2021年11月28日日曜日

チーム「花」選抜FCイベント2021~為永幸音×工藤由愛×小野瑞歩×一岡伶奈~ (2021-11-21)

起きがけに水を飲むと喉の奥にやや痛みを感じる。風邪ではない。原因ははっきりしている。昨日の昼食。恵比寿のボンベイさんで、某紳士に勧められるがままに注文したカシミールというカレー。鶏肉を豚肉に変更。カシ・ブタ。食べている間、ずっと痛かった。口の中も、喉も。お店を出てからもしばらくは痛みの余韻があった。付け合わせのタマネギの漬け物で中和を試みるが焼け石に水。パッと見、量は多くないのだが皿を空にするのが大変だった。先客たちを見て随分と食うのが遅いなと思っていたが、理解出来た。私が好き好んで食べる域を超えていた。私にとっては味ではなく痛みだった。食事というよりは、身体に傷をつけることで何かの意味を見出すような、ある種の身体経験のような気がした。刺青を入れるのと根っこは同じなのではないだろうか。特にからいものが得意でもない一般的なジャップは一口目を飲み込むのも難しいと思う。いい人生経験にはなったが、二度と食うか、あんなモン。(幸いにも喉が少し傷んだ以外には何もなかった。お腹も大丈夫だった。)

桜木町駅。田村ゆかりさんの何かがあるらしく、I Love Yukariなぞと印字されたバッジをバックパックにつけた老紳士、同女史のグッズとおぼしきピンクのTシャツをまとった壮年男性などで賑わっている。俺はそういう人たちとは違う一般男性なんだぞっていう雰囲気を出しつつ、雑踏をくぐり抜け、ランドマーク・タワーへ。1階のコメダは行列が出来ている。ANTICO CAFFEで時間調整。レーコーのMがやたらとデカい。ノートブックを広げ、ペンを手に、次の金曜日に予定されている某社面接に向けた対策をぼんやりと考える。

アップフロントさんが私に与えたのは、1回目が13列の2番、2回目が14列の2番。たしか17列だったかな。一番後ろが。一方で2回とも最前に近い席をもらった人もいるようだ。最近の割り当てはこういう傾向があるらしい。同じ日の複数公演で、ほぼ同じ席が固まって来る。バランスが取られるわけでもなく。おざなりなお座席の配分。12月8日(水)に江戸川区で開催されるつばきファクトリーFCイベントではもっとマシな席にしてくれるのを期待している。

1回目 15時半〜

私は詳細を見ずに応募したので、開演してから小野瑞歩さん以外の出演者が誰なのかをちゃんと把握した。為永幸音さん、工藤由愛さん、一岡伶奈さん。司会進行が小野さん。私も明日のある会議で進行を務めなくてはいけないことを思い出し、彼女に親近感がわくと同時に少しつらくなった。メンバー紹介で初っ端からたまなが……と言い間違えてうわーっという感じになる小野さんの反応が可愛かった。たまながって金玉が長そうな名前だな、と私は思った。

他のHello! Projectメンバーさんと一日だけ入れ替われるなら? 一岡さんと小野さんの回答が、植村あかりさんで一致。
一岡さん:街をうろついて、男に振り返られるのを体験したい。私が男なら振り返る
小野さん:メイクしててもしてなくても変わらない(美人)だし、服もその辺に落ちてるのを着ても絶対キレイだと思う
小野さん:(美人という点では)谷本安美ちゃんもそう。安美ちゃんは頭の中が楽しそう。見た目もそう(キレイ)だけど、安美ちゃんになれたら楽しいんだろうなと思う。

工藤さん:最近投げキッスをよくする。Juice=Juiceだと稲場(愛香)さんとかが返してくれる。この間、ハロ・コンで最後に捌けるときのポーズをしてから癖で投げキッスをしてしまった。恥ずかしくなり、すぐに手を振りながら横に移動して誤魔化した
小野さん:投げキッスは別にしてもいい。私は日常的にする

