2017年7月2日日曜日

つばきファクトリー 2ndシングル発売記念「梅雨時は リクスー脱いで ○○衣装!」トーク&握手会イベント (2017-06-29)

上司が出張で不在だったので会社を早く出るのは容易だった。イベント開始は19時。優先エリア入場券付きのCD(コンパクト・ディスク)予約販売は16時から。17時頃にエソラ池袋のHMVに着いた。私は音楽を買うときはインターネットで注文することがほとんどで、実店舗を利用することは稀である。たまに行くのが池袋のタワレコ。HMVを訪れることはまずない。前にここに来たのが2016年の1月16日(土)。Juice=Juiceが出ている無料の情報誌をもらうためだった。ちょうど何やら少女グループによる無銭現場が始まる様子だったので、どんなもんやろと興味本位で遠巻きに覗いてみた。いきなり一曲目のイントロで客の一人がファイヤーサイバー的な奇声を異常な音量で出していて、私は思いっきり声に出して笑ってしまった。続きを観る気をなくした。それで帰ったのが最後。

一年と五ヶ月ぶりに私がHMVエソラ池袋に戻ってきたのは、つばきファクトリーのトーク・ショウを観覧するためである。エスカレーターを3階まで上がって入店するとすぐ左に会場があった。といってもステージと言えるような何かがあるわけではなく、段差もないただの空間。これは見づらそうだ。エスタシオンの青年たちが輪になってエム・ティー・ジー(MTG)つまりミーティングをしていた。イベント参加希望者はレジに行ってくれという貼り紙があったので従った。専用のレジがあった。その前に例の予約用紙に記入させられる。池袋は毎週末来る場所なので店頭で受け取る。配送料の600円を払わないで済む。通常盤Cを一枚だけ購入。1,080円。私がつばきファクトリーの2nd singleを予約するのはたしかこれで21枚目です。優先エリア入場券の整理番号は200番くらい。絶対に200人は入らない広さだったので明らかに悪い番号だった。店を出ようと歩き始めると、「すみません、何番くらいですか?」と茶髪の青年が声をかけてきた。私がしょっぱい整理番号の券を見せると「ボク二桁台があるんですけど、交換しませんか?」と79番の入場券を見せてきた。正直、少し戸惑った。何か見返りを求めてくるのではないかと警戒した。そんなことはなく純粋なご厚意だった。ありがたく交換させてもらった。何という親切な青年だ。17時10分で、集合時間の18時40分まで1時間半ある。知音食堂でそら豆の炒め物、豚肉と漬け物の炒め物(からい)を食ってアサヒ・スーパー・ドライ(瓶)を飲んだ。換気扇がぶっ壊れているのかやたらと煙かった。

前説のお兄さんが今日はACミランのユニフォームを着ていた。このユニフォームを着用した彼を見るのは私にとっては2016年12月29日の池袋サンシャイン以来だ。いや、注目すべきは彼の衣装ではない。今日の催しは「『梅雨時は リクスー脱いで○○衣装!』トーク&握手会イベント」。何かそういう(どういう?)お店の企画のような、どれだけオジサンを釣りにかかるんだという題名なんだが、出演メンバーたちがなりたかった職業の衣装をまとって登壇するという趣旨なのである。出演者は小片リサさん、谷本安美さん、小野瑞歩さん。小野さんが登場されるし、池袋は行きやすい場所だし、この日は仕事の融通が利きやすかった。自分にとってトークだけのイベントの優先度は低い、というか観覧するのは初めてかもしれない。定刻の18時40分に番号の呼び出しが始まった。79番は真ん中くらいだった。番号は250番くらいまで呼び出されていた。元の番号だったらもういちばん後ろで優先券の意味がほとんどない位置だっただろう。交換を申し出てくれたイケメンに感謝。隣の紳士が開演前に流れる音楽に合わせて身体を揺らしながら鼻歌を口ずさんでいたのだが、歌唱だけでなくトラックに合わせてベースのような感じで常に音を出し続けていた。前説のお兄さんがひとしきり注意事項を我々に伝えてからメンバーの登場を促す際、小片さん、谷本さん、小野さん、とさん付けで呼んでいた。この紳士はメンバーに言及する際にいつも愛称やちゃん付けではなく名字+さんなのが好感が持てる。

メンバー登壇。小片リサさん、谷本安美さん、小野瑞歩さんの順番で右から現れた。私からは肩くらいまでしか見えなかった。ここは本当に好ましくない会場だ。まともに彼女たちの全身を目に焼き付ける幸運に恵まれたのは前の2-3列までであろう。人がまばらだったらマシになるんだろうが、満員状態だった。優先エリアの入場券は開演前に売り切れていた。

