2017年6月20日火曜日

つばきファクトリー 2ndシングル発売記念ミニライブ&握手会イベント (2017-06-11)

運転手に名前を伝えると「モバイルは?」と言ってきた。何だよモバイルって。メールを見せろってこと? 「モバイルって携帯のことですか?」と言ってiPhoneでメールを開いて見せようとするとそれには目もくれずに「次からはモバイルを見せてください」と今回は見逃してやるが的な口調で言ってきた。私が不正でも働いているかのような口ぶりだった。カチンと来たが、これから数時間にかけて私の生命を預ける相手の機嫌を損ねたくなかったので言い返すのはやめておいた。私は彼から目をそらし、何も答えずに指定された一番前の席に乗り込んだ。そもそもモバイルなんて言葉、普段の生活で使わない。携帯かスマート・フォンだろ。それに高速バスって、予約して名前を言えば乗れるのが普通だ。こっちが名乗ってるのに「モバイルは?」じゃないんだよ。こうやって対面して○○ですって名乗れば一言で済むのを何でわざわざ携帯を見せなきゃいけないんだよ。メール画面を提示しろって、ハロー!プロジェクトのFCイベントではあるまいし。一気に気分が悪くなったが、ムカムカしている暇はないのでマインドフルネス瞑想を行い、アイ・マスクを付けて何も考えないようにした。24時35分に川越駅発、5時29分に新潟駅着の予定。限られた時間と、高速バスとしてはマシな方(3列シート)だが恵まれているとは言えない睡眠環境で、可能なかぎりの休息を取らなければならない。

新潟駅に着くまでほとんどまともに眠ることは出来なかったが、アイ・マスクを着けていたのは一定の効果があったようだ。『脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術』(樺沢紫苑)によると、脳はキャパシティの90%を視覚情報の処理に使っている。効果的に休息を取るには視覚を休ませるのが肝要で、目をつむるだけでも効果はある。川越から新潟までの5時間弱、まさに目をつむっているだけに等しい時間も長かったがその割には疲れが取れたような気がした。運転手にありがとうございますと言ってバスを降り、新潟の地に足を付けた。半袖Tシャツでは肌寒かった。薄手のナイロン・ジャケット(Engineered Garments)をカバンに入れてきた。シャワーを浴びたかった。事前にインターネットで調べていたのだがこの時間に新潟駅前でシャワーを浴びられるのは「エアーズ・カフェ」というインターネット・カフェしかなさそうだった。駅から徒歩圏内に銭湯が2軒あるがいずれも午後からの営業。「エアーズ・カフェ」に入ってシャワーを浴びたい旨を伝えるとこれから2名が使うから順番待ち、制限時間が30分だからお前が入れるのは最大で60分後だと言われた。個室に入ってTwitterやYouTubeを開いたが、画面を観るのがきつかった。ちゃんと休めていないんだなと実感した。近くで本当にひどいイビキをかいている人がいた。動物園かと言いたくなるような。静けさが求められる場所で盛大なイビキをかく人にたまに遭遇する。本人に悪意はないだろうし気が付いてもいないだろうから気の毒だが、仕方ないで済まされる域を超えている。シャワーの順番は40分くらいで来たかな。シャワーを浴びて、髪を整えてヒゲを剃って、着替えて、会計を済ませた。

新潟駅のみどりの窓口で帰りの切符を買った。帰りは新幹線にする。20時20分発。今日はイベントの最後が17時半開始。それに参加して、駅の近くで軽く一杯やるのを考えてこの時間にした。今日の会場は、万代シティ・パーク。駅から15分くらい歩いたところにある。CD(コンパクト・ディスク)の予約販売は10時から。まだ3時間近くある。初めて訪れる会場だったので、場所を把握するために下見した。7時24分頃に着いたが、既に同業者とおぼしき紳士が二人ほどベンチに佇んでいた。彼らはこの日差しが強い中、たぶん10時までずっとここで待つんだろうな。部類のモーニング好きで知られる私は近隣でモーニングをいただける喫茶店を探した。UCCの喫茶店が開いていたがモーニングはやっていなさそうだった。サンマルク・カフェがあった。会場のすぐ近くだったし、あんまりこれ以上あるく気力がなかったのでそこにした。チョコ・クロワッサンをトレイに乗せ、アイス・コーヒーを注文した。店内は広々としていて、空いていて、いい感じである。“Hillbilly Elegy” (J. D. Vance) を読もうとしたが油断するとすぐに居眠りをしてしまい、数ページしか読み進められなかった。ふと我に帰った。ここは新潟だ。俺は何をやっているんだ? アイドルを観るために夜行バスでこんなところまで来るなんて、いい大人がこんなことをやっていていいのか?

