2019年8月27日火曜日

harmony/beautiful (2019-08-25)

田村芽実さんの『舞台』初回限定盤BのDisc 2を聴きながら中野サンプラザに向かう。彼女の歌声にまだ浸っていたい。Hello! Projectに頭を切り替えられない。池袋の一路香で麻婆豆腐と副菜(鶏の唐揚げ、キャベツ、ザーサイ、ワカメ卵スープ)とホッピー。1,298円。ここの店員さんはホッピーを分かっていないから黒を頼んでも白を持ってくる。二回連続だ。黙って飲み干す。12時50分くらいに中野に着く。開場が13時なのでそのまま入場列に並ぶ。日差しは強いけど最近は湿気が落ち着いてきたので外で待つのはさほど苦ではない。13時7分、会場内のグッズ列に並ぶ。階段の上。お手洗いの近く。売り場のお姉さんに日替わりの小野瑞歩さんと言っても通じず、番号に切り替える。49番。あと14番(山﨑愛生さん)、63番(里吉うたのさん)、贈答用に48番(岸本ゆめのさん)。

ちょうどよかった。欲しい日替わり写真は売り切れなしで買えたし、会場内で時間が余りすぎることもなかった。前座にも間に合った。前座があるのは知らなかった。ステージに彼女たちが現れた瞬間、私は興味を失った。以前にもHello! Projectコンサートの前座で目撃しフェイク集団と認定していたカレッジ・コスモスさんだったからだ。私は席から立ち上がるのすら放棄した。Jim Thompsonの“POP. 1280”を読みながらカレ・コスをやり過ごす。いちおう耳だけは傾けていたら、口パクではなくなっていたので少し見直した。きっと技量を上達させていっているんだろう。でも『マジ興味ねぇ』(DJ OASIS feat. K DUB SHINE)ことには変わりがない。Hello! ProjectのLINEアカウントでこの集団のYouTube動画を通知してくるのはやめてほしい。

私にとっての2019夏ハロコンは今日に始まり今日に終わる。二公演。日にちをばらけさせずに一日に固めたのにはいくつかの理由がある。後から決まるかもしれない他の行事とのコンフリクトを最小限にするため。移動時間やグッズを買うための待ち時間をまとめるため。ブログを書く手間を減らすため(一日単位で書いているので)。

二ヶ月ぶりのHello! Projectのコンサート、三ヶ月半ぶりの中野サンプラザ。ブランクを置いたことで目に入るものが新鮮に感じられた。序盤で思ったのが、マリノスの試合に比べて会場が小さく、観客が少ないなと。8月17日(土)に観に行った日産スタジアムのセレッソ大阪戦は観客が2万何千人かいた。今日の中野サンプラザにいくら大量のキチガイが集っているとはいえ、あの試合でマリノスの攻撃時に起きた地鳴りのような声援に比べると音量は小さい。そもそも興行の種類が違うし、当たり前なのだが。

序盤はメドレーで、真ん中の通路に代わる代わるメンバーさんが降臨していた。ただ、18列の右端付近からはほとんど見えなかった。通路席だったらさぞかし楽しいだろうなと思っていた。ステージ上の出演者は減るので、通路席付近でなければむしろ見どころは減る。前にそびえる数多の頭の隙間から川村文乃さん(ちょっとエッチな写真集を出している)、森戸知沙希さん(ちょっとエッチな写真集を出している)、高木紗友希さん(ちょっとエッチな写真集を出している)が少し見えた。ただ、めちゃくちゃ運のいいことに(今日はそもそも席運がよくはないが)小野瑞歩さん(ちょっとエッチな写真集を出してほしい。Blu-rayも)が中央ブロックの右端に来たときは割と見えた。『KEEP ON 上昇志向!!』を物凄い笑顔で踊っている。いくら彼女のトレードマークとはいえ度を越して楽しそう。『なんでそんなに』(K DUB SHINE)って聞きたくなるくらい。元気ハツラツ(オロナミンC)な小野瑞歩さん(ちょっとエッチな写真集を出してほしい。Blu-rayも)を観て私の気分が乗ってきた。みずほchan、久し振りだね。元気そうで安心したよ。ちょっと日焼けしたカナ?

