2019年2月11日月曜日

<ハロショ千夜一夜 第六十夜>~つばきファクトリー 小野瑞歩~トークイベント (2019-02-06)

平日だし、2月1日(金)には川崎のリリース・パーティに行くし、場合によっちゃ2月4日(月)には川口のリリース・パーティに行くかもしれない(結局、行かなかった)。2月6日(水)の秋葉原はさすがに回避した方がいいんじゃないか。迷っていた。参加するためには事前にハロー!プロジェクト・オフィシャル・ショップ(以下ハロショ)で申し込まないと行けない。いうてもそこまで大したイベントではないだろう。あの店には過去に二回くらい行ったことがあるが、イベントの会場がどういう場所かは分かる。平時にはコンサート映像が流れている、あの空間だ。段差があるわけじゃないから、整理番号に恵まれないかぎり見えないんじゃないか。そのためにわざわざ秋葉原に行って参加券をゲトり、当日は仕事の都合をつけて早く上がる。いくら小野瑞歩さんのソロ・トーク・ショウとはいえ、即決は出来なかった。観覧しようと決め、お店で申し込んだのが2月2日(土)。この時点で二回目は完売していた。その一週間前にお店に来るつもりだったが、忘れていた。その時点で売り切れていたかどうかは分からない。

ハロショで行われるこのイベントを私はまったく重視していなかったのだが、実際に行ってみて、それが大間違いだったということが分かった。舐めていた。むしろ一番に推しているメンバーさんの回は是非とも観覧しなければならない。コレを観覧するとしないでは明確な差が出る。他人と比べてどうとかじゃなく、観覧した自分としなかった自分という意味で。経験値として。もちろんこの経験を積んだところで社会的には終わっていく一方なのだが、そのメンバーさんの支持者としての満足度には大きく寄与すると思う。(そんなことを言ったらあらゆる興行に入らないといけないからキリがないけど。)重要な公演とは何だろうと考えたときに、日にちという意味ではメンバーさんのお誕生日やデビュー記念日に行われる興行。他には初めてのホール・コンサートとか、地元公演とか。そういうのに負けず劣らず、ハロショのソロ・トーク・ショウは優先リストに入れるべきだと感じた。地方民は遠征してでも観覧する価値がある。申し込みは知り合いに代行してもらうとかして。

なぜそこまで言い切るかというと、ここまで長時間に渡ってHello! Projectメンバーさんがご自身について語るのを聞ける現場は他にないからだ。私が観た一回目は小野瑞歩に50の質問といって、事前に我々が紙に書いて箱に入れた質問からランダムに引いた50問に答えるという彼女たちは数多くのラジオ番組に出演しているが、一人でまとまった時間のフリー・トーク、それも自分のことを話すという機会は限られる。小野瑞歩さんはソロのラジオ番組(“Hello! SATOYAMA & SATOUMI Club”)をご担当されている。よってその限られた機会をお持ちの数少ないメンバーさんの一人なのだが、それでも今日はラジオではあまりされないお話をたくさん聴くことが出来た。だからあなたも一推しのメンバーさんが千夜一夜に登場する機会があれば行った方がいい。秋葉原のハロショを二度訪れる手間をかけるだけの価値はある。

西口猛さん(株式会社アップフロントプロモーション代表取締役)を媒介とした、一時間以上続く、握手のない個別握手会のようだった。通常の個別握手会では、まともに会話を成り立たせるのが私では容易ではない。(先日の個別お絵描き会で山岸理子さんと親知らずの話をしたのだが、それが私とアイドルさんとの間で初めて成立した、一定分量の双方向のやり取りである。)個別握手会は何といってもこちらが緊張するし、(出す枚数にもよるが)数秒~十数秒しかないし、ストップウォッチを持ったスーツ姿の青年が時間になったら退場を促してくる。ハロショの千夜一夜は、同じ相手でも観衆の一味として向き合うから気楽だし、イベントとしてのタイム・マネジメントは当然あるにしても一つ一つの問いにはっきりとした時間制限がなく、それなりに掘り下げるゆとりがある。西口猛さんはメンバーさん(小野さん)との距離感が絶妙だった。彼に関しては、見切り発車で一岡伶奈さん・高瀬くるみさん・清野桃々姫さんのデビューを発表してからの動きの遅さで醜態を晒してからあまりよい印象を持っていなかったものの、司会者としての力量は認めざるを得ない。今日の様子を見るかぎり、メンバーさんたちと良好な信頼関係を築いている感じもした。