その疑問に対しては間もなく「いいんです」(川平滋英)という答えが出た。9時すぎに会場に顔を出すと、この間(5月21日)に新三郷のイベントで観たつばきファクトリーの現場ではお馴染みの面々が当たり前のようにたむろしていた。彼らの大多数が関東から来ているはずである。たまに顔を出す程度の私とは違い、彼らはおそらくほとんどすべてのイベントに足を運んでいる。今日は浅倉樹々さんの欠場が事前に発表されていたのだが、恐るべきことに「浅倉」と印字されたTシャツを着ている紳士たちまで新潟まで来ている。仮に小野瑞歩さんが不参加だったとして、私だったらさすがに新潟までは来ないよ。パイセンのマイメンに比べると私なんて大したことがないのである。心配することはないのである。

販売開始予定時刻の10時になっても動きがなかった。10時14分になっていつもつばきファクトリーの現場を切り盛りしているアップ・フロントの紳士、通称「前説のお兄さん」が、まだ準備が出来ていません、10時20分を目安にお声をかけさせていただきますとその場にいたヘッズに呼びかけた。その通りになった。たまたま列の前方になったので、10時35分くらいには買い終えた。1,080円のCD(コンパクト・ディスク)を3枚と郵送料600円で、3,840円。私の何人か前の人の会計が2万9千円を超えていた。今日は、一回目が12時半から。二回目が15時から。三回目が17時半から。それぞれ開始の20分前に番号を呼び出すといういつものやつだ。整理番号は順番に122、265、26だった。二回目の番号の悪さが少し気になるが、そもそもCD(コンパクト・ディスク)の購入列に並んでいるのがこの番号分はいない(ざっくり150人とかそんなもんんか?)し、中には何十枚も買っている人がいるので、265番という番号の割には悪くない位置につけるだろうと踏んだ。それにしても、最高の天気だ。快晴。暑すぎず、過ごしやすい。公開リハーサルが11時40分頃から始まった。これは予想通りだった。新三郷ではイベントの一回目が11時半からで、公開リハーサルが10時40分頃から始まった。となるとイベントが12時半開始の今日は11時40分頃から公開リハーサルをやるに違いなかったのだ。幸いにもリハーサルは最前で鑑賞することが出来た。岸本ゆめのさんのパンツ(下着じゃない方)のジッパーが分かる近さ。『初恋サンライズ』、『就活センセーション』。私は『就活センセーション』をこのリハーサルで初めて聴いた。途中でオケがぶつ切れになった。メンバーもはじめは動じずそのまま歌って踊っていたがそれも限界になって曲が打ち切られた。おみずこと小野瑞歩さんは髪を下ろしていた。『キャメリア ファイッ!』のプレゼン企画のときと同じ髪型。いい。マイク・テストでは各メンバーが名前の後に「本当は私のすべてを見せたいの」と言うという素晴らしいことをやってくれた。12時に公開リハーサル終了。体調が万全ではないのか、何人か咳き込んでいた。たしか谷本安美さん、岸本ゆめのさん、小片リサさん。

昼飯。「立喰い 富寿し 新潟万代店」のまんぷく握り、980円。

1回目。背中にKYODO HOKURIKUと印字された上着を羽織った青年が、整理番号を10ずつで区切って、我々を並ばせていく。私は122番だったので13列目だったわけだが、前を見ると最初の5-6列目まではほぼ10人いるがそれ以降は人数がまばらになって3人前後になっていた。これには二つの理由がある。まず、多めに用意された参加券をランダムに渡しているから誰の手元にも渡っていない整理番号がある。第二に、何十枚も参加券を持っている人たちは手持ちの中で一番いい番号で並ぶので使用されていない番号がある。だから全部の番号が埋まっているわけではなく、実際には虫食い状態なんだ。荷物検査なし。ゴミ袋あり。四列目、右寄り。今日ははるばる新潟まで来たんだし「小野(瑞)」と印字されたTシャツを着用して参加する。前方のすぐ近くに同じくエメラルド・グリーンの「小野(瑞)」Tシャツを身にまとっている紳士が二人いた。開演は遅れて12時36分の時点でも前説すら始まらなかった。

