2022年6月28日火曜日

宮本佳林「なんてったって I Love You/ハウリング」発売記念 ミニライブ&お見送り会 (2022-06-22)

最後に思い残すことは何かないんですか? と聞いてきたのは、私が担当していた業務の9割以上を引き継いだ同僚。何もないですと私が即答すると、彼だけでなく向かいで聞いていた別の同僚も笑っていた。一年前から辞めようとしていた会社に今さら未練があるわけがない。嫌いな部長にも一応挨拶しておくかと思い席の前に行ったら耳にイヤフォンをつけ会議中だった。後にしてくれ的なジェスチャーをしてきたので、私はそのまま挨拶せずに帰った。私がここの社員でなくなった瞬間から、ストリートで遭遇したら私は彼を殴る側。彼は殴られる側の貧相なジジイに過ぎない。人事に社員証を返し、ビッグ・ボーイに直行。私は退職を宣言してからの3週間、ほぼ毎日ここで夕食を摂った。残業続きで昼休みもほぼなかった怒涛の引継ぎ期間を乗り越えられたのはビッグ・ボーイのおかげだ。割と冗談抜きで私はそう思っている。朝はドトールでレーコーのみ、昼はサンドイッチと豆乳が定番だった。夜に米国資本のレストランで栄養の帳尻を合わせられたから体調を崩さずに済んだ。一日の終わりに食べる喜びを存分に味わうことで気分もよくなった。期間限定でサラダ・バーつきのプレートをやっていて。グリル・チキン・プレートというJPY858の破格メニューには本当に助けられた。多少の安堵はあるが無邪気な解放感はなく、長年つとめた会社を離れる寂しさもなく、特に感慨などもなく、希望に満ち溢れているわけでもなく、ただただ睡眠を削った3週間の疲れと、これから引っ越し準備や諸々の手続きをやらないといけないという思いだけが残る。帰り道にライムスターの『プリズナーNo. 1, 2, 3』を聴く。囚人の歌なのだが、会社員に通ずる部分がかなりあって、沁みる。それが6月10日(金)。

6月15日(水)に引っ越し。だいたい目途がついてきたな、なんとかなるだろうと思ってからが長く、14日(火)から15日(水)にかけて徹夜した(たしか5年前、前回の引っ越しでも徹夜したような……)。私は普段、毎日7-8時間寝ていたのだが、最後の3週間は5-6時間に減らさざるを得なかった。それに徹夜が重なり体力の限界だった。18日(土)には新幹線で大阪に向かい、ガンバ大阪対横浜F・マリノスを現地で観た。翌日に名古屋にバス移動。ホーミーたちとサテンで歓談したり伍味酉で飲んだり一人でサテンをハシゴしたり。21日(火)の夜行バス(JPY3,000)で東京に帰還。24:15名古屋駅発、5:18東京駅鍛冶場駐車場着。池袋駅北口のコメダでレーコーとトーストのモーニングB。コメダのコーヒーは池袋だとJPY580だが名古屋ではJPY500だった。かるまるというサウナ施設に入る。施設は新しく、風呂の種類も豊富。ただ、一人での来店しか許さない、入店したらいの一番に手の消毒、マスクを着用しますなどと書かれた誓約書への署名を求めてくる、感染対策マナーを守っているか常に見回りをしているぞ的な貼り紙など、神経質なコヴィッド対策ごっこがかなりキモい。誰かに言われて嫌々したがっているんじゃなく、自分たちは正しいと心から信じてやっている感じなので根が深い。おそらくこの集団パニックが本格的に収束してきてもこの店は自主的に感染対策(笑)を続けるのだろう。店も店だし、利用する方もする方だ。まあ、いいんじゃない? マスクとアルコールを崇めるコロナこわいこわい教を信じる同士で需要と供給が成り立つんなら。自由なんだし。勝手にやっていれば。個々の店員の感じが悪いわけではない。経営に関わる人たちがだいぶ病んでしまっているのだろう。無駄な制約をかけられ常に監視されている感覚。リラックスするために来るはずのサウナ施設。本末転倒。60分で1,480円。それならすぐ近くの池袋プラザが3時間でJPY1,600(回数券を買えば3回でJPY4,200)だから私はそっちを利用する。

