2018年6月29日金曜日

Go ahead SPECIAL (2018-06-16)

不調だけど33迎えたわ 元気なふりだけだぶっちゃけたら
(KEN THE 390 feat. サイプレス上野、DOTAMA、『調子悪い』)

これはボクの持論なんですが…。栄養、睡眠、運動が十分であれば整体は必要にならないんです。以前、先生がそう言ったときはバツが悪かった。私は月に一度、この整体院に通っているからだ。去年の今頃だったかな、通い始めた頃は週に一回だった。身体にクセが付いているから、歪みを治してもらってもすぐに戻っていたんだ。それが今では一ヶ月くらい持つようになっている。整体を受け続けて感じる変化の一つとして、電車で席に座りたいと思うことが少なくなった。元々、狭い場所に見ず知らずの人と身を寄せ合うのがイヤなのでよほど空いていない限り座らなかったのだが、今ではもうちょっと前向きな気持ちで立っている。立ち続けるのがつらいというのはあまりなくなった。とはいっても、体調が常に良好というわけにはいかない。身体の歪みが軽減してきた次の段階として、栄養、睡眠、運動に関わる習慣の改善に移行しなければならない。ある程度はやっているんだが、先生の言葉を信じるならまだまだ足りていないんだろう。目標は整体が不要な身体である。いくらカネと自由な時間があったって、頭が痛ければ楽しむどころではない。私は2015年2月にこのブログを始めて以来、約150本、74万文字以上の記事を投稿してきた。いつも思うんだけど、文章を書く上でいちばん大事なのは体調を整えることだ。しんどい状態でいくら時間をかけても新しい発想は浮かんでこない。Twitterなら頭を使わなくてもポンポン言葉を出せるが、数千字のブログはごまかしが効かない。気分よく、頭が冴えた状態をいかに作るか。(次に大事なのは何かしらネタを書き留めておくことだ。キーワードの羅列でいい。記憶のアンカー。)何をやるにしたって、心身の健康が土台だ。ジャンク・フードばっか食って健康な奴もいるし、会社に納豆を持ち込んで社員食堂のメシに付加しているのにしょっちゅう風邪をひく奴もいるから、結局は遺伝によるところが大きいのかもしれない。それでも元気に過ごすために学べることは学んで、出来ることはしていきたい。成果も大切だが、何かを学んで実践することそれ自体に愉悦がある。どう生きようと最後は誰でも死ぬし、いつ何が理由で死ぬかは分からないんだから、私は過程を楽しみたい。最悪、Hello! Projectの現場がある日までに帳尻を合わせられればいい。極力それが出来るように努力はしているのだが、ほぼ毎週末、何かしらの現場がある状況では体調が原因で楽しみきれない日も出てくる。今日がまさにそうだった。

昼も夜もいい席をもらっていたので、楽しみにしていた。昼が7列の中央、夜が6列の左側。エグゼクティブ・パス2017先々行受付の恩恵。収容人数1,292人の比較的、こじんまりした会場で7列、6列ってのは相当に近い。それを受け止める準備が自分に出来ていなかったのが、残念でならない。

Kendrick Lamarさんの“To Pimp a Butterfly”を聴き、レナート・バルディさん with 片野道郎さんの『モダンサッカーの教科書』を読みながら電車に揺られる。三郷駅。三郷市文化会館。前回ここに来たのは去年の4月29日だった。そのときと同様、今日の用件はJuice=Juiceのコンサートだ。13時半少し前に到着。アンオフィはまだ出ていない。誰も並んでいないグッズ列。まだ日替わりは誰のも売り切れていない。宮崎由加さんと高木紗友希さんの購入。このツアーに関しては、売り切れで買えなかった広島公演以外は毎回、このお二人の日替わりを購入している。Juice=Juiceの現場では宮崎由加さんと誰かもう一人の日替わりを選ぶことが多い。このツアーに関しては楽屋におけるメンバーさんたちの様子を絵に描いた高木さんの書き込みが収集欲をそそる。今日は金澤朋子さんが梁川奈々美さんをおいやながわ! と怒鳴りつけている絵だった。朝から並ばなくてもサクッと買えるJuice=Juiceのグッズ売り場。好き。これが本来あるべき姿だ。品数と売り場窓口の数を十分に用意してくれれば、7時半から並んで若い女オタクから代理購入の注文を受け付けるキモジジイ集団という悲劇を目撃しなくても済むのに。

