2021年11月7日日曜日

続・花鳥風月 (2021-10-09)

午前7時の開店直後に入ったダフネ珈琲館の期待外れなレーコーとトースト。同じ地下街のすぐ近くにあったコメダの方がリアルなのは想像に難くなかった。それは分かっていたけど、コメダは東京にもある。せっかく名古屋に来たんだから地元感のある店に入りたい。この土地にはホーミーが何人もいる。あわよくばそのうちの誰かと会えればという期待を込めて朝から名古屋にいるが、結局は夜まで一人になりそうだ。私を東京駅鍛冶橋駐車場からささしまライブまで送り届けた最高級バス、ウィラー社のリボーン。運賃JPY10,400。新幹線と殆ど変わらない。乗り心地は新幹線にかなわない。席が広くて水平に近いくらいまで倒せるが、道路がガタガタなのでしょっちゅう揺れる。それに最前以外の席は微妙に足のおさまりが悪い。熟睡は難しい。微妙に眠い。けだるい。それなら家でちゃんと寝てから新幹線で来ればよかった。

badbadnotgoodの新譜“Talk Memory”を聴く。正当派ジャズに今風の味付け。絶妙な匙加減。“City of Mirrors”が私のツボを刺激する。2時間経っても混んでくる様子のない店を出る。時間が余る。よもだカフェ。すぐ近くのよもだそばという立ち食い蕎麦屋と経営が同じのようだ。前からちょっと気になっていた。レーコーを受け取ってから気付いたが世界のビールが複数種、置いてあった。一杯やってもよかったかもしれない。昼は尾毛多セコ代。味噌とんちゃん定食。本当は夜の会をココでやりたかったが例のアレで21時に閉まるらしい。森川さん(仮名)が別の店を予約してくれている。私が今日入るコンサートは18時開演の一回のみ。宿のチェック・イン開始が15時。風呂に入ってから出かけたい。それまで近くのサテン。オカダ珈琲。レーコー。ブログを書く。Twitterで相互フォローの紳士からDMが来る。昼と夜の両公演に入るという同氏と、夜公演の前にお会いする約束をする。客は私を含め二人しかいないのにワン・ドリンク2時間までと言われて退店(もしくは追加注文)を促される。厳密には1時間40分くらい。外のベンチで瞑想をして時間を潰す。歩き回ると消耗する蒸し暑さ。

15時直後に宿。名古屋ビーズ・ホテル。いつもウェルビー栄だから、たまには違うところに。泉谷閑示さんの本(『「うつ」の効用』、『「普通がいい」という病』)にこういうことが書いてあった:精神を病んでいる人は毎日ひたすら同じモンを食い続ける等、行動の即興性が失われている傾向がある。こうするべきだという頭の指令に支配され、心=身体の声を聞けなくなっている。思い当たる節はあるんで、小さいことからいつもと違うことをしてみようと。大浴場。全身を洗う。プロダクトのボタニカル・ホールド・ジェルで髪を整える。香水(イル・プロフーモのショコラ)をつける。超フレッシュな気分。16時半頃に宿を出る。

ハゲ
濃グリーンT
デニム
黒のトレッキングシューズ

金山駅の改札を出たところで待ち合わせた初対面の紳士(E氏)がDMで送ってくれたご当人の識別情報には、筆頭にハゲと書いてあった。私はそれを冗談かと思った。日頃からTwitterで頭髪がないと自虐なさっているが、実際には多少薄くなっているくらいなのを誇張しているのだろうと思っていた。だが実際にご対面すると、それはもう完全に禿げていらした。いや、まだ大丈夫ですよなぞと言う余地は残されていなかった。駅前のカフェ・ド・クリエ。

E氏:あんまりアイドルっぽい顔ではないですけど、入江さんよかったですよ
私:歌が?
E氏:ボディーが。早く写真集出してほしいですね。アップフロントと親御さんとの調整になるでしょうけど

E氏曰く彼が居住なさっている某地方都市では未だに県外移動に目くじらを立てる雰囲気がある。県内の移動は問題がないけど県外はよくないという謎の基準。人の集まりにしても親族ならいいと思っている。親族一同で焼き肉屋に集まってクラスターを発生させている。村社会。初対面ながらご自身のことをかなり開示してくださって、信用できる紳士だと思った。日本特殊陶業市民会館ビレッジ・ホールに入場。またお食事でも、と言ってE氏と別れる。

