2017年9月18日月曜日

つばきファクトリー『就活センセーション/笑って/ハナモヨウ』発売記念イベント (2017-09-16)

おい、舐めんなよクソが。おたくのSoftbank光ってのあるでしょ。インターネットのさ。あれを契約しちまったんだよ。前回iPhoneを新しくしたときにね。販売店の兄ちゃんの口車に乗せられちゃってよ、オレもよく分からないで頷いちゃったんだよ。オレ5月に引っ越したんだけどさ、Softbank光の移転手続きが必要になったわけ。でね、検索したらおたくの公式ページが出てきて、ソフトバンクショップで手続きができるって書いてあったんだよ。うん。最寄りのソフトバンクショップに行ったらさ、ショップでは手続きができないからここにかけろって、電話番号が書いた紙を渡してきたんだよ。お店の兄ちゃんが。腑に落ちないからさ、ソフトバンクの公式サイトにショップで手続きができると書いてあったんですけど、って言ったのよ。そしたらさ、表現の仕方が紛らわしくてすみませんだってよ。言い方は丁重だけど、要はオレの誤読だってことじゃん。それって。日本語が分からないかわいそうな人みたいな扱いをしてきやがってよ。後からページを見直してみても、ソフトバンクショップで手続きができるって明らかに書いてあるんだよ。

店に踵を返して、画面を見せて、ショップでできるってここに書いてあるじゃねーかよって突っかかってもよかったんだけどさ、オレも大人だからよ、Twitterに愚痴るだけで済ませたよ。それだけじゃねえよ。サポートセンターに電話をかけたらかけたで本当にしょうもねえことばっかりだ。まず一回電話するごとにあのいちいち神経に障る機械音声が流れるのがムカつく。一回で済むんならまだ我慢するけどさ、たかだか引っ越しの手続きを完了させるまでに何回かけ直したことか。さんざん待たされて、ようやくつながったと思ったら前と担当者が違うから一から事情を説明し直す羽目になるしよ。最初から最後まで同じ人が面倒を見てくれるんだったらまだ楽だったよ。ひどかったのがさ、相手が「次回お掛けいただく際に私の名前を言っていただければ私が対応します」と言ってくれたことがあったのね。で次にかけたときに○○さんはいらっしゃいますかと聞いたら「担当制ではないので個人におつなぎすることはできません」とか言ってきてよ。オレが異例の対応を要求するモンスター客みてえな空気を作りやがった。いちばん呆れたのがさー。そっちから留守電を入れてきてね、折り返せって言ってきたんだよ。オレがかけなおしたら担当部門が違うと転送されてよ。その転送先は用件を把握してなくて、しょうがねえからオレが経緯を一から説明したんだ。また担当窓口が違うと転送されて、最終的には窓口が混雑しているからそっちからかけ直すってことになったんだよ。この無駄以外の何でもない時間、何と19分。ふざけてんのか。

通信料が規定量を超えたときの低速モードってのも使いモンになんねえくらいおせえしよ。低速どころの騒ぎじゃねえだろアレは。おたくの社長、いつぞやインターネットへの接続を基本的人権とか言ってなかったっけ? だとするとお前らがやってんのは人権侵害だよな? 違うか、おい? 何とか言ってみろよ。まあ、いいよ。どうせお前らみたいな低賃金で使われているだけの下っ端にマニュアル外のモノを言う権限なんてねえんだからさ。オレが何を言いてえかっていうと、ソフトバンクとの契約なんてすぐにでも切りたいと思ってるってことなんだよ。不満と不信だらけだよ、おたくらには。知ってるだろうけどよ、そう思ってる奴らが世の中にはたくさんいるんだよ。オレの上司も最近ソフトバンクをやめたし、友人にも解約者がちらほら出始めている。今は格安SIMってのがあるだろ。あれを使ってよ、さらにiPhoneじゃなくしたら月々の料金は数分の一になるらしいな。まあどうしてもiPhoneじゃなきゃいけない理由はそれほどないし、ソフトバンクである必要なんてもっとないどころかゼロだからな。