末広町の駅前で並ばされてから店員の誘導に従い、17時50分から順次、エレベーターで6階へ。ハロショに入ってから身分証と参加券を提示し、箱から整理番号を引く。前にいた50代後半くらいのイルめな紳士が5番を出して声を出していた。私は33番だった。18時20分、番号の呼び出しが始まる。会場には8つの椅子が10列に並べられていた。真ん中くらいかなと思ったが、実際には二十人目くらいに入ることが出来た。三列目の右寄りというかなりいい場所を取ることが出来た。私が2月2日(土)にゲトった参加券には117という番号が振ってあった。117人目の購入者だったのだろう。今日の入場は150番で呼び出しが終わっていた。定員が150人だったのだろう。椅子の後ろに立ち見エリアがあった。テーブルには小野さん用とおぼしきペットボトル入りの水が置いてあった。ピンクのキャップ。うさぎなのか豚なのか、何かのキャラクター物。

オレンジにネイビーか黒の小さなドットが入ったシャツ、その上にデニムのワンピース(で合ってるかな?)、首元にはリボンという出で立ちで左のドアから登場した小野瑞歩さん。髪は下ろしている。何かがツボに入ったのか、西口猛さんを見て急に口を押さえて笑い始める小野さん。何かついてる? と訝しがる西口さん。何でもないです。笑いが止まらない。小野さんが箱から質問票を取り出してペンネームを読んで、西口さんに紙を渡す。西口さんが質問を読んで、小野さんが答えるという流れだった。

