2017年8月13日日曜日

こぶしファクトリー井上玲音バースデーイベント2017 (2017-08-07)

アリとキリギリスどっちがどっち
アリとキリギリスどっちがどっち
アリの寿命は2年あるけど
キリギリスの寿命は2ヶ月

アリとキリギリスどっちがどっち
アリとキリギリスどっちがどっち
アリの寿命は2年あるけど
キリギリスの寿命は2ヶ月

だったら遊ぶよね普通は
だったら遊ぶよね普通は
働いてる場合じゃないよね
働いてる場合じゃないよね

日本人の寿命はどれくらい
大体100年くらい
日本人の寿命はどれくらい
大体100年くらい

だったら遊ぶよね普通は
だったら遊ぶよね普通は
働いてる場合じゃないよね
働いてる場合じゃないよね

だったら遊ぶよね普通は
だったら遊ぶよね普通は
働いてる場合じゃないよね
働いてる場合じゃないよね

だったら遊ぶよね普通は
だったら遊ぶよね普通は
働いてる場合じゃないよね
働いてる場合じゃないよね

8月7日(月)、私が出社してはじめに行ったのが、本日は所用のため15時半に帰るという旨のメールを部署の全員に配信することだった。こういうのは最初に宣言しておくのがいい。所用とは、こぶしファクトリーに所属されている井上玲音さんのバースデー・イベントである。渋谷。Mt.Rainier Hall。8月5日(土)と6月(日)に計3公演のHello! Projectコンサートを堪能したばかりだというのに、今度はその翌日にファンクラブ・イベントを観覧するために仕事を早退するというのだから、呆れるばかりである。しかも井上さんは私にとって一推しというわけでもない。これを書いている8月13日に行ったハロプロ・ソートだと8位だった。上位には変わりないけどさ。そんな変則的な退勤をしてまで行くかよ、普通。いくら勤務の制度上は許されているとは言え、そんなんで労働者として成り立つのか。まじめに働け。

開場(17時半)の数分前にMt.玲音nier HallことMt.Rainier Hallに着いた。グッズ売場は誰も並んでいなかったが、いくつかの商品は既に売り切れていた。記念に写真の一つでもゲトッておこうかと思ったが、どれにするか決められなかったし、後で通販で買えばいいやと思って、買わなかった。結局、通販でも買わない可能性がある。この会場はビルヂングの6階。階段沿いに下に降りる形で、入場列。最後のお見送りの際に荷物を入れるゴミ袋に加えて、一枚の紙が渡された。○と×が印字されている。私がここに来るのは二度目だ。前回はつばきファクトリーのFCイベント。今年の1月。椅子が柔らかく、足下も広く、映画館のようで、足腰の衰えたジジイにはちょうどいい。快適。ステージも近くて見やすい。強制購入のドリンク・チケット500円で私が頼んだのはアイス・コーヒー(この最後の四センテンスの末尾を「い」の母音で揃えているのに気付いて。こういうのいちいち言わないからね)。

まず登場したのは鈴木啓太さん。浴衣っていうのか甚平っていうのか知らないけど、そういう服。靴は下駄。れいれいはすごく緊張してますと、舞台裏の様子を明かして、盛り上がる準備は出来てますか? ウェーイ的なよくある応酬を我々と交わしてから今日の主役を呼び込む。鈴木さんからの事前情報どおり本当に分かりやすいくらい緊張しているように見えた井上さん。白いスカート、上は紫。鈴木さんが初っぱなに質問(何かは忘れた)を投げかけると「緊張してるんです」と、聞かれている内容とは無関係な回答。「会話が噛み合ってない」と指摘する鈴木さんを、睨みつける井上玲音さん。「緊張してるの俺のせいじゃないでしょ」と鈴木さんが言うと、表情が緩んで笑った。その後にも「目が飛んでるけど大丈夫? 焦点が合ってない」と鈴木さんから心配されていた。

井上さんの誕生日は、7月17日だった。当日はどんな日だったのかと鈴木さんが聞くと、映画『JKニンジャガールズ』の公開日だった。ミニ・ライブで皆さんが紫のペンライトを掲げてくださった、と井上さんが答えた。「16歳になってやりたいことは?」と鈴木さん。「いっぱいある」と井上さんが考え始めると「逆にやめたいことは?」と質問を変えた。井上さんがやめたいのは、泣き虫。幽霊とか、電気が急に消えると泣いてしまう。「お泊まりの仕事のときはどうするの?」「田口夏実ちゃんの部屋に行きます」

バースデー・ケーキ。紫。「紫のケーキ、初めて?」と鈴木さんに聞かれた井上さん、「まあ…」という微妙な反応。チャオベッラ・チンクエッティからのビデオ・メッセージ。私はチンクエさんの識別がつかないので誰がどの言葉を発したのか分からないが「れいれいはナイス・ガール・トレーニーのときに私たちのバック・ダンサーを務めてくれた」「あの歳で色気だしすぎ」「もろりん負けてる」「うん、負けてる」というようなことを言っていた(文脈上、最後の発言主は諸塚さん以外にあり得ない)。正直なところ私にとってチンクエさんは“The Girls Live”でつまらない企画に登場しワックな曲を披露している集団というくらいの印象にとどまっている。ところが井上さんにとっては偉大な存在らしく、憧れの先輩ですと言っていた(憧れる対象がそこでいいのかと失礼ながら私は思ったが、おそらく歴史を知っていれば納得できるのだろう)。ビデオ・メッセージの中で誰かが「コンサート中にキック・ボードで移動する演出があったのだが、バック・ダンサーの井上玲音さんが乗りたそうな顔をしていたのでキックボードを譲って、行ってこいって送り出した」というエピソードを語っていた。それについて鈴木さんが聞くと、つい最近もそのときのDVDをお母様と観て「あー乗ってる」と言っていたばかりだと井上さんは答えた。

