2018年5月1日火曜日

Go ahead SPECIAL (2018-04-28)

金曜の23時頃、一泊の国内出張から帰宅。24時すぎに寝たが5時半頃に目が覚める土曜日。深く眠れていないのかもしれない。リラックスしきれていないんだろう。よくあることだ。土曜は6時とかもっと前に起きて、日曜には8時くらいまで起きられない。疲れが溜まっているとこうなりがちだ。今日からゴールデン・ウィークだが、私は日曜日の午前は家でエクセルのデータをパチパチやる必要がある。火・水は広島からラップトップでアレコレしないといけない。完全に仕事から離れられないのは不本意だが、状況が許さない。旅行をキャンセルしなくて済んだのが幸運ではあるが、完全に長期休暇が始まったとは言えない。今日にしても部下の一人が家で働いている。緊急連絡があったら私の私用携帯に電話をかけるように言ってある。会社のiPhoneをバックパックに入れて家を出る。

ジョルダン乗換案内で検索したところ清水までは4時間くらいかければ新幹線を使わなくても行けることが分かった。新幹線を使うと6千円台、在来線で3千円台だった。節約のため行きは在来線、帰りは新幹線で帰宅する。冷蔵庫からFamily Martのバター・コーヒーを取り出して6時40分くらいに家を出る。池袋、大船、熱海、清水。長距離を乗り継いでいくと景色だけじゃなく車内の雰囲気が変わってくる。静岡には父親が単身赴任をしていたことがあって。その頃に一度来たような、来ていないような。仮に来ていたとしても記憶があやふやなので初めてに等しい。そんな私にとって静岡のファースト・インプレッションとは、立つのも楽そうではない背中の曲がった老淑女を前にしても動じずにアヒル口でスマ・フォをいじって座り続ける清水エスパルスのアロハ・シャツをお召しになった中年の紳士。車両連結部で腕を組んで身体を揺らしながら窓に向けて何やら独り言をつぶやかれている老紳士。PASMOで出られない清水駅の改札。ICカードのエリアがまたがっているためわざわざ改札横の駅員がいるところにPASMOを提示しなければならない(職員が中の機械でピッてやったらすぐに精算できるのに何で自動改札で出来ないんだ)。ただ駅を出るために30人以上が並ぶ光景。Sheeit.

改札を出ると、今日は試合があるらしくエスパルスのユニフォームを着た人たちがちらほら。シャトル・バスを待つエスパルスのオタクで混んどると思って列を通り過ぎたが、どうもフットボール愛好家にしては変な感じの人たちなのでもしかしてと思ったら、Juice=Juiceのグッズ列だった。200人以上いてはったんちゃうかな。並ぶ気にならん長さ。当初はまず日替わり写真を確保してから昼飯を食うつもりだったが、予定変更。メシだ、メシ。駅の逆側の商店街を散策。三つくらい気になる店があった。久松に入る。背中のひん曲がったおばあちゃんに、一番人気のまぐろづくし1,250円(税込みで1,350円)を頼む。安いしそんなに期待していなかったんだが、これがこれが。出てきた瞬間にこれはやばいと。本当に贅沢なまぐろ鮨で。ネタがシャリと変わんないくらいでかいし。こんな上物、東京だったらこの三倍は出さんといけんよ。久し振りにリアルな鮨をいただいた。この間、Juice=Juice福井公演の翌日に金沢で食ったアレは何だったんだ。とにかくこの店はオススメ。久松といったら郁美かここ。会計。めちゃくちゃおいしかったです。あーどうも! 毎日ね、市場に行ってね、買ってますからね。外の看板。当店のまぐろは店長が今朝市場(清水港)にて良質なまぐろを選び一匹買いしたものです。味がしっかりした新鮮な清水港のまぐろをどうぞお召し上がり下さい。

目論見通り、私が絶品のまぐろに舌鼓を打っている間にグッズ列は半分くらいになっていた。愛理と印字された黄色いTシャツを身にまとって海辺の方向を歩く紳士。何なんだ…。日替わり写真の宮崎由加さん、高木紗友さん、金澤朋子さん、植村あかりさん。DVD MAGAZINEの16と17。A5ワイドサイズフォトアルバム。日替わりの金澤さんと植村さんは名古屋から夜公演に駆けつけるMの分。代講しますよって私から申し出た。恩は売れるときに売っておいた方がいい。人間関係ってのはギヴを続けていれば望まずともテイクが来るもんだから。DVDが2枚もあったけん、だいぶ値が張ったのでコレクション生写真は回避。

