2018年1月14日日曜日

PERFECT SCORE (2018-01-13)

「より難しいところにチャレンジしたい」という声明を残して、齋藤学さんは横浜F・マリノスから川崎フロンターレに移った。私としては、もっと素直に「マリノスよりも高い順位を目指せるクラブで活躍し、注目を浴び、日本代表に入りたい」とか「マリノスよりもフロンターレの方が自分を高く評価してくれたので移籍する」とでも言ってくれた方が納得ができた。彼の本音は知る術がないし、角が立つことをわざわざ去り際に言わないのは分かる。でも、成長したいとかチャレンジしたいとか、そんなのは聞き飽きたんだ。中村俊輔さんはジュビロ磐田に移る際そんなことを言わなかったでしょ。会社もそうだけどさ、辞める奴ってのはイヤになったんだよ。不満があるんだよ。もしくは今の境遇がかすむほどに魅力的な話を受けたんだよ。そうじゃなきゃ辞めないよ。漠然とした「成長」とか「チャレンジ」なんてのは後付けの理由にすぎない。彼は私が大好きな選手なので移籍を機にこれまで以上に活躍してほしい。それと同時に、「より難しいところにチャレンジしたい」という本人の希望も、監督から干されてベンチ外が続く等の形で叶ってほしい。複雑な乙女心。言うても私はスタジアムにマリノスの試合を観に行っていないからね。それどころかYouTubeやテレビ番組のダイジェストでしか観ていない。こんな私にすら不穏な感情を呼び起こすほど、エース兼キャプテンが同県のライバル・チームに移籍するというのは悲しい出来事なのである。別に罵りたいわけじゃない。ただやるせないんだ。

耳鼻科に向かう。M.O.S.A.D.さんの“THE GREAT SENSATION”を聴く。いちど聴いた感想としては、
・「THUG版キックザカンクルー」というは頷けた。基本的にはDQN系なんだけどトラックとラップは意外とポップさがあって聴きやすい。
・古きよき素朴な日本のヒップホップ。
・名古屋弁?何を言っているのかよく分からない。
・フックでカタカナ読みの英語を多用しているのはちょっとダサい。
・ラップの技量では客演のMACCHOさんに食われている感がある。
花粉症は、花粉が飛び始める一週間前から薬を飲み続けると、症状が大幅に軽減される。去年、会社の産業医による講話を聞くまで知らなかった。耳鼻科で出してもらった薬はアレグラだった。私はこの薬を副作用がない代わりに作用(効き目)もない薬だと思っていた。花粉症がつらくなってからの服用だとそうだったのだが、予防的に飲み続けると見違えるほどに効果があった。今年もアレグラを出してもらった。先生によると今年は寒いから花粉が飛び始めるのが遅い。急に暖かくなったら早まるが、今のところ2月下旬頃が見込まれているという。

新大久保。ナングロ。サマエボウジ。黒ホッピー。中ジョッキの半ばまでという模範的な焼酎量。スパイスとアルコホールを一緒に摂るとね、脳にいいんですよ。

12時55分に中野サンプラザ前のグッズ列、最後尾に並ぶ。前には一ダース程度しか人がいない。建物内の階段にもそれほど並んでいなさそうだ。12時58分、建物内に誘導される。今日は左側の、いつもは入場列があるところに進んで、右側から出て行く動線のようだ。13時3分、階段の途中にあるグッズ見るかぎり日替わり写真がどれも売り切れていなさそうだ。6日に自身の生半可な知識を過信し段原瑠々さんの日替わりが二種類あると断言した淑女に1,000円札を渡し、小野瑞歩さんと宮崎由加さんの日替わりを入手。このハロコンで初めて小野さんの日替わりを買えた。宮崎さんのは3日に買ったから今日は別の誰かのにするつもりだったが、事前にサムネイル画像を見て品定めをする時間がなかったのと、アルコホールが残っていて頭が回らなかったのと、宮崎さんがなさっていたうさちゃんピースのポーズが可愛かったため宮崎さんのを購入した。今日の宮崎さんの自画像は頭に福袋を載せていた。こうやって変化を付けてくるところがさすが。

2017年8月31日のYokohama Bay Hallで私の一つ前(最前)でJuice=Juiceのコンサートを観ていた、宮本佳林さんを推していた坂口孝則さんのような風体の青年が、MAIISM(小関舞さん)と印字されたカントリー・ガールズのTシャツをお召しになっていた。坂口孝則さんというのは、経営評論家、ビジネス書作家、コンサルタント。『スッキリ!』だったかな、朝の番組でレギュラー・コメンテーターを務めている。ある期間、私は彼に憧れていたが、彼のようになるのは無理だと悟った。ビジネス畑の人なんだけどね、文章に凝った本をいくつも出していて。『激安なのに丸儲けできる価格のカラクリ』、『利益は「率」より「額」をとれ!』、『1円家電のカラクリ 0円iPhoneの正体』あたりが私は好きである。今日、私が観るのは15時開演のPERFECT SCORE、1公演。これでこの冬ハロコンは見納め。アップフロントが私に与えた席は、8列、右側。開演直前の時点で、私の右が二つも空席だった。「そこ空いてますね」と隣の紳士が話しかけてきた。「空いてますね」と言うと紳士は笑っていた。彼と私が広く場所を使えるように、私は一つ右にずれた。後半くらいから右端に植村あかりさんを支持する紳士がお越しになったが、私がずれた席は最後まで誰も来なかったのでそのまま使った。