ファンからのリクエストや質問に応えていくセグメント。
・JKニンジャガールズの役を引きずって普段の生活で大阪弁が出てしまうことがあるか? 使ってみたい方言は?という質問。何でやねんが出ることはある。メンバー同士の会話で。使ってみたいのは「〜っちゃ」のような方言。「どこの方言?」と鈴木さん。客席から「博多」。「らむちゃんみたいな? 『うる星やつら』の。〜だっちゃっていう」と鈴木さん。反応が薄い井上さん。井上さんがらむちゃんを知らないことが発覚し、鈴木さんはショックを受ける。「俺このまま(このイベントの司会を)続けられねえわ」とまで言い出す。
・ぶりっこのれいれいが見てみたい、というリクエスト。顔を歪めて嫌がる井上さん。どうしたらいいのか分からない、と困惑する彼女を見て鈴木さんが台詞を考案する。それでも嫌がる井上さん。「嫌? 俺が考えたらこうなるの」という鈴木さんの筋書き通り「今日はバースデー・イベントに来てくれて、ありがとう! 来年も祝ってくれたら嬉しいな」的な台詞をやりきる井上さん。
・『闇に駆け抜け』二番の「かちかちバキューン」が好きなので、五連発してほしい、というリクエスト。少しずつ変化をつけて五回やるが、最後がコミカルになって「最後の何?」と鈴木さんに突っ込まれる。

入場時に配られた紙を使った○×クイズ。勝ち抜いた10名くらいに、井上さんが作った極小折り鶴が贈呈される。井上さんが折るのに時間を要したため開演時間が遅れたという。「今までのプレゼントで一番なくしやすいですからね、何で極小にしたのか」と鈴木さんが言って、ドッと笑いが起きる。
・第一問:井上さんは目玉焼きよりもスクランブル・エッグが好きである。「この時点で分かんねえわ」という声が近くから聞こえてきた。答えは○。理由は「おいしいから。好み的な問題」。私は正解。
・第二問:井上さんは今日ここに来る前にリップを買った。答えは、×。何も買っていない。私がここで脱落。井上さんのことはそんなに詳しく知っているわけではないし、私が何かの間違いで最後まで残るのも気まずい。ハーコーなファンに当選してほしい。最後まで残ったらプレゼントをもらう姿がDVDに残る可能性もあったので、それを避けることができて、ホッとした。
・第三問:井上さんがラーメンの具でいちばん好きなのはメンマである。答えは○。理由は「おいしいから」。「去年のバースデーもたしか俺が司会だったよね。そのときからトークの伸びしろがない」とたまらず指摘する鈴木さん。「もっと話を広げて。シャキシャキしてていいんですよ、とかさ」「歯応えですね」「俺の言ったまんま?」
・第四問:井上さんは最近スマフォのケースを変えた。色は紫である。答えは×。正解はピンク。「別に(メンバー・カラーの)紫で統一するわけではないと」「はい」
・第四問:井上さんは高級トマトと普通のトマトを食べ比べてどちらが高級か分かる。実際にトマトが運ばれてきた。井上さんはトマト好きを公言しているらしい。私はそれすら知らなかった。残った人たちの大半が○を上げているのを見て「みんなれいれいを信じてるんですね。×を上げてる奴らは何なんだ!」と鈴木さん。片方が440とか450円とかその辺で、もう片方がたしか44円だったと思う。結果は、×。井上さんは、安い方を高級トマトと言った。
・この四問で○×クイズは終了。正解者にはステージ前で(ステージには上がらない)井上さんから直接、折り鶴を手渡し。いくつか余ったのでその分をジャンケンで勝ち残った人に贈呈。私は初戦で敗退。

歌セグメント(ミニ・ライブというのが通例だけど、コンサートのことを「ライブ」っていうのはおかしい。Liveって名詞じゃないからさ。ライブ・パフォーマンスのような使い方をするんだよ)のセットリスト。
“Love Innovation”(モーニング娘。)
“Be Alive”(モーニング娘。)
『未来ドライブ』(Buono!)
都会っ子 純情』(℃-ute)
・16歳になったから、私の16(いろ)んな面を見せていきたいと思って選曲した、という井上さん。本イベントで数少ない、彼女による中身のある発言の一つである。
・はじめの三曲はどちらかというと井上さんの歌声をじっくり聴いて、最後の『都会っ子 純情』で盛り上がるという構成はよかったと思う。
・井上さんの持ち味からすると、個人的にはトークをもう少し削って、あと一、二曲くらい聴きたかったかな。
・見抜いてほしい、見抜いてほしいを連発してましたねえという感じのことを言ってから、「トークの幅を広げてほしい」と最後に再度、注文をつける鈴木さん。井上さんはちょっと拗ねたような感じで間を置いてから、「たしかに」。

最後の高速お見送りでは他の99%の来場者と同様に「おめでとう」と言って、他の99%の来場者と同様に「ありがとうございます」と返してもらった。15時半に退勤したけど、渋谷で井上玲音さんを鑑賞して家に帰ると一時間以上は残業をしたくらいの時間になるんだから、胸を張っていいんだよ。