13時52分頃、今日の会場、静岡市清水文化会館マリナートに入る。宮崎由加さんの日替わり写真では、いつもの自画像が宮崎と書かれたピンクのTシャツを着ている。まさにそのTシャツを着て、席に向かう私。今日は昼が17列。通路席に座る白髪混じり紳士にすみませんと声をかけても立つどころかほとんど身体を動かしてくれない。性格がアレなのか、それとも老衰で身体が意思に付いていかないのか。17列は、数字以上に近かった。ステージとの距離は中野サンプラザでいう1Fの前半分のブロックに収まるくらいだったんじゃないかな。しかも段差が多くてね、見晴らしがいい。双眼鏡(6倍)を駆使すれば濃厚な視覚的娯楽を得ることができた。

曲のイントロで何度もどよめきが起きる新鮮さ。これが味わえるのはツアーの初演だけ。2回目からはだいぶ薄れる。リピーターがそれだけいるってこと。一曲目が『Dream Road~心が躍り出してる~』所謂ドリローで。久し振り。おおそう来るかっていう。あとは何といっても『ブラックバタフライ』だね。観客全体がざわめき立っているのが伝わってきた。コンサートでこの曲が披露されたのはいつ以来なんだろう。

隣が挙動に落ち着きがない紳士で。両手に二本ずつペンライトを持ってね。振り真似なのか何なのかよく分からないクネクネした動きをしていて。終盤は疲れたのか動きが小さくなっていた。この間の飛行機でもそうだったけどさ、隣に変なヴァイブスの人がいるとこちらもそわそわする。何か感染するっていうか。

途中でJuice=Juiceの皆さんが白い衣装を脱いで、上下に分かれた赤い衣装の上に派手柄ブルゾンを羽織る場面があるんだけど、金澤朋子さんだけジッパーが全開だった。着る時間が短くて間に合わなかったんだろうけど、曲の間に閉めようとして2-3回失敗していて、最後には諦めていて、可笑しかった。公演毎に、誰がブルゾンのジッパーを閉めるのに成功し、誰が失敗するのか、注目すると面白いだろう。

金澤朋子さんはおへそを出すのがイヤなことで知られている。今日もおへそは全く見えていないのに、何度かパンツ(下着ではない)をずり上げて気にする素振りを見せていた。この話題は2018年3月17日のヤングタウン土曜日に彼女がゲスト出演した際にも出た。不思議がる明石家さんまさん。お前、へそが性感帯なの? 私は喫茶店かどこかでイヤフォンで聴いていたんだけど、その発言を聞いたときは変な声が出てしまった。どうなんですかねえ、という感じで金澤さんがはぐらかして特に騒ぎにはならなかったんだけど、明石家さんまさん以外の誰かが言ったら発言主の芸能活動継続に支障をきたすくらいの発言だった。それはともかく、おへそ以外を出すのに抵抗はないようで、終盤の衣装ではデコルテと脇を存分に見せてくださった。彼女がいちばん露出が多く、チューブトップのような形だった。本ツアーの最大の見所の一つと言わざるを得ない。

段原瑠々さん:ホールでのコンサートは℃-uteさんのバックダンスで何度も出させてもらってきた。でもJuice=Juiceの一員として出るのは気持ちが全然違う。(京都FANJでも、Juice=Juiceとしてコンサートに出演することに関して似たことを言っていた。)スポットライトが自分に当たる。わあ今るるスポットライト当たっとるってなる。誰も挟まずに皆さんと対面している。

植村あかりさん:ツアーのテーマがセクシー。セクシーの見本を見せてくれるダンスの先生。私の何十倍も何百倍もセクシー。私は先生のようにはなれないけど(観客、エーイング。どの口が言うんだ! と宮本佳林さん)、先生から吸収したり、セクシーな人の動画を観たりして勉強している。

高木紗友希さん:私はJuice=Juiceの中でもセクシーから最も遠いメンバー。(観客、エーイング。)そういうのはいいんです。長い付き合いなんだからやめてくださいよ! 私はダンスのときふんっ! って力が入ってしまうんです(吹き出す植村あかりさん)。そこを先生と話して直そうとしている。私もセクシーなDVDを観ている。

