2025年6月20日金曜日

SW presents 「House of Jealous Lovers」 Vol. 2 (2025-06-08)

映画でもミュージカルでも事前に情報を入れず、ほとんど何も知らないぶっつけ本番の状態で観に行くことでお馴染みの私だが、ちょっとくらい予習をしておこうと思いFinger Runsの公式ホーム・ページを覗いてみた。何せ今回はLiVSとFinger Runsのツー・マン(和製英語)で、持ち時間は50分ずつ。50分も観るのだから多少は知っておこう。すると最新のお知らせに特典会で偽造チェキ券の使用が確認された旨が記されていた。「東京で一番 治安悪い現場」(DJ MASTERKEY feat. K DUB SHINE, “ILL STREET BLUES”)なのかとやや不安になった(実際にはそんなことはなく平和で、フロアのノリはむしろLiVSの方が激しかった)。YouTubeで2-3本の動画を観てみたがライブ動画のように見えて実際に再生してみると音源の音を被せてあった。なので現場の雰囲気はあんまり伝わって来ず。曲も軽く冷やかしただけではふ~んって感じだった。

別にFinger Runsのことを悪く言う意図はない。私のキャパシティの問題がある。今の私はミニ・マルコさんという罠で仕留められ、LiVSに囲い込まれ、異常な頻度で現場に駆り出され、お金も時間も搾取され、経済的にも身体的にも疲弊している。さらに私には横浜F・マリノスがあって、 #KTCHAN がいて、BLUEGOATSもいて、田村芽実さんもいる。#KTCHAN に関しては開催される現場がそもそも低頻度ではあるが曲を聴いている時間は長い。BLUEGOATSと田村芽実さんについてはLiVSに専念するために優先度を大きく落としている。LiVSと横浜F・マリノスだけでも手一杯に近い。現時点で既に『きゃp@い』のである。既存の好きな対象でさえ捌ききれていないこの『きゃp@い』状態でFinger Runsに限らず私がLiVSの対バン相手にゾッコンになるには相当な何かがないと厳しい。それこそ私がBLUEGOATS目当てでLiVSとの対バンを観に行ったときに彗星のごとく私の前に現れたマルコchanのようなゲーム・チェンジャーは必須。というか今の私にはマルコchanがいるので、次のゲーム・チェンジャーが現れるとするとマルコchanを超える必要がある。それはたとえばマルコchanと彼氏サンとのハメ撮りが流出するなどの大きな事件が起きない限り、今のところ不可能に近い(私は支持するアイドルさんのハメ撮りが流出した経験がないので、そのときになってみないとどうなるかは分からない)。

そもそも、自分が支持している集団と共演するからというだけで同じような熱量を対バン相手に注ぐのは現実的ではない。よく知らない集団にぶち上がれるのなら、それはいわゆる地下アイドルのフロアのノリが楽しいだけなのではないだろうか。条件反射。パブロフの犬。つまりステージにいる集団やメンバーさんは入れ替え可能で、曲もミックス、コール、ケチャさえ入れやすければ入れ替え可能。そういう人も世の中にはいるのかもしれないが、おそらく少数派である。なのでたとえば今日であればLiVSの出番ではLiVS支持者が、Finger Runsの出番ではFinger Runs支持者がフロア前方を占め、相手方の出番中は後ろに下がっておとなしめに観るスタンスをとるのは仕方のないことである。対バンにおける暗黙の了解。平和的な棲み分け。今日は各集団が50分ずつやるということだけが知らされ、タイム・テーブルが最後まで不明だった。これは聞くところによると運営の怠慢ではなくあえて発表しなかったらしい。両方の集団の支持者に両方の集団を観てほしいから。順番を発表してしまうと後にやる集団の支持者たちが遅れて来場する可能性がある。なので主催・運営側としては棲み分けというよりは何らかのケミストリーを期待していたようである。私個人の感想としては、今日に関してはそんなにケミストリーは感じなかった。Finger Runsのメンバーさんがことあるごとに人間最高や目撃者といった単語(共にLiVSの用語)を口にしてくれていた。ただ私からすると文脈が欠けており、ポカンとした。ケミストリーを生むにはもっと出番を小分けにする(25分を交互に2セットやる)とか、一緒にステージでパフォームする時間を作るとか、そういった工夫が必要だったように思う。

対バンだとチェキに日付とサインを入れてもらえる。6月は対バンが多いので、普段いかないメンバーさんとも撮ってLiVS全員のサインを集めようとと考えている。というわけでスズカス・テラさんと一対一では三回目のご対面。Hello! Project支持者で知られる彼女に私のHello! Project支持者としての遍歴を話した。℃-ute、Juice=Juice、つばきファクトリーを通ってきた。あとめいめいのファン・クラブには今でも入っていてたまにミュージカルを観に行く。と言うと、スズカスさんは「強い!」と反応した上で、自身はまなかん(渋谷のrelease partyでお話ししたときにInstagramをフォローしていてメイクを真似していると言っていた)以外だと、スマイレージ(現アンジュルム)のゆうかりん、カントリー・ガールズのうたchanが好き。℃-uteの『夢幻クライマックス』が好きだと言っていた。

終演後、D氏と下北沢のストリートで合流し、サクッとメシをご一緒することに。The Pizzaへと繋がるゴチャゴチャしたストリートにあるケバブ屋(店名不明)へ。味は別に悪くはないものの、オープン・サンドのようなゆるゆるのケバブ・ラップ。汁がボタボタと垂れてくる。許しがたい。今回の会合の目的に適した店ではあったものの、リアルかフェイクかでいえばフェイク。マルコchanが私に物理的に接触してくれているチェキを見たD氏が「アイドルも大変だよな~」としみじみ言っていたのが後から時間差でむかついてきた。