体調不良のためJuice=Juice宮本佳林さんが欠場する旨をまことさんが述べる。これまでに私が観た3公演すべてにおいて欠場者が7人いたので「え、それだけ?」と驚いた。ついにインフルエンザ(による欠場者)がいなくなった、と肩の荷が下りたかのように明るい口調のまことさん。宮本さんはリハーサル中の負傷(「ベル麻痺」の疑い)で今日と明日の公演には出演しないことが昨日、発表されていた。ベル麻痺で検索してみたが、少し読んでみただけで恐ろしかった。まだ疑いの段階だから宮本さんを苦しめているのが何なのか分からないが、それが何であれ、どうか完治しますように。そのために必要なだけの十分な療養と支援を宮本さんが得られますように。

端的に言うと、今日はあまり楽しむことが出来なかった。1月3日のFULL SCOREが100点、1月6日のFULL SCOREが90点、PERFECT SCOREが80点とすると、今日のPERFECT SCOREは50点だった。コンサートが客観的にどれだけよかったかの評価を下そうとしているわけではない。そんなことは私はしないし、出来ない。あくまで自分が主観的にどれだけ楽しんだかの点数である。最大の理由は、私の体調である。疲れが溜まっていた。正月休み明けで火、水、木、金と働いた後の土曜日。連休中も早起きはしていたとはいえ、ペースの変化に完全には対応できていない。目覚めが悪く、熟睡できていない感覚がある。没入できなかった。至近距離でHello! Projectメンバーさんたちが歌って踊っているという夢のような光景を淡々と見てしまった。感情が乗ってこなかった。そんな中でもJuice=Juiceの『東京グライダー』が始まるといい気分になったし、稲場愛香さん・横山玲奈さん・船木結さんによる『ミニモニ。じゃんけんぴょん!』は終始ニヤニヤしながら舐め回すように主に稲場さんを鑑賞していた。もし体調が良好だったらどれだけ至福の時間を過ごせたのだろう。これを書いているのはコンサート翌日の14日。昨日よりはよくなったが、まだ疲労感は残っている。こうやって数千字の文章を打てるくらいにはなった。昨日、家に帰ってどれだけ疲れていたかというと、ハロプロ・ソートを3-4試合で投げ出すくらいだった。

副次的な要因として、前の列に某有名おまいつさんがいたことで気が散った。もちろん彼が悪いということではなく、私の精神状態の問題である。

2014年12月7日(日)、東京国際フォーラム。私は上原ひろみさん率いるTHE TRIO PROJECTのALIVE JAPAN TOUR 2014の日本公演を観るために観客席に腰掛けていた。開演前に真ん前の席に会社の人がいた。ちょっと苦手な人。顔と名前はお互い知っているが、深く絡みはしないという微妙な関係。一緒に見に行った友人(同僚でもある)が気付き、彼に声をかけていた。隣にいた私は会釈してその場をやり過ごしたが、気まずかった。完全にオフのモードだったのに「会社の人」が目の前に現れて気分を乱された。そのときの方が百倍マシだった。一度コンサートが始まれば彼が目に入ることはなかったからだ。席に座って観るコンサートだったし、段差があったので、開演後は彼が気になることはなかった。ハロコンはそうはいかない。ごく一部のセグメントを除き観客はずっと立っている。手に持ったペンライトを掲げるし、大きな声も出す。個人差はあれど飛び跳ねるのも普通である。否応なしに、周りの観客が視界に入る。ステージ上の演者だけに集中するというわけにはいかない。

その有名おまいつさんは、こぶしファクトリーの広瀬彩海さんが昨年の12月に小説と漫画と何か(絵本?)を20冊ずつ読んだと話したトーク・セグメント中にはTwitterを見ていた。横の位置がずれていたのでアカウントを特定することができなかった。彼はあるメンバーさんのオタクとして有名なのだが、見ていると彼女が出ていないときでもよく他グループの誰かのソロ・ラインに合わせて連続的な跳躍をなさっている。このように、誰かの有名オタクとして知られているオタクさんにも各グループに一人ずつくらい推しがいる場合が多い。彼の跳躍を見ていると、右半身を前に出して、二回に一度、右手を水平よりもやや高く上げていた。彼なりに試行錯誤を重ねて身に付けたフォームなのだろう。こんなしょうもないことを観察してしまうほどに、私の心身は万全ではなかった。

Juice=Juiceの“Fiesta! Fiesta!”で、かなとも(金澤朋子さん)のエッチなグラインドと小野瑞歩さんの未発達な腰使いの比較でもするかと思ってステージに目をやると、金澤さんが見あたらなかった。念入りに確認しても、Juice=Juiceは5人しかいない。後からまことさんの口から説明があったが、体調不良で金澤さんが途中からいなくなっていた。Juice=Juiceといえば、このグループのステージ・パフォーマンス中に私が段原瑠々さんを最優先して見ているのに自分でもびっくりした。この冬ハロコンでは稲場愛香さん、高瀬くるみさんと並び、段原瑠々さんが強く私の印象に残った。段原さんは歌もダンスもうまくて愛すべきキャラクターでスタイルがよくて文才もあるし最高だよ。

会場を出ると、近くにいたナオン同士が興奮気味に感想を語り合っていた。「楽しかった。降臨もしてくれたし、歌も上手いし…」というようなことを言っていた。コンサートの終盤、私はあるくだらないことで気を落としていた。彼女たちの純粋な感想を聞いて、これが本来のファンの在り方だと反省させられた。

「すみません、94番をください」。いつものディーラーに声をかける。1,000円札と引き換えに手にした小野瑞歩さんの写真を抱え、私は中野駅の改札を通った。この疲労を取るために私はイミダペプチドとりんごポリフェノールとクエン酸を摂取し、寝る1-2時間前に38-40度のお湯で10分間の半身浴をして、空調を効かせた部屋で身体の右を下にして寝なければならない(参照:梶本修身、『すべての疲労は脳が原因2<超実践編>』)。