2017年3月25日土曜日

Marching! (2017-03-20)

先週(3月11日)のコンサートが楽しかったので、帰りに原宿の娯楽道に寄ってチケットを買い足していました。今回の研修生発表会は、ファンクラブ先行受付で私は東京の4公演すべてに申し込んで、3月11日の昼公演と今日(3月20日)の昼公演が当選して、夜公演は両日とも落選していました。はじめは2回も観させてもらえばいいかなと思っていました。でも娯楽道のサイトを見たら投げ売りと言えるレベルで20日のチケットが大量に安価で出回っていて、ひどいのだと後方の席で700円というのがありました。前方の席で6,000円というのがあったので、まあ買わない手はないなと。

研修生発表会を私が初めて観に行かせてもらったのは2012年12月9日。生タマゴShow!という演目名でしたね、その頃は。ある友人を℃-uteのコンサートに連れて行ったら、そいつがバックダンサーを勤めていた当時ハロプロ研修生の小川麗奈さんに夢中になってしまいまして。数日後に、次の研修生発表会を観たいとせがんできたんですよ。こっちからは何も案内もしていないのに自分で調べて連絡してきました。正直、研修生は年齢が低すぎて、禁断の領域という感じがして私はあまり乗り気じゃなかったんですが、彼の熱意に押されて付き合うことにしました。彼は何ヶ月か前にYahoo!婚活コンシェル経由で結婚したんですが、結婚を機に小川さんの写真は捨てたらしいです。彼の誕生日に私がプレゼントであげたのも含めて、全部。奥さんに見つかるとまずいとかで。最低ですよね…。捨てるんだったら私にくれればいいじゃないですか。今ではもう買えないんですよ。人道に対する罪じゃないですか。早く離婚してほしいですよね。それでもう一回Yahoo!婚活コンシェル経由で結婚したらいいんですよ。それでまた離婚して、またYahoo!婚活コンシェルで次の相手を見つけて…。そのループを一生、繰り返してほしいです。リクナビで最初の仕事を見つけてリクナビNEXTで転職し続けるみたいな感じで。それはともかく、私はそれからの4年で数回しか研修生発表会に入っていません。今回と前回(2016年12月)は続けて入っていますが、それはつばきファクトリーが目当てなんですよ。デビューしたばかりでまだ単独コンサートを始めていない彼女たちの主戦場はハロコンと研修生発表会ですからね。先週の研修生発表会で目にしたつばきファクトリーが本当によく仕上がっていて眼福だったので、一度は近くで観ようと思って前の方(6列)の席を娯楽道で買ったんです。

無事にチケットを手にして、よしこれで来週はつばきファクトリーを間近で観られるぞとワクワクしながら原宿駅に向かう途中で気が付きました。3月20日につばきファクトリーは出ないんだって。公式サイトの情報をちゃんと見ていませんでした。その日に彼女たちは名古屋で接触イベントをやっているんでしたね。ちょっと不可解でした。なんでコンサートを欠席して接触イベントをやるのか。しかもコンサートは他の日は出るのに3月20日だけ出ないなんて分かりにくくて変則的なことをなぜやるのか。もしかしてファンクラブ先行受付の時点で公表されていたのかな? 私が見落としていたのかもしれません。事前に気が付けたのでまだよかったです。危うく小野(瑞)Tシャツを着てコンサートに臨み、恥をかいて、Twitterでディスられるところでした。いずれにせよ、つばきファクトリーが出演しないという事実は変わらないので、気持ちを切り替えるしかなかったですね。

つばきファクトリーは名古屋にいるにも関わらず、Zepp Tokyoには彼女たちの日替わり写真が売っていました。体調不良で急に欠場が決まった子の日替わり写真が置いてあるのは分かるんですけど、事前に出演しませんと通知されていたグループの日替わり写真が存在して売られているのはよく分からなかったですね。だって日替わり写真って日付と会場名が本人の筆跡で印字してありますからね。この日にこの会場で公演に出演しました、ということですよね、普通に見たら。同日に名古屋で握手会、チェキ会、サイン会をやっている子たちの「2017年3月20日 Zepp Tokyo」と書いてある写真が販売されているのは変ですよ。どうせ出演しないメンバーでも日替わり写真があれば頭の単純なファンは喜んで買うと思っているんでしょ? よく分かっていますね、その通りですよ。私は小野瑞歩さんの日替わり写真を買いました。あと、研修生では高瀬くるみさんと金津美月さんのも買いました。ほとんど並ばずに済みました。13時6分の時点では売り切れはなかった模様です。