・今日は何時に起きましたか(この質問は私が投函した。二問目だった)? (中継先のハロショ大阪から笑い声。ツボが違うんですねと西口氏。)数秒考える小野さん。11時半。8時半に起きてから二度寝した。
・アイドルになって一番よかったことは? モーニング娘。のコンサートに毎回行けること。他にもあるでしょう、と呆れ気味の西口さん。ありますけど、真っ先に浮かぶのはそれです。
・佐藤優樹さんの映像で一番オススメのコンサートDVDは? 一つを挙げるのは難しい。一番よく観るのは田中れいなさんの卒業コンサート。Hello! Projectに入ってからDVDを買わなくなった。小野だけどって言ったらもらえるもんね、とからかう西口さん。)
・着てみたい衣装とコスプレは? 衣装は格好いいの。つばきファクトリーは可愛いのが多いから。アンジュルムさんのようなのを着てみたい。コスプレ? コスプレってたとえば何ですか? 婦人警官とか、と例を挙げる西口さん。それはイヤ、と小野さん。西口さん、うっかり自らの性的嗜好を披露するのを恐れているのかコスプレの話で歯切れが悪い。可愛いのがいいです。
・好きな衣装とビデオクリップは? 衣装は『低音火傷』。ビデオクリップは『春恋歌』。『春恋歌』、好きなんです。曲が。
・密かにオススメのHello! Projectの曲は? 最近いいと思うのは『ポツリと』、“Uraha=Lover”、『傘をさす先輩』。(それぞれの曲を挙げる際に甘めに歌う小野さん。)
・ブログに書いてある朝活の内容を教えてください。最近は希空ちゃんとかメンバーと出かけた。朝10時くらい。朝活というのは6時とか7時とか、遅くても8時にやるものではないかと西口さん。朝活じゃなかった、と笑う小野さん。
・好きな食べ物は? コレというのはない。日替わり。今日の昼ご飯はナポリタン。日毎に変わっていく中でも頻度が高いのは? という西口さんが聞く。コストコのザクロ酢を水で薄めて飲む。三日に一度くらい。
・焼き芋が好きな小野さんですが…という質問の枕詞に、あーそうなんだとまったく覚えのない小野さん。
・アイドルじゃなかったら助産婦(助産師と言い直すポリティカリーにコレクトな西口さん)になりたかった小野さんですが…という質問の枕詞にびっくりする小野さん。まったく記憶にないのだという。相当な覚悟がないと助産師になりたいとは言えないはずだが…と不思議がる西口さん。(助産婦というのは小野さんは間違いなく言っていた。私も何かで読んだか聞いたかした記憶がある。)
・ニックネームは何がいいのか? 家族がみんな私のことをみーたんと呼ぶ。やなみん(梁川奈々美さん)が考えたわけではない。“UTB”ではニックネームがみーたん、公式ホームページのプロフィールではおみずと書いてある。どちらも自分では言っていないのにそうなっている。マネージャーさんが遊んでいるんですよ。じゃあどれを正式なニックネームにする? という西口さんの質問に、おみずでいいですと小野さん。でいいって言ってるけどそれを正式にしていいの? と念を押す西口さん。呼びたいように呼んでくれればいいと小野さん。こだわりがないようだ。おみーずでもいいしね、という西口さん。笑う小野さん。
・“Hello! SATOYAMA&SATOUMI Club”で話す内容はどうやって決めているのか? 打ち合わせで決めている。基本的にスタッフさんが箇条書きにしてくれて、それに沿って話す。仕事編とプライベート編があって、プライベート編はさすがにスタッフさんは分からないので、自分で内容を考える。
・なぜ瑞穂ではなく瑞歩なのか? 産まれた瞬間の私を見た親のインスピレーションでみずほに決まった。なぜ歩かは分からない。聞いたこともない。親の周りにいたみずほが歩と書く人が多かったのでは? 地域性ね、とまとめる西口さん。知らないです。ずっこける西口さん。
・好きな天ぷらは? エビ。エビが好き。じゃあさっきの好きな食べ物でエビといえばよかったのにと西口さん。
・今日は何時間寝ましたか? たくさん(8時間は寝たとも言っていた)。“THE GIRLS LIVE”というテレビ番組があるんですけどご存知ですか? という質問を事務所の社長(西口さん)にぶっ込む小野さん。これで俺がいや知りませんと言ったら由々しき事態だ。“THE GIRLS LIVE”に出たときに、記憶力はいいんだけど睡眠時間を増やせばもっとよくなると言われた。それから早く寝るようになった。(コレを聞いて私は“THE GIRLS LIVE”があってよかったと思った。小野さんの睡眠時間の短さは以前から心配だったので。)
・フラフープ対決をしてみたい相手は? 誰が得意なのかが分からないという小野さん。譜久村聖さんが得意だと西口さん。そうなんですか、勝てる自信がある。大きいのとか、複数を同時に回すことは出来ない。一つを長く回し続けることが出来る。(質問者はOMAKE CHANNELで観てみたいと書いていたが、もうあのチャネルの担当者、飽きているよね。)
・海外の柔軟剤といえばダウニー。ダウニーの匂い、好き。柔軟剤の匂いがする人が好き。そう言うとみんな(ファンは)倍入れるよ、とおどける西口さん。そういうんじゃなくさりげなくふわっと香るのが好き。香水も清潔感のある匂いがする人が好き。不潔感のある匂いの香水はないのでは、と西口さん。
・自分はつばきファクトリーで何番目に可愛いと思っている? 分からない。みんなそれぞれの可愛いがある。自分の顔は凄く嫌い。コンプレックスがたくさんある。他のメンバーを見て可愛いなあって思っている。じゃあ9番? 頷く小野さん。でも自分が9番だと思って活動はして欲しくはないな。じゃあ何番目くらいですか? 皆さんに聞いてみれば。でもここにいる人は私を応援してくれる人なので。宮崎由加さん推しや谷本安美さん推しもいるよ(ペンネームや投稿内容でそういうことを書いている人がいた)。その二人は違う。この中で小野瑞歩がつばきファクトリーで一番美人、可愛いと思う人。(もちろん私も挙手。)手を挙げていない人もいたと指摘する西口さん。ちゃんと見えてましたと答える小野さん。