北池袋の新居に帰宅し、荷物を軽くしてからすぐに出発。サンシャインまで歩く。今日は10時からパー券販売開始。9時ちょうどくらいに現地着。列は出来ておらず、人も15人いないくらい。9時21分、20人弱くらい。9時40分、エスタシオンが正式に販売列を作る。私の立っていた場所はたまたま先頭に近く、10人目くらいで並ぶことが出来た。いちいち細かく割り込んでくるおまいつの某汚いおっさん。こういうときの振る舞いに人間性が出る。一度の会計で2セット(通常盤AとBが1枚ずつで1セット。JPY2,600。1セットごとに1枚、優先エリア入場券を獲得できる)が上限。10時17分くらいに2周目の購入を完了。計4セット。結果は、1回目が1部83番、2部31番。2回目が1部69番、2部13番。お代わりをする予定はなかったのだが、列が空いていてすぐに買えたのと、F君が券を欲しがっているようだったので。豊島区役所で転入手続き。新大久保で昼食。川覇王。水煮肉片定食。王老吉。池袋に戻り、サンシャインの屋外広場でチル・アウトZERO GRAVITYを飲む。果糖ぶどう糖液糖を含まないZERO GRAVITYを売っている自販機はここしか見たことがない。チル・アウトを飲むのと飲まないのとでは生活の質が違う気がする(個人の感想です)。L-テアニンなのかな? 14時からサンシャイン内のシアトルズ・ベスト・コーヒーで時間調整。夜間のバス移動でまともに休めていないので、座っていると寝てしまう。パーティを寝過ごす前に席を立つ。優先エリアのすぐ後ろの無銭エリアにF君。2部の優先エリア券(31番)と1部、2部のお見送り券を渡す。ついでに名古屋のハロ・ショで当てた八木栞さんのキーホルダーと大須店限定写真を贈呈。JPY3,000を受け取る。1部は15時10分集合、15時45分開始。開始直前に公開リハーサルで登場する宮本佳林氏。息を呑む可愛さ。
  1. 『少女K』
  2. 『なんてったってI Love You』
  3. 『ハウリング』
  4. ゆったりした何か
  5. クラップをたくさんする何か
宮本氏ご発言要旨
  • こうやってみんなが立って観ているのが久しぶり。自粛期間になってから初めてこうなった。ここに立ってくださいというシールの上に立っているとはいえ、元に戻ってきているな、と。みんながこうやって(宮本氏を視界に入れるために身体をくねらせる動作)している感じが懐かしい。
  • (コンパクト・ディスクに封入されているランダムものの)トレ・カはほぼほぼ私しか出ない。研修生が写っている写真もあるけどそれにも私が写っている。どれを引いても私が写っているから、私を推している人にとってはお財布的にも精神的にも優しいアイドル・アーティストとなっております。だから推していただきたい。
  • 今日は後ろに宮本佳林と大きく書いてあるので、通りすがりの人が名前を検索してくれているのが見える。いつもだといったん足を止めてくれてもそのまま立ち去ることが多い。ありがたい。
  • エゴ・サが好き。常にTwitterでエゴ・サしている。#なんlove をつけてつぶやいてほしい。こういう格好をしていたなどを書けば、私が認知する日も遠くはない。
つばきファクトリーなど集団のリリース・パーティとは違い、お見送り会で対面できる時間が個別(お話し会)くらいあるとさっきF君から聞いていた。たしかに最初の方の人たちを見ていると、普通にちょっとした会話が出来るくらい長い。私がつばきファクトリーの個別お話し会に参加した経験で言うとその2枚分くらいあるんじゃないかと思った。だってさ。あれってブースに入ってメンバーさんに対面した次の瞬間にはまもなくでーすとエスタシオンが言ってくるし、1枚ではほぼ無に等しいんだよ。それがJ1のインテンシティだとすると、J3くらいに時間を与えてくれる感じがする。と思って私の番になったらまず第一声を聞き取ってもらえず、詰んだ。ソロのイベントに初めて来ましたと申し上げたが、宮本氏に聞き返され、言い直すも動揺し噛む。初めて来たことを何とかお伝えることには成功。マスクと社会的距離(笑)だけじゃなくアクリル板まで置いてあって、思っていたよりもお互い聞き取りづらい。氏は初めて来たのー? ありがとー! と返してくださった上に、なんだっけそれ。シンプソンズ? と両手で四角を作って私のTシャツのプリントを示しながら問いかけてくださった。私は頷きながら捌けた。宮本氏はJuice=Juice退団時に次の方向としてDIYがどうのとおっしゃっていたが(私の知る限りでは)その方向に進まず、こうやって曲をドロップし、人前で歌って踊る正統派な活動を続けてくださって本当によかったな、としみじみ思った。一人でステージに立ってそれで成り立つ、それだけの華がある。スキルはもちろんだが、トレーニングでは何ともならない天賦の才があってこそ。

