2015年8月30日日曜日

MISSION 220 (2015-08-16)

7時半くらいに目が覚めた。今日はJuice=Juiceさんのコンサートを2公演観るために山口県の周南に移動しないといけない。正直なところ昨日のハロコンで大満足してお腹いっぱいなので、motivationは下がっている。3日間で4公演のコンサートを鑑賞するのは決して楽ではない。今日行くのは駅でいうと徳山というところだ。電車代節約のため行きは新幹線ではなく在来線で行くので、あまりもたもたしていられない。とはいえ大浴場での朝風呂は欠かせない。ホテルの近くにヤマト運輸があるのに昨日気付いていた。大きなカバンを家に送ることが出来れば、旅の残りがだいぶ楽になるだろう。incaseのバックパックに必要な物を入れて、karrimorの車輪付きカバンを明日の20時~21時着で家に送った。1,520円。その価値はある。最近読んだ小説『男たちは北へ』(風間一輝)で主人公が旅先から荷物を宅配便で家に送る場面があったのが印象に残っていて、自分もやりたいなと思っていた。

今日は1回目が12時半開場、13時開演。2回目が15時半開場、16時開演。会場の周南チキータまで徳山駅から徒歩で20分。11時半頃には徳山駅に着いていたい。昨日の晩にジョルダンのアプリで検索して下記の電車に乗ることを決めていた。

9時26分広島発
10時19分岩国着
(乗り換え)
10時20分岩国発
11時28分徳山着

路面電車を乗り間違えて余計な時間を食ったが、9時26分の数分前に広島駅に着いた。朝の目覚ましアラームも付けていなかったので、こんなにぴったりの時間に広島駅に着いたのは偶然である。1,660円の切符を買って9時26分の電車に乗るまでは予定通りだった。途中から様子がおかしくなってきた。電車が遅れたのではない。昨日食べた辛すぎるカレーの影響で胃腸が暴れ始めた。端的に言うとうんこがしたくて仕方がなくなったのである。私のこれまでの人生経験が、このまま我慢していたら漏らしてしまうという確信をもたらしてくれた。しまった。長時間の移動を伴う日の前日はもっとおとなしい物を食べておくべきだった。どこかで途中下車しなくてはならない。とはいえ岩国の前で下りると電車の本数が少ないのでJuice=Juiceの公演に間に合わなくなるかもしれない。それは避けたい。ジョルダンで検索すると10時20分の次の岩国発は10時43分でそれに乗ると11時50分に徳山に着くことが分かった。何とか岩国まで我慢した。本来乗るはずだった向かい側の電車を完全に無視しして階段を上がってトイレの印がある方の階段を下りると「50メートル先」という表示があって恨めしかった。幸いにもトイレ個室はすべて空いていて、難を逃れた。

11時50分に徳山駅に着いた。12時半開場とはいえ、その前に写真を買ったり、荷物を預けたりする必要があるし、開場時間の前から入場列を作り始めるのはよくあることなので早めに着いていたい。しかも初めての土地で道が分からない。ホームページには駅から徒歩20分と書いてあったが迷わずに20分でたどり着ける保証はない。だからタクシーを使った。運転手さんが親切ないい人で、彼との会話は先ほどまでの便意との戦いで殺伐とした心境になっていた私に安堵を与えてくれた。870円。コンサート会場前にタクシーで乗り付けるのは何だかVIP気分であった。誰も並んでいないグッズ列で日替わり写真の宮崎さん、宮本さん、金澤さん各500円を買った。写真をアルバムに収めた。前と後ろに大きく宮崎と印字されたピンクの研修生風Tシャツを、着ているColumbiaのTシャツの上からかぶった。財布を入れたTHE NORTH FACEのwaist bagは装着したままにして、incaseのバックパックを500円払って預けた。

1回目の整理番号は106番だったが番号の割には見やすい位置に立つことが出来た。4列目くらいだったかな。

金澤「グループの中で私がよく食べると思われがちだが最近ほかの4人の食欲が半端ない。一皿の料理がテーブルに運ばれると皆ハイエナのように食いつき1分以内になくなる。昨日も食べる前に済ませようとブログを打っていたらどんどん食事がなくなっていった。しかも同じ料理をもう一度頼む」
高木「ホルモンの味噌いためもう一つ!って」
金澤「同じ物をもう一皿ではなく二皿頼もうとする。(計)二皿にしようか、三皿にしようかと相談し合っている」
宮崎「一皿が30秒くらいでなくなる。塩ミノ(?)がおいしくって…(食べ過ぎで体型に)気を付けないといけないかな…(由加は大丈夫だよと金澤)」
金澤「ハロコン後の打ち上げでJuice=Juiceのテーブルは食べ物がすぐになくなるのでスタッフさんが(Juice=Juiceが遠慮して注文していないんだと思って)『頼んでいいんだよ?』と言ってくれるが、来てもすぐになくなっているだけ」

