2022年5月28日土曜日

PARADE 日本武道館スッペシャル (2022-05-16)

グランド・スケープ池袋のタリーズ・コーヒーで私がこれをタイプしているのは5月28日(土)。つばきファクトリーさんを日本武道館で観たのが12日前とは思えない。つい最近観たコンサートという感じがしない。もうだいぶ過去のことのような気がする。その間に色んなことが起きすぎた。あまりに目まぐるしく、振り返る余裕がない。5月18日(水)に某社の最終面接を受け、翌日18時頃に採用オファーを貰う。その日中に受諾。5月20日(金)に現職の上長に退職を告げ、退職届を提出。5月21日(土)には不動産の仲介会社(お部屋探しCAFEヘヤギメ!池袋店)に飛び込みで入店。二つの物件を内見し、その片方への入居を申し込む。以降、現職を離れるための引き継ぎや、退職、入社、転居に伴う諸々の手続きや準備に追われている。転職については約10ヶ月前から動いていた。数え間違いがなければ計18社の面接を受けた。思っていたよりも時間はかかった。そのぶん本当に勉強になった。かけがえのない経験になった。途中でイヤになりかけたが根気強く続けた。私は強くなった。自分で自分を褒めてあげたい。引っ越しも前からしたいと考えていた。再び池袋に住みたい(2013〜2014年頃に1年半ほど住んでいたことがある)と思っていたが、次の会社の勤務地が判明してからにしたほうがいいので保留していた。そのタイミングが来たので実行している。前からずっと考えていたから迷いがない。すぐに決められる。その場の思いつきで行動しているわけではない。

この2週間弱、気が張って、睡眠時間も減っている。久しぶりに味わう強い疲労感。この記事は先週末にも書こうとしたのだがしんどくて無理だった。5月22日(日)、新宿のほぐし職人に駆け込んだ。担当してくれた紳士に頭、首、肩が疲れていると言うと、たまたまその紳士(山下さん)がそれらの部位を得意とされていた。私は月一で整体に通っている。そこの先生も十分に腕はあると思うが、ちょっと山下さんはモノが違う。指名ランキング上位らしいのも納得。明らかに調子がよくなった。身体が軽くなったし、疲労は軽減した。それが少なくとも5月27日(金)までは持続した。この一週間は彼のおかげで乗り越えられたようなもの。引っ越してからの月一整体は山下さんにお願いしようかな(いま通っているところは引っ越すと遠くなるので)。

5月16日(月)に話を戻す。というかまだその話をしていなかった。7時25分から在宅労働を始め、11時半頃に切り上げる。今の担当業務は曜日毎、さらには一日の中でも時間によってやらないといけないことがかっちり決まっていて、非常に休みづらい。落としどころとしての午後半休。繰り出す新大久保。川覇王。麻婆豆腐定食。生ビール。生ビールだけすぐに出してくる。放置するわけにもいかないので飲む。麻婆豆腐定食が出てくる前にほぼ飲み終えた。なにせ15分くらい時間差があった。これがよくなかった。空きっ腹にアルコールを注入し。次回からは先に料理を注文し、料理が出てきたら酒を頼むように業務フローを変更する必要がある。店員の機転に期待は出来ない。麻婆豆腐は期待を裏切らないおいしさだった。痛み寄りのからさ。汗と涙。甘いものが欲しくなる。ともかく魔の15分に飲んだ生ビールによるダメージは大きかった。サテン(シュベール)に入ったがだるすぎて本が読めなかった。ネカフェにでも入ってしばらく横になりたくなった。ただ前回の武道館と違うのはアルコールを入れたのが昼だから夜までには回復する可能性が高いこと。不幸中の幸い。高田馬場駅構内のNEWDAYS。カンゾコーワ。九段下。セブン・イレブン。水道代とガス代を支払う。JPY12,905。プロパン・ガス屋とかいうマザー・ファッカー集団。日本武道館の前でF君、Lさんと合流。Lさんから自作フロランタンをいただく。彼曰く、歯にくっつく。入れ歯や差し歯の人は要注意。Dさんは歯、大丈夫ですかね? と後でこのお菓子を渡す予定の年輩者を気遣っていた。大丈夫だよ、とF君が言った。D君と言えば、今日の私は無関係なエメラルド・グリーンのTシャツでコンサートを観覧するというワックなスタイルだ。以前、無関係なピンクのTシャツ(譜久村聖さん支持者)でコンサートに臨むD君に対し、それは違うと思うんですよねと苦言を呈したことがある。17時33分に席に着く。アリーナB5。アリーナの一番うしろのブロック。のさらに一番うしろの席。後ろに人がいない席は好きだ。横浜F・マリノスのシーズン・チケットも私はそういう席を貰っている。ゴールが決まって立ち上がっても他人の視界を遮ることを気にしなくていい。

