2017年12月16日土曜日

Conti→New! (2017-12-02)

前の記事からの続き)非凡な宮本佳林さんに「おめでとう。楽しかった」という平凡さの極みのような言葉をおかけし「ありがとう」をいただいて会場を出た。ゴミ袋(握手やお見送りがある公演では必ず所持品をすべてゴミ袋に入れさせられる)を破いてカバンを取り出していると、付近の青年が高揚した様子でお仲間に話していた。「佳林ちゃんがいつも言っている言葉通りだった…感謝の気持ちをパフォーマンスで伝えたいって…」。なかなか優等生的な感想だな。会場の外にアンオフィが出店していた。これまでにドロップされたJuice=Juiceのアンオフィ写真がすべて置いてあるんじゃないかというほどの品揃えだった。大塚愛菜さんのまであったよ。でも見物するだけで立ち去る人が多く、買っている人はあんまいなかったな。10分ほど圧倒されながら眺めていると人がまばらになり風が強くなり、ディーラーは店じまいを始めた。慌てて紳士に品番を告げ、1,000円札と宮崎由加さんの写真8枚を交換した。何て素敵な宮崎さんの表情。買わずにはいられないでしょ。『笑顔の君は太陽さ』…。

多忙なビジネス・パーソン(宮本さんのバースデー・イベントを観覧するために15時に退勤)である私は、このまま家には帰らない。富裕層向けの最高級バス、リボーンに乗って次の用務先である名古屋に向かうのである。23時10分の発車までウロウロして時間を潰す大崎駅前のストリート。コンビニ内の飲食空間で飲んだオレンジ・ジュースはストレート。定刻通り、翌朝の5時半頃にささしまライブのバス停留所に着いた。冷える。5日前に仕事で行った宮城よりも格段に寒いぞ(その日は宮城が暖かかったというのはあるが)。服装選びに失敗した。Tシャツにスウェットシャツ、アノラック・パーカーという格好では不十分だった。震えながら駅の方に歩く。炭の湯に入ってからNICK STOCKでモーニングをいただくというのは前々から決めていた。炭の湯が開く6時半まで適当に歩いたりカバンの余計な荷物をコイン・ロッカーに預けたりして時間を潰す。開店直後、行列が出来ている炭の湯。ナオンの群れ。何らかのオタク現場のためバスで来たようだ。番台ジジイと彼女らのやり取りを聞いていると、どうやら高速バスの予約時に抱き合わせでここの入湯券を買ったようだ。私もウィラーの予約サイトでいくつか風呂の選択肢が出てきた。でもたしか値段はそんな変わらへんかったで。多少は安かったかもしれへんけど。年季の入った設備。まともに出ないシャワー。人がいっぱい。漂う途上国感。独特の匂いがするお湯。単純に温度が高いだけなのか他の理由があるのか知らねえが、すげー暖まる。入湯料420円、タオル160円。7時半にNICK STOCK。NICKバーガーとアイス・コーヒー。バーガーは噛むとじゅわっと汁が出てくる。この店は近所に欲しい。公式サイトによると東京だと渋谷と調布にある。518円。

単なるアイドル馬鹿とは一線を画する文化的な一面を持つ私は、ボストン美術館に行きたかった。2018年度末で閉館するしね。でも今日は昼公演(開演15時半)と夜公演(開演18時半)の両方を観るし、その前にグッズを買うのを考えるとゆっくり美術館を見る時間はない。また今度。閉館する前に一度は行く。NICK STOCKを9時11分頃に出てそのままZEPP Nagoyaに歩いた。物販が11時半に開始だが、中途半端なのでそのまま並ぶことにした。9時36分に列の最後尾。この時点で前に30人強。ーさん、マさん、Gさんといったおまいつさんを観測。私の前には、フケまみれなのが見て分かる頭髪、そのフケとおぼしき白い粉がエリ付近にまぶされたVERA VALENTINOの黒い上着、ボロボロの黒い太パンツを着用して朝の10時前からクリアクーラー シャルドネサワーを飲んでHello! Project研修生のグッズ列に並ぶきったねえ紳士。身体をボリボリ掻いている。ほのかに臭う。彼は抜きん出ているけど、ここにいる奴らは総じて清潔感には欠けるよ。物販には2時間前に来られるのに家を出る前に15-30分かけて身だしなみを整えられない人たち。9時59分、私の後ろに8人くらい。10時15分、後ろに13人くらい。10時20分すぎ、係員の指示で2列に分割。11時11分、前に進む。11時27分、さらに前進。後ろの奴は他人との適切な距離を保つ能力に欠陥があるようで細かくぶつかってくる。前も後ろもおかしい。11時42分、「コレクション・キーホルダー本日分終了しました」と係員。落胆の声を漏らす紳士たち。私は元から買うつもりがなかったのでノー・ダメージ。11時45分、購入完了。日替わり写真の小野瑞歩さんと西田汐里さん、ソロ2L写真の小野瑞歩さん。コレクション生写真を2枚。