前説のお兄さんが登場。今日の前説は気合いが入っていた。
・我々が新潟まで足を伸ばしたことへの謝辞。
・今日のステージは140cm。なかなかない。幕張メッセで作るステージの高さ。
・なぜ新潟でイベントをやるのか。前回のシングルを新潟のラジオ局がパワー・プレイしてくれた。パワー・プレイをしてくれたらイベントとメディア出演を行うのが通例なのだが出来なかった。だから今回はやりたかった。日程を確認したら6月11日が空いていた。本来は今日イベントをやって明日(6月12日)メディア出演の予定だったが、6月12日に℃-uteのファイナル公演が決まった。だから12日は午前中だけ新潟にいて午後に移動しようとしたが、後日オープニング・アクトの出演が決まってそれも出来なくなった。だから今回はイベントのみ。
・私(前説のお兄さん)は新潟には縁がある。食べ物のご紹介。バス停のカレーは有名だがその隣にあるおにぎり屋さんのすじこおにぎりがおいしい。新潟名物のイタリアンはそちら(客から見て右側)にお店がある。個人的なおすすめのラーメン店をまとめて印刷した。ある程度の枚数を用意した。会社に許可を取っていないのでSNSに投稿するのはやめてほしい。(ラーメンという単語が出るとステージの下手で待機していた先頭の小片リサさんが『ラーメン大好き小泉さん』の振りをやっていた。)
・建物が古いのでジャンプは禁止されている。だけどサンライズ・ジャンプは控えめにやってほしい。いきなり禁止ではつまらないので。

つばきファクトリー登場。髪型だけでなく衣装も『キャメリア ファイッ!vol.3』のときのだった。
・セットリストは『就活センセーション』、『気高く咲き誇れ』、『ジリリキテル』(Berryz工房)、『初恋サンライズ』、『キャンパスライフ~生まれてきてよかった~』(℃-ute)。
・今日は小野瑞歩さんが司会を務めるとのこと。私、喜ぶ。小野さん曰く、私(小野さん)は最近いつも笑ってるねと言われる。さいきん爆笑したことと共に自己紹介を、そして、おとといがロックの日だったので最後にロックな一言を添えて、とメンバーに振る。爆笑したことを言うまでは事前に知っていたようだがロックな一言は小野さんのアドリブ(というか無茶ぶり)だったようで、何だよそれという感じでメンバーたちは戸惑っていた。「今日は新幹線で来た。電車を乗り過ごして集合時間ギリギリになったけど何とか間に合った」(小片リサさん)。「寝ながらスマホをいじっていたらベッドから落ちてカーテンを引きちぎった」(新沼希空さん)。「ライ…(とまで言って手で口を塞ぐ)通話アプリで小野田紗栞ちゃんが変換ミスで『小野です』と送ってきた」(小野瑞歩さん)。
・13時14分頃に本編終了。握手の順番は小片リサさん→岸本ゆめのさん→秋山眞緒さん→小野瑞歩さん→山岸理子さん→新沼希空さん→小野田紗栞→谷本安美さん。思ったよりもゆっくりで、小野さん以外は「お疲れさまでした」的な感じで流すつもりだった(というか私の能力ではそれで精一杯)のにメンバーさんによっては思った以上に時間があって困った。メガネ凄いですね、どうなってるんだろと岸本さんが言ってくださって、次の秋山さんもあ、本当だと言ってくださった。小野さんに「司会よかった」と申し上げたら「本当? ありがとう」と返してくださった。新沼さんに最近やせた?と伺ったところ滅相もないという感じで首と手を横にお振りになった。13時27分に私の握手は終わった。
・聞こえてきた会話によると一番たくさん買った青年は40枚ずつ、計120枚のCD(コンパクト・ディスク)を予約購入したらしい。最後に一人だけループしていた。あまりに枚数を持ちすぎていたため最後の方は先頭からやり直すのではなく左右の振り子方式になった。メンバーがすげー笑っていた。いったい何を話しているんだ…。気が付いたら秋山さんがいなくなっていた。握手が終わってから小野さんが、秋山さんが体調不良で途中離脱した旨を我々に告げた。その際に秋山「マヨ」と言ってしまいメンバーや観客から突っ込みを受け、笑いが起きた。捌けるときに小片さんが何度も足を滑らせこけそうになっていた。
・13時53分に前説のお兄さんから、イベントの進行が押している。15分押し。二回目は14時45分に整理番号を呼び出して、15時15分から開始する。という通知。
・イベント中、あんまり野次馬が集まってこない。この施設、そこまで集客していなさそう。