昼公演(14時開場、15時開演)

何で私はココにいるんだ。今日の二公演を観たらこのツアーに入るのが7回になる。来週も二公演。こんなにたくさん来る必要があったのか? たぶんなかった。正直、家でゆっくりW杯でも観ていたかった。元気なときならそれほど気にならないんだろうけど、右のキモめな若者に生気を持って行かれた。小鹿のような脚をさらに強調するピッタリしたパンツ。目が隠れるくらいの長さの髪。緩めなTシャツ。別に迷惑ではなかったが、普通ではない雰囲気を出していて、そいつが金澤朋子さんのラインで飛ぶ度に気が散った。2-3列前にはガタイのよい紳士がいて、その紳士越しのステージは見えなかった。中央にいて中央が見えないというのは結構きついものがある。その紳士は何も悪くない。鑑賞方法は至って常識的だった。この会場はステージとの距離が近いけど、あんまり傾斜がないんでね、ちょっと背が高い人が前方にいると一気に見づらくなる。

ロマンスの途中』の途中で、一瞬スクリーンに何かの日程が出ていた。10/13 Zepp Nambaというのが見えた。たぶんその上は10/10なんだろう、つまりJ=J Dayの発表だと思った。その通りだった。気付いた人、結構おったんとちゃう。あと、これはネタばれはなかったんだけど、ライブハウス(和製英語)ツアーの開催も発表された。コンサートの後に考えて、J=J Dayは東京、ライブハウス(和製英語)は日帰りで済む新宿と甲府だけを申し込むことにした。経験上、新宿は落選の可能性が高いし、甲府も分からない。稲場愛香さんが加入したばっかりで応募数も増えるだろうしね。落ちたなら落ちたでいいや。出費が減ってラッキーと思うことにする。最近の私は遠征のしすぎでお金が面白いくらいに減っている。口座残高がジャスト・イン・タイムだ。かんばん枚数が少ない。在庫管理だったら高度な技能だが、永続的な収入が保証されているわけではない労働者によるお金の管理としてはよろしくない。稲場愛香さんに関しては、宮崎由加さんが彼女の加入について、私たちもはじめはびっくりしたけど、今では楽しみだという旨のことを言っていた。

植村あかりさん:今日は(地元の埼玉なので)朋子の声がよく聞こえてきた。Juice=Juiceの声はみんな好き。ここにさらに愛香ちゃんの可愛い声が入るのが楽しみ。

宮本佳林さん:久しぶりのコンサートで忘れていたけど、思い出しリハーサルをやったら思い出した。私の頭、凄い。

高木紗友希さん:個別握手会で、何でアルバム出るのにライブじゃなくて舞台なのってふてくされてる人がいた。今日、ライブの開催を発表できてよかった。

金澤朋子さん:(地元の埼玉公演ということで張り切って)昨日、前髪を切って歯科検診にも行った。虫歯なしで迎えられた。

宮崎由加さん:昨日の思い出しリハーサルを楽しみすぎて、首が筋肉痛になった。翌朝に来たので、まだ24歳だなと思った。

最後の『未来へ、さあ走り出せ!』の曲中になぜか涙ぐんでメンバーさんたちから慰められる梁川奈々美さん。

終演後、デコルテとワキを見せてくださっている金澤朋子さんのアンオフィを購入。旺仔でマーラータンを食って生ビールを飲んで、17時57分に会場に戻るとアンオフィはいなくなっていた。旺仔は去年と比べてメニューを変えていた。リアル回鍋肉というのが気になった。他は普通なのにこれだけ名前にリアルって付いてるの。昼飯が多くて、お腹が空いていなかった。夕飯はスキップするのが正しかったんだけど、食い意地が理性を上回った。マーラータンはいまいちだったな。