実際、数ヶ月以内に乗り換えるつもりだったんだよ、格安SIMに。それが、ある事情があって当面は変えられなくなったんだよ。変えるとしてもdocomoかauにしか変えられなくなったんだ。その二社の料金はおたくらと大差ねえだろうしな。だからしばらくは思いとどまることにしたよ。感謝しとけよ。ん? 事情ってのは、シリアス・イベントだよ。うん、分かるだろ、ほら。つばきファクトリーの。って知らねえのかよ。おたくらってのはどこまでもしょうもねえ奴らだな(深い溜め息をつく)。ハロー!プロジェクトの、とびっきり可愛い9人組ユニットだよ。つばきファクトリーってのはよ。覚えとけ。7月26日に2ndシングル『就活センセーション/笑って/ハナモヨウ』を発売したんだけどね、その初回限定盤にイベントへの応募券が封入されてんの。券にはシリアルが印字されていて、それを入力して応募するからシリアル・イベントと呼ばれているんだ。リーダーの山岸理子さんが間違ってシリアス・イベントと覚えていてね、それが定着してつばきファクトリーの同イベントは通称シリアス・イベントになったんだよ。このイベントがな、ソフトバンクかdocomoかauのメール・アドレスからじゃないと応募できないんだよ。そう、困ったことに。数年前までは大体の人がいずれかのアドレスは持っていたけど、徐々にそうじゃなくなりつつあるだろ? だからいずれは応募の方式が変わるとは思うんだけど、現状ではまだそうなっていない。

シリアス・イベントってのはシングルをリリースする度にやっているんだけど、今のリリース頻度ではつばきファクトリーだけでいうと年に二回程度なんだ。仮におたくらとの契約を打ち切って格安SIMにしたら、うまくいけば出費は年に数万円減るかもしれないだろ? だから普通に考えたら年に二回程度のイベントなんてのはさ、我慢すべきなんだよ。お前もそう思うだろ、正直。うん。だよな。でもな、普通じゃなかったんだよ。体験がさ。東京、名古屋、大阪で行われるんだけどオレが応募したのは東京会場で、山野ホールというところだったんだよ。14時半から、16時半から、18時半からと3回あってね、運良くぜんぶ当選した。1回目は、オレの席は14列目だった。山野ホールってのは後方は段差があって見やすいんだけど、その前は平らでね。平場の後ろの方ってのが「埋もれ席」と言われるように見にくいんだ。14列ってのはまさに埋もれ席だったんだよ。距離的にはそこまで遠くなくて、双眼鏡を使ったらいい大きさにはなるんだけど、見晴らしはよくはなかったね。つばきファクトリーの皆さんは『就活センセーション』の衣装をお召しになっていた。セットリストは、『気高く咲き誇れ!』、『独り占め』、『うるわしのカメリア』、『就活センセーション』、『笑って』、『ハナモヨウ』。『就活センセーション』の前に、同曲をモチーフにした寸劇があった(3回とも、寸劇の後にモチーフの曲に入るという流れだった)。劇は出版社の最終面接という設定でね、岸本ゆめのさんが学生。新沼希空さんが面接官。小野田紗栞さんが岸本さんの幼なじみ。その三人がメインで、他には小野瑞歩さんが岸本さんの父、谷本安美さんが母、山岸理子さんが同級生。面接官の質問に答える形で、どんな人生を送ってきたかを岸本さんが回想するという内容だった。劇の後、新沼希空さんはご自身が高校受験のとき面接官が女性だったのでその人を思い出しながら演じたと言っていた。歌と劇をがっつり見せて終わりって感じで、トークは少なめだった。1回目はオレの席もよくなかったし、初回ということもあって客も演者もペースをつかめていないというか…緩さがあったと思う。オレはそれほど没入できなかった。いまいち楽しみきれない感じのイベントを回すルーティン作業的な一日になってしまうのかという不安が頭をよぎった。“Stumbling on Happiness”に書いてあるように、人間は現在の延長としてしか未来を想像できないからな。でもな、すべてが変わったんだよ。終演後の高速握手で。いや、今日は本当に高速でね。つばきファクトリーは握手がゆっくりなのが売りだけど、今日に関してはJuice=Juiceのコンサート後の握手よりも早かったかもしれない。どれくらいって、まあ一人あたりざっと2秒くらいじゃないかな? まあ山野ホールは収容1,000人くらいで、ほぼ満員だったからしょうがない。で、そんな速い握手にも関わらず、だよ。小野瑞歩さんがオレを見るなりめちゃくちゃ食いついてきてくれてね。「あ! ありがとうございます! 2ショット…ハロコンもけっこう見えました!」って畳み掛けるように言ってくれたんだ。8月19日に中野サンプラザでご一緒させていただいた2ショット撮影と、その日の夜公演のことだと思うんだけど、オレが通路席にいたときのことを覚えていてくれたんだよ。実は今日は小野(瑞)Tシャツは持参していなくてね、普通のファッショナブルな服装で臨んだんだ。しかも今朝、髪を切ったばかりだったから前回とは少し印象も違ったはず。それでもオレのことを認識してくれて、瞬時にあれだけのお言葉をかけてくださった。一人目が浅倉樹々さん、二人目が小野瑞歩さんだったんだけど、小野さんの反応が鮮烈すぎて、三人目以降については何も覚えていない。