為永さん:最近ハマっているホラー漫画は『カラダ探し』。少女漫画は『初婚』。

花チームは楽屋で井上玲音さんが音楽をかけて、セーイ? とか言ってノリノリになる。
小野さん:そのとき私はメイクをしてたけど、何か楽しそうだなって。一人一人を見たらそうではない子もいるかもしれないけど、花チーム全体としてはほわっとした雰囲気。

花チームのメンバーさんそれぞれにどの花が似合うかを選んでいくセグメント。後から花言葉が明かされる。
花の説明で、この花はおしべが長くて……と工藤さん。え、お尻が長い? と聞き返す小野さん。おしべと指摘され、恥ずかしがる。
新沼希空さんに割り当てられた花の花言葉が、ワガママな美人。たしかに、という感じで盛り上がるメンバーさんたち。後で(新沼さんに)言おう、一岡伶奈ちゃんがワガママな美人って言ってたよって、と小野さん。

最後に残った島倉りかさんの花選び。
工藤さん:可愛らしいの(花)がいいですよね
一岡さん:いや、意外と強いよ
小野さん:野生児っぽい
一岡さん:木ィ登るし

小野さん:花チームの長崎公演で、楽屋にハエが入ってきた。井上さん?がコップに入れてくれた。私が紙をかぶせてコップに蓋をして、外に逃がした。その紙はカステラの味が書いてある紙だったので、どのカステラがどの味かが分からなくなった。

『ハナモヨウ』の好き・嫌い・好き ハナモヨウの部分の替え歌風に、最初の二文字、三文字、二文字を元にハナモヨウに当たる五文字を当てるゲーム。正解を出した一岡さんが、正解者が取る小さな花瓶入りの造花を隣の小野さんに見せびらかす。煽らないでください、と小野さん。

抽選10名にメンバーさんたちのオートグラフ入りポスト・カード。10名中5名が10列で占められる。他の当選者も11列、13列とかで、随分と偏っていた。Hello! Projectのイベントの抽選ではよくあることだ。

延々トークとゲームが続き、花チームの『続・花鳥風月』ツアー残り二公演の告知。これで終わるような気配があったが、ちゃんと見に・コンサートをやってくれたので救われた。さすがにあのお喋りだけに二公演で一万円超を出して満足するほど私は酔狂ではない。衣装も全員が黒い半袖Tシャツにロング・スカートですべてを防御していたから、そういう意味での見所も乏しかった。(そう考えるとこのイベントは席が後ろで別によかった。)

為永さん:『愛の種』(モーニング娘。)
工藤さん:『銀色のテレパシー』
一岡さん:『やる気! IT'S EASY』(後藤真希)
小野さん:『インスピレーション!』(モーニング娘。)

それぞれのソロ歌唱。工藤さんがリリックを飛ばし、私ラーララーラーラーラララー……と音を埋め、最後の談話で謝罪していた。

小野さん:他のチームが選抜イベントをやっているのを見て、もし花チームでやるなら出たいなと思っていた。

2回目 17時45分〜

開演前にHello! Project各グループのビデオ・クリップがスクリーンに流れている。そういえばJuice=-Juiceさんの『がんばれないよ』のビデオ・クリップを観るのはコレが初めてかもしれない。

工藤さん:子供の頃、お姫様ごっこやおままごとが好きだった。小6くらいまで、草をすり潰して、これで治るよとか言って食べていた。その辺の草はしょっぱかった
他の三人が一斉に引く中、一番大きな悲鳴を上げた小野さん:いやあぁぁぁ!!!