開演からしばらく完全に無表情だった新沼希空さんを見て、鬱なのかと私は心配になったが(私は当事者として他人が示す鬱の兆候に敏感になっている)、いったん捌けてシャッフル・ユニットで再登場した際には幾分か表情が出ていたので、きっと███を我慢していただけなんだろうなと安心した。つばきファクトリーにスキルフルな若手四名が加入したことで、新沼さんをはじめとする先発メンバーさんは危機に直面している。「私がもし、つばきファクトリーになれたら、まずは実力、表現力ともに先輩方に追いついて、いつかはHello! Project全体をスキルで引っ張っていけるような、そんな存在になりたいです」、八木栞さんが集団への加入発表直前にそう述べた。「私たちと一緒に、スキルを磨いていきましょう」、山岸理子さんはそう言ってオーディション合格を告げた。

こと歌唱スキルについてはその時点で既に山岸さんが八木さんに負けていたことが後から発覚している。昨日の夜にYouTubeにドロップされたつばきファクトリーの新曲『ガラクタDIAMOND』。あのしょうもない規制で21時以降に入れる店がなく、私は東京駅鍛冶橋駐車場バス乗り場近くのストリートで立ちながら聴いた。「もう土砂降り」のフレーズだけで持って行く八木栞さん。曲の終盤で繊細なニュアンスのつけ方で聴かせる豫風瑠乃さん。二十歳前後の先発メンバーさんが会得していない表現の大人っぽさを、彼女たちはもう手に入れている。都並敏史さんが稲本潤一さんのヒップ・タックルで吹っ飛ばされて引退を決意したように、新メンバーさんたちの表現力を目の当たりにして自身の引き際を悟る先発メンバーさんがいたとしても不思議ではない。(とはいえスキルにも色々ある。アイドルさんのスキルは歌やダンスだけではない。)

上國料萌衣さんが一人で歌い出す。露出面の見所がゼロ。私は夜行バスで途切れ途切れの睡眠しか出来なかったため、少し眠くなっていた。しばし目を瞑って聴いていたら半裸の島倉りかさんが合流していたのに気付き、慌てて目を開け、双眼鏡を構えた。その島倉さん以外にはBEYOOOOONDSさんから一岡伶奈さんと小林萌花さんが出演していた。一岡さんと小林さんはワキをかなり自由に舐めさせてくれたが、島倉さんの衣装は肩周りに布が付加され、舌の侵入を許さない構造になっていた。

『恋のUFOキャッチャー』で野中美希さんが見せるお尻ふりふり。スカートは生地たっぷりでフリフリ。それじゃこっちは不利。出来ない受理。あれはピッタリしたパンツとか脚を出してミニ・スカートでやらないと。そういう曲だから。

名古屋駅。地鶏坊主。時短要請に従わないありがたいお店。地下1階。20時10分から予約。少し早めに入る。注文用のパッドが使えない。予約の時間になるまでロックされているのかと思ったが、20時10分になっても反応しない。店員さんを呼ぶ。どうやらお店の側でその機体を使えるようにする処理が抜けていた模様。

私:これは███(Kさんの勤め先)だったら詰められるんじゃないですか?
Kさん:███だったら激詰めですよ。そうなった“深い理由”を聞かれます

私、森川さん、Kさん、Iさん、Sさん、少し遅れて合流した中島さん(仮名)。

K氏語録
  • 24時間365日、仕事のことを考えてます。抜けないんですよね。頭から
  • 会社支給の携帯のGPSで居場所は常に管理されています
  • 死んだ方が楽です
  • この何年か4時間以上寝た記憶がない
  • 寝ないと死にます。仮眠は取らないと。本睡眠は取らなくても何とかなります。仮眠は必要です
中島さんが企業の採用面接で相手を角瓶で殴った経緯
  • 職歴がないことを面接官に非難される
  • 私は祖父から譲り受けた███万円を█████円に増やした。お前は労働でそれ以上の利益を出したことはあるのかと反論
  • 角瓶で相手の禿げ頭を殴る。知り合いの弁護士についてもらうから裁判するならしてみろと啖呵を切る。呆気に取られた相手は警察沙汰にせず