栄まで歩いて昼飯の店を物色したが、だいたい東京でも食えるものばかりだし、決め手がなかった。せっかく名古屋に来たんだしあんかけスパゲッティ店に再挑戦することにした。とはいっても今回はあんかけではないスパゲッティ。去年も入ったコモ。タラコ。少なめ。普通においしかった。名古屋のあんかけスパゲッティ屋さんではあんかけではないスパゲッティを頼むとおいしいという知見が得られた。メニューには750円と記されていたが、請求されたのは700円だった。少なくしたからだろう。去年に来たときは量が多すぎて困った記憶があったので今回のタラコは少な目で頼んだが、これだったら普通でも食べられるなという感じの量だった。前回は半分でもいいと思ったくらいだったが。でも昼は軽めでちょうどいい。夜はイルな現地民たちと飲むから。

14時13分、再びZEPP Nagoya付近。ーさんと歓談するに似た青年を目撃。どこにでも来やがるんだな。すぐ近くの窓口で当日券が売っているのに「チケット譲ってください」と書いた紙を掲げているちょっとアレな紳士を通り過ぎて、15時前に会場に入った。席がね、T列。一番後ろ。わざわざ大東京から名古屋くんだりまで来て最後列。チケットを受け取った二週間前から私はややふてくされていたのだが、会場に入るとだいぶ元気を取り戻した。ZEPP Tokyoに比べて小じんまりとしていてね、感覚的にはZEPP Nagoyaの一番後ろでもZepp Tokyoの後半ブロック最前かもっと近いかも。ZEPP Nagoyaで研修生発表会を観れば、ステージから一番遠い席になったとしてもZEPP Tokyoを基準とするとそこまで悪い位置にはならない。したがって研修生発表会は東京よりも名古屋に入った方がコス・パがいいのである(交通費を考えるとコス・パがいいわけがないだろ)。15時10分、研修生発表会名物、開演前に観客のTシャツに印字された名字を集計して回る紳士を観測。某有名新沼希空さん追っかけの紳士が最前中央にいるのを15時13分に観測。愛知は新沼さんの地元だから軍団から融通してもらっているのだろう。私の周囲は、左に7割白髪の紳士(推定60代後半。待ち受けは中菜さん)、右に9割白髪の紳士(推定60代前半)、前に4割白髪の紳士(推定50代前半)、右前に黒髪の紳士(推定40代半ば)という布陣。

・つばきファクトリーが二つの新人賞を受賞したことの報告。まことさんが、受賞を知らされたときの気持ちを岸本ゆめのさんと小野瑞歩さんに聞く。「驚き半分、嬉しさ半分だった。すぐに親に報告した。お母さんとご飯を食べに行った」(岸本ゆめのさん)。「嬉しかった。賞に相応しいグループにならないといけないなと思った」(小野瑞歩さん)。
・江口沙耶さんが美しさを保つためにやっていることは、毎日お風呂上がりにローラーをかけてから全身にクリームを塗る。お弁当に必ず入れてほしいのはトマト。もし魔法が使えたらブラジルに行ってサンバを踊りたい。(観客の手拍子に合わせて自己流のサンバを披露。)
・前田こころさんが美しさを保つためにやっていることは、美しい人を見る。工藤遥さんの写真集を買った。
・右の紳士がトーク・セグメント中の研修生たちを双眼鏡で凝視しながらまことさんの質問に対する彼女らの受け答えにいちいち「へええぇ~(笑)」「そうなんだぁ(笑)」「ほぉー(笑)」などと声を出していて、ちょっとやべえなと思った。
・恒例となった降臨では近くに小野田紗栞さんが出現なさった。何度も拝見しているはずなのに、こんなに小さかったんだって驚いた。
・新しい緑の衣装になってからHello! Project研修生はおへそが見えづらくなっている。以前の白と黒の衣装ではおへそが出るのがデフォルトだった。『おへその国からこんにちは』で全員のおへそが出ていないのはフェイク。曲のコンセプト、ひいてはHello! Projectそのもののコンセプトのぶち壊し。つんくさんが総合プロデューサーを離れてからの改悪を象徴する事象である。西口猛さんと橋本慎さん。