小野さん:小学生の頃、梅を拾ってお道具箱に入れていたら、梅干しみたいにジュクジュクになって、お道具箱がダメになった……(黙る他のメンバーさんたちを見て)引いてるじゃないですか〜!
為永さん:私もお道具箱にダンゴムシを入れていた
お互いワンパク児だと意気投合するお二人。

花チームのメンバーさんと花を結びつけるセグメントで、花の説明役を務めた工藤さんが、台本の漢字を読めず、どれどれという感じで他の三人が見に来るが、結局だれも読めないということが二度ほどあって、可笑しかった。最後のコメントで、漢字の練習をしたいと思います、と工藤さんは言っていた。客席にいる中高年男性たちはステージにいる人たちよりは漢字を読めるかもしれないが、彼女たちは我々に出来ないことをやって、我々にお金を支払わせている。

私はこれまで一岡さんに注目したことが殆どなかったのだが、今日の2公演を通じて好印象を抱いた。トークでいい味を出していた。発言のテンポとか突っ込みとか。ちょっとぶっきらぼうな感じが。
小野さん:ペット・ボトルをちゃんと締められない。この間、カバンの中が水でびちゃびちゃになった。化粧道具も。力が足りないとかじゃないんですけど、いつも完全に締められない。どうしたらいいですか?
一岡さん:締めればいいんじゃないの??

小野さん:生きるのがめんどくさい……いや、楽に生きたい。靴も履きやすいのがいいので、サイズを上げる。ぴったりなサイズは24.0cmか24.5cmだけど、この間、通販で25.0cmの靴を買った。大きすぎて、歩くと脱げてくる
一岡さん:ちゃんと、合ったサイズを買いましょう

小野さん:よく転ぶので、普段はスニーカーしか履かない

小野さん:花チームで出雲大社に参拝した。(休養中だった)キソチャン(新沼希空さん)用にもお守りを買ったけど、まだ渡せていない。家のどこかにある。探さないと……

今月ハマっているファッション
小野さん:ヒートテック。極暖。着ていたら電車で暑くて頭痛がした。まだ早かった
一岡さん:冬はジーンズしか履きたくなくなる。それでもお洒落をしたい。最近、チャイナ服風のボタンがついた黒い上着をよく着る

ハナモヨウの五文字当てクイズで、一岡さん、小野さん共に正解一問で迎えた最終問題。小野さんが見事正解し(答えは「あいしてる」だった)、これみよがしに一岡さんの前で喜びを表す。1公演目で煽られたので、と小野さん。

為永さん:『紫陽花アイ愛物語』(美勇伝)
工藤さん:『Help Me!!』(モーニング娘。)
一岡さん:『恋ING』(モーニング娘。)
小野さん:『すっちゃかめっちゃか〜』(Berryz工房)

最後の『すっちゃかめっちゃか〜』で会場が一つになった感があった。手拍子にさほど前向きではない私も、本来は声を出すところで思わず手をたたいてしまう楽しさだった。小野さんが本当に楽しそうで、弾けていた。これが小野瑞歩さんだな、という感じがした。本日の曲はすべて自選とのこと。

終盤で歌詞を飛ばす小野さん。そのショックも醒めやらぬまま、ステージに戻ってきた他の三人に、一言ずつイベントの感想を、と振る。私“も”歌詞を間違えたんですけど……と始めて笑いを誘う一岡さん。曰く、曲終わりで捌けようとしたら足が動かなかった。それを見て皆さんが拍手をしてくださった。優しい方々だなと思った。

1回目だけだとそこまで楽しくはなかったけど、2回目を終えた時点では結構楽しめたという感触が残った。フットボールの前半と後半のようなもので、片方だけで判断するのは間違っているのだろう。もちろん、1回だけで十分に楽しめるに越したことはないのだが。コンサートにしてもそうだけど、どうしても1回目がウォーミング・アップ、2回目が本番という面があるのは否めない。ヘッズ側、出演者側の双方にとって。

ランドマークでメシを食う場合の唯一かどうかは分からないが数少ない正解の一つであることに間違いはない、横濱大食堂。チキン・ステーキJPY1,000と、サラダ・バーJPY580。豪華なサラダ・バー。店長らしき紳士がずっと厳しい感じでお店の人たちに指示を出していて、会計時にもややツンツンしていたが、おいしかったですと私が言うと表情が緩み、まだ来てくださいと言ってくれた。