まことさん曰くHello! Projectのメンバーは今70人いるらしい。12人を擁するBEYOOOOONDSさんの追加で一気に増えたね。久し振りのHello! Project現場で、こんなにたくさんのメンバーさんが次々に出てくる、しかも揃いも揃って美少女、ほぼ全員が目の保養になるくらい可愛いという異常さに圧倒された。 そう、コレは異常なんだ。その辺のストリートでこのカテゴリの少女を見つけるのは砂から金を探すようなものだし、ましてや我々のような独身異常男性の交友関係内に入り込む可能性はゼロである。このコンサートはチケット代が8,500円(FC会員価格。送料、手数料除く)するが、観客が数万人(マリノスの2018年シーズンのホーム・ゲームの平均観客数は21,778人)入ってプレイヤーが11人対11人(交代要員を除く)のフットボールよりも、観客が二千人でプレイヤーが70人いるHello! Projectの方がチケットが高いのは当然だと納得した。Hello! Projectメンバーさんにはフットボーラーのような高待遇を受けてほしいものだ。

モーニング娘。が何かの曲をパフォームしている最中、目につくメンバーさんがいた。誰だろうと思ったら山﨑愛生さんだった。気付くのに少し時間を要した。前髪をおろした姿を初めて拝見したので。子供っぽさが減ってドープだ。衣装もイカしていた。黄色と紫のマウンテン・パーカ的な服をリメイクして丈を極端に短くしたような服(お腹の上あたりで切れている)。その下に英字プリントのシャツ。

℃-uteとBerryz工房の曲を固めてカヴァーするセグメントがあった。懐かしかった。元Team ℃-uteのオジサンとしてはたまらなかった。若者に接待カラオケをしてもらう中高年はこういう気持ちなのだろうか? ただ、私は昔の曲で異常に喜ぶジジイにはなりたくない。感性が鈍くなって今の曲に感情を揺さぶられなくなったということだから。今を追いかけるのがつらくなったということだ。年配者の言う昔はよかったってのはそういうことだ。ある程度は仕方ないが、身体だけでなく精神もなるべくアンチ・エイジングをしたいものである。

BEYOOOOONDSの“Go Waist”でメンバーさんが各々エクササイズをする場面では、双眼鏡で里吉うたのさんの連続キックにロック・オンせざるを得なかった。最高のふともも。青いショート・パンツの奥に覗く、青いアン・スコ。里吉うたのさんがさいきん私の中で急上昇している。ブログの面白さも加味して清野桃々姫さんをBEYOOOOONDSでの仮のオキニにしていたけど、コンサートでは里吉さんに目が行く。少なくとも今日は。“Go Waist”のくびれを作るエクササイズは両脇のひな壇に座っているメンバーさんも立ち上がって参加していた。しかし私を含め観客の大半を占める中年近辺の男性にとってはこのような小手先の運動など焼け石に水である。食生活や運動習慣を見直してメタボリック・シンドロームを予防しなければならない。

新メンバーたちに話を聞いていくセグメント。こだわりについて。
・北川莉央さん:電車で座席に座らない
・岡村ほまれさん:信号で止まりたくない 暑いのと寒いのを我慢するのがイヤ 赤の時はコンビニで涼む
・山﨑愛生さん:レッスンなどのときは靴下を入れるためのビニール袋を持参する
・橋迫鈴さん:階段の最後は右足 そのあと歩きやすいので
他は忘れた。山﨑愛生chan(14歳)がレッスン後の着替えで脱いだ、湿ってホカホカの靴下。司会の山木梨沙さんには詳細を聞き出してほしかったが、山﨑さんに話が振られる前に時間切れになった。

就活センセーション』で右ひな壇の左端(ステージ中央にいちばん近い位置)の前田こころさんと小野瑞歩さんが何度もアイコンタクトして笑い合っているのが微笑ましかった。さっきも書いたが、公演を通して小野さんから滲み出る過剰なまでの笑顔。小野さん以外もつばきファクトリーさんは皆さんコンディションがよさそう。この夏はrelease partyがなくて、ブログを見る限り夏休みも少しはあったようだし、リフレッシュ出来たのがよかったのかな。

ダンス部。皆さんのカッコいいダンスに見惚れる。稲場愛香さん、秋山眞緒さん、山岸理子さん、浜浦彩乃さん、室田瑞希さん、石田亜佑美さん。その6人と記憶していたが、今ウェブで検索したら竹内朱莉さんもいた。言われてみるといたな、という程度(ほとんど彼女を見ていなかったので)。白黒ストライプのセット・アップ。秋山さんのおへそを見られる貴重な機会。引き締まって筋肉のついたお腹。身体を見せるというのも含めてのダンスなんだと思う。衣装は身体をどう隠すかを決めると同時に、どう見せるかも決める。たとえばダボっとしているのとタイトなのでは同じ動きをしても受け手の印象も異なる。