昼公演の後に、会場近くのセブン-イレブンの前で地元民のM_Iさんと合流した。さっきのコンサートの感想を求められ、ちょっと冷静に見過ぎたんですよね…というような回答。あのセットリストでですか?と驚くM_Iさん。そうなんだよね、盛り上がることが必至のセットリストだったんだけど、何か自分の気持ちが乗ってこなくて。これはまずい。アルコホールを入れないと。セブンでハイボール350mlとせんべいを買った。M_Iさんと話しながらハイボールを胃に流し込む。悪くない。足りひん。アンコール。ジュース、もう一杯。追加で350mlを入れるといい感じに仕上がった。そこに現れたもう一人の現地民、nismさん。対面するのが3回目(私)と2回目(M_Iさん)の二人を相手に開口一番、「セックじゃないですか」などと言いながら現れた。既に酒を摂取して仕上げている我々でも咄嗟に対応できない。「え、今日そういう会じゃないんですか?」。言葉を失う私とM_Iさん。nismさんもセブンで何かを買って飲む。入場すると、中の物販所に出演者たちの写真(売っている写真のサンプル画像)が貼りだしてある。どの子が気になるのかnismさんに聞いてみたところ、彼はひとしきり眺めた後、さんに白羽の矢を立てた。理由は「裏を舐めてくれそう」だから。酒が入ってハイになっていた私は倒れ込んで笑い転げた。

昼もそうだったが、「いっちゃん! いっちゃん! いっちゃん!」を連呼するキガイじみた紳士、その後に「どーいどい! どーいどい! どぅいどぅい! どぅいどぅい! 土居奈さん!」(正確な文字起こしではない)と絶叫するキチガじみた紳士がもはやコンサートの演出の一部のようにシャウトを繰り広げていた。東京だけじゃないんだな。そういえば昼公演のときはさ、私の右側にPA席があったんだけど、これらの名物チガイ紳士のシャウトが始まるとPAのお姉ちゃんが来た来たって感じでニヤニヤしながら見ていた。

夜公演はお酒のおかげで昼公演よりも没入して楽しむことができた。けど、尿意で途中から声が出せなくなった。声を出すと別の物が出ちゃいそうで。終盤は早く終わってくれと願っていた。終演するや否や「おしっこが我慢できない、後で合流しよう」とnismさんに告げて小走りで隣の映画館が入った建物の一階のトイレに駆け込み、から黄色いシャワーを放出した。いや、さすがに私も大人だから学ぶよ。4月1日の福岡での失敗を踏まえて開演前におしっこはしていた。一缶で我慢しておくべきだったんだろうか。アルコール摂取による高揚と、尿意という副作用のバランス。難しい。まあ指定席だったら、いっそのこと公演中にトイレに行っちゃうのも一つの手かもしれないよな。でもそれだと見所を見逃してしまう可能性があるし、降臨の前後は中に入れなくなるし、通路席じゃないかぎり他の観客の前を横切らないといけないから、色々と不都合はあるよな。私の席は左から三番目で、左がずっと空席だった。途中から左の席にずれた。小野瑞歩さんがすぐ近くを二回くらいお通りになった。レスはもらえなかったけど、近くで見られてよかった。昼の最後列に続いて夜も後ろから4列目という、よいとは言えない位置ではあったけど、小野さんを間近で見られたのは救いだった。nismさんは小野田紗栞さんのことがたいそうお気に召されていた。

・小片リサさんが工藤遥さんの写真集を見ている姿をマネージャーが写真を撮って工藤さんご本人に送った。「買ってくれてありがとう」とご本人からメッセージが来て、恥ずかしかった。
・小野瑞歩さんは山岸理子さんの写真集はネット限定版を買った。後で本人から通常版をくれるという申し出があった。迷ったけどもらった。観賞用と保管用。
・渋谷センター街でつばきファクトリーの曲が流れている。山岸理子さん、谷本安美さん、小野瑞歩さん、新沼希空さんの四人で現地に行った。『初恋サンライズ』に合わせてサンライズ・ジャンプをした。その後、ピザを食べに行った。その場にいなかったうちの四人もたまたまピザを食べていた。その偶然が「気持ちわる…」と言いかけて言い直す谷本安美さん。小片リサさんだけはそのときかき氷を食べていたという。

無駄に人が多い名古屋駅前。店探しに苦戦したが悪くないところに入ることができた。炭火焼き処 よし木 名古屋駅西口店。中ジョッキが200円。会計が約11,500円。「うちの会社、早死にする人が多いんですよね。40代でガンで死んだり。最近も課長が死にました」というnismさんに早めのお香典として私が5000円、M_Iさんが4000円を出した。


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