二回目のチケットを見て26列という数字を見たときは、うわっ、ひどい席を引いてしまったと反射的に思った。後ろから4列目だったかな。でも実際、席についてみると1回目よりも見晴らしがよかった。山野ホールの15列前後のエリアがいかに外れかということだよ。開演前、近くの紳士が前の列にお知り合いを見つけ、話しかけていた。
「今日はアンジュルムかと思った」
「行くかよあんなクソライブ」
「ひどいらしいね」
「カネ払って観に行くもんじゃねえよ」
どうも彼らの話によると今回のアンジュルムのコンサートは旧スマイレージ時代の曲が封印されているらしいんだよね。しかも新メンバーが入ったことで、室田瑞希さんの歌割りが大幅に減らされたらしい。こういう話はさ、実際に生身の人間が話しているのを聞くのが面白いよね。Twitterで文字として流れたら必要以上に刺々しく映ってしまうかもしれない。上記の発言主はたいそうお怒りではあったけど笑っていたし、聞いていてイヤな感じはしなかった。これが文字だけだったら、本人としては愛のあるディスだったとしてもだよ、当人を知らない人にはニュアンスがなかなか伝わりにくいじゃん。発言者の人柄とか表情とか声とか何も分からないとさ。2回目は、つばきファクトリーの皆さんは『笑って』の衣装で登場した。セットリストは『Just Try!』、『青春まんまんなか!』、『初恋サンライズ』、『笑って』、『ハナモヨウ』、『就活センセーション』。寸劇は『笑って』モチーフ。主演が小野瑞歩さん、浅倉樹々さん、秋山眞緒さん。秋山さんが笑う度に豚のような音を鼻から発してしまうのだが、自覚がない。それをどうやって指摘しようかと悩む小野さんと浅倉さん。誤解が重なってなぜか文化祭で小野さんが豚の真似をするという話になる…話だった。分かりやすいコメディで、何度も笑いが起きた。2回目は冒頭に『Just Try!』、『初恋サンライズ』という分かりやすく手を上げたり飛んだりできる曲があったから盛り上がりやすかった。サンライズ・ジャンプは楽しい! つい笑顔になってしまう。『初恋サンライズ』のイントロが流れると観客がみんな飛ぶ準備をして足下を確認しているあの感じが面白い。ハロコンでも『初恋サンライズ』は披露されていたけど、ちょっと違う。つばきファクトリー単独の現場でやるサンライズ・ジャンプが格別なんだ。『ハナモヨウ』の終わりで小野瑞歩さんの位置がずれていて、秋山眞緒さんが手で押して正しい位置に動かしていた(本当は左端にいるべきところを小野さんは真ん中寄りの場所にいた)。2回目の高速握手がまた強烈でね。小野瑞歩さん。オレの時は前の人に比べて声のトーンが一つ高くなって、「あー! ありがとうー!」と言いながら、強弱をつけた何とも言えない握り方でオレの脳をトリップさせてきた。さっきも言ったけど今日は本当に速くてね、オレが何か言う間もなく次に流れつつあって、それでも「楽しかった?」と小野さんは聞いてくれて。頷くのが精一杯だったんだけど、そうしたら「よかった!」って言ってくれた。1回目同様、その後の記憶がない。何だこれは…まともに会話もできないオレに、何でこんなに小野瑞歩さんは優しいんだ、もしかしてお母さんなんじゃないか…。半ば茫然自失となりながら、会場を出て外の空気に身を晒した。近くにいた青年同士の会話が聞こえてきた。「27期研修生が載るかもしれないから一応ハロメン全員のブログを見ている。意外と大変なんだ。時間がかかる」。

