2019年1月30日水曜日

NEW AGE (2019-01-05)

中野サンプラザ前。トレーディング・スペースとして設けられたテントの脇。コンパクト・ディスクの山が出来つつあった。その中にこぶしファクトリーのシングル(何だったかは忘れた)があった。お、欲しい。持ち主が積み終わってどうぞと言った次の瞬間、黒いベンチ・ウォーマーを羽織った白髪交じりポニー・テールの有名おまいつさんがハゲタカのようにかっさらった。こぶしファクトリーはその一枚だけで、残りは全部モーニング娘。だった。無念だが乞食としての技量では私に勝ち目がない。彼は見た目からしてそれっぽいし。ていうかあんた、こぶしは買ってないんかい。知り合いが多そうなわりにディスクを恵んでくれるコネクションも持ってないんかい。と脳内で悪態をつきながらモーニング娘。の『フラリ銀座/自由な国だから』をいただく。一枚でよかったのにボックスしか置いてない。今はYouTubeでビデオ・クリップのフル・ヴァージョンが無料で観られるから、音声だけのディスクに1,080円を出すってのは割に合わない。曲の良し悪しとは関係ない。モノとしても2-3曲のためにディスク1枚ってのはカサを取りすぎる。一度mp3に変換したらもう用済みなわけだし。大量にあると捨てるのも楽じゃない。完全に無駄でしかない。アルバムだったらまだ分かるんだけどさ。もう世界の音楽視聴スタイルはストリーミングに移行した。アップフロントもそろそろディスクの売上に固執するのはやめていいんじゃないかと思う。コンパクト・ディスクを媒介にしなくても接触やミニ・コンサートに食いつくよ。オタクさんは。今と変わらず集金できるって。まあディスクの売上でおまんまを食ってるレコード店との共存共栄とか、色々あるだろうから、バッサリとは切れないだろうけど。実験的にね、たとえばリリースから一定期間が経過したらストリーミングに開放するとか、やってみてもいいんじゃないかな。現にYouTubeには発売前から載せているんだから。大丈夫だって。

カレッジ・コスモスの前座に間に合いたかったので、早めに入場列に並んだ。場内のグッズ列。日替わり写真は高木紗友希さんと浅倉樹々さんにしよう、もし売り切れていたら小野田紗栞さんあたりにしようと考えていたが、高木さんと浅倉さんのが買えた。浅倉さんの日替わりはつばきファクトリーの中ではいち早く売り切れている印象がある。コレクション生写真を二枚買った。三日にも二枚買っていた。そのときに当たったのは山木梨沙さんと新沼希空さんだった。トレーディング・スペースのテントに突撃し何人かに小野瑞歩さんとの交換を持ちかけたが、一人目は小野さんを所持していたが交換を拒絶、あとの三人はそもそも小野さんを所持していなかった。で、今日二枚を買い足したら何と自力で小野さんを当てた。やった。もう一枚は小田さくらさん。アップフロントが私に割り当てた右側前方ブロックの5列、通路席。アップフロントが私に郵送した2019年冬ハロコンのチケット三枚中、最良の席だった。(今回は三回のうち二回が前方ブロックの通路席と、引きがよかった。)

カレッジ・コスモス。清楚そうな雰囲気の二十歳前後のナオンの集合体。曲が始まって数秒で、私は愕然とした。歌っとらへんやないかい。何と口パクだったのである。ソウルのない、ただひたすらにこぎれいで無難な数分間。その上、肌もほとんど露出していない。さすがに山木さんだけは格が違った…と言いたいところだが、こんだけ人数がいると別にそんなこともなく、同化していた。前座とはいえ、Hello! Projectのステージに立つ集団として、まず土俵に上がれていない。関係者は何を考えているんだ。どういう利害があってこうなったんだ。誰にどう売り込んでいきたいんだ、この集団を。Hello! Projectの客層のどういうセグメントに刺さるんだ。少なくとも私は完全に見限ったよ。一目瞭然。カレッジ・コスモス、クソ・ワック集団。マジ興味ねえ。

前座が終わると右にいたピンチケ風な青年(スパッツの上にハーフ・パンツを履いているタイプ)が、連れと連番したいんで席を代わってくれませんかと言ってきた。どこですかと聞くと、何と2列目の通路席だと。即座に承諾。入れ替わりにあざっすとエッチそうでマブめな若いナオンが言ってきた。5列の44番から2列の43番に格が上がった。ピンチケの彼もナオンと連番できてcockが上がった。中央ブロックは1列の前に0列というのが何列かあるけど、サイドのブロックは二列が本当に二列目。ほぼ最前。思ってもみない幸運。前の人たちが背が低めで飛ばなかったので、よく見えた。位置的に、すぐ前にあったひな壇を観る時間が長くなった。稲場愛香さんをしばらく見つめていると、反応をくださっているような感触があった。谷本安美さん、山岸理子さん、小野瑞歩さんを観ながら、私はこんな美人さんたちに似顔絵を描いてもらった(小野さん、谷本さん)/描いてもらう(1月26日、小野さんと山岸さん)んだ…と感慨に浸った。