トーク・セグメントの内容を少し。

昼公演

・研修生ホームルームのセグメントは一岡伶奈さん(進行)、高瀬くるみさん、川村文乃さん、山崎夢羽さん。来年度こそはこうしたいというようなお題。ある人?と一岡さんに聞かれてはいはいと手を挙げる川村さんと山崎さん、うーんという感じで手を挙げない高瀬さん。山崎さんはバレー部に所属しているが、サーブが2年で2-3回しか入らなかった。「下手くその域を越えてますね」という一岡さんの辛辣なコメントにざわつく会場。最も得意なスポーツがバレーだという一岡さん。サーブは下から打つ。ボールを見ずに相手コートの入れたい場所を見て打つのがコツ。そうすれば5-10回は入るようになるかも、と山崎さんに助言。高いところに行きたいという川村さん。ロッククライミングをしたい、富士山に登りたい。日本でいちばん高い場所からの景色を見てみたい。あと富士山に登ったというと格好いい。「高知に高いところはないんですか?」と一岡さん。高知城があるけど、東京のビルの方が高いと川村さん。高瀬さんは今でも両親のことをパパ、ママと呼んでいる。先日18歳になったので、呼び方を変えたい。川村さんはお父さん、お母さんと呼んでいる。一岡さんは父はお父さん、母は下の名前で呼び捨て。先週の新沼希空さんのように話の区切りごとに「まことさんどうですか?」と雑な振りをして笑いを取る一岡さん。一岡さんは(来年度こそはやりたいことは)どうなのとまことに聞かれ「それもあるんですけど」。「どれ?」とまことさん。「デビューしたいというのもあるんですけど」、と前置いてから、靴ひもを固く結んだのをたくさんほどきたいという謎の抱負を語った。

・こぶしファクトリーのトーク・セグメントでは広瀬彩海さんと野村みな美さんが登場。広瀬彩海さんは部屋の片づけをできるようになりたい。「小学生のような目標なんですけど…」、苦手。最近、つばきファクトリーの岸本ゆめのさんと遊ぶために親から課された条件で部屋を片づけた。それで今はきれいだが、それを一年間、維持したい。野村さんは本を読み始めても3ページで眠くなる。映画も面白いと思って観ているのに寝てしまう。広瀬さん曰く、一緒に映画を観に行っても野村さんは最初と最後の20分しか起きていない。それで「楽しかった」と言ってくる。

夜公演

・研修生ホームルーム。段原瑠々さん(進行)、井上ひかるさん、あと二人いたはずだけど覚えていない…。文化祭で写真屋さんをやった井上さん。お客さんの写真をプリンターから出力するのだが大量のデータを処理するため時間がかかり、まだ出来ないのかという苦情をたくさん受けた。人生初のクレーム対応でどうしたらいいか分からず、困った。大人って大変なんだなというのが分かった。皆さん、いつもお仕事お疲れさまです、という我々に対する媚び媚びのコメントで締め、我々から温かい拍手を浴びた。

・こぶしファクトリーのトーク・セグメントでは藤井梨央さんと浜浦彩乃さんが登場。4月から大学生になるという藤井さん。高校までと違ってクラスがない(?)のではじめに友達を作らないと四年間ぼっちになる。どうやったら友達を作れるかという心配事を明かす。腕の動作つきで「こぶしファクトリーです!」から始まる自己紹介をすればいい、と浜浦さん。ダメだよ、こぶしファクトリーのことは誰も知らないしというような返しで却下する藤井さん。

思ったこと

・「JKニンジャガールズ」、研修生発表会と立て続けに観させてもらって、自分の中で結論が出ました。こぶしファクトリーに関しては井上玲音さんを中心に観て、たまに野村みな美さんを観る。それが私のスタンスです。