稲場愛香さんは布の少ない衣装が似合う。彼女だけ裸で歌って踊っていても誰もおかしいとは思わないだろう。彼女にはそういうヴァイブスがある。後半の衣装はまとめた髪型とマッチして目を引いた。布の多い衣装は稲場愛香さんの魅力を損なう。もちろん稲場愛香さんに限らず皆さんそうなのだが、彼女は特に。

豪華で、盛りだくさんで、山ほど見どころがあって、これぞハロコンという体験だった。変化をつけて飽きさせない構成だった。Hello! Project、やっぱりいいなって思った。それにしても凄まじい情報の密度。まだ夜公演も観るのか。脳が消化しきれない。あ、そうそう、harmonyという演目名にかけて、合唱があった。『でっかい宇宙に愛がある』。単なる平坦な合唱ではなくキレイなハーモニーで聴き応えがあった。

会場近くの喫茶店、カフェ・ドゥ・スゥヴニール。カウンターに案内される。前にも来たことがあるがこの店のカウンターには緊張感がある。長居は出来ない。私の右にいた紳士が吸っていたタバコを臭いからとやめさせる職人肌の主人。(はじめから禁煙にした方がお互いイヤな思いをしなくて済むのでは。たしかに臭かったが、臭くないタバコなんてないでしょう。)凄く腰の低い給仕さんの紳士で何とかバランスが取れている。居心地はよくないが、アイス・コーヒーはおいしかった。ファスト・フード店や紙パックのとは違う。何が違うかは分からない。セブン・イレブンのアイス・コーヒーは好き。

夜のbeautiful公演は17時開場の18時開演と思い込んでいたがTwitterを見ると16時46分の時点で既に入場している人がいる。チケットを見ると16時半開場の17時半開演だった。中野ブロードウェイから会場に向かうと、カレ・コスさんらしき三人が前にいた。中野区観光案内所という表示がある入口(我々が通常使用する入り口を正面とするとサイド)のところで中に入って行った。当日券売り場でつばきファクトリーさんのコンサート・ツアーのチケットを前売りしていた。私は11月24日の山梨公演で昼夜申し込んで夜だけが当選していたので、ココで昼のチケットを補完できないかな、と思って覗いてみたが、売っているのは高松と京都とあとどこかだけで、山梨のチケットはなかった。

カレ・コスさんの前座をBGMに見るTwitter。昼のharmony公演は左右が若いナオンで、平和だった。夜のbeautiful公演では右の二人が血気盛んな若者だった。よく見たら片方は中年だった。この二人はよく位置を入れ替えていたのだが、片方から足の親指の爪に溜まった垢のような臭いがした(私はマメに爪を切っているので、あまりそういう臭いはしないとは思う)。常にではないがたまにふわっと香ってくる。普通の、発汗に伴う体臭ではない。何らかの臓器の疾患かもしれない。最近たまたま立ち読みした本で臓器の不調と体臭の関係について知った。臭いの種類によってどの臓器が悪いかが分かるそうだ。年齢的に中年の紳士が発していた可能性が高い。氏は汗だくで、曲が終わって牧野真莉愛さんが捌けるときに、まりあ結婚してくれと叫んで周囲の失笑を買っていた。つばきファクトリーが中島卓偉さんと児玉雨子さんの最強タッグによる新曲を披露していると、小片さんがターンしてスカート的な衣装がふわっとめくれたとき、パンツ見えた!! と隣の若者に大声で報告してはしゃいでいた(残念ながら、もちろんパンツではない。アン・スコですらない)。『文化祭実行委員長の恋』では冒頭の台詞部分を要所要所で被せていた。恋、してるんでしょ?(私はこの台詞の恋…の後の間が好き)という西田汐里さんの言葉を受けて、してる! と元気よく叫んでいた。いや、お前はしなくていいんだよ。ペン・ライトをハートの形を作るように動かすというこれ以上ないキモさと邪魔さのムーヴをしていたのを見てハッとした。インターネットで三大迷惑マサイに認定されていた某紳士と同じ動き。たぶん違う人だったとは思う。でもたしかにあいつめっちゃ飛んでいたし、あの動きをするやつを他に見たことがない。もしかしてご本人?