宮崎由加さん:私は24歳だし、セクシーさは持ち合わせている方だとおどけてファンからのフーを呼び込み、これからもよりセクシーになれるように頑張る的なコメント。

公演後、駅前でMと合流。さっきまで目利きの銀次でやっていたようだ。夜公演の後は私がすぐに帰るため、ゆっくり話すことができない。どこかに入ろうと商店街を歩く。さっきの久松へ。まぐろづくしはあまりに安いからてっきり昼だけのメニューかと思ったが夜も頼めた。みかんサワーを頼んだら付いてきたたっぷりのシラス。黒はんぺんフライ。厚焼き卵。どれもこれも味がいい。安い。ただ客が増えてくるとおばあちゃんが注文をさばききれなくて。たぶん店長のお母様だと思うんだけどね。店長がおばあちゃんに叱り続けるような感じになっていて。ちょっと気の毒でいたたまれない感じになっていた。店長は調理全般を一人でやっているようで。この二人で回すのは無理があった。私たちの後に入ってきた二人組は痺れを切らして注文する前に帰った。Mは前の店でどうもがっつり食べてきたらしく、苦しそうだった。清水まで来て目利きの銀次なんかで腹を満たすのはだいぶ惜しいことをしたな。

夜公演は席が7列だった。17列も悪くなかったけど、7列はぜんぜん違った。左寄りの位置で。宮崎由加さんが正面に来ることが多くてね、久し振りにJuice=Juiceのコンサートで、推しと向き合う感覚を味わった。昼よりも公演に入り込めた。久松を出てからコンビニで濃いめハイボール350mlを飲んでいた。酔いはせんかったけど、これも功を奏したんじゃないかな。

ブルゾンを着用する場面では、昼公演に続いて金澤朋子さんがまったくジッパーを閉じれていなかった。あと段原瑠々さんも開いていたが、はじめのうちに閉じることに成功していた。金澤さんはまたしても最後まで閉じられず。梁川奈々美さんも途中から?脱げかけている感じになった。サイズが大きいので、激しく踊るとはだける。それもセクシーに見せるための狙いなのかもしれない。

植村あかりさん:モニターに映るメンバーがセクシー。昼公演で後ろ(客席と反対側)を向いたときにモニターに映るるーちゃん(段原瑠々さん)がセクシーだった。自分にはできない感じ。(照れて高木紗友希さんに抱きつく段原さん。)

高木紗友希さん:今日はテンションが上がって、梁川奈々美ちゃんにキスしちゃった。(うちの子に何するのって感じで睨みつける宮崎由加さん。お母さん!と茶化すメンバー。紗友希なんてあっち行きなさい!とはたいたと明かす。お尻を叩かれたと高木さん。)

金澤朋子さん:MISSION 220をやっていたころに比べれば、今はコンサートの数が少ない。リハーサルをやっていても皆さんの反応がない。フーとか言われないのが寂しい。(フーをやる我々。そうそれという感じの金澤さん。)

宮崎由加さん:皆さん目が足りないと思うんですよ。色んなところで色んなことが起きていて。『泣いていいよ』で私はやなちゃんと手をつないで入ってきたんですけど見てました?(結構な数の観客が手を挙げる。お金払ってくださいと高木さん。(梁川さんにキスをした)紗友希が言わないで! 私のために争わないで。笑い。

昼公演の前に愛理と印字されたTシャツをお召しになった紳士を見たときは何だこいつは…アタマ大丈夫か? という感じだったが、夜公演の後に清水と印字された黄色いTシャツの紳士を見たときはさすがにくすっと笑った。ここでしか使う機会がないとお知り合いに話していた。

トークがほとんどなく、休む暇のない(それこそ金澤さんがジッパーを上げる余裕すらない)展開。我々にも座らせてもらえる時間はゼロ。℃-uteも成熟してきた頃はこういう感じだった。2015年秋ツアーの℃an't STOPとかさ。もうJuice=Juiceはあの頃の℃-uteの水準に達していると言って差し支えないでしょう。しかもこれ初日だからね。この完成度。最後はどうなっちまうんだっていう。私はこのツアーの全11公演中、大阪の2公演を除く9公演に入らせてもらうので、それを見守っていくのが楽しみでならない。静岡に遠征しに来たのは初めてだったけど、静岡市清水文化会館マリナートは観やすくていい会場だった。そして静岡ではおいしいまぐろを食べられることを知った。また来たい。Mと静岡駅で別れ、プラットフォームの売店で明日の朝食用に富士製パンのようかんパン378kcalを買って新幹線に乗り込んだ。


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