宮本「今は夏休みな訳ですが」
宮崎「ここにいる人たち(客)に夏休みがあるか分からないけどね」
宮本「夏休みの宿題って読書感想文が苦手か自由研究が苦手かに分かれる気がする」
宮崎、植村「?」
宮本「私はどちらかというと読書感想文が得意で自由研究が苦手」
宿題をちゃんとやらないだろうという嫌疑をかけられた植村。そんなことはない、一日でやると弁明。漢字や計算のドリルが苦手。「30ページとか何で?」
宮本「漢字ドリルを早く終わらせるために木偏だけを一気に書いて…」
宮崎「やったことはあるけどそれをやるとちゃんと覚えられないのでやめた(客から拍手)」
宿題をちゃんとやる人とやらない人が登場しますという振りで金澤と高木が合流。
金澤「私は意外とちゃんと提出しない。むしろ言い訳ばかりを考えていた。(家に忘れましたとか、と植村)家に忘れただと次の日に持ってこないといけないからダメ。何かに食べられたとか…」

高速握手会。一人目の金澤朋子さんに「俺も埼玉から来たよ」と言うと「ワオ、遠いのに!」と返してくれた。それを聞いていた二人目の高木紗友希が被せるように「ださいたま」と満面の笑みでディスってきたのが楽しかった。

2回目の整理番号は94番と1回目よりも少しよかったが、1回目よりもやや後ろでの鑑賞となった。それでも視界はそんなに悪くはなかった。宮崎由加さんがいつでも完璧だ。私の目に入るどの瞬間を切り取っても圧巻の美しさだ。宮崎さんをはじめとするJuice=Juiceメンバーの方々の輝かしいお姿を至近距離で目に焼き付けることが出来る幸せ。目と耳でJuice=Juiceの可憐で輝かしい姿と歌声を味わいながら鼻では発狂したようにフリコピする隣の紳士の体臭を嗅いでいると、脳がオタクの体臭とJuice=Juiceを関連付けて記憶してしまうのではないかと不安だった。

夜公演に関してはTwitterにもiPhoneにもほとんどメモが残っていないし、細かいことを覚えていない。周南チキータのスピーカーから出る音が大きすぎて、頭が痛くなっていた。昼公演の途中からややきつかったが、夜公演になると本格的につらくなっていた。耳栓をすればよかった…。しかも起きてからもみじ饅頭三つと水しか口にしていなかったので、力が出なかった。iPhoneに残っているメモとしては、宮崎さんの言葉として、
・今朝牛乳を300ml飲んだ。
・1回目と2回目の間にフルーツをたくさん食べた。
・今までは台風や体調不良があって全員でこの会場に立てなかったが今日は5人で立ててよかった。5人で立てるのは当たり前ではない。皆さんに来てもらえるのも当たり前ではない。
あとこれを書きながら思い出したが、終盤に宮本佳林が「今日は皆さんの熱気が凄くて汗をかいていて、会場も汗をかいてエアコンからポタポタ水がこぼれていて…」と言っていたのが遠回しに会場へのディスになっていて(もちろん本人に悪意はないだろうが)面白かった。1回目には客から見て左側の天井からケーブルが垂れ下がっていて、メンバーが台に上がって手を上げるとケーブルに手が触れていた。高木さんや植村さんはそれを気にしているのが分かった。おそらくメンバーの誰かがカイゼン要望を出したのだろう、2回目には天井にしっかり貼り付けられていた。老朽化が進んだ会場のようだ。

2回目に関しては体調のせいで途中から私の態度が怠惰になっていた。音がキンキン響く度に周南チキータの音を管理する担当者への憎悪が募っていた。ところが、最後の最後。終演後の高速握手会で最後の宮崎由加さんが私の宮崎Tシャツに気付いてくれて「わああ!」、一瞬間を置いて「ありがとう!」と、数秒のあいだ私を見て大きく喜んでくれたので、すべてが帳消しどころかいい思い出となった。つまり、宮崎由加さんが一番なのである。