2024年2月22日木曜日

篠原ののか生誕祭~ののか20歳だってよ~ (2024-02-05)

鶏もも肉600g程度を適当な大きさに切る。塩とコショウを揉みこんでしばらく放置。フライパンに油を少し敷く。点火。鶏もも肉を並べる。焼き目をつける。皮の方を重点的に。頃合いを見て肉を適当な皿に引き揚げる。フライパンに刻んだニンニク(2片)とほどほどに細かく刻んだタマネギ(中くらいを2個)とスライスしたマッシュルーム(2パック)を入れ、いい色になるまでかき混ぜながら弱火で炒める。さっきの鶏肉とトマト缶を二つ開けてそこに加える。コンソメのキューブを二つ。ローレルの葉っぱを一枚。エルブ・ド・プロバンスとパスタ&ピザのスパイス・ミックス(共にマスコット社)を適量。トマトを崩して全体を混ぜながら、いい感じの質感になるまで火を入れる。塩とコショウで味を調整する。ローレルを出して捨てる。コレでソースが完成。4食分。お好みのスパゲッティ(私の場合は栄養面を考え全粒粉)を茹でてフライパンに移す。そこにソースをかけて、火を入れながら混ぜ合わせる。ソースが麺全体に絡んだら皿に移す。お好みでハバネロ・ソース(マリーシャープス社)をかける。残ったソースは容器に入れ、熱が冷めてから冷蔵庫に保管する。(鶏もも肉を挽き肉に変えればミート・ソースになる。ミート・ソースをもっとおいしく作ろうと思えば他にニンジン、セロリ、赤ワインを使うなどやりようはあるが、かける費用・時間と味のトレード・オフになる。上記の作り方で十分おいしい。ミート・ソースの場合、チリ・パウダーを加えるとか仕上げにどろソースを少量だけ入れるのもいい。)引っ越しの一年半後に導入したガス・コンロで初めて私が作ったのがスパゲッティである。久しぶりすぎて細かい作り方を忘れていた。前回はタマネギが多すぎたので、反省を生かして改良した。うまく出来た。

ついこの間(9日前)ゆいチャンの生誕祭に行ったばかり。今日はののかチャンの生誕祭。正直、まだお腹いっぱいなんですケド。仕事的に月の中でも山場。そんな週の始まりの月曜日。気が重い。思うように進まない業務。膠着状態を明日に繰り越す。在宅業務を早めに切り上げラップトップを閉じる。スパゲッティを食い、洗い物を済ませ、濡れてもいい格好に着替え、家を出る。17時過ぎ。外は大雪。外出意欲を削がれるくらいの。これから積もっていくだろう。普通に考えるとおとなしく家にいるのが正解。しかしこの歳になってアイドルさんの現場に行く人間に普通という尺度は通用しない。行かないという選択肢はない。最寄り駅。当然のようにダイヤグラムは乱れている。渋谷駅着が予定よりも遅れる。Veats Shibuya。18時半開場、19時開演。会場に着いたのが18時40分。(途中のIKEAでソフト・クリームを食べようとしたら休業していた。あのJPY50のソフト・クリームは優れもの。しかもプラント・ベースっていう。)係員の紳士曰く、200番まで呼び出している。私はA170。もう入れる。かじかむ手。livepocketのチケット画面を見せるためにポケットから取り出すiPhone SE (generation 2)を地面に落とす。ストリートの修理業者に直してもらいながらこの電話を使い続けてもう少しで3年半になる。そろそろ機種を新しくしたい。だが、iPhoneに十何万円も出す気はない。