3回目のチケットを受け取った次の瞬間、オレはGod's Son (Nas)になった。2列。左端ではあるが、今日の最後を締めくくるに相応しい、最高の席だ。埋もれ席のゲットーから見晴らしのよい後方席、そして最後は2列目。何というサクセス・ストーリーだ。席交換クソ野郎を避けるために開演の5分前まで席に着かなかった。至近距離で見るつばきファクトリーは、何かもう、そういうことわざを作っていいんじゃないかというくらいに麗しい。『ハナモヨウ』衣装で舞い踊る彼女たちのお姿はまさに眼福だった。リリース・パーティーで新三郷や新潟に行ったときのことを思い出した。そう、これだよこれっていう感覚。ヨシタツや段田(この二人は今日は見なかった。段田は元々つばき単独の現場には来ないが)たちの軍団が最前に粘着するのも分かる。いや、特定の人たちがいつも最前にいるのを肯定するということじゃないよ。そういう欲求の存在を肯定するという意味。だってもう後方とは景色が違いすぎるからさ。スピーカーが目の前にあった。その音で周囲の観客のシャウトがかき消されて、会場全体の盛り上がりが把握しづらかった。セットリストは、『私がオバさんになっても』、『うるわしのカメリア』、『気高く咲き誇れ!』、『ハナモヨウ』、『就活センセーション』、『笑って』。寸劇は『ハナモヨウ』モチーフ。小片リサさん、山岸理子さん、谷本安美さんが主演。ラジオDJの小片さんは、リスナーの恋愛相談に乗ることをADの山岸さんから依頼されるが、恋愛経験がないからといって難色を示す。谷本さんが提供した花を使って、花占いをしようという話になる。小片さんのひいひいおばあちゃんのツルが谷本さんと山岸さんに乗り移って、てんやわんやになる。感情の機微を表現した小片さんの演技が光っていた。中盤くらいから、小野瑞歩さんがオレがいるのに気付いた感じがした。それ以降は、オレの近くを通る度に視線と笑顔をくださった。たしか『ハナモヨウ』だったか、彼女がしゃがんで数秒間、静止するときがあって、ちょうどオレに相対する角度になったんだ。じーっとこっちを見てニコッとしてくださって…こんなことに慣れていなさすぎてオレは反応に困った。終演後の握手では、今日のスピードとオレの技量では「楽しかった」とお伝えするのが精一杯だったが、小野さんは「よく見えた!」とおっしゃってくださった。オレの前の紳士が岸本ゆめのさんをスルーして握手をしなかった(その人は次の山岸理子さんにがっついていた)んだけど、岸本さんが笑顔を絶やさなかったのが印象的だった。

そういや今日はおまいつがいつもに比べて少なかったな。しかも彼らが最前を独占していないのが新鮮だった。リリース・パーティーだったら大量に買って、いい番号を選り分けることが出来るけど、シリアス・イベントは一人一枚しか入場券をもらえないからね。交換してより良い席に移ることも可能は可能だけど、前方の人たちが仲間でもないのにそう簡単に応じるわけもないしな。だからいつもの最前常連組も、最初から応募券を転売して金にしたのかもしれない。いや、知らねえけどさ。そういやおまいつといえば、一つ訂正をしないといけない。以前に2ちゃんねるである有名オタクに関する「おまいつのゲス」という書き込みを「おまいつで下衆な奴」という意味かと思っていたんだけど、それは間違っていた。ゲスの極み乙女。というバンドのメンバーに似ているからゲスって呼ばれているんだと後から知った。この記事で「おまいつのゲス」とディスられていた、と書いたけどそれは間違っていた。ゲスというのはディスじゃなくて呼称だったんだ。

同じ内容を3回やるのかと思っていたけど、衣装も寸劇もセットリストも毎回、変化をつけていて、期待していた以上に楽しめた。そして何よりも小野瑞歩さんとの接触の余韻が心地よくて、家に帰ってからも幸福感に包まれたままだった。…わりいな、話が長くなって。というようなことがよ、もし格安SIMを使っていたら体験できていなかったんだよ。こういう経験のことをプライスレスっていうんだよ。分かるか? 勘違いすんなよ、おたくのサービスがいいわけじゃねえからな。何も満足してねえよ、オレは。長年利用してきたauから2010年にソフトバンクに乗り換えたのはよ、たまたま当時iPhoneを扱っているのがおたくらだけだったからだ。シリアス・イベントへの応募におたくのメール・アドレスが不要になったらすぐに乗り換えるからな。分かったか? って聞いてんのか? もしもし? っていつから切れてたんだ…。