・つばきファクトリーの中で勉強を教えてもらえるメンバーはいますか? いない。(山岸)理子ちゃんが今日のブログで、小中と塾に行ってたって書いてたんですけど、頭よかったのかな…?
・長野、京都、滋賀、兵庫にある小野駅に行きたいですか? みずほ台に行きたい。
・小野家の家庭の味は何ですか? 何だろう…。カレー。普通だけどおいしい。
・一番好きな自分のソロ・ラインは? 君の愛に触れたい。
・隠れお嬢様? 私はお嬢様ではない。つばきファクトリー内では新沼希空ちゃんが高い物を買っているのでお嬢様かもしれない。
・宮崎由加さんについて思うことを三つ挙げてください。可愛い。格好いい。このリーダーならついていきます、となる。山岸さんはそうではないと、と西口さんが突っ込む。違います。りこちゃんもいいリーダーですよ。あとは…。答えに詰まる小野さんに、いつかの現場で宮崎家からの差し入れが舟盛りだったというエピソード(先週、段原瑠々さんがこのイベントで披露したらしい)を教える。そうなんですか?? じゃあ…(ヒソヒソ声で)お嬢様?
・自分であざかわは自覚してないし狙ってもいない。でも歌合戦のチーム名があざかわだった。つばきファクトリーだと小野田紗栞ちゃんがあざとくなろうと努力している時期があった。今はぶりっこ路線。あざかわとぶりっ子は違いますよね? 二つ丸があって、重なってはいるけど完全に同じではないかなと西口さん。
・ペンネーム川口アリオ、という出落ちのようなペンネームでかなり盛り上がる。ハロショが入っているこの建物よりも大きいのではないか、等と西口さんが話を広げて笑いを取る。
・他にペンネームで沸いたのは、あんみぃが気になる、ミッテラン大統領。
・(前置きは忘れた)仕事がそれなりにしか手がつきません。可愛く応援してください的な投稿。それなりに手がついてるじゃないですかー! と突っ込む小野さん。 ファイト! 拍手を贈る我々。皆さん優しいですねと小野さん。
・研修生の同期はどんな存在ですか? 梁川奈々美ちゃんは、同期で一番早くデビューした。何でも早くこなす優等生。秋山眞緒ちゃんは、研修生同期という感じがしない。同じグループなので。妹キャラと思われがちだけど意外とお姉さんっぽいとこもある。(笠原桃奈さんに関して何を言っていたか、私が失念した。)
・最近クレイジーだったことは? 正月のディズニーランド。年を越したの? と西口さんが聞く。年は(カウントダウン・コンサートで)越したじゃないですかー! あ、もうカウントダウンに出てるのか、と西口さん。カウントダウン・コンサートから帰宅して、寝てから行った。混み方がクレイジーだった。普通の日に行った方が空いていていいと小野さん。みなさんご存知だと思いますよ。
・上司と食事中に、お茶と間違えて麺つゆを注いでしまったという投稿者。小野さんもそばにまつわる失敗があるんですよね? 教えてください的な質問。何かのイベントの後にお母さんとそば屋さんに行った。疲れていた。つゆにそばを入れた。それ普通じゃん。何だっけ…。記憶が曖昧なようでしばらく思いだせない小野さんだったが、しばらくして思い出したのが、お茶に蕎麦をつけた。
・挑戦したいからいものは? もしくは赤からで挑戦したいからさは? DVDマガジンのときのカレーに再挑戦したい。(これを言う直前、ココイチ…と言いかけていた。ということはあのDVDマガジンで使用されたのはココイチのカレーなのか?)赤からで一番からいのは何? 無反応な我々(私も赤からなんてたぶん大学生くらいのときに一度行ったくらいだ)を見渡して、あまり行かれない…と小野さん。
・最後の質問。趣味は見つかりましたか? 見つかってません。これで50問50答が完了。拍手喝采。50の質問に答え終わっての感想を求める西口さん。たくさんの質問に答えられてよかったです。凡な感想ありがとうございました。
・(ところどころ、自分の過去発言を覚えていない場面があったので)自分の発言に責任を持たなくては、と思った。
・最後、捌ける前にランダムでHello! Projectメンバーの写真だかカードだかが入ったグッズをもらう小野さん。当てたのは船木結さん。裏でもう一回、引いていいからという西口さんに(佐藤雅樹さんを)引くまでやらせてほしいと要求し、それはダメと断られる小野さん。

私は録音していたわけでも(録音・録画は禁止)その場でNotesを取っていたわけでもない。下を見る時間なんてなかった。間近にいる小野瑞歩さんを一瞬たりとも見逃してはならない。後から思い出してiPhoneのNotesに書いたのをこうやってまとめている。正確ではない箇所も多々あるかもしれない。質問の順番も再現していない(したくても無理)。雰囲気をつかむ以上のことは期待しないでくれ。この記事にかぎらず、本ブログのほぼすべての記事に同じことが言える。

それにしても至福の時間だった。本人も売りにしている笑顔が可愛いだけじゃなく、コロコロ変わる表情とか一つ一つの言葉に対するリアクション。引き笑いとか、イヒって感じの笑いとか、笑うにしてもレパートリーの多さ。65分くらいずっと見ていても飽きなかった。それでいて西口さんがオジサン世代にしか分からないネタを挟んだら急に真顔になるのが本当に面白かった。小野瑞歩さんの魅力を存分に堪能でき、ますます彼女の虜になった。二回目のイベントも観たかったが、一回目が観られただけでも十分に満足できた。完全に満たされたので、夕食は抜いた。