入場時に聞こえてきた係員同士の会話によると、前売り券分の呼び出しは200番で終わっていたようだ。最近の公演規模とチケットの売れ行きを見るに、この200人程度というのがどうやらKissBeeが安定的に集客できる人数のようである。今日のVeats Shibuyaは収容人数がGoogle検索によると700名。でも今日の客数でもスカスカという感じではなかった。仮に700人が本当に入ったら身動きが取れないと思う。適度に空間があって快適にコンサートを楽しむことが出来た。後ろの方でもまあまあよく見えたし、ステージが遠いとは感じなかった。いい具合の規模。小さすぎず、大きすぎず。皆さん、上着やカバンを足下やフロアの端っこに置いている。それが許される大らかさと治安の良さがある。篠原ののかチャンは大きな会場でコンサートをやって、遠すぎて全然見えなかったよと親に言われるのが夢だと涙ながらに語っていた。だが実際のところ、それを本当に成し遂げたいのであれば、もっと大きな事務所で活動をしないと非常に難しいのではないだろうか。小さすぎて見えないの基準をどこに置くかという問題はあるが、私が観客としてそれを感じたのは℃-uteさんの横浜アリーナ公演である。メンバーさんが豆粒のようだった。横浜アリーナの収容人数はGoogle検索によると17,000人。ふだん数百人を集めて興行をやっている会社が、どうやって急に1万人、2万人規模の公演を運営できるというのか。すべてにおいて勝手が違いすぎるだろう。私は業界関係者でも何でもないから内情は知らないけれども、競技が異なるんだと思う。大きけりゃいいっていうモンでもない。規模によってそれぞれの価値がある。(飲食店でたとえてみると私の言いたいことは分かると思う。)

コンサートを短く感じたが実際に短く、60分くらいだった(ゆいチャンのときは約90分だった)。本来起きるはずだったアンコールは、大雪の関係で時間を押すことが出来ないという係員氏の通達でやんわりと制止されてしまった。そこはちょっと残念だった。終演後の特典会。毎度ほんとうに辟易するのが、マジで何の説明もなく始まる。いま何をやっているのか(写メ? チェキ? セッション? それらの複数? あるいは別の何か?)、分からない。ゆいチャンの列で後ろにいた紳士(ゆいチャンのTO的な方)に、すみません、今って写メですか? と聞いてみたところ、たぶんいま時間ないんで、写メとかセッションとか一緒にやっちゃってると思いますと優しく教えてくれた。私は日系企業と外資系企業の両方で勤務経験があるが、特典会まわりの雰囲気や運用はHello! Projectが日系だとするとKissBeeは外資に近い。分からないなりに自分でやってみるなり周りに聞くなりして切り開いていかないと生存していけない。その代わり聞いたら教えてくれる。そしてガチガチに縛られるのではなくある程度の自由がある。時間が来たら終わりだと係員氏に言われるくらいで、会話の内容にいちいち聞き耳を立てられることはない。特典券2枚を使い、ゆいチャンと写メと30秒セッション。写メはNHK撃退シールでNHK党コール・センターの番号を指さしている立花孝志さんのポーズで撮影してもらった。セッションでは、

ゆいチャン:ねえそれ(私のiPhone裏に入れてあるステッカー)何なの?
私:NHK撃退シールって言って、
ゆいチャン:うん
私:NHKの集金人が来たらこの番号に電話したら追い払ってくれるの
ゆいチャン:へえ、そうなんだ。見たことないよ
私:たまに駅前で配ってるよ
ゆいチャン:どんな過激な思想の持ち主やねん

ゆいチャン:ののかみたいに(親から)愛されてみたいよね
私:ね
ゆいチャン:私の親は(生誕祭に)一回も来たことがないんだ
私:え、そうなんだ
ゆいチャン:病院の関係者でね。人がたくさんいるところに行けないとかで
係員氏:時間です

という感じだった。(前半の会話で記憶の容量を使い果たしたため、特に後半は正確な文字起こしではない。だいたいの内容はこんな感じだった。)間近で見るとゆいチャンはステージで見るよりもフィクション的な美しさがあってお人形さんのようだった。白人みたいだなと何となく思っていたが、そういえば今日の氏はカラ・コンを入れていたんだった(出典:氏のInstagramのストーリー)。目が青かった。それに言及できなかったのは悔いが残る。もちろん本日の主役、ののかチャンとも一枚撮りたかったが、氏には長蛇の列が出来ており、数十分はかかりそうだった。勢いを増していく雪。これは早く帰った方がいい。それに明日からの労働に備え、ゆっくり風呂に入って早めに寝たい。遺憾ながらののかチャンの列に並ぶのは回避し、足早に渋谷駅に向かう。ありがたいことに、いつも行っている近所の銭湯が通常通りに営業してくれていた。