2回目。開始前に前説のお兄さんがKYODO HOKURIKUの助けを借りながらハシゴに上って「つばきファクトリー」と書かれた青い巨大な旗をステージの後ろに設置していた。近くの紳士がお連れさんに「何で(一回目にはなくて)今なんだ。さっき届いたのか」というごもっともな疑問を発していた。ローカルの女子学生二人組が興味を示していた。彼女たちはイベントが開始した時点で優先エリアのすぐ外の右側で観ていた。そこからどこかに移動した。去ったのか、もっと見やすい位置に行ったのかは分からない。265番という番号にも関わらず、右端とはいえ二列目に立つことが出来た。

・前説のお兄さんの演説。万代エリアのご紹介。買い物をするのに便利。だいたい揃う。服にしてもアメカジもあるし、ラグジュアリーが欲しければBEAMS(※BEAMSで「ラグジュアリー」?という疑問は置いておこう)がある。THE NORTH FACEの店なんかもあって、そこには私(お兄さん)もよく行く。この近辺にNGT48のビデオクリップのロケ地がある。(あっちにあれがあって、という感じで場所を紹介するたびに観客はへえという感じでみんな頷いていた。)NGT48は今日は公演をやっていないが店があって物販はやっている。普段はハロプロを見ている人でもたまにはNGTのお店を見るだけ見てはいかがでしょう?
・セットリスト。一回目との違いは、二曲目が『独り占め』、三曲目が『カッチョエエ!』(Berryz工房)、最後が『大きな愛でもてなして』。Berryz工房と℃-uteの曲が始まると観客はそう来るかって感じで盛り上がる。℃-uteを観ていた私のように、元々Berryz工房や℃-uteを応援していた人が多いのだろう。当然のように即座に対応する。かつてはBerryz工房と℃-uteのメンバー名を呼んでいた箇所をつばきファクトリーのメンバー名に入れ替えてチャントを入れる。
・イベントの後半に、℃-uteが解散して嗣永桃子もハロー!プロジェクトを抜ける、そんな中でつばきファクトリーは先輩たちのスピリットを受け継いで頑張っていきたいというようなことを小野瑞歩さんが言う場面がある。小野さんは、嗣永桃子さんに言及する際に一回目では「嗣永さん」と言っていたのが、二回目では「ももちこと嗣永桃子さん」という言い方に変えていた。たしかに「嗣永さん」だと我々は分かるがたまたま足を止めて観ている人には伝わらない可能性もある。それに本人が気付いたか裏方に指摘されたかして、直したのだろう。こういう細かい変化に気付くことは同じイベントを何回も観覧することの醍醐味の一つである。
・15時45分に本編が終了。握手の順番は、岸本ゆめのさん→小野瑞歩さん→新沼希空さん→小野田紗栞さん→谷本安美さん→山岸理子さん→秋山眞緒さん→小片リサさん。小野瑞歩さんに「髪型似合う」と申し上げたところニコッと笑って「ありがとう」と返してくださった。一回目の握手を体調不良で抜けた秋山眞緒さんに「体調大丈夫?」と伺ったら「大丈夫です!」と大丈夫そうな声で答えてくださった。15時53分に私は握手列を抜けた。
・何かこう、イベントを通してとてもふわっとした雰囲気である。過ごしやすい天気と気温で、あまりごみごみしていない地方の商業施設で、客もそんなに多くなくて、平和な感じ。
・16時4分、三部の優先券は残りあと20-30枚だと前説のお兄さん。つばきファクトリーたちが帰りの時間に遅れないように枚数を少なめにしてあるのかな?
・16時17分に二回目がすべて終了。三回目は予定通り17時半から行うとのこと。

会場すぐ近くの「世界で2番目においしい 焼きたてメロンパンアイス 万代シティ店」。貼りだされている求人。職種:メロンパン・メロンパンアイスの簡単な調理補助と販売。時給:760円。検索したら新潟県の最低賃金は時給753円だった。ギリギリの線を突いてくる。かろうじて違法ではない金銭しか出さないくせにいちいち履歴書を要求しやがるのか。ラスクが200円→120円に値下げられていて、これだけを買うのもケチでシケたジジイだなと思い躊躇したものの、売っている人たちの時給が760円なんだからこれだけを買ってもおかしくないなと思い直して買った。メロンパンにアイスを挟んだものも気になったが、ジジイなのでこれを食べてしまうと夕飯が食べられなくなると思いやめておいた。

