2017年10月28日土曜日

つばきファクトリー 新沼希空バースデーイベント 2017 (2017-10-20)

上司①が体調不良で早退し、上司②が体調不良で自宅勤務だったので、16時過ぎに退勤するのは容易だった。まあ別に、彼らが事務所にいたとしても早く上がるのに大きな支障はない。嫌味を言われることもない。そうは言っても監視の目があるのとないのとでは気持ちが違う。例によって大久保のナングロ・ガルでサマエボウジを食って、ホッピー(黒が売り切れていたので白)の焼酎割りを飲んだ。1,650円。山手線で目黒。そこから東急目黒線ってのに乗り換えて、武蔵小山駅。初めて降りる駅だった。iPhoneでGoogle Mapを確認しながら歩く。商店街を右に抜けたところに会場はあった。スクエア荏原、ひらつかホール。聞いたことがなかった。最初、会場名を見たときは神奈川県の平塚にあるのかと思った。ベルマーレ。足を踏み入れたことのなかった土地、会場。使ったことのない移動手段、宿泊施設。脳に与えられる新しい刺激。Hello! Projectのファンとしてさまざまな現場を経験していくと、ボケ防止になる。会場に入ると、開演を待つおまいつたち。私が着いたのは19時20分頃。19時15分前から入場が始まっていた。グッズはほぼ全種類が売り切れていた。

メールに記載された席は3列だった。1列目は潰してあったので、実質2列目だった。よく考えてみると私は新沼希空さんのことをそこまで推しているわけではない(10月2日に行ったソートでは25位)。ハーコーな新沼希空さん支持者にはちょっと悪いなという気持ちがあった。仮に新沼さんを一推しにしている人が席を替わってくれと言ってきても応じないけどさ。気持ち的にね、すみませんねってのがあった。今日は後ろでもよかったから小野瑞歩さんのイベントで前方をくれよってのが正直な気持ちだった。今日は午後から暑くなっていた。半袖Tシャツ一枚でも十分というか、ちょっと不快なくらいだった。

司会はニレンジャーの川田さん。36歳、独身、実家住まいという自己紹介が面白かった。川田さんの呼び込みで登場する、今日の主役。2回公演で、これが2回目。1回目の感想を聞かれて、緊張しすぎて「あずみさん」のことばかり見てしまった、という新沼さん。誰のことかと思ったら川田さんの下の名前だった(青澄とかいてあずみ)。「下の名前?」と戸惑う川田さん。「ドキッとしました?」と、ちょっといたずらっぽく新沼さん。「誰か分からなくなりました」と川田さん。しばらく二人の問答。
・最初に連絡をくれたHello! Projectのメンバーは山木梨沙ちゃん。つばきファクトリーでは山岸理子ちゃん。その次が誰だったかは分からない。全員くれた。順番は覚えていない。
・小野田紗栞ちゃんからCDをもらった。まだ開封していない。
川田さんが話を引き出そうと奮闘していたが、新沼さんがこれを話そうというエピソードをあまり用意していない感じだった。

モーニング娘。石田亜佑美さんからの動画メッセージ。私のことを好きと言ってくれる唯一と言っていい人だが、会っても写真を撮って終わり。普通の話が出来る仲になりたい。声をかけてきてほしい。先輩から行けって話だけど、私も人見知りなので。というような内容だった。画面内の石田さんが音頭を取ってハッピー・バースデーの歌を歌った。名前を言ってから歌に戻るときに、せーの、がなかったので我々のタイミングが揃わなかった。次から石田さんには気を付けてほしい。メッセージの感想を川田さんに求められた新沼さんは、ポカーンとして「こんなに可愛かったっけ、と思いました…」と言った。「可愛いなって…」。話しかけてきてほしいと言ってますよと川田。「私は応援していた側なのでそんな気軽に話しに行くなんて恐れ多いです」「本人がいいって言ってますよ」「話してみようかな」

一人運動会。プレゼントは秋の味覚、カキ(果物)。カキはお好きですかという川田さんの問いに、首を傾げる新沼さん。あまり得意ではないとのこと。苦笑いを浮かべて、いいカキですから、好きになるかもしれませんと取り繕う川田さん。この時点で企画倒れ感があった。新沼さんが欲しいものを手に入れられるように我々が応援するという構図が(ウソでも)出来ないと、こういうゲームの意味がない。成功するインセンティブがない。これは裏方のリサーチ不足。この一人運動会は、選手宣誓、スリッパ飛ばし、あいうえおきそらんの三本立てだった。スリッパ飛ばしは、ステージの右側から左に向けてスリッパを飛ばして、設定されたゴールを越えられるかどうか。可愛いと思うものを言いながら脚を上げる。新沼さんが言っていたのは「綿菓子」、「ピンク」、あと一つは私が忘れた。三回目の前に川田さんがゴールを近づけるというお約束の展開。成功。借り物競走は、名前の希空にちなんでき、そ、らから始まる物を観衆から借りてくる。「希空ちゃんのグッズ」「双眼鏡」「ラップトップ」を時間内に借りてきて、成功。集めてきた物品を公開する際、「希空ちゃんのグッズ」のときに新沼希空のグッズと言いそうになって言い直す新沼さん。自分のことを希空と言ったのはこれが初めて。もう一回ききたいな、と追加で二、三回、新沼さんの口から「希空」を引き出す川田さん。

ミニ・コンサート。
1.『The 美学』(松浦亜弥)
2.『君の戦法』(℃-ute)
一息ついて水を飲む新沼さん。客席の誰かが「おいしい?」というありがちなキモい質問。うん、と頷く新沼さん。『The 美学』は研修生の頃、実力診断で歌いたかった、『君の戦法』も気になっていて歌いたかった、というようなコメント。
3.『タチアガール』(スマイレージ)
4.『彼と一緒にお店がしたい!』(モーニング娘。)
5.『彼女になりたいっ!!!』(ハロプロ研修生)

・『彼女になりたいっ!!!』のアウトロで「キソランちょうだい!」
x4のシャウトを発する我々。嬉しさが隠しきれない様子でニヤつく新沼さん。
・開演前にジャンプ禁止が通達された会場で当然のように飛びまくる、中央ブロック前方のおまいつ軍団。馬鹿。その都度、慌てて止めに入るエスタシオン。
・終演し、前の列から順番に案内されてお見送り会に旅立っていく。最前列の中央には当然のように満面の笑みを浮かべる某有名新沼さん支持者の紳士。
・私が立ち上がったときに後ろを振り返ると、後半ブロックは3-4割が空席。

あくまで私の印象だが、今日の新沼さんはいつになくご緊張されて固いように見えた。元からある不思議ちゃん的な持ち味との区別が難しいのだが、普段はもっと余裕があるように思えた。ミニ・コンサートの後半でようやくほぐれてきたところで終了、という感じだった。曲をパフォームされる際も動きが小さく、あまり躍動的ではなかった。もしかすると衣装(黒のメイド服)が動きづらかったのかもしれない。

新沼さんはこのイベントが決まった際、バースデー・イベントをやるのが夢だったというようなことをブログに書いていた。それが実現して、気負いすぎたのかもしれない。イベント中、ご本人としては夢心地だったのかもしれない。今日のイベントは正直なところ私にとってはとても楽しかったとは言えないが、客のような、批評家のような視点から文句をつけるのはおそらく間違っている。お誕生日の当日に、ガチガチになりながら夢だったイベントにご出演される新沼さんを見られた。最後のお見送りで「おめでとう」「ありがとう」というやり取りが出来た。それだけでも光栄であることを忘れてはいけない。