  • つばきファクトリーさんの公演で久しぶりに心から楽しいと思えた。翌日も余韻が残った。5回入った平場のツアーよりも格段によかった。アリーナ席の中では最もステージから遠いとはいえ、サブ・ステージ(いわゆるへそ)にメンバーさんたちが来たときにはそれなりに近かったし、双眼鏡を使うと高精細の絵を得られた。前半にメドレーと新曲を入れたことで平場で感じた退屈さは払拭されていた。(それでも一つ目の衣装への低評価は変わらず。せめて武道館仕様で布を減らしてほしかった。)
  • 入場直前にペン・ライト(新メンバーが加入する前の、公式のやつ)の電池を入れ替えたのだが、なぜか却って光が弱くなった。エメラルド・グリーンは色自体が光らなかった。序盤はそれが気になって公演に集中できなかった。ペン・ライトを諦めて使うのをやめた。エメラルド・グリーン単体でも、二色でも三色でも何色でもいいんだけど、とにかくエメラルド・グリーンが安定して強く光るペン・ライトがほしい。
  • メドレーのアレンジが面白かった。編曲的な意味でもそうだし、台詞を挟んでいるのも。メドレーの途中くらいからアルコールによるだるさが完全に抜け、とても楽しめるようになった。コンサートを通し、私に限らず徐々にヘッズたちがのめり込み、熱気が増し、グルーヴが生まれていった。
  • 『だからなんなんだ!』を聴いていて今さら思ったのだが、冒頭の「はっきり聞かせてよ だからなんなんだ!」の箇所は、はっきり聞かせてよがメンバーさんから我々への煽りで、ヘッズ全員でだからなんなんだ! と叫ぶところだよね。本来は。叫びたかった。この曲では曲が始まる前の無音状態でのSaoriのムーヴが新しくなっていた。初演のような新鮮さがあった。
  • 『だからなんなんだ!』のときだったかな。浅倉樹々さんを見てふと思ったこと。『行くぜ!つばきファクトリー!』の学力テストや、DVD MAGAZINE 19を観てからこのコンサートを観ると、アイドルさんたちはセカンド・キャリアに不満や不安を抱くよりもこうやってファンに支持され大人に守られステージで自分を表現する稀有なファースト・キャリアを築けた奇跡を祝福し味わい尽くした方がいい。アイドル業から足を洗ってから稼ぐのが難しいのはそうなのだろうが、もしアイドル業に就けなかった場合のファースト・キャリアがどうだったか(どういう職に就けて、どれだけの収入を得て、それがいつまで続いたのか等)も考えた方がいい。
  • 6月29日(水)にドロップされる新曲のうち『弱さじゃないよ、恋は』と『アドレナリン・ダメ』の2曲が初披露された。この公演で一度だけ聴いた印象では、『弱さじゃないよ、恋は』はどこかAKBっぽい感じがした。私はAKBをちゃんと聴いたことがないのだが、メロディの運び方などが何となく。評価は保留するがピンと来なかった。『アドレナリン・ダメ』は結構いいんじゃないか? 一回ずつ観ただけだとこっちの方が好き。題名的にヘッズがいちばん気になっていたのは『アイドル天職音頭』のはずだが、こちらの披露はお預けとなった。アンコール明けでハワイのおばさんのような出で立ちでステージに現れたメンバーさんたちのボディ・パーカッション。リズムとノリが祭りっぽかったので、題名が何とか音頭だったし、これが噂のアレにつながるわけか! と期待させ、満を持して始まるのが『表面張力〜Surface Tension〜』というのはズッコケどころだった。それはそれでよかったけど。
  • 最後のハワイのおばさん風衣装はツアーにはなくこの武道館公演で追加された。平場だと『帰ろう レッツゴー!』は最後にメンバーさんたちが捌けていくためのBGMとして使われていたが、この武道館公演では実際にパフォームしてくれた。ひとつの嬉しい驚きだった。ハワイおばさん衣装はメンバーさんによって形が違うのだが、小野さんは両ワキを完全に見せる形。サブ・ステージに来て『帰ろう レッツゴー!』で両腕を上げて左右に振る動きをなさっているときは、しっかりと双眼鏡で目に焼き付けさせて貰った。