一人ずつ、衣装の説明をしていく。
・最初の小片さんは青いサッカー日本代表ユニフォーム。球技が苦手だからご自身はサッカー選手にはなれないけど、サポーターになりたいという意味を込めて選んだという。「サポーターって職業じゃないよね」と小野さん。
・二人目の谷本さんはグレーのキャビン・アテンダント制服。北海道に住んでいるので飛行機にはよく乗る。キャビン・アテンダントさんはいつも優しい。毛布いりますか?と話しかけてくれるし、荷物を上げてくれる。自分はキャビン・アテンダントにはなれないと思う。「無理だね」と小野さん。「キャビン・アテンダントになるには身長制限があるらしいよ」と小片さん。えーそうなの、じゃ私の身長では無理かなという谷本さんに「無理だね」とダメを押す小野さん。このイベントを通して、谷本さんと小野さんの仲の良さが感じ取れる。それも加味しての人選なのだろう。
・小野さんは、看護師。子供の頃、ドラマ『ナースのお仕事』が好きで(登場人物の)朝倉になりたかった。髪型も朝倉を真似した。ここで谷本さんが、小野さんが朝倉の画像を検索してこうやったら近くなるかなと試行錯誤しながら髪型を作っていたというエピソードを挟む。

・『就活センセーション』のフル音源が初披露された。スピーカーから流れる曲をみんなで黙って聴いていたのだが、その間メンバーたちがリズムを取ったり、何やら言葉を掛け合ったり、じゃれ合ったり、大げさに歌う真似をしておどけたりするのを見るのがとても楽しかった。ひな壇があった頃のハロコンのような。
・2nd singleのポスターが「ほぼほぼ」(谷本さん)出来上がったということで、A4?の紙に印刷された案が披露された。いわゆるリクルート・スーツを着用したつばきファクトリーが、駅のプラットフォームで一列に並んでいる。通勤中という設定なのかなという小野さんに、通勤だったらもう就職してるよと指摘する谷本さん。

『就活センセーション』にちなんで、就活ではプレゼンが大切だということで、三人それぞれが何かについてプレゼンを行った。
・小片さんは、サッカー。彼女がサッカーのよさを野球と対比しながら語る形式を採用したので、野球ファンの谷本さんとの対立構図が出来上がる。小片さん曰く、サッカーは選手が爽やか。半袖、短パン。それに対して野球選手は長袖で暑そう。(これに関しては「それはある」と谷本さんは認めていた。)野球は打ってから走らないといけない。「サッカーだって蹴ってから走らないといけないじゃん!」と谷本さん。小片さんによると野球は走る方向が決まっているがサッカーは自由であるとのこと。
・谷本さんはそれに対抗して野球について語る(即興でテーマを変えたっぽい)。野球はルールの制約がある中でのプレーが醍醐味だという。サッカーも一緒だよと突っ込みを入れる小片さん。さっき自由だとか言っていたじゃないかと抗議する谷本さん。二人による丁々発止のやり取りに何度も笑いが起きた。今日は谷本さんが凄く上機嫌で、愛嬌に溢れていて、微笑ましかった。
・サッカー、野球と来たから最後の小野さんもスポーツ関係のことを話せという流れになる。少し考えてから「分かんないよー!」と大きな声を出して困る小野さん。自分が最初に話そうと思っていたことをプレゼンすればいいよと助け舟を出す小片さん。谷本さんが「ネギ?」と聞く。それは言わないでという感じの反応の小野さん、谷本さんに「キライ」と怒る。けっきょく小野さんが選んだテーマは、湿布。温湿布はどんなときに使うか分かる?といきなり他の二人に問いかける。「質問? プレゼンするんじゃないの?」と戸惑う小片さん。冷湿布は炎症が起きたときにいいんだという小野さんに、「温湿布の話をしてたんじゃないの?」と即座に突っ込みを入れる小片さん。小野さん曰く、肩こりや腰の痛みには温湿布がいいのだという。ただ、さっき調べたからよく分からないとのこと。

・トーク・ショウの時間は30分。もう終わり?時間が過ぎるのが早かったと驚く三人。小野さん曰く「体感1分」。「それはない」と冷静に否定する小片さん。トークだけのイベントは谷本さんと小野さんは初めてだった。谷本さんは、小片さんがしっかりしているから任せてあとの二人は自由にやればよいと思っていた的なことを言っていて、小片さんもまんざらではなさそうだった。

・トーク・ショウが終わってから、CD(コンパクト・ディスク)予約用紙の落とし物があった旨を前説のお兄さんが通知した。予約者の名前は「女性のノムラ様と男性のマキノ様」。二人とも本名ではないに私は一万円を賭けたい。

・高速握手。小片さんに「好きなサッカー選手は?」と伺ったら「柴崎選手」とのご回答。谷本さんに「凄い面白かった」とお伝えしたら「本当? ありがとう」。小野さん、私を見てあ!(おまえ来たのか!)という反応を見せてくださる。「ネギの話、聞きたかった」と申し上げたら笑ってくださった。
・19時45分頃に私は握手列を抜けた。握手がぜんぶ終わったらメンバーの皆さんからサツアイがあるだろうからそれを見届けたい気持ちはあったが、私は21時から電話会議があるので帰途についた。