2018年2月23日金曜日

つばきファクトリー 3rdシングル発売記念ミニライブ&握手会イベント (2018-02-20)

川崎。クラブチッタ。呂律の回ってねえジジイ。オタクもしくはTKda黒ぶち特有の早口。太ってて禿げてるのが声から分かる。曰く、のむさんは最近、女性人気がスゴいよ。バースデー・イベント行ったらさ、女の子がたくさんいてね。うわすげえなって。男ばっかだったのが、りこりこ。野郎ばっかだったなあ。あとみずほ。みずほも男しかいなかったな。おい、老紳士。男のことを野郎とか総称して何様のつもりなんだ。男を一段下げて、女に媚びてんのか。つうかさ、小野瑞歩さんのことを気安くみずほ呼ばわりすんな。それにつばきの現場に来る奴の大多数が男だろっつうか、Hello! Projectの客層がそうだろ。そりゃ娘。とかになるとだいぶ若い女も観に来てるけどさ。全体としてはあんたみたいないいトシしたジジイが多いだろ。そういう奴らが疎外感なしで居心地よく楽しめる空間を提供してくださっていることをありがたく思わなきゃだめだよ。あんたがフェアリーズに行ったら間違いなく浮くよ。いやオレも現場に行ったことはないけど、コンサートのBlu-rayを観るかぎりじゃあそこのファンは若えのが多いし、あんたが行っても馴染めないよ。一回り、二回り、三回り離れたオレら相手でも真摯に対応してくださって楽しませてくださるHello! Projectのメンバーさんに感謝しなさいよ。

一週間で6回、合計で約35時間も飛行機に乗る海外出張。最後の日は乗り継ぎも含めると24時間くらいかけて日本に帰ってくる。そんで翌日には休みを取って早起きして推しの所属するグループのリリース・パーティを観覧する。パーティ券の販売が始まる11時に川崎のクラブチッタ前に並んでいた50人弱の中にそんな奴がいた。名前を仮にCとしよう。10時半くらいから彼は列に並んでいた。10人以上は後ろにいた呂律ジジイ。列が折り返して距離が近くなったときに前述のベシャリがCの耳に入った。しょうもねえな、と思いながらCは手元の“Last Exit to Brooklyn” (Hubert Selby Jr.) に目を落とした。ヒースロー空港で9.99ポンドだった。パー券の販売は定刻に始まった。買い終えた奴らはつばきファクトリーの3rdシングルの現物を手にしている。そうか、明日が発売日だからもうフィジカルにブツがゲトれるんだな。600円だか750円だかの配送料を払わなくて済む。自分の番が来るまでにCは考える。今んとこオレが予約してるのは52枚なんだけど、そのうちシリアス・イベントの参加シリアルが入っている初回盤は何枚持ってるんだっけ? 分かんねえな。あったとしても2-3枚かもな。今日は二枚とも初回盤にすっか。三つあった窓口の、いちばん右。初回盤を二枚、と女に注文。3,888円。渡す4,000円。女がお釣りを用意する間に、原口あきまさめいた茶髪の青年がCに二枚の券を手渡す。その場で番号を確認するC。一枚目、294番。しょっぺえな。二枚目、2番。え、2番? 思わず原口の顔を見る。良番だと知ってなのか分からないが、頷く原口。さすがに冷静沈着なCも興奮を隠せない。売り場を20メートルくらい離れたところで風に吹かれて手から券が離れる。宙にひらひら舞う。慌てて拾い上げる。

8時間以上のフライトでプレミアム・エコノミーを利用する資格のない、雑魚な職位に就いているC。エコノミー・クラスの長旅は確実に彼の身体にダメージを与えた。一晩寝たくらいで回復できるようじゃ苦労しねえ。立っているだけで腰が痛む。拳で右の腰を叩き、身体を伸ばす。彼が券を入手したのが11時19分。1回目のパーティが16時集合、16時半開始。2回目が18時半集合、19時開始。つまり4時間以上ある。何するかって、そりゃもう事前に決めてある。横浜駅西口。モアーズ。ハングリー・タイガー。11時48分。42番。33番まで呼び出し済み。ダブル・ハンバーグ。これしかねえだろ。440グラム。ここには頻繁には来れないからさ。たくさん食いてえんだよ。それに晩飯は食わないからさ。今日から一週間、抜くんだよ夕食を。別にどっかが悪いとか、医者から指示されてるとかじゃないんだけどさ。堀江昭佳の『血流がすべて整う食べ方』を読んで、そこに書いてあって。やってみることにしたんだ。