3回目。中央やや右寄りの二列目を獲得。周囲はおまいつの方々で占められている。最後なのでしっかり声を出していく所存である。前にいた紳士が、私の荷物を前に置きましょうかと申し出てくれた。お言葉に甘えて置かせてもらった。

・前説のお兄さんから、一連の2ndシングル発売記念ミニライブ&握手会イベントに関する裏話。イベントを静岡でやってほしいという声を前から受けていて、実現すべく調整していた。二つの会場(イオンと、あと一箇所。お兄さんは施設名を言っていたが私が忘れた)と話を進めていたが、けっきょく会場が押さえられなかった。だから残念ながら今回は静岡でのイベントはなし。常滑でやる日(6月24日)が本来は静岡でやろうとしていた日だった。
・3回目の握手券付きイベント参加券は完売したとの発表に、我々は拍手。
・曲の回替わりは、二曲目が『青春まんまんなか!』、三曲目が『一丁目ロック!』(Berryz工房)、最後はメジャー・デビューの日に℃-uteさんと一緒に歌った曲ですという前振りを入れて『都会の一人暮らし』(℃-ute)。
・お昼に寿司を食べたので、自分をお寿司のネタにたとえたら何かを言って自己紹介をしていきます、と小野瑞歩さん。そこまではメンバーは分かっていたようだが、セクシーに言うようにというアドリブの指示を付け加える小野さん。困惑するメンバーたち。喜ぶ我々。「ホタテ。貝柱に似ているとよく言われるので」(山岸理子さん)。「サーモン。私のメンバーカラーであるライト・オレンジにいちばん近いのと、あとサーモンは子供から大人までみんなに好かれているので、私もそんな人になりたいから」(小片リサさん)。「マグロ。目つきが怖いと言われるから」(新沼希空さん)。 「とびっこ。元気があるから」(谷本安美)。「オクラ納豆。粘り強いと思うので」(小野瑞歩さん)。「たまご。メンバーから子供だと言われるので」(秋山眞緒)。秋山さんはトリだったので何か特別なことをしてくれるんだよな的な空気になった。期待に応えて腰を回すような動きをしながら言っていて、メンバーも観客も受けていた。新沼さんの「マグロ」にはドキッとしましたね…。
・握手は1回目、2回目に比べて明らかに早かった。順序は小片リサさん→山岸理子さん→新沼希空さん→小野瑞歩さん→小野田紗栞さん→秋山眞緒さん→岸本ゆめのさん→谷本安美さん。小片リサさんにBis morgen(また明日)と申し上げてみたが通じなかった。小野瑞歩さんが「今日いちにちありがとう!」と言ってくださった。18時16分頃に自分の握手が終了。18時47分にメンバーからの挨拶があって本日のイベントがすべて終了。
・1回目、2回目、3回目と握手会はすべて同じ青年がループをしていた。彼は本当に凄い。つばきファクトリーのメンバーたちを何度も笑わせている。彼女たちが本当に楽しげである。何という高度な技能を有する青年なんだ。私が羨望のまなざしで眺めていると、背後から彼の知り合いとおぼしき人々の会話が聞こえてきた。彼らも私と同じようにつばきファクトリーをエンターテインする彼の技量に敬服していたが、片方がぼそっとつぶやいた。
「あいつ何でリアルで駄目なんだろうな」
「リアル?」
「いや、彼女いないじゃん」

帰りに新潟駅近くの「赤たぬき 弁天店」に入った。たまたま隣にHello! Projectを愛好する地元民がいて、話し込んでしまった。その紳士もさっきまでつばきファクトリーのイベントを観ていたらしい。麒麟山という日本酒2合を冷で飲んでのっぺ(新潟っぽいものはないですかと聞いたらお店の人がこれを薦めてくれた)とハムカツとおでん盛り合わせを食って梅酒をロックで飲んだ。これだけ飲んで食って2,480円。60分980円という飲み放題を頼んだ。120分だとたしか1,680円。選べる酒は限定されるがコス・パ抜群。つまみも500円を切るものが大半。20時10分頃に店を出た。
「すみませんね、急に話しかけちゃって」
「いえいえ、楽しかったです。それじゃ、また現場で」
「はい、また現場で」
連絡先やTwitterのアカウント等は教え合わなかった。非常にクールな別れだった。いい感じに酒が回ってきた。新幹線でぐったりして、埼玉のストリートに戻ってきた。 夜行バスでまともに眠れなかったにも関わらず、しんどくならずにちゃんと丸一日かけてイベントに参加した私はよくやったと思う。