2016年12月30日金曜日

キャメリア ファイッ! Vol. 4 (2016-12-25)

「よく来られるんですか?」
「つばきの単独は初めてなんですよ」
「え? そうなんですか? (私のTシャツを見て)初めての割に準備いいじゃないですか」
「いえいえ…」
「メインはどこなんですか?」
「Juice=Juiceです」
「ジュースですか! でもジュースに(小野瑞歩に似た系統のメンバーが)誰かいたかな? (推しは)誰ですか?」
「宮崎さんとか…」
「また、あざといのが好きですねえ!」

TFT HALL 300。3回公演のうち2回目(開演15時45分)だけを申し込んだ。まさかの1列目。開演してまずステージから登場したつばきファクトリーは、ほどなくして歌いながらステージを降り、客席の合間を練り歩いた。私の真正面にあった階段から小野瑞歩が降りてきた。「小野(瑞)」と印字された私のTシャツに気付き彼女はパッと顔が明るくなった。このイベント中に私のすぐ目の前(手を伸ばせば触れる距離)を彼女は4-5回、通ったのだが、その度に私に手を振ってくれて目線と笑顔をいただいた。終演直後、「レスもらい過ぎですやん!」と隣の紳士から言われた。「いやいや…」と私はニヤニヤしながら濁したが、それでもなお「レスもらい過ぎですやん!」とかぶせてきた。これまでの人生で観させてもらってきたあらゆるコンサートやイベントで、ここまで直接的に、出演者が自分一人に向かって目を合わせたり微笑みかけたり手を振ったりしてくれたことはなかった。元々そういうのを目当てに現場に来ている訳でもなかった。「○○にお集まりの皆さん」の一人としてしか、現場に臨んだことがなかった。それが私の知る、演者と観客の関係であった。しかし小野瑞歩は、会場で自分のファンを探し出して、そこに対して個人単位でアプローチをかけているように見えた。トークのセクションで他のメンバーがしゃべっている間に小野瑞歩がこちらをちらちら見る目線からは、会場にいる自分のファンを把握し、覚えようとしているような印象を受けた。これは駆け出しのグループだからこそ出来るやり方だと思う。会場の規模と現場に来るファンの数がまだ、個人レベルで認識して餌(レス)を与えるのが可能な範囲に収まっているのだ。会場が大きくなっていけばもっとざっくりした単位でファンを認識せざるを得ない。とにかくエメラルドグリーン色(業者に発注したときに指定した色はミント)の「小野(瑞)」Tシャツが、ゴキブリホイホイのように小野瑞歩の反応を引き寄せていた。ゴキブリは私の方だけどな。

小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。小野瑞歩。

おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。おのみずほ。

オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。オノ・ミズホ。

私は至って正気だ。ただ小野瑞歩を眺めたかっただけだ。おのみずほを眺めたかっただけだ。オノ・ミズホを眺めたかっただけだ。これらの文字列をあてにウヰスキーを舐めたい。

事前にファンから募集した質問やリクエストに応えるセグメント。

・クリスマスの悲しい思い出
秋山眞緒:朝、起きてもクリスマスツリーの下にプレゼントがなかった。ツリーの枝に挟まっていた。最初はプレゼントがないと思って悲しかったけど、あることが分かって嬉しかった。
新沼希空:家から歩いてクリスマスケーキを買いに行った。歩いて帰る途中でケーキを落とした。潰れたケーキを家で食べた。

・意外だったクリスマス・プレゼント
新沼希空:お金。起きてもプレゼントがない。床に封筒があって、お金が入っていた。ママが「サンタさんからだよ」と言っていた。

・ハロステ!のアイキャッチ「すごーく幸せ」をやってほしい
浅倉樹々が何かの小芝居を入れてから台詞を言うが、メンバーと観客の反応が微妙。浅倉が小芝居について、子供の家に来てプレゼントを置いてから、子供が喜ぶのを想像してから言ったという設定だったことを説明する。そういうことだったのか、とみんなの疑問が氷解。他人の幸せを願うのは素敵だというようなことを言って小野瑞歩は拍手していた。「将来はあげる側に回ると思うから」と言ってから口を押さえる浅倉。「あげる側なんてないから」と司会のニレンジャー川田。このイベントを通して、サンタ・クロースを信じている秋山眞緒に他メンバーたちがうっかり正体をばらしてしまって秋山が怒ったような反応を取るという流れが何度か繰り返され、面白かった。

・無人島に連れて行きたいメンバーは?
岸本ゆめのが一番人気。4票くらい? 笑かしてくれそう的な理由。

モノマネをして制限時間内に所定の正解を出したらご褒美に楽屋にクリスマス・ケーキを届けるという企画。
・秋山が「ビートたけし」をうまく出来ず大幅に時間を食う。パスを使おうというメンバーの提案に「パスはダメだよ」と冷徹な小片リサ。結局はパス。
・小野瑞歩は「プロレスラー」をやって、ハグやキックの動き。たしか秋山が正解。
・「山岸理子」をうまく表現できず心底くやしそうな谷本安美。「山岸理子」というお題はその後も2回くらい出てきた。
・時間内にノルマの正答数を達成できず。パスを1回しか使っていないから使っていない2回を正解数に加算しろとごねるつばきファクトリー。それが拒絶されるとじゃあ今から2回分やらせてくれと小野が始めようとするが、既に次のお題が見えているので「もう答えが見えている」とニレンジャー川田が断る。観客とつばきファクトリーが一緒になってエーイングをするも「大人は厳しいんだよ」と突っぱねるニレンジャー川田。「大人、イヤだ」「大人になんてなりたくない」とすねるつばきファクトリー。

前回のキャメリアファイッ!からの宿題だというハンドベルの実演。
・1回目、途中で支離滅裂な演奏になりメンバーの判断で打ち切り。何人かがベルを押いて、指揮者がオーケストラを止めるときのような手振り。今のは練習ですよね的なニレンジャー川田のコメントに「何もなかった」と1回目の演奏の存在を抹消する小片リサ。2回目も微妙な出来。手で懸命にリズムを取る谷本安美。泣きの3回目。「これが最後」と川田に言われ、成功させようとなりふり構わずハミングをしながら演奏を合わせるつばきファクトリー。「子犬のような声が聞こえましたが…」という川田。「BGMです」と小片。演奏後のメンバーたちの表情からも明らかに完璧な出来とは言いがたかったが、最後にみんなで一斉にベルを鳴らしたのが揃ったので終わりよければすべてよしだと、強引に成功したことにする小片リサ。

その他
・サンタの衣装を着るのは今日のイベントが初めてだと言ってはしゃぐ小野瑞歩。
・衣装の帽子の先端が髪に引っかかり、直す小野瑞歩。
・モフモフしたレッグウォーマーがずれるのをしきりに気にして直す岸本ゆめの。

「クリスマスって大事な人と過ごす日だと思うんですけど、そんな日に皆さんと過ごすことが出来て、とっても嬉しいです!」と最後に小野瑞歩。