1回目 16時半~(集合16時)

左端の、7列目くらい。それが1回目、294番でCが手に入れた場所。女性限定エリア、通称女限は右側にあった。女性は概して身長が低いからさ、前方に行けない番号を持参するジジイは女限の後ろに陣取るんだよね。Cもはじめはそっち側に行ったけど、長身の奴らが固まっているのを見て左を選んだ。クラブチッタは特別だ。いわゆるライブハウス(和製英語)と呼ばれる会場でも見やすさが上位に属する。こんなところで観られるなら、多少ガラの悪い土地でも川崎に来ようってなるわ。アルビ兄さんもこんなことを言っていた:「皆さんのご意見には日頃から目を通している。リリース・イベントの会場としていちばん要望が多いのがクラブチッタと認識している。神奈川の皆さんにはお待たせした。昨年の橋本以来だ」。彼は前説で「ライブハウス」で行われる「ライブ」がこれから始まることを繰り返し強調した。醸成される、普段のショッピング・モールでのシングル販促イベントとは違うんだという特別感。

アルビ兄さんの言った通り、今日のはライブと呼ぶに相応しかった。ライブってのは和製英語で、正しくはコンサートなんだけど。トークやゲームがないのはつばきファクトリーのリリース・パーティでは珍しくないけど、今日に関しては7曲。Cがこれまでに観覧したリリース・パーティでは多くても6曲だった。

春恋歌
『私がオバさんになっても』
都会の一人暮らし』(℃-ute)
低温火傷
付き合ってるのに片思い』(Berryz工房)
初恋サンライズ
I Need You ~夜空の観覧車~

衣装は『春恋歌』。17時4分にミニ・コンサートが終わって、11分くらいから握手が始まった。前方左側に車椅子のエリアがあって。まずつばきファクトリーの皆さんがそこに降りていって。そっからステージに上がって、机の向こう側に並ぶ。順番は右から浅倉樹々さん、小片リサさん、岸本ゆめのさん、小野瑞歩さん、新沼希空さん、谷本安美さん、小野田紗栞さん、山岸理子さん、秋山眞緒さん。例によって何を言えばいいのか分からない接触下手のCだったが、初めて人前で披露された『I Need You ~夜空の観覧車~』のダンスが躍動的なのが印象に残ったので、「『観覧車』のダンスが好き」と言うことにした。小野さんだけには、2月22日(木)のディファ有明でのコンサートに伺う旨を伝えたかった。Cはファンクラブ先行で外れたので同公演には行かないつもりだった。個別握手会で小野さんからディファに来るのかを聞かれた。チケットが取れなかったと言ったところ、小野さんはたいそう悲しそうだった。彼女の反応が海外出張中に何度もフラッシュバックしたCはついに耐えられなくなり、チケット・ストリートというサイトに転売クソ野郎が出品した15,000円のチケットを落札したのである。Cを見て「今日もありがとう!」と先制攻撃を食らわす小野瑞歩さんに「ディファ、行く」と伝えるC。つまり彼は17歳のうら若き美少女と手をつなぎ、目を見てイクと言ったのである。オーマイゴッド。こんなことがあっていいのかよ。ジャップはクレイジーだ。自販機で女性の使用済み下着が売られる国だけある。欧米だと逮捕された上に顔と氏名を公表され体内にGPSを埋め込まれるぞ。「『観覧車』のダンスが好き」とCが山岸理子さんに言うのを聞いていた秋山眞緒さんは「あー、ありがとうございます。あれダンスいいですよね」と言った。

2回目 19時~(集合18時半)