夜公演(17時半開場、18時半開演)

なぜかここでもキモ目な野郎は必ずエラそな感じでサグぶる
(DJ OASIS feat. K DUB SHINE、三善/善三、JUN-G、『だからどこでも』)

私が立ち上がっても何も言わずムスッとした面で通り過ぎるふくよかな紳士。ほのかに臭う。ある程度、場数を踏むと、こいつはちょっとやばいなというのが分かるんだよね。そいつがすぐ右隣。チェック柄シャツの下はオレンジのRURU DAMBARA。その瞬間、私は自分にR.I.P.のメッセージを送った。伝わってくる異常な雰囲気。感じの悪さ。気持ちの悪さ。昼も夜も、右が変な奴。気が滅入る。こういう日なんだよ。やり過ごすしかない。体調が一向に回復しないし、そいつをなるべく視界から外して自分の世界に入り込むため、私は双眼鏡を構え続けた。声も出さず、身体も動かさず。傍から見りゃこんな近距離で双眼鏡に没頭する私が不気味な異常者だったろうけど、こっちにはこっちの事情があったんだ。6列目から6倍の双眼鏡で得られる絵は物凄かった。メンバーさんのお肌の質感までよく見えた。金澤朋子さんの生々しいワキ汗。体調がアレすぎて声を出す気にも音楽に乗る気にもなれなかったんで、とにかく双眼鏡越しの映像を目に焼き付けることに専念した。横のふくよかな紳士が『風に吹かれて』のやめて! とごめん! を見た目とよくマッチした甲高い声で叫んでいるのが聞こえてきた(そこで声を出す奴を初めて見た)。私はほぼずっと真顔だったんだけどそのときばかりはちょっと噴き出してしまった。

宮本佳林さんがコンサートの冒頭に、巷ではサッカー盛り上がっていますけれども。ハットトリックもあったりして。ロナウドさんですか。私たちもそれに負けない勢いでゴールを決めるので、付いてきてくださいね! 的なことを言っていた。家を出る前にそのポルトガル対スペインを観て感銘を受けていた私は、いやいやロナウドさんの方が凄いよ、あの試合を観たんですかあなたはと普通に思ってしまった。私が元気だったら、そんなことは頭をよぎらなかっただろう。体調がすぐれないとギスギスしたノリの悪い思考になってしまう。

アンコール明けの『泣いていいよ』でつまずく宮本佳林さん。最後のコメントによると、膝を擦りむいたけど、足首は痛くないという。同じタイミングで私も転んだ、と明らかにする金澤朋子さん。ちょうどそのときの歌詞が深く沈むと高く翔べるからだった。いつかそんなこともあったと一緒に笑おうよ、と歌いながらまさに今のことだなと歌詞を噛みしめていた。同じこと考えてた、と宮本さんが身を乗り出す。

今日は昼公演も夜公演もアンコールのチャントが朋子! 朋子! だった。金澤朋子さん曰くアンコールの朋子コールが嬉しかった。私は友達が多い方じゃない。家族は多いですけど。千人超えてる? 千人を超える人たちから朋子! って呼ばれる日が来るとは思わなかった。

普通に過ごす分には大丈夫だが、大声を出したり身体をガンガン動かして弾ける元気がない。コンサートで元気が出る場合もあれば、元気が足りなくて楽しみきれないコンサートもある。こういうときもあるさ。受け入れるしかない。帰り道、三郷駅の手前でガラの悪めな関西人さんが道路にはみ出して歩いていた。轢かれるやろ!! 早よ行けや!! と一人が叫んだ。埼玉にいながらリアルな大阪を感じられて、少しほっこりした。