。チケットは購入済みだった。後から発表されたタイム・テーブルを見るとLiVSの出演時間が夜だった。日産スタジアムで行われる横浜F・マリノス対アビスパ福岡と完全に被っている。誤算。昼の時間にやるものとばかり思い込んでいた。というか常識的に考えてタイム・テーブルがない状態でチケットを売るなよ。買う方も悪いのだが。悩んだ。アビスパ福岡との試合は確実につまらない。これまで面白かった試しがない。ただマリノスの置かれている状況が状況。もしこの試合に負けるのであれば明治安田J2リーグ行きを覚悟しなければならない。それくらい崖っぷちに立たされている。どんな試合になろうが、どんな結果になろうが、見届けにいかなくてはならない。一方、今日のLiVS現場は異常な頻度で出演している対バンの中の一つに過ぎない。もちろん今日を最後にマルコchanが突然LiVSを脱退する可能性がゼロとは言い切れない。何の保証もない。でもそんなことまで考えたらしょうもない。マリノスを選んだ。というわけでLiVSを観るのが、マルコchanに会うのが、9月13日(土)以来。13日ぶりとなった。こんなに空いたのはいつが最後だろう。月に10回前後も会うのが当たり前になっていた。それは異常である。これをずっと続けることは出来ない。これがずっと続くことはない。何よりも経済的に持続可能ではない。その意味で、一時的であったとしてもこうやって間隔が空くのは自分の身のためでもある。今回は13日だったが、いつかはこれが永遠になる。私にお金にいくら余裕があったとしても、いくら時間があったとしても、ミニ・マルコchanが会える相手ではなくなる日が来る。二度と彼女の姿を見られなくなる。その時がいずれ訪れる。この13日間は、そのための予行演習をしているような気分だった。マルコchanのいない生活。LiVSのない生活。それを想像してみる。あれは幻だったのだろうか? 夢だったのだろうか? マルコchanとLiVSが私の生活から消えたら、私の感情はどう反応し、どうやって埋め合わせようとするのだろうか? どうしても埋めることが出来なくて苦しい思いをするのだろうか? それとも案外シレッと別の何かに熱中し、忘れ去るのだろうか? その日はいつ来るのだろうか? 私がマルコchanとLiVSに背中を向けるのだろうか? それともマルコchanとLiVSが先に私の前からいなくなるのだろうか? 
Everything will eventually come to an end
So try to savor the moment, 'cause time flies don't it
The beauty of life, you gotta make it last for the better
Cause nothing lasts forever
(Nas, “Nothing Lasts Forever”)

LiVSの出番が19時10分から。18時半くらいにクラブ・クアトロに入る。通路で特典会をやっていたアイドルさんに声をかけられる。ホタループという集団。全員と新規無料写メを撮らせてくれるとのこと。アイドルになる前は現場監督をやっていたという淑女(熊野りりさん)がいてびっくりした。アイドル歴よりも現場監督歴が長いらしい。メンバーさんと話しているとそこをLiVS(+スズキさん)が通りがかる。ちょっと気まずい。悪戯っぽくじーっと見てくるランルウさん。近くの壁に出演集団のポスターが貼ってある。そこにサインを入れに来たようだ。私が見ると、こちらを向いて笑顔をくれるマルコchan。愛おしい。私はいま入場したばかりなのでどの集団のライブも観ていない。なので当然ホタループも見ていない。その状態で写メを撮ってお喋りをさせてもらった。倒錯しているがこれはこれで楽しい。ホタループの写メで印象的だったのが、撮影係の方がスマ・フォの上に同じくらいの大きさのライトを置いて撮ってくれたこと。これで写りが全然違う。感心した。LiVSも見習ってほしい。ソーシャル・メディアにオタクが投稿する写メはその集団やメンバーさんの広告のようなもの。少しでも写りを良くするに越したことはない。LiVSの一個前のcowolo(18:40-)から観た。その後、LiVS(19:10-)、Finally(19:35-)、SOMOSOMO(20:00-)、にっぽんワチャチャ(20:25-)、ゆるめるモ!(20:50-)。どの集団も興味深かった。今日に関してはFinallyが一番良かった(個人の感想です)。特典会でAoiチャン(本名:今井あおい)にもそう伝えたら喜んでくれた。まあ全部は観てないんだけど…。何で全部観なかったの(ほっぺを膨らませる)? だって疲れるじゃん、最初からいたら。俺、疲れるのイヤなんだよね。というようなやり取りをした。Finallyのフロアで私がスゴいと感じたのが、盛り上がりのバランス。アイドルのコンサートにおける熱狂は、雑に分けると1.メンバー個人に向けられるもの、2.音楽や曲に向けられるもの、3.そのいずれにもあまり関係なくとにかく形式としてのノリの三つに分けられると思う。インディー・アイドルというジャンルの性質上、得てして1.と3.に偏りやすい気がする。Finallyの場合、何が何でも推しにケチャをしに行こうとか推しの名前を叫ぼうというよりも先に、全体としてフロアがしっかりと音楽を聴いて音に乗っている印象を受けた。3.がまず大前提で、状況によっては1.も発生して、3.はそこまで頻繁に起きない感じ。これが心地よく、メンバーさん一人一人にそこまで思い入れがない(どころかAoiチャン以外はいまだに顔と名前が一致しない)私でも楽しむことが出来た。