“Last Exit to Brooklyn” (Hubert Selby Jr.) を読んでいるCに、上半身に脂肪が集中した常連いわゆるおまいつが声をかける。何番ですか? 2番ですと言って本に戻るC。モジモジしながら小声で何かを言う茶髪の脂肪。自分、9番なんすけど、これと握手券10枚差し上げますんで、交換してもらえませんか? いや、握手は…。ボクはいいっす。あんま興味ないんで。苦手ですか? はい、苦手です。だから、ごめんなさい。本に戻るC。諦めの悪い茶髪の脂肪、モジモジしながら次の一手を繰り出す。それだったらいくらかお支払いしますんで、交換してもらえないですかね…。おもむろに取り出す黒い長財布。無関心を装いながら、内心では1万くらい出してくれないかなと期待するC。パッと見あんま札が入ってねえ。茶髪の脂肪が提示したオファー額、5千円。ボク、クラブチッタでやるのをずっと前から楽しみにしてて…どうしても前に行きたくて、友達が1番を持ってて…一緒に観たくて。よく言うわてめえはいつでも最前にいんだろボケ、転売集団の一員じゃねえかと思いつつも、冷静に考えるC。2番でも9番でも最前には行ける。最前のどの位置に行きたいっていうのはあんまりなかった。だったら悪くないんじゃないか。CD代、メシ代、交通費と、色々お金がかかってるしな。分かりました。頷くC。茶髪の脂肪が差し出す5千円札と9番。Cが差し出す2番。ストリートのディール。おまいつを喜ばせたいわけではなかったが、ダン・アリエリーの本を何冊も読んでいるCは、個人的な感情ではなく利害に基づいて合理的に決断するべきだと分かっていた。

ステージに書いてある番号、左端が6番。Cが獲得した位置は、最前、4番の前。あと2、3人で最前が埋まった。1回目はお前ら声出ていなかったぞ、もっと出来るだろとお決まりの煽りを入れて観客を焚き付けるアルビ兄さん。

低温火傷
独り占め
ハナモヨウ
I Need You ~夜空の観覧車~
『パン屋さんのアルバイト』(スマイレージ)
『恋するエンジェルハート』(美勇伝)
春恋歌

DHA・EPAのサプリメントを日常的に摂取していることでCは脳の性能が向上し、1回目も2回目も、7曲のセットリストを正しく思い出すことが出来た。『パン屋さんのアルバイト』の最中に、新沼希空さんが秋山眞緒さんのお尻を何度も叩くイタズラをして、秋山さんが振り返るときに新沼さんのパイオツのあたりにな、反撃をしていたよ。こういう細かいところは最前付近にいないと気付くのが難しい。『春恋歌』でつばきファクトリー全員が飛ぶムーヴの直前、小野瑞歩さんがニコッと笑って自分を見てくれた、その後も何度か見てくれた、とCは感じた。(実際のところは分からない。)Cのいた左側からは右の舞台袖にいるアルビ兄さんがよく見えた。彼は半分くらいは袖から腕を組んでじっとコンサートを観ていた。何度かスマートフォンで向こうから写真を撮っていた。終演後、「お客さんと一体感のある、いいライブが出来たんじゃないかと思います」と総括するアルビ兄さん。醸し出す雰囲気といい、発言といい、完全にプロデューサーである。

握手。1回目同様に車椅子、親子連れ、女性限定エリアの観客、一般エリアの魑魅魍魎という順番。子供が回ってくるのに備えて(子供の高さに合わせて)テーブルに頭を乗せて待機する小野瑞歩さん。女限の握手中、空いた数秒で『春恋歌』に合わせて頭を左右に振る小野瑞歩さん。女限の握手を眺める限り、1回目よりも早そうだなとCは思った。近くからも「早いな」という声が聞こえた。実際に入ってみると、そこまで早くなかった。右から浅倉樹々さん、岸本ゆめのさん、山岸理子さん、秋山眞緒さん、新沼希空さん、小野田紗栞さん、小片リサさん、谷本安美さん、小野瑞歩さん。今度は「ディファ、行きます」で統一することにした。岸本ゆめのさん相手にCが「ディファ行きます」と言ってから一瞬、時間があったので「楽しみにしてます」と続けたところ「楽しみですね、それは」と岸本さんは返した。何か他人事のようでCはちょっと可笑しく感じた。小片リサさんは「お待ちしてます」と返した。小野さんに何を言うかは考えていなかったCだったが、彼女の方から「ディファ!」と声をかけてきた。「チケット取れたんですね」。頷くC。チケットが取れなかったとCが個別握手会で話したのを、小野さんは覚えていたんだ。