ダンス部。宮本佳林さん、森戸知沙希さん、佐々木莉佳子さん、里吉うたのさん、平井美葉さん。あと二人はパッと思い出せなかったが牧野真莉愛さんと加賀楓さん。この二人のことは(竹内さんと違って)ちゃんと観ていた。単に私の記憶容量の問題だ。これだけのスタイルと容姿を兼ね備えた少女たちによる、研ぎ澄まされたダンス・パフォーマンス。普通に立っているだけでも眼福なのに、魅惑的なダンスを見せてくれる。脳にいい。ダンス部にいるメンバーさんたちはHello! Project内でもダンスに関しては精鋭だけど、このbeautiful公演だと特に里吉うたのさんのダンスに引き込まれる。

Hello! Projectの新人たちに話を聞くセグメントでは、悩みがテーマだった。北川莉央さんの話しか覚えていない。話し声が大きくなる。独り言も。話している途中で急に大きくなるんです、と同意する同期の二人(岡村ほまれさんと山﨑愛生さん)。それを聞いて山木梨沙さんが、そういえば…楽屋が一緒だったときに縮毛矯正やったのに効かないと大きな声で言っていて、独り言なのか話しかけられているのか分からず戸惑ったという旨の話をした。そして縮毛矯正がうまくかからないのは本当とのこと。(昼も夜も山木梨沙さんは北川さんをフィーチャーし、山﨑愛生さんの話は掘り下げなかった。もっと均等に振ってほしかった。)

通路へのメンバーさんの降臨がこの公演でもあったが、22列からは通路が一切見えなかった。ステージのスクリーンに映っているのを見て降臨タイムであるのを把握していた。“Go Waist”では通常のエクササイズに加え、回替わり(おそらく)のエクササイズがあった。両手をグーにして顔の下に持って行き、お嬢様がイヤイヤするみたいな動きをする。画面に映るメンバーさんの表情がとても可愛らしかった。

昼のharmony公演での気付きとして稲場愛香さんは布の少ない衣装が似合うというのがあったが、夜のbeautiful公演では笠原桃奈さんも布の少ない衣装が似合うという気付きがあった。二公演を通してのベスト衣装。短いタンクトップのような黒い布の上にラメの羽織もの。おへそこそ隠しているけど、お腹をよく見せてくださっている。腰回りの線に沿った、布の少ないショート・パンツ。疑う余地なく、2019年夏Hello! Projectコンサートにおけるハイライトの一つだ。

このコンサート唯一のケチの付けどころがセットリストに『夏将軍』が入っている点だ。ゴミ・ポップ・チューン。イントロの音が水戸黄門のテーマ曲を連想させる。その先の展開があれだけワックだと黄門様の顔に泥を塗っているようなものだ。私は無の心境で微動だにせず笠原桃奈さんを双眼鏡で追いかけた。バック・ダンサーに小野瑞歩さんもいたが、衣装の魅力には抗えなかった。

牧野真莉愛さん、スゴイ身体。人間こんなにスタイルがよくなれるのかと感嘆する。それを強調する衣装。これでまりあんLOVEりんですとか言ってる子供っぽさとのギャップ。加賀さんも張り合っている。彼女たちをはじめとするHello! Projectメンバーさんたちを見て思ったんだけど、タピオカを異常なまでに常習しながらあの体型をどうやって保っているんだ? 飲んだらぜんぶ吐いてるの? まあ普通に考えたらちょっとだけ飲んで捨てているのかもしれない。アップフロントの男性職員たちは彼女たちが捨てたタピオカ・ドリンクをゴミ箱から救出してストローを吸っているに違いない。

シャッフルのセグメントにおける目玉の一つ、『愛すクリームとMyプリン』。人選の裏側に私はとても興味がある。誰がどうやって決めたのか。他の候補者は誰だったのか。選ばれたのは、笠原桃奈さん、稲場愛香さん、譜久村聖さん、西田汐里さんだったが、コンセプトに合わせるなら小野瑞歩さんか山岸理子さんも入れるべきだったのではないか。コンセプトが何とは言わないが…。

客席から外に出る途中、佐藤優樹さんの20歳のバースデー記念Tシャツをチェックシャツの上に重ねた紳士がツンとくる臭いを放っていた。会場を出て駅に向かう途中、いつもの高架下ではなく横断歩道を渡る前の場所でアンオフィシャル・フォトグラフ・ディーラーさんが店を出していた。買おうとすると、ふくよかな淑女が割り込んでくる(ご本人は割り込んだつもりはなかっただろうが)。49番(小野瑞歩さん)。五千円札を渡す。売人が商品と千円札を四枚、返してくる。

通路席で観られれば最高だったが、欲張り出すとキリがない。そういう席を高値で個人から買う気もない。私の2019夏ハロコンは、これでよかった。少し間を置いたことで、Hello! Projectの魅力を再発見できた。来週末はマリノスの試合を三ツ沢に観に行く。再来週は田村芽実さんのコンサートを観るために大阪と名古屋に行く。楽しい予定が待ち受けている。