平均的な席で観るのと最前付近で観るのとでは異なる体験であるというのを改めて実感した。それを享受できるだけの体調だった。年末年始は9連休なんだが、8日目にして初めて体調がよい。身体のコリかと思っていたが、どうやら寝すぎが最大の原因だったようだ。私の真面目な性格が災いし、ストイックに休息を取ろうとした結果、寝すぎた。後から読んだところによると、寝すぎると脳の血管が拡張しすぎ、周囲の神経を刺激することで頭痛が起きる。そして体を動かさない時間が続くので筋肉が緩みすぎ、血流が悪くなることで体がだるくなる(小林弘幸『自律神経が整えば休まなくても絶好調』)。寝すぎて眠い、それでまたたくさん寝てしまうという何の得もないサイクルで連休の大半をフイにした。36年も生きているのに身体について知らないことが多すぎる。睡眠時間を調整し、ようやく今日になって良好な体調を取り戻した。

スペシャル・ゲストは熊井友理奈さん、夏焼雅さん、須藤茉麻さん。須藤さんはBerryz工房にいた頃よりも今の方が洗練されている。最近は写真によっては牧野真莉愛さんに見えるほどだ。『なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?』と“cha cha SING”。曲が始まったときにひな壇にいた広瀬彩海さんと浜浦彩乃さんのはしゃぎ方が尋常ではなかった。“cha cha SING”ではひな壇にいたつばきファクトリーとこぶしファクトリーがバックダンサーとして合流した。この曲のお祭り騒ぎはハロコンにぴったりだ。

ダンス部はやっぱり山岸理子さんに目がいく。こんなとんでもないおっぱいで普段のHello! Projectにはない激しくてキレキレな動きを見せられてしまうと、もう他に目をやる余裕がなくなる。もう反則だよ、りこりこ…。Hello! Projectの歴史を振り返るとダンスが得意なメンバーさんといえば清水佐紀さん、中島早貴さん、鞘師里保さん、石田亜佑美さん、稲場愛香さん等々が頭に浮かぶが、山岸さんほどおっぱいに優位を持つダンサー・タイプのメンバーさんは過去にいなかったのではないか。つまり彼女は団体の20年の歴史でも類を見ないニュー・タイプなのである。乳だけにってやかましいわ。何を言うとんねん。しばくぞ。

アンジュルムとBEYOOOOONDSに加入した新人さんたち(私はまだ顔と名前が一致しない)が登場するトーク・セグメントで、新人さんの誰かがドラムが上手になるコツをまことさんに聞いていた。まことさん曰く、おへその下、身体の中心でリズムを感じること。そうすれば自ずと出来る。意識しないでやっている。天性だと…と感心する山木梨沙さん。自分は努力型なんだが…と否定しつつ、言語化するのが難しい。自転車に乗るようなものだと説明するまことさん。尊敬のこもった反応を見せる登壇者と観客。

最後の曲、“Wonderful World”で通路からステージに走り抜けていった譜久村聖さんからいい匂いがしたが、私自身からもいい匂いがした。おととい購入したイルプロフーモのショコラ。とても気に入っている。前回は左の通路席、今日は右の通路席だったけど、共につばきファクトリーは誰も来なかった。このNEW AGE公演ではつばきファクトリーの降臨自体がなかったようだ。せっかくの席をもらったのに、小野瑞歩さんが目の前をお通りになる機会がなく、残念だった。

池袋。私が近所に住んでいた無職時代からたまに利用するようになったお手頃な居酒屋、帆立屋(駅から遠い方)。ミント&レモン酢サワー、生ガキ1個、湯豆腐。あと、お雑煮。ごぼう、人参、大根、ほうれん草。汁は1月4日(金)に仕込んだ模様。柚子が香る。四角い餅が二つも入っている。二つは多すぎる。糖質が100g前後あるのでは。申し訳ないけど一つは残した。オジサンは糖質をほどほどにしておいた方がいい。ただ、若い女性は糖質をある程度、摂取しておいた方がよいようだ。夏井睦『炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】』によると、穀物を食べ始める前の人類は男も女も体型がほとんど変わらなかった。穀物が人類にもたらした数少ない利点の一つが女性の体型のボン・キュッ・ボン化である。糖質摂取を発端として生まれる脂肪細胞が女性ホルモンのエストロゲンを分泌しその値が高いと豊満な胸とくびれのある体型、女らしくて可愛い顔立ちが生まれる。糖質なくしてりこりこはりこりこたり得なかったのである。