・Juice=Juiceの“CHOICE & CHANCE”を5人(一岡伶奈さん、前田こころさん、金津美月さん、清野桃々姫さん、川村文乃さん)でカバーしていました。こうやってユニットの人数も揃えてくると自ずと比較してしまいます。当たり前のことですが、本家とは大きな実力差があるなと思いました。特に高木紗友希さんのパートを受け持った清野さんの「後悔はしーなーいー」の声量と声の伸びが本家の足下にも及びませんでした。今回の研修生発表会で“CHOICE & CHANCE”のカバーを観させてもらったことで、4月1日に福岡で「本物」を観るのが(この曲をやるかは分かりませんが)ますます楽しみになりました。ただ、このユニット自体は華があって、見応えがありました。

・金津美月さんは1年後、2年後に化けるような気がしました。露出の多い衣装がきっかけで目が行きましたが、ステージ上の立ち振る舞いには惹かれるものがありました。現状では歌はポンコツと言わざるを得ませんが、何かこう「持っている」というか、ステージ映えするというか。そういうヴァイブスがあります。次の新しいグループのメンバーなりどこかのグループの新メンバーなりにひょっこり選ばれてもおかしくはないなと思いました。

・実物を見たときの高瀬くるみさんのよさが写真からはまったく伝わらない。ステージではふわっと柔らかい表情と雰囲気を振りまいているのに、写真ではむしろ表情が固くてきつそうな感じがしてしまう。何で写真と実物でこんなに印象が違うんだろう、と頭を抱えたくなるほどです。彼女をいくつかの写真から判断しないでほしい。実際に彼女の歌とダンスを観て判断してほしい。

・高瀬くるみさんと川村文乃さんの二人が並んだときの説得力がずば抜けていました。背の高さも個性も不揃いなんですけど、そのぶんお互いの特徴が際だつというか。相性がいい組み合わせのように感じます。この二人をツートップにしたユニットが成り立ちそうです。

・Hello! Projectの歌とダンスをいちばん素朴な形で気軽に楽しめるのが研修生発表会なのかもしれない、と思いました。演出が最小限で、衣装もみんな似通っているぶん、素材のよしあしが直接的に出るけど、粗削りな部分も隠さずにそのまま出している。それをライブハウス(和製英語)ではないそれなりに観やすい環境で味わうことが出来る。チケットも通常のコンサートに比べれば安い。3ヶ月に一度という分かりやすい周期で開催されている。

・今日は運がいいことに昼が通路席、夜は通路席の一つ内側でした。野村みな美さん、和田桜子さん、野口胡桃さん、高瀬くるみさん、金津美月さん、川村文乃さん、小川麗奈さんといった面々が通路で歌って踊るのを間近で目にする幸運に恵まれました。ひときわ甘くていい匂いがしたのが小川さんです。ヴァニラというんですかね、そういう匂いだったような気がします。夜公演の後、小川さんのファンらしき近くの女性が「れなこ、めっちゃいい匂いがしたー」と興奮していました。あと間近で見ると皆さん本当に小さくて細いんですけど、特に川村さんの華奢さには驚きました。

・昼が14列、夜が7列で、共にいい席でした。それでも7列は格別でした。双眼鏡を使わずとも自ずとよく見える位置というのは、そこでしか味わえない感覚があります。それに慣れてしまうと価値が分からなくなるのですが。

・人は制服を着ることでその職業に従事している意識が強くなるという話を聞いたことがあるんですけど、今日のコンサートではそれを感じました。私が持っている現場用のTシャツは、名前入りが「宮崎」と「小野(瑞)」と「田村」、公式Tシャツが岡井さんと道重さん。今日はつばきファクトリーが出ないということで小野(瑞)Tシャツを着るわけにはいかず、もちろんそれ以外のTシャツを着るわけにもいかなかったので、無地のTシャツで臨んだんですね。研修生なんて推してないぞ、俺はロリコンじゃないぞっていう感じで。でも、応援のTシャツを着ていない状態だと、コンサートに入り込みきれない部分がどこかにあるんですよね。いや、ちゃんと観ることはできているんですけど、特定の誰かを応援するという芯の部分が抜けた状態になっちゃうんですよね。明確な推しがいなかったとしても、仮にでも推しを決めてその子を応援するスタンスを押し出した方が絶対に楽しいんですよ。誰かを推すためのTシャツという制服は、ちゃんと着た方がいいんです。今日の場合は仕方がなかったですけど。