2部は17時半集合、18時開始。セット・リストは1曲目がどうして僕らにはやる気がないのか的な曲だった。それ以外は1部と一緒。13番のパー券。右端付近ではあるものの最前に立つことが出来た。間近で宮本氏をじっくりと観ることを許される至福の時間だった。特に今回着用なさっている『なんてったってI Love You』の緑衣装では氏の強みであるふとももを存分に見せてくださるので、非常にありがたかった。
  • 宮本氏が通りがかりの一般人にご自身を宣伝なさる際、インスタのフォロワーは10万人いるんで、とセルフ・ボースト的におっしゃっていたのが可笑しかった。
  • 自粛期間が始まってから噴水広場でリリ・イベをやるのは私が初めてらしいですね、ハロ・プロはもう卒業しちゃいましたけど、同じ会社で(笑)。言いかた統一してほしいですよね。ハロ・プロOGと言ってしまうとそれこそ安倍なつみさんとか、もう歌唱活動をされていない先輩方も含まれてしまうじゃないですか。私はその意味でハロ・プロOGという括りに自分がいるとは思っていなくて。まだまだ現役でやっているつもりなので。だからハロ・プロと同じ会社という言い方をしています。……的なことを宮本氏がおっしゃっていたのが印象に残った。
  • 今日はハロ・プロ界隈のリリース・パーティでは知らない人のいない有名スタッフ、アルビ氏が朝からいたが、彼が前説をするわけではなく、声を聞くことははなかった。公演中はムスッとした様子で腕を組み観客方面を睨みつけていた。公演の前後には出身サークルに顔を出した大学の先輩のような雰囲気を漂わせつつ、若めの女スタッフと駄弁っていた。フットボールの服は着ておらず、ベージュのチノ・パンとカーキの半袖ポロ・シャツ。
  • お見送りでは、『ハウリング』めっちゃ好きです。え、ほんとー? で、川崎も行く! おっけー待ってるね! 的なやり取りをさせていただいた。
前からちょっと気になっていた老四川麺館 金満軒に入店。重慶汁なし担担麺(麺大盛とコメが無料サービス)と、揚げた鶏モモ肉。歩いて家に帰り、コイン・ランドリーでたまった洗濯物を洗う。近所を歩いて思うのだが、洗濯物を外に干している人が異様に少ない気がする。治安的な理由? それとも外国人が多いから外に干す習慣がない? いずれにしても外の物干しは狭く、風呂場には乾燥できる設備がないので、部屋干し用の道具を買う必要がある。